JP2616208B2 - 自動変速機の油圧源装置 - Google Patents

自動変速機の油圧源装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、有段又は無段の自動変速機の油圧源装置に
関するものである。
(ロ)従来の技術 従来の自動変速機の油圧源装置として、例えば特開昭
58−121349号公報に示されるものがある。これに示され
る自動変速機の油圧源装置であるオイルポンプは、オイ
ルポンプ駆動軸によって常にエンジンのクランク軸と連
結されており、クランク軸が回転している限り常にオイ
ルポンプのギアも同一回転速度で駆動されている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような従来の自動変速機の油圧
源装置には、オイルポンプにおける損失が大きく、変速
機の効率が低下するという問題点がある。すなわち、オ
イルポンプの吐出容量は最悪条件においても必要な油量
が確保されるように設定される。最悪条件とは、エンジ
ンのクランク軸の回転速度が最も低い状態(例えばアイ
ドリング回転速度)であって変速機の油温が高くシール
部などからの漏れが最も多い場合である。また、Vベル
ト式無段変速機の場合には、急変速時にプーリのシリン
ダ室に大量の油を送り込む必要があり、この場合が最悪
条件である。このような条件でも必要流量を確保するた
めに、オイルポンプは大型なものとなる。このような、
大型のオイルポンプがエンジンの高速回転時には同様に
高速で駆動されるため、必要のない大量の油を吐出する
ことになり、エンジンの駆動力がむだな動作のために消
費されてしまう。本発明はこのような課題を解決するこ
とを目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、エンジンによって直接駆動される主オイル
ポンプの外に、作動・非作動状態の切換が可能な副オイ
ルポンプを設けることによって、上記課題を解決する。
すなわち、本発明による自動変速機の油圧源装置は、エ
ンジン(10)によって常時駆動される主オイルポンプ
(101)と、エンジン又は自動変速機の回転部材からク
ラッチ(105)を介して駆動力が入力可能な副オイルポ
ンプ(103)と、主オイルポンプからの吐出油量が不足
する場合に上記クラッチを締結状態とする信号を出力す
る油圧源制御装置(200)と、を有している。なお、か
っこ内の符号は後述の実施例の対応する部材を示す。
(ホ)作用 通常の運転状態で大量の油を必要としない場合には、
クラッチは解放状態とされ、副オイルポンプは駆動され
ない。比較的小容量に設定されている主オイルポンプの
みが駆動され、これからの吐出油が利用されるが、多量
の油を必要としない運転条件では必要な油量が確保され
る。例えば、無段変速機の急変速時など多量の油を必要
とする場合には、油圧源制御装置からの信号によってク
ラッチが締結され、副オイルポンプが駆動される。した
がって、主オイルポンプの吐出量に副オイルポンプの吐
出量が加算されるため急変速時に必要な流量を得ること
ができる。
なお、アキュムレータを設けてこれに蓄圧しておき、
副オイルポンプの吐出圧の立上りの遅れを補助するよう
にすることもできる。また、ブレーキ踏力に応じてクラ
ッチの伝達トルクを制御することもできる。
(ヘ)実施例 (第1実施例) 第1図に無段変速機の動力伝達機構を示す。この無段
変速機はフルードカップリング12、前後進切換機構15、
Vベルト式無段変速機29、差動装置56等を有しており、
エンジン10の出力軸10aの回転を所定の変速比及び回転
方向で出力軸66及び68に伝達することができる。この無
段変速機は、フルードカップリング12(ロックアップ油
室12a、ポンプインペラ12b、タービンランナ12c、ロッ
クアップクラッチ12d等を有している)、回転軸13、駆
動軸14、前後進切換機構15、駆動プーリ16(固定円すい
部材18、駆動プーリシリンダ室20(室20a、室20b)、可
動円すい部材22、みぞ22a等からなる)、遊星歯車機構1
7(サンギア19、ピニオンギア21、ピニオンギア23、ピ
ニオンキャリア25、インターナルギア27等から成る)、
Vベルト24、従動プーリ26(固定円すい部材30、従動プ
ーリシリンダ室32、可動円すい部材34等から成る)、従
動軸28、前進用クラッチ40、駆動ギア46、アイドラギア
48、後進用ブレーキ50、アイドラ軸52、ピニオンギア5
4、ファイナルギア44、ピニオンギア58、ピニオンギア6
0、サイドギア62、サイドギア64、出力軸66、出力軸68
などから構成されているが、これらについての詳細な説
明は省略する。なお、説明を省略した部分の構成につい
ては本出願人の出願に係る特開昭61−105353号公報に記
載されている。
主オイルポンプ101は、フルードカップリング12のポ
ンプインペラ12bと一体のオイルポンプ駆動軸によって
駆動されるように配置されている。したがって、主オイ
ルポンプ101はエンジン10の出力軸10aが回転している限
り常に駆動されることになる。一方、副オイルポンプ10
3は、クラッチ105を介して従動軸28と連結可能である。
したがって、副オイルポンプ103はクラッチ105を締結さ
せた場合にのみ駆動される。クラッチ105はソレノイド
によって切換えられる切換弁からの油圧によって後述の
場合に締結される。
第2図に油圧回路を示す。主オイルポンプ101及び副
オイルポンプ103は共にオイルリザーバ106内の油を吸入
しライン圧油路107に吐出する。ただし、副オイルポン
プ103の吐出油路には逆流を防止するための一方向弁104
が設けられている。ライン圧油路107の油圧はライン圧
調圧弁102によって調整される。副オイルポンプ103に駆
動力を入力するためのクラッチ105は、油圧源制御装置2
00からの信号によって切換わる切換弁110からの油圧に
よって締結される。油圧源制御装置200はブレーキ踏力
センサ202からの信号に基づいて作動する。
副オイルポンプ103の制御に関しては第3図に示す制
御フローにしたがって行われる。まず、ブレーキ踏力セ
ンサ202から信号を読込み(ステップ502)、ブレーキ踏
力が所定値以上であるかどうかを判断し(同504)、踏
力が所定値以上の場合にはクラッチ締結信号を出力し
(同506)、一方踏力が所定値より小さい場合にはクラ
ッチ解放信号を出力する(同508)。この結果、急制動
時にはクラッチ105が締結され、副オイルポンプ103が駆
動され、これからの吐出油が一方向弁104を介してライ
ン圧油路に供給される。こうすることによって、急制動
と同時に行われる変速比大側への急変速時に従動プーリ
26のシリンダ室32へ急速に油圧を送り込むことができ
る。したがって、主オイルポンプ101は急変速時以外の
必要油量を確保することが可能な容量のものとすること
ができ、小型化することができ、常時駆動される主オイ
ルポンプ101の損失が減少する。
(第2実施例) 第4図に第2実施例を示す。この第2実施例は、副オ
イルポンプ103からの吐出油路に切換バルブ120を設け、
切換バルブ120と副オイルポンプ103との間にアキュムレ
ータ122を設けたものである。この実施例の場合、エン
ジンブレーキ状態の場合にクラッチ105を締結させて副
オイルポンプ103を駆動し、アキュムレータ122に蓄圧さ
せておく。次いで、ブレーキ踏力から車両が急減速であ
るかどうかを判断し、急減速の場合には切換バルブ120
を開く。また、同時にクラッチ105を締結させる。これ
により、急減速と判断された場合には直ちにアキュムレ
ータ122から作動油が供給されることになる。
なお、クラッチ105は伝達トルクを制御可能な形式の
ものとし、この伝達トルクをブレーキ踏力の大きさに応
じて制御するようにすることもできる。こうすることに
よって副オイルポンプ103の駆動状態をより必要油量に
近い状態とすることができる。
なお、上述の実施例は変速機を無段変速機としたが、
有段自動変速機とすることもできる。この場合には、副
オイルポンプは例えば油温が所定値以上の場合などに駆
動するようにすることができる。
(ト)発明の効果 以上説明してきたように、本発明によると、副オイル
ポンプを設けて油量不足時にのみ副オイルポンプを駆動
するようにしたので、主オイルポンプの容量を低減する
ことができ、オイルポンプの損失を減少させ、変速機の
効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は無段変速機の骨組図、第2図は無段変速機の油
圧回路を示す図、第3図は制御フローを示す図、第4図
は第2実施例を示す図である。 10……エンジン、101……主オイルポンプ、103……副オ
イルポンプ、105……クラッチ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンによって常時駆動される主オイル
    ポンプと、エンジン又は自動変速機の回転部材からクラ
    ッチを介して駆動力が入力可能な副オイルポンプと、主
    オイルポンプからの吐出油量が不足する場合に上記クラ
    ッチを締結状態とする信号を出力する油圧源制御装置
    と、を有する自動変速機の油圧源装置。
  2. 【請求項2】副オイルポンプの吐出油路に設けられたバ
    ルブと、副オイルポンプとバルブとの間の吐出油路に設
    けられるアキュムレータとを有しており、バルブは油圧
    源制御装置からの信号によって開閉される請求項1記載
    の自動変速機の油圧源装置。
  3. 【請求項3】ブレーキペダルの踏力を検出するブレーキ
    踏力検出手段が設けられており、これからの信号に基づ
    いて油圧源制御装置は踏力が大きいほど上記クラッチの
    伝達トルクを増大させる請求項1又は2記載の自動変速
    機の油圧源装置。
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