JP2640358B2 - 車両用無段変速機 - Google Patents

車両用無段変速機

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JP2640358B2 JP63112038A JP11203888A JP2640358B2 JP 2640358 B2 JP2640358 B2 JP 2640358B2 JP 63112038 A JP63112038 A JP 63112038A JP 11203888 A JP11203888 A JP 11203888A JP 2640358 B2 JP2640358 B2 JP 2640358B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両用無段変速機、特にエンジン出力軸がク
リープ力を発生する発進機構を介して無段変速装置に接
続された車両用無段変速機に関するものである。
〔従来の技術〕 従来、クリープ力を発生する発進機構としては、トル
クコンバータやフルードカップリング等の流体継手、遠
心クラッチのほか、油圧クラッチを使用してクリープト
ルクを自動制御するようにした自動クラッチも提案され
ている(例えば特開昭60−241530号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
この種の発進機構のうち、流体継手や遠心クラッチで
はクリープトルクがエンジン回転数によって二次函数的
に変化するため、アイドルアップ時のような高エンジン
回転時にはクリープトルクが過大となる問題がある。ま
た、自動クラッチの場合も、アイドルアップ時にクリー
プトルクを一定に保持するには複雑な電子制御および油
圧制御を必要とし、しかも各種の精度の良いセンサを必
要とするため、コスト高になる欠点がある。
また、クリープトルクを発生する停車時には、無段変
速装置が必ず最大変速比(最低速比)に保持されている
関係で、発進機構の発生するクリープトルクが無段変速
装置で増幅されて車軸に伝達されるため、大きなクリー
プトルクを発生する一因となっている。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目
的は、発振機構を制御することなく、簡単な制御でクリ
ープトルクを低く抑制できる車両用無段変速機を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、エンジン出力軸
がクリープ力を発生する発進機構を介して無段変速装置
に接続された車両用無段変速機において、上記無段変速
装置は、スロットル開度を検出する手段と、スロットル
開度が一定開度以下の場合に、所定変速比より低速比側
への変速を制限する手段と、を備えたものである。
〔作用〕
即ち、走行レンジのアイドリング時にはスロットル開
度が閉じられているので、無段変速装置は所定変速比よ
り低速比側へ変速できない、換言すれば最大変速比より
小さな中間変速比に維持されることになる。したがっ
て、発進機構が発生するクリープトルクが無段変速装置
で増幅されず、車軸には大きなクリープトルクが伝達さ
れない。一方、発進しようとしてスロットル開度を一定
開度以上に開くと、通常どおり無段変速装置は最低速比
へと戻るので、発進性能を損なうことはない。
〔実施例〕
第1図は本発明にかかる車両用無断変速機の一例を示
す。
エンジン1の出力軸2は発進機構の一例であるトルク
コンバータ3のポンプインペラ4を駆動しており、ター
ビンランナ5は入力軸10に連結されている。また、ステ
ータ6はワンウエイクラッチ7を介して固定部8に連結
されている。また、トルクコンバータ3の内部には、入
力軸10の一端に連結されたロックアップクラッチ9が配
置されている。
入力軸10の他端には遊星歯車式の前後進切換機構11が
設けられている。この前後進切換機構11は、入力軸10に
連結されたリングギヤ12と、後述する無断変速装置20の
駆動軸21に連結されたサンギヤ13と、リングギヤ12とサ
ンギヤ13とに噛み合うプラネタリギヤ14と、プラネタリ
ギヤ14を支持したキャリヤ15とを有しており、上記キャ
リヤ15と駆動軸21との間には前進用クラッチ16が配設さ
れ、キャリヤ15と固定部17との間には後退用ブレーキ18
が配設されている。上記前進用クラッチ16を締結し、後
退用ブレーキ18を解放すると、リングギヤ12,サンギヤ1
3,キャリヤ15が一体回転して前進駆動状態となり、前進
用クラッチ16を解放し、後退用ブレーキ18を締結する
と、リングギヤ12とサンギヤ13とが逆回転となるため後
退駆動状態となる。
無段変速装置20は駆動軸21に設けた駆動側プーリ22
と、従動軸23に設けた従動側プーリ24と、両プーリ間に
巻き掛けたVベルト25とで構成されている。駆動側プー
リ22は固定シーブ22aと可動シーブ22bとを有しており、
可動シーブ22bの背後には変速比を制御するための変速
比制御用油室26が設けられている。一方、従動側プーリ
24も駆動側プーリ22と同様に、固定シーブ24aと可動シ
ーブ24bとを有しており、可動シーブ24bの背後にはトル
ク伝達に必要な推力をVベルト25に与える負荷推力制御
用油室27が設けられている。上記変速比制御用油室26お
よび負荷推力制御用油室27の油圧は後述する制御弁40,4
1によって制御される。
従動軸23の端部には減速ギヤ28が固定されており、こ
の減速ギヤ28はカウンタ軸29のギヤ30,31を介してディ
ファレンシャル装置32のリングギヤ33に接続され、ディ
ファレンシャル装置32は2本の出力軸34,35に動力を伝
達している。
変速制御弁40および負荷推力制御弁41には電磁弁42,4
3から信号油圧Ps1,Ps2が入力されており、変速比制御用
油室26および負荷推力制御用油室27へ信号油圧Ps1,Ps2
に応じた油圧P1,P2を供給している。オイルポンプ44は
油溜45より吸い込んだ作動油をレギュレータ弁46に吐出
しており、レギュレータ弁46は吐出圧ライン圧PLに調圧
して上記制御弁40,41および電磁弁42,43に出力してい
る。上記電磁弁42,43は電子制御装置47によってデュー
ティ制御され、デューティ比に応じて信号油圧Ps1,Ps2
を連続的に変化させることにより、制御弁40,41の出力
油圧P1,P2を調整し、無段変速装置20の変速比および負
荷推力を制御している。
上記構成において、電子制御装置47には各走行レンジ
やモードに応じた変速制御パターンが設定されており、
スロットル開度,車速などの運転信号に応じてエンジン
回転数または変速比の目標値を決定し、実際のエンジン
回転数または変速比が上記目標値に近づくように、変速
制御用電磁弁42に制御信号を出力している。
第2図は電子制御装置47内に設定された無段変速装置
20の変速領域を示している。即ち、図中斜線部分は変速
制限域であり、微小スロットル開度では無段変速装置20
は中間変速比より低速比へは変速できず、スロットル開
度が増大するにつれて変速制限域が漸次縮小し、スロッ
トル開度が2/4以上では最低速比(Low)から最高速比
(High)まで全領域に変速可能である。このように変速
領域を設定することにより、クリープ時のようなアイド
リング時には無段変速装置20が中間変速比で保持され、
トルクコンバータ3が発生するクリープトルクは無段変
速装置20で増幅されず、車軸に伝達されるクリープトル
クは小さい。したがって、アイドルアップ時のようにト
ルクコンバータ3が大きなトルクを発生しても、車両の
飛び出しといった不具合を解消できる。
なお、変速制限域を微小スロットル開度以下だけに設
けてもよいが、この場合にはスロットル開度の僅かな変
化で無段変速装置20の変速比が大きく変化する場合があ
るので、第2図のように変速制限域がスロットル開度に
応じて漸次変化するように設定するのが望ましい。
第3図は第2図の変速領域に応じて走行を開始した場
合の変速線図を示す。図面において、スロットル開度θ
が2/4未満の場合には、中間変速比から発進を開始する
ため、緩やかな発進を行い、スロットル開度θが2/4以
上の場合には、従前どおり最低速比(Low)から発進を
開始するため、俊敏な発進を実現できる。このようにス
ロットル開度の違いによって、発進特性を変更すること
もできる。
なお、上記実施例では発進機構としてトルクコンバー
タを使用したが、フルードカップリング,遠心クラッチ
あるいは自動制御される油圧クラッチでもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、一定
スロットル開度以下において無段変速装置が低速比側に
変速制限域を有するようにしたので、クリープトルクが
発生する走行レンジのアイドリング時には、無断変速装
置は最低速比より小さい変速比に維持される。したがっ
て、発進機構が発生するクリープトルクが無段変速装置
で増幅されず、車軸には大きなクリープトルクが伝達さ
れないため、アイドルアップ時でも車両の飛び出しを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる車両用無段変速機の構成を示す
スケルトン図、第2図は電子制御装置に設定された変速
領域を示す図、第3図は本発明における変速線図であ
る。 1……エンジン、2……エンジン出力軸、3……トルク
コンバータ、11……前後進切換機構、20……無段変速装
置、40……変速制御弁、42……電磁弁、47……電子制御
装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン出力軸がクリープ力を発生する発
    進機構を介して無段変速装置に接続された車両用無段変
    速機において、 上記無段変速手段は、スロットル開度を検出する手段
    と、 スロットル開度が一定開度以下の場合に、所定変速比よ
    り低速比側への変速を制限する手段と、を備えたことを
    特徴とする車両用無段変速機。
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