JP2010265978A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧クラッチ制御用の油圧ポンプを必要以上に駆動することを防止する。
【解決手段】エンジン11と変速機13との間に油圧駆動式の油圧クラッチ12を配置し、この油圧クラッチ12は、電動式油圧ポンプ19から油圧制御回路21を介して供給される油圧が所定値以上になったときに動力伝達状態から動力遮断状態に切り換わる。ECU22は、各種センサで検出した情報(例えば、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等)に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動(例えば、車両を発進させようとする発進行動や車両を加速又は減速させようとする加減速行動等)を予測し、その予測運転行動に基づいてクラッチ制御用の電動式油圧ポンプ19を必要なときだけ駆動する。これにより、油圧クラッチ12を動力遮断状態へ切り換えるのに必要な油圧を予め確保しながら、電動式油圧ポンプ19を必要以上に駆動することを防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の動力伝達系の制御に用いる油圧供給手段を備えた車両の制御装置に関する発明である。
例えば、特許文献1(特開2000−88008号公報)に記載されているように、エンジンと変速機との間に油圧駆動式の自動クラッチを配置し、電動式油圧ポンプから供給される油圧で自動クラッチを動力伝達状態から動力遮断状態に切り換えるようにしたものがある。
また、特許文献2(特開2005−226802号公報)に記載されているように、エンジンの出力軸に連結された油圧駆動式の自動変速装置を、エンジンの動力で駆動される機械式油圧ポンプから供給される油圧で駆動するようにしたものがある。
更に、特許文献3(特開2006−335146号公報)に記載されているように、車両を制動させる油圧駆動式のブレーキ装置を、電動式油圧ポンプから供給される油圧で駆動するようにしたものがある。
特開2000−88008号公報 特開2005−226802号公報 特開2006−335146号公報
上記特許文献1〜3のように、車両の動力伝達系に油圧駆動式の装置(自動クラッチ、自動変速装置、ブレーキ装置)を備えたシステムでは、車両の運転状態等に応じて油圧駆動式の装置を応答良く制御するには、油圧駆動式の装置を駆動するのに必要な油圧を油圧ポンプによって予め確保しておく必要がある。
しかし、油圧駆動式の装置を駆動するのに必要な油圧を予め確保しておくために、常に油圧を所定レベル以上に維持するように油圧ポンプを駆動する制御を行うと、油圧ポンプを必要以上に駆動することになり、車両の消費エネルギーが増大して燃費が悪化したり、或は、油圧ポンプの駆動による騒音(作動音)の発生や油圧ポンプの摩耗劣化の増大を招く可能性がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、車両の動力伝達系の制御に用いる油圧供給手段を必要以上に駆動することを防止できる車両の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、車両の動力伝達系に設けられた油圧駆動式の動力遮断手段と、該動力遮断手段を駆動するための油圧を供給する油圧供給手段とを備えた車両の制御装置において、運転者の運転操作及び/又は車両の運転状態を検出する運転情報検出手段と、この運転情報検出手段で検出した情報に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測する運転行動予測手段と、この運転行動予測手段で予測した運転行動(以下「予測運転行動」という)に基づいて油圧供給手段を必要に応じて駆動するように制御する制御手段とを備えた構成としたものである。
運転情報検出手段で検出した情報(運転者の運転操作や車両の運転状態)に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動(例えば、車両を発進させようとする発進行動や車両を加速又は減速させようとする加減速行動等)を予測すれば、その予測運転行動に伴って要求される動力遮断手段の制御状態を予測して、そのために必要な油圧を予測することができる。従って、予測運転行動に基づいて油圧供給手段を駆動することで、予測される動力遮断手段の制御状態に必要な油圧を考慮して、油圧供給手段を必要に応じて駆動することが可能となり、動力遮断手段を駆動するのに必要な油圧を予め確保しながら、油圧供給手段を必要以上に駆動することを防止できる。これにより、車両の消費エネルギーを低減して燃費を向上させることができると共に、油圧供給手段の駆動による騒音(作動音)や油圧供給手段の摩耗劣化を低減することができる。
この場合、請求項2のように、動力遮断手段として、油圧供給手段により供給される油圧によって動力伝達状態から動力遮断状態に切り換わる油圧クラッチを備えたシステムでは、予測運転行動に基づいて油圧クラッチの動力遮断状態への切り換えの必要性を推定し、その推定結果に基づいて油圧供給手段を制御するようにすると良い。このようにすれば、油圧クラッチ用の油圧供給手段を必要に応じて駆動することが可能となり、油圧クラッチを動力遮断状態へ切り換えるのに必要な油圧を予め確保しながら、油圧クラッチ用の油圧供給手段を必要以上に駆動することを防止できる。
また、請求項3のように、車両の動力伝達系に設けられた油圧駆動式の変速手段と、該変速手段を駆動するための油圧を供給する油圧供給手段とを備えた車両の制御装置において、運転者の運転操作及び/又は車両の運転状態を検出する運転情報検出手段と、この運転情報検出手段で検出した情報に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測する運転行動予測手段と、この運転行動予測手段で予測した運転行動(以下「予測運転行動」という)に基づいて油圧供給手段を必要に応じて駆動するように制御する制御手段とを備えた構成としても良い。
運転者がこれから行おうとする運転行動を予測すれば、その予測運転行動に伴って要求される変速手段の制御状態を予測して、そのために必要な油圧を予測することができる。従って、予測運転行動に基づいて油圧供給手段を駆動することで、予測される変速手段の制御状態に必要な油圧を考慮して、油圧供給手段を必要に応じて駆動することが可能となり、変速手段を駆動するのに必要な油圧を予め確保しながら、油圧供給手段を必要以上に駆動することを防止できる。
更に、請求項4のように、車両の動力伝達系に設けられた油圧駆動式の制動手段と、該制動手段を駆動するための油圧を供給する油圧供給手段とを備えた車両の制御装置において、運転者の運転操作及び/又は車両の運転状態を検出する運転情報検出手段と、この運転情報検出手段で検出した情報に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測する運転行動予測手段と、この運転行動予測手段で予測した運転行動(以下「予測運転行動」という)に基づいて油圧供給手段を必要に応じて駆動するように制御する制御手段とを備えた構成としても良い。
運転者がこれから行おうとする運転行動を予測すれば、その予測運転行動に伴って要求される制動手段の制御状態を予測して、そのために必要な油圧を予測することができる。従って、予測運転行動に基づいて油圧供給手段を駆動することで、予測される制動手段の制御状態に必要な油圧を考慮して、油圧供給手段を必要に応じて駆動することが可能となり、制御手段を駆動するのに必要な油圧を予め確保しながら、油圧供給手段を必要以上に駆動することを防止できる。
また、請求項5のように、油圧供給手段として、電気モータで駆動される電動式油圧ポンプを備えたシステムの場合には、予測運転行動に基づいて電動式油圧ポンプを制御するようにすると良い。このようにすれば、電動式油圧ポンプを必要以上に駆動することを防止できる。
或は、請求項6のように、油圧供給手段として、車両の動力源で駆動される機械式油圧ポンプを備えたシステムの場合には、動力源から機械式油圧ポンプへの動力伝達を遮断するポンプ用クラッチを設け、予測運転行動に基づいてポンプ用クラッチを操作して機械式油圧ポンプを制御するようにすると良い。このようにすれば、機械式油圧ポンプを必要以上に駆動することを防止できる。
また、請求項7のように、油圧供給手段により供給される油圧を蓄圧する蓄圧手段と、この蓄圧手段の蓄圧状態を推定又は検出する蓄圧状態判定手段とを備えたシステムの場合には、予測運転行動と蓄圧状態に基づいて油圧供給手段及び/又は蓄圧手段を制御するようにすると良い。このようにすれば、油圧供給手段を必要以上に駆動することを防止しながら、蓄圧手段により油圧を応答良く供給することができる。
図1は本発明の実施例1における車両駆動システム全体の概略構成図である。 図2は実施例1の油圧ポンプ制御ルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。 図3は実施例2の車両駆動システム全体の概略構成図である。 図4は実施例2の油圧ポンプ制御ルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。 図5は実施例3の車両駆動システム全体の概略構成図である。 図6は実施例3の油圧ポンプ制御ルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。 図7は実施例4の車両駆動システム全体の概略構成図である。 図8は実施例4の油圧ポンプ制御ルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。 図9は実施例4の油圧目標値のマップの一例を概念的に示す図である。 図10は実施例5の車両駆動システム全体の概略構成図である。 図11は実施例5の油圧ポンプ制御ルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。 図12は実施例6の車両駆動システム全体の概略構成図である。 図13は実施例6の油圧ポンプ制御ルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。 図14は実施例6の油圧目標値のマップの一例を概念的に示す図である。 図15は実施例7の車両駆動システム全体の概略構成図である。 図16は実施例7の油圧ポンプ制御ルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。 図17は実施例8の車両駆動システム全体の概略構成図である。 図18は実施例8の油圧ポンプ制御ルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した幾つかの実施例を説明する。
本発明の実施例1を図1及び図2に基づいて説明する。
まず、図1に基づいて車両駆動システム全体の概略構成を説明する。
車両の動力源として内燃機関であるエンジン11が搭載されている。このエンジン11の出力軸の動力が油圧クラッチ12(動力遮断手段)を介して変速機13に伝達され、この変速機13の出力軸の動力がデファレンシャルギヤ14や車軸15等を介して車輪16に伝達される。変速機13は、例えば、複数の変速段の中から変速段を段階的に切り変える有段変速機である。
一方、車両に搭載されたバッテリ17には、ポンプ駆動回路18を介して電動式油圧ポンプ19(油圧供給手段)の電動モータ20が接続され、この電動式油圧ポンプ19により発生する油圧がクラッチ制御用の油圧制御回路21を介して油圧クラッチ12に供給される。この油圧クラッチ12は、油圧駆動式であり、供給される油圧が所定値よりも低いときには動力伝達状態(入力側と出力側とを連結した状態)に維持され、供給される油圧が所定値以上になったときに動力遮断状態(入力側と出力側とを切り離した状態)に切り換わるようになっている。
ポンプ駆動回路18及び油圧制御回路21の動作は、電子制御ユニット(以下「ECU」と表記する)22によって制御される。このECU22は、CPU23を主体とするマイクロコンピュータにより構成され、CPU23の他に、各種のプログラムやイニシャル値等のデータを記憶するROM24と、各種のデータを一時的に記憶するRAM25等により構成されている。
このECU22には、シフトレバー26の操作位置を検出するシフトポジションセンサ27からのシフトポジション信号、アクセル踏み込み量(アクセルペダル28の踏み込み量)を検出するアクセル開度センサ29(運転情報検出手段)からのアクセル開度信号、ブレーキ踏み込み量(ブレーキペダル30の踏み込み量)を検出するブレーキペダルポジションセンサ31(運転情報検出手段)からのブレーキペダルポジション信号、車速センサ32(運転情報検出手段)からの車速信号等が入力される。
ECU22は、ポンプ駆動回路18によって電動式油圧ポンプ19(電動モータ20)の駆動電圧を制御して電動式油圧ポンプ19の動作を制御し、油圧制御回路21によって油圧クラッチ12に供給する油圧を制御して油圧クラッチ12の動作を制御する。
その際、ECU22は、図示しない変速制御ルーチンを実行することで、車両を停止状態から発進させる際には、油圧クラッチ12を動力遮断状態に切り換えた状態で変速機13をニュートラルギヤから前進ギヤに切り換えた後に油圧クラッチ12を動力伝達状態に戻し、車両の走行中の加減速時(加速時又は減速時)に変速機13を変速する際には、油圧クラッチ12を動力遮断状態に切り換えた状態で変速機12のギヤを切り換えた後に油圧クラッチ12を動力伝達状態に戻す。
しかし、油圧クラッチ12を駆動するのに必要な油圧を予め確保しておくために、常に油圧を所定レベル以上に維持するように電動式油圧ポンプ19を駆動する制御を行うと、電動式油圧ポンプ19を必要以上に駆動することになり、車両の消費エネルギーが増大して燃費が悪化したり、或は、電動式油圧ポンプ19の駆動による騒音(作動音)の発生や電動式油圧ポンプ19の摩耗劣化の増大を招く可能性がある。
そこで、本実施例1では、ECU22により後述する図2の油圧ポンプ制御ルーチンを実行することで、各種センサで検出した情報(例えば、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等)に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動(例えば、車両を発進させようとする発進行動や車両を加速又は減速させようとする加減速行動等)を予測し、その予測運転行動(予測した運転行動)に基づいてクラッチ制御用の電動式油圧ポンプ19を必要なときだけ駆動する。
運転者がこれから行おうとする運転行動を予測すれば、その予測運転行動に伴って要求される油圧クラッチ12の制御状態を予測して、そのために必要な油圧を予測することができるため、予測運転行動に基づいてクラッチ制御用の電動式油圧ポンプ19を駆動することで、予測される油圧クラッチ12の制御状態に必要な油圧を考慮して、クラッチ制御用の電動式油圧ポンプ19を必要なときだけ駆動することが可能となる。
以下、ECU22が実行する図2の油圧ポンプ制御ルーチンの処理内容を説明する。
図2に示す油圧ポンプ制御ルーチンは、ECU22の電源オン中に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいう運転行動予測手段及び制御手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、車速センサ32で検出した車速、アクセル開度センサ29で検出したアクセル踏み込み量、ブレーキペダルポジションセンサ31で検出したブレーキ踏み込み量等を読み込む。
この後、ステップ102に進み、車速等に基づいて車両が停車中であるか否かを判定し、このステップ102で、車両が停車中であると判定された場合には、ステップ103に進み、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測して、発進行動の有無を予測する(予測運転行動が発進行動であるか否かを判定する)。この場合、例えば、ブレーキ踏み込み量が減少したときやアクセル踏み込み量が増加したときに発進行動有りと予測する。
この後、ステップ104に進み、発進行動有りと予測したか否かを判定し、発進行動無しと予測した場合には、油圧クラッチ12を動力遮断状態に切り換える必要性がないと推定できるため、油圧を上昇させる必要がないと判断して、ステップ108に進み、電動式油圧ポンプ19を停止させる。
これに対して、上記ステップ104で、発進行動有りと予測した場合には、油圧クラッチ12を動力遮断状態に切り換える必要性があると推定できるため、油圧を所定値以上に上昇させる必要があると判断して、ステップ109に進み、電動式油圧ポンプ19を駆動して油圧制御回路21に供給する油圧を上昇させる。
一方、上記ステップ102で、車両が停車中ではない(つまり車両が走行中である)と判定された場合には、ステップ105に進み、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測して、加減速行動(加速行動又は減速行動)の有無を予測する(予測運転行動が加減速行動であるか否かを判定する)。この場合、例えば、アクセル踏み込み量が増加したときに加速行動有りと予測し、アクセル踏み込み量が減少したときやブレーキ踏み込み量が増加したときに減速行動有りと予測する。
この後、ステップ106に進み、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量、加減速行動の有無の予測結果等に基づいて変速する必要の有無を予測する。この場合、例えば、加速行動有りと判定され且つアクセル踏み込み量が所定値以上のときや、減速行動有りと判定され且つブレーキ踏み込み量が所定値以上のときに変速する必要有りと予測する。
この後、ステップ107に進み、変速する必要有りと予測したか否かを判定し、変速する必要無しと予測した場合には、油圧クラッチ12を動力遮断状態に切り換える必要性がないと推定できるため、油圧を上昇させる必要がないと判断して、ステップ108に進み、電動式油圧ポンプ19を停止させる。
これに対して、上記ステップ107で、変速する必要有りと予測した場合には、油圧クラッチ12を動力遮断状態に切り換える必要性があると推定できるため、油圧を所定値以上に上昇させる必要があると判断して、ステップ109に進み、電動式油圧ポンプ19を駆動して油圧制御回路21に供給する油圧を上昇させる。
以上説明した本実施例1では、各種センサで検出した情報に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測し、その予測運転行動に基づいてクラッチ制御用の電動式油圧ポンプ19を必要なときだけ駆動するようにしたので、油圧クラッチ12を動力遮断状態へ切り換えるのに必要な油圧を予め確保しながら、クラッチ制御用の電動式油圧ポンプ19を必要以上に駆動することを防止できる。これにより、車両の消費エネルギーを低減して燃費を向上させることができると共に、クラッチ制御用の電動式油圧ポンプ19の駆動による騒音(作動音)やクラッチ制御用の電動式油圧ポンプ19の摩耗劣化を低減することができる。
次に、図3及び図4を用いて本発明の実施例2を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
本実施例2では、図3に示すように、エンジン11の動力で駆動される機械式油圧ポンプ33(油圧供給手段)が設けられ、この機械式油圧ポンプ33により発生する油圧が油圧制御回路21を介して油圧クラッチ12に供給される。更に、エンジン11から機械式油圧ポンプ33への動力伝達を遮断する電磁クラッチ34(ポンプ用クラッチ)が設けられている。この電磁クラッチ34は、例えば、通電オフ時に動力遮断状態(入力側と出力側とを切り離した状態)に維持され、通電オン時に動力伝達状態(入力側と出力側とを連結した状態)に切り換わるようになっている。
電磁クラッチ34は、クラッチ駆動回路35を介してバッテリ17に接続され、ECU22は、クラッチ駆動回路35によって電磁クラッチ34の駆動電圧を制御して電磁クラッチ34を操作することで機械式油圧ポンプ33の動作を制御する。この場合、電磁クラッチ34を動力伝達状態に切り換えてエンジン11側と機械式油圧ポンプ33側とを連結すると、エンジン11の動力で機械式油圧ポンプ33が駆動され、電磁クラッチ34を動力遮断状態に切り換えてエンジン11側と機械式油圧ポンプ33側とを切り離すと、機械式油圧ポンプ33が停止される。
また、本実施例2では、ECU22により後述する図4の油圧ポンプ制御ルーチンを実行することで、各種センサで検出した情報(例えば、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等)に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測し、その予測運転行動に基づいて電磁クラッチ34を操作してクラッチ制御用の機械式油圧ポンプ33を必要なときだけ駆動するようにしている。
図4に示す油圧ポンプ制御ルーチンでは、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等を読み込んだ後、車速等に基づいて車両が停車中であるか否かを判定する(ステップ101、102)。
車両が停車中であると判定された場合には、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測して、発進行動の有無を予測した後、発進行動有りと予測したか否かを判定する(ステップ103、104)。
その結果、発進行動無しと予測した場合には、油圧クラッチ12を動力遮断状態に切り換える必要性がないと推定できるため、油圧を上昇させる必要がないと判断して、ステップ108aに進み、電磁クラッチ34を動力遮断状態に切り換えて機械式油圧ポンプ33を停止させる。
これに対して、発進行動有りと予測した場合には、油圧クラッチ12を動力遮断状態に切り換える必要性があると推定できるため、油圧を所定値以上に上昇させる必要があると判断して、ステップ109aに進み、電磁クラッチ34を動力伝達状態に切り換えて機械式油圧ポンプ33を駆動して油圧制御回路21に供給する油圧を上昇させる。
一方、車両が停車中ではない(つまり車両が走行中である)と判定された場合には、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測して、加減速行動(加速行動又は減速行動)の有無を予測すると共に、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量、加減速行動の有無の予測結果等に基づいて変速する必要の有無を予測した後、変速する必要有りと予測したか否かを判定する(ステップ105〜107)。
その結果、変速する必要無しと予測した場合には、油圧クラッチ12を動力遮断状態に切り換える必要性がないと推定できるため、油圧を上昇させる必要がないと判断して、ステップ108aに進み、電磁クラッチ34を動力遮断状態に切り換えて機械式油圧ポンプ33を停止させる。
これに対して、変速する必要有りと予測した場合には、油圧クラッチ12を動力遮断状態に切り換える必要性があると推定できるため、油圧を所定値以上に上昇させる必要があると判断して、ステップ109aに進み、電磁クラッチ34を動力伝達状態に切り換えて機械式油圧ポンプ33を駆動して油圧制御回路21に供給する油圧を上昇させる。
以上説明した本実施例2では、各種センサで検出した情報に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測し、その予測運転行動に基づいて電磁クラッチ34を操作してクラッチ制御用の機械式油圧ポンプ33を必要なときだけ駆動するようにしたので、油圧クラッチ12を動力遮断状態へ切り換えるのに必要な油圧を予め確保しながら、クラッチ制御用の機械式油圧ポンプ33を必要以上に駆動することを防止できる。これにより、車両の消費エネルギーを低減して燃費を向上させることができると共に、クラッチ制御用の機械式油圧ポンプ33の駆動による騒音(作動音)やクラッチ制御用の機械式油圧ポンプ33の摩耗劣化を低減することができる。
次に、図5及び図6を用いて本発明の実施例3を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
本実施例3では、図5に示すように、クラッチ制御用の電動式油圧ポンプ19と油圧制御回路21とを接続する油路36に、アキュムレータ油路37を介してアキュムレータ38が接続され、アキュムレータ油路37には、アキュムレータ油路37を開閉する電磁駆動式の蓄圧弁39が設けられている。この蓄圧弁39の開弁時に電動式油圧ポンプ19により供給される油圧をアキュムレータ38に蓄圧できるようになっている。これらのアキュムレータ38と蓄圧弁39が特許請求の範囲でいう蓄圧手段に相当する。更に、アキュムレータ油路37には、アキュムレータ38に蓄圧された油圧を検出する油圧センサ40(蓄圧状態判定手段)が設けられている。
また、本実施例3では、ECU22により後述する図6の油圧ポンプ制御ルーチンを実行することで、各種センサで検出した情報(例えば、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等)に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測すると共に、油圧センサ40で検出した油圧(アキュムレータ38に蓄圧された油圧)に基づいてアキュムレータ38の蓄圧状態を判定し、予測運転行動と蓄圧状態に基づいてクラッチ制御用の電動式油圧ポンプ19と蓄圧弁39を制御して、クラッチ制御用の電動式油圧ポンプ19を必要なときだけ駆動するようにしている。
図6に示す油圧ポンプ制御ルーチンでは、まず、ステップ201で、アキュムレータ38の蓄圧が完了しているか否かを、油圧センサ40で検出した油圧(アキュムレータ38に蓄圧された油圧)が目標蓄圧値以上であるか否かによって判定する。尚、油圧センサ40を備えていないシステムの場合には、例えば、電動式油圧ポンプ19の駆動時間や蓄圧弁39の開弁時間等に基づいてアキュムレータ38に蓄圧された油圧を推定し、その推定油圧が目標蓄圧値以上であるか否かによって、アキュムレータ38の蓄圧が完了しているか否かを判定するようにしても良い。
このステップ201で、アキュムレータ38の蓄圧が完了していないと判定された場合には、ステップ210に進み、電動式油圧ポンプ19を駆動して油圧を上昇させると共に、蓄圧弁39を開弁して、電動式油圧ポンプ19により供給される油圧をアキュムレータ38に蓄圧する。
その後、上記ステップ201で、アキュムレータ38の蓄圧が完了したと判定されたときに、ステップ202に進み、電動式油圧ポンプ19を停止させると共に、蓄圧弁39を閉弁して、アキュムレータ38を蓄圧状態に維持する。
この後、ステップ203に進み、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等を読み込んだ後、ステップ204に進み、車速等に基づいて車両が停車中であるか否かを判定する。
このステップ204で、車両が停車中であると判定された場合には、ステップ205に進み、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測して、発進行動の有無を予測した後、ステップ206に進み、発進行動有りと予測したか否かを判定する。
その結果、発進行動無しと予測した場合には、油圧クラッチ12を動力遮断状態に切り換える必要性がないと推定できるため、油圧を上昇させる必要がないと判断して、電動式油圧ポンプ19を停止状態に維持すると共に、蓄圧弁39を閉弁状態に維持したまま、本ルーチンを終了する。
これに対して、上記ステップ206で、発進行動有りと予測した場合には、油圧クラッチ12を動力遮断状態に切り換える必要性があると推定できるため、油圧を所定値以上に上昇させる必要があると判断して、ステップ210に進み、電動式油圧ポンプ19を駆動すると共に蓄圧弁39を開弁して、電動式油圧ポンプ19とアキュムレータ38の両方から油圧制御回路21に油圧を供給して油圧制御回路21に供給する油圧を速やかに上昇させる。
一方、上記ステップ204で、車両が停車中ではない(つまり車両が走行中である)と判定された場合には、ステップ207に進み、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測して、加減速行動(加速行動又は減速行動)の有無を予測する。この後、ステップ208に進み、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量、加減速行動の有無の予測結果等に基づいて変速する必要の有無を予測した後、ステップ209に進み、変速する必要有りと予測したか否かを判定する。
その結果、変速する必要無しと予測した場合には、油圧クラッチ12を動力遮断状態に切り換える必要性がないと推定できるため、油圧を上昇させる必要がないと判断して、電動式油圧ポンプ19を停止状態に維持すると共に、蓄圧弁39を閉弁状態に維持したまま、本ルーチンを終了する。
これに対して、上記ステップ209で、変速する必要有りと予測した場合には、油圧クラッチ12を動力遮断状態に切り換える必要性があると推定できるため、油圧を所定値以上に上昇させる必要があると判断して、ステップ210に進み、電動式油圧ポンプ19を駆動すると共に蓄圧弁39を開弁して、電動式油圧ポンプ19とアキュムレータ38の両方から油圧制御回路21に油圧を供給して油圧制御回路21に供給する油圧を速やかに上昇させる。
以上説明した本実施例3では、予測運転行動とアキュムレータ38の蓄圧状態に基づいてクラッチ制御用の電動式油圧ポンプ19と蓄圧弁39を制御して、クラッチ制御用の電動式油圧ポンプ19を必要なときだけ駆動するようにしたので、クラッチ制御用の電動式油圧ポンプ19を必要以上に駆動することを防止しながら、アキュムレータ38により油圧を応答良く供給することができる。
尚、クラッチ制御用の油圧供給手段として、エンジン11の動力で駆動される機械式油圧ポンプ33を設けると共に、エンジン11から機械式油圧ポンプ33への動力伝達を遮断する電磁クラッチ34を設けたシステム(図3に示すシステム)において、アキュムレータ油路37、アキュムレータ38、蓄圧弁39等を設けた場合には、予測運転行動とアキュムレータ38の蓄圧状態に基づいてクラッチ制御用の機械式油圧ポンプ33(電磁クラッチ34)と蓄圧弁39を制御して、クラッチ制御用の機械式油圧ポンプ33を必要なときだけ駆動するようにしても良い。
次に、図7乃至図9を用いて本発明の実施例4を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
本実施例4では、図7に示すように、エンジン11の出力軸の動力が自動変速機41を介して車輪16側に伝達される。この自動変速機41は、トルクコンバータ42と油圧駆動式の変速機構43(変速手段)等により構成され、変速機構43は、複数の変速段の中から変速段を段階的に切り替える有段変速機構であっても良いし、無段階に変速するCVT(無段変速機)であっても良い。また、電動式油圧ポンプ19により発生する油圧が変速制御用の油圧制御回路44を介して変速機構43に供給される。
ECU22は、ポンプ駆動回路18によって電動式油圧ポンプ19(電動モータ20)の駆動電圧を制御して電動式油圧ポンプ19の動作を制御し、油圧制御回路44によって変速機構43に供給する油圧を制御して変速機構43の動作を制御する。
また、本実施例4では、ECU22により後述する図8の油圧ポンプ制御ルーチンを実行することで、各種センサで検出した情報(例えば、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等)に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測し、その予測運転行動に基づいて変速制御用の電動式油圧ポンプ19を必要に応じて駆動する。
運転者がこれから行おうとする運転行動を予測すれば、その予測運転行動に伴って要求される変速機構43の制御状態を予測して、そのために必要な油圧を予測することができるため、予測運転行動に基づいて変速制御用の電動式油圧ポンプ19を駆動することで、予測される変速機構43の制御状態に必要な油圧を考慮して、変速制御用の電動式油圧ポンプ19を必要に応じて駆動することが可能となる。
図8に示す油圧ポンプ制御ルーチンでは、まず、ステップ301で、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等を読み込んだ後、ステップ302に進み、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測して、加減速行動(加速行動又は減速行動)の有無を予測する。
この後、ステップ303に進み、加減速行動の有無の予測結果、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等に基づいて変速機構43の要求伝達トルク(変速機構43に要求される伝達トルク)をマップ等により算出することで、変速機構43の要求伝達トルクを予測した後、ステップ304に進み、図9に示す油圧目標値のマップを参照して、変速機構43の要求伝達トルクの絶対値に応じた油圧目標値を算出する。
一般に、変速機構43に供給する油圧が高くなるほど変速機構43の伝達可能なトルクが大きくなるという特性があるため、変速機構43の要求伝達トルクが大きくなるほど変速機構43に供給する油圧を高くする必要がある。このような特性を考慮して、図9の油圧目標値のマップは、変速機構43の要求伝達トルクの絶対値が大きくなるほど油圧目標値が高くなるように設定されている(但し、油圧目標値は、所定の上限ガード値で制限されている)。
この後、ステップ305に進み、油圧目標値に応じた駆動電圧をマップ等により算出し、この駆動電圧で電動式油圧ポンプ19を駆動して油圧を油圧目標値に制御する。
以上説明した本実施例4では、各種センサで検出した情報に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測し、その予測運転行動に基づいて変速制御用の電動式油圧ポンプ19を必要に応じて駆動するようにしたので、変速機構43の要求伝達トルクを実現するのに必要な油圧を予め確保しながら、変速制御用の電動式油圧ポンプ19を必要以上に駆動することを防止できる。これにより、車両の消費エネルギーを低減して燃費を向上させることができると共に、変速制御用の電動式油圧ポンプ19の駆動による騒音(作動音)や変速制御用の電動式油圧ポンプ19の摩耗劣化を低減することができる。
尚、変速制御用の油圧供給手段として、エンジン11の動力で駆動される機械式油圧ポンプを設けると共に、エンジン11から機械式油圧ポンプへの動力伝達を遮断する電磁クラッチを設けたシステムにおいて、予測運転行動に基づいて電磁クラッチを操作して変速制御用の機械式油圧ポンプを必要に応じて駆動するようにしても良い。
次に、図10及び図11を用いて本発明の実施例5を説明する。但し、前記実施例4と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例4と異なる部分について説明する。
本実施例5では、図10に示すように、変速制御用の電動式油圧ポンプ19と油圧制御回路44とを接続する油路45に、アキュムレータ油路37を介してアキュムレータ38が接続され、アキュムレータ油路37には、蓄圧弁39と油圧センサ40が設けられている。
また、本実施例5では、ECU22により後述する図11の油圧ポンプ制御ルーチンを実行することで、各種センサで検出した情報(例えば、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等)に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測すると共に、油圧センサ40で検出した油圧(アキュムレータ38に蓄圧された油圧)に基づいてアキュムレータ38の蓄圧状態を判定し、予測運転行動と蓄圧状態に基づいて変速制御用の電動式油圧ポンプ19と蓄圧弁39を制御して、変速制御用の電動式油圧ポンプ19を必要に応じて駆動するようにしている。
図11に示す油圧ポンプ制御ルーチンでは、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等を読み込んだ後、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測して、加減速行動(加速行動又は減速行動)の有無を予測する(ステップ301、302)。
この後、加減速行動の有無の予測結果、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等に基づいて変速機構43の要求伝達トルクをマップ等により算出することで、変速機構43の要求伝達トルクを予測した後、図9に示す油圧目標値のマップを参照して、変速機構43の要求伝達トルクの絶対値に応じた油圧目標値を算出する(ステップ303、304)。
この後、ステップ305aに進み、油圧目標値に応じた駆動電圧をマップ等により算出し、この駆動電圧で電動式油圧ポンプ19を駆動する共に、油圧目標値に応じて蓄圧弁39を開弁(例えば油圧目標値が所定値以上のときだけ蓄圧弁39を開弁)して、電動式油圧ポンプ19とアキュムレータ38の両方から油圧制御回路44に油圧を供給して油圧制御回路44に供給する油圧を速やかに油圧目標値に制御する。
この後、ステップ306に進み、アキュムレータ38の蓄圧が完了しているか否かを判定し、アキュムレータ38の蓄圧が完了していないと判定された場合には、電動式油圧ポンプ19を駆動すると共に蓄圧弁39を開弁した状態に維持して、電動式油圧ポンプ19により供給される油圧をアキュムレータ38に蓄圧する。
その後、上記ステップ306で、アキュムレータ38の蓄圧が完了したと判定されたときに、ステップ307に進み、電動式油圧ポンプ19を停止させると共に、蓄圧弁39を閉弁して、アキュムレータ38を蓄圧状態に維持する。
以上説明した本実施例5では、予測運転行動とアキュムレータ38の蓄圧状態に基づいて変速制御用の電動式油圧ポンプ19と蓄圧弁39を制御して、変速制御用の電動式油圧ポンプ19を必要に応じて駆動するようにしたので、変速制御用の電動式油圧ポンプ19を必要以上に駆動することを防止しながら、アキュムレータ38により油圧を応答良く供給することができる。
尚、変速制御用の油圧供給手段として、エンジン11の動力で駆動される機械式油圧ポンプを設けると共に、エンジン11から機械式油圧ポンプへの動力伝達を遮断する電磁クラッチを設けたシステムにおいて、アキュムレータ油路37、アキュムレータ38、蓄圧弁39等を設けた場合には、予測運転行動とアキュムレータ38の蓄圧状態に基づいて変速制御用の機械式油圧ポンプ(電磁クラッチ)と蓄圧弁39を制御して、変速制御用の機械式油圧ポンプを必要に応じて駆動するようにしても良い。
次に、図12乃至図14を用いて本発明の実施例6を説明する。但し、前記実施例4と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例4と異なる部分について説明する。
本実施例6では、図12に示すように、車両の動力伝達系(例えば車軸15と車輪16との間)に油圧駆動式のブレーキ装置46(制動手段)が設けられ、ブレーキペダル30の踏み込み力により発生する油圧と、電動式油圧ポンプ19により発生する油圧がブレーキ制御用の油圧制御回路47を介してブレーキ装置46に供給される。
ECU22は、ポンプ駆動回路18によって電動式油圧ポンプ19(電動モータ20)の駆動電圧を制御して電動式油圧ポンプ19の動作を制御し、油圧制御回路47によってブレーキ装置46に供給する油圧を制御してブレーキ装置46の動作(制動力)を制御する。
また、本実施例6では、ECU22により後述する図13の油圧ポンプ制御ルーチンを実行することで、各種センサで検出した情報(例えば、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等)に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測し、その予測運転行動に基づいてブレーキ制御用の電動式油圧ポンプ19を必要に応じて駆動する。
運転者がこれから行おうとする運転行動を予測すれば、その予測運転行動に伴って要求されるブレーキ装置46の制御状態を予測して、そのために必要な油圧を予測することができるため、予測運転行動に基づいてブレーキ制御用の電動式油圧ポンプ19を駆動することで、予測されるブレーキ装置46の制御状態に必要な油圧を考慮して、ブレーキ制御用の電動式油圧ポンプ19を必要に応じて駆動することが可能となる。
図13に示す油圧ポンプ制御ルーチンでは、まず、ステップ401で、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等を読み込んだ後、ステップ402に進み、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測して、加減速行動(加速行動又は減速行動)の有無を予測する。
この後、ステップ403に進み、加減速行動の有無の予測結果、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等に基づいてブレーキ装置46の要求制動力(ブレーキ装置46に要求される制動力)をマップ等により算出することで、ブレーキ装置46の要求制動力を予測した後、ステップ404に進み、図14に示す油圧目標値のマップを参照して、ブレーキ装置46の要求制動力の絶対値に応じた油圧目標値を算出する。
一般に、ブレーキ装置46に供給する油圧が高くなるほどブレーキ装置46の制動力が大きくなるという特性があるため、ブレーキ装置46の要求制動力が大きくなるほどブレーキ装置46に供給する油圧を高くする必要がある。このような特性を考慮して、図14の油圧目標値のマップは、ブレーキ装置46の要求制動力の絶対値が大きくなるほど油圧目標値が高くなるように設定されている(但し、油圧目標値は、所定の上限ガード値で制限されている)。
この後、ステップ405に進み、油圧目標値に応じた駆動電圧をマップ等により算出し、この駆動電圧で電動式油圧ポンプ19を駆動して油圧を油圧目標値に制御する。
以上説明した本実施例6では、各種センサで検出した情報に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測し、その予測運転行動に基づいてブレーキ制御用の電動式油圧ポンプ19を必要に応じて駆動するようにしたので、ブレーキ装置46の要求制動力を実現するのに必要な油圧を予め確保しながら、ブレーキ制御用の電動式油圧ポンプ19を必要以上に駆動することを防止できる。これにより、車両の消費エネルギーを低減して燃費を向上させることができると共に、ブレーキ制御用の電動式油圧ポンプ19の駆動による騒音(作動音)やブレーキ制御用の電動式油圧ポンプ19の摩耗劣化を低減することができる。
次に、図15及び図16を用いて本発明の実施例7を説明する。但し、前記実施例6と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例6と異なる部分について説明する。
本実施例7では、図15に示すように、エンジン11の動力で駆動される機械式油圧ポンプ33が設けられ、この機械式油圧ポンプ33により発生する油圧が油圧制御回路47を介してブレーキ装置46に供給される。更に、エンジン11から機械式油圧ポンプ33への動力伝達を遮断する電磁クラッチ34が設けられている。ECU22は、クラッチ駆動回路35によって電磁クラッチ34の駆動電圧を制御して電磁クラッチ34を操作することで機械式油圧ポンプ33の動作を制御する。
また、本実施例7では、ECU22により後述する図16の油圧ポンプ制御ルーチンを実行することで、各種センサで検出した情報(例えば、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等)に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測し、その予測運転行動に基づいて電磁クラッチ34を操作してブレーキ制御用の機械式油圧ポンプ33を必要に応じて駆動するようにしている。
図16に示す油圧ポンプ制御ルーチンでは、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等を読み込んだ後、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測して、加減速行動(加速行動又は減速行動)の有無を予測する(ステップ401、402)。
この後、加減速行動の有無の予測結果、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等に基づいてブレーキ装置46の要求制動力をマップ等により算出することで、ブレーキ装置46の要求制動力を予測した後、図14に示す油圧目標値のマップを参照して、ブレーキ装置46の要求制動力の絶対値に応じた油圧目標値を算出する(ステップ403、404)。
この後、ステップ405aに進み、油圧目標値に応じた駆動電圧をマップ等により算出し、この駆動電圧で電磁クラッチ34を駆動して電磁クラッチ34の締結力を制御することで、機械式油圧ポンプ33の駆動力を制御して油圧を油圧目標値に制御する。
以上説明した本実施例7では、各種センサで検出した情報に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測し、その予測運転行動に基づいて電磁クラッチ34を操作してブレーキ制御用の機械式油圧ポンプ33を必要に応じて駆動するようにしたので、ブレーキ装置46の要求制動力を実現するのに必要な油圧を予め確保しながら、ブレーキ制御用の機械式油圧ポンプ33を必要以上に駆動することを防止できる。これにより、車両の消費エネルギーを低減して燃費を向上させることができると共に、ブレーキ制御用の機械式油圧ポンプ33の駆動による騒音(作動音)やブレーキ制御用の機械式油圧ポンプ33の摩耗劣化を低減することができる。
次に、図17及び図18を用いて本発明の実施例8を説明する。但し、前記実施例6と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例6と異なる部分について説明する。
本実施例8では、図17に示すように、ブレーキ制御用の電動式油圧ポンプ19と油圧制御回路47とを接続する油路48に、アキュムレータ油路37を介してアキュムレータ38が接続され、アキュムレータ油路37には、蓄圧弁39と油圧センサ40が設けられている。
また、本実施例8では、ECU22により後述する図18の油圧ポンプ制御ルーチンを実行することで、各種センサで検出した情報(例えば、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等)に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測すると共に、油圧センサ40で検出した油圧(アキュムレータ38に蓄圧された油圧)に基づいてアキュムレータ38の蓄圧状態を判定し、予測運転行動と蓄圧状態に基づいてブレーキ制御用の電動式油圧ポンプ19と蓄圧弁39を制御して、ブレーキ制御用の電動式油圧ポンプ19を必要に応じて駆動するようにしている。
図18に示す油圧ポンプ制御ルーチンでは、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等を読み込んだ後、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測して、加減速行動(加速行動又は減速行動)の有無を予測する(ステップ401、402)。
この後、加減速行動の有無の予測結果、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量等に基づいてブレーキ装置46の要求制動力をマップ等により算出することで、ブレーキ装置46の要求制動力を予測した後、図14に示す油圧目標値のマップを参照して、ブレーキ装置46の要求制動力の絶対値に応じた油圧目標値を算出する(ステップ403、404)。
この後、ステップ405bに進み、油圧目標値に応じた駆動電圧をマップ等により算出し、この駆動電圧で電動式油圧ポンプ19を駆動すると共に、油圧目標値に応じて蓄圧弁39を開弁(例えば油圧目標値が所定値以上のときだけ蓄圧弁39を開弁)して、電動式油圧ポンプ19とアキュムレータ38の両方から油圧制御回路47に油圧を供給して油圧制御回路47に供給する油圧を速やかに油圧目標値に制御する。
この後、ステップ406に進み、アキュムレータ38の蓄圧が完了しているか否かを判定し、アキュムレータ38の蓄圧が完了していないと判定された場合には、電動式油圧ポンプ19を駆動すると共に蓄圧弁39を開弁した状態に維持して、電動式油圧ポンプ19により供給される油圧をアキュムレータ38に蓄圧する。
その後、上記ステップ406で、アキュムレータ38の蓄圧が完了したと判定されたときに、ステップ407に進み、電動式油圧ポンプ19を停止させると共に、蓄圧弁39を閉弁して、アキュムレータ38を蓄圧状態に維持する。
以上説明した本実施例8では、予測運転行動とアキュムレータ38の蓄圧状態に基づいてブレーキ制御用の電動式油圧ポンプ19と蓄圧弁39を制御して、ブレーキ制御用の電動式油圧ポンプ19を必要に応じて駆動するようにしたので、ブレーキ制御用の電動式油圧ポンプ19を必要以上に駆動することを防止しながら、アキュムレータ38により油圧を応答良く供給することができる。
尚、ブレーキ制御用の油圧供給手段として、エンジン11の動力で駆動される機械式油圧ポンプ33を設けると共に、エンジン11から機械式油圧ポンプ33への動力伝達を遮断する電磁クラッチ34を設けたシステム(図15に示すシステム)において、アキュムレータ油路37、アキュムレータ38、蓄圧弁39等を設けた場合には、予測運転行動とアキュムレータ38の蓄圧状態に基づいてブレーキ制御用の機械式油圧ポンプ33(電磁クラッチ34)と蓄圧弁39を制御して、ブレーキ制御用の機械式油圧ポンプ33を必要に応じて駆動するようにしても良い。
また、上記各実施例1〜8では、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量の3つの情報を用いて運転行動を予測するようにしたが、運転行動を予測する方法は、適宜変更しても良く、例えば、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量のうちの1つ又は2つの情報を用いて運転行動を予測するようにしても良い。或は、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量以外の他の情報(例えば、シフト位置、エンジン回転速度、ナビゲーションシステムからの地図情報や位置情報等)を用いて運転行動を予測するようにしたり、更に、車速、アクセル踏み込み量、ブレーキ踏み込み量のうちの少なくとも1つと、他の情報(例えば、シフト位置、エンジン回転速度、ナビゲーションシステムからの地図情報や位置情報等)とを組み合わせて運転行動を予測するようにしても良い。また、上述した各種の情報に基づいて検出した運転操作パターンと予め記憶した運転行動パターンとを比較して類似度を求め、その類似度に基づいて運転行動を予測するようにしても良い等、公知技術(例えば特開2006−347535号公報等)を利用しても良い。
また、上記各実施例1〜8では、エンジンのみを動力源とする車両に本発明を適用したが、これに限定されず、モータのみを動力源とする電気自動車やエンジンとモータの両方を動力源とするハイブリッド車にも本発明を適用して実施できる。
11…エンジン(内燃機関)、12…油圧クラッチ(動力遮断手段)、13…変速機、19…電動式油圧ポンプ(油圧供給手段)、20…電動モータ、22…ECU(運転行動予測手段,制御手段)、29…アクセル開度センサ(運転情報検出手段)、31…ブレーキペダルポジションセンサ(運転情報検出手段)、32…車速センサ(運転情報検出手段)、33…機械式油圧ポンプ(油圧供給手段)、34…電磁クラッチ(ポンプ用クラッチ)、35…クラッチ駆動回路、38…アキュムレータ(蓄圧手段)、39…蓄圧弁(蓄圧手段)、40…油圧センサ(蓄圧状態判定手段)、41…自動変速機、43…変速機構(変速手段)、46…ブレーキ装置(制動手段)

Claims (7)

  1. 車両の動力伝達系に設けられた油圧駆動式の動力遮断手段と、該動力遮断手段を駆動するための油圧を供給する油圧供給手段とを備えた車両の制御装置において、
    運転者の運転操作及び/又は車両の運転状態を検出する運転情報検出手段と、
    前記運転情報検出手段で検出した情報に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測する運転行動予測手段と、
    前記運転行動予測手段で予測した運転行動(以下「予測運転行動」という)に基づいて前記油圧供給手段を必要に応じて駆動するように制御する制御手段と
    を備えていることを特徴とする車両の制御装置。
  2. 前記動力遮断手段は、前記油圧供給手段により供給される油圧によって動力伝達状態から動力遮断状態に切り換わる油圧クラッチであり、
    前記制御手段は、前記予測運転行動に基づいて前記油圧クラッチの動力遮断状態への切り換えの必要性を推定し、その推定結果に基づいて前記油圧供給手段を制御する手段を有することを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 車両の動力伝達系に設けられた油圧駆動式の変速手段と、該変速手段を駆動するための油圧を供給する油圧供給手段とを備えた車両の制御装置において、
    運転者の運転操作及び/又は車両の運転状態を検出する運転情報検出手段と、
    前記運転情報検出手段で検出した情報に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測する運転行動予測手段と、
    前記運転行動予測手段で予測した運転行動(以下「予測運転行動」という)に基づいて前記油圧供給手段を必要に応じて駆動するように制御する制御手段と
    を備えていることを特徴とする車両の制御装置。
  4. 車両の動力伝達系に設けられた油圧駆動式の制動手段と、該制動手段を駆動するための油圧を供給する油圧供給手段とを備えた車両の制御装置において、
    運転者の運転操作及び/又は車両の運転状態を検出する運転情報検出手段と、
    前記運転情報検出手段で検出した情報に基づいて運転者がこれから行おうとする運転行動を予測する運転行動予測手段と、
    前記運転行動予測手段で予測した運転行動(以下「予測運転行動」という)に基づいて前記油圧供給手段を必要に応じて駆動するように制御する制御手段と
    を備えていることを特徴とする車両の制御装置。
  5. 前記油圧供給手段は、電気モータで駆動される電動式油圧ポンプであり、
    前記制御手段は、前記予測運転行動に基づいて前記電動式油圧ポンプを制御する手段を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の車両の制御装置。
  6. 前記油圧供給手段は、車両の動力源で駆動される機械式油圧ポンプであり、
    前記動力源から前記機械式油圧ポンプへの動力伝達を遮断するポンプ用クラッチを備え、
    前記制御手段は、前記予測運転行動に基づいて前記ポンプ用クラッチを操作して前記機械式油圧ポンプを制御する手段を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の車両の制御装置。
  7. 前記油圧供給手段により供給される油圧を蓄圧する蓄圧手段と、
    前記蓄圧手段の蓄圧状態を推定又は検出する蓄圧状態判定手段とを備え、
    前記制御手段は、前記予測運転行動と前記蓄圧状態に基づいて前記油圧供給手段及び/又は前記蓄圧手段を制御する手段を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の車両の制御装置。
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