JPH0512373Y2 - - Google Patents

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JPH0512373Y2
JPH0512373Y2 JP1985197962U JP19796285U JPH0512373Y2 JP H0512373 Y2 JPH0512373 Y2 JP H0512373Y2 JP 1985197962 U JP1985197962 U JP 1985197962U JP 19796285 U JP19796285 U JP 19796285U JP H0512373 Y2 JPH0512373 Y2 JP H0512373Y2
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frame
side frame
swing
mounting surface
construction machine
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば油圧シヨベル、油圧クレーン
等の全旋回式建設機械に用いられる旋回フレーム
に関する。
〔従来技術〕
一般に全旋回式建設機械は、下部走行体と、旋
回装置を介して該下部走行体に旋回可能に設けら
れた上部旋回体と、該上部旋回体に設けられるシ
ヨベル、クレーン等の作業装置とから大略構成さ
れる。そして、上部旋回体を構成する旋回フレー
ムは旋回装置を介して下部走行体に取付けられる
都合上、センタフレームと、該センタフレームか
ら左、右に張出したビームと、旋回フレームの外
縁を形成すべく該ビームの張出し側端部に設けら
れるサイドフレームとから形成されている。
そこで、上記した旋回フレームとして、第9図
ないし第12図に示す構成のものが従来知られて
いる。
図面において、1は旋回フレーム、2は該旋回
フレームを構成するセンタフレームを示し、該セ
ンタフレーム2は下部走行体側の旋回輪3Aと共
に旋回装置3を構成すべく下面側に旋回輪3Bが
設けられたセンタプレート4と、該センタプレー
ト4の上面に所定間隔離間して固着され、前後方
向に延びる一対のセンタビーム5,5とから構成
されている。6,6,…は旋回フレーム1の左、
右方向の梁部材を構成すべくセンタフレーム2か
ら左、右方向に張出した断面「コ」字状をした複
数本のビーム、7は同じく旋回フレーム1の後端
における左、右方向の梁部材を構成すべくセンタ
フレーム2から左、右方向に張出した板状の後端
ビームを示す。8,8,…は旋回フレーム1の外
縁を構成すべく前記ビーム6,7の張出し側の端
部に固着された断面「コ」字状のサイドフレーム
である。そして、センタフレーム2、ビーム6,
7、サイドフレーム8等から旋回フレームを形成
し、これにエンジン、運転室等を搭載し、上部旋
回体を構成する。
ここで、各ビーム6の端部にサイドフレーム8
を固着するには、第11図に示すように該ビーム
6の張出し側端部の上、下位置を切欠いて切欠き
部6A,6Aを形成し、該切欠き部6Aにサイド
フレーム8の上、下突出部8A,8Aを嵌合し、
接合位置a,b等を溶接することにより固着して
いた。一方、後端ビーム7にサイドフレーム8を
固着するには、第12図に示すように該ビーム7
の張出し側端部の上、下位置を切欠いて切欠き部
7A,7Aを形成し、該切欠き部7Aにサイドフ
レーム8の上、下突出部8A,8Aを嵌合し、接
合位置c,d等を溶接することにより固着してい
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述した従来技術によるものにおいては、第1
1図、第12図に示す方法を採用することによ
り、ビーム6,7とサイドフレーム8を接合した
とき、これらが同一水平面をなすように旋回フレ
ーム1を製造することができる。
しかし、この反面でビーム6側においては、サ
イドフレーム8の突出部8A,8Aと該ビーム6
の端部とが同一水平面をなすように、該ビーム6
の端部に切欠き部6A,6Aを設けなくてはなら
ず、またビーム7側についても同様に切欠き部7
A,7Aを設けなくてはならない。
この結果、第1に、ビーム6,7の端部を切断
加工して切欠き部6A,7Aを形成しなくてはな
らず、生産性に劣り、高価となるという欠点があ
る。第2にビーム6,7とサイドフレーム8との
間の溶接個所が複雑となり、溶接作業が煩雑で、
溶接品質の安定性に欠けるという欠点がある。第
3に、サイドフレーム8の断面形状は「コ」字状
の板曲げ構造であるため、十分な断面性能が確保
できず、旋回フレーム1全体の強度が低下してし
まうという欠点がある。
本考案はこのような従来技術の問題点に鑑みな
されたもので、ビームの端部に切欠き加工等を施
こす必要がなく、またビームとサイドフレームと
の溶接作業を容易ならしめ、かつフレームの強度
を高めることができるようにした建設機械の旋回
フレームを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため、本考案が採用する
構成の特徴は、ビームの張出し側端面を平坦な取
付面とし、またサイドフレームを該ビームの取付
面に衝合する平坦面を有する筒状体により形成
し、該サイドフレームの平坦面をビームの取付面
に溶接手段で接合したことにある。
〔作用〕
ビームの張出し側に垂直に形成した取付面にサ
イドフレームの平坦面を衝合させた状態で、当該
衝合部を溶接するだけでよく、溶接作業が簡単と
なるばかりでなく、ビームの端部を切断するとき
に特別な加工が不要となるから、ビームの加工が
簡単で、しかもサイドフレームを筒状体とするこ
とにより十分な断面性能を確保できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図ないし第8図に
基づいて詳細に述べる。なお、第1図ないし第4
図は本考案の第1の実施例を示す。
同図において、11は本実施例に用いるビーム
で、該ビーム11は従来技術によるビーム6と同
様にセンタフレームに取付けられ、左、右方向に
張出した断面「コ」字状となつている(第1図、
第2図参照)。しかし、本実施例のビーム11は
従来技術の如き切欠き部は形成されず、その端面
は単に平坦となるように垂直に切断した取付面1
1Aとなつて、後述するサイドフレーム13との
衝合面となつている。一方、12は本実施例に用
いる後端ビームで、該後端ビーム12も従来技術
による後端ビーム7と同様にセンタフレームの後
端部から左、右方向に張出した板状体となつてい
る(第3図、第4図参照)。しかし、該ビーム1
2は従来技術の如き切欠き部は形成されず、その
端面は単に垂直に切断した取付面12Aとなつ
て、サイドフレーム13との衝合面となつてい
る。
さらに、13は本実施例に用いるサイドフレー
ムで、該サイドフレーム13は第1図、第3図に
示すように断面がほぼ長方形状で、かつ高さ寸法
がビーム11,12の高さ寸法とほぼ等しい形状
の筒状体からなつており、当該筒状体の図中右側
の端面は前記各ビーム11,12の取付面11
A,12Aとそれぞれ衝合する平坦面13Aとな
つている。ここで、前記サイドフレーム13は円
筒状パイプ材を例えばロール成形加工等の手段で
成形し、平坦面13Aを有する断面長方形状に形
成されている。
本実施例はこのように構成されるが、ビーム1
1,12にサイドフレーム13を接合するには、
取付面11A,12Aに対して平坦面13Aを衝
合させ、これらの間を溶接手段によつて接合すれ
ばよい。従つて、本実施例によれば、溶接作業が
簡単化できるばかりでなく、ビーム11,12は
取付面11A,12Aとして切断するだけでよ
く、従来技術の如く切欠き部が必要ないから、生
産性を高めることができると共に、サイドフレー
ム13は閉断面の筒状体となつているから、十分
な断面性能を確保でき、旋回フレーム全体の強度
を高めることができる。
次に、第5図ないし第8図は本考案の第2ない
し第4の実施例を示し、前記第1の実施例と同一
構成要素には同一符号を付し、その説明を省略す
る。
然るに、第5図、第6図に示す第2の実施例の
特徴は、第1の実施例に示すビーム11に代え
て、ビーム11′を互に逆方向への折曲げ部を有
する断面「〓」状の鋼材とし、その張出し側端面
をサイドフレーム13の平坦面13Aと衝合する
取付面11′Aとして形成したことにある。
本実施例はこのように構成されるが旋回フレー
ムとしての作動については第1の実施例と変わる
ところがない。なお、ビームとして第1、第2の
実施例によるビーム11,11′に限ることなく、
H型鋼等他の形状の型鋼を用いてもよい。
次に、第7図は第3の実施例を示し、本実施例
の特徴は、サイドフレーム13′として断面がほ
ぼ長方形状で図中右側の端面が平坦面13′Aと
なると共に、該平坦面13′Aに開口部13′Bを
有する筒状体を用いたことにある。そして、前記
サイドフレーム13′を成形するには、完全な閉
断面ではなく、一部が開いた断面「C」字状のパ
イプ材をロール成形加工等の手段で成形すること
により行なわれる。
本実施例はこのように構成されるが、サイドフ
レーム13′として前述の形状を有しているから、
円筒状のパイプ材から成形するよりも成形が簡単
であり、加工が容易である。
さらに、第8図は本考案の第4の実施例を示
し、本実施例の特徴はサイドフレーム13″の断
面形状を平坦面13″Aと下面側に凸湾曲状傾斜
面13″Bとを有するほぼ台形状に形成したこと
にある。
本実施例はこのように構成されるが、旋回フレ
ームとしての作動については第1の実施例と変わ
るところがない。しかし、本実施例ではサイドフ
レーム13″の下面側に傾斜面13″Bを有してい
るから、建設機械の走行時、旋回時等に障害物と
衝突する恐れを少なくすることができる。
本考案の各実施例は以上の如くであるが、サイ
ドフレーム13,13′,13″としては実施例の
ものに限ることなく、任意の形状を採用すること
ができ、例えば半円弧状、三角状等に形成しても
よい。また、サイドフレーム13,13′,1
3″はパイプ材をロール成形手段で成形するもの
に限ることなく、引抜き加工等の手段で予め成形
された中空角柱材等を使用してもよい。
〔考案の効果〕
本考案に係る建設機械の旋回フレームは以上詳
細に述べた如くであつて、ビームの張出し側に形
成した取付面に、筒状体からなるサイドフレーム
の平坦面を衝合させ、該衝合面を溶接手段によつ
て接合する構成としたから、下記各項の効果を奏
する。
ビームとサイドフレームの接合面が互いに平
面となるため、溶接作業が簡単となり、また溶
接品質の安定性を図ることができる。
ビームの張出し側の取付面は垂直な面でよい
から、型鋼、板材等に特別な切欠き加工等を施
こす必要がなく、また単に切断するだけでよい
から、加工工数を節減し、生産性を高めること
ができる。
サイドフレームの断面形状は閉断面、または
開断面の筒状体となつているから、十分な断面
性能を確保でき、旋回フレームの張度を高める
ことができる。
サイドフレームは建屋カバー等のデザインに
適合する任意の形状が選択でき、設計の自由度
を高めることができる。
サイドフレームは円筒状パイプ材、または
「C」字状パイプ材からロール成形等の手段で
任意の形状に成形しうるから、加工が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の第1の実施例に
係り、第1図は第11図と同様位置の断面図、第
2図は第1図中の−矢示方向断面図、第3図
は第12図と同様位置の断面図、第4図は第3図
中の−矢示方向断面図、第5図、第6図は本
考案の第2の実施例に係り、第5図は第11図と
同様位置の断面図、第6図は第5図中の−矢
示方向断面図、第7図は本考案の第3の実施例を
示す第1図と同様の断面図、第8図は同じく第5
の実施例を示す第1図と同様の断面図、第9図な
いし第12図は従来技術に係り、第9図は旋回フ
レームの全体を示す平面図、第10図は第9図の
右側面図、第11図は第9図中のXI−XI矢示方
向断面図、第12図は第9図中のX−X矢示
方向断面図を示す。 2……センタフレーム、3……旋回装置、1
1,11′,12……ビーム、11A,11′A,
12A……取付面、13,13′,13″……サイ
ドフレーム、13A,13′A,13″A……平坦
面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 旋回装置を介して下部走行体に取付けられる
    べきセンタフレームと、該センタフレームから
    左、右方向に張出したビームと、外縁を構成す
    べく該ビームの張出し側の端部に設けられたサ
    イドフレームとからなる建設機械の旋回フレー
    ムにおいて、前記ビームの張出し側の端面を平
    坦な取付面とし、前記サイドフレームを該ビー
    ムの取付面に衝合する平坦面を有する筒状体に
    より形成し、該サイドフレームの平坦面を前記
    ビームの取付面に溶接手段で接合したことを特
    徴とする建設機械の旋回フレーム。 (2) 前記サイドフレームはパイプ材を成形するこ
    とにより断面矩形状に形成してなる実用新案登
    録請求の範囲1項記載の建設機械の旋回フレー
    ム。
JP1985197962U 1985-12-23 1985-12-23 Expired - Lifetime JPH0512373Y2 (ja)

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JPS62103867U JPS62103867U (ja) 1987-07-02
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JP4997138B2 (ja) * 2008-02-20 2012-08-08 日立建機株式会社 荷重負荷機械
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