JPH0512101Y2 - - Google Patents

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JPH0512101Y2
JPH0512101Y2 JP63189U JP63189U JPH0512101Y2 JP H0512101 Y2 JPH0512101 Y2 JP H0512101Y2 JP 63189 U JP63189 U JP 63189U JP 63189 U JP63189 U JP 63189U JP H0512101 Y2 JPH0512101 Y2 JP H0512101Y2
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armrest
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aisle
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はバス、船舶等の乗物において、該乗物
内の通路を挟む座席間に設けられる折り畳み収納
式の補助席に関する。
[従来の技術] 一般の観光バスにおいては、第5図〜第7図に
示すように多数の座席1,2を左右に離隔して配
設し、その間に通路Lを形成しているが、さらに
該通路Lを挟む一方の座席1の第1の第1肘掛3
と他方の座席2の第2肘掛4との間に折り畳み式
の補助席41を設けたものも多い。
従来の補助席41においては、前記一方の第1
肘掛3に対し座部42が真直状の下部リンク43
及びく字形状の上部リンク44により通路側へ繰
り出し可能かつ第1肘掛3の折り畳み可能に取り
付けられている。また、前記座部42の後端部に
は背当45が支軸46により引き起こし可能かつ
折り畳み可能に軸着され、この背当45は一般に
背当下部47と背当上部48とが取付軸49によ
り回動自在に軸着されて構成されている。
なお、前記第1肘掛3の側面には、補助席41
を折り畳んだときに背当45の部分のみが収まる
凹部40が形成されている。
この補助席41を使用するには、第6図に示す
ように、前記座席1の第1肘掛3から座部42を
繰り出して、下部リンク43に設けた支持突部5
0により上部リンク44を支持した後、背当45
を引き起こし、さらに背当下部47から背当上部
48を上方に展開すればよい。
また、この補助席41を格納するには、第5図
に示すように、背当上部48を背当下部47に折
り重ねてから、該背当45全体を座部42に折り
畳み、該座部42及び背当45を第1肘掛3の側
面に折り畳めばよい。
[考案が解決しようとする課題] ところで、前記座席1,2間に形成される通路
Lは移動の利便上及び安全上極めて重要なもので
あり、乗客が平常時及び非常時にスムースに移動
することができるよう一定基準以上の幅が設けら
れている。
しかし、座席1,2間に上記のような従来構成
の補助席41を設けると、これを折り畳んだとし
ても、通路Lの幅が基準の下限近くまで狭くな
り、乗客の移動性を低下させてしまうという大き
な問題があつた。
すなわち、第5図に示すように、上記補助席4
1を完全に折り畳むと座部42の厚さと背当45
の厚さとが加算されるため、補助席41全体の厚
さは通常10cm以上となる。一方、前記第1肘掛3
の幅は通常5cm前後に設定されている。従つて、
折り畳んだ補助席41のうち背当45の部分は前
記第1肘掛3の凹部40に収納されるが、座部4
2の部分は通路Lにはみ出してしまい、通路Lの
幅を通常5cm以上狭める結果となつていた。
なお、前記第1肘掛3の幅を2倍以上にすれ
ば、該第1肘掛3の凹部40に補助席41全体を
収納してしまうことはできるが、その第1肘掛3
自体が通路Lを狭めてしまう。
本考案の目的は、折り畳んだときに通路の幅を
狭めることがなく、乗客のスムースな移動性を確
保することができる新規な乗物用補助席を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の乗物用補
助席においては、乗物内の通路を挟む一方の座席
の通路側に配した第1肘掛の側面に第1凹部を設
け、該第1肘掛に対し補助席の座部を通路へ繰り
出し可能かつ前記第1凹部へ折り畳み収納可能に
取り付けるとともに、同じく通路を挟む他方の座
席の通路側に配した第2肘掛の側面に第2凹部を
設け、該第2肘掛に対し補助席の背当を通路へ繰
り出し可能かつ前記第2凹部へ折り畳み収納可能
に取り付けるという手段をとつた。
[作用] 前記座部を第1肘掛の第1凹部から通路へ繰り
出すとともに、前記背当を第2肘掛の第2凹部か
ら通路へ繰り出せば、該補助席は使用状態とな
る。
また、前記背当を第1凹部に折り畳んで収納す
るとともに、前記座部を第2凹部に折り畳んで収
納すれば、該補助席は格納状態となる。このよう
に本考案の補助席においては、第1凹部に座部の
みを、第2凹部に背当のみを各々分けて格納する
ため、これらの座部及び背当は第1凹部及び第2
凹部に収納されてしまい、通路Lへのはみ出しは
無くなる。
[実施例] 以下、本考案を観光バス用の補助席に具体化し
た一実施例について、第1図〜第4図を参照して
説明する。
一般の観光バスの車内には、主として二人掛け
用の多数の座席1,2が左右に離隔して前後方向
に並設され、左右の座席1,2間には前後に延び
る通路Lが形成されている。前記通路Lを挟む一
方(第1図において左側)の座席1の通路側には
第1肘掛3が、通路Lを挟む他方(第1図におい
て右側)の座席2の通路側には第2肘掛4が各々
配され、通路Lの幅を広くとるために、両肘掛
3,4の幅は必要最小限の5cm前後に形成されて
いる。
本実施例の補助席5は、前記第1肘掛3に取り
付けられた座部6と、第2肘掛4に取り付けられ
た背当7とからなり、詳しくは次のように構成さ
れている。
(座部6) 前記第1肘掛3の側面のうち縁部を除くほとん
どの部分には、該第1肘掛3の幅に近い深さを有
する第1凹部8が形成されている。この第1凹部
8の前後の内側壁の下部には、該第1凹部8に収
納し得る短い真直板状の下部リンク9が、その基
端部(第1図において上端部)において軸着部材
10により回動自在に軸着されている。両下部リ
ンク9の先端部には、四角形座面と図示しないク
ツシヨン材とを備えた座部6が、その基端部にお
いて軸着部材11により回動自在に軸着されてい
る。また、この下部リンク9には次の上部リンク
12を支持するための支持突部22が止着され、
該支持突部22には座部6の水平調整をするため
のアジヤストボルト23が螺入されている。
同じく第1凹部8の前後の内側壁の略中央部に
は、該第1凹部8に収納し得るやや長いく字形板
状の上部リンク12が、その基端部(第1図にお
いて上端部)において軸着部材13により回動自
在に軸着されている。両上部リンク12の先端部
には、前記座部6がそのやや内方の部位において
軸着部材14により回動自在に軸着されている。
そして、第1図に示すように座部6が折り畳ま
れるとき、下部リンク9及び上部リンク12は
各々第1凹部8に収納されて座部6を吊下支持す
るよう配設されているため、該座部6は第1凹部
8内に収納された状態で固定される。
また、第2図に示すように座部6が通路Lへ繰
り出されるとき、上部リンク12は通路側へ回動
して座部6のやや内方の部位を斜めに吊下支持
し、下部リンク9は上方へ回動して座部6の基端
部を支持し、該下部リンク9のアジヤストボルト
23は上部リンク12を支持するよう各々配設さ
れているため、該座部6は通路Lへ水平に繰り出
した状態で固定される。
(背当7) 前記第2肘掛4の側面のうち縁部を除くほとん
どの部位には、第2凹部15が形成されている。
この第2凹部15の後ろの内側壁の略中央部には
螺番16が取り付けられ、該螺番16には背当7
の下半分を構成する板状の背当下部17がその基
端部において前後方向に回動自在(回動端は規
制)に軸着されている。この背当下部17には背
当凹部18が設けられ、該背当凹部18の両側に
設けられた支柱19の上端部には背当7の上半分
を構成する背当上部20が取付軸21により上下
方向に回動自在(回動端は規制)に軸着されてい
る。
そして、第1図に示すように背当7が折り畳ま
れるとき、まず背当上部20が背当下部17の背
当凹部18内に折り畳まれ、次にこれら背当7全
体が第2凹部15内に折り畳まれて収納されるよ
うになつている。また、前記螺番16は第2凹部
15内に折り畳まれた背当7を固定する機能を兼
ね備えている。
また、第2図に示すように背当7が通路Lへ繰
り出されるとき、まず螺番16が背当下部17の
回動端を規制するため、該背当下部17は第2肘
掛4と直交する位置に停止する。次に、背当上部
20が上方に展開されるとき、取付軸21が背当
上部20の回動を規制するため、該背当上部20
は背当下部17の略延長線上位置に停止するよう
になつている。
(使用方法) 上記のように構成された補助席5を使用するに
は、まず、第1肘掛3の第1凹部8から座部6の
第1図における上端部を引き出してから、該座部
6全体を通路Lへ倒すように繰り出す。この操作
により、第2図に示すように下部リンク9が上方
へ回動するため、座部6の基端部は該下部リンク
9の先端部において支持される。従つて、座面の
レベルが高くなり、自然な着座位置が得られると
いう効果がある。また、上部リンク12の下端部
が通路L側へ繰り出して座部6のやや内方の部位
を斜めに吊下支持するとともに、前記アジヤスト
ボルト23が上部リンク12を支持するため、座
部6に加わる体重を十分に支えることができる。
また、このアジヤストボルト23の螺入螺退調節
により、座部6の水平調整も可能である。
次に、背当7を第2肘掛4の第2凹部15から
通路Lへ繰り出し、背当下部17を第2肘掛4と
直交する位置に停止させる。続いて、背当上部2
0を上方に展開し、背当下部17の略延長線上位
置に停止させればよい。
このように、本実施例の補助席5はその座部6
と背当7とが通路Lを挟む両肘掛3,4に分割し
て取り付けられているが、従来の補助席と略同等
の手間で使用状態にすることができる。
(格納方法) 次に、上記補助席5を格納するには、まず、背
当上部20を背当下部17の背当凹部18内に折
り畳んでから、該背当7全体を第2凹部15内に
折り畳んで収納する。
続いて、座部6の第2図における右端部を持ち
上げて第1凹部8に折り畳む。この操作により、
下部リンク9及び上部リンク12は各々下方へ回
動し、第1凹部8に収納された状態で座部6を吊
下支持する。従つて、座部6は第1凹部8内に収
納された状態で固定される。
このように、本補助席5において、第1肘掛3
の第1凹部8に座部6のみを、第2肘掛の第2凹
部15に背当7のみを各々分けて格納するため、
これらの座部6及び背当7は第1凹部8及び第2
凹部15に収納されてしまい、通路Lへのはみ出
しは無くなる。
従つて、従来の補助席のように通路Lを狭める
ことはなく、補助席を設けない場合と同等の通路
幅を維持することができ、乗客のスムースな移動
性を確保することができる。
なお、本考案は前記実施例の構成に限定される
ものではなく、例えば以下のように考案の趣旨か
ら逸脱しない範囲で任意に変更して具体化するこ
ともできる。
(1) 第1肘掛に対する座部の取付手段は前記リン
ク9,12に限定されず、例えばリンクの構造
や寸法形状を変更したり、螺番等により単純に
軸着したりすることもできる。
(2) 第2肘掛に対する背当の取付手段も前記螺番
に限定されず、例えばリンクにより第2凹部の
後方まで繰り出し自在に取り付けることもでき
る。
(3) 背当は前記実施例のように背当下部と背当上
部とから構成されたものに限定されず、例えば
前記背当下部又は背当上部のいずれか一方に相
当する部分のみからなるものでもよい。
(4) 第1肘掛に対して背当を取り付け、第2肘掛
に対して座部を取り付けることもできる。すな
わち、左右反対でもよい。
(5) 本考案は観光バス以外の各種バス、船舶その
他の各種乗物の補助席に具体化することもでき
る。
[考案の効果] 本考案の乗物用補助席は、上記の通り構成され
ているので、折り畳んだときに通路の幅を狭める
ことがなく、乗客のスムースな移動性を確保する
ことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案を観光バス用補助席に具体
化した実施例を示し、第1図は座席の肘掛に補助
席を格納した状態の正面図、第2図な座席の肘掛
から補助席を繰り出した状態の正面図、第3図は
肘掛と補助席の座部との関係を示す側面図、第4
図は肘掛と補助席の背当との関係を示す側面図で
ある。 第5〜7図は従来の観光バス用補助席を示し、
第5図は座席の肘掛に補助席を格納した状態の正
面図、第6図は座席の肘掛から補助席を繰り出し
た状態の正面図、第7図は肘掛と補助席との関係
を示す側面図である。 1……一方の座席、2……他方の座席、3……
第1肘掛、4……第2肘掛、5……補助席、6…
…座部、7……背当、8……第1凹部、15……
第2凹部、L……通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 乗物内の通路を挟む一方の座席の通路側に配し
    た第1肘掛の側面に第1凹部を設け、該第1肘掛
    に対し補助席の座部を通路へ繰り出し可能かつ前
    記第1凹部へ折り畳み収納可能に取り付けるとと
    もに、同じく通路を挟む他方の座席の通路側に配
    した第2肘掛の側面に第2凹部を設け、該第2肘
    掛に対し補助席の背当を通路へ繰り出し可能かつ
    前記第2凹部へ折り畳み収納可能に取り付けたこ
    とを特徴とする乗物用補助席。
JP63189U 1989-01-06 1989-01-06 Expired - Lifetime JPH0512101Y2 (ja)

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JP63189U JPH0512101Y2 (ja) 1989-01-06 1989-01-06

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JPH0292331U JPH0292331U (ja) 1990-07-23
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