JPH05117953A - 離型性のあるポリオレフイン不織布 - Google Patents

離型性のあるポリオレフイン不織布

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JPH05117953A
JPH05117953A JP3302716A JP30271691A JPH05117953A JP H05117953 A JPH05117953 A JP H05117953A JP 3302716 A JP3302716 A JP 3302716A JP 30271691 A JP30271691 A JP 30271691A JP H05117953 A JPH05117953 A JP H05117953A
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JP
Japan
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nonwoven fabric
mold release
polyolefin
woven fabric
release
Prior art date
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Withdrawn
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JP3302716A
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English (en)
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Mikiko Ariga
三起子 有賀
Yuzo Ikeda
勇三 池田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J7/00Adhesives in the form of films or foils
    • C09J7/20Adhesives in the form of films or foils characterised by their carriers
    • C09J7/21Paper; Textile fabrics
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09J7/00Adhesives in the form of films or foils
    • C09J7/20Adhesives in the form of films or foils characterised by their carriers
    • C09J7/22Plastics; Metallised plastics
    • C09J7/24Plastics; Metallised plastics based on macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C09J7/241Polyolefin, e.g.rubber
    • C09J7/243Ethylene or propylene polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
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    • C09J2400/263Presence of textile or fabric in the substrate

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 離型性のある不織布、詳しくは離型紙、粘着
テープとして使用される基材に関する。 【構成】 ポリオレフィンを連続的に紡糸した繊維が三
次元網状構造をなし、かつ繊維間が熱結合されており、
この少なくとも片面に離型加工を施してなる、離型性の
あるポリオレフィン不織布。 【効果】 耐水性に優れ、湿潤時にも強度低下がなく、
強度があるため紙の離型紙のように使い捨てではなく、
数回の繰り返し使用にも耐えられる。粘着テープの基材
として使用した場合、剥離紙が不用となり、単位巻当た
りの巻きm数を多くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、離型性のある不織布、
詳しくは離型紙、粘着テープとして使用される基材に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、離型性のあるシートとしては、紙
に離型加工を施したものやフィルムに離型加工を施した
ものなどが利用されている。しかし、紙に離型加工を施
したシートは、引裂強力が弱いため容易に破損し、また
湿潤時の強力が弱く、寸法安定性が悪いといった欠点が
あった。一方、フィルムに離型加工を施したシートは、
湿潤時の強力はあるが、引裂強力が低く、例えばノッチ
などが入った場合は容易に破損してしまうという欠点が
あった。
【0003】これらの欠点を解決する方法として、織
布、編布、不織布等を基材とした離型性のあるシートが
望まれていた。これまでの織布、編布、不織布では、離
型加工を施すために離型剤を塗布しても離型剤が浸透す
るために、充分な離型効果が得られず、また、離型剤の
浸透を防止するための目止め加工を施しても充分な目止
め効果を得ることができず、さらには、表面の平滑性が
充分でないために良好な離型効果が得られない等の問題
があった。
【0004】これらを解決する手段として、離型性のあ
るフィルムを上記の織布、編布、不織布を基材として、
これらにラミネートする、あるいはフィルムをラミネー
ト後、離型加工を施す等の方法が考えられるが、フィル
ムと基材が界面剥離するために良好なものとは言えず、
不織布等に直接に離型加工を施した基材が望まれてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、こうした
紙、フィルムのもつ欠点を克服し、かつ、従来の織布、
編布、不織布に離型シートをラミネートしたシートのも
つ欠点を克服した離型シートを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリオレフィ
ンを連続的に紡糸した繊維が三次元網状構造をなし、繊
維間が熱結合されており、この少なくとも片面に離型加
工を施したことを特徴とする、離型性のあるポリオレフ
ィン不織布である。
【0007】以下に本発明を詳細に説明する。本発明に
使用するポリオレフィン不織布基材の製造法としては、
ポリオレフィンを連続的に紡糸した繊維が三次元網状構
造をなした不織布を得ることができれば特に制限されな
いが、例えば、フラッシュ紡糸法が挙げられる。ポリオ
レフィンとしては特に限定されるものではないが、例え
ばポリエチレン、ポリプロピレンが挙げられる。
【0008】本発明でいう繊維間が熱結合されている不
織布を得る方法としては、繊維の一部あるいは全部が融
着することによってシート形状を維持し、離型シートと
して充分な平滑性を得ることができる方法であれば、何
ら限定されるものではないが、例えば、カレンダーロー
ルによる熱・加圧による方法やフェルトカレンダーによ
る熱・加圧による方法などが挙げられる。
【0009】本発明でいうポリオレフィン不織布の目付
は特に制限されるものではないが、好ましくは40〜1
00g/m2 、より好ましくは60g/m2 が良い。上
記目付けが100g/m2 を越えると繊維間の目が詰ま
り過ぎて、離型剤が十分に含浸されないし、また40g
/m2 未満の場合には目が粗くて所期の目的を達成しが
たい。
【0010】また、本発明でいうポリオレフィン不織布
を構成する繊維の平均単繊維直径は、10μm以下が好
ましく、より好ましくは1〜5μmの範囲である。
【0011】本発明で好適に使用されるポリオレフィン
不織布は、代表的には旭化成工業(株)製の登録商標
「ルクサー」であり、微細孔を有し、且つガイーレー式
透気度(JIS L−1096−B法に準ずる)が0.
1〜2,000秒/100cc、好ましくは1〜1,5
00秒/100ccであって透気性に優れ、且つ耐水圧
(JIS L−1092−B法に準ずる)が500〜
3,000mmH2 O、好ましくは1,000〜2,5
00mmH2 Oであって耐水性に優れ、常圧で水を通さ
ないものである。
【0012】離型加工を施す手段としては、不織布に直
接離型剤を塗布する方法、あるいは、不織布に適当な目
止め加工を施して後、離型剤を塗布する方法などが挙げ
られる。離型剤としては、不織布に良好な離型性を付与
できるものであれば何ら限定されるものではないが、例
えば、シリコーン系、フッ素系の樹脂を含む薬剤、ある
いは、界面活性剤などやそれらの混合物が挙げられる。
【0013】離型剤の塗布量は、所望の離型効果が得ら
れればとくに制限されないが、一般には0.1〜1.0
g/m2 、より好ましくは0.3〜0.6g/m2 であ
る。離型剤の塗布量が0.1g/m2 未満では十分な離
型性が得られないし、また、1.0g/m2 を越えると
不織布本来の良さが失われる傾向となる。
【0014】不織布に離型剤の浸透を防止するための目
止め加工としては、不織布に良好な目止め性を付与でき
るものであれば何ら制限されるものではないが、例え
ば、ポリビニルアルコール系樹脂、アクリル系樹脂など
の薬剤がある。これらの塗布方法としては、ディップ・
ニップによる方法、コーティングによる方法などが良好
である。
【0015】目止め剤の塗布量は、離型加工に支障を与
えない範囲ならとくに制限されないが、一般に0.5〜
3.0g/m2 、好ましくは1.0〜2.0g/m2
ある。目止め剤の塗布量が0.5g/m2 未満では離型
剤が浸透しすぎて好ましくなく、また3.0g/m2
越えると離型剤の浸透部分が少なくなり、所期の目的を
達成できなくなる。
【0016】
【実施例】本発明を下記の実施例により説明するが、こ
れらは本発明の範囲を制限しない。
【実施例1】フラッシュ紡糸法によって不織布を製造し
た。素材はポリエチレン(旭化成工業(株)製、登録商
標名「ルクサー」)で、目付は70g/m2 、厚みは
0.21mmである。
【0017】この不織布の片面にコロナ放電加工を施し
た後、ポリビニルアルコール(日本合成化学(株)製、
商品名「ゴーセノールNM−11」 )をナイフコータ
ーにて2g/m2 塗布し、乾燥して目止め加工を行っ
た。さらに、シリコーン樹脂(東レ(株)製、商品名
「シリコーンSRX212」)をナイフコーターにて
0.5g/m2 塗布し、離型加工を行った。
【0018】
【比較例1】スパンボンド法によって不織布を製造し
た。素材はポリエステル(旭化成工業(株)製スパンボ
ンド不織布、登録商標名「エルタス」)で、目付は50
g/m2 、厚みは0.3mmである。
【0019】この不織布にポリビニルアルコール(日本
合成化学(株)製、商品名「ゴーセノールNM−1
1」)、シリコーン樹脂(東レ(株)製、商品名「シリ
コーンSRX244」)をディッピングにより塗布す
る。塗布量はポリビニルアルコールを5g/m2 、シリ
コーン樹脂を0.05g/m2 である。
【0020】
【比較例2】スパンボンド法によって不織布を製造し
た。素材はポリエステル(旭化成工業(株)製スパンボ
ンド不織布、登録商標名「エルタス」)で、目付は50
g/m2 、厚みは0.3mmである。
【0021】この不織布に15μmのポリエチレンフィ
ルムをラミネートし、そのポリエチレンフィルム側にシ
リコーン樹脂(東レ(株)製、商品名「シリコーンSR
X244」)を0.5g/m2 をコーティングした。実
施例1、比較例1、比較例2の剥離力を測定した。測定
方法は次の通りである。
【0022】日東電工(株)製31Bテープ(テープ巾
19mm、テープ長さ100mm)を試料の離型加工面
に貼り、20g/m2 の荷重をかけ、50℃で20時間
放置する。1時間冷却後、離型紙を固定し、31Bテー
プを剥離角度180℃、剥離速度300mm/1分で、
測定長は50mm以上を自動記録付剥離力測定機にて測
定し、n=3の平均値で表示する。測定結果は下記表1
の通りである。
【0023】
【表1】
【0024】実施例1は良好な離型性を得られたが、比
較例1は良好な離型性を得られず、比較例2の場合は良
好な離型性を得られないだけでなく、不織布内部で材破
が起こった。
【0025】
【発明の効果】本発明の離型性のあるポリオレフィン不
織布は、耐水性に優れ、湿潤時にも強度低下がなく、さ
らには、強度があるため紙の離型紙のように使い捨てで
はなく、数回の繰り返し使用にも耐えられるものとなっ
た。
【0026】また、これまで、ポリオレフィン不織布を
粘着テープの基材として使用すると、離型加工が困難で
あったために、粘着面に剥離紙をつけなければ製品とし
て使用不可であったが、本発明の離型性のあるポリオレ
フィン不織布を粘着テープの基材として使用した場合、
剥離紙が不用となり、その結果、単位巻当たりの巻きm
数を多くすることができ、また、作業性も良好であり、
さらには剥離紙という余分なゴミも発生しなくなった。
本発明の離型性のあるポリオレフィン不織布は、各種工
業分野で使用される離型紙、粘着テープの基材に特に好
適に用いることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィンを連続的に紡糸した繊維
    が三次元網状構造をなし、かつ繊維間が熱結合されてお
    り、この少なくとも片面に離型加工を施してなることを
    特徴とする、離型性のあるポリオレフィン不織布。
JP3302716A 1991-10-23 1991-10-23 離型性のあるポリオレフイン不織布 Withdrawn JPH05117953A (ja)

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JP3302716A JPH05117953A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 離型性のあるポリオレフイン不織布

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JP3302716A JPH05117953A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 離型性のあるポリオレフイン不織布

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JPH05117953A true JPH05117953A (ja) 1993-05-14

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JP3302716A Withdrawn JPH05117953A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 離型性のあるポリオレフイン不織布

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JP (1) JPH05117953A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07264932A (ja) * 1994-03-31 1995-10-17 Asahi Chem Ind Co Ltd 農業用被覆シート
DE19523494C3 (de) * 1995-06-28 2003-05-15 Tesa Ag Verwendung eines Klebebandes auf Spinnvliesbasis zur Bandagierung von Kabelbäumen

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07264932A (ja) * 1994-03-31 1995-10-17 Asahi Chem Ind Co Ltd 農業用被覆シート
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Effective date: 19990107