JPH05116732A - ベルトコンベアの駆動方法 - Google Patents
ベルトコンベアの駆動方法Info
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- JPH05116732A JPH05116732A JP25788391A JP25788391A JPH05116732A JP H05116732 A JPH05116732 A JP H05116732A JP 25788391 A JP25788391 A JP 25788391A JP 25788391 A JP25788391 A JP 25788391A JP H05116732 A JPH05116732 A JP H05116732A
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- Japan
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- belt
- paper sheets
- belts
- belt conveyor
- conveyor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 積み重ねた紙葉類をその積み重ねの山を崩す
ことなく、汚すことなく、破れたり、皺の発生を生ずる
ことなく１つのベルトコンベアから他のベルトコンベア
に移載することのできるベルトコンベアの駆動方法を得
ること。 【構成】 エアテーブルとその上下面を巻き回した無端
ベルトからなるベルトコンベアを前後に２つ近接して並
べ、複数のベルト吸着手段により２つのベルトコンベア
のベルトを同時に吸着し、２つのベルトを吸着したまま
このベルト吸着手段を移動させ、２つのベルトを同一速
度で同一距離回動させる。
ことなく、汚すことなく、破れたり、皺の発生を生ずる
ことなく１つのベルトコンベアから他のベルトコンベア
に移載することのできるベルトコンベアの駆動方法を得
ること。 【構成】 エアテーブルとその上下面を巻き回した無端
ベルトからなるベルトコンベアを前後に２つ近接して並
べ、複数のベルト吸着手段により２つのベルトコンベア
のベルトを同時に吸着し、２つのベルトを吸着したまま
このベルト吸着手段を移動させ、２つのベルトを同一速
度で同一距離回動させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、積み重ねたシート状の
紙葉類を１つのベルトコンベアから次のベルトコンベア
に移載するように構成されたベルトコンベアの駆動方法
に関する。
紙葉類を１つのベルトコンベアから次のベルトコンベア
に移載するように構成されたベルトコンベアの駆動方法
に関する。
【０００２】
【従来技術】積み重ねたシート状の紙葉類の搬送方法と
して、従来はパレットの上に紙葉類を載せてパレットご
と手動の運搬車、またはフォークリフト等の動力搬送車
により搬送するのが一般的である。或いは、ベルトコン
ベア、ローラコンベアも利用されている。しかし、紙葉
類が印刷機により印刷された印刷紙である場合、搬送途
中において汚れたり、傷ついたり、破れたりすることは
極力排除しなければならない。従って従来のベルトコン
ベア、ローラコンベアを使用する場合は必ずパレットに
印刷紙を載せてパレットごと搬送している。更に印刷後
各種の後処理、例えば乾燥、パウダ落とし、反転、棒積
みなどを行う場合、パレットに載せたまま印刷紙を処理
することは出来ない。しかしながら、近時印刷工場の合
理化が叫ばれ、印刷紙の後処理も完全自動化が望まれて
いる。
して、従来はパレットの上に紙葉類を載せてパレットご
と手動の運搬車、またはフォークリフト等の動力搬送車
により搬送するのが一般的である。或いは、ベルトコン
ベア、ローラコンベアも利用されている。しかし、紙葉
類が印刷機により印刷された印刷紙である場合、搬送途
中において汚れたり、傷ついたり、破れたりすることは
極力排除しなければならない。従って従来のベルトコン
ベア、ローラコンベアを使用する場合は必ずパレットに
印刷紙を載せてパレットごと搬送している。更に印刷後
各種の後処理、例えば乾燥、パウダ落とし、反転、棒積
みなどを行う場合、パレットに載せたまま印刷紙を処理
することは出来ない。しかしながら、近時印刷工場の合
理化が叫ばれ、印刷紙の後処理も完全自動化が望まれて
いる。
【０００３】
【発明が解決すべき課題】上記従来技術の問題点に鑑
み、本発明は積み重ねた紙、シート、印刷紙、等の紙葉
類をその積み重ねの山を崩すことなく、汚すことなく、
破れたり、皺の発生を生ずることなく、しかもパレッ
ト、板その他の補助部材を使用することなく各種の処理
工程を連続的に搬送できるように、１つのベルトコンベ
アから次のベルトコンベアに移載するように構成された
ベルトコンベアの駆動方法を提供することを目的とす
る。
み、本発明は積み重ねた紙、シート、印刷紙、等の紙葉
類をその積み重ねの山を崩すことなく、汚すことなく、
破れたり、皺の発生を生ずることなく、しかもパレッ
ト、板その他の補助部材を使用することなく各種の処理
工程を連続的に搬送できるように、１つのベルトコンベ
アから次のベルトコンベアに移載するように構成された
ベルトコンベアの駆動方法を提供することを目的とす
る。
【０００４】
【課題を解決するため手段】上記課題は、請求項１に記
載の構成によれば、エアテーブルとその上下面を巻き回
した無端ベルトからなるベルトコンベアを前後に２つ近
接して並べ、この２つのベルトコンベアのベルトの走行
速度を同調させるベルトコンベアの駆動方法において、
複数のベルト吸着手段により２つのベルトコンベアのベ
ルトを同時に吸着し、２つのベルトを吸着したままベル
ト吸着手段をベルト面と平行に移動させ、２つのベルト
を同一速度で同一距離回動させることすることにより解
決される。
載の構成によれば、エアテーブルとその上下面を巻き回
した無端ベルトからなるベルトコンベアを前後に２つ近
接して並べ、この２つのベルトコンベアのベルトの走行
速度を同調させるベルトコンベアの駆動方法において、
複数のベルト吸着手段により２つのベルトコンベアのベ
ルトを同時に吸着し、２つのベルトを吸着したままベル
ト吸着手段をベルト面と平行に移動させ、２つのベルト
を同一速度で同一距離回動させることすることにより解
決される。
【０００５】また、請求項２に記載のの構成によれば、
上記ベルト吸着手段として、エアポンプに接続されたサ
ッカーによって構成することにより解決される。また、
請求項３に記載の構成によれば、ベルトの端部に金属片
が一定間で取り付けられ、ベルト吸着手段として電磁石
を使用する構成にすることにより解決される。
上記ベルト吸着手段として、エアポンプに接続されたサ
ッカーによって構成することにより解決される。また、
請求項３に記載の構成によれば、ベルトの端部に金属片
が一定間で取り付けられ、ベルト吸着手段として電磁石
を使用する構成にすることにより解決される。
【０００６】上記ベルトの材質としては、ゴム、繊維を
織り表面を平滑にしたもの、これにゴムを被覆したも
の、或いはスチール等表面が平滑で可撓性のあるもので
あれば特に材質にこだわらない。
織り表面を平滑にしたもの、これにゴムを被覆したも
の、或いはスチール等表面が平滑で可撓性のあるもので
あれば特に材質にこだわらない。
【０００７】
【実施例】以下、本発明について図に沿って詳細に説明
する。図１は本発明方法を実施するために使用されるベ
ルトコンベアの構成を示す概略側面図である。該コンベ
アはエアテーブル１、該エアテーブルの前端部及び後端
部に回転自在に設けたローラ２、エアテーブル１とロー
ラ２を巻き回して張設されたゴムベルト３からなる第一
ベルトコンベアＡと、この第一ベルトコンベアＡの前方
に近接して且つ直列に設置した、エアテーブル４、該エ
アテーブル４の前端部及び後端部に回転自在に設けたロ
ーラ５、エアテーブル４とローラ５を巻き回して張設し
たゴムベルト６からなる第二コンベアベルトＢと、この
第一ベルトコンベアＡと第二ベルトコンベアＢを同調し
て駆動するためのベルト駆動装置Ｃからなっており、駆
動装置Ｃは吸着手段であるサッカー７および８、サッカ
ー７及び８を上下するエアシリンダ９及び１０、サッカ
ー７及び８を取り付けるサッカー取付アーム１１、サッ
カー取付アーム１１をガイドする駆動レール１２、サッ
カー７及び８を駆動レールにに沿って駆動する駆動モー
タ１３から成っている。なおエアテーブル１及び４の細
部構造、サッカー７及び８並びにエアシリンダ９及び１
０に接続されるエアポンプ（バキュウムポンプ）等は図
においては省略してある。
する。図１は本発明方法を実施するために使用されるベ
ルトコンベアの構成を示す概略側面図である。該コンベ
アはエアテーブル１、該エアテーブルの前端部及び後端
部に回転自在に設けたローラ２、エアテーブル１とロー
ラ２を巻き回して張設されたゴムベルト３からなる第一
ベルトコンベアＡと、この第一ベルトコンベアＡの前方
に近接して且つ直列に設置した、エアテーブル４、該エ
アテーブル４の前端部及び後端部に回転自在に設けたロ
ーラ５、エアテーブル４とローラ５を巻き回して張設し
たゴムベルト６からなる第二コンベアベルトＢと、この
第一ベルトコンベアＡと第二ベルトコンベアＢを同調し
て駆動するためのベルト駆動装置Ｃからなっており、駆
動装置Ｃは吸着手段であるサッカー７および８、サッカ
ー７及び８を上下するエアシリンダ９及び１０、サッカ
ー７及び８を取り付けるサッカー取付アーム１１、サッ
カー取付アーム１１をガイドする駆動レール１２、サッ
カー７及び８を駆動レールにに沿って駆動する駆動モー
タ１３から成っている。なおエアテーブル１及び４の細
部構造、サッカー７及び８並びにエアシリンダ９及び１
０に接続されるエアポンプ（バキュウムポンプ）等は図
においては省略してある。
【０００８】なお、図示した例では駆動装置Ｃをエアテ
ーブル１及び４の下側に設けてあるが上側でもよい。ま
た、サッカー７、８はベルトベルト３、６の両サイドに
一対または複数対設けることが出来る。
ーブル１及び４の下側に設けてあるが上側でもよい。ま
た、サッカー７、８はベルトベルト３、６の両サイドに
一対または複数対設けることが出来る。
【０００９】図１に示す構成のベルトコンベアによる紙
葉類の山Ｓの搬送について以下述べる。図において、サ
ッカー７は第一ベルトコンベアＡのベルト３を吸着して
おり、サッカー８は第二ベルトコンベアＢのベルト６を
吸着しており、この状態で駆動モータ１３を回転し、サ
ッカー７及び８を図において左に移動させる。その時サ
ッカー７は２点鎖線で７ー１として示される位置に移動
し、サッカー８は２点鎖線８−１で示される位置に移動
する。その結果、紙葉類の山ＳはＳ−１で示される位置
に搬送される。次に、９ー１のエアシリンダによりサッ
カー７ー１を下降させ、また１０−１のエアシリンダに
よりサッカー８ー１を下降させた後、駆動モータ１３を
先の駆動とは反対方向に回転させるか、図示しないクラ
ッチと歯車構造により、サッカー７−１および８ー１を
４ー１を７及び８として示される原位置に戻す。
葉類の山Ｓの搬送について以下述べる。図において、サ
ッカー７は第一ベルトコンベアＡのベルト３を吸着して
おり、サッカー８は第二ベルトコンベアＢのベルト６を
吸着しており、この状態で駆動モータ１３を回転し、サ
ッカー７及び８を図において左に移動させる。その時サ
ッカー７は２点鎖線で７ー１として示される位置に移動
し、サッカー８は２点鎖線８−１で示される位置に移動
する。その結果、紙葉類の山ＳはＳ−１で示される位置
に搬送される。次に、９ー１のエアシリンダによりサッ
カー７ー１を下降させ、また１０−１のエアシリンダに
よりサッカー８ー１を下降させた後、駆動モータ１３を
先の駆動とは反対方向に回転させるか、図示しないクラ
ッチと歯車構造により、サッカー７−１および８ー１を
４ー１を７及び８として示される原位置に戻す。
【００１０】上記構成のベルトを上記構成の駆動装置及
び駆動方法によって紙葉類の山Ｓを搬送したときには、
第一コンベアベルトＡのベルト３と第二コンベアベルト
Ｂのベルト６は全く同じ速度で移動されるため、紙葉類
の山Ｓがベルト３からベルト６に移されるとき、該紙葉
類の山Ｓが崩れたり、紙葉類が破れたり、皺が発生した
りするなどの支障は起こらない。
び駆動方法によって紙葉類の山Ｓを搬送したときには、
第一コンベアベルトＡのベルト３と第二コンベアベルト
Ｂのベルト６は全く同じ速度で移動されるため、紙葉類
の山Ｓがベルト３からベルト６に移されるとき、該紙葉
類の山Ｓが崩れたり、紙葉類が破れたり、皺が発生した
りするなどの支障は起こらない。
【００１１】図２は他の実施例を示している。この例で
は、ベルト吸着手段として電磁石が用いられている。第
一ベルトコンベアＡのベルト３の側端部には一定の間隔
で鉄片１６が、また第二ベルトコンベアＢのベルト６に
も同様の間隔で鉄片１６が固着されている。図２におい
て、電磁石１４と１５はそれぞれベルト３の鉄片１６及
びベルト６の鉄片１６を磁力で吸着してしている。この
状態からモータ１３により電磁石取付アーム１１に取り
付けられた電磁石１４及び１５を駆動レール１２に沿っ
て１４−１として示される位置及び１５−１として示さ
れる位置に移動する。その結果紙葉類の山Ｓは第一コン
ベアベルトＡから第二コンベアベルトＢに移されＳ−１
で示される位置に搬送される。１７及び１８は電磁石１
４と１５への電流が絶たれた後、これら電磁石をベルト
から離し原位置に戻り次のベルト駆動の時ベルトに密接
させるためのエアシリンダである。
は、ベルト吸着手段として電磁石が用いられている。第
一ベルトコンベアＡのベルト３の側端部には一定の間隔
で鉄片１６が、また第二ベルトコンベアＢのベルト６に
も同様の間隔で鉄片１６が固着されている。図２におい
て、電磁石１４と１５はそれぞれベルト３の鉄片１６及
びベルト６の鉄片１６を磁力で吸着してしている。この
状態からモータ１３により電磁石取付アーム１１に取り
付けられた電磁石１４及び１５を駆動レール１２に沿っ
て１４−１として示される位置及び１５−１として示さ
れる位置に移動する。その結果紙葉類の山Ｓは第一コン
ベアベルトＡから第二コンベアベルトＢに移されＳ−１
で示される位置に搬送される。１７及び１８は電磁石１
４と１５への電流が絶たれた後、これら電磁石をベルト
から離し原位置に戻り次のベルト駆動の時ベルトに密接
させるためのエアシリンダである。
【００１２】図１及び図で示すベルト駆動のためのベル
ト吸着手段がバキュウムサッカー及び電磁石であっても
十分機能を果たし得るのは、エアテーブル１とローラ３
の作用により、紙葉類の山の重量が大であっても比較的
小さな力で駆動させることが出来るからである。
ト吸着手段がバキュウムサッカー及び電磁石であっても
十分機能を果たし得るのは、エアテーブル１とローラ３
の作用により、紙葉類の山の重量が大であっても比較的
小さな力で駆動させることが出来るからである。
【００１３】
【発明の効果】本発明は、エアテーブルと表面平滑なベ
ルトを使用した２つのベルトコンベアの両方のベルトを
同時に吸着し同距離移動させるように構成したので、紙
葉類などをそのまま棒積みした状態で２つのベルトコン
ベア間を搬送しても、紙葉類の山は崩れず、紙葉類が傷
ついたり、破れたり、皺が生じることがない。
ルトを使用した２つのベルトコンベアの両方のベルトを
同時に吸着し同距離移動させるように構成したので、紙
葉類などをそのまま棒積みした状態で２つのベルトコン
ベア間を搬送しても、紙葉類の山は崩れず、紙葉類が傷
ついたり、破れたり、皺が生じることがない。
【００１４】そのため次の工程に全く支障なく紙葉類を
搬送することが出来る。
搬送することが出来る。
【図１】本発明を実施するのに使用するベルトコンベア
の一例を概略的に示す側面図である。
の一例を概略的に示す側面図である。
【図２】本発明の他の実施例をするのに使用するベルト
コンベアの一例を概略的に示す側面図である。
コンベアの一例を概略的に示す側面図である。
１ エアテーブル、 ２ ローラ、 ３ ベルト、 ４
エアテーブル、５ ローラ、 ６ ベルト、 ７ サ
ッカ−、 ８ サッカー、 ９ エアシリンダ、１０
エアシリンダ、 １１ サッカー取付アーム、 １２
駆動レール、 １３ モータ、 Ａ 第一ベルトコンベ
ア、 Ｂ 第二ベルトコンベア、Ｃ 駆動装置、 Ｓ
紙葉類の山。
エアテーブル、５ ローラ、 ６ ベルト、 ７ サ
ッカ−、 ８ サッカー、 ９ エアシリンダ、１０
エアシリンダ、 １１ サッカー取付アーム、 １２
駆動レール、 １３ モータ、 Ａ 第一ベルトコンベ
ア、 Ｂ 第二ベルトコンベア、Ｃ 駆動装置、 Ｓ
紙葉類の山。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成４年１０月１９日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項３
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、積み重ねたシート状の
紙葉類を１つのベルトコンベアから次のベルトコンベア
に移載するように構成されたベルトコンベアの駆動方法
に関する。
紙葉類を１つのベルトコンベアから次のベルトコンベア
に移載するように構成されたベルトコンベアの駆動方法
に関する。
【０００２】
【従来の技術】積み重ねたシート状の紙葉類の搬送方法
として、従来はパレットの上に紙葉類を載せてパレット
ごと手動の運搬車、またはフォークリフト等の動力搬送
車により搬送するのが一般的である。或いは、ベルトコ
ンベア、ローラコンベアも利用されている。しかし、紙
葉類が印刷機により印刷された印刷紙である場合、搬送
途中において汚れたり、傷ついたり、破れたりすること
は極力排除しなければならない。従って従来のベルトコ
ンベア、ローラコンベアを使用する場合は必ずパレット
に印刷紙を載せてパレットごと搬送している。更に印刷
後各種の後処理、例えば乾燥、パウダ落とし、反転、棒
積みなどを行う場合、パレットに載せたまま印刷紙を処
理することは出来ない。しかしながら、近時印刷工場の
合理化が叫ばれ、印刷紙の後処理も完全自動化が望まれ
ている。
として、従来はパレットの上に紙葉類を載せてパレット
ごと手動の運搬車、またはフォークリフト等の動力搬送
車により搬送するのが一般的である。或いは、ベルトコ
ンベア、ローラコンベアも利用されている。しかし、紙
葉類が印刷機により印刷された印刷紙である場合、搬送
途中において汚れたり、傷ついたり、破れたりすること
は極力排除しなければならない。従って従来のベルトコ
ンベア、ローラコンベアを使用する場合は必ずパレット
に印刷紙を載せてパレットごと搬送している。更に印刷
後各種の後処理、例えば乾燥、パウダ落とし、反転、棒
積みなどを行う場合、パレットに載せたまま印刷紙を処
理することは出来ない。しかしながら、近時印刷工場の
合理化が叫ばれ、印刷紙の後処理も完全自動化が望まれ
ている。
【０００３】
【発明が解決すべき課題】上記従来技術の問題点に鑑
み、本発明は積み重ねた紙、シート、印刷紙、等の紙葉
類をその積み重ねの山を崩すことなく、汚すことなく、
破れたり、皺の発生を生ずることなく、しかもパレッ
ト、板その他の補助部材を使用することなく各種の処理
工程を連続的に搬送できるように、１つのベルトコンベ
アから次のベルトコンベアに移載するように構成された
ベルトコンベアの駆動方法を提供することを目的とす
る。
み、本発明は積み重ねた紙、シート、印刷紙、等の紙葉
類をその積み重ねの山を崩すことなく、汚すことなく、
破れたり、皺の発生を生ずることなく、しかもパレッ
ト、板その他の補助部材を使用することなく各種の処理
工程を連続的に搬送できるように、１つのベルトコンベ
アから次のベルトコンベアに移載するように構成された
ベルトコンベアの駆動方法を提供することを目的とす
る。
【０００４】
【課題を解決するため手段】上記課題は、請求項１に記
載の構成によれば、エアテーブルとその上下面を巻き回
した無端ベルトからなるベルトコンベアを前後に２つ近
接して並べ、この２つのベルトコンベアのベルトの走行
速度を同調させるベルトコンベアの駆動方法において、
複数のベルト吸着手段により２つのベルトコンベアのベ
ルトを同時に吸着し、２つのベルトを吸着したままベル
ト吸着手段をベルト面と平行に移動させ、２つのベルト
を同一速度で同一距離回動させることすることにより解
決される。
載の構成によれば、エアテーブルとその上下面を巻き回
した無端ベルトからなるベルトコンベアを前後に２つ近
接して並べ、この２つのベルトコンベアのベルトの走行
速度を同調させるベルトコンベアの駆動方法において、
複数のベルト吸着手段により２つのベルトコンベアのベ
ルトを同時に吸着し、２つのベルトを吸着したままベル
ト吸着手段をベルト面と平行に移動させ、２つのベルト
を同一速度で同一距離回動させることすることにより解
決される。
【０００５】また、請求項２に記載のの構成によれば、
上記ベルト吸着手段として、エアポンプに接続されたサ
ッカーによって構成することにより解決される。また、
請求項３に記載の構成によれば、ベルトの端部に金属片
が一定間で取り付けられ、ベルト吸着手段として電磁石
を使用する構成にすることにより解決される。
上記ベルト吸着手段として、エアポンプに接続されたサ
ッカーによって構成することにより解決される。また、
請求項３に記載の構成によれば、ベルトの端部に金属片
が一定間で取り付けられ、ベルト吸着手段として電磁石
を使用する構成にすることにより解決される。
【０００６】上記ベルトの材質としては、ゴム、繊維を
織り表面を平滑にしたもの、これにゴムを被覆したも
の、或いはスチール等表面が平滑で可撓性のあるもので
あれば特に材質にこだわらない。
織り表面を平滑にしたもの、これにゴムを被覆したも
の、或いはスチール等表面が平滑で可撓性のあるもので
あれば特に材質にこだわらない。
【０００７】
【実施例】以下、本発明について図に沿って詳細に説明
する。図１は本発明方法を実施するために使用されるベ
ルトコンベアの構成を示す概略側面図である。該コンベ
アはエアテーブル１、該エアテーブルの前端部及び後端
部に回転自在に設けたローラ２、エアテーブル１とロー
ラ２を巻き回して張設されたゴムベルト３からなる第一
ベルトコンベアＡと、この第一ベルトコンベアＡの前方
に近接して且つ直列に設置した、エアテーブル４、該エ
アテーブル４の前端部及び後端部に回転自在に設けたロ
ーラ５、エアテーブル４とローラ５を巻き回して張設し
たゴムベルト６からなる第二コンベアベルトＢと、この
第一ベルトコンベアＡと第二ベルトコンベアＢを同調し
て駆動するためのベルト駆動装置Ｃからなっており、駆
動装置Ｃは吸着手段であるサッカー７および８、サッカ
ー７及び８を上下するエアシリンダ９及び１０、サッカ
ー７及び８を取り付けるサッカー取付アーム１１、サッ
カー取付アーム１１をガイドする駆動レール１２、サッ
カー７及び８を駆動レールにに沿って駆動する駆動モー
タ１３から成っている。なおエアテーブル１及び４の細
部構造、サッカー７及び８並びにエアシリンダ９及び１
０に接続されるエアポンプ（バキュウムポンプ）等は図
においては省略してある。
する。図１は本発明方法を実施するために使用されるベ
ルトコンベアの構成を示す概略側面図である。該コンベ
アはエアテーブル１、該エアテーブルの前端部及び後端
部に回転自在に設けたローラ２、エアテーブル１とロー
ラ２を巻き回して張設されたゴムベルト３からなる第一
ベルトコンベアＡと、この第一ベルトコンベアＡの前方
に近接して且つ直列に設置した、エアテーブル４、該エ
アテーブル４の前端部及び後端部に回転自在に設けたロ
ーラ５、エアテーブル４とローラ５を巻き回して張設し
たゴムベルト６からなる第二コンベアベルトＢと、この
第一ベルトコンベアＡと第二ベルトコンベアＢを同調し
て駆動するためのベルト駆動装置Ｃからなっており、駆
動装置Ｃは吸着手段であるサッカー７および８、サッカ
ー７及び８を上下するエアシリンダ９及び１０、サッカ
ー７及び８を取り付けるサッカー取付アーム１１、サッ
カー取付アーム１１をガイドする駆動レール１２、サッ
カー７及び８を駆動レールにに沿って駆動する駆動モー
タ１３から成っている。なおエアテーブル１及び４の細
部構造、サッカー７及び８並びにエアシリンダ９及び１
０に接続されるエアポンプ（バキュウムポンプ）等は図
においては省略してある。
【０００８】なお、図示した例では駆動装置Ｃをエアテ
ーブル１及び４の下側に設けてあるが上側でもよい。ま
た、サッカー７、８はベルトベルト３、６の両サイドに
一対または複数対設けることが出来る。
ーブル１及び４の下側に設けてあるが上側でもよい。ま
た、サッカー７、８はベルトベルト３、６の両サイドに
一対または複数対設けることが出来る。
【０００９】図１に示す構成のベルトコンベアによる紙
葉類の山Ｓの搬送について以下述べる。図において、サ
ッカー７は第一ベルトコンベアＡのベルト３を吸着して
おり、サッカー８は第二ベルトコンベアＢのベルト６を
吸着しており、この状態で駆動モータ１３を回転し、サ
ッカー７及び８を図において左に移動させる。その時サ
ッカー７は２点鎖線で７ー１として示される位置に移動
し、サッカー８は２点鎖線８−１で示される位置に移動
する。その結果、紙葉類の山ＳはＳ−１で示される位置
に搬送される。次に、９ー１のエアシリンダによりサッ
カー７ー１を下降させ、また１０−１のエアシリンダに
よりサッカー８ー１を下降させた後、駆動モータ１３を
先の駆動とは反対方向に回転させるか、図示しないクラ
ッチと歯車構造により、サッカー７−１および８ー１を
４ー１を７及び８として示される原位置に戻す。
葉類の山Ｓの搬送について以下述べる。図において、サ
ッカー７は第一ベルトコンベアＡのベルト３を吸着して
おり、サッカー８は第二ベルトコンベアＢのベルト６を
吸着しており、この状態で駆動モータ１３を回転し、サ
ッカー７及び８を図において左に移動させる。その時サ
ッカー７は２点鎖線で７ー１として示される位置に移動
し、サッカー８は２点鎖線８−１で示される位置に移動
する。その結果、紙葉類の山ＳはＳ−１で示される位置
に搬送される。次に、９ー１のエアシリンダによりサッ
カー７ー１を下降させ、また１０−１のエアシリンダに
よりサッカー８ー１を下降させた後、駆動モータ１３を
先の駆動とは反対方向に回転させるか、図示しないクラ
ッチと歯車構造により、サッカー７−１および８ー１を
４ー１を７及び８として示される原位置に戻す。
【００１０】上記構成のベルトを上記構成の駆動装置及
び駆動方法によって紙葉類の山Ｓを搬送したときには、
第一コンベアベルトＡのベルト３と第二コンベアベルト
Ｂのベルト６は全く同じ速度で移動されるため、紙葉類
の山Ｓがベルト３からベルト６に移されるとき、該紙葉
類の山Ｓが崩れたり、紙葉類が破れたり、皺が発生した
りするなどの支障は起こらない。
び駆動方法によって紙葉類の山Ｓを搬送したときには、
第一コンベアベルトＡのベルト３と第二コンベアベルト
Ｂのベルト６は全く同じ速度で移動されるため、紙葉類
の山Ｓがベルト３からベルト６に移されるとき、該紙葉
類の山Ｓが崩れたり、紙葉類が破れたり、皺が発生した
りするなどの支障は起こらない。
【００１１】図２は他の実施例を示している。この例で
は、ベルト吸着手段として電磁石が用いられている。第
一ベルトコンベアＡのベルト３の側端部には一定の間隔
で鉄片１６が、また第二ベルトコンベアＢのベルト６に
も同様の間隔で鉄片１６が固着されている。図２におい
て、電磁石１４と１５はそれぞれベルト３の鉄片１６及
びベルト６の鉄片１６を磁力で吸着してしている。この
状態からモータ１３により電磁石取付アーム１１に取り
付けられた電磁石１４及び１５を駆動レール１２に沿っ
て１４−１として示される位置及び１５−１として示さ
れる位置に移動する。その結果紙葉類の山Ｓは第一コン
ベアベルトＡから第二コンベアベルトＢに移されＳ−１
で示される位置に搬送される。１７及び１８は電磁石１
４と１５への電流が絶たれた後、これら電磁石をベルト
から離し原位置に戻り次のベルト駆動の時ベルトに密接
させるためのエアシリンダである。
は、ベルト吸着手段として電磁石が用いられている。第
一ベルトコンベアＡのベルト３の側端部には一定の間隔
で鉄片１６が、また第二ベルトコンベアＢのベルト６に
も同様の間隔で鉄片１６が固着されている。図２におい
て、電磁石１４と１５はそれぞれベルト３の鉄片１６及
びベルト６の鉄片１６を磁力で吸着してしている。この
状態からモータ１３により電磁石取付アーム１１に取り
付けられた電磁石１４及び１５を駆動レール１２に沿っ
て１４−１として示される位置及び１５−１として示さ
れる位置に移動する。その結果紙葉類の山Ｓは第一コン
ベアベルトＡから第二コンベアベルトＢに移されＳ−１
で示される位置に搬送される。１７及び１８は電磁石１
４と１５への電流が絶たれた後、これら電磁石をベルト
から離し原位置に戻り次のベルト駆動の時ベルトに密接
させるためのエアシリンダである。
【００１２】図１及び図２で示すベルト駆動のためのベ
ルト吸着手段がバキュウムサッカー及び電磁石であって
も十分機能を果たし得るのは、エアテーブル１とローラ
３の作用により、紙葉類の山の重量が大であっても比較
的小さな力で駆動させることが出来るからである。
ルト吸着手段がバキュウムサッカー及び電磁石であって
も十分機能を果たし得るのは、エアテーブル１とローラ
３の作用により、紙葉類の山の重量が大であっても比較
的小さな力で駆動させることが出来るからである。
【００１３】
【発明の効果】本発明は、エアテーブルと表面平滑なベ
ルトを使用した２つのベルトコンベアの両方のベルトを
同時に吸着し同距離移動させるように構成したので、紙
葉類などをそのまま棒積みした状態で２つのベルトコン
ベア間を搬送しても、紙葉類の山は崩れず、紙葉類が傷
ついたり、破れたり、皺が生じることがない。
ルトを使用した２つのベルトコンベアの両方のベルトを
同時に吸着し同距離移動させるように構成したので、紙
葉類などをそのまま棒積みした状態で２つのベルトコン
ベア間を搬送しても、紙葉類の山は崩れず、紙葉類が傷
ついたり、破れたり、皺が生じることがない。
【００１４】そのため次の工程に全く支障なく紙葉類を
搬送することが出来る。
搬送することが出来る。
Claims (3)
- 【請求項１】 エアテーブルとその上下面を巻き回した
無端ベルトからなるベルトコンベアを前後に２つ近接し
て並べ、この２つのベルトコンベアのベルトの走行速度
を同調させるベルトコンベアの駆動方法であって、 複数のベルト吸着手段により２つのベルトコンベアのベ
ルトを同時に吸着し、２つのベルトを吸着したままベル
ト吸着手段をベルト面と平行に移動させ、２つのベルト
を同一速度で同一距離回動させることを特徴とするベル
トコンベアの駆動方法。 - 【請求項２】 ベルト吸着手段がエアポンプに接続され
たサッカーであることを特徴とする請求項１記載のベル
トコンベアの駆動方法。 - 【請求項３】 ベルトの端部に金属片が一定間で取り付
けられ、ベルト吸着手段が電磁石であることを特徴とす
る請求項１記載のベルトコンベアの駆動方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25788391A JPH05116732A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | ベルトコンベアの駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25788391A JPH05116732A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | ベルトコンベアの駆動方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05116732A true JPH05116732A (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=17312513
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25788391A Pending JPH05116732A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | ベルトコンベアの駆動方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05116732A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7080962B1 (en) | 2005-05-31 | 2006-07-25 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Air conveyance apparatus |
-
1991
- 1991-10-04 JP JP25788391A patent/JPH05116732A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7080962B1 (en) | 2005-05-31 | 2006-07-25 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Air conveyance apparatus |
| US7165918B2 (en) | 2005-05-31 | 2007-01-23 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Air conveyance system |
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