JP2576831Y2 - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JP2576831Y2
JP2576831Y2 JP1995004240U JP424095U JP2576831Y2 JP 2576831 Y2 JP2576831 Y2 JP 2576831Y2 JP 1995004240 U JP1995004240 U JP 1995004240U JP 424095 U JP424095 U JP 424095U JP 2576831 Y2 JP2576831 Y2 JP 2576831Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、搬送される被包装物
を、搬送路を遮って張設された包装材で包装する包装装
置において、その包装材の直前の位置で被包装物の搬送
方向を変更可能にした包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、新聞発送ラインにおいて、輸転
機から搬出される新聞は、カウンタースタッカーによっ
て設定部数毎にスタック(束)にされた後、順次、包装
装置及び結束装置に導かれ、梱包される。
【0003】従来周知の新聞包装機及び結束機の大要
は、「新聞印刷(印刷編改訂版)昭和55年10月31
日(社)日本新聞協会発行」第361〜369頁に記載
される。
【0004】また、搬送される被包装物を、搬送路を遮
って張設された包装材、例えば、フィルムで、胴シー
ル、すなわち、被包装物の4面にフィルムを巻き付けて
シールする方式(図9参照)は特公昭53−3706及
び実公昭55−39780によって公知である。
【0005】次に、上記従来の包装装置を組み込んだ従
来の新聞発送ラインの概略を、図8に従って説明する。
図8は、従来における新聞発送ラインの各部配置図を示
し、輪転機Nから搬出された新聞列Xは、コンベヤTを
経てカウンタースタッカーPに送られ、そこでスタック
Yを形成し、コンベヤU上に搬出される。このカウンタ
ースタッカーPにおいて、スタックYは、スタック作成
の機構上の制約から長手方向を搬出方向の前後となるむ
きで搬出される。
【0006】これに対して、前記カウンタースタッカー
Pの下流に設けた包装装置Q1においては、スタックY
への包装の確実性と荷崩れに対する安全性の見地から、
スタックYは、図9で示すように、いわゆる胴シール、
すなわち、スタックYの長手方向の4面に沿ってフイル
ム45を巻き付け、溶着処理して、包装される。
【0007】そこで、図8で示すように、長手方向が前
後となるようにカウンタースタッカーPから搬出された
スタックは、包装装置Q1への搬入に際して、長手方向
が左右となるように、移載装置Rにて、あらかじめその
進行方向を90゜変換することを要求される。
【0008】そうすれば、そのむきを90゜変換したス
タックY1は、その搬送路を遮って張設されたフイルム
45に対し、スタックY1の長手方向の面が当接しつつ
進行する一方、フイルム45は、スタックY1の搬送速
度に略整合した速さで送り出されるので、スタックY1
はその長手方向の4面に沿って円滑にフイルム45が巻
き付けられる。
【0009】なお、包装装置Q1とその下流の結束装置
Sがそれぞれ独立分離している場合には、両者間は接続
搬送装置Wで連結される。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】図8で示す従来型新聞
発送ラインは、移載装置Rや接続搬送装置Wを経由する
冗長な設置スペースを必要とするので、そのラインを短
縮して省スペースと省人化を図り、高能率な新聞発送ラ
インを構築することが望まれる。
【0011】この考案の第1の目的は、従来の冗長な発
送ラインに比して設置スペースを短縮することができ最
小空間で高能率な作業を遂行し得る、一体不可分、か
つ、コンパクトな搬送方向変換手段を組み込んだ被包装
物の包装装置を提供することである。
【0012】この考案の第2の目的は、新聞等の積み重
ね集積体からなる被包装物の搬送方向変換時における急
停止及び急発進に対しても、当該被包装物に作用する慣
性力による重なりずれが発生せず整然とした荷姿で包装
を完了し得る包装装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この考案による包装装置
は、上記の課題を解決するために次の構成を設ける。す
なわち、偏平な単体を上下方向に多数積み重ねて形成さ
れる被包装物を搬送する搬送装置と、その搬送装置の搬
送方向下流と接続可能であるように設けた搬送区域と、
その搬送区域の一側に隣接させて設けた被包装物包被済
包装材のシール切断手段と、前記搬送区域とシール切断
手段との間を閉じる状態に包装材を張設して供給し得る
ように配設した前記包装材の供給手段及び間欠送出手段
と、を備えた包装装置において、前記搬送区域に、前記
被包装物の下面が第1可動部材に接触して前記張設され
る包装材に対して略平行な方向に搬送し得る第1搬送機
構と、前記被包装物の下面が第2可動部材に接触して前
記張設される包装材に対して略直角な方向に搬送し得る
第2搬送機構と、を互いに不干渉な位置関係で混在して
配設するとともに、前記被包装物の下面を前記第1可動
部材への接触から前記第2可動部材への接触へ移行させ
るために、第2可動部材の上端レベルを第1可動部材の
上端レベルよりも相対的に高くする範囲において、第1
可動部材と第2可動部材のいずれか一方又は双方を上下
方向に変位させる移載手段を設け、更に、被包装物を前
記第1搬送機構の所定位置に停止させる際の慣性による
荷崩れを防止すべく、停止させられる被包装物の搬送方
向前面に当接可能であるように前記第1搬送機構の下流
側に第1当接部材を設ける一方、被包装物を前記第2搬
送機構によって停止位置から発進させる際の慣性による
荷崩れを防止すべく、発進させられる被包装物の搬送方
向後面に所定の間当接可能であるように前記第2搬送機
構の上流側に第2当接部材を設けて、張設される包装材
の直上流の前記搬送区域で被包装物の搬送方向を変更可
能にした、ことを特徴とする。
【0014】更に、この考案による包装装置は、前記シ
ール切断手段の下流側に前記第2搬送機構の搬送方向と
同一の方向に搬送可能な搬出手段を搬送方向に分割して
設け、その分割部に前記包装材を介して被包装物を結束
する結束手段を設けたことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】まず、偏平な単体を上下方向に多数積み重ねた
集積体として形成される被包装物が、カウンタースタッ
カーから搬送装置であるコンベヤベルト上に、その長手
方向を搬送方向の前後となるむきで載せられて、搬送区
域における第1搬送機構まで搬送される。この第1搬送
機構は、張設された包装材に対して略平行する位置に被
包装物を持来し、その位置で被包装物の先行面が第1当
接部材に当接して停止させられる。その停止が仮に急速
であって、積み重ね状の集積体からなる被包装物に慣性
力が働いて重なりずれが生じるときであっても、この第
1当接部材によって、その重なりずれが防止され、被包
装物の荷崩れが生じる事なく、被包装物は、当初の姿勢
を保持して、所定の位置に停止させられる。
【0016】前述した搬送区域には、被包装物の下面が
第1可動部材に接触して、張設された包装材に対して略
平行な方向に被搬送物を搬送し得る第1搬送機構と、被
包装物の下面が第2可動部材に接触して、張設された包
装材に対して略直角な方向に搬送し得る第2搬送機構と
が、互いに干渉しない位置関係で混在して配設されてお
り、しかも、第1可動部材と第2可動部材のいずれか一
方または双方を上下方向に変位させて第2可動部材の上
端レベルを第1可動部材の上端レベルよりも相対的に高
くする移載手段が設けられており、それらの機構の作動
の結果、被搬送物の下面が第1可動部材への接触から離
れ、第2可動部材に接して支持され、かくして、被包装
物の搬送方向が変更され、移載が完了する。
【0017】従って、前記被包装物の搬送方向が平面に
おいて略90゜一挙に変換させられ、方向を変えられた
被包装物は、搬送路を遮って張設された包装材に向けて
前進し、やがて、その包装材に当接しつつ、なおも前進
を続ける。
【0018】第1搬送機構の所定の位置に停止させられ
た被包装物が、第2搬送機構の起動によって包装材に向
けて動き出すときに、第2当接部材が積み重ね状の集積
体からなる被包装物の後行面を支持するので、急激な起
動であっても、慣性力による重なりずれの発生が防止さ
れる。被包装物の前進速度に整合して前記包装材が送り
出され、その送り出しによって、被包装物の前面及び上
下面が包装材によって被覆される。
【0019】被包装物が所定の位置まで搬送されると、
被包装物の後部で前記包装材がシールされ、そして、切
断される。かくして、被包装物の後面もまた包装材によ
って被覆され、包装が完了する。
【0020】包装材の張設位置の直下流に結束手段を設
ける場合には、前記包装の完了と同時またはそれと前後
して被包装物が結束される。
【0021】
【実施例】この考案による包装装置Qの実施例を図面に
従って、以下に詳述する。
【0022】まず、図4において、包装材、例えばフイ
ルム31及び32は、それぞれ以下に示す供給手段によ
って供給される。すなわち、一方のフイルム31がスタ
ック搬送面51より上方に装架された巻取体30から導
き出され、他方のフイルム32がスタック搬送面51よ
り下方に装架された巻取体30aから導き出され、それ
らの両端辺が溶着部33で接続されることによって、被
包装物例えばスタックYの搬送路を遮って張設される。
【0023】溶着部33によって互いにその最先端辺縁
部を溶着させられた一対のフィルム31及び32は、例
えば周知のダンサーロール61、61の介在により、搬
送路を遮って面状に張設される一方、後述するように、
被包装物Yの進行に連動してそれぞれフィルム送出ロー
ル62、62により、前記各巻取体30及び30aから
必要な長さだけ繰り出される。このような包装材供給手
段とその間欠送出手段は、例えば実公昭55−3978
0によって公知である。
【0024】この考案は、このような包装材張設位置の
直上流に搬送区域Aを設けて、被包装物、例えば、スタ
ックYの搬送方向を前記包装材31,32に略平行な方
向から略直角な方向へと切換える。
【0025】この搬送区域Aは、図3で示すように、第
1搬送機構の第1可動部材1、1の終端部2及び3と、
第2搬送機構の第2可動部材22とが互いに不干渉な位
置関係に混在配設される。
【0026】図3〜7において、第1搬送機構の第1可
動部材である昇降コンベヤ2及び3は、前記包装材3
1,32に略平行な方向に搬送動作するように設置され
ているのに対し、第2搬送機構の第2可動部材である送
り出しローラー群22は、前記包装材31,32に略直
角な方向に搬送動作するように設置される。
【0027】第1可動部材である昇降コンベヤ2及び3
の駆動手段は、図5及び図6で示すように、機枠50か
ら突出するブラケット16上に流体圧シリンダー15,
15を固定し、その各ロッドの先端でベースプレート1
2を支持し、更に、そのベースプレート12の四隅(図
5参照)からブラケット10,10及び11,11をそ
れぞれ直立させ、それら各一対のブラケットの上端間に
シャフト8及び9の両端部をそれぞれ架け渡し回転自在
に支承せしめると共に、それら各シャフト8及び9上に
プーリー4,5及び6,7を固設し、そして、前記プー
リー4及び6間に前記昇降コンベヤ2を、また、前記プ
ーリー5及び7間に前記昇降コンベヤ3を、それぞれエ
ンドレスに架設し、ベースプレート12上に固定したモ
ーター13の駆動軸と前記一方のシャフト9との間を動
力伝達ベルト14で連結してなる。かくして、モーター
13の回転が、ベルト14を経由してシャフト9に伝え
られ、更に、プーリー6,7を経て、一対の昇降コンベ
ヤ2及び3がフイルム31,32と略平行な方向に動作
する。
【0028】第2可動部材である送り出しローラー群2
2の駆動手段は、図5及び図7で示すように、機枠50
から突出するプレート25,26間に送り出しローラー
群22の支軸の両端部を回転自在に支承すると共に、機
枠50から突出する第3のプレート27の側面にガイド
プーリー52,52,52…を列設し、それらのガイド
プーリーと前記送り出しローラー群22の各軸とをエン
ドレスベルト30で連結し、更に、機枠50に固定した
モーター28の出力軸と前記ガイドプーリー52との間
をエンドレスベルト29で連結してなる。かくして、モ
ーター28の回転が、ベルト29、ガイドプーリー5
2,52…を経て、各送り出しローラー群22の軸に伝
えられる。
【0029】なお、スタックY(被包装物)は、第1搬
送機構の第1可動部材2及び3においてその移動を急停
止させられる一方、第2搬送機構の第2可動部材22に
おいて急激に起動させられる。従って、その都度、スタ
ックYに作用する慣性力によって、スタックYの上部に
荷崩れが生ずるおそれがある。
【0030】そこで、その弊害をなくすために、機枠5
0に固定した流体圧シリンダー18のロッドの先端部に
第1当接部材17aと第2当接部材17bとからなるL
型プッシャを連結して設ける。この第1当接部材17a
は、導入コンベヤラインの終端部の搬送方向下流側にス
タックYの停止位置でスタックYの先行面に当接する位
置に配設して、スタックYの搬入の位置決めと急停止に
伴なう荷崩れを防止する。また、第2当接部材17b
は、送り出しコンベヤラインの始端部22の搬送方向上
流側にスタックYの停止位置から所定の搬送位置までの
移動の間、スタックYの後行面に当接を継続し得る位置
に配置して、スタックYの急激な起動に伴なう荷崩れを
防止する。
【0031】さて、被包装物を第1搬送機構から第2搬
送機構への移載手段、すなわち、フイルム31,32に
対して、略平行な搬送方向に動作する第1可動部材、例
えば、一対の昇降コンベヤ2,3から、略直角な搬送方
向に動作する第2可動部材、例えば、送り出しローラー
群22への切換手段は、図6で示すように、一対の昇降
コンベヤ2,3を支持するベースプレート12とブラケ
ット16との間に流体圧シリンダー15,15を介設
し、それらのシリンダーのロッドの伸長時には、前記一
対の昇降コンベヤ2,3の上面がスタック搬送下面51
より僅かに上方へ変位し(図6参照)、これに対して、
それらのシリンダーのロッドの短縮時には、前記一対の
昇降コンベヤ2,3の上面がスタック搬送下面51より
僅かに下方へ変位するように構成され、その場合に、ス
タックYの下面は、コンベヤ2,3の接触から離れ、送
り出しローラー群22に接触して支持される(図7参
照)。かくして、搬送方向の変換が一瞬の動作で可能と
なる。
【0032】次に、包装材31、32を互いにシールし
て切断する手段34、36について説明する。
【0033】図4で示すように、フイルム31,32の
張設位置の直下流における上方及び下方には、流体圧シ
リンダー35,37の各ロッド先端部が、少くともスタ
ックYの高さに相当する間隔をあけて対設され、そし
て、各ロッド先端部にはシール台34,36がそれぞれ
配設され、流体圧シリンダー35,37の作動により、
一方のシール台34は下降し、他方のシール台36は上
昇して、互いに当接する。従って、スタックYの搬送進
行に伴なって、フイルム31,32が図4において、右
方へ押されると、その搬送速度に整合して、各フイルム
31,32が送り出され、それによって、スタックYの
前面から上面及び下面がフイルム31,32で包まれ、
その状態でスタックYが前記一対の流体圧シリンダー3
5,37の取付位置を通過すると、その時点で、それら
一対の流体圧シリンダー35,37が作動して、シール
台34,36が互いに当接するので、フイルム31,3
2がそのシール台34,36の間に挟まれ、図示しない
ヒーターで溶着させられる。
【0034】なお、一方のシール台34には、図示を省
略したカッターが設けられ、他方のシール台36の図示
を省略した溝に対して前記カッターが咬合するように構
成されているので、フイルムの溶着部がカッターによっ
て切断される。
【0035】被包装物の搬出手段38,39について述
べる。図3及び図4で示すように、流体圧シリンダー3
5,37の直下流に第1コンベヤ38,38を設け、所
定の間隙を隔てて第2コンベヤ39,39を設ける。な
お、これらのコンベヤは、図示しないモーターなどによ
って間欠駆動され、スタックYの搬出に供される。
【0036】被包装物の結束手段Bについて述べる。前
記第1コンベヤ38,38と第2コンベヤ39,39と
の間に設けた所定の間隙に、結束バンド46を待機させ
たアーチ40と結束バンド溶着機構47等からなる結束
手段Bを設置する。アーチ40の両側上方に流体圧シリ
ンダー42,42を列設し、それらのロッド下端に押え
板41,41を設けて、結束時におけるスタックYを押
圧して安定させる。
【0037】次に、スタックYに対する包装処理の動作
を説明する。図2において、輪転機Nから搬出された新
聞列Xは、搬送装置Tを経てカウンタースタッカーPに
送られ、ここでスタックYにまとめられ、そのスタック
Yは長手方向を前後にして搬送される搬送装置U上に搬
出され、包装装置Qに搬入される。
【0038】図3において、スタックYは、第1搬送機
構の第1可動部材1,1を経て昇降コンベヤ2,3上に
移送される。この搬入時に昇降コンベヤ2,3の上面
は、第6図で示すように、流体圧シリンダー15,15
のロッド伸長により、スタック搬送下面51より若干高
い位置にあるため、スタックYの包装装置Q内への搬入
が円滑に行われる。
【0039】スタックYの進行先頭面がL型プッシャの
第1当接部材17aに当接すると、昇降コンベヤ2,3
の駆動が停止すると共に、流体圧シリンダー15,15
のロッドが短縮して、昇降コンベヤ2,3の上面がスタ
ック搬出下面51より低い位置まで下降するので、スタ
ックYの下面は昇降コンベヤ2,3の接触から離され
て、送り出しローラー群22上に乗せられ(図7参
照)、送り出しローラー群22の駆動、並びに、流体圧
シリンダー18の作動によるL型プッシャの第2当接部
材17bの押出しにより、スタックYはその進行方向を
90度変換させられ、かつ、安定した荷姿でフイルム3
1,32の張設位置に向けて搬送される。
【0040】下降した昇降コンベヤ2,3は、その上方
をスタックYが通りすぎた後、上昇復帰し、プッシャ1
7は適宜の所定時間が経過した後、後退復帰して次のス
タックの導入に備え、待機する。
【0041】さて、送り出しローラー群22とプッシャ
17との作動によって搬送されるスタックYは、その進
行方向前方を遮って張設されるフイルム31,32に当
接し、更に、スタックYの前面でそのフイルム31,3
2を押しながら、第1コンベヤ38及び第2コンベヤ3
9上に移乗する。その際、スタックYの搬送速度に整合
してフイルム31,32が繰り出されるので、スタック
Yは、その前面、続いて上下面の順に被覆されていき、
スタックYが流体圧シリンダー35,37の設置位置を
通過した後、スタックYの長手方向中央部が結束バンド
46によって結束し得る位置まで搬送されたとき、第1
コンベヤ38及び第2コンベヤ39の駆動が停止する。
【0042】そこで、流体圧シリンダー42,42のロ
ッドが伸長して、押え板41,41が下降し、フイルム
31を介してスタックYの上面を押圧する状態下で、結
束手段Bが作動し、アーチ40に待機する結束バンド4
6がフイルム31,32を介してスタックYを結束す
る。
【0043】上記結束動作と同時または前後して、流体
圧シリンダー35,37のロッドが伸長し、各先端に設
けたシール台34,36が、スタックYの後部において
フイルム31,32を介して当接するので、フイルム3
1,32が図示しないヒーターの過熱により溶着し、更
に、図示しないカッターと溝との咬合により溶着位置の
中間部が切断処理される。
【0044】かくして、フイルム31,32によるスタ
ックYの包装が完了する。
【0045】その後、第1コンベヤ38、第2コンベヤ
39の駆動が再開して、スタックYは、図1で示す新聞
梱包物YAとなって、下流の移載装置R1へ送られる。
【0046】その間、シール台34,36及び押え板4
1,41は共に復帰し、また、後続のフイルム31,3
2が後続のスタックの搬送路を遮って張設される。
【0047】この考案は、以上記載の実施例に限定され
るものでなく、被包装物の側部に整合する位置に他のシ
ール手段を設け、被包装物の後部で包装材をシール且つ
切断した後、それに引き続いて結束する前に、被包装物
の側部の残余の包装材をシールして被包装物の側面をも
包装材で被覆するようにする等の特許請求の範囲を逸脱
しない設計上の改変をも含む。
【0048】
【考案の効果】以上詳述したように、この考案による包
装装置は、張設される包装材の直上流に、被包装物を前
記包装材に対し略平行な方向に搬送する第1可動部材を
有する第1搬送機構と、被包装物を前記包装材に対し略
直角な方向に搬送する第2可動部材を有する第2搬送機
構とを、互いに不干渉な位置関係に混在して配設すると
ともに、第2可動部材の上端レベルを第1可動部材の上
端レベルよりも相対的に高くする範囲において、第1可
動部材と第2可動部材のいずれか一方または双方を上下
方向に変位させる移載手段を設けることによって、被包
装物の搬送方向変換区域Aを一体不可分に組み込むこと
に成功したので、従来の冗長な新聞発送ライン(図8参
照)に比して設置スペースを短縮することができ、限定
されたコンパクトな空間で高能率な作業を展開し得るか
ら、有益である。
【0049】更に、この考案は、第1当接部材の配設に
より、第1搬送機構における急停止が可能となり、ま
た、第2当接部材の配設により、第2搬送機構おける急
始動が可能となって、いずれの場合にも被包装物の荷崩
れの発生が防止され、包装されるべき被包装物の集積姿
がきちんと整ったものになるから、被包装物の搬送方向
変換処理の高速化の実現が可能となり、被包装物の包装
処理能力を著しく向上させ得るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による包装装置Qの具体的一実施例を
示す概略斜視図、
【図2】この考案による包装装置Qを組み込んだ新聞発
送ラインの概略配置平面図、
【図3】図4の3−3線に沿った第1図で示す包装装置
の横断平面図、
【図4】図3の4−4線に沿った縦断正面図、
【図5】図3及び図4で示す搬送区域Aの拡大詳細平面
図、
【図6】図5の6−6線に沿った縦断正面図、
【図7】図5の7−7線に沿った縦断正面図、
【図8】従来型包装装置を組み込んだ新聞発送ラインの
概略配置平面図、
【図9】従来及びこの考案で使用される被包装物の胴シ
ール、すなわち、例えば、新聞のスタックの長手方向の
4面に沿ってフイルムを巻き付けてシールする包装方式
を示す斜視図。
【符号の説明】
A 搬送区域、 B 結束手段、 N 輪転機、 P カウンタースタッカー、 Q,Q1 包装装置、 R,R1 移載装置、 S,S1 結束装置、 T,U,V 搬送装置、 W 接続搬送装置、 X 新聞列、 Y,Y1 被包装物、例えばスタック、 YA 新聞梱包物、 1,1 第1搬送機構の第1可動部材、 2,3 第1搬送機構の第1可動部材である昇降コンベ
ヤ、 4,5,6,7 プーリー、 8,9 シャフト、 10,10,11,11 ブラケット、 12 ベースプレート、 13 モーター、 14 動力伝達ベルト、 15,15 流体圧シリンダー、 16 ブラケット、 17a L型プッシャの第1当接部材、 17b L型プッシャの第2当接部材、 18 流体圧シリンダー、 22 第2搬送機構の第2可動部材である送り出しロー
ラー群、 25,26,27 プレート、 28 モーター、 29 エンドレスベルト、 30,30a フイルム供給手段、例えば、巻取体、 31,32 包装材、例えば、フイルム、 33 溶着部、 34,36 包装材のシール切断手段、例えば、シール
台、 35,37 流体圧シリンダー、 38,39 搬出手段、例えば、第1コンベヤ第2コン
ベヤ、 40 アーチ、 41,41 押え板、 42,42 流体圧シリンダー、 45 フイルム、 46 結束バンド、 47 結束バンド溶着機構、 50 機枠、 51 スタック搬送下面、 52 ガイドプーリー、 61,61 ダンサーロール、 62,62 フィルム送り出しロール。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平な単体を上下方向に多数積み重ねて
    形成される被包装物を搬送する搬送装置と、その搬送装
    置の搬送方向下流接続可能であるように設けた搬送区
    域と、その搬送区域の一側に隣接させて設けた被包装物
    包被済包装材のシール切断手段と、前記搬送区域とシー
    ル切断手段との間を閉じる状態に包装材を張設して供給
    し得るように配設した前記包装材の供給手段及び間欠送
    出手段と、を備えた包装装置において、 前記搬送区域に、前記 被包装物の下面が第1可動部材に接触して前記張設
    される包装材に対して略平行な方向に搬送し得る第1搬
    送機構と、前記被包装物の下面が第2可動部材に接触し て前記張設
    される包装材に対して略直角な方向に搬送し得る第2搬
    送機構と、 を互いに不干渉な位置関係で混在して配設するととも
    に、前記被包装物の下面を前記第1可動部材への接触から前
    記第2可動部材への接触へ移行させるために、第2可動
    部材の上端レベルを第1可動部材の上端レベルよりも
    対的に高くする範囲において、第1可動部材と第2可動
    部材のいずれか一方又は双方を上下方向変位させる
    載手段を設け、更に、 被包装物を前記第1搬送機の所定位置に停止させる際
    の慣性による荷崩れを防止すべく、停止させられる被包
    装物の搬送方向前面に当接可能であるように前記第1搬
    送機構の下流側に第1当接部材を設ける一方、 被包装物を前記第2搬送機によって停止位置から発進
    させる際の慣性による荷崩れを防止すべく、発進させら
    れる被包装物の搬送方向後面に所定の間当接可能である
    ように前記第2搬送機構の上流側に第2当接部材を設け
    て、張設される包装材の直上流の前記搬送区域で被包装
    物の搬送方向を変更可能にした、 ことを特徴とする包装装置。
  2. 【請求項2】 前記シール切断手段の下流側に前記第2
    送機構の搬送方向と同一の方向の搬送可能な搬出手段
    を搬送方向に分割して設け、その分割部に前記包装材を
    介して被包装物を結束する結束手段を設けたことを特徴
    とする請求項1に記載の包装装置。
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