JPH0511315Y2 - - Google Patents

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JPH0511315Y2
JPH0511315Y2 JP1986139399U JP13939986U JPH0511315Y2 JP H0511315 Y2 JPH0511315 Y2 JP H0511315Y2 JP 1986139399 U JP1986139399 U JP 1986139399U JP 13939986 U JP13939986 U JP 13939986U JP H0511315 Y2 JPH0511315 Y2 JP H0511315Y2
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JP
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intake
exhaust
pressure
valve
exhaust turbocharger
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JP1986139399U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は排気ターボチヤージヤの異常検出装置
に関する。
〔従来の技術〕
機関から排出された排気ガスにより駆動される
排気タービンと機関に供給される吸入空気を昇圧
せしめる吸気コンプレツサとを具備した排気ター
ボチヤージヤにおいて、吸気コンプレツサから吐
出された吸入空気温を検出してこの吸入空気温が
高くなつたときには過給圧を低下させ、それによ
つてノツキングの発生を阻止するようにした内燃
機関が公知である(特開昭60−19919号公報参
照)。
また、吸気コンプレツサから吐出された吸入空
気をインタクーラにより冷却し、インタクーラか
ら流出した吸入空気温を検出してこの吸入空気温
が高くなつたときには過給圧を低下させ、それに
よつてノツキングの発生を阻止するようにした内
燃機関が公知である(特開昭60−128930号公報参
照)。
更に、吸気コンプレツサから吐出された吸入空
気をインタクーラにより冷却し、インタクーラに
流入する吸入空気温とインタクーラから流出する
吸入空気温とを検出してこれら吸入空気温の温度
差が小さくなつたときにはインタクーラに異常が
生じていると判断するようにした内燃機関が公知
である(特開昭60−19921号公報参照)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このように従来よりノツキングの発生を阻止す
るために過給圧を低下させたり、或いはインタク
ーラの異常を検出することは公知であるが排気タ
ーボチヤージヤに異常が生じたことを簡単に検出
する方法は未だ知られていない。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によれば排気ターボチヤージヤに異常が
生じたことを検出するために、機関排気通路に排
気タービンを迂回するバイパス通路を設けてバイ
パス通路内にウエイストゲートバルブを配置し、
ウエイストゲートバルブにより過給圧が予め定め
られた上限圧力を越えないように制御するように
した排気ターボチヤージヤにおいて、吸気コンプ
レツサによる吸入空気の昇温を検出する昇温検出
手段と、昇温検出手段の出力信号に基いて排気タ
ーボチヤージヤの異常により吸入空気が異常に昇
温したときには排気ターボチヤージヤに異常が生
じていると判断する排気ターボチヤージヤの異常
判断手段とを具備している。
〔実施例〕
第1図を参照すると、1は排気ターボチヤージ
ヤ、2は吸気コンプレツサ、3は排気タービンを
夫々示す。吸気コンプレツサ2はインペラ4と、
空気吸込通路5と、空気吐出通路6とを具備し、
空気吐出通路6は図示しない機関の吸気マニホル
ドに連結される。空気吐出通路6内には第1の吸
気温センサ7が取付けられ、空気吸込通路5内に
は第2の吸気温センサ8が取付けられるが後述す
るように第2吸気温センサ8は必ずしも取付ける
必要はない。一方、排気タービン3はタービンホ
イール9と、排気流入通路10と、排気流出通路
11とを具備し、排気流入通路10は図示しない
機関の排気マニホルドに連結される。排気流入通
路10からは排気タービン3を迂回するバイパス
通路12が分岐され、このバイパス通路12は排
気流出通路11に連結される。バイパス通路12
内には弁ポート13の開閉制御をする弁体14を
具えたウエイストゲートバルブ15が設けられ、
弁体14はリンク機構を介してアクチユエータ1
6のダイアフラム17に連結される。アクチユエ
ータ16はダイアフラム17によつて分離された
圧力制御室18と大気圧室19とを具備し、大気
圧室19内にダイアフラム押圧用の圧縮ばね20
が挿入される。圧力制御室18は一方では導管2
1を介して空気吐出通路6に連結され、他方では
ソレノイド開閉弁22および絞り23を介して大
気に連結される。ソレノイド開閉弁22は電子制
御ユニツト30に接続され、電子制御ユニツト3
0の出力信号により制御される。
電子制御ユニツト30はデイジタルコンピユー
タからなり、双方向性バス31によつて相互に接
続されたROM(リードオンメモリ)32、RAM
(ランダムアクセスメモリ)33、CPU(マイク
ロプロセツサ)34、入力ポート35および出力
ポート36を具備する。第1吸気温センサ7およ
び第2吸気温センサ8は夫々対応するAD変換器
37,38を介して入力ポート35に接続され、
出力ポート36は駆動回路39を介してソレノイ
ド開閉弁22に接続される。
ソレノイド開閉弁22が閉弁しているときには
アクチユエータ16の圧力制御室18に空気吐出
通路6内の圧力、即ち過給圧が加わる。過給圧が
圧縮ばね20のばね力による定まる上限圧力を越
えると弁体14が弁ポート13を開弁するために
排気ガスの一部が排気タービン3に駆動力を与え
ることなくバイパス通路12内に流入する。その
結果、排気タービン3の回転数が低下し、斯くし
て過給圧が低下する。このようにして過給圧は上
限圧力を越えないように制御される。一方、ソレ
ノイド開閉弁22が開弁すると圧力制御室18内
の空気の一部が絞り23を介して大気に逃げるた
めに圧力制御室18内の圧力は空気吐出通路6内
の過給圧よりも低くなる。この過給圧よりも低い
圧力制御室18内の圧力が圧縮ばね20によるダ
イアフラム押圧力よりも高くなると弁体14が弁
ポート13を開弁し、それによつて過給圧が上限
圧力を越えないように制御される。従つてこのと
きの過給圧の上限圧力はソレノイド開閉弁22が
閉弁しているときの上限圧力に比べて高くなる。
云い換えるとソレノイド開閉弁22が閉弁したと
きにはソレノイド開閉弁22が開弁しているとき
に比べて過給圧の上限圧力が低下する。
一方、排気ターボチヤージヤ1の吸気コンプレ
ツサ2或いは排気タービン3に何らかの異常が生
じて排気ターボチヤージヤ1の効率が低下すると
過給圧を上限圧力とすべく排気ターボチヤージヤ
1の回転数が上昇し、その結果排気ターボチヤー
ジヤ1の回転数は正常時に比べて高くなる。この
ように排気ターボチヤージヤ1の回転数が高くな
るということは排気ターボチヤージヤ1に与えら
れる排気ガスのエネルギが増大していることを意
味している。ところが排気ターボチヤージヤ1に
与えられる排気ガスのエネルギが増大しても過給
圧は上限圧力にしかならないので、即ち圧力エネ
ルギの上昇に使用される排気ガスのエネルギは変
らないので残りの排気ガスのエネルギは熱エネル
ギに変換され、吸入空気の昇温作用に使用され
る。その結果吸気コンプレツサ2を通過した空気
の温度が高くなる。事実、排気ターボチヤージヤ
1の効率が低下すると空気温は吸気コンプレツサ
2により大巾に昇温せしめられることが判明して
いる。この温度上昇はかなり大巾であるので吸気
コンプレツサ2を通過した空気温を検出すれば排
気ターボチヤージヤ1の効率が低下したか否かを
判別できるが、吸気コンプレツサ2によつて空気
温が何度上昇したかを検出すればより正確に排気
ターボチヤージヤ1の効率低下を判別することが
できる。即ち、吸気コンプレツサ2による昇温を
検出すれば排気ターボチヤージヤ1の効率が低下
したか否かを判別でき、吸気コンプレツサ2によ
る昇温を検出するために第1吸気温センサ7、又
は第1吸気温センサ7および第2吸気温センサ8
の双方が使用される。本考案では吸入空気温が異
常に昇温したときには排気ターボチヤージヤ1の
回転数が過度に高くなつていると判断して過給圧
の上限圧力を低くすることにより排気ターボチヤ
ージヤ1の回転数を低下させるようにしている。
以下第2図および第3図を参照して過給圧の上限
圧力の制御について説明する。
第2図は第1吸気温センサ7のみを用いて上限
圧力を制御する場合を示している。即ち第2図を
参照するとまず始めにステツプ40では空気吐出通
路6内の空気温T1を表わす第1吸気温センサ7
の出力信号に基いて空気温T1が予め定められた
設定温度T0よりも大きいか否かが判別され、T1
T0であればステツプ41においてソレノイド開
閉弁22への通電がオフとされる。このときソレ
ノイド開閉弁22は開弁する。一方、T1>T0
あればステツプ42に進んでソレノイド開閉弁22
が付勢され、このときソレノイド開閉弁22が閉
弁せしめられる。その結果、過給圧の上限圧力が
低下せしめられる。
第3図は第1吸気温センサ7および第2吸気温
センサ8の双方を用いて上限圧力を制御する場合
を示している。即ち、第3図を参照するとまず始
めにステツプ50において空気吐出通路6内の空気
温T1を表わす第1吸気温センサ7の出力信号、
および空気吸込通路5内の空気温T2を表わす第
2吸気温センサ8の出力信号に基いて空気温T1
と空気温T2との温度差ΔTが計算される。次いで
ステツプ51では温度差ΔTが予め定められた設定
温度差ΔT0よりも大きいか否かが判別され、ΔT
ΔT0であればステツプ52においてソレノイド開
閉弁22が消勢され、ソレノイド開閉弁22が開
弁せしめられる。一方、ΔT>ΔT0であればステ
ツプ53においてソレノイド開閉弁22が付勢され
てソレノイド開閉弁22が閉弁せしめられ、斯く
して過給圧の上限圧力が低下せしめられる。
〔考案の効果〕
排気ターボチヤージヤに異常が生じたときには
排気ターボチヤージヤの異常をただちに検出する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は過給圧制御装置の全体図、第2図はソ
レノイド開閉弁を制御するためのフローチヤー
ト、第3図はソレノイド開閉弁を制御するための
別の実施例を示すフローチヤートである。 1……排気ターボチヤージヤ、2……吸気コン
プレツサ、3……排気タービン、7……第1吸気
温センサ、8……第2吸気温センサ、12……バ
イパス通路、15……ウエイストゲートバルブ、
22……ソレノイド開閉弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関排気通路に排気タービンを迂回するバイパ
    ス通路を設けて該バイパス通路内にウエイストゲ
    ートバルブを配置し、該ウエイストゲートバルブ
    により過給圧が予め定められた上限圧力を越えな
    いように制御するようにした排気ターボチヤージ
    ヤにおいて、吸気コンプレツサによる吸入空気の
    昇温を検出する昇温検出手段と、該昇温検出手段
    の出力信号に基いて排気ターボチヤージヤの異常
    により吸入空気が異常に昇温したときには排気タ
    ーボチヤージヤに異常が生じていると判断する排
    気ターボチヤージヤの異常判断手段とを具備した
    排気ターボチヤージヤの異常検出装置。
JP1986139399U 1986-09-12 1986-09-12 Expired - Lifetime JPH0511315Y2 (ja)

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JP1986139399U JPH0511315Y2 (ja) 1986-09-12 1986-09-12

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JP1986139399U JPH0511315Y2 (ja) 1986-09-12 1986-09-12

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JPS6346630U JPS6346630U (ja) 1988-03-29
JPH0511315Y2 true JPH0511315Y2 (ja) 1993-03-19

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017110550A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 マツダ株式会社 ターボ過給機付きエンジンの制御装置

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JPS6346630U (ja) 1988-03-29

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