JPH05103971A - 微粒子に粉末を被覆することにより顆粒を製造する装置および方法 - Google Patents

微粒子に粉末を被覆することにより顆粒を製造する装置および方法

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JPH05103971A
JPH05103971A JP4063499A JP6349992A JPH05103971A JP H05103971 A JPH05103971 A JP H05103971A JP 4063499 A JP4063499 A JP 4063499A JP 6349992 A JP6349992 A JP 6349992A JP H05103971 A JPH05103971 A JP H05103971A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ほぼ等寸法、等形状の顆粒が得られるように
核微粒子に粉末を被覆可能な装置と方法を提供する。 【構成】 ディスク23の僅か上方の位置で容器1内の
突入する事実上水平の送入手段71を有する供給装置6
7が備えられ、この送入手段71が液体出口と、これを
取囲む環状の粉末出口とを制限している。被覆工程の
間、送入手段71は、回転するディスク23上の微粒子
ベッド内へ突込まれる。液体129と粉末157は、同
じ送入手段71により同時に、前記出口の近くを通過す
る微粒子191に噴霧される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微粒子に粉末をかぶせ
ることにより顆粒を製造する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この装置は、容器と、上側に微粒子を支
える支持面を有するロータとを含んでいる。このロータ
は、前記容器内に配置され、垂直軸線を中心として回転
するように支えられている。容器は、前記ロータの上
側、したがって前記支持面近くに処理スペースを有して
いる。この装置には、更に、前記処理スペース内へ液体
と粉末とを送入する供給手段が備えられている。
【0003】顆粒を製造する場合、顆粒の核をなす微粒
子が、処理スペース内へ導入される。これらの微粒子
を、以下では核微粒子と呼ぶことにする。ロータの回転
によって、動く微粒子ベッドがロータ支持面上に形成さ
れる。更に、気体、通常は空気が、容器壁部とロータと
の間の環状ギャップを通って上方へ運ばれる。粉末かぶ
せ作業時には、液体と粉末とが、処理スペースへ送入さ
れ、霧化され、核微粒子に噴霧される。液体は、それに
よって核微粒子の表面および既に粉末をかぶせられた核
微粒子に粉末をまぶすのに役立つ。したがって、はじめ
は裸の、つまり被覆の無い核微粒子に次第に粉末層が形
成されてゆく。このようにして、粉末の被覆で包まれた
核微粒子により顆粒が製造できる。その場合、この被覆
層の体積、寸法、重量は、はじめに処理スペースへ送入
され、顆粒の核をなす核微粒子の体積、寸法、重量それ
ぞれの、たとえば5倍もしくはそれ以上とする。
【0004】製造された顆粒は、たとえば粒剤もしくは
薬剤成分として用いられる。その場合、粉末により形成
される被覆は、少なくとも1つの薬効物質もしくは作用
物質を含有する。製造された顆粒は、しかし、また他の
目的にも用いられ、インスタント食品、農業用その他の
化学薬品、種子顆粒にも利用できる。
【0005】容器と、容器内の垂直軸線を中心として回
転可能に配置されたディスク形式のロータとを有する装
置が公知である。ロータ上側に近い容器内部に処理スペ
ース部分が設けられている。また、これらの装置は、空
気をロータの下方から、容器壁部とロータとの間の環状
ギャップおよび処理スペースを経て上方へ送るための手
段を有している。更にまた、供給手段が備えられ、この
供給手段には、処理スペース内へ乾燥粉末を導入するた
め、処理スペース内に開いた少なくとも1つの粉末出口
を制限する粉末送入手段が備えられている。この供給手
段には、更に、少なくとも1つの別個の送入手段が備え
られている。この手段は、液体を処理スペース内へ導入
するための液体出口を制限している。粉末の出口は、液
体出口から比較的離れたところに配置されている。これ
らの出口は、粉末かぶせ作業中にロータ上の微粒子によ
り形成されるベッド上方に位置している。
【0006】粉末かぶせ工程中、裸の核微粒子や、既に
容器を通過する空気と回転するロータとにより粉末をか
ぶせられた核微粒子の運動は、いくぶん複雑であり、個
々の微粒子で異なっている。こうした理由に加えて、粉
末および液体がベッド上方の比較的離れた位置から処理
スペースに導入されるため、不一様な濡れ方の微粒子に
粉末がまぶされることになる。つまり、粉末が、多少の
差はあれ乾燥した微粒子に接触したり、十分に濡れた微
粒子に接触したりするのである。言うまでもなく、濡れ
ていない微粒子には粉末は付着しない。また、濡れすぎ
た微粒子は凝集しがちである。このため出来上がる製品
には、寸法や形状の著しく異なる顆粒が含まれることに
なる。寸法や形状の不規則な顆粒は、特に薬剤の場合に
は、きわめて不都合である。個々の顆粒に、異なる量の
薬効成分が含まれることになるからである。そのような
顆粒を、たとえばヒトや動物経口投与した場合、薬効物
質の放出量が異なる結果となる。加えて、濡れ具合の異
なる微粒子に粉末が接触する場合は、次のような不都合
な結果も生じる。すなわち、微粒子を濡らすのに必要な
液体量が比較的多量となるため、微粒子を乾燥させる時
間やエネルギーの量も比較的大きくなるということであ
る。更に、処理スペースを通過する空気は、供給された
粉末のかなりの分量をフィルタのところへ吸上げる。粉
末には少なくとも1種類の極めて高価な薬品が含まれて
いるので、粉末の損失は、製造された顆粒の費用を増大
させることになる。実際には、フィルタを揺さぶって粉
末を回収すればよいだろうが、そのようなことをすれ
ば、顆粒の製造は一層厄介になり、フィルタから多量の
粉末を揺さぶり落とさねばならないとなれば、顆粒の品
質に悪影響が及ぼされよう。更に、液体がフィルタのと
ころへ運ばれることもあり、そうした液体が、フィルタ
に付着している粉末を凝集させることになる。粉末を凝
集すれば、その粉末の再使用は難しくなるか、もしくは
不可能となり、フィルタの邪魔にもなる。
【0007】処理スペース内へ噴霧され、既述のように
運動する微粒子に吹付けられる液体に粉末を浮遊させて
おくことも公知である。しかし、液体と浮遊粉末とを含
む分散液で微粒子をコーティングする場合には、分散液
中の液体の分量は、粉末の分量に比して極めて高い値に
する必要があり、このため、被覆済みの顆粒を乾燥させ
るのに多くの時間が必要となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、前記公知装置の種々の欠点が除去された装置、
それも特に、出来上がった顆粒が、多少の差はあれ等寸
法となる、言いかえると狭い限界値範囲内の寸法となる
ように、核微粒子に粉末をかぶせることができるような
装置を提供することであり、更に、この装置の場合に、
核微粒子に対する粉末の被覆が、比較的少量の液体と時
間しか必要とせず、かつまた、容器を通過する気体によ
り微粒子のベッドから僅かしか粉末が運ばれないように
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば、請求項1に記載の特徴を有する装置により解決さ
れた。
【0010】本発明は、また、微粒子に粉末をかぶせる
ことにより顆粒を製造する方法に関するものである。こ
の方法は、本発明によれば、請求項13に記載の特徴を
有するものである。
【0011】容器の壁部は、下方もしくは上方へ向かっ
て先細になる円錐形の内面、それもロータが設けられて
いる高さの区域にシートを形成する内面を有するように
するのが有利である。更に、この装置には、ロータの高
さを調節できる調節手段を備えておくのが有利である。
ロータは、前記シートとロータとの間に、幅を調節可能
な自由な環状ギャップが残されるレベルに配置してお
く。更に、調節手段ににより、ロータは、ロータの周辺
がシートと接触し、シートを形成する容器部分がぴった
り閉じられるレベルに移動せしめられ、保持される。こ
うすることにより、シートとロータとの間から微粒子や
粉末が下方へ落ちることはない。
【0012】微粒子は、最初、処理スペースに入り、顆
粒の核、すなわち核微粒子を形成するが、この微粒子に
は、少なくとも1種類の無機物質および(または)有機
物質が含まれている。この核微粒子は、たとえば砂糖、
塩、タルク、スターチ、セルローズその他等の担体材料
として適当な薬用補助物質から成っている。核微粒子
は、角や斜面を有する結晶から成るようにする。しか
し、また、予め賦形し、たとえば粒状化し、多少の差は
あれ正確に球状、いわゆる“ノンパレイユ”(飾り用の
小さな砂糖玉)状にしておくこともできる。更に、核微
粒子はセラミック材料、もしくは少なくとも1種類の種
粒を含むようにすることもできる。
【0013】粉末は、たとえば薬効物質、もしくはその
種の物質のブレンドを含むが、結合剤や(または)少な
くとも1つの他の薬効補助物質を含んでいてもよい。粉
末が、異なる物質から成る2種類以上の微粒子を有する
ブレンドから成っている場合は、異なる種類の粉末微粒
子を均質に混合すべきである。
【0014】核微粒子の寸法または直径は、普通は少な
くとも0.1mmである。薬剤の顆粒にするための核微
粒子の寸法は、一般に最低0.3mm、たとえば0.4
〜0.6mmであるが、最大1mmの場合もある。粉末
の微粒子の寸法は、該微粒子の寸法より大幅に小さい。
薬剤用の粉末微粒子の寸法は、0.05mm以下、たと
えば約0.02mm、もしくは最大0.02mmとする
のが有利である。
【0015】液体は、少なくとも大部分が水から成るよ
うにする。粉末もしくは粉末の少なくとも1成分や核微
粒子は水溶性である。この場合、液体は純水から成るよ
うにしてよい。粉末微粒子は、その場合、既に核微粒子
にかぶせられた粉末微粒子および(または)核微粒子の
表面に、水のブリッジにより固着させることができる。
粉末の水溶度が粉末を結合するのに十分でない場合、も
しくは、粉末が全く水に不溶性の場合は、液体が、水の
ほかにアルコールおよび(または)結合剤として役立つ
他の物質を含有するようにする。水に多少の差はあれ可
溶の適当な結合剤には、たとえばポリビニルピュロリド
ン、ヒドロキシプロヒュルメチルセルローズ、コーンス
ターチ、その他多くのものがある。必要とあれば、粉末
を結合するのに用いる液体には、水の代わりに有機溶剤
を用いてもよい。
【0016】本発明による装置は、同一の送入手段によ
り制限された液体出口と粉末出口とを有している。この
送入手段は、粉末被覆工程中にロータ上に在る微粒子ベ
ッド内に突入するように配置することができる。液体と
粉末は、同時に同軸線的なジェットとして噴出し、これ
ら出口近くを通る微粒子に吹付けられる。
【0017】本発明により製造可能の顆粒は、どちらか
といえば正確に球形状で、寸法もどちらかといえば一様
である。すなわち寸法が狭い限界値内にある。したがっ
て、すべての顆粒が、多少の差はあれ等量の粉末で被覆
される。
【0018】本発明により、核微粒子には比較的少量の
液体を用いて粉末を被覆することができる。被覆作業が
普通の室温、すなわち約20℃〜25℃で行われる場
合、粉末に対して供給される液体量の間の比は、たとえ
ば1:1〜1.5:1の範囲である。被覆作業が、より
高い温度下で行われる場合には、前記比は、増加する蒸
発量を補償するのに必要なだけ増大し、たとえば最大
2.5:1となろう。前記比は比較的小さい値であるか
ら、核微粒子に粉末をかぶせたのち、出来上がった顆粒
の乾燥に要する時間は、比較的短い。
【0019】
【実施例】以下で本発明を図示の実施例につき説明す
る。
【0020】図1に示した装置は、図示されていない支
持部上に保持された容器1を有している。容器1は垂直
軸線3と壁部とを有し、この壁部は、軸線3を基準とし
て概して回転対称的である。壁部は下端部に、上方へ拡
がる円錐形壁部を有している。この円錐形壁部は上端部
が、フランジリング7から成る壁部分と結合されてい
る。フランジリング7は、シート7aとして役立つ上方
へ拡がる円錐形内面を有している。フランジリング7の
上方の壁部9は、複数の取外し可能に結合された区分を
有し、少なくとも部分的に円筒形をなしている。
【0021】支承兼トランスミッション・ユニット15
は、円錐形壁部5の内側に適合せしめられており、アー
ムを介して円錐形壁部15に固定取付けされたハウジン
グを有している。ユニット15は、軸線3を中心として
回転可能にシャフト17を支持している。ロータ21
は、シャフト17上に配置され、シャフトにスリッピン
グ・クラッチを介して連結され、調節手段19を介して
シャフト17に沿って移動可能である。調節手段19
は、容器外側から手動式に操作可能である。したがっ
て、ロータは、容器の軸線3と合致する回転軸線を中心
として回転可能である。
【0022】ロータ21は、円形のディスク23と、デ
ィスクの上側中心部に配置されたキャップ25とを有し
ている。キャップ25を包囲するディスク23の上面部
分は少なくとも概して、かつまた有利には正確かつ完全
に平面的で水平であり、支持面23aを形成している。
ディスク23のエッジ面は、シート7aを形成するフラ
ンジリングの表面と等しい角度で上方へ円錐状に拡がっ
ている。ディスク23は、ほぼフランジリング7の高さ
に配置されているので、フランジリング7がディスク2
3を取囲むかたちとなっている。ロータ21とそのディ
スク23は、フランジリング7とディスク23との間に
環状ギャップが生じる種々の高さに、調節手段19を介
して移動させることができる。このギャップの半径方向
の幅は、ディスク23の高さを変えることによって変え
ることができる。ディスク23は、また、多少の差はあ
れ隙間なしにシート7aに座着する最下位置にもたらさ
れることができる。キャップ25は、少なくとも部分的
に円錐形であり、上方が先細になっている。ロータ21
は、支承兼トランスミッション・ユニット15のハウジ
ング内に配置されたレベルギヤ・トレーンを介して、容
器1の外部に配置された駆動装置31と回転駆動接続さ
れている。駆動装置31は電動モータ33と、ギヤ比を
無段階的に調節する手段を有するトランスミッション・
ユニット35と、破線で示したトルク測定装置37とを
有している。支承兼トランスミッション・ユニット1
5、調節手段19、ロータ21、駆動装置31の可能な
構成および詳細について、更に情報を得たければ、実公
昭62−32592号公報を参照されたい。
【0023】フィルタ41は、容器1内のロータ21の
上方に配置されている。また、フィルタ41を振動させ
るためのバイブレータ43も備えられている。容器1内
でロータ21の上方に設けられ、フィルタ41により上
方が制限されている自由な内部スペースは、周囲に対し
気密の処理スペース47を形成している。
【0024】気体を案内し搬送する手段は気体供給管路
51を有している。この管路51は、流量調整手段53
と、フィルタ55と、加熱装置57とを有し、更に、円
錐形壁部5の下端に設けられた容器1の開口部と結合さ
れている。気体を案内し搬送する手段は、更に、容器1
の上端部に配置された電動モータとタービンとを有する
吸出装置59を有している。吸出装置51は、気体排出
導管61と接続されている。導管61は、流量調整手段
63を有している。各流量調整手段53,63はフラッ
プを有しており、このフラップは、たとえば手動式に、
もしくはアクチュエータにより動作せしめられる。アク
チュエータは、電気式、空気式、油圧式のいずれかによ
り操作される。
【0025】装置には、処理スペース47へ液体129
と粉末157を供給するための供給手段67が備えられ
ている。この供給手段67は、壁部9を貫通して処理ス
ペース47内へ突入している送入手段71を有してい
る。送入手段71は、したがって、容器1の外部に位置
する外端部と、容器1および処理スペース47の内部に
位置する内端部とを有している。送入手段71は、図
2、図3、図4に拡大して示してある。壁部9には図2
に示したように、スリーブ75が取付けられている。送
入手段71は、このスリーブ75を貫通し、取外し可能
に固定部材によりスリーブ75に固定され、気密にシー
ルされている。送入手段71は、細長く構成され、直線
状の軸線73を有し、軸線73を基準としてほぼ回転対
称的である。軸線73は、容器1とロータ21との垂直
軸線3に対して或る角度をなしており、言いかえれば水
平である。図2から分かるように、送入手段71の軸線
73は、上から垂直に見下ろすと、軸線3に対し斜めに
配置されており、言いかえれば軸線3と交差していな
い。軸73は、垂直に見下ろすと、円に対し、もしく
は、より精確に言えば、円の接線に対して或る角度をな
している。この円は、軸線3を中心とし、容器1内の送
入手段71の端部のところで軸線73と交差している。
前記角度は最大60°、有利には最大45°であり、た
とえば約30°である。容器1の外部に出ている送入手
段71の部分は、図1では、見易くするために簡略化し
て示してある結果、容器1とロータ21との軸線3に対
し半径方向に位置するかのように見える。
【0026】ディスクの直径は、たとえば20〜200
cmの範囲である。ロータ21の高さは、たとえば1〜
2cmの範囲で変更可能である。容器1内の送入手段部
分は、1〜3cmの範囲の半径を有し、たとえば約2c
mの半径を有している。軸線73は、ロータ21が可能
な最低位置および(または)粉末被覆作業時に用いられ
る位置にある場合は、支持面23aから上方へ最大10
cm、有利には最大6cm、たとえば3〜5cmのとこ
ろに位置するようにする。軸線73は、また、ロータが
前記の位置のうちの1つに在る場合、支持面23aの上
方へ、ディスク23の直径の、有利には最大30%、も
しくは最大25%のところ、より適切には最大20%、
出来れば最大15%、もしくは最大10%のところに来
るようにする。
【0027】送入手段71は、液体を送入し、霧化する
ための内部ノズルおよび(または)液体ノズル79と、
粉末を送入し、霧化するための外部ノズルおよび(また
は)粉末ノズル79とを有している。送入手段71は、
互いに取囲み合っている3個の細長いスリーブ83,8
5,87、すなわち内側スリーブ83、中間スリーブ8
5、外側スリーブ87を有している。これら3個のスリ
ーブは軸線73と同軸線的であり、軸線73を中心とし
てほぼ回転対称的である。内側スリーブ83は、ほぼ円
筒形の管91と、処理スペース47内に位置する出口部
材93とから成っている。出口部材93は、管91とね
じ継手により結合された連結部と、円錐形の先細部分
と、薄手の円筒形の中空端部分93aとから成ってい
る。中間スリーブ85は、ほぼ円筒形の管95と出口部
材97とから成り、管95と出口部材97とは、ねじ継
手を介して結合されている。図4の右手に示されてい
る、3個のスリーブ83,85,87の端部は、容器1
の内部、すなわち処理スペース47の内部に位置してい
る。送入手段71は、図3および図4の左側に位置し、
容器1の外へ出ている端部のところに、軸方向の貫通穴
を有する連結部材101を有している。出口部材93,
97とは反対側の、管91,95の端部は、それぞれ、
連結部材101の前記貫通穴内に突入し、連結部材10
1にねじ継手を介して取外し可能に固定され、漏れを防
止するため、シールされている。連結部材101には、
液体ノズル79の液体入口101aと気体入口101b
とを形成する2つのねじ山付きマフ継手を有している。
スリーブ83,85,87と反対側の、連結部材101
の軸方向穴端部は、ねじ継手を介し取外し可能に固定さ
れた閉鎖部材103により閉じられている。内側スリー
ブ83の内部に軸線73と同軸線的に配置されたピン1
05は、閉鎖部材103に取付けられ、閉鎖部材103
から延びて内側スリーブ83の他端近くまで達してい
る。液体入口101aは、内側スリーブ83の内部へ開
口している穴を有している。スリーブ83の内部は液体
通路107として役立ち、この通路107は、図4の左
から右へ順に、同筒形の部分と、円錐状に先細の部分
と、出口部材93の端部分93内の細い穴により形成さ
れ、処理スペース47に開いている内部出口および(ま
たは)液体出口107aとを有している。出口部材93
により制限され、内側出口および(または)液体出口1
07aとして役立つ穴は、完全円形横断面を有し、言い
かえると円筒形の穴により形成されている。気体入口1
01bは、内側スリーブ83と中間スリーブ85との間
に設けられた中空スペース内に開口する穴を有してい
る。この中空スペースは、断面が環状の気体通路109
を形成し、図4の左から右へ順次、円筒形部分と、円錐
形の先細部分と、処理スペース47内に開口する環状の
口を有する中間出口および(または)気体出口109a
とを有している。
【0028】外側スリーブ87は、その全長にわたって
延びる円筒形外表面を有する単一の部材から成ってい
る。外側スリーブ87の内面は、容器1の外部に位置す
るスリーブ端部のところが、中間スリーブ85上にはめ
込まれ、取外し可能もしくは取外し不能に固定されてお
り、しかも、粉末が漏れないよう少なくとも十分の密封
され、たとえば防気されている。外側スリーブ81の内
面の、残りの部分も円筒形であるが、端部分よりも内径
が大きくされているため、中間スリーブ85との間に環
状の中空スペースが生ぜしめられ、このスペースが粉末
通路111を形成している。この粉末通路111は円環
状の口を有しており、この口が処理スペース47内に開
口し、外側出口および(または)粉末出口111aとし
て役立っている。中間スリーブ85に属する出口部材9
7は、外側スリーブ87と粉末出口111aより突出し
ている。内側スリーブ83に属する出口部材107a
は、中間スリーブ85と気体出口109aより突出して
おり、したがって、粉末出口111aからも突出してい
る。3つの出口107a,109a,111aは、すべ
て送入部材71により制限され軸線73に対し回転対称
的かつ軸線73と同軸線的である。このため、軸線73
は、前記3つの出口の共通軸線をなしている。したがっ
て、出口107a,109a,111aの口の中心は軸
線73と合致し、支持面23aから上方への軸線73の
既述の高さ範囲に位置している。更に、外側出口および
(または)粉末出口111aは、内側出口および(また
は)液体出口107aと、中間出口および(または)気
体出口109aとを、送入部材71の軸線73と平行に
包囲している。
【0029】図3から特によく分かるように、粉末入口
113は、容器1の外部に配置され、下方へ先細となっ
たホッパ113aを有し、ホッパの下端には、通路11
1内へ突入している円筒形連結部113bが設けられて
いる。この連結部113bは、外側スリーブ87を取囲
む、リング115により外側スリーブ87に固定されい
る。別のリング117が、容器の外部に出ているスリー
ブ87の端部を包囲している。粉末ノズル81は、更
に、気体入口119を有し、この入口119が、リング
117と外側スリーブ87を貫通し、粉末入口113
と、容器1の外部に位置し閉じられている粉末通路端部
との間で粉末通路111内に開口している。送入部材7
1は、更に、全体が金属製の送入部材71を電気的に接
地させるためのアース接続部121を有している。
【0030】供給手段67は、前記液体129を入れる
液体溜め127を有している。液体溜めは、液体管13
1と弁133とを介して、送入部材71の液体入口10
1aと接続されている。供給手段は、また、圧搾空気用
のポンプ139と気体溜め141とを有する気体源13
7を有している。気体溜め141は気体管143,14
7と弁145,149とを介して気体入口101b,1
19それぞれと接続されている。
【0031】供給手段67は、更に前記粉末157を入
れる粉末溜め155を有している。粉末搬送装置161
は、水平のスリーブを有する細長いハウジングを有して
いる。このスリーブは、一端が端壁により閉じられ、他
端が開放されている。ハウジング161は、円形横断面
を有する水平搬送通路165を形成している。粉末溜め
155は、その下端部が連結部を介して搬送装置161
と連結されている。前記連結部は、図示されていない遮
断部材を有し、スリーブ閉鎖端部近くで搬送通路165
内に開口している。粉末搬送装置161は、コンベア部
材167を有し、この部材167は水平軸線を中心とし
て回転可能に支承され、電動モータを有する駆動装置1
69を介して回転させることができる。コンベア部材1
67は、搬送通路165内の大部分を占める中空ら旋体
を有している。このら旋体の内径は、たとえばその外径
の少なくとも50%の値である。駆動装置169は、有
利には、搬送部材167の回転数を調節できるようにさ
れ、かつまた、この目的のために、電気的に速度を変え
られるモータ、もしくはギヤ比を無段階に調節可能のト
ランスミッション・ユニットを有している。
【0032】ハウジング163の開放端部の口は、ホッ
パ113aの上方開放端部の上方に位置している。鉢形
の通気性カバー173は、ホッパ113aの上端にかぶ
せられ、ホッパ開口部をカバーしている、カバー173
は、ハウジング163の開放端部をも被覆し、かつ(も
しくは)包込んでいる。カバー173は、ホッパ113
aに固定されたケージ175と、ケージ175により保
持されるフィルタ177とを有している。フィルタ17
7は、ちりが周囲からホッパや、粉末搬送装置161に
より供給される粉末に入るのを防止し、たとえば約0.
02mmの網目を有するシーブを介して供給されるよう
にする。更に、粉末通路111は、粉末入口113の中
空スペースと通気性カバー173とを介して容器1の周
囲の大気と空気式に接続されている。気体入口101
b,119もしくはこれら入口に接続されている導管
も、図示されていない防じんフィルタを有している。
【0033】顆粒製造装置には、更に、粉末をかぶせる
ために核微粒子を処理スペース47内へ送入し、かつま
た製造された顆粒を送出する手段が備えられている。こ
れらの手段は、従来の公知の形式のうちの1つにより、
装置の寸法および型式に応じて形成されている。容器1
はたとえば分離可能な壁部を有し、この壁部は、ロータ
21と一緒に容器の残りの部分から分離させることがで
きる。顆粒製造装置は、更に、円錐形の壁部5と壁部9
の最下部分を一時的に下降させるための昇降装置を有し
ている、昇降装置の代わりに、もしくは昇降装置に加え
て、容器壁部に開閉可能の出入口を設けておくこともで
きる。その場合、この出口は、ほぼ、ディスク23の支
持面23aの高さに設けておく。
【0034】更にまた、容器を通過する気体の温度およ
び(または)圧力を測定するセンサと(もしくは)処理
スペース内の微粒子の温度や湿度を測定するセンサも備
えられている。容器の壁部には、処理スペース47内を
眼で点検するための透明の窓も設けられている。
【0035】顆粒製造装置には、更に、手動式の操作手
段と、電子式、空気式、油圧式のすべて、もしくはいず
れかの構成要素とを有する制御装置も備えられている。
この制御装置は、矢印で示した電気、空気、油圧の各管
路を介してモータ、弁のアクチュエータ、センサその他
と接続されている。制御装置181は、有利には、作業
工程を手動式もしくは自動式のいずれかの制御が可能で
あるようにされる。次に、既述の装置により、微粒子に
粉末をかぶせることにより顆粒を製造する方法について
説明する。
【0036】ロータ21が始めは回転していず、その最
下位置にあり、したがってディスク23はシート7aに
座着していると仮定する。いま。1バッチの微粒子より
正確に言えば核微粒子を、ロータ21の支持面23a上
方の処理スペース47内へ送入する。1バッチには、送
入部材71の内端部分が、前記ベッド内へ突入し、粉末
かぶせ工程中に、図1に示したように核微粒子内に埋め
込まれるだけの核微粒子が含まれている。
【0037】粉末被覆作業をスタートさせると、ロータ
21が少し上昇する結果、シート7aとディスク23の
間に狭い環状のギャップが生じる。更に、気体、すなわ
ち空気が吸出し装置59を介して容器1、特に前記ギャ
ップと処理スペース47を通過して上方へ吸込まれる。
この空気の流量は、前記ギャップから微粒子が落下しな
いように調節される。更に、この空気流はディスクのエ
ッジ部分に位置する微粒子191をばらばらにし吹上げ
るが、流動させることはない。処理スペースを通過する
空気は、周囲室温、すなわち約20〜25℃程度か、も
しくは加熱装置57を介して僅かに加熱して約30〜4
0℃の温度にする。粉末かぶせ作業の間、ロータ21
は、図2の矢印193で示された回転方向に回転する。
その場合、一般的には、回転速度は、ディスク23の直
径に応じて毎分200〜1000回転とする。ロータ2
1の回転と、それにより生じる遠心力とによって、微粒
子ベッドの低い部分にある微粒子を上方へ移動させる。
言いかえると、多少の差はあれら旋形を描いて軸線3か
ら離間させる。外方へ移動する微粒子は、容器1の壁に
より阻止される結果、軸線から遠くなるにつれて微粒子
により形成されるベッドの高さが増大する。ベッドの上
部に位置する微粒子は、重力の作用により軸線3の方向
へ移動する。
【0038】ロータ21が矢印193の方向に回転する
と、瞬間的に送入部材71の出口107a,109a,
111aの下方に来るディスク23の部分は、或る速度
を有している。より精確に言えば、送入部材71の軸線
73と平行で、送入部材の外端から内端へ、送入部材か
ら自由処理スペースへと向かう成分を含む接線速度を有
している。ディスク23により担われた微粒子は、送入
部材71の内端部のところを、ディスク23の前記接続
速度と、多数の差はあれ類似の速度で通過する。この内
端部を通過する微粒子の速度が比較的高いため、多少の
差はあれ、明らかな空洞が出口107a,109a,1
11aを有する送入部材71の内端近くの区域に生じ
る。更に前記内端部を通過する微粒子191は、送入部
材の出口での吸出効果を生じさせる。
【0039】粉末溜め155には、粉末かぶせ工程の前
に核微粒子のバッケに用いる量だけ粉末を充填してお
く。粉末かぶせ工程中、液体129と粉末157は、送
入手段71を介して連続的に処理スペース47内へ送入
される。これにより、液体ジェット197と粉末ジェッ
ト199が、次に詳述するように形成される。液体12
9は、液体溜め127から送入手段71へ流れ、気体源
141から供給される圧縮空気により霧化される。液体
及び空気の流量は弁133,145を介して調節でき
る。粉末搬送装置161は、粉末157を溜め155か
ら粉末入口113のホッパ113aへ搬送する。搬送部
材167が中空であるため、粉末が搬送中に塊になるこ
とがない。粉末の搬送量は、駆動装置169の調節によ
り所望値に設定することができる。搬送装置161によ
って供給される粉末は、入口113を経て送入手段71
の粉末通路111内へ落下する。吸出装置59は容器1
内の空気を吸出すので、処理スペース47内の圧力は、
容器周囲の大気圧より、いくぶん低い値となる。したが
って、周囲からの空気が、通気性カバー173、入口1
13、粉末通路111を経て処理スペース47内へ吸込
まれる。気体管路147の、入口119に体する接続を
遮断すると、入口119は開いたままとなり、追加空気
は、気体入口119を経て粉末通路111に吸込まれ、
この通路を経て処理スペース47へ入る。
【0040】送入手段を通過する微粒子により生ぜしめ
られる前述の吸込み効果と、特に、吸出装置59により
粉末通路111を経て吸込まれる空気は処理スペース内
の圧力が大気圧より、少なくとも一定の最低値だけ、た
とえば1kPaだけ大気圧より低い値であれば、粉末通
路から入る粉末を吸込み、出口111aから出る粉末を
霧化するのに十分である。所望もしくは必要とあれば、
かつまた気体管路147が気体入口119と接続されて
いる場合は、加えて、気体入口119を介して圧縮空気
を供給して、粉末通路111を介しての粉末搬送および
粉末の霧化を補助することができる。気体入口119か
ら供給される圧縮空気は、カバー173が通気性である
にも拘わらず、粉末の搬送と霧化とを補助することが判
明した。
【0041】2つのジェット197,199は、軸線7
3に対し実質的に同軸線的であり、軸線73への投影図
で見て、ジェットの方向は、軸線73に沿って出口10
7a,111aから、それぞれ処理スペース47へ向け
られている。このジェットの方向は、もちろん、出口1
07a,111aおよびジェット197,199の、垂
直方向で下方に位置するロータ部分の接線速度と同一で
あり、かつ接線速度と鋭角をなしている。少なくとも、
液体出口107aを制御する端部分93aのエッジによ
り画定される平面内では、粉末ジェット199は、液体
ジェット197を包囲する。更に下流では、2つのジェ
ットは、いくぶんか混合状態となる、いずれにしても、
液体の小滴と微細な粉末粒子が、互いに密接して噴霧さ
れる結果、ロータ21により担われ、液体出口107
a、気体出口109a、粉末出口111aの近くを通過
する微粒子191は、同時に液体と粉末に接触すること
になる。霧化された粉末は、濡らされた微粒子に付着す
るため送入手段71の出口近くを通る微粒子に粉末が被
覆される。個々の微粒子は、普通、被覆工程中に数回、
送入手段出口近くを通るので、粉末は、その通過ごとに
微粒子上に被覆される。最初の通過後に微粒子に被覆さ
れる粉末は、既に被覆されている粉末の上に付着する。
したがって、製造された顆粒は、互いに結合して一様な
包被となった複数の粉末層を有するものとなる。
【0042】液体と粉末のジェットは多少の差はあれ融
合する結果、送入手段の近くを通過する微粒子の、少な
くとも大部分は、通過時に事実上同時に液体と粉末に接
触する。このため、微粒子には一様に粉末がかぶせら
れ、かつまた粉末を付着させるのに必要とされる液体量
は少量である。
【0043】粉末出口111aは、液体と粉末の流れ方
向で見て液体出口107aの上流に位置している。この
ため、霧化された液体は、粉末出口111a内の粉末を
事実上濡らすことはありえず、したがって、凝集した粉
末が粉末出口111aを妨害することもない。
【0044】送入手段71の内端部は、被覆工程中は微
粒子または顆粒により覆われているので、処理スペース
47を通過する空気流によってフィルタ41のところま
で吹上げられる粉末は、多くても極めて少量である。粉
末の所期量が処理スペース内へ送入されると、粉末搬送
装置161は停止される。そのあと、暫く液体を噴霧し
続け、フィルタ41を揺動させることにより、フィルタ
41に引掛っている粉末微粒子は、顆粒ベッド上に落下
し、顆粒の上に重なる。フィルタ41は、既に被覆作業
中に必要に応じて時折揺動させるようにしても、もちろ
ん差し支えない。
【0045】普通は被覆工程中、液体と粉末とを連続的
に、つまり中断することなしに、かつまた、たとえば一
定の供給量で送入する。しかし、粉末の供給中および粉
末供給後に供給される液体129の供給量は、制御され
調整される。この制御および調整は、一方では、粉末が
簡単に微粒子に付着するように、他方では、微粒子もし
くは顆粒が凝集しないように行われる。たとえば、操作
員が、既述の透明の窓から微粒子の凝集の有無を眼で点
検する。また、既述のセンサを介して微粒子の温度や湿
度を測定することもできる。装置にトルク測定装置37
が備えてある場合は、トルクおよび(または)時間に応
じたトルクの変化の測定値が、微粒子ので状態に関する
情報をも与えるので、これらの情報を液体供給制御のた
めに利用することができる。たとえば、微粒子が凝集し
がちなことが検知された場合、液体の供給量を低減する
か、もしくは停止ないし終了させることができる。
【0046】粉末が、霧化された液体によく溶ける場
合、核微粒子に粉末をかぶせることによって形成される
顆粒は、いわば結晶化するので、十分な強度が得られ、
出来上がった顆粒が崩壊することはない。その場合、乾
燥作業は、被覆作業の直後に開始する。
【0047】しかしまた、被覆工程と乾燥工程との間に
フィルムコーティング工程を間そうし、顆粒にオーバコ
ートを施すこともできる。この種のオーバコーティング
により、顆粒の機械的強度を増大させ、かつまた(もし
くは)、薬剤として用いられる顆粒の場合は、投与後の
薬効成分の放出に影響を与えることができる。このオー
バコーティングは、既述の結合媒体、たとえばヒドロキ
シプロピュルメチルセルローズもしくはその他の適当な
フィルム形成材料を含む水溶液を顆粒に噴霧することに
より形成される。フィルム形成材料は、たとえば送入手
段71を介して噴霧することができる。この噴霧を行な
う場合は、送入手段71の液体入口101aを、この入
口101aと弁145との間の液体管路43に設けられ
た分岐管と付加的な弁とを介して、付加的なフィルム形
成物質溜めと連結するようにする。図面には、前記の分
岐管、付加的な弁、付加的なフィルム形成物質溜めは示
されていない。このフィルム形成物質は、気体源から入
口101bへ供給される圧縮空気により霧化される。送
入手段の粉末通路111は、フィルムコーティング工程
中は、使用しない。
【0048】しかしまた、フィルムコーティング物質を
処理スペース47内へ噴霧するには、付加的な別個のノ
ズルを用いてもよい。このノズルは、送入手段の内側お
よび(または)液体ノズル79と類似の構成にし、送入
手段71と同じように、微粒子ベッド内へ突入するよう
に配置しておく。ノズルを付加的に配置する場合は、言
うまでもなく、容器1の周方向に送入手段から間隔をお
いて配置しておく。
【0049】顆粒にフィルムをコートする場合、フィル
ム形成物質の噴霧量は、顆粒の凝集が生じないように調
節し、かつまた、顆粒の乾燥表面にちりが付着しないよ
うにする。多くの場合、必要とされるフィルム形成物質
は少量である。形成されたフィルム・オーバコーティン
グの厚さは、たとえば0.001mm〜0.002mm
であるから、顆粒の乾燥の妨げにはならない。しかし、
必要ならば、オーバコーティングの厚さは、よく厚くし
てもよい。
【0050】次に、被覆工程もしくはフィルム・コーテ
ィング工程の直後に行なう乾燥工程を説明する。この乾
燥工程の場合、シート7aとディスク23との間の環状
ギャップが、ロータ21の上昇により拡げられる。更
に、ロータの回転速度が低減される。また、被覆工程時
には中間位置にあった弁53および(または)弁63
が、より大きく開弁される。吸出装置59の回転速度は
増速する。これによって、容器1を通過する空気量が増
加し、この結果、ディスク23のエッジ区域へ転動かつ
(もしくは)滑動していた顆粒が、渦を巻いて吹上げら
れ、流動化し、再びディスク上に落下する。顆粒は、こ
のように交互にディスク上を移動したり、上方へ吹上げ
られ流動化したりする。容器1へ吸込まれる空気は、更
に加熱装置57により加熱される。これにより、顆粒は
短時間で乾燥される。
【0051】顆粒の温度と、供給される空気の温度と
は、乾燥工程の間、図示されていない既述の温度センサ
によって測定する。乾燥は、たとえば、容器1内への供
給空気温度に顆粒の温度が接近すれば、終了する。乾燥
後、顆粒は、容器1から既述の種類の手段に応じた仕方
で取出される。たとえば、ロータを停止し、ディスク2
3を最下位置へ降下させ、ディスク23がシート7aに
座着し、処理スペース下方で容器1が閉じられる。次い
で、吸出装置59の停止により空気流が止まり、流量調
整手段53,63が閉じられる。更に、容器1の円錐形
壁部5を、既述の昇降装置を介して降下させることによ
り、顆粒とロータ21を含む、壁部が一時的に容器から
分離され、顆粒が取出される。容器壁に出口が設けられ
ている場合には、ロータを回転させ、遠心力により顆粒
が出口から吸出される。フィルタ41に引掛っている微
粒子のちりは、たとえばふるい落してバッグに詰める。
【0052】容器を空にしたのち、新しいバッチの核微
粒子の処理を行なう。
【0053】以上に説明した操作は、操作員が行なって
もよければ、所望の種類の顆粒を製造するための適宜の
操作パラメータを決めた上で、自動式に行なってもよ
い。
【0054】粉末を核微粒子にかぶせることにより顆粒
を製造する装置と方法には、種々の変化形が可能であ
る。
【0055】微粒子に吹付けられる液体が有機溶剤を含
んでいる場合、装置には、この溶剤の回収手段を備えて
おく。
【0056】更に、容器に通す気体は、空気の代りに窒
素その他の気体を用いてもよい。気体源137は、その
場合、空気に代る気体を供給するようにされる。更にま
た、その場合には、通気性カバーは防気性カバーに換
え、かつまた(もしくは)前記気体を供給する手段を備
えるようにする。
【0057】また、送入手段は、気体通路および気体出
口を有さない液体ノズルを備えた送入手段に換えること
もできる。更に、送入手段には、粉末ノズルとして機能
する内側ノズルと、液体ノズルとして役立つ外側ノズル
とを備えるようにすることも可能である。
【0058】送入手段の外部出口の環状口の代りには、
送入手段の内側出口と中間出口とを包囲する環状ベルト
もしくは輪状体に沿って複数の口を設けるようにするこ
ともできる。
【0059】送入手段の軸線は、水平面に対して傾斜す
るようにしてもよい。その場合、前記軸線と前記水平面
との角度は最大45゜、たとえば30゜とする。
【0060】また、送入手段には、或る角度、たとえば
ほぼ直角をなす2つの部分を有するようにすることもで
きる。その場合、これら部分の一方は、容器の軸線に対
し実質的に半径方向に容器壁を貫通するようにする。ま
た、他方の部分は、処理スペース内に開口を有する出口
を形成し、出口下方に位置するロータ部分に多少の差は
あれ接線方向に位置する、出口の軸線を形成するように
する。
【0061】更に、供給手段には、1個以上の送入手段
を備えるようにしてもよい。その場合には、複数の送入
手段を、容器の周方向に分配配置するようにする。
【0062】更にまた、既述の種類の被覆工程と乾燥工
程を交互に実施することも可能である。
【0063】更にまた、2種類以上の粉末を順次に微粒
子に被覆することも可能だろう。それらの異なる種類の
粉末は、たとえば化学的に異なる物質であってもよい
し、混合物の場合は異なる組成のものでもよい。
【0064】容器およびロータの壁は、容器壁とロータ
のディスクとの間にギャップが生じないか、もしくは少
なくとも事実上生じない位置で、ロータが回転しうるよ
うに構成することもできる。その場合、被覆作業は、ギ
ャップを通って上方へ通過する気体無しで行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】微粒子に粉末を被覆する装置の略示垂直断面
図。
【図2】図1の装置の容器を送入手段の高さのところで
水平に切断し、図1より拡大して示した断面図。
【図3】送入手段の軸線に沿って粉末搬送装置の一部を
垂直に切断し、図2より更に拡大して示した図で、内側
ノズルは投影図で示してある。
【図4】送入手段を図3より更に拡大して示した軸方向
水平断面図。
【符号の説明】
1 容器、 3 垂直軸線、 5 円錐形壁部、 7
フランジリング、 7aシート、 9 壁部、 15
トランスミッション・ユニット、 17 シャフト、
19 調節装置、 21 ロータ、 23 円形のディ
スク、 25キャップ、 31 駆動装置、 33 電
動モータ、 35 トランスミッション・ユニット、
37 測定装置、 41 フィルタ、 43 バイブレ
ータ、 47 処理スペース、 53 流量調整、 5
5 フィルタ、 57 加熱装置、59 吸出装置、
63 流量調整系、 67 供給手段、 71 送入手
段、73 軸線、 75 スリーブ、 79 液体ノズ
ル、 81 粉末ノズル、 83,85,87 スリー
ブ、 91 円筒形の管、 93 出口部材、 95円
筒形管、 97 出口部材、 101 連結部、 10
3 閉鎖部材、 107 液体通路、 107a 液体
出口、 109 気体通路、 109a 気体出口、
111 粉末通路、 111a 粉末出口、 113
粉末入口、 113a ホッパ、 115 リング、
119 気体入口、 121 アース接続部、 127
液体溜め、 129 液体、 131 液体管路、1
33 弁、 137 気体源、 139 ポンプ、 1
41 気体溜め、143,147気体管路、 145,
149 弁、 161 ハウジング、165 搬送通
路、167 コンベア部材、 169 駆動装置、 1
73通気性カバー、 175ケージ、 177 フィル
タ、 197 液体ジェット、 199 粉末ジェット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29B 9/08 7722−4F 9/16 7722−4F (72)発明者 ペーター フリツツ フランツ ヒルシユ フエルト ドイツ連邦共和国 フライブルク シヤウ インスラントシユトラーセ 26 ベー (72)発明者 ラインハルト ノヴアーク ドイツ連邦共和国 ビンツエン イム シ ユラツトガルテン 26

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微粒子(191)に粉末(157)を被
    覆することにより顆粒を製造する装置であって、容器
    (1)と、ロータ(21)と、供給手段(67)とを有
    しており、前記ロータ(21)は、微粒子を支える支持
    面(23a)を備え、垂直回転軸(3)を中心として回
    転するように前記容器(1)内に配置されており、また
    前記供給手段(67)は、液体(129)と粉末(15
    7)とを前記容器(1)の処理スペース(47)内へ送
    入するための手段であり、前記ロータ(21)の前記支
    持面(23a)の近くに設けられ、液体出口(107
    a)と粉末出口(111a)とを有し、これらの出口
    (107a,111a)が前記処理スペース(47)内
    に開いている形式のものにおいて、前記出口(107
    a,111a)が、送入手段(71)により制限され、
    共通の軸線(73)を有しており、また前記出口(10
    7a,111a)の一方の出口が、他方の出口を前記出
    口(107a,111a)の前記軸線(73)と平行に
    包囲していることを特徴とする、微粒子に粉末を被覆す
    ることにより顆粒を製造する装置。
  2. 【請求項2】 前記出口(107a,111a)のそれ
    ぞれが、前記軸線(73)に関し回転対称的な口を有
    し、かつまた、粉末出口(111a)の口が、環状で前
    記出口(107a,111a)の軸線(73)と平行に
    液体出口(107a)の口を包囲していることを特徴と
    する、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記送入手段(71)が、前記液体出口
    (107a)と前記粉末出口(111a)との口の間
    に、出口(107a,109a,111a)の軸線と前
    記のように平行になるように設けられた環状の口、それ
    も前記液体(129)を噴霧するための気体流を造出す
    るようにされた口を備えた気体出口(109a)を有す
    ることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 送入手段(71)が、軸方向で粉末出口
    (111a)の外方へ突出している、液体出口(107
    a)を制限する部材(93)を有することを特徴とする
    請求項2または3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記出口(107a,111a)の前記
    軸線(73)が、前記軸線(3)と或る角度をなしてい
    ることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1
    項に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記出口(107a,111a)の前記
    軸線(73)が、水平であって、かつ水平面に対し最大
    45°の角度で傾斜していることを特徴とする、請求項
    1から5までのいずれか1項に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記出口(107a,111a)の前記
    軸線(73)が、垂直に見下ろした場合、前記回転軸線
    (3)に対し斜めに位置することを特徴とする、請求項
    6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 駆動装置(31)が備えられ、この駆動
    装置(31)が、前記ロータ(21)と作用接続され、
    ロータ(21)を一方方向に回転させ、更に、前記送入
    手段(71)が、前記液体出口(107a)と前記粉末
    出口(111a)から、それぞれ噴射される液体ジェッ
    ト(197)と粉末ジェット(199)を発生させるよ
    うにされ、かつ送入手段(71)から自由処理スペース
    (47)内へ向けられるジェットの方向を、前記出口
    (107a,111a)の前記軸線(73)上に投影さ
    れるように限定し、更に、このジェットの方向が、前記
    出口(107a,111a)の下方に配置されたロータ
    部分の接線速度と鋭角をなすようにするか、もしくは前
    記ロータ部分の接線速度と平行となることを特徴とす
    る、請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記出口(107a,111a)の口の
    中心が、少なくともロータ(21)が粉末(157)を
    かぶせる位置にある間は、ロータ(21)の前記支持面
    (23a)の最大6cm上方に位置することを特徴とす
    る、請求項1から8までのいずれか1項に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記送入手段(71)が、粉末入口
    (113)と、この粉末入口(113)から前記粉末出
    口(111a)まで延びる粉末通路(111)とを有し
    ており、前記供給手段(67)が粉末溜め(155)
    と、この溜め(155)から前記粉末入口(113)へ
    粉末を運ぶようにされたコンベア手段(161)とを有
    しており、更に、前記粉末入口(113)から前記粉末
    通路(111)を経て前記粉末出口(111a)へ送ら
    れる気体流を造出し、かつ粉末(157)を入口(11
    3)から出口(111a)へ搬送し、出口(111a)
    から搬出するための手段が備えられていることを特徴と
    する、請求項1から9までのいずれか1項に記載の装
    置。
  11. 【請求項11】 前記容器(1)が前記ロータを包囲す
    る壁部を有しており、この壁部と前記ロータ(21)と
    の間には環状ギャップが設けられ、吸込装置(59)
    が、前記環状ギャップと前記処理スペース(47)を通
    って上方へ向かう空気を吸込むために、かつまたそれに
    よって、処理スペース(47)の圧力を圧力差により容
    器(1)の周囲圧より低くするために備えられ、更に、
    前記粉末入口(113)は、前記圧力差により、容器
    (1)の周囲から、前記粉末入口(113)を経て前記
    粉末通路(111)へ空気を導入でき、前記気体流の少
    なくとも一部を前記粉末通路(111)を通すことがで
    きるようにされていることを特徴とする、請求項10に
    記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記コンベア装置(161)が、事実
    上水平な搬送通路を形成するハウジング(163)と、
    中空ら旋体を有する搬送部材(167)を備えているこ
    とを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  13. 【請求項13】 特に請求項1から12までのいずれか
    の項に記載の装置により、微粒子(191)に粉末を被覆
    することによって顆粒を製造する方法であって、微粒子
    (191)が容器(1)の処理スペース(47)へ導入さ
    れ、処理スペース(47)がその下端部を、垂直軸線
    (3)を中心として回転可能なロータ(21)により制
    限されており、更に粉末かぶせ作業においては、ロータ
    (21)を回転させることによって、動く微粒子(19
    1)のベッドをロータ(21)上に形成し、更に、液体
    (129)と粉末(157)を前記処理スペース(47)
    内に導入し、前記処理作業の間に、液体出口(107
    a)および粉末出口(111a)を有する供給手段(6
    7)により噴霧する形式のものにおいて、前記液体出口
    (107a)と前記粉末出口(111a)が前記ベッド内
    に突入するようにすることを特徴とする、微粒子に粉末
    をかぶせることにより顆粒を製造する方法。
  14. 【請求項14】 液体(129)と粉末(157)と
    を、ジェット(197,199)として処理スペース
    (47)内へ導入し、これらのジェットの軸線が、水平
    かつ水平面に対し最大45°の角度で傾斜していること
    を特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記ジェット(197,199)が、
    その軸線への投影図で見て、ジェットの方向を、前記ジ
    ェット(197,199)の下方に配置されたロータの
    接線速度と鋭角をなすか、もしくは平行となるように限
    定することを特徴とする、請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記ジェットの複数軸線が一致するこ
    とを特徴とする、請求項13の方法。
  17. 【請求項17】 前記粉末が前記粉末出口(111a)
    へ向かい、かつその出口(111a)を通る気体により
    噴霧されることを特徴とする、請求項13から16まで
    のいずれか1項に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記容器(1)が、前記ロータ(2
    1)を包囲する壁部を有し、環状ギャップが、粉末かぶ
    せ作業のさい、前記壁部と前記ロータ(21)の間に生
    じるようにし、前記供給手段(67)が、容器(1)の
    周囲の大気に通じる、前記粉末出口(111a)へ延び
    る通路(111)を形成するようにし、更に、空気を容
    器(1)から吸出すことによって、前記環状ギャップと
    前記処理スペース(47)とを経て空気を上方へ吸上げ
    るようにし、前記容器(1)から吸出された前記空気
    が、また、容器(1)の周囲から前記通路(111)へ
    吸込まれ、前記粉末出口(111a)を経て前記処理ス
    ペースへ達するようにすることによって、前記容器
    (1)の周囲からの前記空気が前記粉末(157)を霧
    化するための気体の少なくとも一部をなすようにするこ
    とを特徴とする、請求項17に記載の方法。
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