JPH0510136Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0510136Y2
JPH0510136Y2 JP4202986U JP4202986U JPH0510136Y2 JP H0510136 Y2 JPH0510136 Y2 JP H0510136Y2 JP 4202986 U JP4202986 U JP 4202986U JP 4202986 U JP4202986 U JP 4202986U JP H0510136 Y2 JPH0510136 Y2 JP H0510136Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shoji
sash
frame
sliding
guide groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4202986U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62154191U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4202986U priority Critical patent/JPH0510136Y2/ja
Publication of JPS62154191U publication Critical patent/JPS62154191U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0510136Y2 publication Critical patent/JPH0510136Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、主に勝手口に取付けるドア式サツ
シに関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
周知の如く躯体開口部に取付ける窓枠の多く
は、近年軽金属製の押出型材にて構成されるに至
つているが、金属製の窓枠を用いると熱伝導が良
いため、冬期には窓枠の室内側に結露を生じ、該
結露によつて室内が汚れる等の不都合があつた。
上記欠点を改良する手段として金属型材に中空
部を設け、この中空部に断熱材を充填するサツシ
が実開昭54−155329号や実開昭54−154634号とし
て工夫され、又金属材の室内側に断熱材を着設す
るサツシが特開昭59−68490号として工夫されて
いると共に、金属型材を内部材と外部材に分けて
形成し、内外部材を断熱材で連結するサツシが実
開昭54−51444号や特開昭56−9578号、或いは特
開昭59−10685号として工夫されている。
又障子を蝶番にて開閉揺動可能に軸支し、サツ
シ枠と障子の間に揺動制御レバーを取付けるドア
式サツシにあつては、障子を外部より開放不能に
施錠すると共に、開放した障子が風で煽られて
も、蝶番やレバーが変形したり破損しないように
固定する必要がある。その取付け手段として実開
昭52−10503号や実開昭55−108170号、或いは実
開昭56−20854号の如く障子側軸支部において横
框の任意位置に係止固定する揺動制御レバー、実
開昭56−107060号の如くサツシ枠側軸支部を数段
階に移動係止する制御レバーが用いられている。
しかし障子は上下2カ所を蝶番に取付けるか上
中下3カ所を蝶番にて取付けるものであるから、
障子の開放時に風で強く煽られた場合、その煽り
によつて障子とサツシ枠の間に取付けた制御レバ
ーに無理が生じ、レバーが損傷することもあつ
た。
〔考案の目的〕
そこでこの考案は、ドア式障子の断熱効果を高
めると共に、障子開放時の煽りを障子揺動制御装
置にて吸収し得るようにすることにある。
〔考案の概要〕
本案のドア式サツシは、サツシ枠と障子枠を、
金属製の外部材と合成樹脂性の内部材から成る複
合枠材で構成し、サツシ縦枠材の一方に軸支する
障子の揺動側竪框に、室内外より操作し得るハン
ドルと、少なくとも室外より施錠可能となる鍵を
取付け、障子横框とサツシ上枠材の間に障子揺動
制御装置を取付けるもので、障子揺動制御装置は
横框の室内側に取付ける案内体と、案内体の案内
溝に摺動子を嵌挿する鉤状の摺動体、及び摺動体
とサツシ上枠材に取付けるブラケツトの間に軸支
するアームから構成され、案内体の案内溝が上向
き狭口に開口し、摺動体が案内溝を中心にして揺
動可能となり、摺動子の前後に滑走調整具を設
け、該調整具にて滑り抵抗を加減するものであ
る。
〔考案の実施例〕
以下、本案ドア式サツシの構造を実施例の図面
により説明すると、サツシ枠1を構成する上枠材
1Aと下枠材1B、及び縦枠材1Cを、第1図と
第3図の如く金属製外部材12の室内側に合成樹
脂製の内部材11を取付けた複合枠材10にて構
成する。
サツシ枠1に嵌挿する障子2を、障子枠3とそ
の内部に嵌挿する断熱パネル20にて構成し、障
子枠3を構成する上下横框3Cと左右竪框3A,
3Bを、サツシ枠1の複合枠材10と同様に、金
属製外部材32の室内側に合成樹脂製の内部材3
1を取付けた複合框材30にて構成する。
障子2はサツシ縦枠材1Cの一方に、蝶番40
を用いて開閉揺動可能に軸支するもので、例えば
第2図の如く蝶番40の軸部41をサツシ枠1よ
り室外に露出し、蝶番翼片42,43の一方を縦
枠材1Cの外周に、他方を竪框3Cの外周にビス
止めし、120度以内の範囲で開閉揺動可能に軸支
する。
複合枠材10を構成する内外部材11,12
と、複合框材30を構成する内外部材31,32
は共に中空体に形成され、且つ外部材12,32
が室内側に露出しないように内部材11,31と
複合する。
サツシ枠1と障子枠3の間に、第4図と第5図
の如く障子揺動制御装置5を取付け、該制御装置
5にて障子2の開閉揺動を制御するもので、障子
揺動制御装置5は障子横框3Cの室内側に取付け
る案内体6と、案内体6の案内溝16に嵌挿する
鉤状の摺動体7、及び摺動体7とサツシ上枠材1
Aの間に軸支するアーム8から構成されている。
障子揺動制御装置5の案内体6は、第10図の
如く上向き狭口と成る案内溝16を開口し、横框
3Cの全長に平行して取付けられ、具体的には横
框内部材31の室内側に当接し、外部材32まで
貫通するネジNにて取付け、両端部に第7図の如
くストツパー18を固定している。
案内体6に嵌挿する摺動体7は、第13図の如
く案内体6の案内溝16に嵌入する摺動子17
に、案内溝16より上方に突出し室内側に屈曲す
る腕片27を設け、摺動子17の前後に第8図と
第9図の如く滑走調整具9を有するもので、腕片
27を室内に向け、摺動子17と滑走調整具9を
案内溝16に離脱不能に嵌挿し、案内溝16に沿
つて滑走自在となり、且つ案内溝16を中心にし
て腕片27が揺動可能となる。
滑走調整具9は摺動子17に螺入する頭部9a
の後部に、頭部9aより1回り大きく案内溝16
より小径の胴部9bを設け、胴部9bの後部に貫
通孔9cを穿設した調整ネジ19と、該ネジ19
に嵌入し、ネジ19の出没にて内外に膨縮するク
ツシヨン29から成る。
制御装置5のアーム8は第5図と第7図の如
く、一端を摺動体7の腕片27に軸支し、他端を
サツシ上枠材1Aの室内側に取付けたブラケツト
15に軸支し、ブラケツト15との軸支部P1を
中心にして摺動するもので、障子2の閉鎖状態に
おいて摺動体7を軸支部P1より最も遠くへ滑走
し、障子2の開放に従つて摺動体7を軸支部P1
に接近する。
図中、4は揺動側竪框3Bに取付けるハンドル
で、ハンドル4は竪框3Bに貫通するハンドル軸
4aの両端部に取付けられ、室内外より把持可能
となる。14は摺動側の竪框3Bに取付ける鍵
で、鍵14は第6図の如く少なくとも室外より施
錠可能となる。
本案のドア式サツシは上記構造であるから、予
め内部材11と外部材12にて複合枠材10を構
成する一方、同様の内部材31と外部材32にて
複合框材30を構成しておき、複合枠材10にて
サツシ枠1を組立て、複合框材30にて障子枠3
を組立てる。障子枠3を組立てる際、摺動側竪框
3Bにハンドル4と鍵14を取付けておく。
上記構成のサツシ枠1に障子枠3を先ず蝶番4
0で開閉揺動可能に軸支し、次にサツシ枠1と障
子枠3の間に障子揺動制御装置5を取付ける。即
ちサツシ上枠材1Aの室内側にブラケツト15を
取付けると共に、障子横框3Cの室内側に案内体
6を取付け、案内体6の案内溝16に摺動体7の
摺動子17を嵌挿し、案内体6の両端にストツパ
ー18を取付けた後、摺動体7の腕片27と上枠
材1Aに取付けたブラケツト15の間にアーム8
を軸支するものである。
本案ドア式サツシの障子1は、蝶番40の軸部
41を中心にして開閉揺動するのに対し、サツシ
枠1と障子2の間に取付けた制御装置5のアーム
8は、ブラケツト15との軸支部P1を中心にし
て摺動するものであるから、アーム8に軸支し障
子横框3Cの案内体6に嵌挿する摺動体7は、障
子2の開放に従い軸支側に向けて滑走する。
この摺動体7の滑走抵抗を障子2の開閉操作が
重くならない程度に調整しておく。摺動体7の滑
走抵抗調整は、例えば案内体6より一方のストツ
パー18を取外し、その取外し方向に案内体6に
嵌挿する摺動体7を滑走して、調整ネジ19の胴
部9bを外部に露出させ、露出したネジ胴部9b
の貫通孔9cに工具を差込み、調整ネジ19を回
動すれば、調整ネジ19は回動に応じてクツシヨ
ン29に向けて出没し、クツシヨン29を膨縮
し、クツシヨン29と案内溝16の接触抵抗を加
減する。
例えば調整ネジ19をクツシヨン29に向けて
前進回動し、太い胴部9bをクツシヨン29の内
部まで挿入すれば、クツシヨン29は最も大きく
膨出し、案内溝16に強く接触する。反対に調整
ネジ19を後退回動し、クツシヨン29よりネジ
胴部9bを抜き出せば、クツシヨン29は弾性収
縮して案内溝16との接触が少なくなる。
尚、本案のドア式サツシは上記実施例に限定さ
れるものではなく、例えば障子2の組立時に横框
3Cの室内側に案内体6を取付け、この案内体6
に摺動体7を嵌挿し、案内体6の両端にストツパ
ー18を取付けておき、サツシ枠1に対する障子
2の軸支後に、案内体6に嵌挿した摺動体7の腕
片27と、サツシ上枠材1Aに取付けたブラケツ
ト15の間にアーム8を軸支しても同様の目的を
達するし、案内体6の案内溝16より滑走調整具
9の調整ネジ19を直接回動しても、摺動体7の
滑走抵抗を加減することができる。又複合枠材1
0と複合框材30の構成手段、障子2の組立手
順、制御装置5の取付手段、及びこれらの形状構
造等は、本案の要旨に反しない限り適宜変更可能
である。
又、合成樹脂製から成る内部材11,31に、
耐アルカリ性ガラス繊維をセメントに混入した無
機質素材を用いることにより、耐水性や耐熱性、
或いは不燃性や音響特性の優れた性能を発揮する
こともできる。
〔考案の効果〕
従つて本案のドア式サツシは、金属製外部材と
合成樹脂製内部材で構成した複合材を用いて、サ
ツシ枠と障子枠を組立てると共に、障子枠に断熱
パネルを嵌挿するものであるから、サツシ全体の
断熱効果が一段と向上する。
特にサツシ枠と障子の間に取付ける障子揺動制
御装置は、障子に取付ける案内体の案内溝を上向
きの狭口に開口し、該案内溝に鉤状摺動体の摺動
子を離脱不能に、且つ摺動可能に嵌挿し、摺動体
腕片とサツシ上枠材に取付けるブラケツトの間に
障子揺動制御装置を取付けるため、例え障子の開
放時に風で煽られても、摺動体が案内溝を中心に
して揺動するため、障子や揺動制御装置に加わる
負荷を吸収し、それらの損傷や破損を防止し得る
利点がある。しかも案内溝に嵌挿する摺動体摺動
子の前後に、滑走抵抗を加減し得る滑走調整具が
設けてあるため、サツシの取付け場所や利用者に
合せて調整具の滑走抵抗を任意に加減し得る。
又障子は120度以内に開放可能となるので、大
きな器物の出し入れも容易であるし、障子竪框の
室内側にハンドルがあるので、室内外の何れから
も障子を開閉揺動し得る等、本案は頻繁に開閉し
たり器物を把持したまま出入りすることの多い勝
手口用のドア式サツシとして特に有益な効果を発
揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案ドア式サツシの縦断面図、第2図
は障子の開放状態を示す概略横断面図、第3図は
障子の閉鎖状態を示す概略横断面図、第4図は障
子揺動制御装置の取付例を示す要部縦断面図、第
5図は障子開放時における揺動制御装置の要部縦
断面図、第6図は鍵の取付例を示す要部縦断面
図、第7図は揺動制御装置の平面図、第8図と第
9図は滑走調整具の調整例を示す一部切欠正面
図、第10図は案内体の拡大断面図、第11図
イ,ロは滑走調整具の出没時における案内体の拡
大断面図、第12図はブラケツトの縦断面図、第
13図は摺動体の拡大側面図、第14図はストツ
パーの拡大縦断面図である。 1……サツシ枠、1,1A,1B,1C……枠
材、2……障子、3……障子枠、3A,3B……
竪框、3C……横框、4……ハンドル、5……障
子揺動制御装置、6……案内体、7……摺動体、
8……アーム、9……滑走調整具、10……複合
枠材、30……複合框材、11,31……内部
材、12,32……外部材、14……鍵、15…
…ブラケツト、16……案内溝、17……摺動
子、18……ストツパー、19……調整ネジ、2
0……断熱パネル、27……腕片、29……クツ
シヨン、40……蝶番、N……ネジ、P1,P2
……軸支部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サツシ枠1を金属製の外部材12と合成樹脂性
    の内部材11から成る複合枠材10で構成すると
    共に、障子枠3も同様の複合框材30で構成し、
    障子枠内に断熱パネル20を嵌挿した障子2を、
    サツシ縦枠材1Cの一方に蝶番40を用いて120
    度以内の範囲で開閉可能となるよう軸支し、障子
    の揺動側竪框3Bに室内外より操作し得るハンド
    ル4と、少なくとも室外より施錠可能となる鍵1
    4を取付け、障子横框3Cとサツシ上枠材1Aの
    間に障子揺動制御装置5を取付けるもので、障子
    揺動制御装置は横框の室内側に取付ける案内体6
    と、案内体の案内溝16に摺動子17を嵌挿する
    鉤状の摺動体7、及び摺動体腕片27とサツシ上
    枠材に取付けるブラケツト15の間に軸支するア
    ーム8から構成され、案内体の案内溝が上向き狭
    口に開口し、摺動体が案内溝を中心にして揺動可
    能となり、摺動体摺動子の前後に滑走調整具9を
    設け、該滑走調整具にて滑り抵抗を加減するドア
    式サツシ。
JP4202986U 1986-03-22 1986-03-22 Expired - Lifetime JPH0510136Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4202986U JPH0510136Y2 (ja) 1986-03-22 1986-03-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4202986U JPH0510136Y2 (ja) 1986-03-22 1986-03-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62154191U JPS62154191U (ja) 1987-09-30
JPH0510136Y2 true JPH0510136Y2 (ja) 1993-03-12

Family

ID=30857564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4202986U Expired - Lifetime JPH0510136Y2 (ja) 1986-03-22 1986-03-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0510136Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140010376A (ko) * 2011-01-14 2014-01-24 하우타우 게엠베하 틸팅 슬라이딩 새시를 위해 조절될 수 있는 수직 강화 요소

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140010376A (ko) * 2011-01-14 2014-01-24 하우타우 게엠베하 틸팅 슬라이딩 새시를 위해 조절될 수 있는 수직 강화 요소

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62154191U (ja) 1987-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090320377A1 (en) Casement Window
US7219391B1 (en) Door assembly with concealed door closer
JPH0510136Y2 (ja)
US3224494A (en) Door
JP5083818B2 (ja) ドア
US4133143A (en) Hinge arrangement
JP3024921B2 (ja) 天 窓
JP3129712B2 (ja) 天 窓
JPS6041413Y2 (ja) 網戸付開き窓
JP3448522B2 (ja) 欄間扉開閉装置
JPS5838149Y2 (ja) 金属製クロゼツト・ドア
JP2545633Y2 (ja) 排煙窓
JPH087016Y2 (ja) 横滑り出し窓
JPH037497Y2 (ja)
JPS6332856Y2 (ja)
JP2002256776A (ja) スラットの揺動機構及びこれを用いた雨戸
JP3200423B2 (ja) 天 窓
JPS5932700Y2 (ja) 二重外開き窓の開度調節固定装置
JPS6210385Y2 (ja)
JP2024041391A (ja) 窓開閉装置
JPS6334043Y2 (ja)
JPS5938875Y2 (ja) 雨戸開閉装置
JP2589753Y2 (ja) 折れ雨戸の煽止め装置
JP2534748Y2 (ja) 出 窓
KR930004470Y1 (ko) 3도어 승용차의 윙(Wing) 도어 개폐장치