JP3448522B2 - 欄間扉開閉装置 - Google Patents

欄間扉開閉装置

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JP3448522B2
JP3448522B2 JP24434099A JP24434099A JP3448522B2 JP 3448522 B2 JP3448522 B2 JP 3448522B2 JP 24434099 A JP24434099 A JP 24434099A JP 24434099 A JP24434099 A JP 24434099A JP 3448522 B2 JP3448522 B2 JP 3448522B2
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雄一 松井
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株式会社ノダ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は欄間扉開閉装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、天井と鴨居の間において採光
や通風を良くすると共に装飾を兼ねて欄間扉を設けるこ
とが広く行われており、欄間扉の開閉装置についても幾
つかの従来技術が提案されている(たとえば実開平6−
10064号公報、実用新案登録第2561954号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】欄間扉開閉装置は構造
が簡単で、加工および取付が容易で短時間で施工するこ
とができ、低コストで供給可能であり、操作も容易であ
ることが好ましいが、これらの要求を全て満たすことの
できるものはいまだ提案されていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、上記要
求を全て満たすことのできる新規な構成の欄間扉開閉装
置を提供することを目的とする。
【0005】すなわち本発明は、欄間開口枠に設けられ
た欄間扉を開閉するための装置であって、欄間開口枠の
横枠内側面に沿って昇降移動可能なスライダーと、スラ
イダーを昇降させるための操作手段と、欄間開口枠の上
枠に近い固定位置の連結ピンを中心として回動可能な第
一アームと、スライダーの昇降移動を第一アームの回転
に変換する関数手段と、一端において第一アームの先端
に互いに回動自在に連結されると共に他端において欄間
扉の裏面側に互いに回動自在に連結される第二アーム
と、一面が欄間開口枠の下枠開口面側の上面に固着され
ると共に他面が欄間扉の下端木口に固着される丁番とを
有してなり、操作手段が、ドア上枠および欄間下枠を
通して設けられる垂直案内孔を通って欄間開口枠内に突
出してその上端においてスライダーに連結される操作棒
と、操作棒の下端近くから横方向に突出するつまみ部
と、つまみ部の昇降移動を許容する垂直切欠部と、上下
端位置および中間位置から各々略水平方向に延長する水
平切欠部であってつまみ部を嵌入することによって欄間
扉を全開状態、閉止状態または半開状態のいずれかに
ック可能であるところの水平切欠部とを有してなること
を特徴とする。
【0006】関数手段は、第一アームに形成される円弧
状の関数溝と、スライダーの側面から突出して関数溝と
係合する係合ピンとからなるものであってよい。
【0007】なお、本発明において「欄間扉」とは天井
近くの通常手の届かない箇所に開閉可能に設置される扉
や窓を包括的に意味するものであり、高窓、排煙窓等を
も含む概念である。したがって本発明はこれら高窓や排
煙窓等を開閉する装置としても適用可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明の実施の
一形態による欄間扉開閉装置を示し、図1は欄間扉を閉
じた状態を、図2は欄間扉を全開した状態を各々示して
いる。
【0009】この欄間扉開閉装置は、ドア1のためのド
ア開口枠(上枠2aおよび横枠2bのみ図示)と天井
(図示せず)との間の欄間開口枠(上枠3a、下枠3b
および横枠3cよりなる)内に設けられ欄間扉4を、欄
間下枠3bの開口面側上縁に沿って固定された丁番5を
介して上開きに開閉可能とするための装置であり、操作
棒6をつまみ部7で昇降操作することによって欄間扉4
を開閉するものである。操作棒6はドア横枠2bの内側
面に沿って上下方向に昇降可能に延長しており、その上
方部分はドア上枠2aおよび欄間下枠3bを貫通して設
けられる垂直案内孔(図示せず)を通って欄間開口枠内
に突出し、その上端にはスライダー8が連結されてい
る。
【0010】操作棒6は、ドア横枠2bの内側面にはビ
ス等により固定された固定金具9に対して上下方向にス
ライド移動可能に取り付けられる。つまみ部7は操作棒
6の下端近くから横方向に突出しており、操作棒6の昇
降につれて固定金具9の垂直切欠部9a内を上下移動す
る。つまみ部7は、欄間扉4を閉じた状態(図1)では
固定金具9の垂直切欠部9aの下端近くに位置し、欄間
扉4を最大に開いた状態(図2)では垂直切欠部9aの
上端近くに位置している。
【0011】垂直切欠部9aの上下端位置および中間位
置には該垂直切欠部9aに連通して略水平方向に延長す
る水平切欠部9b〜9dが適当間隔に設けられ、操作棒
6を回転してこれら水平切欠部のうちの任意の一に嵌入
させることができ、水平切欠部9bに嵌入させたときに
は欄間扉4を閉止した状態(図1)にロックし、水平切
欠部9dに嵌入させたときには欄間扉4を全開した状態
(図2)にロックし、水平切欠部9cに嵌入させたとき
には欄間扉4の開き具合を中間的な状態(図示せず)に
ロックすることができる。
【0012】操作棒6の上端にその下端が連結されたス
ライダー8は、欄間横枠3cの内側面に取り付けられた
案内レール10に摺動可能に嵌入されており、操作棒6
の操作に応答して案内レール10に沿って昇降移動す
る。スライダー8の表面任意位置には、後述する第一ア
ーム12の中央部に形成された円弧状の関数溝13に係
合する係合ピン11が設けられる。
【0013】第一アーム12は、その一端を欄間上枠3
a近くの固定位置にある連結ピン14に連結されてい
る。図示構成では、案内レール10の側面に設けた連結
ピン受け具15を欄間横枠3cの内側面の上端近くにビ
ス等(図示せず)により固着しし、これに取り付けた連
結ピン14に対して第一アーム12を回転自在に枢支し
ている。
【0014】第一アーム12の他端には連結ピン16を
介して第二アーム17の一端が回動自在に連結され、第
二アーム17の他端には連結ピン18および連結ピン受
け具19を介して欄間扉4が連結されている。連結ピン
受け具19は欄間扉4内面の任意位置にビス等(図示せ
ず)により固着される。丁番5の一面は欄間下枠3bの
開口面側上面に固着され、他面は欄間扉4の下端木口面
に固着されている。
【0015】上記のように構成された欄間扉開閉装置の
作用について説明する。欄間扉4を完全に閉めた図1の
状態からつまみ部7を持って操作棒6を上昇させると、
これに連結されたスライダー8が案内レール10に沿っ
て上昇し、スライダー8の係合ピン11と第一アーム1
2の関数溝13との係合によって、第一アーム12が連
結ピン14を中心として図において時計方向に回転す
る。関数溝13はスライダー8の上昇につれて第一アー
ム12が円滑に回転することができるよう円弧状に形成
されている。
【0016】第一アーム12が回転するにつれて連結ピ
ン16の位置が上方向および開口面側に向けて移動する
ため、該連結ピン16で連結された第二アーム17を押
し出し、欄間扉4を丁番5の回転軸を中心として図にお
いて反時計方向に回転させる。これによって欄間扉4が
開かれ、つまみ部7が固定金具9の垂直切欠部9aの上
端位置に到達するまで操作棒6を上昇させたときに、係
合ピン11が関数溝13の終端位置(図2)まで移動
し、このときに欄間扉4が全開状態となる。この状態が
得られたときに操作棒6を回転させてつまみ部7を水平
切欠部9dに嵌入させることにより、手を離しても操作
棒6が下降することなく同位置に保持され、欄間扉4を
全開状態にロックすることができる。なお全開状態にお
ける欄間扉4の開き具合(角度)は関数溝13の長さや
第一および第二アーム12,17の長さによって調節す
ることができる。
【0017】図2の全開状態にある欄間扉4を図1の閉
止状態とするには、上記と逆に、つまみ部7を持って操
作棒6を引き下げればよい。操作棒6の下降と共にスラ
イダー8が下降し、係合ピン11と関数溝13との係合
を介して第一アーム12が連結ピン14を中心として図
において反時計方向に回転し、連結ピン16、18およ
び丁番5を介して欄間扉4が閉止される。
【0018】図示されないが、つまみ部7を中間の水平
切欠部9cに嵌入させることによって欄間扉4を図1の
閉止状態と図2の全開状態との中間的状態(半開状態)
にロックすることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成でコストダ
ウンが図られ、施工や開閉操作も容易な欄間扉開閉装置
が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一態様による欄間扉開閉装置
の閉止状態を示す概略図である。
【図2】 同欄間扉開閉装置の全開状態を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
4 欄間扉 5 丁番 6 操作棒 7 つまみ部 8 スライダー 9 固定金具 10 案内レール 11 係合ピン 12 第一アーム 13 関数溝 14,16,18 連結ピン 17 第二アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 11/12 E05F 11/16 - 11/22 E05D 15/40 - 15/46 E06B 3/00 E06B 3/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】欄間開口枠に設けられた欄間扉を開閉する
    ための装置であって、欄間開口枠の横枠内側面に沿って
    昇降移動可能なスライダーと、スライダーを昇降させる
    ための操作手段と、欄間開口枠の上枠に近い固定位置の
    連結ピンを中心として回動可能な第一アームと、スライ
    ダーの昇降移動を第一アームの回転に変換する関数手段
    と、一端において第一アームの先端に互いに回動自在に
    連結されると共に他端において欄間扉の裏面側に互いに
    回動自在に連結される第二アームと、一面が欄間開口枠
    の下枠開口面側の上面に固着されると共に他面が欄間扉
    の下端木口に固着される丁番とを有してなり、操作手段
    が、ドア上枠および欄間下枠を貫通して設けられる垂直
    案内孔を通って欄間開口枠内に突出してその上端におい
    てスライダーに連結される操作棒と、操作棒の下端近く
    から横方向に突出するつまみ部と、つまみ部の昇降移動
    を許容する垂直切欠部と、垂直切欠部の上下端位置およ
    び中間位置から各々略水平方向に延長する水平切欠部で
    あってつまみ部を嵌入することによって欄間扉を全開状
    態、閉止状態または半開状態のいずれかにロック可能で
    あるところの水平切欠部とを有してなることを特徴とす
    る欄間扉開閉装置。
  2. 【請求項2】 関数手段が、第一アームに形成される円
    弧状の関数溝と、スライダーの側面から突出して関数溝
    と係合する係合ピンとからなることを特徴とする請求項
    1の欄間扉開閉装置。
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