JP3242356B2 - 門扉における開閉扉の全開状態保持機構 - Google Patents

門扉における開閉扉の全開状態保持機構

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JP3242356B2
JP3242356B2 JP31448597A JP31448597A JP3242356B2 JP 3242356 B2 JP3242356 B2 JP 3242356B2 JP 31448597 A JP31448597 A JP 31448597A JP 31448597 A JP31448597 A JP 31448597A JP 3242356 B2 JP3242356 B2 JP 3242356B2
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不二男 加藤
恒明 伊藤
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新日軽株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吊元扉と開閉扉とを
回動開閉可能に連結した門扉において開閉扉を開いたと
きにその全開状態を保持することができる門扉における
開閉扉の全開状態保持機構に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、一本の門柱に吊元扉と開閉扉の2
枚の扉を回動開閉可能に連結したタイプの門扉において
は、通常は吊元扉を落し棒により閉止状態にしたまま開
閉扉を開閉して出入りすることが多いが、例えば人が連
続的に出入りするようなときは、開閉扉を全開し、全開
状態を保持したまま使用することもある。この場合、開
閉扉をほぼ180°全開作動したときに開閉扉が吊元扉
の側面にぶつからないのように、吊元扉側に戸当りスト
ッパを設け、開閉扉の回動を戸当りストッパで規制し、
これによって扉が損傷しないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成によれば、開閉扉が吊元扉にぶつかることはないが、
開閉扉は自由に回動することができるから不安定で、風
にあおられたときなどに急回転し、予期せぬ損傷や事故
を招くことがある。
【0004】本発明は上記欠点を解消し、開閉扉を開い
た状態を安定に保持することができる門扉における開閉
扉の全開状態保持機構を提供することをその課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る門扉における開閉扉の全開状態保持機
構は、門柱に対して吊元扉と開閉扉とを回動開閉可能に
連結した門扉において、吊元扉の吊元側の下面に固定金
具を水平方向に回転自在に取り付け、固定金具には開閉
扉に設けた落し棒に係合可能な棒受け部を形成するとと
もに、上記開閉扉を全開したときに上記落し棒を上記固
定金具の棒受け部に係合させることを特徴とする。
【0006】なお、前記固定金具又は開閉扉には、前記
開閉扉に対する固定金具の回転角を規制する回転止めを
設けるのが好ましい。
【0007】また、前記固定金具又は開閉扉には、固定
金具を回転させたときに前記棒受け部を全開時の前記開
閉扉の落し棒に対応する位置で停止させるための位置決
めストッパを設けるのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】図1、図2は門扉の正面図及びそ
の一部の拡大平面図で、符号1は門柱を示す。門柱1に
は吊元扉2が回動可能に連結され、また吊元扉2には開
閉扉3が回動開閉可能に連結されている。吊元扉2の戸
先側にはキャスター4が取り付けられている。また、吊
元扉2と開閉扉3の戸先側にはそれぞれ落し錠5が取り
付けられ、扉側には落し棒6が、これに対応して地面に
は扉閉止時に上記落し棒6を挿入可能な錠受け孔7が形
成されている。一方の開閉扉3が全開状態のときは図3
の状態となる。
【0009】なお、吊元扉2の落し棒6の上下動の操作
は操作つまみ8を上下動させればよいが、この操作つま
み8は吊元扉2の開閉扉3との突合せ面に臨んで配置さ
れ、閉止時には操作できないように構成されている。開
閉扉3の落し棒6の操作つまみ8も、他方の開閉扉3と
の突合せ面に臨んで配置されている。
【0010】次に、吊元扉2の吊元側の縦框9の下面に
は固定金具10が設けられている。固定金具10は金属
板から構成され、図4、図5に示されるように、その一
端は上記縦框9の下端に固定されたキャップ11にボル
ト12とナット13によって水平方向に回転自在に取り
付けられている。キャップ11は特別のものである必要
はなく、上記縦框9の上端に取り付けられたものと同じ
構成のものでよい。14aは角座金、14bはナット、
14cは角座金、14dはバネ座金である。また、固定
金具10の他端には開閉扉3の落し棒6の棒受け部とし
て係合孔16が形成されている。さらに、固定金具10
の一方の側縁には回転止め17と位置決めストッパ18
が固定されている。
【0011】なお、棒受け部は落し棒6を受け止める構
成であればよく、係合孔16のような孔状である必要は
ない。例えば溝状であってもよい。
【0012】回転止め17は固定金具10の回転を規制
して固定金具10が吊元扉2の下面に重なった位置で止
まるようにするもので、図6に示されるように、立ち上
げられたストッパ片17aが吊元扉2の側面に係合する
ことによって回転角が規制される。なお、回転止め17
は固定金具10の回転を規制するものであるから、吊元
扉2側に、固定金具10とは別に形成してもよい。
【0013】位置決めストッパ18は、固定金具10を
回転させたときに上記係合孔16を全開時の前記開閉扉
3の落し棒6に対応する位置で停止させるためのもの
で、図6に示されるように、立ち上げられたストッパ片
18aが吊元扉2の側面に係合することによって停止す
るように形成されている。位置決めストッパ18も開閉
扉3側に形成し、固定金具10が回転したときに、上記
所定位置で停止するように構成してもよい。なお、スト
ッパ片18a、18bは2個形成されているが、これは
開閉扉3の取り付け態様、つまり内開き、外開きや左右
の勝手に対応させるためのもので、この例の場合は一方
のストッパ片18aのみが機能する。また、位置決めス
トッパも固定金具10の回転を規制するものであるか
ら、吊元扉2側に、固定金具10とは別に形成してもよ
い。
【0014】吊元扉2の上記固定金具10の上部位置に
は、開閉扉3が全開したときに吊元扉2に直接にぶつか
らないようにする戸当りストッパ19が取り付けられて
いる。戸当りストッパ19は先端20がゴム製で、全開
時の開閉扉3の側面に当たって吊元扉2と開閉扉3とを
所定の間隔に保持するものである。
【0015】なお、図6のように、上記戸当りストッパ
19によって吊元扉2と開閉扉3とが所定の間隔に保持
されたときに、位置決めストッパ18により所定の回転
角で停止した固定金具10の係合孔16が開閉扉3の落
し棒6に対応するように、固定金具10の位置ストッパ
と係合孔16の位置を形成しておくのが好ましい。な
お、図6の開閉扉3の操作ハンドルは省略した。
【0016】前記構成において、図3のように吊元扉2
を落し棒により閉止状態にして開閉扉3を全開するとき
は、まず開閉扉3の落し棒6を錠受け孔7から抜き出し
て全開作動させるとともに、吊元扉2の固定金具10を
ボルト12を中心に回転させる。開閉扉3は図3、図6
のように吊元扉2の戸当りストッパ19に当接して停止
する。このとき、固定金具10の係合孔16と開閉扉3
の落し棒6とが対応するので、図7のように落し錠5の
操作つまみ8によって落し棒6を少し下動させると、こ
れにより落し棒6が係合孔16に係合するので、開閉扉
3は全開状態に保持される。
【0017】その後、開閉扉3を再び閉止させるとき
は、上記落し棒6を上げて係合孔16との係合を解除し
て閉止作動する。そして、固定金具10は元の方向に回
転させれば、回転止め17によって回転が規制されて停
止する。この位置は固定金具10が吊元扉2の下面に重
なって納まりのよい位置なので、吊元扉2の外方に突出
することがなく、安全であり、また外観を損なうことも
ない。
【0018】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、開閉扉を全開
したときにその落し棒を吊元扉の固定金具の棒受け部に
係合させることにより開閉扉の全開状態が安定に保持さ
れる。したがって、開閉扉が自由に回動することができ
ないから、予期せぬ損傷や事故を有効に回避することが
できる。
【0019】請求項2の発明によれば、さらに、開閉扉
3に対する固定金具の回転角は回転止めによって規制さ
れるので、規制された位置は、固定金具が吊元扉の下面
に重なって納まりのよい位置とすればよく、これにより
吊元扉の外方に突出することがなく、安全であり、また
外観を損なうこともない。
【0020】請求項3の発明によれば、さらに、位置決
めストッパにより、固定金具を回転させたときにその棒
受け部は全開時の前記開閉扉の落し棒に対応する位置で
停止するので、開閉扉の落し棒を容易かつ確実に固定金
具の棒受け部に係合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】門扉の正面図
【図2】上記門扉の一部の拡大平面図
【図3】開閉扉の全開状態の平面図
【図4】固定金具と取付状態説明図
【図5】固定金具の取付状態の分解斜視図
【図6】開閉扉を全開状態にしたときの保持態様説明図
【図7】開閉扉の全開保持状態を見込面から示した説明
【符号の説明】
1 門扉 2 吊元扉 3 開閉扉 6 落し棒 10 固定金具 17 回転止め 18 位置決めストッパ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門柱に対して吊元扉と開閉扉とを回動開
    閉可能に連結した門扉において、吊元扉の吊元側の下面
    に固定金具を水平方向に回転自在に取り付け、固定金具
    には開閉扉に設けた落し棒に係合可能な棒受け部を形成
    するとともに、上記開閉扉を全開したときに上記落し棒
    を上記固定金具の棒受け部に係合させることを特徴とす
    る門扉における開閉扉の全開状態保持機構。
  2. 【請求項2】 前記固定金具又は開閉扉には、前記開閉
    扉に対する固定金具の回転角を規制する回転止めを設け
    た請求項1に記載の門扉における開閉扉の全開状態保持
    機構。
  3. 【請求項3】 前記固定金具又は開閉扉には、固定金具
    を回転させたときに前記棒受け部を全開時の前記開閉扉
    の落し棒に対応する位置で停止させるための位置決めス
    トッパを設けた請求項1に記載の門扉における開閉扉の
    全開状態保持機構。
JP31448597A 1997-10-30 1997-10-30 門扉における開閉扉の全開状態保持機構 Expired - Fee Related JP3242356B2 (ja)

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