JP3069094U - 門扉の取付け構造 - Google Patents

門扉の取付け構造

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JP3069094U JP1999008824U JP882499U JP3069094U JP 3069094 U JP3069094 U JP 3069094U JP 1999008824 U JP1999008824 U JP 1999008824U JP 882499 U JP882499 U JP 882499U JP 3069094 U JP3069094 U JP 3069094U
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健一 若林
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健一 若林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右の門扉を閉じた状態で施錠装置により互
いに係止していても、左右の門扉が同時に上方に持ち上
げられた場合には、門扉は門柱から取り外されてしま
う。 【解決手段】 門柱側ヒンジ1の支軸12の外側面には
凸部12aを突設させ、門扉側ヒンジ3の枢支孔32の
内側面には、門扉4を閉じたとき凸部12aと係合しな
い角度位置に切込部32aを上下方向に切り込ませ、か
つ枢支孔32を支軸12に枢支させたとき凸部12aと
係合する高さ位置には、回動部32bを切欠するように
構成した門扉の取付け構造を用いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、防犯性に優れ、かつ門柱への取付けが容易となるように構成された 門扉の取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、図4に示すように、左右所定位置に立設された門柱102に左 右門扉103をそれぞれ回動自在に取付けた構成の門扉装置101が、一般住居 等において使用されている。
【0003】 上記のような構成の門扉装置101では、戸締まりをする際には、左右の門扉 103に取付けた施錠装置104により左右門扉103を相互に係止させ、かつ 左右門扉103の何れか一方に設けた落し棒105を地上の穴106に落とし込 むことにより、門扉103が容易に開けられないようにしている。また、左右の 門柱102の側面には門柱側ヒンジ107が、左右の門扉103の側縁には門扉 側ヒンジ108が、それぞれ上下方向所定間隔をあけて2箇所ずつ取付けられて いる。
【0004】 この門柱側ヒンジ107及び門扉側ヒンジ108は、門扉103を門柱102 に回動自在に支持するための部材であり、その構造の詳細は図5に示す通りであ る。すなわち、門柱側ヒンジ107は、門柱102の側面に螺旋109により固 着される門柱取付部107aと、この門柱取付部107aの上面に突設された円 柱状の支軸107bとを備えたものであり、一方、門扉側ヒンジ108は、門扉 103の側縁に螺旋109により固着される門扉取付部108aと、この門扉取 付部108aに穿設され、支軸107bと回動可能に嵌合される枢支孔108b とを備えたものである。
【0005】 従来の門扉装置101では、門柱102の側面に取付ける上下門柱側ヒンジ1 07は、同一の形状のものを使用している。また、門扉103の側縁に取付ける 上下門扉側ヒンジ108も、同一の形状のものを用いている。そして、枢支孔1 08bを支軸107bにそれぞれ枢支させることにより、門扉103を門柱10 2に回動自在に支持させている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の門扉の取付け構造は、戸締まりの際には施錠装置104 により左右の門扉103を相互に係止させ、門扉103が容易に開けられないよ うにしているにも拘わらず、左右の門扉103を同時に上方に持ち上げられた場 合には、枢支孔108bは支軸107bから分離してしまうので、門扉103が 簡単に取り外されてしまうという防犯上の欠陥があった。
【0007】 また、従来の門扉の取付け構造では、図6に示すように、門柱102の側面に 同一形状の上下門柱側ヒンジ107を取付けているので、上下支軸107bの高 さh1及びh2は同じである。従って、従来の門扉の取付け構造によれば、門扉 103を門柱102に取付ける際には、門扉103を作業員が持ち上げて、上下 枢支孔108bの下端を上下支軸107bの上端より上方に位置させて同心状に 対向させたうえ、門扉103を垂直に下降させ、上下枢支孔108bを上下支軸 107bに嵌合させるという操作が必要であった。
【0008】 ところが、通常、門扉103は、数キログラムから数十キログラムにも及ぶ大 重量のものであるから、上記のように、門扉103を持ち上げながら上下枢支孔 108bの下端を上下支軸107bの上端より上方に位置させて、門扉103を 正確に垂直下降させるのは、作業員にとって過酷な作業となっていた。
【0009】 本考案は、上記した従来の門扉の取付け構造の問題点に鑑みて考案されたもの であり、防犯性に優れ、かつ門柱への取付けが容易となるように構成された門扉 の取付け構造を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案に係る門扉の取付け構造では、支軸の外 側面には凸部を突設させ、枢支孔の内側面には、門扉を閉じたとき前記凸部と係 合しない角度位置に、前記凸部の外径及び左右方向の幅よりも長い内径及び幅を 有する切込部を上下方向に切り込ませ、かつ枢支孔を支軸に枢支させたとき前記 凸部と係合する高さ位置には、前記凸部の外径及び上下方向の高さよりも長い内 径及び高さを有する回動部を切欠するように構成したのである。
【0011】 そして、このように構成することで、左右の門扉が施錠された状態で同時に上 方に持ち上げられることがあるとしても、凸部の下端が回動部に当接するので、 支軸から枢支孔が分離されることはなくなる。
【0012】
【考案の実施の形態】
本考案に係る門扉の取付け構造は、支軸の外側面には凸部が突設されており、 枢支孔の内側面には、門扉を閉じたとき前記凸部と係合しない角度位置に、前記 凸部の外径及び左右方向の幅よりも長い内径及び幅を有する切込部が上下方向に 切り込まれており、かつ枢支孔を支軸に枢支させたとき前記凸部と係合する高さ 位置には、前記凸部の外径及び上下方向の高さよりも長い内径及び高さを有する 回動部が切欠されている構成である。
【0013】 ここで、支軸の外側面に突設させる凸部の取付け位置、形状は、特に限定をす るものではない。但し、凸部は、左右の門扉が同時に上方に持ち上げられた際に 回動部と当接し門扉が取り外されるのを防ぐ重要な役割を担うものであるから、 容易に欠損しない程度の強度は確保する必要がある。
【0014】 また、枢支孔の内側面に設ける切込部は、支軸と枢支孔が嵌合できるように、 枢支孔の内側面において凸部が通過できる位置を少なくとも一箇所確保するため に設けるものである。よって、左右の門扉を閉じた状態のときに、門扉が上方に 持ち上げられてしまうのを防ぐには、切込部は、門扉を閉じたとき凸部と係合し ない角度位置に設ければ良い。また、切込部は、凸部を通過させるものであるか ら、その内径及び左右方向の幅は凸部の外径及び幅よりも長いものとする必要が あり、また、枢支孔の下端から凸部の高さに相応する位置まで切り込んでおく必 要がある。
【0015】 回動部は、支軸に枢支孔を嵌合させた際に、凸部と係合する高さ位置で凸部が 回動できる空間を確保するために設けるものである。よって、回動部の内径及び 上下方向の高さは、凸部の外径及び上下方向の高さよりも長いものとする必要が ある。
【0016】 また、本考案に係る門扉の取付け構造では、門柱への取付けを容易にするため に、上下何れか一方の門柱側ヒンジの支軸の高さは、他方の門柱側ヒンジの支軸 の高さよりも低くなるように形成しておくことが望ましい。
【0017】
【実施例】
以下、本考案を添付図面に示す一実施例に基いて説明する。図1は、本実施例 の門柱側ヒンジ及び門扉側ヒンジの平面図、図2は、本実施例の門柱側ヒンジ及 び門扉側ヒンジの一部切り欠き側面図、図3は、本実施例を側面から見た状態の 一部を表した説明図である。
【0018】 図1〜図3において、門柱側ヒンジ1は、螺旋5により門柱2の側面に固着さ れた門柱取付部11と、この門柱取付部11の上面に上向きに突設された円柱状 の支軸12により形成されており、この支軸12の外側面の上端付近には凸部1 2aが横向きに突設されている。
【0019】 一方、門扉側ヒンジ3は、螺旋5により門扉4の側縁に固着された門扉取付部 31と、この門扉取付部31に穿設された枢支孔32により形成されている。そ して、枢支孔32の内側面には、切込部32aが枢支孔32の下端から上端まで 上下方向に切り込まれており、かつ枢支孔32の上端付近には回動部32bが切 欠されている。
【0020】 ここで、枢支孔32の内径は、支軸12の外径よりも僅かに長いものであり、 また、切込部32aの内径及び左右方向の幅は、凸部12aの外径及び幅よりも 僅かに長くなるように形成している。そして、本実施例では、門扉4を90°開 いた状態のとき凸部12aと係合する角度位置に切込部32aを設けている。
【0021】 また、枢支孔32において、支軸12に嵌合させたとき凸部12aが係合する 高さ位置には、凸部12aの外径及び上下方向の高さよりも僅かに長い内径及び 高さを有する回動部32bが切欠されているので、凸部12aが門扉4の開閉を 妨げることはない。
【0022】 本実施例では、上記のように構成した門柱側ヒンジ1及び門扉側ヒンジ3を用 いた門扉の取付け構造を採用したので、門扉4を90°開いた状態のときにのみ 門扉4を門柱2に着脱することが可能となる。よって、左右の門扉4を閉じた状 態のまま同時に上方に持ち上げようとしても、支軸12に突設した凸部12aの 下端が枢支孔32に設けた回動部32bと当接するので、支軸12から枢支孔3 2が分離して門扉4が取り外されることはなくなる。
【0023】 なお、本実施例では、切込部32aは、門扉4を90°開いた状態のときに門 扉4が着脱可能となる構成を開示したが、切込部32aを設ける位置は、門扉4 を閉じた状態のとき凸部12aと係合しない位置であればどの位置でも良く、特 に限定はされない。また、支軸12の外側面に突設する凸部12aの高さ位置に ついても、特に限定をするものではない。
【0024】 また、本実施例では、門扉4の門柱2への取付けを容易にするために、図3に 示す本実施例の門扉装置Mのように、門柱2の上方に取付けた門柱側ヒンジ1の 支軸12の高さH1は、下方に取付けた門柱側ヒンジ1の支軸12の高さH2よ りも約1cm程度低くなるように形成している。
【0025】 上記構成によれば、門扉4を門柱2に取付ける際には、まず、作業員が門扉4 を持ち上げて、下方の門柱側ヒンジ1の支軸12の上端に、下方の門扉側ヒンジ 3の枢支孔32の下端を若干嵌合させる。
【0026】 次に、その若干嵌合させた箇所を支点として、上方の門扉側ヒンジ3の枢支孔 32が上方の門柱側ヒンジ1の支軸12に嵌合するように、門扉4を垂直に起こ し、その後に門扉4を垂直に下降させることで、門扉側ヒンジ3を門柱側ヒンジ 1に枢支させることができる。よって、本実施例では、従来のように重い門扉4 を持ち上げた状態を保ちつつ、上下枢支孔32を上下支軸12に同時に枢支させ る必要はなくなるから、門柱への取付けは容易となる。
【0027】 また、本考案の場合、支軸12の高さのみを変え、枢支孔32の高さは同一に 形成しているので、門扉側ヒンジ3を門柱側ヒンジ1に取付けた後は、高さの異 なる支軸12が外部に露呈することはなく、体裁を悪化させることはない。
【0028】 また、上記のように構成しても、上下枢支孔32の下端は上下門柱取付部11 に支持されているので、門扉4を開閉する際に上下何れかの支軸12又は枢支孔 32に無理な荷重がかかることもなく、門扉4の円滑な開閉は、従来の場合と同 様に確保することができる。
【0029】 なお、本実施例では、門柱側ヒンジ1に支軸12が上向きに突設されており、 門扉側ヒンジ3に枢支孔32が穿設されている例を開示したが、本考案は、門柱 側ヒンジに枢支孔が穿設されており、門扉側ヒンジに支軸が下向きに突設されて いる門扉装置でも実現可能である。
【0030】 また、本実施例では、上方に取付けた門柱側ヒンジ1の支軸12の方を低く形 成する場合の例を開示したが、本考案は、下方に取付けた門柱側ヒンジ1の支軸 12の方が低くなるように形成しても良いことは言うまでもない。
【0031】
【考案の効果】
以上、説明したように、本考案に係る門扉の取付け構造によれば、左右の門扉 が施錠された状態で同時に上方に持ち上げられることがあるとしても、支軸に突 設した凸部の下端が枢支孔に設けた回動部と当接するので、支軸から枢支孔が分 離されることはなくなる。よって、門扉が取り外されてしまうことはないから、 従来の門扉の取付け構造における防犯上の課題は解消することができる。また、 上下何れか一方の門柱側ヒンジの支軸の高さを、他方の門柱側ヒンジの支軸の高 さよりも低くなるように形成した場合には、門柱への取付けが容易になるという 効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の門柱側ヒンジ及び門扉側ヒンジの平
面図である。
【図2】本実施例の門柱側ヒンジ及び門扉側ヒンジの一
部切り欠き側面図である。
【図3】本実施例を側面から見た状態の一部を表した説
明図である。
【図4】従来の門扉装置の外観を表した斜視図である。
【図5】従来の門扉装置の門扉の取付け構造を表した斜
視図である。
【図6】従来の門扉装置を側面から見た状態の一部を表
した説明図である。
【符号の説明】
1 門柱側ヒンジ 11 門柱取付部 12 支軸 12a 凸部 2 門柱 3 門扉側ヒンジ 31 門扉取付部 32 枢支孔 32a 切込部 32b 回動部 4 門扉

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門柱に固着された門柱取付部と、この門
    柱取付部の上面に突設された支軸とを備えた複数の門柱
    側ヒンジを左右門柱の側面に上下方向所定間隔をあけて
    取付けると共に、門扉に固着された門扉取付部と、この
    門扉取付部に穿設された枢支孔とを備えた複数の門扉側
    ヒンジを左右門扉の側縁に上下方向所定間隔をあけて取
    付け、前記枢支孔を前記支軸に枢支させることにより左
    右門扉を左右門柱にそれぞれ回動自在に支持させる門扉
    の取付け構造において、支軸の外側面には凸部が突設さ
    れており、枢支孔の内側面には、門扉を閉じたとき前記
    凸部と係合しない角度位置に、前記凸部の外径及び左右
    方向の幅よりも長い内径及び幅を有する切込部が上下方
    向に切り込まれており、かつ枢支孔を支軸に枢支させた
    とき前記凸部と係合する高さ位置には、前記凸部の外径
    及び上下方向の高さよりも長い内径及び高さを有する回
    動部が切欠されていることを特徴とする門扉の取付け構
    造。
  2. 【請求項2】 上下何れか一方の門柱側ヒンジの支軸の
    高さは、他方の門柱側ヒンジの支軸の高さよりも低く形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の門扉の取
    付け構造。
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