JPH086990Y2 - ドレーキップサッシの外部開放装置 - Google Patents

ドレーキップサッシの外部開放装置

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JPH086990Y2
JPH086990Y2 JP13023290U JP13023290U JPH086990Y2 JP H086990 Y2 JPH086990 Y2 JP H086990Y2 JP 13023290 U JP13023290 U JP 13023290U JP 13023290 U JP13023290 U JP 13023290U JP H086990 Y2 JPH086990 Y2 JP H086990Y2
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JP
Japan
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shoji
pin
inward
lock
sash
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Application number
JP13023290U
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English (en)
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JPH0486875U (ja
Inventor
一郎 ▲高▼橋
Original Assignee
日本建鐵株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、非常時、外部進入口として利用できるドレ
ーキップサッシの外部開放装置の改良に関するものであ
る。
〈従来の技術〉 従来のドレーキップサッシは、障子の竪框に取付けら
れた内部ハンドルの回転により上下動するロットを介し
て、この内部ハンドルを閉鎖位置から90度回転すること
により障子を内倒し状態にして換気でき、又180度回転
することにより障子を内開き状態にして室内側より清掃
等ができるよう構成されている。又このようなドレーキ
ップサッシの通常の使用は換気のための内倒しであり、
内開きは清掃等特殊な使用であるため、通常、内開き状
態にできないようにロックする錠を設け、日常使用時、
内開き状態となり外部へ落下したり、内開き開放時、突
風によりサッシが破損したりするのを防止するよう構成
することがある。
更に、サッシ枠の外部側に外部ハンドルを設け、同外
部ハンドルを180度回転し、前記ロットを上下動させる
ことにより、障子を内開き状態にして外部から進入でき
るようにし、非常時の外部進入口として利用できるよう
構成する場合もある。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記したように、従来のドレーキップサッシにおいて
は、単に錠を設けて、室内側から障子を内開き状態にで
きないようロックし、日常使用時に障子が内開きとなっ
て外部に落したり、内開き開放時、突風によりサッシが
破損したりするのを防止できるようにすると、ロック時
は外部からも外部ハンドルを回転して障子を内開き状態
にすることができなくなるため、非常時の外部進入口と
しての機能が損なわれてしまう問題があった。
本考案は、上記した問題を解消するためになされたも
ので、ドレーキップサッシに錠を設け、室内側から内開
き状態にできないようロックした場合でも、外部側から
はこれを外して内開き状態にし、非常用外部進入口とし
ての機能を確保することができるドレーキップサッシの
外部開放装置を得ることを目的とするものである。
〈課題を解決するための手段〉 上記した課題を解決するため、本考案に係るドレーキ
ップサッシの外部開放装置は、障子の竪框に取付けられ
た内部ハンドルの回転により上下動するロットを介して
同内部ハンドルを閉鎖位置から90度回転した位置で障子
を内倒し状態に、又180度回転した位置で障子を内開き
状態にできるとともに、室内側に障子を内開き状態にで
きないようロックする錠を設けてなるドレーキップサッ
シにおいて、前記ロットにピンを設け、同ピンの下方に
サッシ枠の外部側に設けられた外部ハンドルの回転によ
り上下動する摺動片を配設し、同摺動片の上下動時、こ
れに係合する前記ピンを介して前記ロットを上下動可能
とするとともに、前記ピンの室内側に前記錠のアームに
長穴を介して係合され、錠の回転により上下動可能で、
かつ前記摺動片の上下動時、これに当接して上下動可能
な止め片を設け、同止め片に、これが下降位置にあると
き、障子内開き位置に上昇された前記ピンに当接して障
子の内開きを阻止する当接部分を設けたことを特徴とす
るものである。
〈作用〉 本考案に係るドレーキップサッシの外部開放装置は上
記したように構成されているので、錠を閉状態としてお
くことにより、止め片は下降位置にあり、この状態で内
部ハンドルを回転しロットを上昇させると、90度回転し
た位置では、ピンが止め片に当接することがないため、
障子を内倒し状態にすることができるが、180度回転し
た位置では、ピンが止め片の当接部分に当接するため、
障子が内開き状態になるのを阻止するので、錠を閉とし
た状態では、室内側からは障子の内倒しのみが可能とな
る。尚、錠を開状態にすると止め片が上昇されるため、
室内側からでも障子を内開き状態にすることができる。
一方、外部側からは、錠が閉状態となっていても、外
部ハンドルを180度回転すると、摺動片が上昇して止め
片に当接し、これが長穴によって上昇可能となってお
り、上方に押し上げられるため、摺動片によりピンが内
開き位置まで上昇されても、ピンが止め片の当接部分に
当接して内開き状態になるのを阻止することがなく、錠
を閉状態にしておいても、非常用外部進入口としての機
能を確保することができる。
〈実施例〉 以下に本考案の実施例を第1図乃至第5図に基づいて
説明する。
1は障子2の手元竪框3の室内側に取付けられた内部
ハンドルで、直線上下運動部4を有し、同運動部4に固
定されて上下動するロット5を備えており、同ロット5
を介して内部ハンドル1を閉鎖位置から90度回転するこ
とによって、障子2を内倒し状態に、又180度回転する
ことによって障子2を内開き状態にできるようになって
いる。6はロット5にカシメ固定されたピン、7はサッ
シ枠8の外部側に設けられた外部ハンドル、9は外部ハ
ンドル7の回転により直線上下動をする連結材で、同連
結材9の端部には、サッシ枠8に沿って上下摺動可能な
摺動片10が固定されており、同摺動片10は前記ピン6の
下方に位置するよう配設されている。
11は障子2側にビス等により固定された当り片で、摺
動片10が、外部ハンドル7を閉鎖位置から90度回転した
ときの位置10′にあるとき、これに当接して障子2が内
倒し状態になるのを阻止するよう摺動片10の外部側に配
設されており摺動片10が他の位置10,10″にあるとき
は、これに当接しないよう構成されている。
又、12はサッシ枠8の室内側に設けられた回転錠で、
ピン13を有する錠アーム14を有している。15は錠アーム
14のピン13に長穴16を介して係合され、下部にピン6へ
の当接部分17を有する止め片で、サッシ枠8の室内側に
上下摺動可能に設けられており、錠12の回転により上下
動されるとともに錠12が閉状態のときでも、外部ハンド
ル7の回転により上下動する摺動片10の上端と内倒し位
置を通過した位置で当接して上下動されるよう構成され
ている。又、錠12を閉状態にしたときは、内部ハンドル
1を閉鎖状態から180度回転しても6″位置のピン6が
当接部分17に当接して障子2を内開き状態にできないよ
うになっているが、外部ハンドル7を180度回転したと
きは、止め片15が摺動片10によって上昇されているた
め、ピン6が当接部分17に当接せず、内開き状態にで
き、非常時、進入口として利用できるようになってい
る。
上記の構成において、室内側から内部ハンドル1を閉
鎖位置から90度回転すると、ロット5が上昇され、障子
2を内倒し状態にして換気することができ、又安全ロッ
クである錠12を開として止め片15を第2図(a),
(b)に示す上昇位置にした状態で閉鎖位置から180度
回転することにより、障子2を内開き状態にして室内よ
り清掃等を行なうことができる。しかし、通常使用時は
錠12を閉状態としており、これによって錠アーム14が下
方に回動し、ピン13を介して止め片15が第2図(c)に
示すように下降位置に位置されているので、内部ハンド
ル1を180度回転して障子2を押し開けようとしても、
ロット5に固定しているピン6が、ピン6″位置にあり
止め片15の当接部分17に当接するため、障子2を内開き
状態にすることができない。従って、日常使用時は錠12
を閉としておくことで、障子をうっかり内開き状態とし
てしまい外部へ落下したり、或いは内開き開放時、突風
によりサッシが破損したりするのを防止できるようにし
ている。
一方、非常時に、外部進入口として利用する場合は、
外部ハンドル7を閉鎖位置から180度回転することによ
り、連結材9を介して摺動片10が10″位置に上昇され、
ピン6に接して、これを6″位置としてロット5を上昇
させることができるため、障子2を押し開けることによ
り、障子2を内開き状態にして、室内に進入することが
できる。ここで通常は、室内側から錠12がロックされて
いるため、室内側からは上記したように内開き状態には
できないようになっているが、外部側からは外部ハンド
ル7を回転することによって摺動片10が10″位置に上昇
し、この摺動片10に当接して止め片15が第1図(a),
(b)に示すように錠12が閉状態にもかかわらず、長穴
16を有しているため上方に押し上げられる。従って、摺
動片10によりピン6が6″位置まで上昇されても、止め
片15の当接部分17に当接することがなく、障子2を内開
き状態にすることができ、非常時に外部進入口として機
能させることが可能となる。
又、外部からの進入時、外部ハンドル7を閉鎖位置か
ら90度回転した位置で障子2を押し開こうとしても、摺
動片10が10′位置にあり、この10′位置にある摺動片10
に、障子2側に設けられている当り片11が当接するた
め、障子2が内倒し状態になるのを阻止することができ
る。従って、外部からの進入時、障子2が内倒し状態と
なって、内部ハンドルによる開放機構との係合が外れ、
外部側から外部ハンドル7を回転して障子2を内開き状
態にできなくなるのを防止することが可能となる。
〈考案の効果〉 以上に説明したように、本考案に係るドレーキップサ
ッシの外部開放位置によると、室内側から日常使用時、
障子を内開き状態にできないようロックする錠を設け、
これをロック状態にしておいても外部側から外部ハンド
ルを回転することにより、ロックを外し、障子を内開き
状態にすることができるため、安全用の錠を設けても、
尚かつ外部進入口としての機能を確保し、非常用進入口
としてこれを利用することができる。
尚、錠を開状態とすれば、室内側から内開き状態にで
きることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は、本考案の一実施例を示す図で、 第1図(a)は、要部構成を示す正面図で、(b)はそ
の側面図、 第2図(a)は、第1図(a)相当正面図で、(b),
(c)は止め片の異なる作動位置を示す(a)の側面
図、 第3図は、内部ハンドル位置相当の横断面図、 第4図は、第3図のA−A矢視図、 第5図は、錠位置相当の横断面図である。 尚、図中1は内部ハンドル,2は障子,3は竪框,4は直線上
下運動部,5はロット,6はピン,7は外部ハンドル,8はサッ
シ枠,9は連結材,10は摺動片,11は当り片,12は錠,13はピ
ン,14は錠アーム,15は止め片,16は長穴,17は当接部分で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】障子の竪框に取付けられた内部ハンドルの
    回転により上下動するロットを介して同内部ハンドルを
    閉鎖位置から90度回転した位置で障子を内倒し状態に、
    又180度回転した位置で障子を内開き状態にできるとと
    もに室内側に障子を内開き状態にできないようロックす
    る錠を設けてなるドレーキップサッシにおいて、 前記ロットにピンを設け、同ピンの下方にサッシ枠の外
    部側に設けられた外部ハンドルの回転により上下動する
    摺動片を配設し、同摺動片の上下動時、これに係合する
    前記ピンを介して前記ロットを上下動可能とするととも
    に、前記ピンの室内側に、前記錠のアームに長穴を介し
    て係合され、錠の回転により上下動可能で、かつ前記摺
    動片の上下動時、これに当接して上下動可能な止め片を
    設け、同止め片に、これが下降位置にあるとき、障子内
    開き位置に上昇された前記ピンに当接して障子の内開き
    を阻止する当接部分を設けたことを特徴とするドレーキ
    ップサッシの外部開放装置。
JP13023290U 1990-11-30 1990-11-30 ドレーキップサッシの外部開放装置 Expired - Lifetime JPH086990Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13023290U JPH086990Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 ドレーキップサッシの外部開放装置

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JP13023290U JPH086990Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 ドレーキップサッシの外部開放装置

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Publication Number Publication Date
JPH0486875U JPH0486875U (ja) 1992-07-28
JPH086990Y2 true JPH086990Y2 (ja) 1996-02-28

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ID=31877588

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JP13023290U Expired - Lifetime JPH086990Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 ドレーキップサッシの外部開放装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5317411B2 (ja) * 2007-01-17 2013-10-16 株式会社エクセルシャノン 窓構造
JP5986004B2 (ja) * 2013-01-29 2016-09-06 Ykk Ap株式会社 建具

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JPH0486875U (ja) 1992-07-28

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