JPH0499893A - バッチ式表面処理ラインにおける緊急退避方法 - Google Patents

バッチ式表面処理ラインにおける緊急退避方法

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JPH0499893A
JPH0499893A JP21153790A JP21153790A JPH0499893A JP H0499893 A JPH0499893 A JP H0499893A JP 21153790 A JP21153790 A JP 21153790A JP 21153790 A JP21153790 A JP 21153790A JP H0499893 A JPH0499893 A JP H0499893A
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Hirobumi Hara
博文 原
Eiji Kikuchi
菊池 栄治
Eihiko Tada
多田 映彦
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車車体等のワークに、脱脂処理、化成処
理、電着処理等の複数種の表面処理を順に施すバッチ式
表面処理ラインにおける搬送装置故障時の緊急退避方法
に関する。
(従来の技術) 従来、ワークを浸漬する処理槽を備える処理ステーショ
ンを水洗用や水切り用の中間ステーションを介して前後
複数段に配置して成るライン上に、搬送装置によりワー
クを搬送し、各ステーションにおいてワークの搬送を停
止して、各ワークに所定の処理を施すようにしたバッチ
代表面処理ラインは知られており、このもので搬送装置
は、ステーションの配置ピッチと等ピッチで配置した複
数のハンガを同期駆動して、ワークを各ステーション間
にタクト送りするように構成するを一般としている。
(発明が解決しようとする課題) 上記のものでは、搬送装置が故障すると、全てのハンガ
が移動不能となり、各処理ステーションで表面処理され
たワークを次の水洗用の中間ステーションに搬送できな
くなり、ワークが水洗処理されないまま各処理ステーシ
ョンに放置され、乾きによるタレ、サビ等の表面欠陥を
生じ、ワークが重大なダメージを受ける不具合があった
本発明は、以上の点に鑑み、搬送装置故障時のワークの
ダメージを可及的に回避し得るようにした緊急退避方法
を提供することをその目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本発明では、ワークを浸漬する
処理槽を備える処理ステーションを水洗用や水切り用の
中間ステーションを介して前後複数段に配置して成るラ
イン上に、搬送装置によりワークを搬送し、各ステーシ
ョンにおいてワークの搬送を停止して、各ワークに所定
の処理を施すようにしたバッチ式表面処理ラインにおけ
る搬送装置故障時の緊急退避方法において、搬送装置を
複数の自走式搬送部材を備えるものに構成し、これら搬
送部材を常時は搬送部材間に少なくともステーション1
つ分の間隔を明けて移動させ、搬送部材が故障して停止
したとき、この搬送部材の停止場所の手前の中間ステー
ションで後続の搬送部材を停止し、該中間ステーション
が水洗槽を備える水洗用のステーションであるときは、
後続の搬送部材で搬送されるワークを該水洗槽に浸漬し
たまま或いは浸漬後に空中に引上げて待機し、該中間ス
テーションが水洗用のステーションの後段の水切り用の
ステーションであるときは、ワークをそのままにして待
機するようにした。
(作 用) ワークを夫々自走式の搬送部材で搬送し、且つ常時は先
行する搬送部材と後続の搬送部材との間に少なくともス
テーション1つ分の間隔を明けであるから、後続の搬送
部材が処理ステーションに存すると′きに先行する搬送
部材が故障しても、後続の搬送部材を処理ステーション
の後段の水洗用の中間ステーションに移動でき、かくて
該搬送部材で搬送されるワークを水洗槽に浸漬して水洗
でき、ワークが水洗されないまま放置されてダメージを
受けることが防止される。この場合、故障の回復まで、
ワークを水洗槽に浸漬したまま待機し、或いは浸漬後に
空中に引上げて待機する。
前後の処理ステーション間に、水洗用の中間ステーショ
ンとその後段の水切り用の中間ステーションとが配置さ
れており、先行する搬送部材の故障時に後続の搬送部材
が水洗用の中間ステーションに存するときは、後続の搬
送部材を水切り用の中間ステーションに移動してそのま
ま待機し、この搬送部材の次の搬送部材を水切り用の中
間ステーションに移動してワークの水洗を行い得られる
ようにする。
(実施例) 第1図及び第2図は、ワークたる自動車車体Wに脱脂処
理、化成処理、電着処理を順に施すバッチ式の表面処理
ラインを示し、一端側の投入作業場所(1)と他端側の
払出作業場所(2)との間にループ状に配設したハンガ
コンベア(3)の各ハンガ(4)により、車体Wを、脱
脂処理用の第1ステーシヨンS1、水洗用の第2ステー
シヨンS2、化成処理用の第3ステーシヨンS3、水洗
用の第4、第5ステーシヨンS4、S6、水切り用の第
6乃至第8ステーシヨンS6、S7、S8、電着処理用
の第9ステーションS、、水洗用の第10、第11ステ
ーシヨンS 10SS I+の順に搬送するようにした
第1、第3、第9のステーションS、、S3、S、には
、夫々所要の処理液を入れた処理槽(5)が配置されて
おり、これら各ステーションにおいて車体Wを処理槽(
5)に浸漬して所定の表面処理を施し、文節2、第4、
第5、第10、第11のステーションS2、S4、S6
.51o1S1□においては、これら各ステーションに
配置した水洗槽(6)に車体Wを浸漬して水洗し、更に
第6乃至第8ステーシヨンS6、S7、S8では車体W
を空中に置いて水切りを行う。尚、第5、第11のステ
ーションS5、Sllでは、純水を用いた水洗を行う。
前記各ハンガ(4)は、第3図及び第4図に示す如く、
コンベアレール(3a)にローラ(4a)を介して転勤
自在に支持されて、コントローラ(4b)により制御さ
れるモータ(4c)を搭載した走行ユニット(4d)に
よりコンベアレール(3a)に沿って自走するように構
成されており、該ハンガ(4〉に、車体Wを保持する治
具(7)を昇降及び車長方向の水平軸線回りに回動自在
に吊持し、車体Wを治具(7)の回動で横転姿勢にして
前記各種(5) (6)に入出槽し、且つ槽内で車体W
を回動し得るようにした。これを詳述するに、治具(7
)の両端に同一軸線上に位置させて1対のスプロケット
(8) (8)を固設し、該治具(7)を該両スプロケ
ット(8)(8)に巻掛けした1対のチェーン(9)(
9)を介してハンガ(4)に吊持すると共に、該ハンガ
(4)に1対の巻上げ機(10)(10)を搭載して、
一方の巻上げ機(10)に両チェーン(9)(9)の一
端と、他方の巻上げ機(10)に両チェーン(9)(9
)の他端とを連結し、かくて両巻上げ機(10) (1
0)を共に巻取り側又は繰出し側に回転することにより
治具(7)が上昇又は下降され、両巻上げ機(10) 
(10)を互に逆方向に回転することにより治具(7)
に水平軸線回りの回動が与えられるようにした。
又、ハンガ(4)に、スプロケット(8)の軸部(8a
)に係合して治具(7)の振れを防止するガイド枠(1
1)を垂設すると共に、前記各種(5) (B)にも該
軸部(8a)に係合するガイド枠(12)を立設し、ハ
ンガ(4)を各種(5)(6)の直上位置で停止したと
き、ガイド枠(11)の下端とガイド枠(12)の上端
とが対向して、該両ガイド枠(11)(12)に案内さ
れて治具(7)が昇降され、これに保持するワークWが
振れを生ずることなく各種(5) (8)に人出槽され
るようにした。
各ハンガ(4)は、常時は先行するハンガとの間に少な
くともステーション1つ分の間隔を明けて移動するもの
で、第1図には、第1、第3、第5、第7、第9、第1
1の各ステーションS1、S3 、S7 、S9 、S
llにA、B、C,D、E。
Fの各ハンガ(4)が投入されている状態が示されてい
る。
この状態で仮にFのハンガ(4)が故障で動かなくなる
と、第5図に示すように、Eのハンガ(4)が第10ス
テーシヨンSIOに移動して、電着処理された車体Wを
水洗槽(6)に浸漬してそのまま待機し、Dのハンガ(
4)が第8ステーシヨンS8、Cのハンガ(4)が第6
ステーシヨンS6を経て第7ステーシヨンS7に夫々移
動してそのまま待機し、Bのハンガ(4)が第4、第5
ステーシヨンS4、S、て車体Wの水洗を行った後第6
ステーシヨンS6に移動してそのまま待機し、Aのハン
ガ(4)が第2ステーシヨンS2での水洗と、第3ステ
ーシヨンS3での化成処理と、第4ステーシヨンS4で
の水洗とを行った後、第5ステーションS、に移動し、
車体Wを水洗槽(6)に浸漬して待機する。尚、第5ス
テーシヨンS5での水洗によれば、車体Wに付着してい
る処理液が完全に洗い落されるから、車体Wを浸漬後に
空中に引上げて待機させるようにしても良い。
以上の如くして、先行するハンガ(4)が故障して停止
したときは、水洗用や水切り用の中間ステーションたる
第2、第4乃至第8、第10、第11のステーションS
2、S4〜S8、S、。、Sllのうち、ハンガの故障
停止場所に最寄りのステーションで後続のハンガを停止
し、これに続くハンガを該ステーションの前段側の中間
ステーションに順に停止して、処理ステーションたる第
1、第3、第9のステーション5183、S、で表面処
理された車体Wが水洗されないまま放置されることを防
止する。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、処理
ステーションに存する搬送部材の前方の搬送部材が故障
しても、処理ステーション上の搬送部材を中間ステーシ
ョンに移動して、ワークに水洗やその後の水切りを施す
ことができ、故障した搬送部材の後続の搬送部材で搬送
されるワークが表面処理されたまま放置されてダメージ
を受けることを防止できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を適用する表面処理ラインの側面図
、第2図はその平面図、第3図はその一部の拡大側面図
、第4図は第3図のIV−IV線線断断面図第5図は故
障時のノλンガの移動位置を示すライン側面図である。 W・・・自動車車体(ワーク) S8、S3、S、・・・処理ステーションS2 、S4
 、S5.51oSS++・・・水洗用中間ステーショ
ン S6、S7、S8・・・水切り用中間ステーション(3
)・・・ハンガコンベア(搬送装置)(4)・・・ハン
ガ(搬送部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  ワークを浸漬する処理槽を備える処理ステーションを
    水洗用や水切り用の中間ステーションを介して前後複数
    段に配置して成るライン上に、搬送装置によりワークを
    搬送し、各ステーションにおいてワークの搬送を停止し
    て、各ワークに所定の処理を施すようにしたバッチ式表
    面処理ラインにおける搬送装置故障時の緊急退避方法に
    おいて、搬送装置を複数の自走式搬送部材を備えるもの
    に構成し、これら搬送部材を常時は搬送部材間に少なく
    ともステーション1つ分の間隔を明けて移動させ、搬送
    部材が故障して停止したとき、この搬送部材の停止場所
    の手前の中間ステーションで後続の搬送部材を停止し、
    該中間ステーションが水洗槽を備える水洗用のステーシ
    ョンであるときは、後続の搬送部材で搬送されるワーク
    を該水洗槽に浸漬したまま或いは浸漬後に空中に引上げ
    て待機し、該中間ステーションが水洗用のステーション
    の後段の水切り用のステーションであるときは、ワーク
    をそのままにして待機するようにしたことを特徴とする
    バッチ式表面処理ラインにおける緊急退避方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6105661A (en) * 1997-10-31 2000-08-22 Nec Corporation Cooling Apparatus
US8485310B2 (en) 2008-09-30 2013-07-16 Hitachi, Ltd. Silencing equipment for electric devices
JP2015086400A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 住友金属鉱山株式会社 化学処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6105661A (en) * 1997-10-31 2000-08-22 Nec Corporation Cooling Apparatus
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