JP2811359B2 - バッチ式表面処理ラインにおける緊急退避方法 - Google Patents

バッチ式表面処理ラインにおける緊急退避方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車車体等のワークに、脱脂処理、化成
処理、電着処理等の複数種の表面処理を順に施すバッチ
式表面処理ラインにおける搬送装置故障時の緊急退避方
法に関する。
(従来の技術) 従来、ワークを浸漬する処理槽を備える処理ステーシ
ョンを水洗用や水切り用の中間ステーションを介して前
後複数段に配置して成るライン上に、搬送装置によりワ
ークを搬送し、各ステーションにおいてワークの搬送を
停止して、各ワークに所定の処理を施すようにしたバッ
チ式表面処理ラインは知られており、このもので搬送装
置は、ステーションの配置ピッチと等ピッチで配置した
複数のハンガを同期駆動して、ワークを各ステーション
間にタクト送りするように構成するを一般としている。
(発明が解決しようとする課題) 上記のものでは、搬送装置が故障すると、全てのハン
ガが移動不能となり、各処理ステーションで表面処理さ
れたワークを次の水洗用の中間ステーションに搬送でき
なくなり、ワークが水洗処理されないまま各処理ステー
ションに放置され、乾きによるタレ、サビ等の表面欠陥
を生じ、ワークが重大なダメージを受ける不具合があっ
た。
本発明は、以上の点に鑑み、搬送装置故障時のワーク
のダメージを可及的に回避し得るようにした緊急退避方
法を提供することをその目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本発明では、ワークを浸漬す
る処理槽を備える処理ステーションを水洗用や水切り用
の中間ステーションを介して前後複数段に配置して成る
ライン上に、搬送装置によりワークを搬送し、各ステー
ションにおいてワークの搬送を停止して、各ワークに所
定の処理を施すようにしたバッチ式表面処理ラインにお
ける搬送装置故障時の緊急退避方法において、搬送装置
を複数の自走式搬送部材を備えるものに構成し、これら
搬送部材を常時は搬送部材間に少なくともステーション
1つ分の間隔を明けて移動させ、搬送部材が故障して停
止したとき、この搬送部材の停止場所の手前の中間ステ
ーションで後続の搬送部材を停止し、該中間ステーショ
ンが水洗槽を備える水洗用のステーションであるとき
は、後続の搬送部材で搬送されるワークを該水洗槽に浸
漬したまま或いは浸漬後に空中に引上げて待機し、該中
間ステーションが水洗用のステーションの後段の水切り
用のステーションであるときは、ワークをそのままにし
て待機するようにした。
(作 用) ワークを夫々自走式の搬送部材で搬送し、且つ常時は
先行する搬送部材と後続の搬送部材との間に少なくとも
ステーション1つ分の間隔を明けてあるから、後続の搬
送部材が処理ステーションに存するときに先行する搬送
部材が故障しても、後続の搬送部材を処理ステーション
の後段の水洗用の中間ステーションに移動でき、かくて
該搬送部材で搬送されるワークを水洗槽に浸漬して水洗
でき、ワークが水洗されないまま放置されてダメージを
受けることが防止される。この場合、故障の回復まで、
ワークを水洗槽に浸漬したまま待機し、或いは浸漬後に
空中に引上げて待機する。
前後の処理ステーション間に、水洗用の中間ステーシ
ョンとその後段の水切り用の中間ステーションとが配置
されており、先行する搬送部材の故障時に後続の搬送部
材が水洗用の中間ステーションに存するときは、後続の
搬送部材を水切り用の中間ステーションに移動してその
まま待機し、この搬送部材の次の搬送部材を水切り用の
中間ステーションに移動してワークの水洗を行い得られ
るようにする。
(実施例) 第1図及び第2図は、ワークたる自動車車体Wに脱脂
処理、化成処理、電着処理を順に施すバッチ式の表面処
理ラインを示し、一端側の投入作業場所(1)と他端側
の払出作業場所(2)との間にループ状に配設したハン
ガコンベア(3)の各ハンガ(4)により、車体Wを、
脱脂処理用の第1ステーションS1、水洗用の第2ステー
ションS2、化成処理用の第3ステーションS3、水洗用の
第4、第5ステーションS4、S5、水切り用の第6乃至第
8ステーションS6、S7、S8、電着処理用の第9ステーシ
ョンS9、水洗用の第10、第11ステーションS10、S11の順
に搬送するようにした。
第1、第3、第9のステーションS1、S3、S9には、夫
々所要の処理液を入れた処理槽(5)が配置されてお
り、これら各ステーションにおいて車体Wを処理槽
(5)に浸漬して所定の表面処理を施し、又第2、第
4、第5、第10、第11のステーションS2、S4、S5
S10、S11においては、これら各ステーションに配置した
水洗槽(6)に車体Wを浸漬して水洗し、更に第6乃至
第8ステーションS6、S7、S8では車体Wを空中に置いて
水切りを行う。尚、第5、第11のステーションS5、S11
では、純水を用いた水洗を行う。
前記各ハンガ(4)は、第3図及び第4図に示す如
く、コンベアレール(3a)にローラ(4a)を介して転動
自在に支持されて、コントローラ(4b)により制御され
るモータ(4c)を搭載した走行ユニット(4d)によりコ
ンベアレール(3a)に沿って自走するように構成されて
おり、該ハンガ(4)に、車体Wを保護する治具(7)
を昇降及び車長方向の水平軸線回りに回動自在に吊持
し、車体Wを治具(7)の回動で横転姿勢にして前記各
槽(5)(6)に入出槽し、且つ槽内で車体Wを回動し
得るようにした。これを詳述するに、治具(7)の両端
に同一軸線上に位置させて1対のスプロケット(8)
(8)を固設し、該治具(7)を該両スプロケット
(8)(8)に巻掛けした1対のチェーン(9)(9)
を介してハンガ(4)に吊持すると共に、該ハンガ
(4)に1対の巻上げ機(10)(10)を搭載して、一方
の巻上げ機(10)に両チェーン(9)(9)の一端と、
他方の巻上げ機(10)に両チェーン(9)(9)の他端
とを連結し、かくて両巻上げ機(10)(10)を共に巻取
り側又は繰出し側に回転することにより治具(7)が上
昇又は下降され、両巻上げ機(10)(10)を互に逆方向
に回転することにより治具(7)に水平軸線回りの回動
が与えられるようにした。
又、ハンガ(4)に、スプロケット(8)の軸部(8
a)に係合して治具(7)の振れを防止するガイド枠(1
1)を垂設すると共に、前記各槽(5)(6)にも該軸
部(8a)に係合するガイド枠(12)を立設し、ハンガ
(4)を各槽(5)(6)の直上位置で停止したとき、
ガイド枠(11)の下端とガイド枠(12)の上端とが対向
して、該両ガイド枠(11)(12)に案内されて治具
(7)が昇降され、これに保持するワークWが振れを生
ずることなく各槽(5)(6)に入出槽されるようにし
た。
各ハンガ(4)は、常時は先行するハンガとの間に少
なくともステーション1つ分の間隔を明けて移動するも
ので、第1図には、第1、第3、第5、第7、第9、第
11の各ステーションS1、S3、S7、S9、S11にA、B、
C、D、E、Fの各ハンガ(4)が投入されている状態
が示されている。
この状態で仮にFのハンガ(4)が故障で動かなくな
ると、第5図に示すように、Eのハンガ(4)が第10ス
テーションS10に移動して、電着処理された車体Wを水
洗槽(6)に浸漬してそのまま待機し、Dのハンガ
(4)が第8ステーションS8、Cのハンガ(4)が第6
ステーションS6を経て第7ステーションS7に夫々移動し
てそのまま待機し、Bのハンガ(4)が、第4、第5ス
テーションS4、S5で車体Wの水洗を行った後第6ステー
ションS6に移動してそのまま待機し、Aのハンガ(4)
が第2ステーションS2での水洗と、第3ステーションS3
での化成処理と、第4ステーションS4での水洗とを行っ
た後、第5ステーションS5に移動し、車体Wを水洗槽
(6)に浸漬して待機する。尚、第5ステーションS5
の水洗によれば、車体Wに付着している処理液が完全に
洗い落されるから、車体Wを浸漬後に空中に引上げて待
機させるようにしても良い。
以上の如くして、先行するハンガ(4)が故障して停
止したときは、水洗用や水切り用の中間ステーションた
る第2、第4乃至第8、第10、第11のステーションS2
S4〜S8、S10、S11のうち、ハンガの故障停止場所に最寄
りのステーションで後続のハンガを停止し、これに続く
ハンガを該ステーションの前段側の中間ステーションに
順に停止して、処理ステーションたる第1、第3、第9
のステーションS1、S3、S9で表面処理された車体Wが水
洗されないまま放置されることを防止する。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、処
理ステーションに存する搬送部材の前方の搬送部材が故
障しても、処理ステーション上の搬送部材を中間ステー
ションに移動して、ワークに水洗やその後の水切りを施
すことができ、故障した搬送部材の後続の搬送部材で搬
送されるワークが表面処理されたまま放置されてダメー
ジを受けることを防止できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を適用する表面処理ラインの側面
図、第2図はその平面図、第3図はその一部の拡大側面
図、第4図は第3図のIV−IV線截断面図、第5図は故障
時のハンガの移動位置を示すライン側面図である。 W……自動車車体(ワーク) S1、S3、S9……処理ステーション S2、S4、S5、S10、S11……水洗用中間ステーション S6、S7、S8……水切り用中間ステーション (3)……ハンガコンベア(搬送装置) (4)……ハンガ(搬送部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C25D 13/00 - 13/24 C25D 17/00 - 21/22 C23C 22/00 - 22/86

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを浸漬する処理槽を備える処理ステ
    ーションを水洗用や水切り用の中間ステーションを介し
    て前後複数段に配置して成るライン上に、搬送装置によ
    りワークを搬送し、各ステーションにおいてワークの搬
    送を停止して、各ワークに所定の処理を施すようにした
    バッチ式表面処理ラインにおける搬送装置故障時の緊急
    退避方法において、搬送装置を複数の自走式搬送部材を
    備えるものに構成し、これら搬送部材を常時は搬送部材
    間に少なくともステーション1つ分の間隔を明けて移動
    させ、搬送部材が故障して停止したとき、この搬送部材
    の停止場所の手前の中間ステーションで後続の搬送部材
    を停止し、該中間ステーションが水洗槽を備える水洗用
    のステーションであるときは、後続の搬送部材で搬送さ
    れるワークを該水洗槽に浸漬したまま或いは浸漬後に空
    中に引上げて待機し、該中間ステーションが水洗用のス
    テーションの後段の水切り用のステーションであるとき
    は、ワークをそのままにして待機するようにしたことを
    特徴とするバッチ式表面処理ラインにおける緊急退避方
    法。
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