JP3005827B2 - 表面処理方法 - Google Patents

表面処理方法

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JP3005827B2
JP3005827B2 JP3330869A JP33086991A JP3005827B2 JP 3005827 B2 JP3005827 B2 JP 3005827B2 JP 3330869 A JP3330869 A JP 3330869A JP 33086991 A JP33086991 A JP 33086991A JP 3005827 B2 JP3005827 B2 JP 3005827B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車車体等のワーク
を処理槽に浸漬してワークの表面処理を行う表面処理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の表面処理方法として、特
開平3−178358号公報により、処理ラインに沿っ
て移動するハンガに、ワークを保持する治具を該ハンガ
に搭載した巻上げ機に連結される索条を介して昇降及び
水平軸線回りに回動自在に吊持し、処理ラインに設けら
れた処理槽に治具の下降によりワークを浸漬すると共に
処理槽内で治具を介してワークを回動させてワークの表
面処理を行うようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のものでは、時間
の経過で索条が伸びて治具が予め定めた下降位置よりも
低い位置まで下降するようになり、ワーク浸漬時に治具
や更に回動時にワークが処理槽の底部に配置したパイプ
や電極等の部材に当接することがある。
【0004】本発明は、以上の点に鑑み、索条の伸びを
監視して上記不具合の発生を防止し得るようにした表面
処理方法を提供することをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、処理ラインに沿って移動するハンガに、ワー
クを保持する治具を該ハンガに搭載した巻上げ機に連結
される索条を介して昇降自在に吊持し、処理ラインに設
けられた処理槽に治具の下降によりワークを浸漬させて
表面処理を施す方法において、処理槽の配置箇所以外の
処理ラインの部分において治具を下降させた状態で索条
の伸びの有無を検査する検査工程を実行することを特徴
とする。
【0006】
【作用】ハンガが処理ラインの前記部分に移動されたと
ころでワーク浸漬時と同様に巻上げ機から索条を繰出し
て治具を下降させ、索条の伸びの有無を検査する。そし
て、索条が伸びているときは、以後のワーク浸漬時にお
ける索条の繰出し量を減少したり、索条を交換する等の
適宜の対策を構じて、ワーク浸漬時に治具の位置が下が
り過ぎないようにする。又、処理ラインの始端の投入ス
テーション又は終端の払出しステーションにおいて治具
を下降させた状態でワークの投入又は払出しを行う際に
前記検査工程を実行すれば、検査のためだけに治具を昇
降せずに済み且つ処理ラインに検査専用のステーション
を設けずに済み、作業効率やスペース効率を向上する上
で有利である。
【0007】ところで、検査工程において、巻上げ機を
所定の設定位相まで繰出し回転させ、このときの治具の
下降位置の基準位置からの偏位量を計測して索条の伸び
を検出することも可能であるが、これでは治具の位置を
リニヤに計測する高価な計測器が必要となる。一方、巻
上げ機を繰出し回転させて治具をワーク浸漬時の下降位
置に対応する所定の基準位置に下降させ、このときの巻
上げ機の回転位相を検出して、この検出位相を該基準位
置に対応する回転位相として予め定められる設定位相と
比較すれば、索条の伸びたときには検出位相が設定位相
に合致しなくなるため索条の伸びを検出でき、この場合
巻上げ機の回転位相は巻上げ機に元々取付けられている
制御用エンコーダで検出できるから、治具が基準位置に
下降したことを検出するリミットスイッチ等の簡単な検
出器を設けるだけで済み、コスト的に有利である。更
に、このものでは、処理槽にワークを浸積する際に巻上
げ機の繰出し回転をその回転位相が前記検出位相になっ
たところで停止するという簡単な制御を行うだけで、ワ
ーク浸漬時の治具の下降位置を索条の伸びに係わらず常
に基準位置とすることができる。
【0008】
【実施例】図1を参照して、1はワークたる自動車車体
Wに表面処理を施す処理ラインを示し、該処理ライン1
の上方にループ状のコンベアレール2を設けて、該レー
ル2に自走式のハンガ3を支持させ、該ハンガ3にワー
クWを保持する治具4を昇降自在に吊持し、処理ライン
1に設けた複数の処理槽5に順に車体Wを浸漬して、水
洗、脱脂、化成処理、電着等の各種表面処理を施すよう
にした。
【0009】前記ハンガ3は、図2及び図3に示す如
く、コンベアレール2にローラ6を介して転動自在に吊
持されるハンガ枠7の下端に横方向に長手の支持フレー
ム8を取付けて成るもので、コントローラ9によって制
御されるモータ10を搭載した駆動ユニット11により
ハンガ3をコンベアレール2に沿って自走させるように
した。
【0010】前記治具4は車体Wを横向きに保持するよ
うに横方向に長手に形成されており、その両端に同一水
平軸線上に位置させて1対のスプロケット12、12を
固設し、該両スプロケット12、12に夫々チェーンか
ら成る索条13、13を巻掛けすると共に、ハンガ3に
1対の巻上げ機14、14を搭載して、一方の巻上げ機
14に両索条13、13の一端と、他方の巻上げ機14
に両索条13、13の他端とを夫々前記支持フレーム8
上のガイド部材15を介して連結し、両巻上げ機14、
14を共に繰出し方向又は巻取り方向に回転させること
により治具4を下降又は上昇させて、前記各処理槽5に
車体Wを入出槽させ、更に両巻上げ機14、14を互に
逆方向に回転させることにより治具4即ち車体Wを車長
方向の水平軸線回りに回動し得るようにした。又、治具
4の昇降や回動に際しての振れを防止すべく、処理槽5
の両端部に、前記各スプロケット12の軸部12aに係
合する1対のガイド枠16、16を立設し、一方、ハン
ガ3の支持フレーム8の両端部にも該軸部12aに係合
する1対のガイド枠17、17を垂設して、搬送時の治
具4の振れを防止するようにした。
【0011】車体Wは、処理ライン1の始端の図示しな
い投入ステーションにおいて治具4に投入され、処理ラ
イン1の終端の払出しステーション18において治具4
から払出されるもので、これを詳述するに、図4及び図
5に示す如く、払出しステーション18に、支柱20に
沿って昇降されるリフタ21を設け、治具4を下降させ
た後リフタ21をシリンダ22によりチェーン23を介
して上昇させて車体Wを治具4から持上げ、払出しステ
ーション18の前方にのびる軌道枠24上に設けた払出
し台車25から延出される支持アーム26を車体Wの下
側に進入させた後、リフタ21を下降させて車体Wを支
持アーム26に載置し、払出し台車25によって車体W
を次工程に搬送するようにした。
【0012】又、払出しステーション18の両側に機枠
27、27を立設して、該各機枠27に処理槽5に立設
した上記ガイド枠16と同様のガイド枠28を取付け、
該ガイド枠28の下端に、治具4が処理槽5に車体Wを
浸漬する際の下降位置に対応する所定の基準位置に下降
されたときに前記軸部12aに当接して作動するリミッ
トスイッチから成る検出器29を取付け、該検出器29
からの信号で巻上げ機14の繰出し回転を停止して、索
条13の伸びを検査するようにした。この検査は、巻上
げ機14に取付けた図示しないエンコーダにより回転停
止時の巻上げ機14の回転位相を検出し、索条13が伸
びていない状態で治具4を前記基準位置に下降させたと
きの巻上げ機14の回転位相となる予め設められた設定
位相と検出位相とを比較することで行う。その詳細は図
6に示す通りであり、ハンガ3が払出しステーション1
8に移動して停止したところで巻上げ機14を繰出し回
転させて治具4を下降させ(S1、S2)、治具4が基
準位置に下降して検出器29が作動したとき巻上げ機1
4を停止する(S3、S4)。そして、このときの巻上
げ機14の回転位相を検出して、この検出位相と設定位
相との位相差△Θを求めた後、△Θ≒Οか否かを判断し
(S5、S6)、△Θ≒Οでないときは△Θが許容範囲
内か否かを判別して(S7)、許容範囲外のときは索条
13の交換を指示するアラームを作動させる(S8)。
一方、△Θが許容範囲内のときは、処理槽5に車体Wを
浸漬する際の巻上げ機14の繰出し回転停止位相を上記
検出位相に補正する(S9)。かくて、索条13の伸び
を生じても、処理槽5に車体Wを一定レベルで浸漬でき
るようになり、車体Wを回動させても処理槽5の底部に
設ける図示しないパイプや電着用電極等の部材に車体W
が当接することはない。
【0013】尚、上記実施例では払出しステーション1
8で索条13の伸びを検査するようにしたが、投入ステ
ーションにおいて上記と同様の手順で検査を行うことも
可能である。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、索条の伸びを早期に発見して適切な
対策を講ずることができ、更に請求項2の発明によれ
ば、投入ステーションや払出しステーションにおける治
具の下降を利用して索条の伸びを検査でき、作業効率や
スペース効率の向上を図れる。
【0015】又、請求項3の発明によれば、複雑な検出
器を用いることなく索条の伸びを検査でき、更に請求項
4の発明によれば、索条が伸びた場合における治具の下
降位置を簡単に補正でき、制御が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明方法を適用する処理ラインの一例の側
面図
【図2】 図1のII-II線拡大截断面図
【図3】 図2のIII-III線截断面図
【図4】 払出しステーションの拡大側面図
【図5】 図4の矢印V方向から見た正面図
【図6】 検査工程手順を示すフローチャート
【符号の説明】
W 車体(ワーク) 1 処理ライン 3 ハンガ 4 治具 5 処理槽 13 索条 14 巻上げ機 18 払出しステー
ション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 総 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホ ンダエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−178358(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05D 1/00 - 7/26 B05C 1/00 - 21/00 B65G 49/00 - 49/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理ラインに沿って移動するハンガに、
    ワークを保持する治具を該ハンガに搭載した巻上げ機に
    連結される索条を介して昇降自在に吊持し、処理ライン
    に設けられた処理槽に治具の下降によりワークを浸漬さ
    せて表面処理を施す方法において、処理槽の配置箇所以
    外の処理ラインの部分において治具を下降させた状態で
    索条の伸びの有無を検査する検査工程を実行することを
    特徴とする表面処理方法。
  2. 【請求項2】 処理ラインの始端の投入ステーション又
    は終端の払出しステーションにおいて治具を下降させた
    状態でワークの投入又は払出しを行う際に前記検査工程
    を実行することを特徴とする請求項1に記載の表面処理
    方法。
  3. 【請求項3】 前記検査工程は、巻上げ機を繰出し回転
    させて治具をワーク浸漬時の下降位置に対応する所定の
    基準位置に下降させ、このときの巻上げ機の回転位相を
    検出して、この検出位相を該基準位置に対応する回転位
    相として予め定められる設定位相と比較することで行う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表面処理方
    法。
  4. 【請求項4】 前記検査工程実行後、処理槽にワークを
    浸漬する際に巻上げ機の繰出し回転をその回転位相が前
    記検出位相になったところで停止することを特徴とする
    請求項3に記載の表面処理方法。
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CN106224555B (zh) * 2016-09-18 2018-06-08 扬州华联智能装备有限公司 一种喷淋轨道吊具水封装置

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