JP3237367B2 - 自走体使用の筒状物搬送装置 - Google Patents

自走体使用の筒状物搬送装置

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JP3237367B2
JP3237367B2 JP02716294A JP2716294A JP3237367B2 JP 3237367 B2 JP3237367 B2 JP 3237367B2 JP 02716294 A JP02716294 A JP 02716294A JP 2716294 A JP2716294 A JP 2716294A JP 3237367 B2 JP3237367 B2 JP 3237367B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばロール紙など
の筒状物を支持搬送するのに採用される自走体使用の筒
状物搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、筒状物を支持搬送する搬送装置と
しては、たとえば特公昭49年14717 号公報に見られるオ
ーバヘッドコンベヤが提供されている。このオーバヘッ
ドコンベヤは、レールに支持案内されるトロリにコイル
吊下用ハンガを連設している。そしてコイル吊下用ハン
ガを、コイル吊下用横杆部と縦杆部とによりほぼL形に
形成するとともに、コイル吊下用横杆部を左右方向とし
てコイルを吊下げ支持し搬送している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来構成によ
ると、コイル吊下用横杆部が左右方向に位置しているこ
とから、広い幅の搬送経路を形成しなければならず、搬
送経路用のスペースが広いものになる。またコイル吊下
用横杆部は片持ち状態であることから、このコイル吊下
用横杆部を含めてコイル吊下用ハンガの全体を大型、剛
体化しなければならず、さらにトロリ駆動装置も大型化
されることになる。そしてコイルの搬送は不安定であ
り、特にコイル吊下用横杆部に対するコイルの支持位置
が少しでも左右方向でずれたとき、コイル吊下用ハンガ
の揺れや傾きを招くことになる。
【0004】さらにコイル吊下用ハンガに対してコイル
を積み卸しするための移載装置を必ず設けなければなら
ず、しかもコイルの積み卸しは移載装置を設置した箇所
でしか行えない。
【0005】本発明の目的とするところは、搬送経路幅
を狭く形成し得るとともに、筒状物の搬送は支持構造を
簡素化しながらも常に安定して行え、しかも移載装置を
設けることなく任意の場所に積み卸しし得る自走体使用
の筒状物搬送装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本第1発明の自走体使用の筒状物搬送装置は、レール
に支持案内されて前後進自在な自走体に、吊りハンガー
装置を設け、この吊りハンガー装置を、上部枠体と、こ
の上部枠体から下方へ連設した縦枠体と、この縦枠体の
下部から前後方向に連設されかつ上部枠体に並行状の吊
り体と、前記上部枠体に前後方向軸心の周りで回動自在
に取り付けられかつ下部に前記吊り体の遊端部に対して
係脱自在なフック部を有するアーム体と、このアーム体
を前後方向軸心の周りで回動させるアーム体開閉動装置
とにより構成し、前記吊り体が、筒状物の内側孔部に対
して挿通自在に構成されている。
【0007】そして本第2発明は、上記した第1発明の
自走体使用の筒状物搬送装置において、自走体に対して
吊りハンガー装置を、昇降動装置を介して取り付けると
ともに、吊りハンガー装置の下降移動量を検出する昇降
量検出装置を設けている。
【0008】また本第3発明は、上記した第1または第
2発明の自走体使用の筒状物搬送装置において、自走体
側と吊りハンガー装置との間に、前後一対の吊り索体を
有する昇降動装置と、前後の吊り索体間で左右一対の固
定装置とを設け、これら固定装置は、水平状で上昇した
吊りハンガー装置を固定するもので、前記自走体側に設
けた上下方向の筒状体と、この筒状体に嵌合すべく吊り
ハンガー装置側から立設したロッド体とにより構成して
いる。
【0009】
【作用】上記した本第1発明の構成によると、吊りハン
ガー装置を介して筒状物を支持している自走体の走行
は、レールに支持されて前進または後進で行える。その
際に吊りハンガー装置が、前後方向の吊り体を介して筒
状物を支持していることで、その搬送経路は筒状物の外
径に合わせて狭く形成し得る。そして吊りハンガー装置
は、吊り体が縦枠体とアーム体とにより両持ち状態であ
ることから、上部枠体を含めて全体を小型、軽量化し得
るとともに、自走体の走行駆動装置も小型化し得る。さ
らに自走体による支持搬送は、吊り体に対する筒状物の
支持位置が前後方向でずれていても関係なく、常に安定
して行える。
【0010】このようにして搬送してきた筒状物を卸す
場合、まず自走体を目的場所の上方に停止させる。次い
で筒状物を他物により下方から支持して、吊り体により
支持を解放したのち、アーム体開閉動装置を作動してア
ーム体を前後方向軸心の周りに回動させることで、その
フック部を吊り体の遊端部から離脱させる。次いで自走
体を縦枠体側に走行させることで、筒状物から吊り体を
抜出し得る。そして筒状物を卸した自走体を走行させ、
積み込み場所の上方に停止させたのち、前述とは逆の作
用を行うことによって、筒状物の吊り支持を行える。
【0011】そして上記した本第2発明の構成による
と、筒状物を支持している自走体の走行は、昇降動装置
の上昇作用によって吊りハンガー装置を上昇させた状態
で行える。筒状物群を卸す場合、まず昇降動装置の作動
により吊りハンガー装置を下降動させ、そして筒状物が
受け台などに載置されることで、吊りハンガー装置の下
降動を停止し得る。この下降動の停止は、筒状物におけ
る内側孔部の軸心位置の付近に吊り体が位置したときで
あり、その制御は、下降移動量を昇降量検出装置が検出
することで、常に正確に行える。
【0012】次いで筒状物から吊り体を抜出したのち、
昇降動装置の作動により吊りハンガー装置を上昇動させ
ることで、この吊りハンガー装置を筒状物に対して上方
のレベルに位置させ得る。そして筒状物を卸した自走体
を走行させ、積み込み場所の上方に停止させたのち、前
述とは逆の作用を行うことによって筒状物の吊り支持を
行える。
【0013】また上記した本第3発明の構成によると、
自走体に対する吊りハンガー装置の上昇は、前後一対の
吊り索体を介して行えるとともに、上昇位置は左右一対
の固定装置により自走体に一体固定化し得ることから、
自走体の走行は、たとえ高速であったとしても揺れたり
旋回したりすることなく安定して行える。そして自走体
に対する吊りハンガー装置の下降は、昇降動装置の作動
により両吊り索体を繰り出すことにより行え、その際に
筒状体からロッド体が下方へ次第に抜出されるガイド作
用により、吊りハンガー装置は振れることなく下降動し
得る。
【0014】
【実施例】以下に本発明の第一の実施例を図1〜図5に
基づいて説明する。1は断面I字形のレールで、天井梁
2側にブラケット3を介して支持され、このブラケット
3が結合する側面とは反対側の側面には信号・給電装置
4が全長に亘って配設される。このレール1に支持案内
されて前後進自在な自走体10は、前部トロリ11と、後部
トロリ12と、両トロリ11、12間を吊りピン13,14を介し
て連結する前後フレーム15などから構成される。
【0015】両トロリ11,12は、トロリ本体16,17と、
これらトロリ本体16,17の上部に取り付けた左右方向の
軸18,19と、これら軸18,19に取り付けられかつ前記レ
ール1の上面に載置自在な輪体20,21と、両トロリ本体
16,17に取り付けられかつレール1の下部両側に当接自
在な横振れ防止用ローラ22,23などから構成される。そ
して前部トロリ11には、前記軸18に連動する走行駆動装
置24と、前記信号・給電装置4に摺接自在な集電装置25
が設けられる。また前後フレーム15の前部側には制御盤
26が配設され、そして前後フレーム15の両側部には上下
振れ防止用ローラ27が配設される。
【0016】前記自走体10の下方には、昇降動装置30を
介して吊りハンガー装置40が設けられる。この吊りハン
ガー装置40は、平枠状の上部枠体41と、この上部枠体41
の後端でかつ左右方向の中央部から下方へ連設した四角
棒状の縦枠体42と、この縦枠体42の下部から前方向に連
設されかつ上部枠体41に並行するロッド状の吊り体43
と、前記上部枠体41の前端部に前後方向軸心44の周りで
回動自在に取り付けられかつ下部に前記吊り体43の遊端
部に対して係脱自在なフック部45Aを有するアーム体45
と、アーム体開閉動装置46とにより構成されている。
【0017】前記上部枠体41の前端部には、前後方向軸
47が回転のみ自在に設けられ、この前後方向軸47にアー
ム体45の上部を固定することで、このアーム体45は前後
方向軸心44の周りで回動自在となる。前記アーム体開閉
動装置46は上部枠体41の前端部に設けた減速機付きモー
タなどからなり、その前後方向の出力軸48と前後方向軸
47とが、歯車伝動形式やチェーン伝動形式などの伝動装
置49を介して連動連結されている。
【0018】前記昇降動装置30は、前後一対の吊り索体
(ワイヤーやチェーンなど)31,32を有するもので、こ
れら吊り索体31,32の遊端は連結具33,34を介して上部
枠体41に連結されている。また吊り索体31,32の基端側
は、複数の案内輪体などを介して案内されたのち、前後
フレーム15に設けたドラム37に巻き取られ、この共通の
ドラム37は、正逆駆動自在なサイクロモータ38に連動さ
れ、以て、これらドラム37とサイクロモータ38とにより
前記昇降動装置30が構成される。
【0019】そして前後フレーム15には、昇降量検出装
置39が設けられ、この昇降量検出装置39は、吊り索体3
1,32のうちの一方の移動量を回転検出するエンコーダ
により構成される。この昇降量検出装置39と前記サイク
ロモータ38、ならびに自走体10の走行駆動装置24などは
前記制御盤26に接続されている。
【0020】前記自走体10側と吊りハンガー装置40との
間でかつ前後の吊り索体31,32間には、左右一対の固定
装置50が設けられる。すなわち、これら固定装置50は、
水平状で上昇した吊りハンガー装置40を自走体10側に固
定するもので、前後フレーム15から垂設した筒状体51
と、この筒状体51に嵌合すべく上部枠体41から立設した
ロッド体52とにより構成されている。そして嵌合を円滑
に行うために、前記筒状体51の下端は下向きラッパ状の
ガイド部51Aに形成されている。
【0021】次に上記実施例における搬送作業を説明す
る。自走体10は通常、走行駆動装置24の作動により輪体
20を強制回転させることで、複数の輪体20,21によりレ
ール1に支持され、かつ複数の横振れ防止用ローラ22,
23により横振れを防止された状態で走行される。その際
に走行駆動装置24を正逆に切り替えることで、前進走行
または後進走行になる。
【0022】筒状物55を支持している自走体10の前進走
行は図1、図2に示すように、昇降動装置30の上昇(巻
上げ)作用によって吊りハンガー装置40を水平状で上昇
させ、そしてロッド体52を筒状体51に下方から嵌合させ
て、自走体10に吊りハンガー装置40を一体固定化させた
状態で行われ、以て吊りハンガー装置40を介して筒状物
55を支持搬送することになる。
【0023】その際に吊りハンガー装置40が、前後方向
の吊り体43を介して複数個(5個)の筒状物55を支持し
ていることで、その搬送経路は筒状物55の外径に合わせ
て狭く形成し得る。なお筒状物55の外径は変化するもの
であり、最大外径に対応した幅の搬送経路が確保されて
いる。そして吊り体43は、縦枠体42とアーム体45とによ
り両持ち状態であることから、上部枠体41を含めて吊り
ハンガー装置40は、小型、軽量化し得るとともに、走行
駆動装置24も小型化し得る。
【0024】さらに吊りハンガー装置40は、前後一対の
吊り索体31,32を介して吊り上げられるとともに、左右
一対の固定装置50により自走体10に一体固定化されてい
ることから、たとえ高速であったとしても揺れたり旋回
したりすることなく安定した搬送を行える。しかも安定
した搬送は、吊り体43に対する筒状物55群の支持位置が
前後方向でずれていても関係なく行える。
【0025】なお自走体10への給電、すなわち走行駆動
装置24やサイクロモータ38やアーム体開閉動装置46など
への給電は、信号・給電装置4に集電装置25が摺接する
ことで行われ、その際に地上側制御部と制御盤26との間
で信号の授受が行われて、停止、走行、走行速度の制御
や在席確認などが行われる。
【0026】上述のようにして搬送してきた筒状物55群
を卸す場合、まず図4の実線で示すように自走体10を目
的場所の上方に停止させる。ここで目的場所には受け台
56を配置しているが、これは床上に直接に卸してもよ
く、さらに台車上に卸してもよい。次いで昇降動装置30
のサイクロモータ38によりドラム37を巻き戻し方向に回
転させ、両吊り索体31,32を繰り出す。これにより吊り
ハンガー装置40を下降動させ得、その際に筒状体51から
ロッド体52が下方へ次第に抜出されるガイド作用によ
り、吊りハンガー装置40は振れることなく下降動し得
る。
【0027】そして図4の仮想線で示すように、筒状物
55群が受け台56上に載置されることで、吊りハンガー装
置40の下降動が停止される。この下降動の停止は、筒状
物55における内側孔部55Aの軸心位置の付近に吊り体43
が位置したときであり、その制御は、下降移動する吊り
索体31を昇降量検出装置39が検出することで、常に正確
に行われる。
【0028】このようにして吊りハンガー装置40の下降
動を停止させたのち、まずアーム体開閉動装置46を作動
させ、出力軸48、伝動装置49、前後方向軸47を介してア
ーム体45を、図3の仮想線で示すように前後方向軸心44
の周りで上方に回動させて、そのフック部45Aを吊り体
43の遊端部から離脱させる。次いで自走体10を後進走行
させることで、図5の実線で示すように筒状物55群から
吊り体43を抜出し得る。
【0029】そして昇降動装置30の作動によりドラム37
を介して両吊り索体31,32を巻き取ることで、吊りハン
ガー装置40を上昇動させて、図5の仮想線で示すように
筒状物55群に対して上方のレベルに位置させる。この前
後に、アーム体開閉動装置46を逆作動させ、アーム体45
を前後方向軸心44の周りで下方に回動させて、そのフッ
ク部45Aを吊り体43の遊端部に係合させる。なおアーム
体45は、係合回動させずに、離脱回動したままであって
もよい。
【0030】このようにして筒状物55群を卸した自走体
10を前進走行(または後進走行)させ、積み込み場所の
上方に停止させる。そして前述とは逆の作用によって筒
状物55群の吊り支持を行う。すなわち図5の実線で示す
ように、アーム体45を離脱回動した状態で、吊り体43の
遊端部を筒状物55群の内側孔部55Aに後方から対向させ
る。
【0031】次いで自走体10を少し前進走行させ、図4
の仮想線で示すように吊り体43を内側孔部55Aに後方か
ら挿通させる。そしてアーム体45を前後方向軸心44の周
りで下方に回動させ、そのフック部45Aを吊り体43の遊
端部に係合させたのち、昇降動装置30の作動により吊り
ハンガー装置40を上昇動させることで、図4の実線で示
すように、筒状物51群を吊り上げた搬送可能な状態にし
得る。
【0032】なお、積み込み場所や卸場所などに、上下
振れ防止用ローラ22が当接自在なガイドレールを配設し
たときには、前後フレーム15の振れを防止し得て、各作
業をより安定して行える。
【0033】上述した第一の実施例では、自走体10に対
して昇降動装置30を介して吊りハンガー装置40を取り付
けたが、本第1発明においては、自走体10に対して吊り
ハンガー装置40を直接に取り付けた実施例も可能であ
る。すなわち第二の実施例を示す図6、図7において、
両トロリ11,12のトロリ本体16,17には、それぞれ前後
二箇所に、軸18,19を介して輪体20,21が取り付けられ
るとともに、前部トロリ11には、後位の軸18に連動する
走行駆動装置24が設けられる。そして両トロリ本体16,
17に、吊りピン13,14を介して吊りハンガー装置40の上
部枠体41が連結されている。
【0034】この第二の実施例においては、両トロリ本
体16,17が多数の輪体20,21を有しかつトロリ本体16,
17に吊りハンガー装置40が直結されることで、10個(多
数)の筒状物55の支持搬送が可能になる。しかし積み込
み場所や卸場所に移載装置60が必要になり、ここで移載
装置60は、リフター(計量器付き)61により受け台62を
昇降自在とした構成にしている。なお移載装置60として
は、台車上にリフターを介して受け台を配設した形式で
あってもよい。
【0035】上記した第一の実施例においては、縦枠体
42の下部から前方向に吊り体43を連設するとともに、上
部枠体41の前端部にアーム体45を回動自在に取り付けた
が、本発明においては、第三の実施例を示す図8のよう
に、縦枠体42の下部から後方向に吊り体43を連設すると
ともに、上部枠体41の後端部にアーム体45を回動自在に
取り付けた形式も可能である。なお第三の実施例は第二
の実施例の形式にも採用し得る。
【0036】上記した第二の実施例においては、縦枠体
42の下部から前方向に吊り体43を連設するとともに、上
部枠体41の前端部にアーム体45を回動自在に取り付けた
が、本発明においては、第四の実施例を示す図9のよう
に、上部枠体41の前後方向中間位置から縦枠体42を連設
し、この縦枠体42の下部を貫通する状態で前後方向に吊
り体43を連設するとともに、上部枠体41の前後端部のそ
れぞれにアーム体45を回動自在に取り付けた形式も可能
である。なお第四の実施例は第一の実施例の形式にも採
用し得る。
【0037】上記実施例では昇降動装置30として、一対
の吊り索体31,32を使用しているが、本第2発明では、
たとえば電動シリンダーなど他の装置を使用した形式で
あってもよく、この電動シリンダーの場合には固定装置
を兼用し得る。また上記実施例では複数個の筒状物55を
支持する形式を示したが、これは1個の筒状物55を支持
する形式であってもよい。
【0038】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によると、吊りハ
ンガー装置が、前後方向の吊り体を介して筒状物を支持
していることで、その搬送経路の幅、すなわち搬送経路
用のスペースは筒状物の外径に合わせて狭く形成でき
る。また吊りハンガー装置は、吊り体が縦枠体とアーム
体とにより両持ち状態であることから、全体を小型、軽
量化できるとともに、自走体の走行駆動装置も小型化で
きる。そして自走体による支持搬送は、吊り体に対する
筒状物の支持位置が前後方向でずれていても関係なく、
常に安定して行うことができる。さらに吊りハンガー装
置による筒状物の積み卸しは、アーム体を回動させてフ
ック部を吊り体の遊端部に係脱させることと、自走体を
前後進させることにより、容易にかつ確実に行うことが
できる。
【0039】そして上記構成の本第2発明によると、昇
降動装置によって吊りハンガー装置を昇降させること
で、吊りハンガー装置による筒状物の積み卸しは、移載
装置を設けることなく任意の場所に対して行うことがで
きる。また昇降の制御は、下降移動量を昇降量検出装置
が検出することで、常に正確に行うことができる。
【0040】また上記構成の本第3発明によると、自走
体に対する吊りハンガー装置の昇降は、前後一対の吊り
索体を介して行うことができ、その際に左右一対の固定
装置において筒状体に対しロッド体が昇降するガイド作
用により、吊りハンガー装置は振れることなく昇降動で
きる。これにより両吊り索体と両固定装置とをバランス
よく配置できる。そして上昇位置は両固定装置により自
走体に一体固定化でき、自走体の走行は、たとえ高速で
あったとしても揺れたり旋回したりすることなく安定し
て行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における自走体使用の筒状物搬送装置の
第一の実施例を示し、全体の側面図である。
【図2】同全体の背面図である。
【図3】同アーム体部分の正面図である。
【図4】同卸し作業における下降時の概略側面図であ
る。
【図5】同卸し作業における抜出時の概略側面図であ
る。
【図6】本発明の第二の実施例を示し、全体の側面図で
ある。
【図7】同全体の背面図である。
【図8】本発明の第三の実施例を示し、全体の概略側面
図である。
【図9】本発明の第四の実施例を示し、全体の概略側面
図である。
【符号の説明】
1 レール 4 信号・給電装置 10 自走体 11 前部トロリ 12 後部トロリ 15 前後フレーム 20 輪体 21 輪体 24 走行駆動装置 25 集電装置 26 制御盤 30 昇降動装置 31 吊り索体 32 吊り索体 37 ドラム 38 サイクロモータ 39 昇降量検出装置 40 吊りハンガー装置 41 上部枠体 42 縦枠体 43 吊り体 44 前後方向軸心 45 アーム体 45A フック部 46 アーム体開閉動装置 49 伝動装置 50 固定装置 51 筒状体 52 ロッド体 55 筒状物 55A 内側孔部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 1/00 - 1/68

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールに支持案内されて前後進自在な自
    走体に、吊りハンガー装置を設け、この吊りハンガー装
    置を、上部枠体と、この上部枠体から下方へ連設した縦
    枠体と、この縦枠体の下部から前後方向に連設されかつ
    上部枠体に並行状の吊り体と、前記上部枠体に前後方向
    軸心の周りで回動自在に取り付けられかつ下部に前記吊
    り体の遊端部に対して係脱自在なフック部を有するアー
    ム体と、このアーム体を前後方向軸心の周りで回動させ
    アーム体開閉動装置とにより構成し、前記吊り体が、
    筒状物の内側孔部に対して挿通自在に構成されている
    とを特徴とする自走体使用の筒状物搬送装置。
  2. 【請求項2】 自走体に対して吊りハンガー装置を、昇
    降動装置を介して取り付けるとともに、吊りハンガー装
    置の下降移動量を検出する昇降量検出装置を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の自走体使用の筒状物搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 自走体側と吊りハンガー装置との間に、
    前後一対の吊り索体を有する昇降動装置と、前後の吊り
    索体間で左右一対の固定装置とを設け、これら固定装置
    は、水平状で上昇した吊りハンガー装置を固定するもの
    で、前記自走体側に設けた上下方向の筒状体と、この筒
    状体に嵌合すべく吊りハンガー装置側から立設したロッ
    ド体とにより構成したことを特徴とする請求項1または
    2記載の自走体使用の筒状物搬送装置。
JP02716294A 1994-02-25 1994-02-25 自走体使用の筒状物搬送装置 Expired - Fee Related JP3237367B2 (ja)

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