JPH09156872A - コンテナ吊具のケーブル自動巻取装置 - Google Patents

コンテナ吊具のケーブル自動巻取装置

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JPH09156872A
JPH09156872A JP32136195A JP32136195A JPH09156872A JP H09156872 A JPH09156872 A JP H09156872A JP 32136195 A JP32136195 A JP 32136195A JP 32136195 A JP32136195 A JP 32136195A JP H09156872 A JPH09156872 A JP H09156872A
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JP
Japan
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cable
container
trolley
cable winding
winding
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JP32136195A
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English (en)
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Makoto Furukawa
誠 古川
Yoshiaki Okubo
欣昭 大久保
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 余分なケーブルの垂れ下がりを解消し、接続
ケーブルに巻取駆動力を作用させないで、吊具昇降時の
ケーブル自動巻取りを達成することを目的とする。 【解決手段】 トロリー10から巻上索17を介してコ
ンテナ吊具11を吊り下げると共に前記トロリー10と
前記コンテナ吊具11との間にケーブル16を接続し、
該ケーブル16を前記コンテナ吊具11の昇降に応じて
前記トロリー10上に設けたケーブル巻胴21により巻
取り又は巻出しすると共に、前記ケーブル巻胴21のケ
ーブル巻取り及び巻出し長さを連動機構22を介して前
記コンテナ吊具11の昇降移動距離と連動させるように
構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナ吊具のケ
ーブル自動巻取装置に関する。詳しくは、コンテナクレ
ーンにおけるコンテナク吊具とトロリーとの間のケーブ
ルを自動的に巻き取る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンテナクレーンの一例を図6に示す。
同図に示すように、上方がU形に構成された走行脚1上
に主桁2が水平に支持されると共にこの主桁2の海側に
俯仰桁3が接続され、更に、主桁1と俯仰桁3との間に
テンションリンク4が介装されている。主桁2の後部に
は機械室5が設けられると共にこの機械室5には起伏装
置6、巻上装置7が設けられ、この機械室5の下方には
横行装置8が配置されている。
【0003】主桁2及び俯仰桁3の両側面には横行軌道
9が張り出して設けられると共にこの両側の横行軌道9
に跨がって懸架式にトロリー10が設けられ、このトロ
リー10は横行装置8によりロープトロリー式に横行す
る。トロリー10には、運転室10aが一体に設けられ
ると共にこのトロリー10から巻上索を介してコンテナ
吊具11が吊り下げられ、コンテナ吊具11にはコンテ
ナ12が吊支えられている。
【0004】従って、巻上装置7により巻上索を巻回す
ることにより、コンテナ吊具11及びコンテナ12を昇
降することが可能である。図6において、コンテナ吊具
11は、岸壁に接岸した船13から、俯仰桁3の直下の
高さまで、矢印14で示すように、例えば、約30mの
リフト高さを昇降し、且つ、水平方向へ矢印15で示す
ように、最大約60m横行してコンテナ荷役を行う。
【0005】図7に、コンテナクレーンのトロリー10
とコンテナ吊具11との間に設けた接続ケーブルの従来
例を示す。図7に示すように、ケーブル16は、トロリ
ー10上に設けたケーブル接続部37に一端が接続さ
れ、他端がコンテナ吊具11上設けたケーブルバスケッ
ト38内に渦巻き状にケーブルの自重で落とし込むよう
にして、このケーブルの先端部をケーブルバスケット内
底の接続部39に接続されている。トロリー10上のケ
ーブル接続部37は、機械室5の電源等に接続してい
る。
【0006】また、他の方法として、トロリー10又は
コンテナ吊具11の何れか一方にスプリング駆動又は電
動のケーブル巻胴を設け、コンテナ吊具11の巻上時に
弛んだケーブルを巻き取り、コンテナ吊具11の巻下時
にケーブル巻胴の巻上力に抗してケーブル16を引き出
すようにする構成が考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示す従来のケーブル接続方法では、コンテナ吊具11の
巻上運転中にコンテナ吊具11の揺れや風によりケーブ
ル16に相対的や揺れを生じた時、図7中に一点鎖線で
示すように、ケーブルの下端側弛み部16′が、ケーブ
ルバスケット38内へうまく入らず外側に外れ、ケーブ
ルバスケット38の外側に垂れ下がる事態が時々発生
し、コンテナ吊具11とコンテナ12との着脱時にケー
ブル16を損傷させる問題がある。
【0008】また、トロリー10又はコンテナ吊具11
の何れか一方にスプリング駆動又は電動のケーブル巻胴
を設け、コンテナ吊具11の昇降時にケーブルを巻き取
り又は引き出すようにした構成では、コンテナ吊具11
を下降する際に、ケーブル16にケーブル巻胴の巻取力
が作用し、ケーブル接続部に負荷が掛り故障が発生し易
くなる等の問題がある。本発明は、上記従来技術に鑑み
て成されたものであり、余分なケーブルの垂れ下がりを
解消し、接続ケーブルに巻取駆動力を作用させないで、
吊具昇降時のケーブル自動巻取りを達成することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明のコンテナ吊具のケーブル自動巻取装置は、トロリ
ーから巻上索を介してコンテナ吊具を吊り下げると共に
前記トロリーと前記コンテナ吊具との間にケーブルを接
続し、該ケーブルを前記コンテナ吊具の昇降に応じて前
記トロリー上に設けたケーブル巻胴により巻取り又は巻
出しすると共に、前記ケーブル巻胴のケーブル巻取り及
び巻出し長さを連動機構を介して前記コンテナ吊具の昇
降移動距離と連動させるように構成したことを特徴とす
る。
【0010】ここで、前記連動機構は、前記発明におい
て、前記トロリー上に設けられて前記巻上索を巻掛けた
巻上索用ガイドシーブと、該ガイドシーブと前記ケーブ
ル巻胴とを連動可能に連結してなるスプロケットチェー
ン機構とから構成されることを特徴とする。
【0011】また、前記連動機構は、前記発明におい
て、前記巻上索の巻出し又は巻取りに応じて正逆転する
回転体と、該回転体の正逆の回転数を検出する回転数検
出器と、該回転数検出器により検出した正逆の回転数に
基づいて、前記コンテナ吊具の昇降移動距離に合わせ
て、前記ケーブル巻胴を巻上げ又は巻下げ駆動するケー
ブル巻胴駆動装置とから構成されることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明では、トロリーからコンテ
ナ吊具が巻上索を介して巻上げ又は巻下げ操作されたと
き、トロリー上のケーブル巻胴装置が連動機構を介し連
動して、コンテナ吊具の上昇又は下降距離とほぼ等しい
距離だけ接続ケーブルを巻上げ又は巻下げる。このた
め、トロリーとコンテナ吊具との間の接続ケーブルに僅
かの長さの余裕を保持するだけで良くなり、余分なケー
ブルの垂れ下がりが解消され、コンテナ吊具の上昇及び
下降時にケーブル巻胴の巻取力(引張力)が付加されな
くなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明について、図面に示す実施例を
参照して詳細に説明する。 〔実施例1〕本発明の第一の実施例に係るコンテナ吊具
のケーブル自動巻取装置を図1〜図3に示す。尚、図6
に示す従来技術と同一部分には同一符号を付して重複す
る説明を省略する。
【0014】同図に示すように、主桁2及び俯仰桁3に
沿ってトロリー10が水平方向に横行自在に設けられ、
このトロリー10から巻上索17を介してコンテナ吊具
11が吊り下げられている。即ち、トロリー10内には
前後左右の4箇所にそれぞれガイドシーブ18が配置さ
れると共にコンテナ吊具11上にも同様に4箇所にそれ
ぞれ固定シーブ19が配置され、更に、これらのシーブ
18,19間には、巻上装置7から繰り出される巻上索
17が掛け渡されている。
【0015】ガイドシーブ18は、図3に詳細を示すよ
うに、それぞれ2枚のガイドシーブ18a及び18bよ
りなり、短軸32に嵌合溝33を介して嵌合したもので
ある。この短軸32はトロリー10の床組30に軸受3
1を介して回転自在に支持されている。また、短軸32
の外側端面には止板34が設けられると共にその内側端
面にはフランジ30aが形成される一方、左右のガイド
シーブ18の間に回転軸20が配置され、その両端面に
形成されたフランジ20aと短軸32のフランジ30a
とが結合されている。
【0016】更に、トロリー10上の支持台29に、回
転軸20と平行方向に、ガイドシーブ18とほほ等しい
ドラム径を持つケーブル巻胴21が軸受29aを介して
回転自在に配置されている。ケーブル巻胴21には、ケ
ーブル16が多層巻に巻回され、その一端はコンテナ吊
具11のケーブルガイド27を経てコンテナ吊具11側
の接続器28に接続している。ケーブル16の他端は、
ケーブル巻胴21の端部に設けられた回転形接続器26
と接続してある。
【0017】ケーブル16は、トロリー10とコンテナ
吊具11との間に設けられるものであり、その全体長さ
はケーブル巻胴21の高さから、コンテナ吊具11の最
大降下位置までの高さまでの距離よりも若干長い。ケー
ブル巻胴21の下方におけるトロリー中央部には、ケー
ブル16が出入りするためのケーブル出入口が形成され
ている。
【0018】更に、ケーブル巻胴21と回転軸20とを
連動させるスプロケットチェーン機構22が設けられて
いる。即ち、ケーブル巻胴21のドラムと一体の軸端に
スプロケット23が設けられると共に回転軸20上に小
径のスプロケット24を設け、これらスプロケット2
3,24の間に無端チェーン25が掛け回されている。
【0019】スプロケット23とスプロケット24と
は、ガイドシーブ18の回転に伴うコンテナ吊具11の
上下移動高さを、ケーブル巻胴21によるケーブル16
の繰り出し(又は巻き込み)長さと等しくするために、
2:1の直径比とする。尚、このスプロケットチェーン
機構22は、ケーブル巻胴21の反対側の軸端にも対称
に設けることができる。
【0020】上記構成を有する本実施例のコンテナ吊具
のケーブル自動巻取装置は、次のような作用効果を奏す
る。即ち、図3に示すように、トロリー10上の対称な
2組のガイドシーブ18は、短軸32と嵌合溝33で嵌
合して一対の軸受ベアリング31で支持され、また、短
軸32と回転軸20とはフランジ20a、30aを介し
て結合しているため、短軸32及び回転軸20と一体に
回転する。
【0021】このとき、巻上索17は、コンテナ吊具1
1の重量又は更にコンテナ12の重量が掛かった状態
で、2組4枚のガイドシーブ18a,18bと接して巻
出し又は巻き込み駆動されながらガイドシーブ18を回
動するから、巻上索17とガイドシーブ18a及び18
bとの間で滑りは発生せず、ガイドシーブ18の回転力
が回転軸20及びスプロケットチェーン機構22を介し
て有効にケーブル巻胴21を回動させる。
【0022】一方、ガイドシーブ18の1回転で巻き出
された巻上索17の1/2高さだけコンテナ吊具11が
降下し、ガイドシーブ18とほぼ同径のケーブル巻胴2
1はスプロケット24,23の連動比(1:2)で半回
転してコンテナ吊具11の効果高さとほほ等しい長さの
ケーブル16を送り出す。コンテナ吊具11の巻上時
も、同様に等しい長さのケーブル16が巻き上げられ
る。
【0023】このため、ケーブル巻胴21に多層に巻回
されたケーブル16は、ケーブル巻胴21の高さ位置か
らコンテナ吊具11の最大下降位置までの距離より長く
してケーブル21に巻回しておくことにより、コンテナ
吊具11の昇降運転中トロリー10とコンテナ吊具11
の間に常に余裕のある若干長い長さのケーブル16を保
持させることが可能になる。
【0024】その結果、トロリー10とコンテナ吊具1
1の間のケーブル16には、コンテナ吊具11の昇降運
転中に、ケーブル巻胴21の余計な巻上力(引張力)が
作用しなくなり、また、トロリー10とコンテナ吊具1
1との間には、コンテナ吊具11の昇降運転中に余分な
ケーブル16の垂れ下がりがなくなり更に、コンテナ吊
具11側にはケーブル接続器28売りに簡単なケーブル
ガイド27を備えるだけで、僅かなケーブル16の弛み
によるケーブル16の振れを簡単に防止できる。
【0025】また、ケーブル巻胴21の駆動にガイドシ
ーブ18の回転力を利用するから、スプリング式モータ
や電動モータ等の駆動装置を不要とし、無動力で装置を
構成できる効果を奏する。
【0026】〔実施例2〕本発明の第二の実施例に係る
コンテナ吊具のケーブル自動巻取装置を図4、図5に示
す。尚、図6に示す従来技術と同一部分には同一符号を
付して重複する説明を省略する。同図に示すように、ト
ロリー10上のレール39に、4個のシーブ台車41が
車輪又はローラ等で係合して、図示しないチェーン駆動
機構等により、矢印40a又は40bに示すように、対
向移動操作されるように設けられており、このシーブ台
車41内に、シーブブロック38が搭載されている。
【0027】シーブブロック38は、二枚のガイドシー
ブ38a、38bよりなり、普通の形式で、シーブブロ
ック41上の回転軸42にベアリングを介して回転自在
に設けられている。これらのガイドシーブ38a,38
bとコンテナ吊具11の固定シーブ19との間には、巻
上装置7から繰り出される巻上索17が掛け渡されてい
る。
【0028】更に、トロリー10には張出床46が取り
付けられると共にこの張出床46に逆U字形の取付け枠
47が設けられ、この取付け枠47には1又は2本の巻
上索17を上下に挟む回転体(ローラ)43と押えロー
ラ48が設けられている。即ち、押えローラ48は、取
付け枠47の天井部にコイルスプリング49を介して下
向きに付勢される一方、回転体43は押えローラ48と
巻上索17を挟んで対向し、下側から接するように取付
け枠47上の図示しないベアリング軸受に回転自在に支
持されている。
【0029】また、張出床46には、回転体43の軸端
に係合する回転数検出器44が設けられている。従っ
て、巻上索17の巻上げ又は巻出し移動により、押えロ
ーラ48により付勢された回転体43が従動回転し、そ
の回転体43の正逆の回転数が回転数検出器44により
検出されることになる。
【0030】検出された回転数は、検出信号として直接
又は運転室経由で後述するケーブル巻胴駆動装置45へ
図中二点鎖線で示すように伝えられる。一方、トロリー
10上には、ケーブル16が多層巻に巻回されたケーブ
ル巻胴21が回転自在に設けられ、ケーブル16の一端
はコンテナ吊具11のケーブルガイド27を経てコンテ
ナ吊具11側の接続器28に接続している。
【0031】更に、トロリー10上には、このケーブル
巻胴21を駆動回転させるケーブル巻胴駆動装置45が
設けられている。このケーブル巻胴駆動装置45には、
回転数検出器44からの回転数が検出信号として入力さ
れる。ここで、ガイドシーブ38a,38b:ケーブル
巻胴21:回転体43の直径比を2:2:1とすると、
ケーブル巻胴駆動装置45は、回転体43の回転数と同
一回転数でケーブル巻胴21を駆動回転させる。
【0032】上記構成を有する本実施例のコンテナ吊具
のケーブル自動巻取装置によると、次の作用効果を奏す
る。即ち、コンテナ荷役のために、トロリー10を主桁
2上で移動させるとき、トロリー10上の両側のシーブ
台車41の相互の間隔又は片側のシーブ台車41の相互
の間隔を開き操作して、コンテナ吊具11の移動時の慣
性による振れ又は旋回振れ(スウェイ)の制止を行う。
【0033】従って、シーブ軸とケーブル巻胴21との
間に機械的な連動機構は使用できない。また、上記シー
ブ台車41の相互の間隔の開閉によるコンテナ吊具11
の高さ変化は殆ど発生しない。このとき、コンテナ吊具
11を昇降させるために、巻上索17が巻上げ又は巻出
しされると、コイルスプリング49により巻上索17に
押し付けられた回転体43が摩擦力で巻上げ又は巻出し
方向に回転し、この回転が回転数検出器44により検出
される。また、回転体43の直径がガイドシーブ38
a,38bの直径の半分であるため、回転体43が一回
転する巻上索17の移動長さが丁度コンテナ吊具11の
上下移動高さとなる。
【0034】そこで、ケーブル巻胴駆動装置45は、回
転数検出器44により検出れさた回転数だけ連動して駆
動することにより、ケーブル巻胴21より巻取り又は巻
出されるケーブル16の長さが丁度コンテナ吊具11の
上下移動高さと一致して連動することになる。尚、ガイ
ドシーブ38a、38bと回転体43とケーブル巻胴2
1とは、適宜に直径比を選択して、ケーブル16の巻取
り又は巻出し長さとコンテナ吊具11の上下移動高さと
が等しくなるように設計すれば良い。
【0035】このように、ケーブル巻胴21にケーブル
巻胴駆動装置45を必要とするが、トロリー10上のガ
イドシーブ38が移動式の場合でも、ケーブル巻胴21
の吊だし長さとコンテナ吊具11の昇降高さを連動させ
られ、この連動により、トロリー10とコンテナ吊具1
1との間には、常に余裕のある長さのケーブル16を維
持でき、且つ、コンテナ吊具11の昇降時にケーブル1
6にケーブル巻胴21からの巻取駆動力が掛かるのを解
消できる利点がある。
【0036】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように、本発明では、連動機構を介して、ケーブルの
巻取り及び巻出し長さを、吊具の昇降移動距離に連動す
るように構成すると、余分なケーブルの垂れ下がりが解
消され、吊具の上昇及び下降時にケーブル巻胴の巻取力
(引張力)が付加されなくなる。また、連動機構とし
て、巻上索用ガイドシーブとケーブル巻胴との間にスプ
ロケットチェーン機構を設けることにより、無動力で連
動機構を構成することも可能となった。更に、連動機構
として、巻上索の巻出し又は巻取りに長さを回転体の正
逆の回転数により検出し、その回転数に基づいて、ケー
ブル巻胴を駆動回転するように構成すると、トロリー上
の巻上げガイドシーブが移動式の場合にも、支障なくケ
ーブル繰り出し長さと吊具昇降高さを連動させることが
可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例にかかるコンテナクレー
ンのトロリーとコンテナ吊具の側面図である。
【図2】図1中のII−II矢視の平面図である。
【図3】図2中のIII−III矢視の断面図である。
【図4】本発明の第二の実施例にかかるコンテナクレー
ンのトロリーの平面図である。
【図5】図4中のV−V矢視の拡大側面図である。
【図6】コンテナクレーンの全体概要を示す側面図であ
る。
【図7】従来のトロリーとコンテナ吊具の接続ケーブル
装置の一例を示す側面図である。
【符号の説明】 1 走行脚 2 主桁 3 俯仰桁 7 巻上装置 10 トロリー 11 コンテナ吊具 12 コンテナ 16 接続ケーブル 17 巻上索 18,38 ガイドシーブブロック 18a,18b,38a,38b ガイドシーブ 19 固定シーブ 20 回転軸 21 巻胴 22 スプロケットチェーン機構 23,24 スプロケット 25 チェーン 26 回転形ケーブル接続器 27 ケーブルガイド 28 ケーブル接続器 29 支持台 30 床組 31 軸受ベアリング 32 短軸 33 嵌合溝 34 止め板 39 レール 41 シーブ台車 42 シーブ固定軸 43 回転体 44 回転数検出器 45 ケーブル巻胴駆動装置 46 張出床 47 取付け枠 48 押えローラ 49 コイルスプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トロリーから巻上索を介してコンテナ吊
    具を吊り下げると共に前記トロリーと前記コンテナ吊具
    との間にケーブルを接続し、該ケーブルを前記コンテナ
    吊具の昇降に応じて前記トロリー上に設けたケーブル巻
    胴により巻取り又は巻出しすると共に、前記ケーブル巻
    胴のケーブル巻取り及び巻出し長さを連動機構を介して
    前記コンテナ吊具の昇降移動距離と連動させるように構
    成したことを特徴とするコンテナ吊具のケーブル自動巻
    取装置。
  2. 【請求項2】 前記連動機構は、前記トロリー上に設け
    られて前記巻上索を巻掛けた巻上索用ガイドシーブと、
    該ガイドシーブと前記ケーブル巻胴とを連動可能に連結
    してなるスプロケットチェーン機構とから構成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のコンテナ吊具のケーブル
    自動巻取装置。
  3. 【請求項3】 前記連動機構は、前記巻上索の巻出し又
    は巻取りに応じて正逆転する回転体と、該回転体の正逆
    の回転数を検出する回転数検出器と、該回転数検出器に
    より検出した正逆の回転数に基づいて、前記コンテナ吊
    具の昇降移動距離に合わせて、前記ケーブル巻胴を巻上
    げ又は巻下げ駆動するケーブル巻胴駆動装置とから構成
    されることを特徴とする請求項1記載のコンテナ吊具の
    ケーブル自動巻取装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102616655A (zh) * 2012-03-21 2012-08-01 太原重工股份有限公司 一种具有组合吊具的起重机用电缆收放装置
JP2016069120A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 三井造船株式会社 クレーン
CN112357764A (zh) * 2020-10-14 2021-02-12 宁波大榭招商国际码头有限公司 一种门式起重机吊具电缆保护装置

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