JPS6012428B2 - 防錆前処理装置 - Google Patents

防錆前処理装置

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JPS6012428B2
JPS6012428B2 JP56082712A JP8271281A JPS6012428B2 JP S6012428 B2 JPS6012428 B2 JP S6012428B2 JP 56082712 A JP56082712 A JP 56082712A JP 8271281 A JP8271281 A JP 8271281A JP S6012428 B2 JPS6012428 B2 JP S6012428B2
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JP
Japan
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carrier bar
rust prevention
processing
tank
rail
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JP56082712A
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JPS57198274A (en
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隆雄 片石
宣文 横井
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Publication of JPS6012428B2 publication Critical patent/JPS6012428B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
    • C23G3/00Apparatus for cleaning or pickling metallic material

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えばコンクリートパネル用配筋等の被処理
物にモルタル被榎等を施して防錆処理する場合などにお
いて、防錆処理前に配筋の酸洗等を行なう防銭前処理装
置に関する。
従来、この種の装置はあまり自動化されておらず、各被
処理物を脱脂、水洗、酸洗、水洗、中和等の処理槽に順
次手動で浸潰して処理するか、あるし・は、無端チェン
に取付けられた吊りフックに被処理物を吊り下げ、この
被処理物を無端チヱンごと下降させて順次各処理槽に浸
潰させて処理するかしていた。
しかし、前者にあっては非常に非能率的な作業あり、後
者にあっては作業性は向上するが、各処理槽の処理時間
が異なるような場合には適用できず、汎用性に欠けると
いう欠点があった。
本発明の目的は、作業能率がよくかつ処理工程の変更に
も容易に対応できる汎用性の高い防錆前処理装置を提供
するにある。
本発明は、複数の処理槽の一側!こ被処理物搬入部を設
けるとともに、池側に被処理物搬出部を設け、かつ、こ
の搬入部から各処理槽を経て搬出部に至る間被処理物を
支持して一緒に移動される複数のキャリャバーを設け、
これらのキャリャバーを支持して搬入部から処理槽の所
定位置迄動く第1の移送装置と、この第1の移送装置と
移動範囲が一部重複するようにされ処理槽から搬出部迄
動く第2の移送装置とにより各処理槽での処理を行ない
ながら順次移送するようにし、これにより第1,第2の
移送装置の移動を処理槽の数、当該処理槽内での処理時
間等に合せて最適となるように行なえるようにし、かつ
、この移動をシーケンス制御等により自動化できるよう
にして前記目的を達成しようとするものである。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図には本発明に係る前処理装置を含む防錆処理シス
テムが示されている。
この図において、枠体に縦横に丸鋼を溶薮して構成され
たコンクリートパネル用配筋などの被処理物110(第
3図参照)を搬入してくる自動操作型の第1のトラバー
サ10は一対の搬入用レール11上を移動可能にされ、
この搬入用レール11の終端部にはこのレール11に直
交する方向に1型鋼からなる吊下げし−ルー2が配設さ
れている。この吊り下げレール12は、前記トラバーサ
10で搬入されてくる被処理物110の上端に車輪付吊
具100(第4,5図参照)をつけて吊下げるに十分な
高さに形成されている。また、この吊下げレール12は
本発明に係る防錆前処理装置20の一側の彼処理物搬入
部21まで延長されている。前記防錆前処理装置20は
、複数、例えば、搬入側から順次脱脂、第1の水洗、酸
洗、第2の水洗及び中和の5つの処理槽22,23,2
4,25,26を備え、脱脂用処理槽22内にはオルソ
桂酸ソーダ等のアルカリ液が、酸洗用処理槽24内には
燐酸、硫酸等の除錆液が、さらに、中和用処理槽26内
には亜硫酸ソーダなどの中和液がそれぞれ満されている
この際、除錆液としては、被処理物としてのコンクリー
トパネルの配筋への液の回りがよい点で燐酸が好ましい
。また、防錆前処理装置20の他側の彼処理物搬出部2
7には前記吊下げレール12と同様な吊下げレール13
が前処理装置20の流れ方向とは直交する方向に引出さ
れている。
この吊下げレール13は、熱風送風機31を有する水切
乾燥炉32内及びマスキング作業台33内を通って延長
され、自動操作型の第2のトラバーサ34の位置まで到
達され、かつ、水切乾燥炉32の入口側からトラバーサ
34に至る部分はしールが2列設けられ、さらに水切乾
燥炉32の部分はドック付チェンコンベャ13Aが併設
されて自動送りが可能にされている。また、トラバーサ
34は一対のレール35に沿って前記吊下げレール13
とは直交する方向に移動できるようにされている。前記
トラバーサ34の側方位直には、前記吊下げレール13
と平行でかつ吊下げレール13が設けられていると同じ
側に吊下げレール14が設けられ、この吊下げレール1
4は、配筋の周面をモルタルで被覆して防錆するための
防錆処理槽36を通って防錆乾燥室37まで延長されて
いる。
この防錆乾燥室37は、この乾燥室37の下部から熱風
を吹出させるための熱風送風機38を有するとともに、
移送機構39を有し、この移送機構39は各吊下げレー
ル12,13,14と同等の1型鋼からなる複数の移動
レール40の両端近傍を無端チェン41で連結して構成
され、これにより各移動レール40上に車輪付吊具11
0を介して吊下げられる配筋を、当該配筋に付着された
モルタルを乾燥させながら乾燥室37の一側から他側に
向って移動させるようになっている。前記乾燥室37の
池側の片方すなわち第1図中右方には吊下げレールにド
ック付チェンが付設されて構成よれた再処理用コンベヤ
ー5が設けられ、防錆処理の不完全もしくは設置環境が
厳しく、ていねし、な防錆を必要とする鯨筋は、この再
処理用コンベヤー5を通って前記2のトラバーサ34側
に戻され、再度防錆処理槽36側へ送られるようになっ
ている。
また、乾燥室37の他側の他方すなわち第1図中左方に
は吊下げレールにドック付チェンが付設されて構成され
た完成品用コンベヤー6が設けられ、この完成品用コン
ベヤー6は、自動操作型の第3のトラバーサ42の位置
まで延長され、このトラバーサ42は完成品用コンベヤ
16と直交する方向に延長されているレール43に沿っ
て移動できるようにされている。このトラバ−サ43の
側方位瞳には完成品コンベヤ16と平行でかつ完成品コ
ンベヤー6が設けられていると同じ側に吊下げレール1
7が設けられ、この吊下げレール17はマスキング除去
作業台44内を通ってリフタ付きの自動操作トラバーサ
45の位置まで延長されている。第2図及び第3図には
防錆前処理装置20の詳細が示されている。
この防錆前処理装置201こは、複数本例えば4本のキ
ャリャバー50が備えられ、これらのキャリャバー50
は、前記吊下げレール12,13・・・等と同様な1型
鋼を所定長さに切断して形成された支持レール51と、
この支持レール51の両端部に固定され上方に向って逆
方向となるように鍵形に形成された一対のブラケット5
2と、これらのブラケット52の先端部両側にそれぞれ
突設された支持突部53と、これらの支持突部53より
少し内側においてプラケット52の下面の一部を覆うよ
うに設けられゴムなどからなる受座54とから構成され
ている。前記防錆前処理装置20の各処理槽22〜26
の両側位置にはそれぞれ支持フレーム61が立設され、
これらの支持フレーム61上に敷設されたレール62上
を全く同一構造のクレーン状に形成された2台の第1,
第2の移送装置63,64が移動可能に設けられている
前記第1,第2の移送装置63,64は、同一構造であ
るから同一部分は同一符号で示し、説明は両移送装置6
3,64を同時に行なう。
第1,第2の移送装置63,64は前記両側のレール6
2間に掛渡されたフレーム71と、このフレーム71上
に設置され減速機、スプロケツト、チェン、連結軸など
からなる連動機構72を介して車輪73を駆動するモー
タなどの走行用駆動源74と、前記フレーム71の両側
に上端部を固定されるとともに下端を地上近傍まで垂下
された一対のガイド支柱75と、これらのガイド支柱7
5にそれぞれ上下動可能に取付けられるとともに前記キ
ャリャバー50の支持突部63を支持可能な移動ブラケ
ット76と、前記フレーム71の両側部にそれぞれ設け
られ減速機、スプロケット、チヱン等からなる運動機構
77を介して前記移動プラケット76をそれぞれ上下動
させるモータなどの昇降用駆動源78とから構成されて
いる。この際、支柱75,移動ブラケット76,連動機
構77及び昇降用駆動源78により昇降機構が構成され
ている。また、第1の移送機構63は、被処理物搬入部
21から各処理槽22〜26上の所定位置まで第2の移
送装置64と干渉しない範囲で移動でき、第2の移送装
置64は各処理槽22〜26上の所定位置から被処理物
搬出部27まで第1の移送装置64と干渉しない範囲で
移動できるようにされ、これらの第1,第2の移送装置
63,64は、防錆前処理装置20の各所に設けられた
図示しない検知スイッチ緩からの検知信号と脇動して所
定のプログラムに従って自動的に運転もしくは手動で任
意に運動できるようになっている。前記被処理物搬入部
21には搬入側キャリャバー移動装置80が設けられ、
この移動装置80は、キャリヤバー50の両端側の受座
54に対応する位置に設けられた一対のガイドレール8
1と、これらのガイドレール81上をそれぞれ移動自在
にされるとともにキヤリヤバー50の受座54を支持し
かつこの受座54を支持した状態でキヤリヤバー50の
支持レール51の高さが了度吊下げレール12の高さと
一致するように設けられた一対の移動台82と、これら
の移動台82にピストンロッドの先端を取付けられこれ
らの移動台82を進退移動させる一対のプツシャシリン
ダ83とから機成され、これらのシリンダ83の駆動に
よりキヤリヤバー50を吊下げレール12の延長方向に
一致した搬入位置から脱脂用処理槽22の近傍のキャリ
ヤバー授受位置まであるいはその逆に移動させうるよう
にされている。前記被処理物搬出部27には、前記搬入
側キャリヤバー移動装置80と同様な構成の搬出側キヤ
リャバー移動装置90が設けられている。
この移動装置9川ま、キャリャバー50の両端側の受座
54に対応する位置に設けられた一対のガイドレール9
1と、これらのガイドレール91上をそれぞれ移動自在
にされるとともにキャリャバー50の受座54を支持し
かつこの受座54を支持した状態でキャリャバー50の
支持レール51の高さが丁度吊下げレール13の高さと
一致するように設けられた一対の移動台92と、これら
の移動台92を進退移動させる一対のプッシャシリンダ
93とから構成され、これらのシリンダ93の駆動によ
りキャリヤバー50を吊下げレール13の延長方向に一
致した搬出位置から第2の水洗用処理槽26の近傍のキ
ャリヤバー授受位置まであるいはその逆に移動させうる
ようになされている。前記各処理槽22〜26の両側に
は、前記キャリャバー50の受座54に対応する位置に
それぞれ各1つの受台28が立設され、各処理槽22〜
26の位置に搬送されてくるキヤリヤバー50を支持で
きるようにされている。この際、各受台28の高さは、
受台28上にキャリャバー50が戦遣された状態でキャ
リャバ−50に吊下げられた被処理物110が丁度各処
理槽22〜26内に浸潰されるに必要十分な高さとされ
ている。第4図及び第5図には、車輪付吊具100が示
されている。
この吊具100は、1型鋼からなる吊下げレール12,
13…,キヤリヤバー50の支持レール51等の両側に
係合され、これらのレール上を転勤する各2個の車輪1
01と、これらの車輪101をそれぞれ回転自在に支持
する一対のフレーム102と、これらのフレーム102
の下部間に掛渡されるとともにその両端が各フレーム1
02から突出されこの突出部が図示しない搬送用ドッグ
付チェンのドックに係合可能にされた突軸103と、前
記一対のフレーム102の中間位置において突軸103
に上端部を支持された穴付きラグ104と、このラグ1
04の穴に上端部を揺動自在に支持されたハンガー10
5と、このハンガー105の下端に一端を揺動自在に支
持されるとともに池端がコンクリートパネル用配筋など
のような被処理物110の吊ボルト111に係合される
Cフック106とから構成され、被処理物110を吊下
げた状態で各吊下げレール12,13・・・等に沿って
円滑に移動できるようにされている。なお、第2,3図
中符号29は、脱脂、酸洗、中和用処理槽22,24,
26の排気装置を示し、この排気装置29の排気フード
の吸込口は各処理槽22,24,26の長手方向の両側
に開口されている。
次に本実施例の作用につき第6図に示される防錆前処理
装置20の動作タイムチャートをも参照して説明する。
第1図において、第1のトラバーサ10で搬入されてく
る被処理物110は玉掛作業台の作業員により車輪付吊
具100を介して吊下げレール12に吊下げられる。こ
の吊下げレール12に吊下げられた被処理物1 10は
人手によりもしくは自動的に防錆前処理装置20の搬入
部21へと搬入される。この際、搬入部21には搬入側
キャリャバー移動装置80の作用によりキャリャバ−5
0の支持レール51が吊下げレール12の延長線上に位
置するよう移動されており、彼処理物110は吊下げレ
ール12から当該キャリャバー50の支持レール51上
に黍移ることとなる(第3図参照)。このようにしてキ
ャリヤバー501こ被処理物110が移戦されると、移
動装置80の両側のプッシャシリンダ83が同時に作動
されてピストンロッドが進出され、移動台82が第2図
中鎖線で示されるキャリャバー授受位置へと移動される
一方、第1の移送装置63も走行用駆動源74の作動に
より搬入部21側に移動され、キャリャバー授受位置に
あるキヤリヤバー50を受取ることとなる。この際、第
1の移送装置63の移動ブラケット76はキャリャバー
50の支持突部53の下方位置近傍に位置されており、
第1の移送装置63がキャリャバー授受位置に停止され
ると、昇降用駆動源78により移動ブラケット76が上
昇されて走行位置へと移動される。第1の移送装置63
によりキャリャバー50が受取られると、移送装置63
は脱脂用処理槽22の位置まで移動されて停止され、つ
いで移動ブラケット76が下降され、被処理物110が
処理槽22内に浸潰されることとなる。この際、移動ブ
ラケット76が下降されて被処理物110の浸債が適正
な位置になると、キヤリヤバー50の受座54が処理槽
22の両側にある受台28‘こ当藤して支持され、所定
時間この状態が維持されることとなる。一方、移動ブラ
ケツト76はさらに下降されてキャリャバー50から完
全に離れた状態となると移送装置63が走行駆動され、
次の工程位置すなわち第1の水洗用処理槽23の位置へ
と移動されていき、この第1の水洗用処理槽23に既に
浸潰されていた被処理物110をキャリャバー50ごと
引上げ、さらに次の工程位置すなわち酸洗用処理槽24
にこの被処理物110を浸潰させ、空車状態(キャリャ
バ−50を支持していない状態)となって次の工程へと
移動されていく。また、この第1の移送装置63の移動
範囲は本実施例ではこの酸洗用処理槽24までとされて
いる。このようにして酸洗用処理槽24に浸潰された彼
処理物110は第2の移送装置64によりキャリャバー
50と共に引上げられ、次の第2の水洗用処理槽25,
中和用処理槽26へと順次移送され、ついには第2図中
実線で示される搬出部27へと移送されて搬出側キャリ
ャバー移動装置90の移動台92へと受濃される。
この移動装置90に渡されたキャリャバー5川まプッシ
ヤシリンダ93の作動により、第2図中鎖線位置へと移
動され、ここで人手によりあるいは自動的に吊下げレー
ル13へと移動される。上述の第1,第2の移送装置6
3,64の動きを第6図に基づいてさらに詳述する。
第1,第2の移送装置63,64が自動的に運転される
起動時あるいはサイクルの始期においては、第1の移送
装置63は第1の水洗用処理槽23の位置にあり、第2
の移送装置64は搬出部27の位置にあってそれぞれ空
車状態(キヤリヤバー50を支持していない状態)にあ
る。
この状態で起動ボタンが押されあるいはサイクルが開始
されると、第1の移送装置63は搬入されたばかりの被
処理物110が吊下げられたキヤリヤバ−50を引上げ
、脱脂用処理槽22へと運んで浸潰させ、自身は再び空
軍状態となって第1の水洗用処理槽23に移動され、前
回のサイクルで既に水洗用処理槽23に浸潰されていた
被処理物110を引上げ、酸洗用処理槽24へと運んで
浸潰させ、自身は空車状態となって再び搬入部21へと
移動されて所定時間待機状態とされる。一方、第2の移
送装置64‘ま搬出部27から酸洗用処理槽24の位置
まで移送され、前回のサイクルで既に酸洗用処理槽24
に浸潰されていた被処理物110を引上げ、第2の水洗
用処理槽25へと運んで浸潰させたのちすぐに引上げ、
そのまま中和用処理槽26へと移動される。
この際、第2の水洗用処理槽25で浸積が長く行なわな
いのは酸洗いされた被処理物11川こ錆が発生するのを
防止するためである。中和用処理槽26へ移動された第
2の移送装置64は、ここで運んできた被処理物110
を中和用処理槽26内に浸潰させ、自身は空軍状態とな
って搬出部27へと移動され、既に被処理物110を吊
下げレール13側に搬出されて空の状態となったキャリ
ャバー50を支持して第1の水洗用処理槽23まで移動
され、ここに空のキャリャバ−50を置き、自身は空軍
状態となって中和用処理槽26に移動され、ここで所定
時間待機したのち先刻中和用処理槽26に浸潰した被処
理物110を引上げ、搬出部27に移動され、この被処
理物110を搬出側キャリャバー移動装置90へと受渡
し、自身は空車となって前述のサイクルを繰返すことと
なる。また、搬入位置で待機されていた第1の移送装置
63は、第2の移送装置64により第1の水洗用処理槽
23に空のキヤリヤバー50が運ばれてくると、第2の
移送装置64の搬出部側への移動後少しの時間、例えば
2秒位のちに第1の水洗用処理槽23へ移動され、ここ
で空のキャリャバー50を受取り、再び搬入部21へ移
動されて空のキャリャバー50を搬入側キセリャバー移
動装置80へと受渡し、自身は空車状態となって脱脂用
処理槽22に移動される。ここで先刻脱脂用処理槽22
内に浸潰した被処理物110を引上げ、第1の水洗用処
理槽23に移動されて彼処理物110を浸潰させ、自身
は空車状態となって再び前述のサイクルを繰り返すこと
となる。また、搬入用キャリヤバー移動装置80に渡さ
れた空のキヤリヤバー50はプツシャシリンダ83の縮
少方向への作動により吊下げレール12の延長線上に位
置され、次の被処理物110の搬入に備えられることと
なる。前記防錆前処理装置20から吊下げレール13側
に送り出された彼処理物110は、第1図に示されるよ
うに、水切乾燥炉32で乾燥されたのち、マスキング作
業台33の位置に移送され、モルタルによる被覆を行な
ってはならない部分、例えば他パネルとの接続面あるい
はねじ形成部等に粘着テープが貼られて被覆され、第2
のトラバーサ34へと移送される。
このトラバーサ34へ移送された被処理物110は、ト
ラバーサ34により吊下げレール14の位置へ移送され
、吊下げレール14へ移致される。吊下げレール14へ
移載された被処理物110は、自動操作されている防錆
処理槽36へと移送され、ここでモルタル液中に浸潰さ
れて全面にモルタル被覆が行なわれ、防錆乾燥室37へ
と移送される。
この防錆乾燥室37へ移送された被処理物11川ま間欠
移動されている移動レール40に移教されて乾燥室37
の一側から他側へと移送され、ここで再処理の必要なも
のは再処理用コンベヤ15を経て第2のトラバーサ34
へ戻され、再び吊下げレール14へ送られて防鏡前処理
槽36へと移送され、再度モルタルによる被覆がなされ
、一方、再処理の必要のないものは完成品コンベヤ16
側へ移送される。完成品コンベヤ16へ送られた被処理
物110は第3のトラバーサ43を経て吊下げレール1
7へ移戦され、マスキング除去作業台44の位置で前記
マスキング作業台33で貼付された粘着テープ等が剥が
され、リフタ付きのトラバーサ45へと移送され、車輪
付吊具100がはずされるとともに、被処理物110の
みがこのトラバーサ45により次工程へと搬出されるこ
ととなる。
上述のような本実施例によれば、防錆前処理装直におい
て、2台の移送装置63,64を用いるとともに、複数
のキャリャバー50を用いて各処理槽22〜26の処理
時間の相違を考慮しながら最適な前処理操作を行なえる
から、作業能率を向上でき、かつ、処理工程の変更も各
移送装置63,64の運転プログラムの変更だけで対応
でき、汎用性をもたせることができる。
また、被処理物110の搬入部21及び搬出部7にそれ
ぞれキャリャバー移動装置80,90が設けられている
から、第1,第2の移送装置63,64の移動中に被処
理物110の搬入あるいは搬出を行なえるから、この点
からも作業能率を向上できる。さらに、防錆前処理装置
20を含む防錆処理システムは、適宜な位置に第2,第
3のトラバーサ34,43を用いることにより、ライン
をジグザグ状に配置されているから、少ないスペースで
効率よく作業を行なうことができる。なお、実施にあた
り、防錆前処理装置20の処理槽22〜26の数及び処
理内容は前記実施例と異なるものでもよく、かつ、2台
の移送装置63,64によるキャリャバー50の移送は
第6図のタイムチャートと全く異なるものでもよい。
また、キャリャバー移動装置80,90は必ずしも設け
なくともよく、この場合は移送装置63,64が搬入部
21あるいは搬出部27において吊下げレール12から
あるし、は吊下げレール13へ直接被処理物110を搬
入しあるいは搬出するようにしてもよい。しかし、前記
実施例のようにすれば、移送装置63,64を効率よく
使えるという利点がある。さらに、移送装置63,64
,移動装鷹80,90,キャリャバー50の本数、その
他の装置の構成は前記実施例に限定されるものではなく
、他の構成でもよく、例えば移送装置63,64は、移
動ブラケット76の構造を変更してキャリャバー50を
2本以上同時に搬送できるものとしてもよい。上述のよ
うに本発明によば、作業能率がよくかつ汎用性の高い防
錆前処理装置を提供できるという効果がある。
図面の簡単な説明第1図は本発明に係る防錆前処理装置
の一実施例を含む防錆処理システムの概略構成を示す平
面図、第2図は本発明の防錆前処理装置の−実施例を示
す拡大平面図、第3図はその断面図、第4図は防錆処理
システムに用いられる車輪付吊臭の一部を切欠いた正面
図、第5図はその側面図、第6図は本実施例の動作の一
例を示すタイムチャートである。
20・・・・・・防錆前処理装置、21・・・・・・被
処理物搬入部、22〜26……処理槽、27・…・・被
処理物搬出部、50・・…・キャリャバー、63,64
..・・.・第1,第2の移送装置、71・・・・・・
フレーム、75・・・・・・ガイド支柱、76・・・・
・・移動ブラケット、77・・・・・・連動機構、78
・・・・・・昇降用駆動源、80,90・・・・・・搬
入側及び搬出側キャリャバー移動装置、100・・・・
・・車輪付吊具、110・・・・・・被処理物。
第1図第2図第3図 第4図 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 酸洗、水洗等の複数の処理槽と、これらの処理槽の
    一側において設けられた被処理物搬入部と、前記複数の
    処理槽の他側において設けられた被処理物搬出部と、前
    記被処理物搬入部に搬入されてくる被処理物を支持可能
    にされこの被処理物と一緒に被処理物搬出部まで移送さ
    れる複数のキヤリヤバーと、前記被処理物搬入部から複
    数の処理槽の所定位置まで移動可能にされるとともに前
    記キヤリヤバーの1もしくは複数を支持しかつこのキヤ
    リヤバーを上下動させる昇降機構を有する第1の移送装
    置と、前記複数の処理槽の所定位置から被処理物搬出部
    まで前記第1の移送装置の移動範囲と一部が重複して移
    動可能にされるとともに前記キヤリヤバーの1もしくは
    複数を支持しかつこのキヤリヤバーを上下動させる昇降
    機構を有する第2の移送装置とを具備したことを特徴と
    する防錆前処理装置。
JP56082712A 1981-05-30 1981-05-30 防錆前処理装置 Expired JPS6012428B2 (ja)

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JP56082712A JPS6012428B2 (ja) 1981-05-30 1981-05-30 防錆前処理装置
US06/320,627 US4421130A (en) 1981-05-30 1981-11-12 Corrosion protection pretreating apparatus
DE19813147695 DE3147695A1 (de) 1981-05-30 1981-12-02 Anlage zur korrosionsschutz-vorbehandlung

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JP56082712A JPS6012428B2 (ja) 1981-05-30 1981-05-30 防錆前処理装置

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JPS6012428B2 true JPS6012428B2 (ja) 1985-04-01

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US4421130A (en) 1983-12-20
DE3147695A1 (de) 1982-12-16
JPS57198274A (en) 1982-12-04

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