JPH01116009A - 含浸製品の製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、鋳造品、焼結品等の有孔性物体の有孔部に含
浸液を含浸せしめて、該物体の特性の向上を図るに好適
な、特に生産性の向上の観点から好ましい含浸製品の製
造装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来、鋳造品、焼結品等の有孔性物体の有孔部に含浸液
を含浸せしめて該物体の特性の向上たとえば鋳造品等に
存在するピンホール等の粗密部分に有機系のモノマー含
浸液を含浸せしめ前記粗密部分を該含浸液にて充填固着
せしめて均質化を図るに際しては、被処理物体の含浸液
の浸透の難易等から回分的操作が採られるのが一般的で
あり、より好適なものとして２連含浸槽を用い、第１含
浸槽で含浸処理、第２含浸槽で真空引き処理を行った後
、第２含浸槽で含浸処理、第１．含浸槽で真空引き処理
を行う如く、真空引き処理および含浸処理を前記両含浸
槽を交互に交換して行うもの、かかる操作を３連含浸槽
を用いて行うものなどの改良含浸装置が開示されている
（特開昭６０−５４２７５号公報、同６゜−５４２７６
号公報）。また、回分操作の変形として、含浸タンク、
液切機洗浄槽、熱硬化槽などの配置に工夫をこらした有
孔物体の完全自動連続含浸装置、すなわち、自由端にバ
スケット自動着脱機構が装着しである昇降旋回フレーム
と旋回可能なモノボールと前記フレームの昇降及び旋回
機構とから成るモノボール旋回リフトを中心として載荷
及至脱荷ゾーン、含浸、液切り、水洗、熱硬化、水切り
等の各処理槽を同一円周上に設置し、前記リフトの昇降
及び旋回連動により含浸装置に必要な被処理物の移動を
行うように構成した、完全自動連続含浸装置も開示され
ている。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記、回分的な含浸装置は、改良案にしても含浸液の浸
透の難易の異なる被処理物体を扱う場合には、含浸製品
の生産性向上については実質的に含浸操作に律速段階を
有し、改善の余地がないという問題点をもっている。

本発明は、かかる実情に鑑みて、複数個の含浸槽を用い
て、前記被処理物体への含浸液の浸透の難易に起因して
生ずる生産性改善への問題点を排除し得たより好適な有
孔性物体の含浸製品の製造装置を提供せんとするもので
ある。

［問題点を解決するための手段］ 上記技術的課題を解決するために本発明は次のような構
成を保用した。すなわち、本発明の含浸製品の製造装置
は複数個が並列的に配列されてなり、被処理品が収容さ
れ含浸操作が行われる横型含浸槽と該各含浸檀へ被処理
品を供給し、搬入するための搬入手段と前記処理品を前
記含浸槽から取出し次工程へ搬送するための搬出手段を
具備する含浸部並びに前記処理品表面に付着せる含浸液
を除去するための洗浄部並びに前記処理品の有孔部に含
浸せる含浸剤を硬化するための硬化部とを備え、かつ前
記各部が直列に配置されてなり、さらに該各部門間を搬
送するための搬送手段が設けられてなることを特徴とし
ている。

［作　用］ 並列的に配設された複数個の横型含浸槽は、含浸処理時
間の異なる被処理品を収容し含浸処理し該処理が終了し
た含浸部は、逐次搬出手段で搬出されて前記含浸槽に続
いて設けられた一系列の一連の後処理設備で順次処理さ
れる。前記含浸槽が横型含浸槽であることが被含浸品の
核種への搬入を処理後の含浸部の核種からの搬出に継続
して同時に行うことを可能とし、その上前記並列的に配
設された含浸槽は、前記含浸部を任意の含浸槽から搬出
することを可能として、前述の被処理品の異なる含浸処
理時間に好適に対応し得て、生産性の向上をもたらす。

［実施例］ 次に、第１図及び第２図に示されている一実施例により
本発明の含浸製品の製造装置を詳細に説明する。

第１図は、本発明の含浸製品の製造装置の概略平面図で
あり、第２図は該装置の概略側図面である。

１は、並列に配設された横型含浸槽がある。

該含浸槽は、第１図では、８基設けられており各含浸槽
の大きさは、含浸処理すべき被処理品の大きさを考慮し
、目的に応じた大きさの含浸槽が選定され、各種の大き
さは均一であることを必要としない。該各種ｌの両端部
には、密閉５Ｉ１１６．１７が開閉自在に装着されてい
る。図示しないが含浸槽上部には、真空ポンプおよび空
気圧縮機が開閉弁を介して、接続されている。前記含浸
槽１の下部に含浸液の貯溜槽が開閉弁を介して連結され
ており、また該含浸液を冷却させたり加熱させたりする
ための冷却手段および加熱手段が付設されている。さら
に前記横型含浸槽下部に被処理品を胴長方向へ移行せし
めるローラー等の移送手段が設けられており該横型含浸
槽の間外側方向にコンベア等の搬送手段が移動可能に設
けられている。該搬送手段は、前記密閉扉の開放時に前
記移送手段の両端に接続される。含浸槽１が横型含浸槽
であることは竪型含浸槽に比し、被処理品の含浸槽内へ
の搬入を処理後の含浸部の該含浸槽からの搬出に継続し
て同時に行うことができる点において、生産性の向上に
寄与し得ること、前記被処理品の搬入および処理後の含
浸品の搬出をより容易に機械化し得ること等の観点から
より好適である。

各含浸槽１の前後には、被処理品の供給コンベア４、含
浸処理品の搬送コンベア５が前記含浸槽に付設された搬
送手段、移送手段等からなる搬入装置２および搬出装置
３とともに被処理品の供給、搬入、搬出、移送等の操作
を行うべく設けられている。被処理品の種別如何により
、含浸時間が大幅に異ること、前記種別による含浸以降
の洗浄工程等の各工程の所要時間の差異が、前記含浸工
程における所要含浸時間の差異と比し、小さいこと等に
関連して、含浸槽を複数個並列的に配設することにより
含浸槽への装入順序でなく、含浸操作終了順序で被処理
品を含浸槽より搬出し、次工程へ移送することが可能と
なり、後述する如く、前記含浸工程に次いで直列に洗浄
部、硬化部等を連設されているので生産性向上のための
障害が排除されて、本発明の含浸製品の製造装置は、顕
著な生産性の向上をもたらす。

第１図において６は、次工程へ搬送するためのトロリー
コンベアへの移載装置であり７は水洗装置、８はフロン
洗浄装置、９は漬浸硬化装置である。第２図に示す如く
トロリーコンベア１５で直列に配設された前記各装置間
を被処理品は搬送され洗浄、硬化の各処理を受けて、含
浸製品として移載装置１３によって搬出コンベア１４に
移載されて搬出されるべく前述の各装置が設けられてい
る。

［発明の効果コ 本発明は、上記の構成により被処理品の含浸処理時間の
差異に起因して、複数種の被処理品を順次処理する際に
存する生産性向上への障害が排除された顕著に生産性の
改善がはかられた含浸製品の製造装置となっている。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明の実施態様を例示し、第１図は、含浸製
品の製造装置の概略平面図であり、第２図は該装置の概
略側面図である。 （１）含浸槽 （２）搬入装置 （３）搬出装置 （４）供給コンベア装置 （５）搬送コンベア装置 （６）　（１３）移載装置 （ア）水洗装置 （８）フロン洗浄装置 （９）温浸硬化槽 （１０）　（１１）　（１２）水切装置（１４）搬出コ
ンベア装置 （１５）　　トロリーコンベア （１６）　（１７）密閉扉

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数個が並列的に配設されてなり、被処理品が収
   容され含浸操作が行われる横型含浸槽と該各含浸槽へ被
   処理品を供給し、搬入するための搬入手段と前記処理品
   を前記含浸槽から取出し次工程へ搬送するための搬出手
   段を具備する含浸部並びに前記処理品表面に付着せる含
   浸液を除去するための洗浄部並びに前記処理品の有孔部
   に含浸せる含浸剤を硬化するための硬化部とを備え、か
   つ前記各部が直列に配置されてなり、さらに該各部門間
   を搬送するための搬送手段が設けられてなる含浸製品の
   製造装置。