JP2906091B2 - 表面処理方法及び表面処理装置 - Google Patents

表面処理方法及び表面処理装置

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JP2906091B2 JP12816391A JP12816391A JP2906091B2 JP 2906091 B2 JP2906091 B2 JP 2906091B2 JP 12816391 A JP12816391 A JP 12816391A JP 12816391 A JP12816391 A JP 12816391A JP 2906091 B2 JP2906091 B2 JP 2906091B2
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車車体等のワーク
を自走式ハンガに吊持して搬送する処理ラインに沿って
複数の処理ステーションを設け、各処理ステーションに
配置した処理槽に各ワークをその搬送を停止した状態で
各ハンガに吊持したまま入槽するように構成したバッチ
式の表面処理装置を用いてワークの表面処理を行う方法
及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】バッチ式の表面処理装置では、時間のか
かる処理工程によってライン全体のタクトタイムが決ま
ってしまい、タクトタイムの短縮が困難になる不具合が
ある。かかる不具合を解消するため、処理時間を他の処
理ステーションに比し長く必要とする電着塗装等の処理
ステーションに配置する処理槽を搬送方向に幅広く形成
し、ワークを処理槽に入槽後ハンガの移動でワークを液
中搬送して、このワークの処理時間内に次のワークを処
理槽に入槽し、タクトタイムの短縮を図るようにしたも
のが特開平3−2397号公報により知られている。
又、特開平1−135560号公報により、処理時間が
長くかかる処理ステーションに同一の処理槽を複数個並
設し、各処理槽にワークを入出槽する昇降装置を設ける
と共にハンガを隣接する処理ステーション間で往復動す
るシャトル型に構成し、ワークをハンガから所定の処理
槽の昇降装置に受渡して該処理槽に入槽した後、次のワ
ークを別の処理槽の昇降装置に受渡して該処理槽に入槽
し、複数の処理槽で併行して処理を行い得られるように
してタクトタイムを短縮するものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記後者の従来技術で
は、各処理槽に昇降装置を設けてこれとハンガとの間で
ワークの受渡しを行わねばならず、構造が複雑になると
共にワークの受渡しのための制御が複雑になり、ワーク
をハンガに吊持したまま処理槽に入出槽する前者の従来
技術の方がコスト的には有利である。然し、前者の従来
技術の如くワークを液中搬送すると、処理状態の管理が
行いにくくなり、特に電着塗装工程でワークの液中搬送
を行うと、槽内電極を効率良く配置できなくなって、処
理時間の増加や品質低下を招く不具合がある。本発明
は、以上の点に鑑み、ワークをハンガに吊持したまま処
理槽に入出槽し、而もワークを液中搬送することなくタ
クトタイムを短縮し得るようにした表面処理方法及び装
置を提供することをその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、ワークを自走式ハンガに吊持して搬送する処
理ラインに沿って複数の処理ステーションを設け、各処
理ステーションに配置した処理槽に各ワークをその搬送
を停止した状態で各ハンガに吊持したまま入槽するよう
に構成したバッチ式の表面処理装置を用いてワークの表
面処理を行う方法において、処理時間を他の処理ステー
ションに比し長く必要とする所定の処理ステーションに
同一の処理槽を複数個並設すると共に、該所定の処理ス
テーションの前後に待機ステーションを設け、該所定の
処理ステーションに前段の待機ステーションから複数の
ワークを同時に搬送して各ワークを該所定の処理ステー
ションの各処理槽に入槽し、所定の処理時間経過後にこ
れらワークを同時に該各処理槽から出槽させて後段の待
機ステーションに搬送し、該後段の待機ステーションか
らワークを1個宛次の処理ステーションに搬送するよう
にしたことを特徴とする。
【0005】
【作用】所定の処理ステーションの各処理槽に各ワーク
を入槽して表面処理を行っている間に、該処理ステーシ
ョンの手前の処理時間の短い処理ステーションで処理さ
れたワークが前段の待機ステーションに順次搬送され、
該待機ステーションに複数のワークがストックされる。
そして、所定の処理ステーションでの処理時間が経過し
たとき、該処理ステーションの各処理槽からワークを出
槽させて、これらワークを後段の待機ステーションに搬
送し、同時に前段の待機ステーションにストックされて
いた複数のワークを所定の処理ステーションに搬送して
各処理槽に入槽する。後段の待機ステーションに搬送さ
れた複数のワークは、次の処理ステーションでの先行す
るワークの処理が済む度に1個宛当該次の処理ステーシ
ョンに搬送され、所定の処理ステーションでの処理時間
が経過して該処理ステーションから後段の待機ステーシ
ョンに複数のワークを搬送する際には、該待機ステーシ
ョンに待機していた最後のワークが次の処理ステーショ
ンに搬送され、該待機ステーションが空になって所定の
処理ステーションからのワーク搬送を支障なく行い得ら
れる。このようにして、所定の処理ステーションでの処
理に時間がかかっても、処理時間の短い他の処理ステー
ションでの処理時間に合わせたタクトタイムでワークの
表面処理を行い得られる。尚、後段の待機ステーション
での待機中に、その手前の前記所定の処理ステーション
で用いた処理液がワークに付着したまま乾燥してむらに
なることがあり、そこで当該待機ステーションで待機中
のワークに水を噴霧してワークの乾燥を防止することが
望ましい。
【0006】
【実施例】図1を参照して、1は処理ライン上に設けた
ハンガコンベアを示し、該コンベア1のコンベアレール
2に沿って自走する各ハンガ3に索条3aを介して自動
車車体等のワークWを昇降自在に吊持させ、処理ライン
に設けた複数の処理ステーションの各々で各ハンガ3を
停止させ、ワークWを各処理ステーションに配置した処
理槽4にハンガー3に吊持したまま入槽するようにし
た。図示されている処理ステーションは、電着ステーシ
ョンS1と、その後段側に前後5段に設けた水洗ステー
ションS2…S6であり、電着ステーションS1の前段
側には化成処理されたワークを水洗する図示しない処理
ステーションが設けられている。
【0007】電着ステーションS1での処理には、各水
洗ステーションS2…S6の処理時間の約3倍程度の時
間がかかり、そこで電着ステーションS1に3個の処理
槽4を並設し、更に電着ステーションS1の前後に夫々
3台のハンガ3を待機可能な待機ステーションT1、T
2を設けた。そして、前段の待機ステーションT1から
3台のハンガ3を同時に電着ステーションS1に移動し
て、該ステーションS1の各処理槽4に該各ハンガ3に
吊持されるワークWを入槽し、電着のための所定の処理
時間が経過したところで各ワークWを各処理槽4から出
槽させて、図2(a)に示すように3台のハンガ3を同
時に後段の待機ステーションT2に移動し、一方、電着
処理中に前段の待機ステーションT1にその前段の処理
ステーションから移動して待機していた3台のハンガ3
を電着ステーションS1に移動して、次の電着処理を開
始する。後段の待機ステーションT2には、3個の空の
槽5が並設されており、各ハンガ3に吊持されるワーク
Wを該各槽5に入槽させ、該待機ステーションT2での
待機中に槽5内でワークWに図示しない噴霧器により水
を噴霧してワークWの乾燥を防止し、電着ステーション
S1での処理時間中に水洗ステーションS2…S6での
タクト送りに合わせてこれらハンガ3を図2(b)
(c)に示すように待機ステーションT2から1台宛水
洗ステーションに移動する。
【0008】尚、図示の実施例では、待機ステーション
T2において前位のハンガ3の水洗ステーションS2へ
の移動に合わせて後位のハンガ3を前につめるようにし
たが、後位のハンガ3をそのままの位置で待機させるよ
うにしても良い。又、電着ステーションS1でのワーク
の出槽タイミングと他の処理ステーションでのワークの
出槽タイミングとが合致している場合には、各待機ステ
ーションT1、T2のスペースをハンガ3の2台分のス
ペースに狭め、前段の待機ステーションT1に待機させ
た2台のハンガを電着ステーションS1に移動する際
に、その前段の処理ステーションに居たハンガを待機ス
テーションT1で停止せずに直接電着ステーションS1
に移動し、一方、電着ステーションS1に居た3台のハ
ンガのうち最前位のハンガを後段の待機ステーションT
2で停止せずに、直接水洗ステーションS2に移動し残
りの2台のハンガを後段の待機ステーションT2に移動
待機させるようにしても良い。
【0009】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1、3の発明によれば、ワークをその搬送を停止した状
態でハンガーに吊持したまま処理槽に入槽するバッチ式
の表面処理装置を用いることで設備費の削減や品質の安
定化を図れ、且つバッチ式の表面処理装置を用いても処
理に時間のかかる処理工程に制約されることなくタクト
タイムを短縮でき、更に請求項2の発明によれば、後段
の待機ステーションで待機するワークの乾燥を防止し
て、ワークに付着残留する処理液に起因した処理むら等
の発生を防止できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明措置の一例の側面図
【図2】 同図(a)(b)(c)はワークの動きを示
す図1に対応する側面図
【符号の説明】
W ワーク S1 電着ステーション(所定の処理ステーション) T1 前段の待機ステーション T2 後段の待機ステーション 3 ハンガ 4 処理槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C25D 13/00 C25D 17/00 C25D 17/06 C25D 19/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを自走式ハンガに吊持して搬送す
    る処理ラインに沿って複数の処理ステーションを設け、
    各処理ステーションに配置した処理槽に各ワークをその
    搬送を停止した状態で各ハンガに吊持したまま入槽する
    ように構成したバッチ式の表面処理装置を用いてワーク
    の表面処理を行う方法において、処理時間を他の処理ス
    テーションに比し長く必要とする所定の処理ステーショ
    ンに同一の処理槽を複数個並設すると共に、該所定の処
    理ステーションの前後に待機ステーションを設け、該所
    定の処理ステーションに前段の待機ステーションから複
    数のワークを同時に搬送して各ワークを該所定の処理ス
    テーションの各処理槽に入槽し、所定の処理時間経過後
    にこれらワークを同時に該各処理槽から出槽させて後段
    の待機ステーションに搬送し、該後段の待機ステーショ
    ンからワークを1個宛次の処理ステーションに搬送する
    ようにしたことを特徴とする表面処理方法。
  2. 【請求項2】 後段の待機ステーションで待機中のワー
    クに水を噴霧してワークの乾燥を防止することを特徴と
    する請求項1に記載の表面処理方法。
  3. 【請求項3】 ワークを自走式ハンガに吊持して搬送す
    る処理ラインに沿って複数の処理ステーションを設け、
    各処理ステーションに配置した処理槽に各ワークをその
    搬送を停止した状態で各ハンガに吊持したまま入槽する
    ように構成したバッチ式の表面処理装置において、処理
    時間を他の処理ステーションに比し長く必要とする所定
    の処理ステーションに同一の処理槽を複数個並設すると
    共に、該所定の処理ステーションの前後に、該所定の処
    理ステーションに設ける処理槽の数より1つ少ない数以
    上の台数のハンガを待機可能な待機ステーションを設け
    たことを特徴とする表面処理装置。
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