JPH0290964A - 吊ビームを用いる塗装プロセス装置 - Google Patents

吊ビームを用いる塗装プロセス装置

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JPH0290964A
JPH0290964A JP23907588A JP23907588A JPH0290964A JP H0290964 A JPH0290964 A JP H0290964A JP 23907588 A JP23907588 A JP 23907588A JP 23907588 A JP23907588 A JP 23907588A JP H0290964 A JPH0290964 A JP H0290964A
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rail
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Noboru Watanabe
登 渡辺
Takashi Iritani
入谷 隆
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Nippon Light Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は被塗装物を連続的に塗装するための塗装プロセ
ス装置及びそれに用いる吊ビームに関し、特に建材の静
電塗装プロセス装置用として好適なものである。
(従来の技術) アルミニウム合金の押出形材やパネル材などによる金属
の建材が広く使用されているのは周知の通りである。こ
の金属の建材もカラー化ぎれている。最近、特にカラー
の多様化が進められ、様々な色彩を施されたものが出現
している。アルミニウム合金の形材の場合、カラー化は
金属塩浴による電解着色法が用いられてきたが、カラー
の多様化に対応させるために塗装も検討されている。
建材は幅の狭い長尺物が多く、また、カーテンウオール
のように幅の広いものもある。これらを能率良く処理す
るために、従来の電解着色の場合は、吊ビームに多数の
建材を吊り、その吊ビームの両端を支えて移動するクレ
ーンによって搬送させながら行なっていた。このクレー
ンは、吊ビームを上下方向にも移動させることができ、
吊り下げた建材を処理すべき槽へ下ろして浸漬し、処理
終了後引き上げて次の槽へ運ぶようになっている。すな
わち、従来は吊ビームを平行に保ったまま吊ビームの長
手方向と直角な方向へ移動させていた。
しかし、塗装の場合には、塗料に浸漬させる塗装方法の
場合は別にして、エアスプレーや刷毛塗り方式で塗装す
るとすると、能率良く連続的に塗装するには搬送中に塗
装することが望ましいので、吊ビームをその長手方向に
搬送させ、搬送中の建材に横からスプレー等で塗装させ
る構成としなければならない。
上記吊ビームに吊り下げた建材を連続的に塗装する方法
では、例えば7〜lOmの長さの吊ビームを長手方向に
搬送させながら、吊ビームへの被塗装物の取付工程、脱
脂工程、塗装下地処理工程乾燥工程、塗装工程、焼付工
程、冷却工程、吊ビームからの被塗装物の取外し工程な
どの各工程の処理を順次行なう静TL塗装方式が適用さ
れるが、従来は装置は一直線に並べていた。その長さは
全体で100〜25011にも達する。そのため、工場
の敷地面積が広くなければならないという問題があり、
また、吊ビームへの被塗装物の取付、取外作業が全プロ
セスの前後に長距離離れて行なわれるので、多数の作業
員が必要であるという問題がある。
これに対して例えば自動車の塗装工程においては、特開
昭E12−250958号などにみられるように被塗装
物を搬送させるコンベヤを蛇行させるように連結したも
のもある。しかし、この場合、コンベヤは1木でそれを
蛇行させながら移動させるため、各工程とも同一搬送速
度で搬送される。各処理工程ごとに最適な処理スピード
が異なるのが普通であるのに、同一速度にするため、そ
れぞれ中途半端なレベルで妥協せざるをえなかった。ま
た、多くの建材を吊り下げた長尺の吊ビームを搬送中方
向転換するのはかなりのスペースを必要とし、この間塗
装の各工程を連続的に処理することは困難であるので、
工場に無駄なスペースが増える。
(発明が解決しようとする課題) 本発明はこのような問題を解決するためになされたもの
で、能率良く塗装することができ、かつ、工場敷地を効
率良く使用することができる塗装プロセス装置及びそれ
に使用する吊ビームを提供することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) そのため、未発明は少なくとも塗料を塗布する塗装ライ
ンと塗布した塗料を焼付するための焼付ラインとを分離
し、そのライン中の吊ビームの搬送をそれぞれ別々の搬
送手段によって行なわせるようにしたことを基本とする
ものである。すなわち、吊ビームに吊り下げられた被塗
装物に塗料を塗1r5する塗装ライン中で吊ビームを直
線的に移動させる第1搬送手段と、焼付ラインで吊ビー
ムを移動ごせる第2搬送手段とを互いに独立したものと
し、第2搬送手段を第1!f2送手段と平行に並べると
ともに、第1搬送手段の搬送方向と逆方向へUターン搬
送させるようにしたものである。
そのため、本発明は、第1及び第2搬送手段を鰭 り記のよフするとともに、更に第1搬送手段と第2搬送
手段を連結するように設けられた第2ストックヤードに
第1WJ、送手段の搬送終点から第2搬送手段の搬送開
始点へ吊ビームを移送させる第2移送手段を設け、かつ
、この第2移送手段の前後端の第1搬送手段から第2移
送手段へ吊ビームを移載させる位置、及び第2移送手段
から第2搬送手段へ吊ビームを移載させる位置にそれぞ
れ移載手段を設けて略U字形プロセスライン構成とした
ものである。
これらの構成を機能させるため、被塗装物を吊下げる吊
ビームの上部に走行ローラとドー2クピンを主要素とす
る移送ユニットを配設し、搬送と走行とを円滑に行なわ
せる。なお、移送ユニット数は吊ビームの長さに応じて
2〜3体配設され、その場合ドックピンはその中の一体
のみに設ける形態としてもよい、また、吊ビームには所
望により塗料の色替え用識別表示板とか、塗装距離検知
用板とかを付設するのは自由である。
また、塗装の前処理を施すため、及び塗装終了した吊ビ
ームを搬送させるため、前記第1搬送手段の搬送開始点
並びに前記第2搬送手段の搬送終点をも同一搬送径路中
に含み、前記第2移送手段とモ行に吊ビームを搬送する
搬送クレーン手段を設け、略U字形プロセスライン構成
とすることが望ましい。その際も同様に前記搬送クレー
ン手段で運ばれてきた吊ビームを一時的に置いておく第
1ヌトツクヤードから前記第1搬送手段へ、及び第2搬
送手段から導送クレーン手段に運ばせるために一時的に
置いておく第3ストックヤードへ吊ビームを移し換える
移載手段をそれぞれ設け、該移載手段に連接し、各スト
ックヤードで吊ビームを移送させる第1、第3移送手段
をそれぞれ設けることが望ましい。
さらに、前記搬送クレーン手段は、吊ビームの両端を支
えて吊ビームの長手方向と直角方向に移動し、かつ、吊
ビームを昇降させ、かつ、吊ビームを抱えたまま走行す
ることができる門形クレーンを利用すればよく、その場
合、前処理工程、第1移送手段及び第3移送手段でのそ
のクレーンへの吊ビームの蹟載、解載作業領域を全て同
一領域とすることが1台のクレーンを共用する上で望ま
しい、この場合、クレーンの種類は問われないが、例え
ば、実公昭57−57111号公報や特開昭62−40
399号公報などに開示されているようなクレーンを用
いることができる。
さらに、第1fi送手段及び第2搬送手段は吊ビーL・
を移動させる同種のレール構成とすることが望ましい。
すなわち、吊ビームの搬送や通電を行なう搬送レールを
上段に設け、吊ビームの荷重を受けて吊ビームを走行さ
せる走行レールを下段に設けるよう段設する。その場合
、走行レールは、塗装ライン長又は焼付ライン長に対応
した長さとされるが、搬送レールは、吊ビームを走行う
イン上を必要長さ走行させられればよく各ライン長にこ
だわるものではない、また、全体が直線である必要もな
く、所望によりループ状としてもよい。
走行レールにおいては、吊ビームを他の搬送手段に移す
ため、あるいは搬送手段から各移送手段へ引き取るため
、塗装ライン及び焼付ラインの出入口近傍で各移送手段
の位置する部分を吊ビームの移送ユニットの取付個数と
その取付間隔に応じて切断してレール開口部とし、他の
部分から分離させ、それぞれの分離部分に互いに向い合
っている2本のスライドレール部材を互いに近接、離反
させるように移動させるレール開閉手段を配設し、吊ビ
ームを走行レールから外し、又は走行レルに載せること
ができるようにすることが望ましい。
さらに、第1及び第2搬送手段に前記レールを用いて、
かつ、走行レールの端部にレール開閉手段で開閉する部
分を設けたものにおいては、搬送手段から移送手段へ、
逆に移送手段から搬送手段へ吊ビームを移載させる移載
手段は、吊ビームの一端を載せる載置部を上下動させる
ビーム保持部と、このビーム保持部を水平に移動させる
移動部とを有する移載機を前記レール開閉手段に連動す
る下段位置に2体並設し、これらが協働するように連接
させることが好ましい、なお、これらの手段の取付数は
吊ビームへの移送ユニットの取付個数に対応したもので
あり、通常は2体を一組とする態様である。
(作用) 第1搬送手段と第2搬送手段とは平行な二段レール方式
で構成される。そして、第1搬送手段での塗装ライン中
に塗料を塗布する静電塗布手段を配置し、第1搬送手段
で搬送される吊ビームには被塗装物が吊り下げられてい
るので、その搬送の間に被塗装物の表面に塗料が塗布さ
れる。第1搬送手段の終点には移載手段が配置され、こ
の移載手段によって吊ビームはそのままの姿勢で移載手
段に移される。この移載手段によって吊ビームは第2移
送手段へ載せられ、この第2移送手段によって第2搬送
手段の搬送開始点へ運ばれる。その移送手段による移送
速度を調整することにより、その設置箇所が第2ストッ
クヤードの機能を果たすことになる。第2移送手段の後
端には同様に移載手段が設けられているので、これによ
って吊ビームは第21122送手段に載せられる。この
第2搬送手段の搬送方向は第1搬送手段のそれと逆方向
である。したがって、吊ビームは元の方向へ戻るように
搬送される。この間、焼付け手段によって塗料が焼き付
けられ、塗装処理が完了する。
すなわ、ち、本発明においては吊ビームが主ライン間を
略U字状に搬送される。したがって、従来のように全体
を一直線に移動していたものに比し、約半分のプロセス
長さとすることができる。
また、それぞれの搬送手段は互いに独立であるので、そ
れぞれの搬送速度をそれぞれの最適条件に合わせて調整
することができ、それぞれの工程を最良の品質を得るこ
とができる条件で処理することができる。また、塗装作
業後セツティング時間手段への第2移送手段での移送時
間をその時間に当てることができ、時間短縮化が可能で
ある。
さらに、第1搬送手段の搬送開始点と第2搬送手段の搬
送終点とは接近しているので、前処理工程等との連係を
容易になしうる。
すなわち、略P型プロセスライン構成になるように搬送
クレーン手段を第1搬送手段の搬送開始点及び第2搬送
手段の搬送終点を搬送経路に含むように設けると、その
搬送経路中にさらに前処理槽を配置することができ、前
処理から塗装、焼付まで一環した作業を連続的に行なう
ことができる。また、上記搬送クレーン手段を設けるこ
とによって、脱脂処理、塗装下地処理或いは乾燥処理等
の前処理だめの搬送と共に、塗装終了した製品を被塗装
物の前記前処理槽での処理中に槽上を抱えたまま走行し
て作業ヤードに搬送することができる。更に、吊ビーム
から製品を取外す作業を同時並行的に行なうこともでき
るので効率的な操業ができる。
を持つ必要があるが、第1搬送手段から第2搬送(実施
例) 第1図は一実施例の塗装プロセス装置、具体的にはアル
ミニウム合金の建材を塗装するためのもので、下塗りに
常温硬化型塗料を使用し、上塗りに熱硬化型塗料を使用
する塗装プロセス装置の配置図である。各塗装ブースで
は左右から上下動するスプレー塗装ガンにてスプレー塗
装することによって全面塗布するようになっている。
この実施例においては、第1搬送手段1と第2搬送手段
2とが離れて平行に配置5れ、双方の搬送手段の一端部
を連結するように第2移送手段3が第2ストックヤード
Bに配置され、かつ、この第2移送手段3を配置した側
と反対側に、第1搬送手段1の搬送開始点lA及び第2
搬送手段2の搬送終点2Bと交差するように搬送クレー
ン手段4が配置されている。
搬送クレーン手段4は、従来形材の表面処理を施す際に
その形材を吊り下げた吊ビームを移動させるのに用いた
ものと同種の門形クレーン11と、t);1処理槽など
の上段側面に併設されるレール12.12と、図示しな
いクレーン11を自走させる移動手段とによって構成さ
せるものであり、吊ビーム20の両端を把持して平行に
運ぶと同時に、必要に応じて吊ビームを昇降させること
ができるようになっている。要するに搬送クレーン手段
4は吊ビームの両端を保持して上下動でき、かつ、平行
に移動させることができるものならどのような作動形式
のものでもよい。
このレール12.12の間には図面上左端に処理前の被
塗装物をクランプした吊ビーム20を搬送クレーン11
に搭載したり、クレーン11から塗装完了後の被塗装物
を吊り下げた吊ビーム20を解載したりする作業ヤード
13があり、その右側にカセイソーダ液などによる脱脂
処理槽14、水洗槽15.クロム酸化戊皮膜処理溶液な
どによる塗装下地皮膜処理槽16、水洗槽15及び水切
乾僅炉17が連続して並べられており、その前方に前処
理を完了した吊ビーム20を一時的に留め置く第1スト
ックヤードAが設けられている。
吊ビーム20は、例えば第2図に示すように断面菱形の
角材21を主とするもので、その下端に沿って係止板2
2を取り付けである。これらは導電性素材で構成され、
静電塗装のためのプラス電位が搬送レールのチェーンコ
ンベヤを通じて印加されるようになっている。この係上
板22には複数の孔23を穿ってあり、この孔23へ被
塗装物(図示せず)を吊るハンガー24が取り付けられ
ている。角材21の両端部には受ベース25.25が固
定され、かつ、その外側に引掛はビン26.26が取り
付けられている。この引掛はビン26.26は吊ビーム
20をクレーン11で搬送、昇降させるときの安定のた
めのものである。
これらの構造自体は従来形材を電解着色処理するとき等
に使用さる吊ビームと特に変るところはない 本実施例吊ビーム20は、上記構成のほか図示のように
被塗装物を吊り下げる側と反対側、すなわち、使用状態
における上側にローラを含む移送ユニー7ト27.27
を取り付けである。この移送ユニットは2個に限るもの
ではなく、吊ビームの長さに応じて適″N数選択される
。その場合、移送ユニット27の取付個数に応じてレー
ル開閉手段が必要数設けられる。
前記第1ストックヤードAには第1移送手段18と移載
手段19が配設される。この第1移送手段18は、−上
記した吊ビーム20の両側の受ベース25.25を載せ
るように平行に配置した2本のトップローラ付チェーン
コンベヤ18aによって構成されている。乾燥炉17か
らクレーン11で搬送されて来た吊ビーム20は、−旦
この第1移送手段18に積・或される。このt51移送
手段18は、塗装ラインのラインスピードに応じて吊ビ
ームを前進させるように運転され、その間に乾燥後の冷
却がなされると共に、その前進速度に応じたストック機
能が果たされる。このコンベヤ18aの先端の百姓側に
第1ストックヤードAに一時的に置かれた吊ビーム20
を第1搬送手段1へ移す移載手段19を構成する2個の
移JIt、機19a、19aが並列配置されている。
各移載機19aは、第3図に示す通り、二つのエアシリ
ンダや電動シリンダ等のシリンダ体31.32で吊ビー
ム20の端部を載せる載置台33を前進後退並びに上下
動させることができる構造となっている。シリンダ体3
1が前進後退用で、そのピストンロッドの先端に受台3
4を取り付けている。また、シリンダ体32は後述のス
ライドレール部材に吊ビームを引き渡すための昇降用で
受台34に取り付けられている。
受台34の前進後退の案内とするためこれに摺動体35
が取り付けられ、それにシリンダ体31が外接されてお
り、この摺動体35が、フレーム36内の上下に取り付
けられた案内ローラ37.37の間に入れられ、この案
内ローラ間を往復移動するようになっている。安定させ
て前進後退させるためである。
前記シリンダ体31はフレーム36の外側に取り付けら
れ、そのピストンロッドがL型アングル材で受台34に
連結されている。前記受台34には前述のようにシリン
ダ体32が固定され、そのピストンロッドに前記載置台
33が取り付けられている。載置台33はこのシリンダ
体32で昇降させられるものであって、その案内のため
棒状の摺動体39が載置台33に取り付けられ、受台3
4に設けられた図示しない孔を通して蔵置台33の昇降
の案内としている。
この移載手段19は、第1図の第1ストックヤードAの
移送手段18の先端の第1搬送手段lの搬送開始点IA
の近傍に設置されており、そのほか、後述のように第1
搬送手段lの搬送終点IB、第2搬送手段2の搬送開始
点2A及び第2搬送手段2の搬送終点2Bの近傍にも同
一のものが設置されている。
第1搬送手段lは、第4図に示すように上下の平行な腕
41.42の一端側を連結材43で連結したコ字状の断
面形状を有するレール部材44.44をその開放部を対
向させて配置した走行レール45と、その上側に配置し
た搬送レール46内を移動するトロリーチェーンコンベ
ヤ47によって構成されている。このコンベヤ47は、
第1図に示すように搬送開始点IAから搬送終点IBま
では走行レール45と平行して直線状に走行させられ、
それ以外では走行レール45の位置から外れて全体とし
てループを形成させている。
上記搬送手段を用いる本実施例の場合、前記した吊ビー
ム20の移送ユニット27.27は、第4図、第5図に
示すように前記二つのレール部材44の腕42の上を走
行する対のローラ51を前後に二組設け、さらに、その
対のローラ51の間に双方のレール部材44.44の間
に入れるサイドローラ52を有し、かつ、第5図に示す
ように走行レール45にローラ51を入れたときに走行
レール45から上に突出するドックピン53を有する形
状とされている。なお、二つの移送ユニット27.27
のいずれか一方はドックピンを配設しなくても操業に支
障は生じない。
前記第1搬送手段lのトロリーチェーンコンベヤ47に
は、前記ドックピン53に引掛けて吊ビーム20を搬送
させるためのコンベヤドック54が取り付けられている
。このチェーン中のコンベヤドック54を設置したドッ
ク取付部55は、搬送レール46内を回転して進む2個
のローラからなるガイドローラ56が一定間隔離れて二
組チェーン47を切った間に取り付けられ、そのガイド
ローラの間に水平状態で回転する押えローラ57が取り
付けられている構成である。そのドック取付部55のい
ずれかのガイドローラ56の取付軸に共通に取り付けら
れた支持板58にコンベヤドック54が揺動自在に取り
付けられている。
コンベヤドック54は、先端部54aが鉤状に成形され
、その鉤状の先端部54aでドックピン53の先端部5
3aを引掛けて吊ビーム20を搬送させるものである。
すなわち、コンベヤドック54がドックピン53に引掛
かると、チェーンコンベヤ47の移動によって押されて
吊ビーム20が前進させられる。ローラ51の回転で走
行レール45に沿って移動する。サイドローラ52が双
方のレール部材44.44の間に挿入されているので、
搬送中の吊ビーム20及びそれに吊られた被塗装物の揺
れを少なくすることができる。
また、第1搬送手段lの搬送終点IBにおいては、コン
ベアドック54をドック開放プレートで回転させてドッ
クピン53との引掛りを解除させ、吊ビームのそれ以上
の前進を抑制するようにする。
第1図に示すように、この第1搬送手段の搬送経路中に
塗装ラインの各工程が配置される。常温硬化型下塗り塗
料を使用する本実施例においては、図示のように下塗り
、定着、上塗り及び補正塗装の各工程が配置されている
。これらの塗装工程はこれに限定されるものではなく、
塗料の種類や期待する塗膜特性によってそれに必要な各
工程を付加配置する。なお、補正塗装とは作業員が目視
して塗装むらを修正する工程を意味する。
塗装効率を高めるため本実施例は、静電塗装方式を採る
が、そのため塗装ガンにマイナスの電位を印加し、搬送
レールのチューンコンベヤ側をアースすることによって
被塗装物側を塗装ガンに対してプラスとする電気回路を
設けている。
さらに、塗装ラインへの吊ビームの給送に先立って、吊
ビームへの被塗装物の吊下げ状態を検知し、七れによっ
て塗装ガンの塗装吹付け動作領域を指令するため、例え
ば光学式吊下げ検知装置5を塗装ラインの入口に設け、
これによって塗装ガンの動作の自動化を図ることができ
る。
さらに、全ての塗料が焼付硬化型塗料を使用するときは
、塗装ラインと焼付ラインとを繰り返し通過させる操業
方式で対応させることができる。
第2移送手段3は、第2ストックヤードBにあり、第1
ストック−ヤードAと同様の2本のトップローラ付チェ
ーンコンベヤ18a、18aによって構成される。この
第2移送手段3では、移載機から塗布完了後の吊ビーム
20を引き取った後。
焼付ラインスピードに応じて吊ビームを前進させる。こ
れにより塗装後のセツティング機能とラインスピードの
調整用のストック機能が果たされる。前述のようにこの
コンベヤ18a、18aの両端部のそれぞれの外側に移
載手段としての前述した移載機19a、19aが二組づ
つ配置されている0図面上左側のものは第1搬送手段1
の搬送終点IBから吊ビームを引き取った後、降下し、
さらに後退して第2移送手段3へ移すためのものである
。右側のものは、第2移送手段3から吊ビームを前進さ
せ、第2搬送手段の搬送開始点2Aへ上昇し、走行レー
ルへ移載するためのものである。
第2Wl送手段2は、第1搬送手段lと同様に二段レー
ル構造ではあるが、本実施例はループ状の搬送レール4
6方式をタクト搬送手段60に替えている。もちろん、
第1搬送手段lと同じループ状の搬送レール46を用い
てもよいが、タクト搬送手段60を用いることによって
、バッチ式操業が好ましい焼付工程に適合させるととも
に、吊ビーム20の第2搬送手段2から第3移送手段8
0への移載・移送(バッチ方式となる)を円滑に行なえ
るようにしている。
この搬送手段は、前記した第1搬送手段lの走行レール
45と同一構造の走行レールを有するとともに、タクト
搬送手段60をその上方に設けている。このタクト搬送
手段60は、駆動モータ61で回転させられるピニオン
62と噛み合うラック63(パレット上に形成)によっ
て往復動させられる搬入パレット64と、これらに連結
された同様の構造の複数の搬送パレット65及びそれら
のパレットが走行するタクト搬送レール68によって構
成されている。
この搬入パレット64は、はぼ吊ビーム20と同じ長さ
であり、パレットの両端部にローラ66を有し、はぼ走
行レール45と同様に形成されたタクト搬送レール68
上を走行し、下側に吊ビーム20のドックピン53の間
隔に等しい間隔で一方向には自由に回転し、他方向には
回転しないコンベヤドック67が取り付けられている。
このコンベヤドック67の回転方向は図示の状態から半
時針方向へ回転するものである。したがって、ラー2り
63による右方向(図面上)への移動のときコンベヤド
ック67がドックピン53に引掛かって吊ビーム20を
その前進方向へ移動させ、ピニオン62の逆方向への回
転によるラック63の戻りのときは回転するのでドック
ピン53に弓掛からない、すなわち、戻るときは吊ビー
ム20は動かず、−直線上に連結した搬入パレット64
及び搬送パレット65だけがタクト搬送レール68上を
戻るようにされている。搬送パレット65は上方のラッ
ク63を有しないだけで、はがは全く搬入パレット64
と同一であり、焼付炉69の炉長に応じて複数個が連結
される。
この!82搬送手段による搬送は、駆動モータ61によ
って行なっている。すなわち、駆動モータ61でビニオ
ン62を半時針方向に回転させるとラック63は右方向
へ移動する。したがって、搬入パレット64及び搬送パ
レット65はタクト搬送レール68上を右方向へ移動す
る。このときコンベヤドック67はドックピン53に引
I卦かって走行レール45上の吊ビーム20を右方向へ
一体分移動させる。そのとき焼付炉内の最先端に位置す
る搬送パレット65は、焼付炉69の外の第3ストック
ヤードC内へ移動する。したがって、焼付完了した被塗
装物を吊り下げた吊ビームを第3ストックヤードCに置
く、その後、駆動モータ61を逆回転させるとビニオン
62も逆回転し、搬入パレット64及び搬送パレット6
5は左側へと戻る。このときはコンベヤドック67は回
転するのでドックピン53に引掛からない。したがって
焼付炉内外の吊ビーム20はその位置を保つ。次に駆動
モータ61を正転させると前述のようにパレット64.
65は再び右へ移動する。吊ビームはすでに前進してい
るので、前方にあるパレット65のコンベヤドック67
によって中間位置の吊ビーム20は、順次−パレット分
づつ右側へ移動させられる。それによって最左側の吊ビ
ームが第3ストックヤードCに押し出されるのは前述の
通りである。再び駆動モータ61の逆回転によって連結
された一連のパレット64.65は戻り、そのとき吊ビ
ーム20をその位置に保つ、さらに駆動モータ61を正
転させるという動作で、順次吊ビーム20を図面上右側
に移動させ、第2搬送手段の搬送終点2B、すなわち、
第3ストックヤードCにまでバッチ方式〒順次搬送させ
る。
上記のように、この第2搬送手段2は、搬入パレット6
4及び搬送パレット65・・の往復動による間欠輸送で
ある。したがって、パレットの全体の連結長さは、第2
搬送手段2の長さより吊ビーム1本分少ない長さとされ
ている。もちろん、これに限定されるわけではなく、前
述のように第1WI送手段のループ状トロリーチェーン
コンベヤ47と同様のものを利用したものでもよい。
この第2′a送手段2は、第1図に示すように電熱輻射
加熱や熱風加熱等の各種方式により加熱される焼付炉6
9の中を通るようにされている。
前述のように、この第2搬送手段2の搬送終点2Bには
、移載手段19から吊ビーム2oを引き取り移送する第
3移送手段80が設けられ、第3ストックヤードCが形
成される。搬送クレーン手段4は第3ストックヤードC
の上側に設けられている。第3移送手段80は、併設さ
れる二組の移aa19aからなる移載手段19により第
2Wi送手段2から焼付完了した吊ビーム20を引き取
った後、クレーン11による搬送に便利な位置に運びつ
つ所定量の吊ビームをストックさせるため、他の移送手
段と同様な二組のトップローラ付チェーンコンベヤ18
aを配してなる。したがって。
クレーン11と移載機19aとの操作速度に適合するよ
うに第3移送手段80のコンベヤが作動される。この第
3移送手段80の移送速度の調整により形成される第3
ストックヤードCは、焼付後の冷却と吊ビームの作業ヤ
ードへの返送サイクルとの調整のためのストック機能を
果たす。
各搬送及び移送手段の構成並びに全体の配置は以上の通
りであり、それぞれの搬送手段から移送手段へ、逆に移
送手段から搬送手段へ吊ビームを移す移載手段もすでに
示した通りである。ところで、第1及び第2搬送手段が
上記のように向かい合った二つのレール部材44からな
る走行レール45を有するので、吊ビーム20を走行さ
せるにはそのローラ51を走行レール45内に入れなけ
ればならない0通常のままではレール部材44の間には
入れることができない。そのため、本実施例では、第1
及び第2搬送手段における走行レール45のそれぞれの
搬送開始点IA、2A、@送終点IB、2Bの適所を他
の部分から切り離してレール開口部とし、そこにレール
部材と同一断面形状の双方のスライドレール部材44a
、44aを配設し、それらに互いが接近及び離反するよ
うにレール開閉手段70を連結している。
この開閉手段70と移載手段19を構成する移載y11
9 aとの関係を示したのが第7図である。
なお、第8図はレール開閉手段の正面図である。
レール開閉手段70は、双方のスライドレール部材44
a、44aに共通のフレーム71にエアシリンダや電動
シリンダ等のシリンダ体72.72を対向させて取り付
け、そのピストンロッドにそれぞれのスライドレール部
材44a、44aを固定させ、上記シリンダ体72.7
2の動作で対向するスライドレール部材44a、44a
を互いに接近、離反させてレール開口部を開閉させるよ
うに構成させている。なお、上記閉とはスライドレール
部材44a、4.4 aを接近させて走行レール45と
一体とさせ、レール開口部を塞ぐことである。
シリンダ体72によるスライドレール部材44aの移動
をスムーズに行なわせるため、本実施例は、第8図に示
すように箱型に形成させた下段のスライドベース73の
前面にスライドレール部材44aを固定し、スライドベ
ースの両側面に前後に2個ずつのローラ74を二組設け
、これをフレーム71の下端に固定したスライドレール
75内を走行するようにしている。シリンダ体72のピ
ストンロッドの先端はL形アングル材を介してこのスラ
イドベース73に連結されている。スライドレール75
は断面U字形の鋼材で、ローラ74はその中に入れられ
ている。さらに、スライドベース73の表面には摺動レ
ール76を平行に2本設け、これにフレーム71に取り
付けた案内ローラ77が乗るように構成され、円滑な摺
動と吊ビーム20の吊り下げ時の負荷に耐えるようにな
っている。
前記移載機19aはこのレール開閉手段70の下側にあ
り、そのa置台33が吊ビーム20を受けることができ
るようになっている。
例えば、第1スト−/クヤードAにある吊ビーム20を
第1搬送手段lの搬送開始点LAに移す場合には、移載
機19aのシリンダ体32で載置台33を下げ、シリン
ダ体31でそれを第1ストックヤードAの吊ビーム20
の先頭にあるものの位置まで引き寄せ、シリンダ体32
を動作させて載置台33を上げ、吊ビーム20をそれに
載せ、載せた状態でシリンダ体31を動作させて前進さ
せ、走行レール45の真下まで運ぶ、そのときレール開
閉手段70のシリンダ体72を動作させてスライドレー
ル部材44a、44aを離しておく。シリンダ体32を
動作させて吊ビームを上昇させ、その移送ユニット27
のローラ51がスライドレール部材44a、44aの間
に入った位置で」−昇を停止させる。その後、レール開
閉手段70のシリンダ体72を動作させてスライドレー
ル部材44a、44aを接近させてレール開口部をを閉
じ、走行レール45の一部とする。この動作によってス
トックヤードから走行レール45へ吊ビーム20を移載
することができる。
逆に走行レール45から第2及び第3ストックヤードへ
下ろす場合は、走行レール45で搬送されてきた吊ビー
ム20の両端が載る位置まで蔵置台33を上昇させて、
吊ビームを載せた状態で待機させた後、レール開閉手段
を動作させてスライドレール部材44a、44aを開き
、その後蔵置台33を下げ、さらに後退させて各ストッ
クヤードまで運び、さらにa置台33を下げて吊ビーム
20を各ストックヤードの移送手段3.80のコンベヤ
に載せる。
以下、上記実施例の全体の動作について説明する。
まず、被塗装物としての建材(図示せず)は作業ヤード
13で吊ビーム20に吊り下げられる。
この吊ビーム20を門形クレーン11で保持し、各前処
理槽に昇降させながら検量を進み、最後に水切り乾繰さ
せて第1ストックヤードAの第1移送手段18上にその
吊ビーム20を置く。
このストックヤードAに置かれた建材を吊り下げた吊ビ
ーム20は、そのコンベヤ18aで第1搬送手段の搬送
開始点IA近くに運ばれる。
そこで、前記のように移載手段19とレール開閉手段7
0とによって、第1搬送手段lの走行レール45に吊ビ
ーム20のロール51が載せられる。走行レール45の
上を走行している搬送レール46のチェーンコンベヤ4
7のドック取付部55が、吊ビーム20のいずれかの移
送ユニット27のドックピン53のところに来ると、そ
のコンベヤドック54の先端の鉤部54aがドックピン
53に引掛かり、チェーンコンベヤ47に引かれて吊ビ
ーム20が前進移動する。
この第1@送手段1による吊ビーム20の搬送中それに
吊り下げられた建材は、塗装ラインのスプレー塗装手段
などによって所望の色に塗装される。
第1搬送手段lの搬送終点IBまで来ると、チェーンコ
ンベヤ47のコンベヤドック54が固定位置にあるドッ
ク開放プレートで回転して搬送を解除し、併設されるリ
ミットスイッチでそれ以上の前進を抑制しつつ、前述し
た移載機19aとレール開閉手段70とによって、吊ビ
ーム20を移載手段19で引き取って、第2ストックヤ
ードBの移送手段3へ移す、第2スト−/クヤードでは
塗布後の塗料のセツティング保持時間と焼付炉のライン
スピードの調整時間とを確保しつつ移送手段3のコンベ
ヤを作動させる。第2移送手段3では吊ビーム20をそ
のままの姿勢のまま第2搬送手段2の搬送開始点2Aま
で運ぶ、ここで、前述したように、移載手段とレール開
閉手段とで第2搬送手段2の走行レール45に吊ビーム
20を移す。
第2搬送手段2は、焼付炉の焼付条件に対応して例えば
、上塗り使用塗料に応じて200〜280℃で2〜30
分の焼付処理が行なわれるようなサイクルで駆動モータ
61を正回転及び逆回転させる。
その回転によるラック63の往復動によって前述したよ
うに吊ビーム20を間欠的に搬送終点2B、すなわち第
3ストックヤードCまで焼付炉69中を搬送する。この
間に吊ビーム20に吊り下げられた建材に塗布された塗
料を焼き付ける。搬送終点2Bで再びレール開閉手段7
0と移載機19a、19aとによって第3ストックヤー
ドCの第3移送手段80へ移され、ここで横送りしつつ
冷却・ストックされる。
第3ストックヤードCで冷却された建材を有する吊ビー
ム20は、第3移送手段80上からクレーン11で引き
上げられた後、再び作業ヤード13へ戻され、ここで吊
ビーム20から建材を取り外し、次の処理に供される。
第1!122送手段1と第2搬送手段2とは独立してい
るので、それぞれ独立した最適な搬送スピードに調整す
ることができる。また、搬送クレーン手段4によって塗
装後の吊ビーム20を最初の作業ヤード13に戻すよう
にしであるので、建材の吊ビーム20への取付と取外し
とを一箇所で行なうことができ、作業員の軽減を図るこ
とができ、かつ、吊ビームをそのまま次の処理に供する
ことができる。
[発明の効果] 以上のように本発明塗装プロセスにおいては、iim送
手段と第2搬送手段とを互いに独立して搬送するように
して、しかも、その搬送方向をUターンするようにこれ
らを平行に配置しであるので、プロセス装置全体の長さ
を縮小することができると共に、塗装ライン及び焼付ラ
インでのそれぞれの作業中の搬送スピードをそれぞれ独
立に最適なものとすることができ、塗装品質の向上を図
ることができる。
同時に、本発明は第1搬送手段の搬送終点と第2搬送手
段の搬送開始点との間の第2ストックヤードに第2移送
手段を配置しているので、この移送手段への吊ビームの
移載及びその間の移送時間を塗装後のセツティング保持
とラインスピードの相違の調整を兼ねたものとすること
ができる。
さらに、本発明は第2Il送手段の搬送方向を第1搬送
手段のそれと逆にしであるので、塗装開始箇所と焼付終
了箇所とを近づけることができ、前処理用搬送クレーン
手段の共用が可能となる。
さらに、建材のような狭幅の長尺体を塗装する場合、本
発明のように一部の吊ビームに多数吊り下げて塗装する
ことにより、塗装ガンによる塗料の広がりに対する受は
面積が広がり、塗料の有効利用度を高めることができる
さらに、第1搬送手段の搬送開始点及び第2搬送手段の
搬送終点と交差する搬送クレーン手段を設け、前二者と
相互移載できるように略P字形プロセス配置とすること
により、1台のクレーンで吊ビームの前処理工程での搬
送と塗装完了後の返送とを可能とすると共に、その搬送
クレーン手段での搬送中に建材の前処理を行なうことが
でき。
前処理から塗装まで一環した連続自動運転が可能となる
。また、吊ビームへの被塗装物の取付・取外し作業を同
一箇所とすると、その作業を共通に行なうことができ作
業人員の削減を図ることができる。さらに、工場の敷地
を長方形でなく正方形化することができ敷地を手当し易
くなる。
さらに、搬送クレーンとして円形クレーンを用いれば、
従来の建材の電解着色処理などに用いていたものをその
まま用いることができ、安価とすることができる。
一方、第1搬送手段及び第2搬送手段とも共通の走行レ
ールを用い、吊ビームに移送ユニットによるローラを取
り付けて上記の走行レールを走行させるようにすると、
長尺の吊ビームを安定に搬送させることができ、かつ、
二段レール方式における他の搬送手段へ乗り移らせるこ
とが容易となる。
また、この走行レールの一部にレール開口部を設け、そ
こにスライドレール部材を互いに接近・離反させるレー
ル開閉手段を配設することにより走行レールから吊ビー
ムを外したり、走行レールへ乗り移らせることが容易と
なる。
さらに、吊ビームを載せるようにした蔵置部を上下動さ
せるとともに、前進後退させるようにした移載手段は一
つの搬送手段から確実に吊ビームを受けて他の搬送手段
へと移すことを可能とする。
本発明塗装プロセスは、上述のように各部が合理的に共
働するので、全体として効率性に優れたプロセスが形成
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例全体の配置図、第2図は吊ビ
ームの斜視図、第3図は移載機の側面図、第4図は第1
搬送手段の断面図、第5図は第1搬送手段と吊ビームと
の関係を示す一部断面で示した側面図、第6図は第2搬
送手段と吊ビームとの関係を示す一部断面で示した側面
図、第7図はレール開閉手段の側面図、第8図はレール
開閉手段の正面図である。 1:第1搬送手段、2:第2搬送手段、3:第2移送手
段、4:搬送クレーン手段、11:クレーン、13:作
業ヤード、18:第1移送手段、19:移載手段、19
a:移載機、20:吊ビーム、27:移送ユニット、3
1.32ニジリンダ体、33:・戎置台、34:受台、
44:レール部材、44aニスライドレ一ル部材、45
:走行レール、46:搬送レール、47:チェーン、5
1:ローラ、52:サイドローラ、53ニドツクピン、
54:コンベヤドック、55ニドツク取付部、60:タ
クト搬送手段、61:駆動モータ、62:ピニオン、6
3ニラツク、64:搬入パレット、65:搬送パレット
、67:コンベヤドック、68:タクト搬送レール、7
0:レール開閉手段、71:フレーム、72ニジリンダ
体、80:第3移送手段、A:第1ストックヤード、B
:第2ストックヤード、C:第3ストックヤード。 特許出願人 日本軽金属株式会社

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1本の吊ビームに多数の被塗装物を吊り、その吊
    ビームを搬送レールと走行レールの2段レール方式で移
    動させて塗料を被塗装物に塗る塗装プロセス装置におい
    て、 被塗装物を吊った吊ビームを塗装ラインでその長手方向
    に直線的に搬送する独立の第1搬送手段と、 前記第1搬送手段と平行に配置される焼付ラインで第1
    搬送手段の搬送方向と逆方向に吊ビームを搬送させる第
    2搬送手段と、 前記第1搬送手段の搬送終点と第2搬送手段の搬送開始
    点とを連結する第2ストックヤードで、第1搬送手段で
    搬送されてきた吊ビームを第2搬送手段へ移送する第2
    移送手段と、 前記第1搬送手段から第2移送手段へ吊ビームを移し換
    える位置及び第2移送手段から第2搬送手段へ吊ビーム
    を移し換える位置にそれぞれ配設した移載手段と、 を設けたことを特徴とする塗装プロセス装置。
  2. (2)前記第1搬送手段の搬送開始点並びに前記第2搬
    送手段の搬送終点と交差して配置されるとともに、作業
    ヤード及び塗装の前処理工程に連結して前記第2移送手
    段と平行方向に吊ビームを往復搬送する搬送クレーン手
    段と、 前記前処理工程を終了した吊ビームを一時的に留め置く
    第1ストックヤードにて前記第1搬送手段へ吊ビームを
    移し換える位置に配設した移載手段と第1ストックヤー
    ドで吊ビームを移送させる第1移送手段と、 塗装終了した建材を吊り下げた吊ビームを前記搬送クレ
    ーン手段で運ぶまで一時的に留め置く第3ストックヤー
    ドに吊りビームを移し換える位置に配設した移載手段と
    第3ストックヤードで吊ビームを移送させる第3移送手
    段と、 を更に付加した請求項1の塗装プロセス装置。
  3. (3)第1搬送手段及び第2搬送手段の走行レールの第
    1移送手段、第2移送手段及び第3移送手段に交差する
    部分を吊ビームの移送ユニットの取り付け間隔に対応し
    て開口させ、それぞれのレール開口部分に2本のスライ
    ドレール部材を対向させて配設し、それらを互いに近接
    又は離反させるように移動させるレール開閉手段を各ス
    ライドレール部材に連結したことを特徴とする請求項1
    又は2の塗装プロセス装置。
  4. (4)前記各移載手段が、吊ビームの一端を載せる載置
    部を上下動させるビーム保持部と、このビーム保持部を
    水平に移動させる移動部とを有する移載機を2体、前記
    レール開閉手段と連動させてその下段位置に配設してな
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかの塗装
    プロセス装置。
  5. (5)吊ビームの被塗装物を吊る側と反対側に前記走行
    レール上を走行する複数のローラと走行レールから突出
    したドックピンとからなる移送ユニットを適宜数配設し
    てなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかの
    塗装プロセス装置用吊ビーム。
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CN104707753A (zh) * 2015-03-27 2015-06-17 广东工业大学 玩具二色二位自动喷涂机
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