JPH04145976A

JPH04145976A - 表面処理装置

Info

Publication number: JPH04145976A
Application number: JP26713690A
Authority: JP
Inventors: Hirobumi Hara; 博文原; Satoshi Ishii; 聡石井; Eiji Kikuchi; 菊池　栄治
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1990-10-04
Filing date: 1990-10-04
Publication date: 1992-05-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、処理槽を前後複数段に配置したライン上にハ
ンガコンベアによってワークを搬送し、各処理槽にワー
クを人出槽して表面処理を施すようにした表面処理装置
に関し、特にワークの追越し搬送を可能とした装置に関
する。

（従来の技術）従来、特開平１−１３５５６０号公報により、各処理槽
にワークの昇降装置を配置し、シャトル型のハンガコン
ベアを用いて、該コンヘアのハンガから昇降装置にワー
クを受渡して処理槽に浸漬している間に、ハンガを前段
の処理槽に復動させて、該処理槽で処理されたワークを
ハンガに受取らせ、該ハンガの往動て該ワークを前記処
理槽の後段の処理槽に追越し搬送し得るようにした表面
処理装置は知られている。

このものは、処理時間か比較的長くかかる表面処理を行
なう同種の処理槽を複数台配置し、空いている処理槽に
順次ワークを浸漬してサイクルタイムを短縮するために
、ワークを追越し搬送しているが、施すべき表面処理が
異る複数種のワークを混流して搬送するラインにおいて
も追越し搬送の必要性がある。

（発明が解決しようとする課題）上記のものでは、ワークをハンガから昇降装置に受渡し
て処理槽に浸漬し、処理後再びワークを昇降装置からハ
ンガに受渡す必要があり、ワークの受渡しに時間がかか
つて、生産性の向上を図る上で障害になっている。

ところで、本願出願人は、先に特願平１−２４８１６９
号ニより、ハンガコンベアのハンガにワークを昇降自在
に吊持して、ワークをノーンガに吊持したまま処理槽に
人出槽し得るようにした表面処理装置を提案した。この
装置によれば、ワークの受渡しが不要となって生産性の
向上を図れるため、当該装置においてワークの追越し搬
送す１゛を可能とすることが望まれ、かかる要望に適合した装置
を提供することが本発明の目的である。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成すべく、本発明では、処理槽を前後複数
段に配置したライン上にハンガコンベアを設け、該コン
ヘアのハンガにワークを昇降自在に吊持して、ワークを
ノ＼ンガに吊持したまま処理槽に人出槽するようにした
表面処理装置において、ハンガをコンベアレールに沿っ
て自走する自走式ハンガで構成すると共に、１個又は複
数の各所定の処理槽上に位置するコンベアレールの部分
をその前後のレールから分割した分割レールで構成し、
該分割レールの上方に該分割レールと平行で略同一長さ
のサブレールを設け、分割レールとサブレールとを夫々
昇降自在として、分割レールの下降時にサブレールを前
後のレールに合致する位置に下降自在とした。

（作　用）先行するハンガを１分割レール上で停止し、該已・分割レールを下降させて、該ハンガに吊持されるワーク
を所定の処理槽に浸漬している間に、前後のレールに合
致する位置に下降したサブレールを介して後続のハンガ
を前方に移動し、ワークの追越し搬送を行なう。

所定の処理槽での処理が完了したときは、分割レールを
前後のレールに合致する位置に上昇させ、前記ハンガを
前方に移動する。

尚、分割レールとサブレールとを共通の昇降枠に取付け
ておけば、該両レールを共通の駆動源で昇降でき有利で
ある。

（実施例）図示の実施例は、鉄製の車体Ｗ、とアルミニウム製の車
体Ｗ２とを混流して搬送する表面処理ラインに本発明を
適用したもので、第１図を参照して、ラインには、水洗
用の第１処理槽Ｓ１、化成処理用の第２処理槽Ｓ２、ク
ロメート処理用の第３処理槽Ｓ３、水洗用の第４処理槽
Ｓ４が配置され、鉄製車体Ｗ、に、第１処理槽Ｓ１での
水洗と、第２処理槽Ｓ２での化成処理と、第４処理槽Ｓ
４での水洗とを施し、アルミニウム製車体Ｗ２には、第
１処理槽ＳＩでの水洗と、第３処理槽Ｓ３でのクロメー
ト処理と、第４処理Ｎ　ｓ　４での水洗とを施す。

これら車体Ｗ１、Ｗ２は、ライン上に設けたハンガコン
ベア（１）の各ハンガ（２）によって搬送されるもので
、該各ハンガ（２）は、第１図及び第２図に示す如く、
コンベアレール（ｌａ）にローラ（２ａ）を介して転勤
自在に支持され、コントローラ（２ｂ）によって制御さ
れる駆動ユニット（２Ｃ）によりコンベアレール（ｌａ
）に沿って自走するように構成されており、該各ハンガ
（２）に、車体を保持する治具（３）を昇降自在に吊持
した。

これを更に詳述するに、治具（３）の両端に同一水平軸
線上に位置させて１対のスプロケット（４）（４）を固
設し、治具（３）を該両スプロケット（４）（４）に巻
掛けした１対のチェーン（５）　（５）を介してハンガ
（２）に吊持すると共に、ハンガ（２）に１対の巻上げ
機（６）（［ｉ）を搭載して、両チェーン（５）（５）
の一端と他端とを夫々一方と他方の巻上げ機（Ｑ）　（
８）に連結し、かくて該画巻上げ機（６）（６）を共に
繰出し方向又は巻上げ方向に回転することにより治具（
３）が下降又は」二ｙｖされ、更に該両巻上げ機（６）
（６）を互に逆方向に回転することにより治具（３）か
水平軸線回りに回動されて、車体が横転姿勢に反転され
るようにした。

前記コンヘアレール（１ａ）は、ライン始端側から第２
処理槽Ｓ２の直前までのびる第１固定レール（７１）と
、第２処理槽Ｓ２と第３処理槽Ｓ３との間の第２固定レ
ール（７２）と、Ｓ３処理槽Ｓ３の直後からライン終端
側にのびる第３固定レール（７３）と、第２処理槽Ｓ２
上に位置する第１と第２の固定レール（’ｈ　）　（７
２）間の第１分割レール（８、）と、第３処理槽Ｓ、上
に位置する第２と第３の固定レール（７２）　（７３）
間の第２分割レール（８２）とで構成されており、第２
と第３の処理槽Ｓ２、Ｓ３の上方に下枠（１０ａ）と上
枠（１０ｂ）とを有する第１と第２の昇降枠（１０１）
（１０２）を夫々ガイドバー（１１）に沿って昇降自在
に設け、該各昇降枠（１０１）（＋０２　）の下枠（Ｉ
Ｏａ）に前記各分割レール（Ｌ　）　（８２）を取付け
ると共に、該各昇降枠（ＩＯ＋　）（１０□）の上枠（
１０ｂ）に各分割レール（８１）　（８２）に平行で且
つ略同−長さの第１と第２の各サブレール（９１）　（
９２）を取付けた。

各昇降枠　（＋０１　）（１０２）は、夫々シリンダ（
１２）によりこれに連動する動滑車（１３）に巻掛けし
たワイヤ（１４）を介してｙｆ降動作されるもので、第
１昇降砕（１０１）の上昇位置と下降位置において夫々
第１分割レール（８、）と第１サブレル（９，）がその
前後のレール即ち第１と第２の固定レール（７１）　（
７２）に合致する位置に選択的に昇降され、同様に第２
昇降枠（１０２）の上昇位置と下降位置において夫々第
２分割レール（８２）と第２サブレール（９２）か第２
と第３の固定レール（７２）　（７３）に合致する位置
に選択的に昇降されるようにした。

第１図には、第１処理漕Ｓ１でのアルミニウム製車体Ｗ
２の水洗が完了し、第２処理槽Ｓ２で鉄製車体Ｗ１の化
成処理が行なわれている状態が示されており、この状態
では第１昇降枠（＋、０１）が下降して第１サブレール
（９１）が第１と第２の固定レール（Ｌ　）　（７２）
に合致しており、この状態から第１処理槽Ｓ１上に存す
るＢのハンガ（２）を前進させて、これを第１ザブレー
ル（９１）を介して第２処理槽Ｓ２上に存するＡのハン
ガ（２）を追越して第３処理Ｆｅ　Ｓ　３上に移動し、
該ハンガ（２）を第２分割レール（８２）に支持させた
状態で第２昇降枠（＋０２）を下降し、該ハンガ（２）
に吊持される治具（３）上のアルミニウム製車体Ｗ２を
第３処理槽Ｓ３に入槽してクロメート処理を施し、同時
にＣのハンガ（２）を第１処理槽Ｓ１に移動して、該ハ
ンガ（２）に吊持される治具（３）を下降させ、該治具
（３）上の鉄製車体Ｗ１を第１処理槽Ｓ１に入槽して水
洗を行い、更に第２処理槽Ｓ２での化成処理完了後、第
１昇降枠（１０□）を上昇させて第１分割レール（８１
）に支持されるＡのハンガ（２）を上昇させ、該ハンガ
（２〉に吊持される治具（３）上の鉄製車体Ｗ、を第２
処理槽Ｓ２から出槽させ、第３図示の状態とする。この
状態では、第１と第２の固定レール（７，）　（７□）
間に第１分割レール（ａ＋　）　、第２と第３の固定レ
ール（７２）（７３）間に第２サブレール（９２）か各
合致しており、この状態からＡのハンガ（２）を前進さ
せて、これを第２サブレール（９２）を介してＢのハン
ガ（２）を追越して第４処理槽Ｓ、上に移動し、該ハン
ガ（２）に吊持される治具（３）を下降させ、該治具（
３）上の鉄製車体Ｗ１を第４処理槽Ｓ４に入槽して水洗
を行なうと共に、第１処理槽Ｓ、ての水洗完了後にＣの
ハンガ（２）に吊持される治具（３）を上昇させて、該
治具（３）上の鉄製車体Ｗ、を第１処理槽Ｓ１から出槽
させ、次いで該ハンガ（２）を第２処理ｈ　Ｓ　２上に
移動して第１分割レール（８１）に支持させ、この状態
で第１昇降枠（１０１）を下降させ、該車体Ｗ１を第２
処理槽Ｓ２に入槽して化成処理を施し、更にＤのハンガ
（２）を第１処理槽Ｓ、上に移動し、該ハンガ（２）に
吊持される治具（３）を下降させて、該治具（３）上の
アルミニウム製車体Ｗ２を第１処理槽Ｓ、に入槽し、第
４図示の状態とする。

次に、第２昇降枠（１０□）を上昇させて第２分割レー
ル（８２）に支持されるＢのハンガ（２）を上昇させ、
該ハンガ（２）に吊持される治具（３）上のアルミニウ
ム製車体Ｗ２を第３処理槽Ｓ３から出槽させると共に、
ＡとＤの各ハンガ（２）に吊持される治具（３）を上昇
させて、該各治具（３）上の各車体Ｗ１、Ｗ２を夫々第
４と第１の各処理槽Ｓ１、Ｓｌから出槽させ、これらＡ
ｌＢ、Ｄの各ハンガ（２）を夫々前進させて、Ｂのハン
ガ（２）を第４処理槽Ｓ４上と、Ｄのハンガ（２）をＣ
のハンガ（２）を追越して第３処理槽Ｓ３上とに移動す
る。

そして、以上の作動の繰返しにより、ラインに交互に投
入される鉄製車体Ｗ１とアルミニウム製車体Ｗ２とに夫
々所要の表面処理を施す。

ところで、各処理槽への車体の人出槽に際しては、治具
（３）の回動で車体を横転姿勢とし、人出槽に際して車
体が液面から受ける抵抗を減少させて人出槽を迅速に行
ない得られるようにすると共に、出槽時の液切りに要す
る時間を短縮し得るようにすることが望まれる。即ち、
入槽に時間がかかると、次のハンガが追越しをかけられ
ず、待ち時間が発生して能率が悪くなり、又出槽や液切
りに時間がかかって、例えば第２処理槽Ｓ２で処理され
た車体Ｗ１を出槽して第４処理槽Ｓ４に搬送するまでに
時間がかかり過ぎると、その間第２昇降枠（１０２）は
下降位置に待機させておく必要かあることから、第３処
理槽Ｓ、に浸漬されている車体Ｗ２の過剰処理を生ずる
可能性があり、これを防止するためである。

（発明の効果）以上の説明から明らかなように、請求項１の発明によれ
ば、ワークをハンガに吊持したまま処理槽に人出槽する
ようにした装置におけるワークの追越し搬送が可能とな
り、而もその構成は、追越し搬送すべき処理槽上に位置
するコンベアレールの部分をり）割レールとして、該分
割レールとその上方のサブレールとを昇降自在に設けれ
ば足り、構造簡単にして安価に得られ、更に請求項２の
発明によれば、共通の昇降枠によって分割レールとサブ
レールとを昇降でき、構造の一層の簡素化を図れる効果
を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の１例の側面図、第２図は第３図の
■−ｎ線截線面断面図３図及び第４図はその作用を説明
する側面図である。Ｗｌ、Ｗ２・・・車体（ワーク）８１〜Ｓ４・・・処理槽（１）・・・ハンガコンベア（１ａ）・・・コンベアレール（２）・・・ハンガ（Ｌ　）　＜８２　）・・・分割レール（９，＞　（９
□）・・・サブレール（１０＋　）　　（１０□）・・・昇降枠特　許　出　
願　人　　本田技研工業株式会社代　　　　　理　　　
　　人　　　北　　　村　　　欣　　　、−外３名

Claims

【特許請求の範囲】１、処理槽を前後複数段に配置したライン上にハンガコ
ンベアを設け、該コンベアのハンガにワークを昇降自在
に吊持して、ワークをハンガに吊持したまま処理槽に入
出槽するようにした表面処理装置において、ハンガをコ
ンベアレールに沿って自走する自走式ハンガで構成する
と共に、１個又は複数の各所定の処理槽上に位置するコ
ンベアレールの部分をその前後のレールから分割した分
割レールで構成し、該分割レールの上方に該分割レール
と平行で略同一長さのサブレールを設け、分割レールと
サブレールとを夫々昇降自在として、分割レールの下降
時にサブレールを前後のレールに合致する位置に下降自
在としたことを特徴とする表面処理装置。２、前記分割レールと前記サブレールとを共通の昇降枠
に取付けたことを特徴とする請求項１に記載の表面処理
装置。