JPH049814Y2 - - Google Patents

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JPH049814Y2
JPH049814Y2 JP1986027002U JP2700286U JPH049814Y2 JP H049814 Y2 JPH049814 Y2 JP H049814Y2 JP 1986027002 U JP1986027002 U JP 1986027002U JP 2700286 U JP2700286 U JP 2700286U JP H049814 Y2 JPH049814 Y2 JP H049814Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、上下一対の中空胴縁間に多数の縦格
子を枢着して構成したフエンス体を相互に連結す
る金具に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種連結金具としては、連結すべき一
方のフエンス体の中空胴縁に内挿固着される中空
状連結部材と、該連結部材に対し水平方向に回動
可能に連結される中間連結部材と、該中間連結部
材に対し上下方向に回動可能に連結され、かつ連
結すべき他方のフエンス体の中空胴縁に内挿固着
される連結部材とを備えたものが知られている
(例えば、実公昭57−39480号公報参照)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、従来の連結金具は、連結部材の中空
状部内において中間連結部材の扇形状片部が回動
する構造であるから、フエンス体を例えば略直角
に連結設置した場合には、中間連結部材の扇形状
片部が中空状部から外方に出てしまうため、開口
部から連結部材の中空状部内に雨水等が入つて内
部を腐触等させてしまうばかりか、外観的にも不
体裁である等の問題点があつた。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的とするところは、フエンス
体を略直角状に連結設置した場合においても、雨
水等の侵入がなくて耐久性に優れると共に、外観
的にも体裁の良いフエンス体の連結金具を提供す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的のため、本考案は、連結すべき一方の
フエンス体1の中空胴縁2にその挿入位置が調節
可能として内挿固着されるブロツク状主体部7の
前部に段部を介して縦方向盲孔11を有する舌片
状接合連結部8が一体に設けられた連結部材6
と、該連結部材6の舌片状接合連結部8と略対称
形にして、かつ縦方向貫通孔19を有する舌片状
接合連結部15の前部中央部位に横方向貫通ピン
孔20を有する連結部18は一体に設けられると
共に、該連結部18の下部には段部16を介して
連結すべき他方のフエンス体1の中空胴縁2内に
遊挿される略扇形状挿入部17が一体に設けら
れ、かつ前記舌片状接合連結部15が連結部材6
の舌片状接合連結部8上に接合せられると共に、
縦方向貫通孔19を遊挿して縦方向盲孔11に挿
着の連結ネジ21を支点として左右水平方向に略
90度回動可能に連結される中間連結部材14と、
連結すべき他方のフエンス体1の中空胴縁2内に
固着される略矩形板状の主体部23の一側中央部
位に切欠のコ字形切欠部24を介して横方向貫通
孔27を有する連結部25が二股状に設けられ、
かつコ字形切欠部24と前記連結部18が適合せ
られると共に、各横方向貫通孔27,20の適合
孔を介して挿着の枢着ピン29を支点として上下
方向に回動可能として中間連結部材14に連結さ
れる連結部材22とを備えた構成を特徴とするも
のである。
〔実施例〕
以下、本考案の好ましい実施例を図面に基づい
て説明する。
第1図は本考案に係る連結金具の一例での分解
斜視図、第2図と第3図はフエンス体の連結状態
を示す説明図、第4図は本考案を実施したフエン
スの一部省略の正面図で、これら図において、1
は中空状の上下胴縁2に対して各中格子3が枢着
されて構成された傾斜自在なフエンス体で、支柱
4に傾斜可能として取り付けられる。
フエンス体1は第4図に示すように、支柱4に
取り付けられて連続的に設置されるが、コーナー
においては、フエンス体1は連結金具5を介して
コーナー角度または傾斜角度に合わせ連結され
る。
連結金具5は、第1図に示すように、連結すべ
きフエンス体の銅縁に固着される左右連結部材と
中間連結部材を備え、これら各部材は、好ましく
はアルミニウム等の軽金属鋳造品または硬質合成
樹脂成形品として得られる。
連結部材6は、連結すべき一方のフエンス体1
の中空胴縁2に内挿固着されるもので、胴縁2内
に密に挿入される略横長ブロツク状の主体部7、
およびこれと一体に段部を介して延設され、かつ
その高さが主体部7の約半分である舌片状接合連
結部8を有すると共に、主体部7の長手方向に
は、適宜の間隔を置いて2つのネジ孔9,10が
貫設され、接合連結部8にはネジ孔9,10と同
じ方向に縦方向盲孔11が設けられている。
そして、該連結部材6は胴縁2内に挿入され
て、そのネジ孔9またはネジ孔10と胴縁2の上
下のネジ孔12,12との適合孔に上下より螺着
したネジ13,13にて取り付けられる。
なお、連結部材6は、第2図および第3図に示
すように、胴縁2内において、そのネジ孔10を
介して螺着された状態ではその接合連結部8が胴
縁2の端部より僅かに内側に位置しており(第2
図参照)、またネジ孔9を介して螺着された状態
ではその主体部7が胴縁2の端部より僅かに外側
に位置する(第3図参照)ように寸法設定されて
いる。
中間連結部材14は、連結部材6に横方向(水
平方向)に回動可能として連結されるもので、接
合連結部8と略対称形の舌片状接合連結部15の
前部中央部位に連結部18を有すると共に、該連
結部18の下部には段部16を介して略扇形状挿
入部17が設けられ、かつ接合連結部15には盲
孔11と適合するネジ孔19が貫設され、連結部
18にはネジ孔19と直交するピン孔20が貫設
されている。
そして、該中間連結部材14は、その接合連結
部15と連結部材6の接合連結部8との接合を介
し、かつネジ孔19と盲孔11との適合孔に螺着
した連結ネジ21を介して左右横方向(左右水平
方向)に略90度回動可能として連結される。
連結すべき他方のフエンス体1の中空胴縁2内
に固着される連結部材22は、略矩形板状の主体
部23およびこれの一側中央部位に切欠のコ字形
切欠部24を介して二股状の連結部25を有する
と共に、主体部23の他端部の下方には肉厚の連
結部26を一体に有し、かつ連結部25には横方
向貫通孔27が設けられ、連結部26にはネジ孔
28が貫設されている。
なお、連結部材22の横幅は連結部材6、中間
連結部材14の横幅と等しく、また主体部23の
厚みは中間連結部材14における段部16の厚み
と等しく設定されている。
そして、該連結部材22は、そのれんけつぶ2
5の貫通孔27と中間連結部材14の連結部18
の貫通孔20との適合孔に挿着したスプリングピ
ン29を介して縦方向(上下方向)に回動可能と
して連結されると共に、その主体部23が連結す
べき他方のフエンス体1の中空胴縁2内に挿入さ
れて、胴縁上下のネジ孔30,30よりネジ孔2
8に螺着した長短2本のネジ31,32にて取り
付けられる。
本案連結金具5は以上の構成であるから、これ
によりフエンス体1を相互に連結するには、第2
図に示すように、連結部材6、中間連結部材14
および連結部材22をそれぞれ連結して、連結部
材6を一方のフエンス体1の中空胴縁2の一端部
内に挿入して、胴縁上下のネジ孔12,12と主
体部7のネジ孔10との適合孔にそれぞれネジ1
3,13を螺着して固定すると共に、他方のフエ
ンス体1の中空胴縁2の一端部内には連結部材2
2を挿入して、そのネジ孔28と胴縁上下のネジ
孔30,30との適合孔に長短のネジ31,32
を螺着して固定する。すると、連結部材22は中
間連結部材14と連結している枢着ピン29を支
点として上下方向に回動し得るものであるから、
傾斜面に合わせてその角度を調節し、フエンス体
1を相互に連結することができる。
またコーナー角度に合わせ、例えば略90度の角
度でフエンス体1を連結するには、第3図に示す
ように、一方のフエンス体1の胴縁2の上下ネジ
孔12,12と連結部材6のネジ孔9を適合させ
て螺着すれば、連結部材6の舌片状接合連結部8
と中間連結部材14の舌片状接合連結部15との
連結部がやや外方に突出した状態になるため、他
方のフエンス体1の胴縁2内に挿入固着した連結
部材22と連結の中間連結部材14は連結ネジ2
1を支点として左右いずれの水平方向にも回動し
得るものであるから、フエンス体1を略90度の角
度をもつて連結設置することができる。
〔考案の効果〕
しかして、本考案によれば、連結すべきフエン
ス体を左右水平および上下いずれの方向にも回動
可能として連結し得るものであるから、支柱を立
設するに不都合な所があるコーナーやその他のコ
ーナーにおいて、このコーナー角度に合わせてフ
エンス体を連結することができ、しかも連結部分
に開口部が生じて雨水等が侵入するという従来の
問題点が解決された状態で連結でき、また高台等
の傾斜地に設置する場合でも、その傾斜角度に合
わせてフエンス体を連結することができるもので
ある。
また本案連結金具は、アルミ材または硬質合成
樹脂材で成形することにより耐触性に富み、かつ
連結部開口部よりの雨水等の侵入がないから、更
に耐触性に優れ、恒久的にフエンス体を連結する
ことができる等々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る連結金具の一例での分解
斜視図、第2図と第3図はフエンス体の連結状態
を示す説明図、第4図は本考案を実施したフエン
スの一部省略の正面図である。 1……フエンス体、2……中空胴縁、5……本
案連結金具、6……連結部材、7……主体部、8
……舌片状接合連結部、11……縦方向盲孔、1
4……中間連結部材、15……舌片状接合連結
部、16……段部、17……扇形状挿入部、18
……連結部、19……縦方向貫通孔、20……横
方向貫通ピン孔、21……連結ネジ、22……連
結部材、23……主体部、24……コ字形切欠
部、25……連結部、27……横方向貫通孔、2
9……枢着ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 連結すべき一方のフエンス体1の中空胴縁2に
    その挿入位置が調節可能として内挿固着されるブ
    ロツク状主体部7の前部に段部を介して縦方向盲
    孔11を有する舌片状接合連結部8が一体に設け
    られた連結部材6と、 該連結部材6の舌片状接合連結部8と略対称形
    にして、かつ縦方向貫通孔19を有する舌片状接
    合連結部15の前部中央部位に横方向貫通ピン孔
    20を有する連結部18が一体に設けられると共
    に、該連結部18の下部には段部16を介して連
    結すべき他方のフエンス体1の中空胴縁2内に遊
    挿される略扇形状挿入部17が一体に設けられ、
    かつ前記舌片状接合連結部15が連結部材6の舌
    片状接合連結部8上に接合せられると共に、縦方
    向貫通孔19を遊挿して縦方向盲孔11に挿着の
    連結ネジ21を支点として左右水平方向に略90度
    回動可能に連結される中間連結部材14と、 連結すべき他方のフエンス体1の中空胴縁2内
    に固着される略矩形板状の主体部23の一側中央
    部位に切欠のコ字形切欠部24を介して横方向貫
    通孔27を有する連結部25が二股状に設けら
    れ、かつコ字形切欠部24と前記連結部18が適
    合せられると共に、各横方向貫通孔27,20の
    適合孔を介して挿着の枢着ピン29を支点として
    上下方向に回動可能として中間連結部材14に連
    結される連結部材22とを備えたことを特徴とす
    るフエンス体の連結金具。
JP1986027002U 1986-02-26 1986-02-26 Expired JPH049814Y2 (ja)

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JPS5739480U (ja) * 1980-08-15 1982-03-03

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