JPH074253Y2 - 笠木などの接続構造 - Google Patents
笠木などの接続構造Info
- Publication number
- JPH074253Y2 JPH074253Y2 JP4109590U JP4109590U JPH074253Y2 JP H074253 Y2 JPH074253 Y2 JP H074253Y2 JP 4109590 U JP4109590 U JP 4109590U JP 4109590 U JP4109590 U JP 4109590U JP H074253 Y2 JPH074253 Y2 JP H074253Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting
- receiving seat
- leaf spring
- fitted
- vertical axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fencing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、笠木、手摺りなどの被接続部材をその水平面
内で適当に屈折させた状態で互いに接続できるように工
夫した笠木などの接続構造に関する。
内で適当に屈折させた状態で互いに接続できるように工
夫した笠木などの接続構造に関する。
(従来の技術) この種、笠木などの接続構造としては、笠木、手摺りな
どの被接続部材の端部に嵌合する左右一対の嵌合部を有
するものが知られている。この接続構造では、一方の嵌
合部には一体的に受け座が設けてあり、他方の嵌合部に
は一体的にキャップ状の嵌合体が形成してあって、上記
受け座に対して、上記嵌合体を回転自在に嵌合させ、そ
の垂直軸まわりで回動させることで、被接続部材の屈折
角度を調節した上で、上記嵌合体を受け座に対してボル
トなどで止着することがなされている。
どの被接続部材の端部に嵌合する左右一対の嵌合部を有
するものが知られている。この接続構造では、一方の嵌
合部には一体的に受け座が設けてあり、他方の嵌合部に
は一体的にキャップ状の嵌合体が形成してあって、上記
受け座に対して、上記嵌合体を回転自在に嵌合させ、そ
の垂直軸まわりで回動させることで、被接続部材の屈折
角度を調節した上で、上記嵌合体を受け座に対してボル
トなどで止着することがなされている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、ボルトなどを貫通させて上記嵌合体を受
け座に取付け固定するのでは、ボルトを貫通させた個所
から雨水が内部に侵入するという不都合が起る。また、
このボルトを締め付けるなどの作業上の面倒もある。
け座に取付け固定するのでは、ボルトを貫通させた個所
から雨水が内部に侵入するという不都合が起る。また、
このボルトを締め付けるなどの作業上の面倒もある。
(考案の目的) 本考案は上記事情にもとづいてなされたもので、嵌合体
を通して雨水の流入がないようにボルト挿入孔などを形
成しないで、しかも、完全かつ容易に嵌合体を受け座に
対して嵌合固定でき、しかも、被接続部材の屈折角度に
あわせて嵌合体を受け座に対して、垂直軸まわりで回動
調節できるように構成した笠木などの接続構造を提供し
ようとするものである。
を通して雨水の流入がないようにボルト挿入孔などを形
成しないで、しかも、完全かつ容易に嵌合体を受け座に
対して嵌合固定でき、しかも、被接続部材の屈折角度に
あわせて嵌合体を受け座に対して、垂直軸まわりで回動
調節できるように構成した笠木などの接続構造を提供し
ようとするものである。
(課題を解決するための手段) このため、本考案では、図示の実施例でも明らかにして
いるように、笠木などの被接続部材1の端部に嵌合する
左右一対の嵌合部3,8を有すると共に、両嵌合部間に位
置して、垂直軸まわりで相互回動し、両被接続部材1の
屈折角度を調節できるようにした笠木などの接続構造に
おいて、上記嵌合部3,8の一方に対して一体的に受け座
4を設け、該受け座4に垂直軸を中心とした円弧縁を有
する板ばね5を取付けると共に、上記嵌合部3,8の他方
に対して一体的にキャップ状の嵌合体9を形成し、該嵌
合体9の内周壁9aを上記板ばね5の円弧縁に弾性的に係
合させた状態で上記嵌合体9を受け座4に嵌合させてい
る。
いるように、笠木などの被接続部材1の端部に嵌合する
左右一対の嵌合部3,8を有すると共に、両嵌合部間に位
置して、垂直軸まわりで相互回動し、両被接続部材1の
屈折角度を調節できるようにした笠木などの接続構造に
おいて、上記嵌合部3,8の一方に対して一体的に受け座
4を設け、該受け座4に垂直軸を中心とした円弧縁を有
する板ばね5を取付けると共に、上記嵌合部3,8の他方
に対して一体的にキャップ状の嵌合体9を形成し、該嵌
合体9の内周壁9aを上記板ばね5の円弧縁に弾性的に係
合させた状態で上記嵌合体9を受け座4に嵌合させてい
る。
(作用) このような構成のため、嵌合体9は板ばね5に弾持され
ながら、垂直軸まわりで受け座4に対して回動調節がで
きるので、水平面上における上記笠木などの被接続部材
1の接続個所における屈折角度を必要に応じて調節で
き、しかも、板ばね5の円弧縁が上記嵌合体9の内周縁
に弾性的に接することで受け座4に対する嵌合体9の嵌
合、固定が維持でき、濫りに外れるおそれがない。この
ため、現場における組立てが容易となる。また、嵌合体
9にボルト止めなどのための孔を穿つ必要がないから、
内部への雨水の侵入もさけられる。
ながら、垂直軸まわりで受け座4に対して回動調節がで
きるので、水平面上における上記笠木などの被接続部材
1の接続個所における屈折角度を必要に応じて調節で
き、しかも、板ばね5の円弧縁が上記嵌合体9の内周縁
に弾性的に接することで受け座4に対する嵌合体9の嵌
合、固定が維持でき、濫りに外れるおそれがない。この
ため、現場における組立てが容易となる。また、嵌合体
9にボルト止めなどのための孔を穿つ必要がないから、
内部への雨水の侵入もさけられる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を、笠木を対象とした接続構造
について、図面を参照しながら説明する。図において、
符号1は笠木としての被接続部材であり、下辺中央が開
放された角筒状をなしている。この角筒状の被接続部材
1の内周縁に沿って上記被接続部材1の端部に嵌合され
る第1の接続部材2は嵌合部3を一側端に形成してい
る。この嵌合部3はこの実施例では被接続部材1の内周
縁の上辺および側辺上部に対応して嵌合される上部3a
と、上記被接続部材1の内周縁の側辺下部および下辺に
対応して嵌合される下部3b,3b′を具備している。ま
た、予め想定した垂直軸Aを中心に位置して受け座4が
上記第1の接続部材3には、嵌合部3とは反対の他側縁
に設けてある。そして、この受け座4には2つの対向す
る円弧縁5a,5a′を両端に形成した板ばね5がボルト6
によって取付けられている。
について、図面を参照しながら説明する。図において、
符号1は笠木としての被接続部材であり、下辺中央が開
放された角筒状をなしている。この角筒状の被接続部材
1の内周縁に沿って上記被接続部材1の端部に嵌合され
る第1の接続部材2は嵌合部3を一側端に形成してい
る。この嵌合部3はこの実施例では被接続部材1の内周
縁の上辺および側辺上部に対応して嵌合される上部3a
と、上記被接続部材1の内周縁の側辺下部および下辺に
対応して嵌合される下部3b,3b′を具備している。ま
た、予め想定した垂直軸Aを中心に位置して受け座4が
上記第1の接続部材3には、嵌合部3とは反対の他側縁
に設けてある。そして、この受け座4には2つの対向す
る円弧縁5a,5a′を両端に形成した板ばね5がボルト6
によって取付けられている。
一方、上記被接続部材1に本考案の接続構造を介して接
続される被接続部材には、同じく、第2の接続部材7の
嵌合部8が嵌合されるようになっている。このために、
上記嵌合部8も、先述の嵌合部3と同様、被接続部材1
の端部内周壁に嵌合する上部8aと、下部8b,8b′を具備
している。また、上記嵌合部8とは反対側端に位置し
て、上記接続部材7にはキャップ状の嵌合体9が形成し
てある。該嵌合体9は円形断面の内周壁9aに上記板ばね
5の円弧縁5a,5a′を弾性的に嵌合させた状態で受け座
4に対して被嵌してある。
続される被接続部材には、同じく、第2の接続部材7の
嵌合部8が嵌合されるようになっている。このために、
上記嵌合部8も、先述の嵌合部3と同様、被接続部材1
の端部内周壁に嵌合する上部8aと、下部8b,8b′を具備
している。また、上記嵌合部8とは反対側端に位置し
て、上記接続部材7にはキャップ状の嵌合体9が形成し
てある。該嵌合体9は円形断面の内周壁9aに上記板ばね
5の円弧縁5a,5a′を弾性的に嵌合させた状態で受け座
4に対して被嵌してある。
したがって、嵌合体9は受け座4に嵌合、固定された状
態を維持し、また、必要なら、垂直軸Aまわりで回動し
て(円弧縁5a,5a′は上記垂直軸Aを曲率半径の中心に
据えて描かれている)水平面上において被接続部材1,1
の相互の屈折角度の調整もできる。
態を維持し、また、必要なら、垂直軸Aまわりで回動し
て(円弧縁5a,5a′は上記垂直軸Aを曲率半径の中心に
据えて描かれている)水平面上において被接続部材1,1
の相互の屈折角度の調整もできる。
なお、実際上は、上記接続部材2,7はいづれもダイカス
ト製品であり、一方、板ばね5は鋼材であるから、一度
嵌合体9を受け座4に嵌合保持させると、硬い板ばね5
の円弧縁5a,5a′は、第2図にみられるように、嵌合体
9の内周面に喰い込んで、抜き止め効果を発揮するか
ら、接続が完了した後では濫りに嵌合体9が受け座4か
ら浮き上るおそれはない。
ト製品であり、一方、板ばね5は鋼材であるから、一度
嵌合体9を受け座4に嵌合保持させると、硬い板ばね5
の円弧縁5a,5a′は、第2図にみられるように、嵌合体
9の内周面に喰い込んで、抜き止め効果を発揮するか
ら、接続が完了した後では濫りに嵌合体9が受け座4か
ら浮き上るおそれはない。
(考案の効果) 本考案は以上詳述したようになり、簡単な構成で、受け
座とキャップ状の嵌合体との接続ができ、板ばねの働き
で、濫りに外れることもなく、雨水の侵入がさけられ、
しかも、被接続部材の屈折角度に対応して受け座に対し
て嵌合体を回動調整できるという実用上の効果を奏し得
る。
座とキャップ状の嵌合体との接続ができ、板ばねの働き
で、濫りに外れることもなく、雨水の侵入がさけられ、
しかも、被接続部材の屈折角度に対応して受け座に対し
て嵌合体を回動調整できるという実用上の効果を奏し得
る。
第1図は本考案の一実施例を示す一部縦断側面図、第2
図は第1図のX−X線に沿う断面図、第3図は一部横断
した平面図である。 1……被接続部材、2……第1の接続部材、3……嵌合
部、4……受け座、5……板ばね、5a,5a′……円弧
縁、6……ボルト、7……第2の接続部材、8……嵌合
部、9……嵌合体、9a……内周壁、A……垂直軸。
図は第1図のX−X線に沿う断面図、第3図は一部横断
した平面図である。 1……被接続部材、2……第1の接続部材、3……嵌合
部、4……受け座、5……板ばね、5a,5a′……円弧
縁、6……ボルト、7……第2の接続部材、8……嵌合
部、9……嵌合体、9a……内周壁、A……垂直軸。
Claims (1)
- 【請求項1】笠木などの被接続部材(1)の端部に嵌合
する左右一対の嵌合部(3,8)を有すると共に、両嵌合
部間に位置して、垂直軸まわりで相互回動し、両被接続
部材(1)の屈折角度を調節できるようにした笠木など
の接続構造において、上記嵌合部(3,8)の一方に対し
て一体的に受け座(4)を設け、該受け座(4)に垂直
軸を中心とした円弧縁を有する板ばね(5)を取付ける
と共に、上記嵌合部(3,8)の他方に対して一体的にキ
ャップ状の嵌合体(9)を形成し、該嵌合体(9)の内
周壁(9a)を上記板ばね(5)の円弧縁に弾性的に係合
させた状態で上記嵌合体(9)を受け座(4)に嵌合さ
せたことを特徴とする笠木などの接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4109590U JPH074253Y2 (ja) | 1990-04-19 | 1990-04-19 | 笠木などの接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4109590U JPH074253Y2 (ja) | 1990-04-19 | 1990-04-19 | 笠木などの接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH041934U JPH041934U (ja) | 1992-01-09 |
JPH074253Y2 true JPH074253Y2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=31551466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4109590U Expired - Lifetime JPH074253Y2 (ja) | 1990-04-19 | 1990-04-19 | 笠木などの接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074253Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-04-19 JP JP4109590U patent/JPH074253Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH041934U (ja) | 1992-01-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |