JP3347089B2 - 机 - Google Patents
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- Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)
Description
プ部材を連結してなる支持体によって支持させた構造を
有し、テーブル等を含めた概念の机に関する。
いて、種々の天板形状に対応したり天板同士を異なった
配置で連結可能にしたりするために、天板を複数のパイ
プ部材を連結してなる支持体によって支持させた構造に
している。そして、これらパイプ部材同士の連結部分に
おいては、パイプ部材同士を種々の角度で連結できるよ
うにしたり、あるいは1本のパイプ部材に複数のパイプ
部材を連結できるようにしたりするために、例えば、パ
イプ部材を外嵌させ得る複数のアームをそれぞれ異なっ
た方向に延出させてなる連結部材をパイプ部材間に介在
させるように構成したものが知られている。具体的に
は、アームの方向や本数が異なる複数種類の連結部材を
用意しておき、必要に応じた連結部材を使用することに
よって、パイプ部材同士の連結を種々の形態で行えるよ
うにしている。
ば、パイプ部材を可及的に共通化することが可能となる
が、その一方で、多種の連結部材を用意しなければなら
なくなる。しかして、このような連結部材は、比較的大
きなものであり、通常、型成形により生産される。した
がって、このような連結部材を多種類用意するために
は、型が複数必要になるなど、生産上の負担が大きくな
るだけでなく、既存のものとは異なった連結部材を必要
とするような机の仕様変更等に対し、柔軟に対応するの
が難しいといった問題点を内在している。
ために、本発明は、パイプ部材に装入される裏当部材を
利用してアームをパイプ部材に取り付ける構造とするこ
とにより、製作に手間や費用のかかるアームを共通化で
きるようにして、生産上の負担を軽減するとともに、机
の仕様変更等にも柔軟に対応できるようにすべく図った
ものである。
板と、この天板を支持する支持体とを具備し、この支持
体が複数のパイプ部材を連結機構を介して連結してなる
ものであり、前記連結機構が、基端部を一方のパイプ部
材に取り付けられ、延出端部を他方のパイプ部材に嵌入
させたアームと、一方のパイプ部材の内周に装入される
裏当部材と、前記アームの基端部及び前記裏当部材の間
で前記一方のパイプ部材の外壁を挟み込むことによりア
ームを該パイプ部材に固定する固定手段とを具備したも
のであって、前記他方のパイプ部材をアームに外嵌させ
た状態で、該パイプ部材の長手方向に直交した方向から
螺入した固定用ボルトを緊締することによって、前記他
のパイプ部材とアームとの間にテーパ係合部が形成され
るように構成しておき、前記アームを、立壁部と、この
立壁部の上端両側面及び下端両側面から側方に延出した
延出壁部とを具備する断面I字形状のものとし、上下に
対向する延出壁部の壁面を、該延出壁部の厚みが基端側
にいくにしたがって大きくなるように傾斜させ、テーパ
係合部を構成するテーパ面を構成するとともに、アーム
の基端面における立壁部と延出壁部との交点近傍に、該
アームのパイプ部材に対する取付位置決めのための凸部
または凹部を配設していることを特徴とする。
易な裏当部材を複数種類あるいは複数個用意しておくこ
とにより、同一のアーム部材を用いつつ、必要に応じて
一方のパイプ部材に他方のパイプ部材を複数連結した
り、あるいは一方のパイプ部材に対する他方のパイプ部
材の連結方向を変更したりすることができ、種々の天板
形状に対応したり天板同士を異なった配置で連結可能に
したりすることができる。すなわち、製作に手間や費用
のかかるアームを共通化できるので、生産上の負担を軽
減することが可能となるだけでなく、天板の設計変更等
に起因して、パイプ部材の連結本数や連結方向が変更さ
れても、裏当部材の変更のみで、アームの形状を変更す
ることなく、柔軟にかつ迅速に対応することが可能とな
る。
嵌させた状態で、該パイプ部材の長手方向に直交した方
向から螺入した固定用ボルトを緊締することによって、
前記他のパイプ部材とアームとの間にテーパ係合部が形
成されるように構成しているので、前記他方のパイプ部
材とアームとの連結強度を向上させるとともに、その連
結を確実に行わせることができるようになる。
位置決め嵌合部を具備し、この位置決め嵌合部が、この
アームの基端面の対角に位置する隅部に配設された凸部
または凹部のいずれか一方と、パイプ部材の外壁に配設
された凸部または凹部のいずれか他方との嵌合により形
成するようにしているので、取付をより正確に行えるよ
うになり、なおかつ取付強度を構造的に増大させること
ができるようになる。
それぞれ異なった方向から取り付け可能にするために
は、裏当部材に、一方のパイプ部材における複数の外壁
内面にそれぞれ添接し、各アームの基端部との間で対応
する前記外壁を挟み込む複数の添接部を設けているもの
が好適である。
に、部品の削減を図るには、パイプ部材の端面を閉塞す
る蓋体に、裏当部材が一体的に設けられているものが望
ましい。
して説明する。本実施例に係る机は、図1、図2に示す
ように、4本の脚支柱1の上端間を枠体2を介して連結
し、その枠体2に天板3を支持させることにより構成さ
れるものである。
その近傍の下面に上端を対向させて配設される。一方、
枠体2は、前後の脚支柱1の上端近傍における対向面間
を奥行方向に沿って連結する一対の側枠材21と、後端
側に配置される左右の脚支柱1の上端近傍における対向
面間を巾方向に沿って連結する後枠材22と、左右の側
枠材21の中央よりもやや後方よりの対向面間を巾方向
に沿って連結する補強枠材23とを具備してなるもの
で、各脚支柱1と共に拘束し合って自立性のある支持体
Sを構成している。枠材21、22は、図8に示すよう
に何れもアルミ等の剛性のある素材からなる共通の押出
成形体を所要長さで切断したもので内側方にレール溝2
1a、22aを開口させており、また、角パイプの上壁
と底壁との間に対をなす内壁21b、22bが対称的に
形成されるようにしている。また枠材23もアルミ等の
剛性のある素材からなる略同様の押出成形体を所要長さ
で切断したもので両側方にレール溝23aを開口させて
いる。左右の側枠材21の前後2箇所には、それぞれ前
記レール溝21aを利用して天板支持面4aを有する天
板支持金具4を取り付けるとともに、前記補強枠材23
の中央にもレール溝23aを利用して天板支持面4aを
有する天板支持金具4を取り付け、これら5つの天板支
持金具4の天板支持面4aに天板3を載設して下方より
ねじ止め、固定している。天板3は、奥行方向に多数の
天板素材を重合させ、木目が巾方向に現れるように構成
したもので、このように天板3が四隅及び中央部のみを
天板支持金具4に支持されるだけであっても、上載荷重
に対して高い強度を発揮することができる。
態での机の使用端側における上コーナー部を示してい
る。本実施例では、同図に示すように、支柱本体11と
側枠材21とを連結する連結機構6を、脚支柱1を構成
する支柱本体11に基端部5aを取り付けられ、延出端
部を側枠材21に嵌入させたアーム5と、支柱本体の1
1の内周に装入される裏当部材9と、前記アーム5の基
端部5a及び裏当部材9との間で支柱本体11における
反使用端側の外壁1aを挟み込むことによりアーム5を
支柱本体11に固定する固定手段7とを具備するものと
している。
支柱本体11は横断面正方形状の角パイプであり、反使
用端側の外壁1aにのみ、後述するアーム取付ボルト7
2を挿通させるための貫通孔111を設けている。符号
112は後述するアーム位置決め用のテーパピン5cを
嵌合させるためのピン嵌合孔である。アーム5は、立壁
部5A1及びこの立壁部5A1の上端両側面及び下端両
側面から側方に延出した延出壁部5A2を具備する縦断
面I字形状のアーム本体5Aと、両側方に突出させた板
形状の基端部5aとからなる。一側方(図6中左側)に
延出する一対の延出壁部5A2は、その厚みが基端側に
いくにしたがって大きくなるように、互いに向かい合う
壁面を傾斜させ、後述するテーパ係合面T1が形成され
るようにしたものである。他側方に(図6中右側)に延
出する一対の延出壁部5A2は、その厚みが一定のもの
である。また、基端部5aには、後述するアーム取付ボ
ルト72を挿通させるための左右に対をなす挿通孔5b
がアーム5の長手方向に沿って貫通させてあり、位置決
め用のテーパピン5cが上下に並ぶように2箇所から突
設してある。
する蓋体10に、一体的に設けたもので、本実施例で
は、蓋体10から相互に直交するようにして垂下され横
断面L字形となるように一体化された起立板91、92
を具備する。しかして、装入状態でこれら起立板91、
92が支柱本体11の隣接する外壁内面1b、1dにそ
れぞれ添接するように構成している。各起立板91、9
2は添接部に相当する。
1、92にそれぞれ設けられた一対のねじ孔71と、ね
じであるアーム取付ボルト72とを具備し、このアーム
取付ボルト72をアーム5の基端部5aに設けた挿通孔
5bを挿通させてこのねじ孔71に螺入、緊締すること
により、アーム5の基端部5aと裏当部材9の起立板9
1との間で支柱本体11の外壁1aを挟圧できるように
構成したものである。
る。すなわち、一方の起立板91を前記外壁内面1bに
添接させるようにして裏当部材9を支柱本体11内に装
入する。そして、テーパピン5cをピン嵌合孔112に
嵌合させることにより、アーム5を支柱本体11に対し
位置決めした状態で、アーム取付ボルト72を、アーム
5の基端部5aに設けた挿通孔5bと前記外壁1aに設
けた貫通孔111とに貫通させて前記起立板91のねじ
孔71に緊締する。このようにして、アーム5の基端部
5a形成される基端面5dの略全面と起立板91の面板
部の略全面との間で支柱本体11の外壁1aを挟圧し、
アーム5を支柱本体11に取り付ける。
り付けられているアーム5に側枠材21を外嵌させる
が、この側枠材21を固定するために、本実施例では、
アーム本体5Aの側面に固定用ねじ孔51を設けるとと
もに、側枠材21における内側の内壁21bであってこ
の固定用ねじ孔51に対応する箇所に固定用ボルトBを
挿通させるための挿通孔211を設けている。そして、
アーム5に側枠材21を外嵌させた状態で、固定用ボル
トBを側方、すなわち側枠材21の長手方向に直交する
方向から螺入し緊締することによって、側枠材21をア
ーム5に固定している。
内壁21bにおける内面と、上下に対向する延出壁5A
2の上面及び下面とに固定用ボルトBの緊締方向に沿っ
て互いに相寄る向きに傾斜させたテーパ面T2、T1を
それぞれ設けており、固定用ボルトBの緊締にしたがっ
てこれらテーパ面T1、T2同士がテーパ係合し、テー
パ係合部Tが形成されるように構成している。
いては、一本の支柱本体11の互いに直交する外壁1
c、1aに、側枠材21及び後枠材22をそれぞれ連結
している。本実施例では、図7(図2とは斜視方向が異
なっている)に示すように裏当部材9の各起立板91、
92を利用して2本のアーム5を取り付けるようにして
おり、支柱本体11の隣接する2つの外壁1a、1cに
貫通孔111、ピン嵌合孔112を設けている以外は、
上述と全く同様の部材で構成してある。さらに本実施例
では、支柱本体11が断面正方形状であるため、裏当部
材9を回転させて同様に用いることができる。したがっ
て対称構造となる左右の連結機構6にも同一の裏当部材
9を用いている。
ための連結機構6Aは、図8に示すように、前述と同様
のアーム5の基端部5aを側枠材21に取り付けるとと
もに、このアーム5の延出端部に補強枠材23を外嵌さ
せるようにして構成している。この際に用いられる裏当
部材9Aは、側枠材21の外壁21dと内壁21bとの
間にスライド自在に挿入される起立板91Aと、この起
立板91Aに一体に突設され、レール溝21aの幅に対
応する幅を有する突条92Aとを具備している。この突
条92Aの突出寸法は、側枠材21の外壁21dの厚み
寸法よりもわずかに小さく設定してあり、またこの突条
92Aには、アーム取付ボルト72を螺入するためのね
じ孔71Aが設けてある。
り付けるには、アーム取付ボルト72を、アーム5の基
端部5aに設けた挿通孔5bを貫通させて前記突条92
Aに設けたねじ孔71Aに緊締することにより行うが、
この際、突条92Aの突出寸法が、側枠材21の外壁2
1dの厚み寸法よりもわずかに小さく設定されているの
で、アーム5の基端部5aと裏当部材9Aの起立板91
Aとの間で側枠材21の外壁21dが挟圧され、アーム
5が側枠材21に固定される。
ム5を用いて支柱本体11と枠材21、22、あるいは
枠材21、23同士を必要に応じた姿勢で連結できる。
したがって、製作に手間や費用のかかるアーム5を共通
化できるので、生産上の負担を軽減することが可能とな
る。また、これら支柱本体11に対する枠材21、2
2、23の連結本数や連結方向が変更されても、製作の
比較的容易な裏当部材の変更のみで、アーム5の形状を
変更することなく対応することが可能となる。
能である。ここで、以下に示す変形例中、前記実施例に
対応する部材には同一の符号を付すこととする。例え
ば、図10に示すように、角パイプ部材11Aの三方の
外壁にそれぞれ起立板91B、92B、93Bが添接さ
れるように裏当部材9Bを構成し、アーム5を三方に延
出できるようにしてもよい。さらに、図11に示すよう
に、角パイプ部材11Aの四方の外壁にそれぞれ起立板
91C、92C、93Cが添接されるように裏当部材9
Cを構成し、アーム5を四方に延出できるようにしても
よい。特にこのようなものであれば、アーム5は、選択
的にいずれの方向にも取着可能となり、パイプ部材の連
結方向に制限がなくなるため、裏当部材の共通化をも図
れることになる。また図示しないが、支柱本体が、断面
正方形以外の多角形状であったり、円形状、あるいは矩
形状等の種々の形状のものであっても、裏当部材の形状
をそれらに応じたものとすることで、アームを支柱本体
に取り付けられるようにすることが可能である。
すような構成も考えられる。すなわち、この変形例にお
けるアーム5は、図12〜図14に示すように、立壁部
5A1と、この立壁部5A1の上端両側面及び下端両側
面から側方に延出した延出壁部5A2とを具備し、縦断
面の外形状が全長に亘って一定I字形状をなすものであ
る。立壁部5A1には、上下に対をなす挿通孔5bが長
手方向に貫通するように設けてある。また、各延出壁部
5A2は、その厚みが基端側にいくにしたがって大きく
なるように、上下に向かい合う壁面を傾斜させており、
一側方に延出する一対の延出壁部5A2の上下に向かい
合う壁面は、テーパ係合面T1としての役割も果たすよ
うにしてある。そして、アーム5の基端面5dにおける
立壁部5A1と各延出壁部5A2との交点近傍に、支柱
本体11または枠材21、22に対する取付位置を決め
るための凸部たるピン5cを計4本打ち込みにより配設
している。具体的には、ピン5cはその中心軸を立壁部
5A1内であって延出壁部5A2の基端近傍に位置さ
せ、一部を延出壁部5A2内に位置させるように配設し
てある。各延出壁部5A2の基端側を厚くなるように構
成しているのは、これらピン5cの打ち込み面積を確保
するためでもある。なお、このアーム5は、左右対称形
状に極めて近い左右非対称形状をなすものであるため、
取付方向の間違いを防止するため、立壁部5A1の一方
の側面には図13に示すように向きを示す切欠きPを形
成している。
て、裏当部材9、9Aや支柱本体11あるいは枠材2
1、22の形状を図12あるいは図15〜図18に示す
ようなものとしている。すなわち、支柱本体11の上端
部外壁1aにはアーム取付ボルト72を貫通させるため
に上下に一対の貫通孔111を設けており、それらの周
りに、4本のピン5cを嵌合させ、位置決め嵌合部を形
成するための4つの凹部たるピン嵌合孔112を設けて
いる。そして、この支柱本体11の上端部に内装される
裏当部材9を、中実四角柱状のものとし、その添接部た
る表面に、アーム取付ボルト72を螺入するための上下
一対のめねじ孔71と、支柱本体11の外壁を貫通した
ピン5cが干渉しないようにするための有底座繰り穴9
aとを開口させている。
連結する部位には、その外壁21dにピン5cを嵌合さ
せるための凹部たる半円形状の切欠き212を設けてい
る。この切欠き212は、ピン5cに嵌合する貫通孔を
側枠材の外壁21dに貫通させ、この貫通孔を外壁21
dの縁部に開口させた形状をなすものである。またこの
連結の際に用いられる裏当部材9Aは、側枠材21の外
壁21dと内壁21bとの間にスライド自在に挿入され
る板状のものであり、その面板部に直交するようにアー
ム取付ボルト72を螺入するための上下一対のめねじ孔
71Aを貫通させている。またこの裏当部材9Aの外周
に開口する切欠き9Aaを設け、側枠材21の外壁21
dを貫通したピン5cが干渉しないように構成してい
る。
ム5の基端面5dの四隅に位置させているため、前記実
施例に比べ、特に対角に位置するピン間距離が大きくな
る。この結果、ピン5cとピン嵌合孔111等との嵌合
隙間が前記実施例のものと同一でも、取付の際に生じる
アーム5の長手方向周りの回転がたが軽減され、取付を
より正確に行えるようになる。さらに、本実施例では、
側枠材21に天板支持金具4を片持的に支持させている
関係上、天板3の荷重が、側枠材21にねじれ力(トル
ク)として作用したり、あるいはアーム取付時にアーム
取付ボルト72の螺着による力が、側枠材21にねじれ
力(トルク)として作用したりするが、このねじれ力
(トルク)に起因して各ピン5cに作用する剪断力を、
ピン間距離が長くなる、すなわちトルクアーム長が長く
なることで低減でき、取付強度を構造的に増大できると
いう効果も奏する。その他に、アーム5の断面が全長に
亘って一定形状であることから、アーム5を押し出し成
形等の安価で簡単な方法で製造できるという効果等も得
ることができる。
1に示すように、途中で屈曲し、平面視、斜めに延出す
るような形状のアーム5が挙げられる。このアーム5
は、アーム本体5Aと基端部5aとからなる。アーム本
体5Aは、前記実施例または変形例と同様断面が一定I
字形状をなし、枠材21、22、23を外嵌させて取り
付けるためのものである。一方、基端部5aは途中を屈
曲させた形状のもので、その外径寸法を支柱本体11、
あるいは枠材21、22、23と同一に設定してある。
この基端部5aの基端面を、例えば支柱本体11の外側
壁に密着させ、前記変形例同様に、連結している。な
お、基端部5aが途中屈曲しているために、ねじ挿通孔
5bの一端はアーム本体5Aの側面に開口している。
枠材21、22、23の形状を変更することなく、その
連結方向を容易に変えることができる。その他、各部の
構成は図示例に限定されるものではなく、本発明の趣旨
を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。アーム
をパイプ部材とは別体とし、パイプ部材の内周に装入さ
れる裏当部材と、前記アームの基端部及び前記裏当部材
の間でパイプ部材の外壁を挟み込むことによりアームを
該パイプ部材に固定するようにしているので、製作の比
較的容易な裏当部材を複数個あるいは複数種類用意して
おくだけで、同一のアーム部材を用いつつ、必要に応じ
て一方のパイプ部材に対する他方のパイプ部材の連結本
数を変更したり、連結方向を変更したりすることができ
る。すなわち、製作に手間や費用のかかるアームを共通
化できるので、生産上の負担を軽減することが可能とな
るだけでなく、天板の設計変更等に起因しテーパイプ部
材の連結本数や連結方向が変更されても、裏当部材の変
更のみで、アームの形状を変更することなく、柔軟にか
つ迅速に対応することが可能となる。
られた対をなすねじ孔と、アームの基端部に設けた対を
なす挿通孔を挿通しこのねじ孔に螺入されるねじとを具
備し、このねじを緊締操作することにより、アームの基
端部と裏当部材との間で前記一方のパイプ部材の外壁を
挟圧できるように構成したものであれば、簡単な構成で
本発明を具現化することができる。
ける複数の外壁内面にそれぞれ添接し、アームの基端部
との間で対応する前記外壁を挟み込む複数の添接部を設
けてなるものとしておけば、一本のパイプ部材に対して
複数のアームをそれぞれ異なった方向から取り付けるこ
とができるだけでなく、複数の添接部のうち一部を選択
的に利用して、種々の方向にアームを取り付けることも
できる。したがって、連結箇所に応じて複数個の、ある
いは異なった種類の裏当部材を使用しなくてよくなり、
裏当部材の仕様個数や種類を可及的に少なくすることも
可能となる。
部材が一体的に設けられているものであれば、裏当部材
の位置決めを容易化できるだけでなく、部品の削減を図
ることも可能になる。他方のパイプ部材をアームに外嵌
させた状態で、該パイプ部材の長手方向に直交した方向
から螺入した固定用ボルトを緊締することによって、前
記他のパイプ部材とアームとの間にテーパ係合部が形成
されるように構成しているものであれば、前記他方のパ
イプ部材とアームとの連結強度を向上させるとともに、
その連結を確実に行わせることができる。
位置決め嵌合部を具備し、この位置決め嵌合部が、この
アームの基端面の対角に位置する隅部に配設された凸部
または凹部のいずれか一方と、パイプ部材の外壁に配設
された凸部または凹部のいずれか他方との嵌合により形
成されるものであれば、位置決め嵌合部間の距離を最大
にとれるので、凹部と凸部との嵌合隙間に起因して、取
付の際に生じるアームの長手方向周りの回転がたが軽減
され、取付をより正確に行えるようになる。さらに、パ
イプ部材に作用するねじれ力(トルク)に起因して各凸
部に作用する剪断力も、前記距離が長くなる、すなわち
トルクアーム長が長くなることで低減できるため、取付
強度を構造的に増大できるという効果も奏する。
部の上端両側面及び下端両側面から側方に延出した延出
壁部とを具備する断面I字形状のものであり、上下に対
向する延出壁部の壁面を、該延出壁の厚みが基端部方向
にいくにしたがって大きくなるように傾斜させて、テー
パ係合部を構成するテーパ面を構成するとともに、アー
ムの基端面における立壁部と延出壁部との交点近傍に、
該アームのパイプ部材に対する取付位置決めのための凸
部または凹部を配設しているものであれば、テーパ面形
成のための構造を有効利用しつつ、凸部または凹部の形
成面積を大きなものにでき、その強度を増大させること
ができる。
図。
分拡大斜視図。
図。
させた状態での縦断面図。
分解斜視図。
を示す分解斜視図。
断面図。
断面図。
図。
面図。
Claims (1)
- 【請求項1】天板と、この天板を支持する支持体とを具
備し、この支持体が複数のパイプ部材を連結機構を介し
て連結してなるものであり、前記連結機構が、基端部を
一方のパイプ部材に取り付けられ、延出端部を他方のパ
イプ部材に嵌入させたアームと、一方のパイプ部材の内
周に装入される裏当部材と、前記アームの基端部及び前
記裏当部材の間で前記一方のパイプ部材の外壁を挟み込
むことによりアームを該パイプ部材に固定する固定手段
とを具備したものであって、前記他方のパイプ部材をア
ームに外嵌させた状態で、該パイプ部材の長手方向に直
交した方向から螺入した固定用ボルトを緊締することに
よって、前記他のパイプ部材とアームとの間にテーパ係
合部が形成されるように構成しておき、前記アームを、
立壁部と、この立壁部の上端両側面及び下端両側面から
側方に延出した延出壁部とを具備する断面I字形状のも
のとし、上下に対向する延出壁部の壁面を、該延出壁部
の厚みが基端側にいくにしたがって大きくなるように傾
斜させ、テーパ係合部を構成するテーパ面を構成すると
ともに、アームの基端面における立壁部と延出壁部との
交点近傍に、該アームのパイプ部材に対する取付位置決
めのための凸部または凹部を配設していることを特徴と
する机。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07262099A JP3347089B2 (ja) | 1998-06-16 | 1999-03-17 | 机 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16857798 | 1998-06-16 | ||
JP10-168577 | 1998-06-16 | ||
JP07262099A JP3347089B2 (ja) | 1998-06-16 | 1999-03-17 | 机 |
Publications (2)
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