JPH049464Y2 - - Google Patents

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JPH049464Y2
JPH049464Y2 JP1986061690U JP6169086U JPH049464Y2 JP H049464 Y2 JPH049464 Y2 JP H049464Y2 JP 1986061690 U JP1986061690 U JP 1986061690U JP 6169086 U JP6169086 U JP 6169086U JP H049464 Y2 JPH049464 Y2 JP H049464Y2
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JP1986061690U
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/50Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、4輪駆動車におけるトランスフア
で発生するギヤ鳴りを防止する構造に関する。
《従来の技術》 周知のように、一般の4輪駆動車では、2−4
輪切換機能を有するトランスフアを介して、前輪
駆動系と後輪駆動系にエンジンのトルクが伝達さ
れる。つまり、4輪駆動時には前輪駆動系と後輪
駆動系とがトランスフアを介して直結状態にな
る。
4輪駆動時において、例えばエンジンにより駆
動される変速機出力軸の回転と車輪から駆動され
るプロペラシヤフトの回転とが同一回転になる
と、上記トランスフアのトルク伝達系いおいてト
ルク伝達のなされない、いわゆるフローテイング
状態が生じる。このフローテイング状態において
エンジンのトルクが変動すると、トランスフア内
のギヤ(スプロケツトも含む)がバツクラツシに
よりガタ打ち現象を起こし、騒音(ギヤ鳴り)を
発生する。
このギヤ鳴りを防止するための技術として、特
開昭60−23321号公報に記載された技術がある。
この従来例では、トランスフア内の2−4切換用
クラツチのハブを、インナーハブとアウターハブ
との二重同心構造とし、両ハブを一定角度範囲内
で自由回転できるように結合するとともに、両ハ
ブ間にゴムなどの緩衝部材を介装している。
上述したフローテイング状態でエンジンのトル
ク変動が生ずると、上記インナーハブとアウター
ハブとの回転数にそれぞれ異なる変動が生じる
が、この変動が上記緩衝部材で吸収され、ギヤの
ガタ打ち現象によるギヤ鳴りを防止することがで
きる。
《考案が解決しようとする問題点》 上述した従来技術において、上記緩衝部材とし
て比較的柔らかい弾性部材を使用すると、低トル
ク領域においてトルク変動を吸収することがで
き、その結果ギヤ鳴りを良好に防止することがで
きる。しかし高トルク領域においては、上記緩衝
部材が完全に変形してしまい、トルク変動の吸収
能力は失われ、ギヤ鳴りは防止できない。反対に
緩衝部材として比較的硬質の弾性部材を使用する
と、高トルク領域にてギヤ鳴りを良好に防止する
ことができるが、低トルク領域での制振性は殆ど
なくなり、ギヤ鳴りを防止することができない。
この考案は上述した従来の問題点に鑑みなされ
たもので、その目的は、低トルク領域においても
高トルク領域においてもトランスフアのギヤ鳴り
を良好に防止できるようにした4輪駆動車のギヤ
鳴り防止構造を提供することにある。
《問題点を解決するための手段》 そこでこの考案では、トランスフアにおける前
輪駆動系と後輪駆動系とを結合するギヤ部材につ
いて次の構成を適用した。
まず、動力伝達軸に一体に結合され内輪と、こ
の内輪の外周に装着された中間部材と、この中間
部材の外周に装着され、外周に動力伝達歯が形成
された外輪とを有する構造とする。内輪に対して
中間部材が所定角度範囲だけ自由回転できる係合
構造にし、同じく中間部材に対して外輪が所定角
度範囲だけ自由回転できる係合構造とする。ま
た、内輪と中間部材とを第1の弾性部材で結合
し、上記自由回転できる範囲内ではこの弾性部材
を介してトルクを伝える構成とする。同様に、中
間部材と外輪とを第2の弾性部材で結合し、上記
自由回転できる範囲内ではこの弾性部材を介して
トルクを伝える構成とする。さらに、第1の弾性
部材と第2の弾性部材との弾性係数を異ならせ
る。
《作用》 低トルク領域においては、上記第1の弾性部材
と第2の弾性部材のうちの比較的軟質の弾性部材
の作用でトルク変動が吸収される。また高トルク
領域においては、もう一方の比較的硬質の弾性部
材の弾性作用によつてトルク変動が吸収される。
《実施例》 まず最初に、以下に説明する実施例がトランス
フアにおけるどのギヤ部材に適用されているかに
ついて第3図を用いて説明する。第3図はトラン
スフアの概略構成図で、1は副変速機の出力軸に
直結した駆動軸で、この軸1は後輪側プロペラシ
ヤフトにつながる。2は前輪側プロペラシヤフト
につながる前輪用駆動軸である。
駆動軸1には駆動スプロケツト3が回転自在に
嵌挿され、前輪用駆動軸2には被動スプロケツト
4が一体に回転するように取付けられ、両スプロ
ケツト3と4の間にチエーンベルト5が掛け渡さ
れている。6は2−4輪切換用のクラツチで、4
輪駆動時にはクラツチ6を接続して駆動スプロケ
ツト3を駆動軸1と一体に回転させ、チエーンベ
ルト5を介して被動スプロケツト4、前輪用駆動
軸2に回転を伝える。2輪駆動時にはクラツチ6
を切断し、駆動スプロケツト3にエンジンのトル
クを伝えないようにする。
以下の実施例は、第3図のトランスフアにおけ
る被動スプロケツト4にこの考案を適用してい
る。すなわち、前述の「トランスフアにおける前
輪駆動系と後輪駆動系とを結合するギヤ部材」が
被動スプロケツト4である場合の実施例である。
第1図および第2図は実施例の構成を詳細に示
している。前輪用駆動軸2は中空軸で、ケース7
に軸受8,9,10を介して取付けられている。
上記被動スプロケツト4は内輪11と中間部材1
2と外輪13とを主体として構成されている。
内輪11は前輪用駆動軸2と一体に形成されて
いる。中間部材12は本実施例では環状をなして
おり、内輪11の外周に同心に装着されている。
外輪13は中間部材12の外周に同心に装着され
ていて、被動スプロケツト4は3重同心構造にな
つている。また、外輪13の外周には被動スプロ
ケツト4としてチエーンベルト5に噛み合う動力
伝達歯が形成されている。
第2図に示すように、内輪11の外周には一定
幅の係合凹部11aが一定ピツチで形成され、環
状の中間部材(以降中間輪と呼ぶ)12の内周に
は一定幅の係合凸部12aが一定ピツチで形成さ
れている。この係合凹部11aと係合凸部12a
との遊びのある係合により、内輪11に対して中
間輪12が所定角度範囲Aだけ自由回転できる構
造となつている。
同様に、外輪13の内周には一定幅の係合凹部
13bが一定ピツチで形成され、中間輪12の外
周には一定幅の係合凸部12bが一定ピツチで形
成されている。この係合凹部13bと係合凸部1
2bとの遊びのある係合により、中間輪12に対
して外輪13が所定角度範囲Aだけ自由回転でき
る構造となつている。
また第1図に示すように、内輪11と中間輪1
2との間には2本のリング状の硬質弾性部材14
が介装されている。弾性部材14の内周面および
外周面はそれぞれ内輪11および中間輪12の周
面に接着されており、上記自由回転できる範囲内
ではこの弾性部材14を介してトルクを伝える。
同様に、中間輪12と外輪13との間には2本
のリング状の軟質弾性部材15が介装されてい
る。弾性部材15の内周および外周はそれぞれ中
間輪12および外輪13の周面に接着されてお
り、上記自由回転できる範囲内ではこの弾性部材
15を介してトルクを伝える。
第2図に示すように、中間輪12の4個所には
放射方向に貫通した4個のピン孔16が形成され
ており、このピン孔16には両端を丸めたインタ
ーロツクピン17が放射方向に摺動自在に装着さ
れている。
図のように、中間輪12が内輪11に対して自
由回転できる範囲Aのちようど中間にあるとき、
インターロツクピン17の内周側端部が内輪11
の節動凹部18に嵌合する。また、中間輪12に
対して外輪13を自由回転できる上記範囲Aの両
限のいずれかに位置すると、インターロツクピン
17の外周側端部が外輪13の節動凹部19に嵌
合する。このときピン17と節動凹部18との嵌
合は外れ得る状態になる。
以上の構成において、内輪11および外輪13
に全くトルクが加わつていない状態では、弾性部
材14と15の弾性力により、内輪11と外輪1
3に対して、中間輪2は自由回転できる範囲Aの
中間に位置している(第2図の状態)。
外輪13にエンジンからのトルクが加わると、
まず軟質弾性部材15が捩じられて、この弾性部
材15を介して中間輪12にトルクが伝わる。低
トルク領域ではインターロツクピン17が内輪1
1の節動凹部18に嵌合した状態で中間輪12か
ら内輪11にトルクが伝わる。このような低トル
ク領域においてトルク変動が生じると、軟質弾性
部材15の弾性作用によつてその変動が吸収さ
れ、ギヤ鳴りを防止することができる。
外輪13に伝わるトルクが大きくなると、中間
輪12に対して外輪13が自由回転できる範囲A
の両限のいずれかに位置し、外輪13から内輪1
2に直接的にトルクが伝わる。そのときピン17
に節動凹部19が対応し、ピン17と節動凹部1
8とが外れ得る状態になつている。従つて、中間
輪12から内輪11へのトルク伝達は硬質弾性部
材14を介してなされる。このような高トルク領
域においてトルク変動が生ずると、硬質弾性部材
14の弾性作用によつてその変動が吸収され、ギ
ヤ鳴りを防止することができる。
さらにトルクが大きくなると、内輪11に対し
て中間輪12が自由回転できる範囲の両限のいず
れかに位置し、中間輪12から内輪11へのトル
ク伝達も直接的になされる。この状態で加わるト
ルクがゼロになると、弾性部材14と15の弾性
力で第2図の位置に復帰する。
《考案の効果》 以上詳細に説明したように、この考案に係る4
輪駆動車のギヤ鳴り防止構造によれば、低トルク
領域と高トルク領域とでそれぞれ異なる弾性部材
がトルク変動の吸収作用を示し、広い範囲にわた
つて良好なギヤ鳴り防止効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるトランスフ
アの部分断面図、第2図は第1図における−
線断面図、第3図は同上実施例がどの部分に適用
されているかを示すトランスフアの概略図であ
る。 1……駆動軸、2……前輪用駆動軸、3……駆
動スプロケツト、4……被動スプロケツト、5…
…チエーンベルト、6……クラツチ、11……内
輪、12……中間部材(中間輪)、13……外輪、
14……硬質弾性部材(第1の弾性部材)、15
……軟質弾性部材(第2の弾性部材)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 トランスフアにおける前輪駆動系と後輪駆動系
    とを結合するギヤ部材に次の構成(イ)〜(ホ)を備える
    ことを特徴とする4輪駆動車のギヤ鳴り防止構
    造。 (イ) 動力伝達軸に一体に結合された内輪と、この
    内輪の外周に装着された中間部材と、この中間
    部材の外周に装着され、外周に動力伝達歯が形
    成された外輪とを有する。 (ロ) 上記内輪に対し上記中間部材が所定角度範囲
    だけ自由回転できる係合構造を有するととも
    に、上記中間部材に対して上記外輪が所定角度
    範囲だけ自由回転できる係合構造を有する。 (ハ) 上記内輪と上記中間部材とを第1の弾性部材
    で結合し、上記自由回転できる範囲内ではこの
    弾性部材を介してトルクを伝える構成とする。 (ニ) 上記中間部材と上記外輪とを第2の弾性部材
    で結合し、上記自由回転できる範囲内ではこの
    弾性部材を介してトルクを伝える構成とする。 (ホ) 第1の弾性部材と第2の弾性部材との弾性係
    数を異ならせる。
JP1986061690U 1986-04-25 1986-04-25 Expired JPH049464Y2 (ja)

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