JPH0236821B2 - Noosupindefusochi - Google Patents
NoosupindefusochiInfo
- Publication number
- JPH0236821B2 JPH0236821B2 JP13630184A JP13630184A JPH0236821B2 JP H0236821 B2 JPH0236821 B2 JP H0236821B2 JP 13630184 A JP13630184 A JP 13630184A JP 13630184 A JP13630184 A JP 13630184A JP H0236821 B2 JPH0236821 B2 JP H0236821B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- teeth
- differential
- cam assembly
- center cam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 241000239290 Araneae Species 0.000 description 7
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 6
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Retarders (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本発明は、車両の差動装置として用いられるノ
ースピンデフ装置に関する。
ースピンデフ装置に関する。
<従来の技術>
ノースピンデフ装置は、自動車及びその他の車
両がスリツプ又はスピンなどのトラブルを起すの
を自動的に防いで走行を安定化する「自動ロツク
デフ装置」の一種であり、この種の従来技術とし
て、例えば、新編、「自動車工学ハンドブツク」、
社団法人自動車技術会編、図書出版社、(1981年
5月25日、第8版)、第5−38頁から第5−39頁
に開示されている。
両がスリツプ又はスピンなどのトラブルを起すの
を自動的に防いで走行を安定化する「自動ロツク
デフ装置」の一種であり、この種の従来技術とし
て、例えば、新編、「自動車工学ハンドブツク」、
社団法人自動車技術会編、図書出版社、(1981年
5月25日、第8版)、第5−38頁から第5−39頁
に開示されている。
上記従来のノースピンデフ装置を、第2図に示
す。同図において、左右一対の車軸1,1の各内
端部に、差動ハブ2,2を介してクラツチリング
3,3が車軸1,1と相対回動不能に且つ軸方向
移動自在に設けられている。各クラツチリング
3,3の内端面にクラツチ歯4とカム歯5とが設
けられている。この左右一対のクラツチリング
3,3間に、前記クラツチ歯4及びカム歯5に係
脱自在に噛合するクラツチ歯6とカム歯7とを両
端面に有するセンターカムアツセンブリー8が設
けられている。このセンターカムアツセンブリー
8はデンギヤー9と一体回転可能に設けられてい
る。10,10はスプリングであり、前記クラツ
チリング3,3をセンターカムアツセンブリー8
側へ押圧するものである。
す。同図において、左右一対の車軸1,1の各内
端部に、差動ハブ2,2を介してクラツチリング
3,3が車軸1,1と相対回動不能に且つ軸方向
移動自在に設けられている。各クラツチリング
3,3の内端面にクラツチ歯4とカム歯5とが設
けられている。この左右一対のクラツチリング
3,3間に、前記クラツチ歯4及びカム歯5に係
脱自在に噛合するクラツチ歯6とカム歯7とを両
端面に有するセンターカムアツセンブリー8が設
けられている。このセンターカムアツセンブリー
8はデンギヤー9と一体回転可能に設けられてい
る。10,10はスプリングであり、前記クラツ
チリング3,3をセンターカムアツセンブリー8
側へ押圧するものである。
上記構成のノースピンデフ装置の作用を第3図
乃至第6図に基づき説明する。
乃至第6図に基づき説明する。
第3図に示す如く、左旋回前進エンジンドライ
ブ時においては、外輪11が内輪12より速く又
は多く回るための差動が必要となる。普通のベベ
ルギヤタイプのデフは、旋回中、リングギヤの速
さに対して内輪12が遅く、外輪11が速く回
る。しかし、ノースピンデフでは、エンジンドラ
イブ時は、どちらの車輪11,12もデフギヤ9
より遅く回ることはできない。
ブ時においては、外輪11が内輪12より速く又
は多く回るための差動が必要となる。普通のベベ
ルギヤタイプのデフは、旋回中、リングギヤの速
さに対して内輪12が遅く、外輪11が速く回
る。しかし、ノースピンデフでは、エンジンドラ
イブ時は、どちらの車輪11,12もデフギヤ9
より遅く回ることはできない。
即ち、前進左旋回中は、第4〜6図に示すよう
に、左側(内側)のクラツチリング3のクラツチ
歯4がセンターカムアツセンブリー8のクラツチ
歯6と完全に噛合つたままでトルクを伝える。
に、左側(内側)のクラツチリング3のクラツチ
歯4がセンターカムアツセンブリー8のクラツチ
歯6と完全に噛合つたままでトルクを伝える。
この状態では左側(内側)にデフギヤ9と同じ
回転数を伝えて、車両を前進させる。しかし、右
側(外側)は路面からの摩擦力によりカム歯5,
7同志がスプリング10の押付け力に抗して乗り
上げ、右側のクラツチリング3のクラツチ歯4と
センターカムアツセンブリー8のクラツチ歯6の
噛合いが外れる。
回転数を伝えて、車両を前進させる。しかし、右
側(外側)は路面からの摩擦力によりカム歯5,
7同志がスプリング10の押付け力に抗して乗り
上げ、右側のクラツチリング3のクラツチ歯4と
センターカムアツセンブリー8のクラツチ歯6の
噛合いが外れる。
しかして、右側(外側)が左側(内側)より速
く回転し旋回が行なわれる。
く回転し旋回が行なわれる。
一方、エンジンブレーキとかけて前記と同様、
左旋回する場合、前記とは逆に、内側(左側)の
クラツチリング3が路面からの摩擦力により、ス
プリング10の押付け力に抗して移動し、その噛
合を解除し、外側(右側)より遅く回転して旋回
が行なわれる。
左旋回する場合、前記とは逆に、内側(左側)の
クラツチリング3が路面からの摩擦力により、ス
プリング10の押付け力に抗して移動し、その噛
合を解除し、外側(右側)より遅く回転して旋回
が行なわれる。
<発明が解決しようとする問題点>
上記ノースピンデフ装置を、例えば、四輪駆動
の農用トラクターの前輪駆動デフに使用した場
合、該デフ装置がエンジン動力に連結されている
時は、上記<従来の技術>で説明した通り作動す
る。
の農用トラクターの前輪駆動デフに使用した場
合、該デフ装置がエンジン動力に連結されている
時は、上記<従来の技術>で説明した通り作動す
る。
しかし、エンジン動力を切断してノースピンデ
フ装置を遊転状態で使用する場合、前記のエンジ
ンドライブ時、又はエンジンブレーキ時のいずれ
にも該当しなくなる。
フ装置を遊転状態で使用する場合、前記のエンジ
ンドライブ時、又はエンジンブレーキ時のいずれ
にも該当しなくなる。
即ち、エンジンドライブ時又はエンジンブレー
キ時は、センターカムアツセンブリーはエンジン
に連結されて拘束されているため、該センターカ
ムアツセンブリーに対して、路面からの摩擦力の
大きな方のクラツチリングが確実に外れるのであ
る。
キ時は、センターカムアツセンブリーはエンジン
に連結されて拘束されているため、該センターカ
ムアツセンブリーに対して、路面からの摩擦力の
大きな方のクラツチリングが確実に外れるのであ
る。
しかし、センターカムアツセンブリーが遊転状
態では、いずれの側のクラツチリングが外れるか
は不確定となる。
態では、いずれの側のクラツチリングが外れるか
は不確定となる。
従つて、ノースピンデフ装置が遊転状態のとき
旋回運動を行うと、センターカムアツセンブリー
とクラツチリングの係脱動作が左右で不安定に行
なわれ、騒音を発生するという問題点があつた。
旋回運動を行うと、センターカムアツセンブリー
とクラツチリングの係脱動作が左右で不安定に行
なわれ、騒音を発生するという問題点があつた。
そこで、本発明は、ノースピンデフ装置が遊転
状態のときでも、必ず、いずれか一方のクラツチ
リングが確実に外れるようにして、騒音発生を防
止することを目的とする。
状態のときでも、必ず、いずれか一方のクラツチ
リングが確実に外れるようにして、騒音発生を防
止することを目的とする。
<問題点を解決するための手段>
上記問題点を解決するため、本発明は、ノース
ピンデフ装置が遊転状態の時でも、センターカム
アツセンブリーは、エンジンドライブ時又はエン
ジンブレーキ時と同様の何らかの力により拘束さ
れている状態にし、いずれか一方のクラツチリン
グの係脱を確実に行なわせるものであり、具体的
には、左右一対の車軸20,20の各内端部に、
各車軸に相対回動不能で且つ軸方向移動可能なク
ラツチリング25,25が設けられ、該クラツチ
リング25,25の各内端面の外周部にクラツチ
歯26が、同内周部にカム歯27が夫々同心円上
に設けられ、該クラツチ歯26及びカム歯27に
係脱自在に噛合するクラツチ歯34とカム歯25
とを両端面に有するセンターカムアツセンブリー
31が前記両クラツチリング25,25間に設け
られ、該センターカムアツセンブリー31は、ク
ラツチを介してエンジン動力が入・切自在に伝達
されるデフギヤ45と一体回転可能に設けられる
と共に、前記両クラツチリング25,25をセン
ターカムアツセンブリー31側へ押圧するスプリ
ング38,38が左右一対設けられているノース
ピンデフ装置において、 前記クラツチからセンターカムアツセンブリー
31までの間の動力伝達経路中の回転部分に、ブ
レーキ力を付与するブレーキ装置50、又は、大
きな慣性力を付与する慣性力付与装置51が設け
られた点に特徴を有する。
ピンデフ装置が遊転状態の時でも、センターカム
アツセンブリーは、エンジンドライブ時又はエン
ジンブレーキ時と同様の何らかの力により拘束さ
れている状態にし、いずれか一方のクラツチリン
グの係脱を確実に行なわせるものであり、具体的
には、左右一対の車軸20,20の各内端部に、
各車軸に相対回動不能で且つ軸方向移動可能なク
ラツチリング25,25が設けられ、該クラツチ
リング25,25の各内端面の外周部にクラツチ
歯26が、同内周部にカム歯27が夫々同心円上
に設けられ、該クラツチ歯26及びカム歯27に
係脱自在に噛合するクラツチ歯34とカム歯25
とを両端面に有するセンターカムアツセンブリー
31が前記両クラツチリング25,25間に設け
られ、該センターカムアツセンブリー31は、ク
ラツチを介してエンジン動力が入・切自在に伝達
されるデフギヤ45と一体回転可能に設けられる
と共に、前記両クラツチリング25,25をセン
ターカムアツセンブリー31側へ押圧するスプリ
ング38,38が左右一対設けられているノース
ピンデフ装置において、 前記クラツチからセンターカムアツセンブリー
31までの間の動力伝達経路中の回転部分に、ブ
レーキ力を付与するブレーキ装置50、又は、大
きな慣性力を付与する慣性力付与装置51が設け
られた点に特徴を有する。
<作用>
本発明によれば、ノースピンデフ装置がエンジ
ンと切断されて遊転状態となつても、センターカ
ムアツセンブリーはブレーキ装置又は慣性力付与
装置によつて拘束されることになり、一種のエン
ジンドライブ時又はエンジンブレーキ時と同じ状
態になるため、一方の車輪の負荷が増大すると必
ずその側のクラツチリングの噛合が解除される。
ンと切断されて遊転状態となつても、センターカ
ムアツセンブリーはブレーキ装置又は慣性力付与
装置によつて拘束されることになり、一種のエン
ジンドライブ時又はエンジンブレーキ時と同じ状
態になるため、一方の車輪の負荷が増大すると必
ずその側のクラツチリングの噛合が解除される。
<実施例>
第1図に基づき本発明の実施例を詳述する。
第1図に示すものは四輪駆動の農用トラクター
の前輪デフ装置であり、該デフ装置にノースピン
デフ装置が採用されている。
の前輪デフ装置であり、該デフ装置にノースピン
デフ装置が採用されている。
同図において、20,20は、左右一対の前車
軸であり、前車軸ケース21内に回転自在に挿入
されている。この前車軸ケース21の外端部に、
操向輪である前輪が取付けられている。
軸であり、前車軸ケース21内に回転自在に挿入
されている。この前車軸ケース21の外端部に、
操向輪である前輪が取付けられている。
左右一対の前車軸20,20の内端部には
夫々、差動ハブ22,22がスプライン嵌合で取
付けられている。この各差動ハブ22の軸方向中
途部の外周面にフランジ23が突設されている。
このフランジ23より内側の外周面にスプライン
24が刻成されている。この各スプライン24に
クラツチリング25が軸方向移動自在にスプライ
ン嵌合している。
夫々、差動ハブ22,22がスプライン嵌合で取
付けられている。この各差動ハブ22の軸方向中
途部の外周面にフランジ23が突設されている。
このフランジ23より内側の外周面にスプライン
24が刻成されている。この各スプライン24に
クラツチリング25が軸方向移動自在にスプライ
ン嵌合している。
上記左右一対のクラツチリング25,25の内
端面には、外周側に角形のクラツチ歯26が設け
られ、内周側に台形状のカム27が設けられてい
る。クラツチ歯26とカム歯27の境界部にリン
グ溝28が凹設されている。このリング溝28に
ホールドアウトリング29が相対回動自在に嵌合
されている。このホールドアウトリング29,2
9の内端面に突起30が設けられている。
端面には、外周側に角形のクラツチ歯26が設け
られ、内周側に台形状のカム27が設けられてい
る。クラツチ歯26とカム歯27の境界部にリン
グ溝28が凹設されている。このリング溝28に
ホールドアウトリング29が相対回動自在に嵌合
されている。このホールドアウトリング29,2
9の内端面に突起30が設けられている。
前記左右一対のクラツチリング25,25間
に、センターカムアツセンブリー31が設けられ
ている。このセンターカムアツセンブリー31
は、リング状のスパイダー32と、該スパイダー
32内周面に嵌合されたリング状のセンターカム
33とから成る。
に、センターカムアツセンブリー31が設けられ
ている。このセンターカムアツセンブリー31
は、リング状のスパイダー32と、該スパイダー
32内周面に嵌合されたリング状のセンターカム
33とから成る。
前記スパイダー32の両端面には、前記クラツ
チ歯26と係脱自在に噛合するクラツチ歯34が
設けられている。センターカム33の両端面に
も、前記カム歯27と係脱自在に噛合するカム軸
35が設けられている。スパイダー32とセンタ
ーカム33はキーで少しの間隙をもつて一体回転
可能に連結されている。スパイダー32の内面と
センターカム33の外周面間に形成された周方向
所定長さを有する間隙36に、前記ホールドアウ
トリング29の突起30が遊嵌されている。この
突起は、間隙36から外れると、前記キーに周方
向に係脱自在に係合してホールドアウトリング2
9の相対回動を防止する。
チ歯26と係脱自在に噛合するクラツチ歯34が
設けられている。センターカム33の両端面に
も、前記カム歯27と係脱自在に噛合するカム軸
35が設けられている。スパイダー32とセンタ
ーカム33はキーで少しの間隙をもつて一体回転
可能に連結されている。スパイダー32の内面と
センターカム33の外周面間に形成された周方向
所定長さを有する間隙36に、前記ホールドアウ
トリング29の突起30が遊嵌されている。この
突起は、間隙36から外れると、前記キーに周方
向に係脱自在に係合してホールドアウトリング2
9の相対回動を防止する。
前記差動ハブ22のフランジ23と、クラツチ
リング25間の差動ハブの外周に、スプリングリ
テーナ37が套嵌されている。このスプリングリ
テーナ37とクラツチリング25間に圧縮スプリ
ング38が介在されている。このスプリング38
は、クラツチリング25をセンターカムアツセン
ブリー31側へ押付ける。この左右一対のスプリ
ング38,38の押付力の強さは同一である。
リング25間の差動ハブの外周に、スプリングリ
テーナ37が套嵌されている。このスプリングリ
テーナ37とクラツチリング25間に圧縮スプリ
ング38が介在されている。このスプリング38
は、クラツチリング25をセンターカムアツセン
ブリー31側へ押付ける。この左右一対のスプリ
ング38,38の押付力の強さは同一である。
前記スパイダー32の外周部は、デフケース3
9とデフケース蓋40とにより挾持され、デフケ
ース39とデフケース蓋40とを連結するボルト
41等により、該スパイダー32はデフケース3
9と一体回転可能である。このデフケース39と
デフケース蓋40は、センターカムアツセンブリ
ー31、クラツチリング25,25等から成るノ
ースピンデフ装置を内包する。該デフケース39
及びデフケース蓋40の両端部は左右一対の前車
軸20,20を外嵌し、その両端部外周面はベア
リング42を介してピニオンベアリングケース4
3に回転自在に軸支されている。
9とデフケース蓋40とにより挾持され、デフケ
ース39とデフケース蓋40とを連結するボルト
41等により、該スパイダー32はデフケース3
9と一体回転可能である。このデフケース39と
デフケース蓋40は、センターカムアツセンブリ
ー31、クラツチリング25,25等から成るノ
ースピンデフ装置を内包する。該デフケース39
及びデフケース蓋40の両端部は左右一対の前車
軸20,20を外嵌し、その両端部外周面はベア
リング42を介してピニオンベアリングケース4
3に回転自在に軸支されている。
ピニオンベアリングケース43は前車軸ケース
21にボルト44により固定されている。
21にボルト44により固定されている。
デフケース39にはデフギヤ45が固定され、
該デフギヤ45にデフピニオン46が噛合してい
る。このデフピニオン46は、伝動軸47の先端
に設けられている。この伝動軸47はピニオンベ
アリングケース43に固定された伝動軸カバー4
8にベアリング49を介して軸支されている。
該デフギヤ45にデフピニオン46が噛合してい
る。このデフピニオン46は、伝動軸47の先端
に設けられている。この伝動軸47はピニオンベ
アリングケース43に固定された伝動軸カバー4
8にベアリング49を介して軸支されている。
前記伝動軸47は、図示省略のクラツチを介し
てエンジンに連結されている。
てエンジンに連結されている。
上記クラツチからノースピンデフ装置のセンタ
ーカムアツセンブリー31の間の動力伝達経路の
回転部分に、ブレーキ装置又は慣性力付与装置が
設けられている。
ーカムアツセンブリー31の間の動力伝達経路の
回転部分に、ブレーキ装置又は慣性力付与装置が
設けられている。
図示実施例では、デフケース39の背面を押圧
するブレーキ装置50が設けられている。このブ
レーキ装置50は固定側であるピニオンベアリン
グケース43に設けられている。
するブレーキ装置50が設けられている。このブ
レーキ装置50は固定側であるピニオンベアリン
グケース43に設けられている。
上記ブレーキ装置50は、ノースピンデフ装置
がエンジンに連結されている時はブレーキ作用を
せず、クラツチを切断した時、その切断動作に連
動してブレーキ作用を行うよう構成されている。
このブレーキ力は強力なものではなく、センター
カムアツセンブリー31に若干の拘束力を付与す
るに十分なものであればよい。
がエンジンに連結されている時はブレーキ作用を
せず、クラツチを切断した時、その切断動作に連
動してブレーキ作用を行うよう構成されている。
このブレーキ力は強力なものではなく、センター
カムアツセンブリー31に若干の拘束力を付与す
るに十分なものであればよい。
尚、上記ブレーキ装置50に代え、慣性力付与
装置51を同位置に設けてもよい。この慣性力付
与装置51を便宜上第1図を用いて説明すれば、
ピニオンベアリングケース43にフライホイール
52を回転自在に設け、該フライホイール52を
デフケース39の背面に押し付ける手段53を設
ける。そしてクラツチを切断した時、該フライホ
イール52をデフケース39に押し付け、デフケ
ース39の慣性力を増大させる。
装置51を同位置に設けてもよい。この慣性力付
与装置51を便宜上第1図を用いて説明すれば、
ピニオンベアリングケース43にフライホイール
52を回転自在に設け、該フライホイール52を
デフケース39の背面に押し付ける手段53を設
ける。そしてクラツチを切断した時、該フライホ
イール52をデフケース39に押し付け、デフケ
ース39の慣性力を増大させる。
しかして、ブレーキ装置50又は慣性力付与装
置51のいずれであつても、センターカムアツセ
ンブリー31を拘束するものとなり、その結果、
エンジンドライブ時又はエンジンブレーキ時と同
じ状態となり、いずれか一方のクラツチリング2
5の噛合が確実に解除される。
置51のいずれであつても、センターカムアツセ
ンブリー31を拘束するものとなり、その結果、
エンジンドライブ時又はエンジンブレーキ時と同
じ状態となり、いずれか一方のクラツチリング2
5の噛合が確実に解除される。
上記ブレーキ装置50又は慣性力付与装置51
は、クラツチからセンターカムアツセンブリー3
1の間の任意の回転部分に設けることができる。
は、クラツチからセンターカムアツセンブリー3
1の間の任意の回転部分に設けることができる。
<発明の効果>
本発明によれば、遊転状態において、確実にク
ラツチリングの噛合が解除されるものであり、騒
音発生の防止が図られるものである。
ラツチリングの噛合が解除されるものであり、騒
音発生の防止が図られるものである。
第1図は本発明の実施例を示すノースピンデフ
装置の断面図、第2図は従来例を示す断面図、第
3図乃至第6図は従来のノースピンデフ装置の作
用説明図であり、第3図は旋回状態を示す平面
図、第4図はノースピンデフの外観図、第5図は
クラツチ歯の噛合い状態図、第6図はカム歯の噛
合状態図である。 20……車軸、25……クラツチリング、26
……クラツチ歯、27……カム歯、31……セン
ターカムアツセンブリー、34……クラツチ歯、
35……カム歯、38……スプリング、45……
デフギヤ、50……ブレーキ装置、51……慣性
力付与装置。
装置の断面図、第2図は従来例を示す断面図、第
3図乃至第6図は従来のノースピンデフ装置の作
用説明図であり、第3図は旋回状態を示す平面
図、第4図はノースピンデフの外観図、第5図は
クラツチ歯の噛合い状態図、第6図はカム歯の噛
合状態図である。 20……車軸、25……クラツチリング、26
……クラツチ歯、27……カム歯、31……セン
ターカムアツセンブリー、34……クラツチ歯、
35……カム歯、38……スプリング、45……
デフギヤ、50……ブレーキ装置、51……慣性
力付与装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 左右一対の車軸20,20の各内端部に、各
車軸に相対回動不能で且つ軸方向移動可能なクラ
ツチリング25,25が設けられ、該クラツチリ
ング25,25の各内端面の外周部にクラツチ歯
26が、同内周部にカム歯27が夫々同心円上に
設けられ、該クラツチ歯26及びカム歯27に係
脱自在に噛合するクラツチ歯34とカム歯35と
を両端面に有するセンターカムアツセンブリー3
1が前記両クラツチリング25,25間に設けら
れ、該センターカムアツセンブリー31は、クラ
ツチを介してエンジン動力が入・切自在に伝達さ
れるデフギヤ45と一体回転可能に設けられると
共に、前記両クラツチリング25,25をセンタ
ーカムアツセンブリー31側へ押圧するスプリン
グ38,38が左右一対設けられているノースピ
ンデフ装置において、 前記クラツチからセンターカムアツセンブリー
31までの間の動力伝達経路中の回転部分に、ブ
レーキ力を付与するブレーキ装置50、又は、大
きな慣性力を付与する慣性力付与装置51が設け
られたことを特徴とするノースピンデフ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13630184A JPH0236821B2 (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | Noosupindefusochi |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13630184A JPH0236821B2 (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | Noosupindefusochi |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6117747A JPS6117747A (ja) | 1986-01-25 |
JPH0236821B2 true JPH0236821B2 (ja) | 1990-08-21 |
Family
ID=15171982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13630184A Expired - Lifetime JPH0236821B2 (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | Noosupindefusochi |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0236821B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0712144Y2 (ja) * | 1986-05-22 | 1995-03-22 | 栃木富士産業株式会社 | 車両用動力伝達装置 |
NL8902771A (nl) * | 1989-11-08 | 1991-06-03 | Skf Ind Trading & Dev | Differentieel. |
-
1984
- 1984-06-29 JP JP13630184A patent/JPH0236821B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6117747A (ja) | 1986-01-25 |
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