JP2966218B2 - デファレンシャル装置 - Google Patents

デファレンシャル装置

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JP2966218B2 JP33422292A JP33422292A JP2966218B2 JP 2966218 B2 JP2966218 B2 JP 2966218B2 JP 33422292 A JP33422292 A JP 33422292A JP 33422292 A JP33422292 A JP 33422292A JP 2966218 B2 JP2966218 B2 JP 2966218B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両に用いられるデ
ファレンシャル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭49ー104328号公報に図1
0のようなヘリカルギヤ型のデファレンシャル装置20
1が記載されている。これは、それぞれが車輪側に連結
された一対のサイドギヤ203,205と複数組のピニ
オンギヤ207,209と、これらを収納するデフケー
ス211とを備えている。ピニオンギヤ207,209
はデフケース211の収納孔213に歯先部を摺動自在
に支持されており、各ピニオンギヤ207,209はサ
イドギヤ203,205と各別に噛合うと共に、これら
サイドギヤ203,205との噛合い部の軸方向内側で
互いに噛合っている。又、各サイドギヤ203,205
間にはスペーサ215が配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このデファレンシャル
装置201では、各ギヤの噛合いによるスラスト力でサ
イドギヤ203,205をスペーサ215に突き当て
て、その摩擦トルクにより差動制限力を得ている。この
スペーサ215は、ピニオンギヤ207,209が前記
のように軸方向内側で噛合っているからサイドギヤ20
3,205を突き当てるためにも必要である。
【0004】しかし、装置の小型軽量化のために、幅が
広く重いスペーサ215を取り除くと、サイドギヤ20
3,205を突き当てるためにはこれらを軸方向内側に
延長しなければならず、小型軽量化が果たせない。又、
デフケース211の回転方向によっては、車両が前進す
るときの差動制限力より後進時のほうが大きくなり、例
えば、エンジンブレーキとアンチロックブレーキシステ
ム(ABS)との干渉が生じる。
【0005】そこで、この発明は、車両の後進時に前進
時より差動制限力を小さくすることができると共に小型
で軽量なデファレンシャル装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、エンジンの駆動により回転駆動さ
れるデフケースと、該デフケース内に互いに隣接して配
置されそれぞれが車輪側に連結された一対のヘリカルサ
イドギヤと、前記ヘリカルサイドギヤの半径方向外側で
前記デフケースにその回転軸と平行に設けられた各収納
孔に収納されて歯先部が収納孔の内周面に対し摺動自在
な2個一対の複数対のヘリカルピニオンギヤとを備え、
前記各一対のヘリカルピニオンギヤは、ヘリカルサイド
ギヤと各別に噛合うと共にこれらのサイドギヤとの噛合
い部の回転軸方向外側で互いに噛合うために各一対のヘ
リカルピニオンギヤの少なくとも一方が小径にされた軸
部を有して該小径にされた軸部が前記両ヘリカルサイド
ギヤ間に渡り、前記一対のヘリカルサイドギヤは互いに
逆方向のねじれ角を有し、かつ、前記ヘリカルピニオン
ギヤは各々の噛み合うヘリカルサイドギヤのねじれ角と
逆方向のねじれ角を有して、前記サイドギヤはエンジン
によりデフケースが車両前進時の回転方向に駆動される
と前記ヘリカルピニオンギヤとの噛合いスラスト力によ
り互いに押圧し合い、エンジンによりデフケースが車両
後進時の回転方向に駆動されると前記ヘリカルピニオン
ギヤとの噛合いスラスト力により互いに離間し各々がデ
フケースとの間で押圧し合い、前記一対のヘリカルサイ
ドギヤ間にはワッシャが設けられ、該ワッシャの径方向
外側は前記ヘリカルピニオンギヤのギヤ部外周よりも小
径にされた軸部側に入り込み、かつ軸方向はギヤ部の間
に位置することを特徴とする。請求項2の発明は、請求
項1記載のデファレンシャル装置であって、前記ヘリカ
ルサイドギヤが互いに押しつけ合うときの各ヘリカルサ
イドギヤとワッシャとの摩擦半径を、前記各ヘリカルサ
イドギヤがデフケースとの間で押し合うときの摩擦半径
よりも大きく設定したことを特徴とする。請求項3の発
明は、請求項1又は2記載のデファレンシャル装置であ
って、前記一対のヘリカルサイドギヤ間のワッシャを第
1のワッシャとし、前記各ヘリカルサイドギヤとデフケ
ースとの間には第2のワッシャが設けられ、第1のワッ
シャの摩擦係数を第2のワッシャの摩擦係数より大きく
設定したことを特徴とする。
【0007】
【作用】各ピニオンギヤをデフ収納孔にその歯先部を摺
動自在に収納し、又、各ピニオンギヤをサイドギヤとの
噛合い部の軸方向外側で噛合せたから、従来例のような
スペーサを用いずに又サイドギヤを延長せずに、サイド
ギヤを突き合わせることが可能になり、それだけ小型軽
量になる。
【0008】又、デフケースがエンジンに駆動されて車
両が前進する時はピニオンギヤと噛合うサイドギヤのス
ラスト力が互いに対向する方向のねじれ角を各サイドギ
ヤに与えた。一方、デフケースがエンジンに駆動され車
両が後進するときはピニオンギヤとの噛合いにより両サ
イドギヤが互いに離間する方向にスラスト力が生じる。
このように構成すると、下記の説明のように、差動が生
じると車両の前進時はサイドギヤのグリップ側と空転側
のスラスト力差による摩擦トルクだけ後進時より大きな
差動制限力が得られる。従って、トルクの方向が後進時
に等しいエンジンブレーキ作動時に差動制限力が小さく
なり、ABSとの干渉が防止される。
【0009】
【実施例】図1ないし図7により第1実施例の説明をす
る。図1はこの実施例のデファレンシャル装置を示し、
図7はこのデファレンシャル装置を用いた車両の動力系
を示す。左右の方向はこの車両及び図1、4、5での左
右の方向である。
【0010】図7のように、この動力系は、エンジン
1、トランスミッション3、プロペラシャフト5、リヤ
デフ7(後輪側に配置された実施例のデファレンシャル
装置)、、左右の後車軸9,11、左右の後輪13,1
5、左右の前輪17,19などから構成されている。リ
ヤデフ7において、デフケース21はデフキャリヤ23
内に回転自在に配置されており、デフケース21に固定
されたリングギヤ25はドライブピニオンギヤ27と噛
合っている。ドライブピニオンギヤ27はプロペラシャ
フト5側に連結されたドライブピニオンシャフト29と
一体に形成されている。こうして、エンジン1の駆動力
はトランスミッション3からプロペラシャフト5を介し
てデフケース21を回転駆動する。
【0011】図1のように、デフケース21は本体3
1、本体31にボルト33で固定されたカバー35とか
らなっており、内部には左右のサイドギヤ37,39
(ヘリカルサイドギヤ)が配置されている。各サイドギ
ヤ37,39はデフケース21との間に設けられた軸支
部41,43によりデフケース21に支承されると共
に、互いの間に設けられた軸支部45により各対向端の
センターリングを行っている。左右のサイドギヤ37,
39はそれぞれ左右の後車軸9,11にスプライン連結
され、サークリップ47,47で軸方向に固定されてい
る。又、サイドギヤ37,39の間にはスチールワッシ
ャ49が配置され、各サイドギヤ37,39とデフケー
ス21との間には摩擦係数の小さいワッシャ51,51
が配置されている。図1のように、サイドギヤ37,3
9とスチールワッシャ49との摺動摩擦における有効径
はサイドギヤ37,39とワッシャ51,51との摺動
摩擦における有効径より大きく設定されている。デフケ
ース21には開口53,55,57が設けられ、デフキ
ャリア23に封入されたオイルが流出入し内部を潤滑す
る。
【0012】本体31にはサイドギヤ37,39の径方
向外側に図2のように収納孔59,61が4組形成され
ており、各収納孔59,61にはそれぞれ長短のピニオ
ンギヤ63,65(ヘリカルピニオンギヤ)が歯先部を
摺動回転自在に収納されている。ピニオンギヤ63,6
5は隣り合った各組毎に周方向の配列を逆にしてある。
図3の矢印67は車両の左方向を示し、長いピニオンギ
ヤ63は左右のギヤ部69,71と、これらを連結する
と共にサイドギヤ37との干渉を避けるために小径にさ
れた軸部73とからなっている。図1、3のように、左
のギヤ部69は短いピニオンギヤ65の左端部と噛合
い、右のギヤ部71は右のサイドギヤ39と噛合ってい
る。又、図1ように、ピニオンギヤ65の右端部は左の
サイドギヤ37と噛合っている。
【0013】このように、各ピニオンギヤ63,65は
サイドギヤ37.39との噛合い部の左側(軸方向外
側)で互いに噛合っているから、図10の従来例と異っ
てサイドギヤ37,39を突き当てるためのスペーサが
不要であり、又サイドギヤ37,39をそれぞれ内側へ
延長する必要がない。従って、それだけ小型軽量であ
る。
【0014】デフケース21を回転させるエンジン1の
駆動力は各ピニオンギヤ63,65の歯先部から各ギヤ
の噛合い部を経てサイドギヤ37,39を介して左右の
後輪13,15に分配され、後輪間に駆動抵抗差が生じ
るとピニオンギヤ63,65の自転により左右各側に差
動分配される。トルク伝達中、ピニオンギヤ63,65
その歯先面や端面をサイドギヤ37,39との噛合い
反力により収納孔59,61に押し付けられ、その摩擦
トルクにより差動が制限される。この差動制限力は車両
の前進時と後進時とで等しい。又、図2のように各組の
ピニオンギヤ6365を周方向に順序を逆にして配置
したから、前後進及び旋回方向にかかわらずにデフケー
ス21に対する各ピニオンギヤ63,65の押付け力が
等しく、後輪13,15間で均等な差動制限力が得られ
る。
【0015】図3のように、各ギヤはヘリカルギヤであ
り、サイドギヤ37,39は互いに反対向きのねじれ角
を与えられている。矢印75はエンジンの駆動力で車両
が前進するときのデフケース21の回転方向を示してお
り、従って車両の前進時はサイドギヤ37,39はピニ
オンギヤ63,65との噛合いスラスト力によりスチー
ルワッシャ49を介して図4のように互いに押し合い、
後進時(トルクの方向は前進中のエンジンブレーキ使用
時と同じ)は図5のように互いに離間する方向でそれぞ
れデフケース21側に押し付けられる。
【0016】図4と図5は悪路などで右後輪15が空転
したときの状態を示す。Fh は空転側である右サイドギ
ヤ39のスラスト力を示し、Fl はグリップ側である左
サイドギヤ37のスラスト力を示す。ここではFl :F
h =10:1とする。又R2及びR1 は各々スチールワ
ッシャ49を介したサイドギヤ37,39間の摩擦径及
びワッシャ51を介したサイドギヤ37,39とデフケ
ース21間の摩擦径をそれぞれ示す。各摩擦面を同一
摩擦係数μとする。
【0017】仮にR1 =R2 =Rとして、図5のように
車両の後進時はFl 、Fh が外側に向き、サイドギヤ3
7,39とデフケース21の間でそれぞれ発生する摩擦
トルクT1 =Fl ・μ・R/2 、T2 =Fh ・μ・R/2 に
よりサイドギヤ37,39の回転が制動され、差動制限
力が得られる。又、図4のように車両の前進時はFl、
Fh が内側に向き、サイドギヤ37,39とスチールワ
ッシャ49との間でそれぞれのサイドギヤに前記と等し
いT1 が生じると共に、(Fl −Fh )の力がスチール
ワッシャ49とサイドギヤ39とを介してデフケース2
1側に掛り、サイドギヤ39とデフケース21との間で
T3 =(Fl −Fh )・μ・R/2 の摩擦トルクが得られ
る。図4と図5の例では車両の前進時と後進時の差動制
限力の比(T1 +T1 +T3 ):(T1 +T2 )=2
9:11となる。
【0018】このように、リヤデフ7の差動制限力は車
両の前進時に大きく後進時に小さくできる。又、スチー
ルワッシャ49の摩擦係数はワッシャ51の摩擦係数よ
り大きく、摩擦径もR2 >R1 であるから、差動制限力
の差はさらに大きくなる。
【0019】図6はリヤデフ7の差動制限特性のグラフ
であり、グラフ77,79は車両の前進時の特性であ
り、グラフ81,83は後進時の特性である。又、グラ
フ77,81は右の後輪15が空転したときリヤデフ7
の差動制限力により左の後輪13に送られる軸トルクを
示し、グラフ79,83は左後輪13が空転したときに
右後輪15に送られる軸トルクを示す。
【0020】上記のように、ピニオンギヤ63,65各
組の配列順序によって、噛合い反力による差動制限力は
左右の後輪13,15間で等しいからグラフ77,79
及びグラフ81,83は勾配1の直線85に関して対称
であり、スラスト力による差動制限力が前進時に大きく
後進時に小さいから直線85に対するグラフ77,79
の角度αは直線85に対するグラフ81,83の角度β
より大きい。
【0021】従って、図7の車両は前進時にはリヤデフ
7の大きい差動制限力により、直進安定性が向上すると
共に、後輪の一方が空転しても他方の後輪に大きな駆動
力が送られて悪路走破性が向上する。又、エンジンブレ
ーキを使用したときはトルクの方向が後進時と同じにな
って差動制限力が小さくなるから、ABSとの干渉が防
止される。
【0022】次に、図8と図9とにより第2実施例の説
明をする。この実施例のデファレンシャル装置87は、
ピニオンギヤの構造が第1実施例と異ったものであり、
第1実施例の部材と同機能の部材には同符号を附してあ
る。又、左右方向は図8での左右の方向である。
【0023】デフケース89は本体91と、本体91に
ボルト33で固定されたカバー35とからなり、内部に
はサイドギヤ37,39が配置されている。本体91に
はサイドギヤ37,39の径方向外側に収納孔93,9
5が形成され、ピニオンギヤ97,99(ヘリカルピニ
オンギヤ)がそれぞれ歯先部を摺動自在に収納されてい
る。ピニオンギヤ97,99は隣り合った各組毎に周方
向の配列順序を逆にしてある。
【0024】図9の矢印101は図8の左方向を示し、
各ピニオンギヤ97,99はそれぞれ左のギヤ部10
3,105と右のギヤ部107,109とこれらを連結
する小径の軸部111,113とからなっている。又、
ギヤ部105,107はそれぞれギヤ部103,109
より長い。各ピニオンギヤ97,99は、短いギヤ部1
03が長いギヤ部105の左端部と噛合い、短いギヤ部
109が長いギヤ部107の右端部と噛合うことによ
り、軸方向の両外側で互いに連結されている。又、サイ
ドギヤ37はギヤ部105の右端部との噛合いによりピ
ニオンギヤ99に連結され、サイドギヤ39はギヤ部1
07の左端部との噛合いによりピニオンギヤ97に連結
されている。デフケース89には側板115が止め輪1
17で固定され各ピニオンギヤ97,99の右端部と対
向している。
【0025】このように、各ピニオンギヤ97,99は
サイドギヤ37,39との噛合い部の軸方向両側で互い
に噛合っているから、サイドギヤ37,39の延長やス
ペーサが不要であり、小型軽量である。
【0026】各ギヤはヘリカルギヤであり、図9の矢印
119は車両が前方に駆動されるときのデフケース89
の回転方向を示している。このとき、サイドギヤ37,
39はピニオンギヤ97,99との噛合いスラスト力に
よりスチールワッシャ49を介して互いに押し合い、車
両の後進時はスラスト力が反対方向になりワッシャ51
を介してデフケース89に押し付けられている。
【0027】このようなギヤの構成によりこの実施例の
デファレンシャル装置87は、第1実施例と同じく車両
の前進時に大きな差動制限力が得られると共に、エンジ
ンブレーキとABSとの干渉を防止できる。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明では、ヘリカルサイドギ
ヤに噛み合うヘリカルピニオンギヤに阻害されずにワッ
シャの外周側を拡大することができる。請求項2の発明
では、車両の前進時に大きな差動制限力が得られると共
に、エンジンブレーキとABSとの干渉をも防止するこ
とができる。請求項3の発明では、第1のワッシャの摩
擦係数を第2のワッシャの摩擦係数より大きく設定した
ため、車両の前進時に大きな差動制限力が得られると共
に、エンジンブレーキとABSとの干渉をも防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の断面図である。
【図2】図1AーA断面図である。
【図3】第1実施例に用いられるピニオンギヤの斜視図
である。
【図4】第1実施例の作用図である。
【図5】第1実施例の作用図である。
【図6】第1実施例の差動制限特性を示すグラフであ
る。
【図7】第1実施例を用いた車両の動力系を示すスケル
トン機構図である。
【図8】第2実施例の断面図である。
【図9】第2実施例に用いられるピニオンギヤの斜視図
である。
【図10】従来例の断面図である。
【符号の説明】
7 リヤデフ(デファレンシャル装置) 21,89 デフケース 37,39 サイドギヤ(ヘリカルサイドギヤ) 59,61、93,95 収納孔 63,65、97,99 ピニオンギヤ(ヘリカルピニ
オンギヤ) 87 デファレンシャル装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−271926(JP,A) 特開 昭48−104328(JP,A) 特開 昭60−175843(JP,A) 特開 昭63−76938(JP,A) 特開 平2−38733(JP,A) 特表 平7−501870(JP,A) 特表 平6−502713(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 48/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの駆動により回転駆動されるデ
    フケースと、該デフケース内に互いに隣接して配置され
    それぞれが車輪側に連結された一対のヘリカルサイドギ
    ヤと、前記ヘリカルサイドギヤの半径方向外側で前記デ
    フケースにその回転軸と平行に設けられた各収納孔に収
    納されて歯先部が収納孔の内周面に対し摺動自在な2個
    一対の複数対のヘリカルピニオンギヤとを備え、前記各
    一対のヘリカルピニオンギヤは、ヘリカルサイドギヤと
    各別に噛合うと共にこれらのサイドギヤとの噛合い部の
    回転軸方向外側で互いに噛合うために各一対のヘリカル
    ピニオンギヤの少なくとも一方が小径にされた軸部を有
    し、該小径にされた軸部が前記両ヘリカルサイドギヤ
    対向間を渡り、前記一対のヘリカルサイドギヤは互いに
    逆方向のねじれ角を有し、かつ、前記ヘリカルピニオン
    ギヤは各々の噛み合うヘリカルサイドギヤのねじれ角と
    逆方向のねじれ角を有して、前記ヘリカルサイドギヤは
    エンジンによりデフケースが車両前進時の回転方向に駆
    動されると前記ヘリカルピニオンギヤとの噛合いスラス
    ト力により互いに押圧し合い、エンジンによりデフケー
    スが車両後進時の回転方向に駆動されると前記ヘリカル
    ピニオンギヤとの噛合いスラスト力により互いに離間し
    各々がデフケースとの間で押圧し合い、前記一対のヘリ
    カルサイドギヤ間にはワッシャが設けられ、該ワッシャ
    の外周側は前記ヘリカルピニオンギヤのギヤ部外周より
    も前記小径にされた軸部側に入り込んでいることを特徴
    とするデファレンシャル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデファレンシャル装置で
    あって、前記ヘリカルサイドギヤが互いに押しつけ合う
    ときの各ヘリカルサイドギヤとワッシャとの摩擦半径
    を、前記各ヘリカルサイドギヤがデフケースとの間で押
    し合うときの摩擦半径よりも大きく設定したことを特徴
    とするデファレンシャル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のデファレンシャル
    装置であって、前記一対のヘリカルサイドギヤ間のワッ
    シャを第1のワッシャとし、前記各ヘリカルサイドギヤ
    とデフケースとの間には第2のワッシャが設けられ、第
    1のワッシャの摩擦係数を第2のワッシャの摩擦係数よ
    り大きく設定したことを特徴とするデファレンシャル装
    置。
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