JP2014021741A - 紙幣取引装置 - Google Patents

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Toshifumi Miyama
敏史 三山
Hisahiro Koshizuka
久洋 腰塚
Masayasu Ueno
正康 上野
Minoru Kadowaki
稔 門脇
Kazushi Yoshida
和司 吉田
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Abstract

【課題】
紙幣取引装置内に複数存在するギヤの偏心や累積ピッチ誤差による周期的な負荷変動、もしくは断続的に高速搬送される紙幣が搬送ローラ間を通過する際に発生する負荷変動によって駆動モータの速度低下や異常停止が発生する場合がある。
【解決手段】
回転運動により紙幣を搬送する搬送手段と、この搬送手段を駆動させる駆動モータと、この駆動モータより前記搬送手段へ回転方向の動力を伝達するギヤ等からなる動力伝達手段と、この動力伝達手段は前記駆動モータの回転軸に支持された内輪部と、この内輪部に弾性部材を介して支持された外輪部とを備え、前記外輪部を前記駆動モータの回転軸に支持させたもの。
【選択図】図6

Description

本発明は、紙幣を搬送するための搬送手段を備えた紙幣取引装置に関する。
一般的な紙幣取引装置では、紙幣を搬送する手段としてゴムローラやゴムベルトの紙幣搬送手段が用いられる。これら紙幣搬送手段はDCモータやステッピングモータを使って駆動される。これらのモータによって駆動される紙幣搬送手段は紙幣の搬送速度を増減速させるために、ギヤや離れた軸間で動力伝達を行うためのタイミングベルト等の動力伝達手段によってモータの駆動力が搬送手段へ伝達されている。
この紙幣搬送手段の駆動時に、モータには回転機構に作用する摩擦力や回転機構の慣性モーメントによる回転負荷や断続的に搬送される紙幣の搬送抵抗力等の様々な負荷トルクが作用する。
その負荷トルクが過大であると、例えばDCモータの場合、回転速度が低下してしまう。また、ステッピングモータの場合は入力パルス信号とモータ回転との同期が失われる脱調と呼ばれる現象が発生し異常停止してしまうなどの問題が起こる恐れがある。
このような過大な負荷トルクによる駆動モータの脱調を防止する従来技術として、例えば特開2003―308554号公報(特許文献1)がある。この従来技術は、異常時に駆動モータの加速度を下げ再起動するものである。
特開2003―308554号公報
上記特許文献1では、加速中に発生する駆動モータの異常停止は防止することが可能である。しかしながら、動作中に負荷トルクが変動し、瞬間的に高い負荷トルクが作用した場合に発生する駆動モータの異常停止を防止することはできない。
この動作中の負荷トルクの変動には紙幣取引装置内に存在する複数のギヤの偏心や、累積ピッチ誤差による周期的な負荷変動や、高速で断続的に搬送される紙幣が搬送ローラ間を通過する際に発生する負荷変動等がある。
本発明の目的は、動作中の負荷トルクの変動に伴う駆動モータの速度低下や異常停止を防止した紙幣取引装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、回転運動により紙幣を搬送する搬送手段と、この搬送手段を駆動させる駆動モータと、この駆動モータより前記搬送手段へ回転方向の動力を伝達するギヤ等からなる動力伝達手段と、この動力伝達手段は前記駆動モータの回転軸に支持された内輪部と、この内輪部に弾性部材を介して支持された外輪部とを備え、前記外輪部を前記駆動モータの回転軸に支持させたものである。
上記目的を達成するために本発明では好ましくは、前記外輪部は半径方向への変位を抑制する偏心規制部を有すると良い。
上記目的を達成するために本発明では好ましくは、前記外輪部に軸受を設け、この軸受は前記駆動モータの回転軸を支持すると良い。
上記目的を達成するために本発明では好ましくは、前記外輪部と一体に形成されたボス部を設け、このボス部は前記駆動モータの回転軸を支持すると良い。
上記目的を達成するために本発明では好ましくは、前記内輪部の外周に複数設けられた内輪突起部と、前記外輪部の内周側に複数設けられた外輪突起部とを備え、この内輪突起部を前記外輪突起部間の隙間に介在させるとともに、前記内輪突起部と外輪突起部との間を弾性部材で連結すると良い。
上記目的を達成するために本発明では好ましくは、前記内輪部の外周に複数設けられた内輪突起部と、前記外輪部の内周側に複数設けられた外輪突起部とを備え、この内輪突起部を前記外輪突起部間の隙間に介在させるとともに、前記内輪部を弾性材料で形成すると良い。
上記目的を達成するために本発明では好ましくは、前記回転規制部材の変形を規制する部材を前記外輪部と前記内輪部に設けると良い。
本発明によれば、動作中の負荷トルクの変動に伴う駆動モータの速度低下や異常停止を防止した紙幣取引装置を提供できる。
本発明の実施例1に係る紙幣取引装置の概略構成図である。 本発明の実施例1に係る搬送機構と動力伝達手段の構成の一例を表す側面図である。 本発明の実施例1に係る搬送機構と動力伝達手段の構成の一例を表す上面図である。 本発明の実施例1に係るダンパギヤの構成を示した正面図である。 図4のA−A断面図である。 本発明の実施例2に係るダンパギヤの別構成を示した断面図である。 負荷トルクT1が作用した際のダンパギヤの変形を表す正面図である。 過度な負荷トルクが作用した際のダンパギヤの変形を表す拡大正面図である。 ダンパギヤの変形抵抗力を示した図である。 駆動軸に作用する負荷トルクの例を示したグラフである。 本発明の実施例3に係るダンパギヤの構成を示した正面図である。 本発明の実施例4に係るダンパギヤの構成を示した正面図である。 本発明の実施例5に係るダンパギヤの構成を示した正面図である。
ところで、ATMなどの紙幣取引装置における紙幣搬送手段では、搬送手段を駆動するための駆動モータと、この駆動モータから搬送手段へ駆動力を伝達するためのギヤとベル等の動力伝達手段とを備えている。このような動力伝達手段による搬送手段に発生する負荷変動の要因を調べてみた。
その結果、真新しい紙幣や二重に重なって搬送されてきた紙幣が搬送されたときに特にギヤに対して大きな負荷変動を発生することが分かった。このような負荷変動が発生すると、脱調によって駆動モータが停止してしまう可能性がある。
そこで、本発明の発明者らはギヤを内輪部と外輪部とで構成されたダンパギヤに変更するとともに、駆動モータの回転軸に内輪部と外輪部とを支持することを種々検討した結果、以下のごとき実施例を得ることができた。
以下、実施例について図面を用いて説明する。
図1は、実施例1における紙幣取引装置6の構成を示した図である。
図1において、本紙幣取引装置6は、入出金口ユニット101と、鑑別ユニット103と、一時保管ユニット102と、還流庫104と、搬送路106と、制御部105を有する。
入出金口ユニット101は利用者が入出金時に紙幣の出し入れを行うためのユニットであり、利用者が投入した入金紙幣を一枚ずつ紙幣取引装置6内に取り込む入金機能や、還流庫104から搬送路106を経由して一枚ずつ送られてきた出金紙幣を集積し、利用者に引き渡す出金機能を有している。
鑑別ユニット103は、入金された紙幣、もしくは出金する紙幣の真偽を確かめるためのユニットであり、鑑別ユニット103を通過する紙幣の金種を、搬送順番の情報と共に制御部105に伝達する。
一時保管ユニット102は、取引中の紙幣を一時的に保管するためのユニットであり、利用者が入金した紙幣を一括して保管し、利用者が取引を継続する場合は還流庫104へ、取引を中止する場合は、入出金口ユニット101へ紙幣を送り出す。
還流庫104は、入金された紙幣、もしくは出金する紙幣を金種毎に保管するための金庫である。
搬送路106は、上記各ユニット間を繋ぎ紙幣を搬送するための機構であり、搬送路106の分岐点において搬送される紙幣の方向を規制するゲート106gを有している。
上述の入出金口ユニット101、一次保管ユニット102、鑑別ユニット103、還流庫104、搬送路106は、それぞれ複数のゴムローラやゴムベルト等の搬送手段で構成される搬送機構を有しており、それらの搬送手段は各ユニット内外に備えられているモータ107によって駆動される。
制御部105は、上記各ユニットや搬送路106に接続され、各ユニットや搬送路106に設けられたセンサ情報や、鑑別ユニット103で判別した紙幣の情報(金種、紙幣サイズ、紙幣の搬送中の姿勢、紙幣間隔)を一括、もしくは分割して処理を行い、その状態に応じて駆動指令を行う機構である。
図2は紙幣取引装置6内の搬送機構と搬送機構を駆動するための動力伝達手段の構成の一例を表す側面図であり、図3はその上面図である。
図2、図3において、本実施例における搬送機構は、紙幣Pを挟持し搬送するゴムローラ15と、ゴムローラ15を回転駆動する動力源である駆動モータ17と、駆動モータ17からゴムローラ15へ動力を伝達する手段であるギヤ12と、同じく動力を伝達する手段であるタイミングベルト14で構成される。紙幣Pは上下の搬送ガイド16によって形成された搬送路16aを搬送されるものであり、その搬送を複数のゴムローラ15によって行っている。
図3に示すように、ダンパギヤ11はモータ17の駆動軸17sによって回転駆動し、このダンパギヤ11と接続されたギヤ12が回転する。このギヤ12の回転によってギヤ12と接続するタイピングプーリ13が回転するとタイミングベルト14に連結された他の2個のタイミングプーリ13が回転する。このタイミングプーリ13の回転によって紙幣Pを搬送するゴムローラ15が回転することになる。
モータ17の駆動軸17sには弾性体を有するダンパギヤ11(詳細は後述する)が設けられている。このダンパギヤ11を設置する箇所は、他のギヤの箇所であっても良い。
ダンパギヤ11の詳細構造を図4、図5を用い説明する。
図4は本実施例におけるダンパギヤ11の正面図であり、図5は図4のA−A断面図である。
図4、図5において、ダンパギヤ11は、内輪部112と外輪部111とに分割されており、その内輪部112と外輪部111は平板形状の弾性部材113によって連結されている。また、内輪部112と外輪部111には、それぞれ弾性部材113の過大な変形を規制するための変形規制部材112aと111aがある。変形規制部材112aは内輪部112に固定されており、変形規制部材111aは外輪部111に固定されている。
図5に示すように、内輪部112は駆動軸17sと固定ピン114によって連結されており、外輪部111は軸受115によって駆動軸17sに取り付けられている。この外輪部111と内輪部112とは上述したように弾性部材113によって連結されている。
上記の構成であれば、駆動軸17sの駆動トルクは内輪部112だけに伝達され、外輪部111には伝達されない。また、外輪部111は軸受115によって支持されているため、回転中に半径方向に外力が作用した場合でも、外輪部111が半径方向に変位することが無く、外輪部111の偏心を防止することが可能となる。
つまり、本実施例では外輪部111の形状が逆向きの略コの字状になっており、このコの状の外輪部111を駆動軸17sが貫通しているため外輪部111と駆動軸17sとは軸受115を介して常に接触することになる。そのため、外輪部111に半径方向の負荷がかかったとしても外輪部111は軸受115を介して駆動軸17sにて押されているので回転軸が偏心することはない。
次に本実施例におけるダンパギヤ11の効果を図7を用いて説明する。
図7において、駆動軸17sは駆動モータ17により図中矢印ω方向(反時計回り方向)に回転する。駆動軸17sと内輪部112は固定ピン114で連結されているため、外輪部111と内輪部112も同期して反時計方向に回転する。この時、外輪部111が外部より負荷トルクT1を受けると、弾性部材113は曲げ変形するため、外輪部111と内輪部112との間には図中時計回りの方向へθ1の捩れが発生することになる。
このように、動作中に負荷トルクが変動し、瞬間的に高い負荷トルクが発生する場合がある。動作中の負荷トルクの変動は、紙幣取引装置内に存在する複数のギヤの偏心や累積ピッチ誤差による周期的な負荷変動や、断続的に搬送ローラ間に高速で搬送される紙幣が通過する際の負荷変動等がある。
このように瞬間的に高い負荷トルクがダンパギヤ11に作用した場合、弾性部材113の曲げ変形により負荷が吸収され、駆動軸17sに作用する負荷トルクが低減する。
この負荷トルクの低減効果を高めるためには、弾性部材113は減衰効果の高いゴム部材であることが望ましく、またそのゴム硬度は低いことが好ましい。また、外輪部111は軸受115、もしくはボス部116によって支持されているため、回転中に外力によって外輪部111が半径方向に変位することが無い。そのため、動作中に半径方向の外力が作用しても外輪部111は偏心しない。
上述の様に、ダンパギヤ11の外輪部111と内輪部112を連結する弾性部材113が変形することにより、駆動軸17sに作用する瞬間的に発生する過大な負荷トルクを緩和することが可能である。しかし、この負荷トルクが想定以上に大きい場合、特に弾性部材113に低いゴム硬度の部材を使用した場合、弾性部材113の変形が過大となり、ダンパギヤ111自体が破壊する恐れがある。
そこで、上述のダンパギヤ11の破壊を防止するため、本実施例におけるダンパギヤ11には弾性部材113の過度な変形を抑制する目的で、外輪部111と内輪部112に変形規制部材111a、112aが設けたものである。図4の説明でも述べたが、変形規制部材112aは内輪部112に固定されており、変形規制部材111aは外輪部111に固定されている。
これら変形規制部材111a、112aの効果を図8を用いて説明する。
図8は過度な負荷トルクが作用した際のダンパギヤの変形を表す図である
図8において、弾性部材113の曲げ変形量が過度(図中捩れ角θ2)になると、弾性部材113は、外輪部111の変形規制部材111aと内輪部112の変形規制部材112aとの接触を開始する。更に負荷トルクが増加すると、弾性部材113は、変形規制部材111aと112aによって圧縮されるため、圧縮力Fが作用する。ここで、弾性部材113を曲げ剛性よりも圧縮方向の剛性が高い材料や形状や構成とすることにより、圧縮変形により大きな変形抵抗力が発生することが可能となる。
図9は、ダンパギヤ11の外輪部111と内輪部112の間で生じる捩れ角θに対し、ダンパギヤ11が発生する変形抵抗力を示したグラフである。
図9において、本実施例におけるダンパギヤ11では、所定の捩れ角θ2以下では弾性部材113は曲げ変形をし、捩れ角θ2以上では、弾性部材113は圧縮変形をする。この構成によれば、ダンパギヤ111に想定以上の負荷トルクが作用した際にダンパギヤ111が破壊することは無い。
図10は駆動軸17sに作用する負荷トルクの例を示したグラフである。図中破線は通常のギヤを使用した場合の駆動軸17sに作用する負荷トルクを、実線は上述のダンパギヤを使用した場合の、駆動軸17sに作用する負荷トルクを表している。
図10において、駆動軸17sに作用する負荷トルクは点線で示すように一定の周期t1でピークが現れる様に変動し、紙幣通過時に更にそのピークが拡大する。しかしながら、上述のダンパギヤを使用した場合、周期的に発生する負荷トルクのピークがΔTだけ減少するため、モータ軸に作用する最大負荷トルクは実線で示すように低減する。
以上のごとく本実施例によれば、実施例1による紙幣取引装置1によれば、紙幣取引装置内に存在する複数のギヤの偏心や累積ピッチ誤差による周期的な負荷変動や、断続的に搬送ローラ間に紙幣が通過する際の負荷変動等によって、瞬間的に過大な負荷トルクがモータ軸に作用した場合であっても搬送モータの回転速度の低下や、脱調により停止してしまうことが無い。
実施例2について以下に説明する。なお実施例1との相違点についてのみ以下説明し、上実施例と同一部材は同じ番号を使用する。
図6は実施例2に係るダンパギヤの断面図である。
図7は実施例2の効果を説明するダンパギヤの正面図である。
図6において、外輪部111の偏心を規制するための手段としては、外輪部111にボス部116を設け、駆動軸17sに取り付ける構成であっても良い。この構成の場合、駆動軸17sの回転方向の駆動トルクが外輪部111に伝達しない様にするため、駆動軸17sとボス部116との間に滑りが発生するよう、ボス部116には低い摩擦係数の材料を使用することが望ましい。
なお、ボス部116以外の構成は図5と同じであるため、その説明は省略する。
本実施例によれば、外輪部111は軸受115、もしくはボス部116によって支持されているため、回転中に外力によって外輪部111が半径方向に変位することが無い。そのため、動作中に半径方向の外力が作用しても外輪部111は偏心しない。
実施例3について以下に説明する。なお実施例1との相違点についてのみ以下説明し、上実施例と同一部材は同じ番号を使用する。
本実施例における紙幣取引装置に使用されるダンパギヤの構成を図12に示す。
図11は本発明の実施例3に係るダンパギヤの構成を示した正面図である。
図11において、本実施例におけるダンパギヤ11は内輪部112と外輪部111とに分かれており、内輪部112には一定の間隔で内輪突起部112bが、外輪部111には外輪突起部111bが存在する。その内輪突起部112bと外輪突起部111bはバネ117によって結合されている。
ここでバネ117はコイルバネ、板バネ等、形状は問わない。この時、内輪部112と外輪部111は分割されているため、内輪部112に作用するモータ駆動力は、外輪部111に直接作用することは無く、バネ117を介して伝達される。また、バネ117は回転方向に対し内輪突起部の両側に備えられている。これにより、ダンパギヤ11の回転方向に依らず同程度の変形抵抗力が発生する構成となっている。
このように本実施例によれば、ダンパギヤ11の破壊を防止するため、本実施例では実施例1と2の弾性部材113に代わって外輪部111に設けた外輪突起部111bと内輪部112に設けた内輪突起部112bとを互いに組み合わせることにより回転方向に負荷トルクを軽減したものである。一方、外輪突起部111bと内輪突起部112bの過度な衝突による変形を防止するためにバネ117(変形規制部材に相当)を外輪突起部111bと内輪突起部112bとの間に設けたものである。これにより外輪と内輪の突起111b、112b同士の変形を防止できる。
実施例4について図12を用いて説明する。なお実施例1との相違点についてのみ以下説明し、上実施例と同一部材は同じ番号を使用する。
図12は本発明の実施例4に係るダンパギヤの構成を示した正面図である。
図12において、本実施例における紙幣取引装置に使用されるダンパギヤ11は内輪部112と外輪部111とに分かれており、内輪部112には一定の間隔で内輪突起部112bが、外輪部111には外輪突起部111bが存在する。
外輪突起部111bと内輪突起部112bとの間には空間があり、その空間に弾性部材113が挿入されている。また、弾性部材113は回転方向に対し内輪突起部の両側に備えられている。これにより、ダンパギヤ11の回転方向に依らず同程度の変形抵抗力が発生する構成となっている。
このように本実施例によれば、ダンパギヤ11の破壊を防止するため、本実施例では実施例1と2の弾性部材113に代わって外輪部111に設けた外輪突起部111bと内輪部112に設けた内輪突起部112bとを互いに組み合わせることにより回転方向に負荷トルクを軽減したものである。一方、外輪突起部111bと内輪突起部112bの過度な衝突による変形を防止するために弾性部材113(変形規制部材に相当)を外輪突起部111bと内輪突起部112bとの間に設けたものである。これにより外輪と内輪の突起111b、112b同士の変形を防止できる。
実施例5について図13を用いて説明する。なお実施例1との相違点についてのみ以下説明し、上実施例と同一部材は同じ番号を使用する。
図13は本発明の実施例5に係るダンパギヤの構成を示した正面図である。
図13において、本実施例における紙幣取引装置に使用されるダンパギヤ11は内輪部112と外輪部111とに分かれており、一定の間隔で内輪部112には内輪突起部112bが、外輪部111には外輪突起部111bが存在する。本実施例におけるダンパギヤ11では、内輪部112そのものがゴム等の弾性材料で構成されている。
ダンパギヤ11の回転中に、外部より外輪部111に作用する負荷トルクは、外輪突起部111bと内輪突起部112bが接触することで、内輪部112に伝達される。この際、内輪部112が回転方向に捩れ変形をすることにより負荷が吸収され、駆動軸17sに作用する負荷トルクが低減する。
このように本実施例によれば、ダンパギヤ11の破壊を防止するため、本実施例では実施例1と2の弾性部材113に代わって外輪部111に設けた外輪突起部111bと内輪部112に設けた内輪突起部112bとを互いに組み合わせることにより回転方向に負荷トルクを軽減したものである。一方、外輪突起部111bと内輪突起部112bの過度な衝突による変形を防止するために内輪部112そのものが変形規制部材となっているため、外輪と内輪の突起111b、112b同士の変形を防止できる。
6…紙幣取扱装置、
101…入出金口ユニット、
102…一時保管ユニット、
103…鑑別ユニット、
104…還流庫、
105…制御部、
106…搬送路、
11…ダンパギヤ、
12…ギヤ、
13…タイミングプーリ、
14…タイミングベルト、
15…搬送ローラ、
16…搬送ガイド、
17…駆動モータ、
17s…駆動軸、
111…外輪部、
112…内輪部、
113…弾性部材、
114…固定ピン、
115…軸受、
116…ボス部、
117…バネ、
111a、112a…変形規制部材、
111b…外輪突起部、
112b…内輪突起部、
P…紙幣。

Claims (7)

  1. 回転運動により紙幣を搬送する搬送手段と、この搬送手段を駆動させる駆動モータと、この駆動モータより前記搬送手段へ回転方向の動力を伝達するギヤ等からなる動力伝達手段と、この動力伝達手段は前記駆動モータの回転軸に支持された内輪部と、この内輪部に弾性部材を介して支持された外輪部とを備え、
    前記外輪部を前記駆動モータの回転軸に支持させたことを特徴とする紙幣取引装置。
  2. 請求項1記載の紙幣取引装置において、
    前記外輪部は半径方向への変位を抑制する偏心規制部を有することを特徴とする紙幣取引装置。
  3. 請求項1記載の紙幣取引装置において、
    前記外輪部に軸受を設け、この軸受は前記駆動モータの回転軸を支持していることを特徴とする紙幣取引装置。
  4. 請求項1記載の紙幣取引装置において、
    前記外輪部と一体に形成されたボス部を設け、このボス部は前記駆動モータの回転軸を支持していることを特徴とする紙幣取引装置。
  5. 請求項1記載の紙幣取引装置において、
    前記内輪部の外周に複数設けられた内輪突起部と、前記外輪部の内周側に複数設けられた外輪突起部とを備え、この内輪突起部を前記外輪突起部間の隙間に介在させるとともに、前記内輪突起部と外輪突起部との間を弾性部材で連結したことを特徴とする紙幣取引装置。
  6. 請求項1記載の紙幣取引装置において、
    前記内輪部の外周に複数設けられた内輪突起部と、前記外輪部の内周側に複数設けられた外輪突起部とを備え、この内輪突起部を前記外輪突起部間の隙間に介在させるとともに、前記内輪部を弾性材料で形成したことを特徴とする紙幣取引装置。
  7. 請求項1記載の紙幣取引装置において、
    前記回転規制部材の変形を規制する部材を前記外輪部と前記内輪部に設けたことを特徴とする紙幣取引装置。
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