JPH0488Y2 - - Google Patents

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JPH0488Y2
JPH0488Y2 JP7098987U JP7098987U JPH0488Y2 JP H0488 Y2 JPH0488 Y2 JP H0488Y2 JP 7098987 U JP7098987 U JP 7098987U JP 7098987 U JP7098987 U JP 7098987U JP H0488 Y2 JPH0488 Y2 JP H0488Y2
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concrete
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frame
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、先行して形成された片持梁状のコン
クリート桁上の先端に設置して、該先端に順次連
続するコンクリート桁を形成するための片持梁式
橋梁用架設作業車に関するものである。
(従来の技術) 現在、既に形成されたコンクリート柱の頭部
B′両側にコンクリート桁を張出し形成してコン
クリート橋等を架設する片持梁式PCコンクリー
トの施工法は、第11図に示す如く前記コンクリ
ート柱の頭部B′に敷設されたレールR′上に前方
支持枠の先端に吊り材8′を介して作業台9′を懸
吊する1基の架設作業車Mを載せ、該頭部の一方
に張り出し施工を行つて一方のコンクリート桁
a′を形成する。
そして、その施工後に該架設作業車Mを一方の
コンクリート桁a′側へ前進させ、前記架設作業車
Mの載置されていた柱頭部に他方側のコンクリー
ト桁を施工する他の架設作業車を組み上げて柱頭
部桁の他方側にコンクリート桁を張り出して両コ
ンクリート桁を順次形成するものである。
(考案が解決しようとする問題点) 以上の様に既に形成されたコンクリート柱の頭
部両側にコンクリート桁を張り出し形成するに
は、柱頭部桁に一度に一基の架設作業車のみしか
載置できないためコンクリート桁を片方づつしか
形成することができずその作業性及び安全性が悪
かつた。
本考案は上記欠点にかんがみて、コンクリート
柱の頭部両側にコンクリート桁を張り出し形成す
る片持梁式PCコンクリートの施工法において、
コンクリート柱頭部桁に一度に二基の架設作業車
を載置して両側のコンクリート桁を同時に形成す
ることができる片持梁式橋梁用架設作業車の提供
を目的としたものである。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するための本考案の要旨と
するところは、主枠から前方に突出するとともに
吊り材を介して作業台を懸吊する前方支持枠と、
前記主枠から後方に突出して形成され、その後部
にアンカー鋼棒を介して既設コンクリート桁に解
除自在に結合されるロツク装置を備えた後方支持
枠とにより構成された片持梁式橋梁用架設作業車
において、前記後方支持枠の後部に他の片持梁式
橋梁用架設作業車の後方支持枠後部が連結可能な
連結部を設けるとともに該連結部を介して前記ロ
ツク装置を取り外し自在に設けたことを特徴とす
る。
(作用) 而して、上記構成によれば、二基の片持梁式橋
梁用架設作業車を連結部桁からロツク装置を取り
外した状態でコンクリート柱頭部桁に載せるとと
もに、これらを前記後方支持枠の連結部同士で
夫々一体的に連結し、コンクリート柱頭部桁の両
側にコンクリート桁を同時に形成する。
(実施例) 次に、本考案の実施の一例について、図面を参
照しながら説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る片持梁式橋梁
用架設作業車A(以下架設作業車という)を示す
側面図である。架設作業車Aは、主枠1と、当該
主枠1から前方及び後方へそれぞれ突出した前方
支持枠2及び後方支持枠3と、当該後方支持枠3
の前部に設けた前部車輪a及び後部車輪30,3
0と、主枠1の真下に設置されたメインジヤツキ
5と、アンカー鋼棒6を備えるとともに後方支持
枠3の後部の連結部4に連結されたロツク装置7
とで構成されている。
そして架設作業車Aは、コンクリートの打設時
には前方支持枠2の先端に吊り材8a,8b,8
c等を介して作業台9を懸吊するとともに、ロツ
ク装置7によつて後方支持枠3と既設コンクリー
ト柱頭部桁Bとの間にアンカー鋼棒6を緊張させ
て架設作業車をコンクリート柱頭部桁に結合させ
た状態でコンクリートを打設する。そして、、そ
の後該アンカー鋼棒6を緊張解除してコンクリー
ト柱頭部桁Bとの結合を解き、新たに形成された
コンクリート桁b1上に形成されたレールR上を当
該コンクリート桁b1の先端方向へ移動して以後上
記と同様に行うコンクリート打設に備えるもので
ある。
該前方支持枠2は主枠1の上部に前方へ突出し
た状態で取り付けられ、主枠1の下端に設けた補
強ブラケツト12aと前方支持枠2のほぼ中間部
とに傾斜部材13が連結されて補強されている。
また、該前方支持枠2には吊り材8a,8b,
8cが垂下して取り付けられ、該吊り材8b,8
cにはコンクリート打設時の図示しない型枠を受
ける受梁15,16が取り付けられている。
後方支持枠3は、主枠1の下部から後方へ突出
した基台11と基台11の後部から上向きに突設
したブラケツト12を介して主枠1の上端と基台
11との間をそれぞれ結合補強する傾斜部材14
等で構成されている。
基台11は上下端部にフランジ11bを備えた
2枚の長尺状の基板11a,11′aが連結材1
1cを介して対向状に連結形成される。また、該
基台1における主枠の真下にはメインジヤツキ5
をが取付けられ、該メインジヤツキ5近傍の後部
側下面には前部車輪aが取付けられている。また
前部車輪aの下方には補助ローラー19がレール
Rの上部フランジrの下側に設けてある。而し
て、当該前部車輪aが既設コンクリート柱頭部桁
上面に施設されたレールR上を転動する。
第2図は後方支持枠3の後部及びロツク装置7
を示す部分拡大側面図である。
後方支持枠3は、基台11の後部及び該後部の
上面に設けたブラケツト12に連結部4が形成さ
れ、該連結部4を介してロツク装置7が取り外し
自在に取り付けられている。
連結部4はロツク装置7及び他の架設作業車
A′における後方支持枠3の後部を連結するため
のものであり、基台11における基板11a,1
1′aの後端部及び該基板11a,11′a上に設
けられたブラケツト12の後端部に外側に屈曲形
成された連結板4a,4′aと、該連結板4a,
4′aに適宜間隔をもつて多数穿孔されたボルト
20等の連結具が挿入される連結孔20aとによ
り形成されている。
またnは補強板である。
ロツク装置7は機枠本体7aに備えたアンカー
鋼棒6,6と該アンカー鋼棒6,6の下端を既設
コンクリート柱頭部桁B上面に結合されるアンカ
ー緊張装置8とにより構成され、該機枠本体7a
の前部に設けた接続板7c,7′cを介して後方
支持枠3後部における前記連結部4に取り外し自
在に連結され、該後方支持枠3を既設のコンクリ
ート柱頭部桁Bに結合するものである。
該機枠本体7aは同縁にフランジを有する枠板
7bが連結材7dを介して対向状に連結形成さ
れ、その前部に前記連結部4の連結板4a,4′
aに対応する接続板7c,7′cが外側に屈曲し
て形成され、該接続板7c,7′cが連結板4a,
4′aにボルト20により接続される。
アンカー鋼棒6,6は機枠本体7a,7aの後
部上面に当該機枠本体7aと直交する方向に沿つ
て並設さ桁れかつ軸23によつて後方支持枠3に
回動自在に軸着された横梁21,22に、前記軸
23を中心にして前後に等しい間隔を置いて設け
られ、上部がそれぞれ左右の図示しない突出部に
ナツト6aによつて螺着され、その下端を既設コ
ンクリート柱頭部桁Bの所定個所に解除可能に結
合される。又後端側の横梁22には、左右の突出
部の対称な位置に圧縮ばね24を介して転倒防止
用ロツド25が上下動自在に懸吊されている。当
該圧縮バネ24は転倒防止用ロツド25の雄ねじ
に螺合するナツト25aに上端が当接している。
アンカー緊張装置8は後方支持枠3の後端部に
設けたアンカージヤツキ26と、当該アンカージ
ヤツキ26によつて昇降可能に懸吊された台車2
7等で構成されている。
アンカージヤツキ26は、下部のシリンダー2
6aと、当該シリンダー26aに摺動自在に嵌合
するラム26bとからなつており、上方に突出し
たラムロツド26に雄ねじ26dを備え、この雄
ねじ26dと前記シリンダー26aの上端に配設
したロツクナツト26eが螺合し、このロツクナ
ツト26eを回すことによつてストロークの調節
ができるようになつている。又、アンカージヤツ
キ26は、上端が後方支持枠3の後端部に軸着さ
れ、下端が上記軸28と直交する方向をなす別の
軸29によつて台車27の中央において左右方向
に沿つて回動可能に結合され、圧油又は圧気によ
つて全長が伸縮動作し、台車27を昇降可能に懸
吊する。
台車27は、左右両端にそれぞれ2個の下向き
の補助ブラケツト27aが対設され、当該ブラケ
ツト27aの内側に後部車輪30,30が互いに
間隔を置いて左右2個ずつ配設され、これらの後
部車輪30,30がそれぞれレールR,R′の上
下フランジr1,r2の間に位置して当該レールrに
嵌め込まれ、移動時に後部車輪30,30が上部
フランジr1の下面に当接する。又、台車27は、
レールRの真上の上方に下向きに凸設した鋼製受
部27bを有し、コンクリート打設時にアンカー
ジヤツキ26を伸長操作することによつて当該受
部27bがレールR上面に上向きに設けた凸部1
8cに当接する。台車27の左右対称位置に前記
軸29と平行に配設した軸31に回動自在に軸着
された接合部材32は、上向きの板状接合片32
aを有し、当該軸31と直交する方向に沿つた軸
32bによつて、転倒防止用ロツド25の下端に
板状接合片32aが回動自在に接合されている。
さらに台車27は、ターンバツクル33で連結
されたねじ棒34によつて、後方支持枠3の下面
に結合されている。このねじ棒34は一端が後方
支持枠3の下面に他端が台車27の側面前方側に
ピン継手によつて接合され、ターンバツクル33
によつて長さを変えて、アンカージヤツキ26及
び台車27の前後方向に沿う揺動位置を調節する
ことが可能である。
次に上記構成に係る架設作業車を使用した片持
梁式PCコンクリートの施工について説明する。
まず、架設作業車Aにおける後方支持枠3後部
のロツク装置7を連結部4から外すとともに、該
ロツク装置7を外した2基の架設作業車A,
A′を後方支持枠3後部の連結部4をボルト20
で夫々連結する。
そして、以上のように後方支持枠3で一体的に
連結した架設作業車A,A′を第7図に示す如く
既設コンクリート柱の頭部B上面に施設したレー
ルR上に載せ、双方の主枠1をコンクリート柱頭
部桁Bの両側端部近傍に位置させる。
この際、架設作業車A,A′における前方支持
枠2の全部は傾斜部材13の先端に設けた補助車
輪mにより支持される。
そして、両方架設作業車A,A′のメインジヤ
ツキ5,5で重量を受け得る状態にするとともに
横梁21,22に取り付けたアンカー鋼棒6,6
の下端を既設コンクリート柱の頭部B上面の所定
位置に結合してかつ緊張させる。
この状態で双方の受梁で21,22で受けられ
る図示しない型枠内にコンクリートを打設してコ
ンクート柱頭部桁Bに他のコンクリート桁b1
b′1を張り出し形成する。
次に打設したコンクリートが硬化した後、前記
連結部4における連結を外して両架設作業車A,
A′を夫々分離するとともに、夫々分離した架設
作業車A,A′を第8図に示す如く、張り出し形
成された両コンクリート桁b1,b′1側へレールR
上を前進させる。
そして、主枠1を前記張り出し形成された両コ
ンクリートb1,b′1の先端部近傍に位置させて、
後方支持枠後部3の連結部4にロツク装置7を連
結する。
この状態において架設作業車A,A′のメイン
ジヤツキ5で重量を受け得る状態にするとともに
横梁21に取付けたアンカー鋼棒6,6の下端を
既設コンクリート柱の頭部B上面の所定位置に結
合し、アンカージヤツキ26を伸長させる操作を
行つて台車27を下降させ後部車輪30,30を
上部フランジr1から離間させると同時に受部27
bをレールRの上面の凸部18cに当接させるこ
とによつて後方支持枠3の後端を押し上げ、アン
カー鋼棒6,6を緊張させる。この状態で、受梁
15,16で受けられる図示しない型枠内にコン
クリートを打設して次のコンクリート桁d1,d′1
を張り出し形成する。
以上の様な作業を繰り返し行うことにより、コ
ンクリート桁を順次連続的に張り出し形成するも
のである。
第10図に示すものは、コンクリート柱頭部の
大きさに応じて架設作業車A,A′間に調整枠D
を介在させた状態のものである。
(考案の効果) 本考案は以上の様な構成にしたことにより下記
の効果を有する。
片持梁式橋梁用架設作業車における後方支持
枠の後部に他の片持梁式架設作業車の後方支持
枠後部が連結可能な連結部を設けるとともに、
該連結部を介してロツク装置を取り外し自在に
設けたことによりこれら片持梁式橋梁用架設作
業車を後方支持枠の後部での連結部で一体的に
連結して既設コンクリート柱頭部桁上面にのせ
ることができるので、コンクリート柱頭部桁の
両側に形成されるコンクリート桁を同時に張り
出し形成することができ作業工程の省略を計り
その作業性を高めることができる。
片持梁式橋梁用架設作業車における後方支持
枠後部の連結部にロツク装置を取り外し自在に
設けたことにより、該架設作業者の組立て及び
移動を容易に行うことができる。
架設作業車の間に調整枠を入れることにより
どのような大きさのコンクリート柱頭部にも対
応することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の片持梁式橋梁用架設作業車の
正面図、第2図はロツク装置及び後方支持枠後部
の拡大正面図、第3図はロツク装置を外した状態
の同正面図、第4図は連結部の拡大側面図、第5
図はロツク装置及び連結部の拡大平面図、第6図
は同拡大側面図、第7図〜第9図は本考案の片持
梁式橋梁用架設作業車の作動状態図、第10図は
他の実施例を示す正面図、第11図は従来例を示
す正面図である。 A……片持梁式橋梁用架設作業車、B……既設
コンクリート柱頭部桁、1……主枠、2……前方
支持枠、3……後方支持枠、4……連結部、6,
6……アンカー鋼棒、7……ロツク装置、8a,
8b,8c……吊り材、9……作業台。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主枠から前方に突出するとともに吊り材を介し
    て作業台を懸吊する前方支持枠と、前記主枠から
    後方に突出して形成され、その後部にアンカー鋼
    棒を介して既設コンクリート桁に解除自在に結合
    されるロツク装置を備えた後方支持枠とにより構
    成された片持梁式橋梁用架設作業車において、前
    記後方支持枠の後部に他の片持梁式橋梁用架設作
    業車の後方支持枠後部が連結可能な連結部を設け
    るとともに該連結部を介して前記ロツク装置を取
    り外し自在に設けたことを特徴とする片持梁式橋
    梁用架設作業車。
JP7098987U 1987-05-14 1987-05-14 Expired JPH0488Y2 (ja)

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JP5198973B2 (ja) * 2008-08-19 2013-05-15 株式会社Ihiインフラシステム 橋梁張り出し架設装置と架設方法
JP5319216B2 (ja) * 2008-09-08 2013-10-16 三井住友建設株式会社 橋桁架設装置及び橋桁架設方法
JP6509096B2 (ja) * 2015-11-12 2019-05-08 鹿島建設株式会社 張出架設方法

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JPS63181607U (ja) 1988-11-24

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