JP3666870B1 - 荷役方法及び荷役装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
施工現場で工事資材を人手によらず簡便に運搬できる荷役方法及び荷役装置を提供する。
【解決手段】
構造部材として設けられた鋼桁1の上フランジ2上方に軌条4を支持して、該軌条を搬送路として工事資材を運搬する。
【選択図】 図1

Description

本発明は橋梁工事等の土木、建設工事で実施される簡便な荷役方法及び荷役装置に関するものである。
橋梁工事、例えば床版施工を行う場合、橋脚間に鋼桁等の鋼材により梁等を掛渡し、更に床版を施工するが、床版の施工は先ず既に掛渡された梁等を利用して足場を組み、更に梁に掛渡る様にコンクリートを打設する為の型枠を設置し、更に型枠内に鉄筋・鉄骨等を組込み、更に所要厚さとなる様に型枠にコンクリートを打設している。
従来、上記床版施工に必要な鉄筋等の工事資材を施工現場に搬送する方法としては、トラックにより鉄筋を施工現場の近くに搬送し、クレーンによって施工現場に搬入している。特に、橋梁工事では、トラックにより工事資材を搬送できる場所、クレーンを設置できる場所が限られており、通常はクレーンを設置できる場所、設置した場所にトラックにより資材を搬送し、クレーンにより施工現場に荷揚げしている。
この為、鉄筋等の工事資材は施工位置のクレーンの作業範囲内に纏めて載置されることとなる。工事資材はこの載置場所から更に施工位置迄所要の手段で運搬されるが、鋼桁の上面にはコンクリートに埋設される多数のスタッドが立設されている等、床版施工現場には搬送装置を設置する為の搬送路、搬送路として利用できるスペースがなく、従来床版施工現場には工事資材を搬送する為の搬送装置等は設置されなく、鉄筋等の建設資材は工事作業者が人手により運搬している。
例えば、鉄筋等は1工事で数万本が使用され、1本は長さが10m〜15m程度、重量が30kg〜40kg程度あり、作業者は1本ずつ足場を利用して運搬していた。この為、作業性が悪く、資材の運搬に多くの時間を要すると共に作業者への負担も大きいものであった。
尚、鋼桁の上フランジを走行路とした取付作業用台車が特許文献1に示されているが、前述した様に橋梁の上フランジにはスタッドが立設されており、床版施工工事には実施することができない。
特開2001−81921号公報
本発明は斯かる実情に鑑み、施工現場で工事資材を人手によらず簡便に運搬できる荷役方法及び荷役装置を提供するものである。
本発明は、上フランジを有し構造部材として設けられた鋼桁の上フランジ上方に、前記上フランジに立設された検棒を利用して単軌条を支持し、単軌条を搬送路とし、該単軌条上を走行する駆動台車により、前記単軌条上を走行する荷積み台車を牽引し、該荷積み台車に載積した工事資材を運搬する荷役方法に係るものである。
又本発明は、前記構造部材は橋梁を構成する鋼桁であり、工事資材は床版施工に用いられ、前記単軌条を支持する軌条支持手段は前記上フランジに立設される検棒に嵌脱可能なパイプを有し、前記軌条支持手段は前記パイプが前記検棒に挿入固定された後、該検棒に固定されることで前記構造部材に取付けられ、床版打設前は前記軌条支持手段が上フランジに設けられ、床版打設中は前記単軌条が前記軌条支持手段から取外され、前記パイプが前記検棒から抜脱されて前記軌条支持手段が前記検棒から外されて撤去され、床版打設後は前記パイプが該パイプより短い他のパイプに交換され、該他のパイプが検棒のコンクリート打設面より突出した部分に挿入後、前記他のパイプが前記検棒に固定されることで前記軌条支持手段がコンクリート打設面に設けられ、その後前記軌条支持手段に単軌条が取付けられる荷役方法に係るものである。
又本発明は、上フランジを有する鋼桁の上フランジに検棒が立設され、該検棒に軌条支持手段を取付け、該軌条支持手段により単軌条を前記上フランジの上方に支持し、前記単軌条に駆動台車及び該駆動台車に牽引される荷積み台車を走行可能に設けた荷役装置に係るものである。
又本発明は、前記検棒は前記鋼桁の上フランジ面に固着されたナットに螺着立設された荷役装置に係り、又前記検棒は前記鋼桁の上フランジ面に固着されたスタッドボルトに連結され立設された荷役装置に係るものである。
又本発明は、前記軌条支持手段は検棒に外嵌されるパイプを有し、該パイプが前記検棒に該検棒の上端部が突出する様に挿入され、前記パイプを前記検棒上端部に螺着したナットで前記パイプを下方に押付ける様に固定して基準支柱を構成し、前記単軌条は前記パイプに取付けられた荷役装置に係るものである。
又本発明は、前記軌条支持手段は、前記駆動台車及び該駆動台車に牽引される荷積み台車の進行方向に対して前記基準支柱横方向の倒れを規制する門型形状をした横補強部材、前後方向の倒れを防止する前記基準支柱に掛渡されて設けられた水平補強部材、前記基準支柱の間に配置されると共に前記水平補強部材に取付けられ垂直荷重を分散する補助支柱の少なくとも1つを有し、前記横補強部材、水平補強部材は前記パイプに固定される荷役装置に係り、更に又前記横補強部材が水平部位を有し、該水平部位鋼桁の上フランジ面に立設されたスタッド間に引部材が設けられ、該引部材の下端部は前記スタッドの上端に係合し、前記引部材の上端部は前記水平部位の上面に当接する係止部材を貫通し、突出する前記引部材の上端部にはナットが螺合され、該ナットを締込むことで前記横補強部材は前記上フランジ面に押圧される荷役装置に係るものである。
本発明によれば、上フランジを有し構造部材として設けられた鋼桁の上フランジ上方に、前記上フランジに立設された検棒を利用して単軌条を支持し、単軌条を搬送路とし、該単軌条上を走行する駆動台車により、前記単軌条上を走行する荷積み台車を牽引し、該荷積み台車に載積した工事資材を運搬するので、空きスペースとなっているI形フランジの上方が搬送路として確保でき、又フランジ上面に突出物が存在した場合、或は他の部材が設けられていた場合にも干渉することなく搬送が可能となる。
又本発明によれば、前記構造部材は橋梁を構成する鋼桁であり、工事資材は床版施工に用いられ、前記単軌条を支持する軌条支持手段は前記上フランジに立設される検棒に嵌脱可能なパイプを有し、前記軌条支持手段は前記パイプが前記検棒に挿入固定された後、該検棒に固定されることで前記構造部材に取付けられ、床版打設前は前記軌条支持手段が上フランジに設けられ、床版打設中は前記単軌条が前記軌条支持手段から取外され、前記パイプが前記検棒から抜脱されて前記軌条支持手段が前記検棒から外されて撤去され、床版打設後は前記パイプが該パイプより短い他のパイプに交換され、該他のパイプが検棒のコンクリート打設面より突出した部分に挿入後、前記他のパイプが前記検棒に固定されることで前記軌条支持手段がコンクリート打設面に設けられ、その後前記軌条支持手段に単軌条が取付けられるので、床版コンクリート打設の前後で同様な方法で工事資材の運搬が可能である。
又本発明によれば、上フランジを有する鋼桁の上フランジに検棒が立設され、該検棒に軌条支持手段を取付け、該軌条支持手段により単軌条を前記上フランジの上方に支持し、前記単軌条に駆動台車及び該駆動台車に牽引される荷積み台車を走行可能に設けたので、軌条を設ける場合に現場で面倒な作業をすることなく、特別な加工装置を必要とせず、簡便な作業で行える。
又本発明によれば、前記軌条支持手段は検棒に外嵌されるパイプを有し、該パイプが前記検棒に該検棒の上端部が突出する様に挿入され、前記パイプを前記検棒上端部に螺着したナットで前記パイプを下方に押付ける様に固定して基準支柱を構成し、前記単軌条は前記パイプに取付けられたので、位置出し作業等必要なく、容易に基準支柱を設けることができる。
更に又本発明によれば、前記軌条支持手段は、前記駆動台車及び該駆動台車に牽引される荷積み台車の進行方向に対して前記基準支柱横方向の倒れを規制する門型形状をした横補強部材、前後方向の倒れを防止する前記基準支柱に掛渡されて設けられた水平補強部材、前記基準支柱の間に配置されると共に前記水平補強部材に取付けられ垂直荷重を分散する補助支柱の少なくとも1つを有し、前記横補強部材、水平補強部材は前記パイプに固定されるので、搬送荷重に合わせ適宜補強が可能であり、荷役作業の汎用性が向上する等の優れた効果を発揮する。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施する為の最良の形態を説明する。
本発明は鋼桁の上面を利用して、工事資材を運搬する様にした荷役方法及び荷役装置である。
図1〜図3に示される様に、本実施の形態では、鋼桁1の上フランジ2に軌条支持手段3を設け、該軌条支持手段3に軌条4を取付け、該軌条4に荷役台車装置5を走行可能に軌乗させたものである。該荷役台車装置5としては、例えば特許出願公告昭46−36562号公報に記載されたものが使用可能である。
尚、図示では単軌条自走式の荷役台車装置5を示しており、該荷役台車装置5は駆動台車6と該駆動台車6に適宜連結、編成される荷積台車7,8から構成される。尚、図2、図3中、9は作業用手摺、10は作業用足場を示している。
図4(A)(B)に示される様に、前記鋼桁1の上フランジ2には、床版のコンクリートを打設した場合に、コンクリートと前記鋼桁1とを結合させる為の部材であるスタッド11が溶接により予め多数立設され、又検棒13を立設する為の部材である検棒用のナット12、例えばM16のナットが溶接により予め固着されている。前記スタッド11、ナット12は工場で予め溶接されて施工現場に搬入され、前記鋼桁1が組立てられた後で前記検棒13が前記ナット12に螺着立設される(図4(C))。前記検棒13はコンクリートの打設厚さを確認する為に設けられ、前記検棒13の所要位置には確認用の印が付けられている。前記ナット12は法規で決められた間隔で固着され、所要の精度を有している。該ナット12に外嵌するパイプ14を前記検棒13に挿入する(図4(D))。
本発明の第1の実施の形態では、前記検棒13を利用して搬送路としての前記軌条4を設置する。
図5に示される様に、前記パイプ14の長さは前記検棒13の上端部が突出する様、該検棒13より短くなっており、又所定寸法に切断されている。該検棒13の上端部に前記パイプ14より大径の座金15を嵌め、固定ナット16を螺着する。尚、前記座金15は、下部が前記パイプ14に嵌合する様な段付形状となっていることが好ましい。
上記した様に、前記ナット12は所定の位置精度で前記上フランジ2に固着されており、立設された前記検棒13は同一直線上に配置された様になっており、前記パイプ14は特に位置調整する必要もなく位置精度が得られており、直ちに基準支柱17として使用できる。
前記パイプ14の上端にクランプ18が固着される。該クランプ18は着脱可能な物であり、2分割等の構造であり、前記パイプ14を挾持し、ボルト19により固着される様になっている。前記クランプ18は前記パイプ14の上端に合わせることで、上下方向の位置決めができる。尚、前記座金15を前記パイプ14より大径とし、前記クランプ18を前記座金15に突当てることで、位置が決定され、該座金15は位置決め用のストッパとして利用できる。
前記基準支柱17の組立て、前記軌条4の組立てに際し、現場での溶接作業等は不要で、又、該軌条4、前記パイプ14は軽量で人手による運搬も容易であり、又クランプの着脱等、ボルト、ナットのみの組立て作業であり、簡便な作業である。又、床版施工後の解体撤去も容易である。
前記軌条4は上面が前記駆動台車6、荷積台車7,8が走行する搬送路となっており、下面にはラック歯21が設けられている。尚、前記軌条4は角パイプに波状の帯板を固着した市販のものが利用でき、現場の状況に合わせて、随時継足し、所要長の軌条とされる。
前記駆動台車6は前記ラック歯21に噛合する駆動輪(図示せず)を具備し、該駆動輪を駆動させることで、前記軌条4に沿って走行する様になっている。
前記駆動台車6で運搬する荷重が軽量の場合は、前記基準支柱17で充分な強度であり、該基準支柱17自体が前記軌条支持手段3として機能する。図5中、Lはコンクリートの打設レベルを示し、前記基準支柱17が支持する前記軌条4のレベルは、前記荷役台車装置5がレベルLの上方を走行可能としている。
前記荷積台車7,8に鉄筋等の工事資材を載積し、前記駆動台車6を駆動して、前記荷役台車装置5を前記軌条4に沿って走行させ、所要の位置迄移動する。尚、前記駆動台車6の操作は、ケーブルを介して接続されたスイッチボックス(図示せず)等により行われ、作業者が前記駆動台車6の移動に合わせ、前記作業用足場10上を移動し、スイッチボックスの駆動停止釦を操作して、前記駆動台車6の駆動停止を行う。
前記基準支柱17が立設された場所にコンクリートの打設を行う場合は、前記軌条4を取外し、前記パイプ14を抜去する。コンクリート22の打設が完了し、該コンクリート22が固化した後、該コンクリート22の打設厚さL分だけ短いパイプ14′を前記検棒13に挿入し、上記したと同様に前記軌条4を前記パイプ14′に取付ける(図6参照)。又、床版施工工事が完了すると、前記コンクリート22の周囲23を若干取除いて、前記検棒13の突出部を切除し、モルタルを注入して埋返す(図7参照)。尚、前記パイプ14は予め2分割し、前記コンクリート22打設後は分割した一方のパイプをパイプ14′として使用してもよい。
尚、前記ナット12は前記検棒13を立設する為のものであり、他の部材に置換することも可能である。例えば、スタッドボルトとし、該スタッドボルトにチューブナットを介して前記検棒13が立設される様にしてもよい。
図8を参照して第2の実施の形態について説明する。
荷重が大きい場合は、前記基準支柱17を補強して、軌条支持手段3を構成する。
検棒13にパイプ14を挿入固定して(図5参照)前記基準支柱17を立設する。該基準支柱17,17に掛渡し、上フランジ2と平行に水平補強部材24,24を設ける(図8(A))。該水平補強部材24は、例えば前記基準支柱17と同径のパイプであり、市販のクランプ25によって前記水平補強部材24と前記基準支柱17とが固着される。前記水平補強部材24によって前記基準支柱17の荷役台車装置5の進行方向の剛性が補強される。
尚、前記水平補強部材24は図示では2本であるが、1本或は3本以上であってもよい。
前記基準支柱17,17間に補助支柱26を立設する(図8(B))。該補助支柱26はスタッド11と干渉しない位置に立設される。前記補助支柱26は前記基準支柱17,17を結ぶ直線上に位置し、図8(D)に見られる様に前記スタッド11とは干渉しない位置が確保できる。
前記補助支柱26の下端は特に前記上フランジ2に固定してなく、上部が前記水平補強部材24,24に前記クランプ25により固定され、更に上端にクランプ18により軌条4が固定されている。前記補助支柱26には垂直荷重のみが作用し、前記基準支柱17に作用する垂直荷重を分散する。
該基準支柱17、前記補助支柱26にそれぞれ横補強部材27を設ける(図8(C)、図8(D))。
該横補強部材27は図2に見られる様に、門型形状をしており、パイプを逆凹字状に屈曲成形したものであり、垂直部分が前記上フランジ2に立脚し、水平部分が前記クランプ25により前記水平補強部材24に固着されたものである。該横補強部材27を設けることで、前記基準支柱17、補助支柱26の水平横方向(図8(C)に於いて紙面に対して垂直方向)が補強される。尚、前記横補強部材27は前記基準支柱17、前記補助支柱26に直接クランプにより固着されてもよい。
前記軌条4の浮上がり方向の補強については、浮上がり補強部28が設けられ、該浮上がり補強部28は前記基準支柱17と前記補助支柱26の略中間に設けられる(図1参照)。前記浮上がり補強部28は主に前記横補強部材27、引部材29によって構成される。
前記横補強部材27,27が前記スタッド11を挾んで一対配置され、それぞれ前記クランプ25によって前記水平補強部材24に固着される。前記横補強部材27,27の水平部と前記スタッド11間に前記引部材29が設けられる。該引部材29を図9、図10を参照して説明する。
該引部材29は主にフック部31、ボルト部32、係止部材33から構成される。前記フック部31はL形状をした板部材であり、垂直部から水平部に掛けて係合孔34が穿設されている。該係合孔34は垂直部が前記スタッド11の頭が挿通する様T字状であり、水平部が前記スタッド11のシャフト部分と略同径となっており、前記フック部31は水平方向から前記スタッド11の頭部に挿入でき、垂直方向で前記スタッド11の頭部と係合する様になっている。
前記係止部材33は、前記横補強部材27,27の水平部分に掛渡る部材、例えば板材であり、前記ボルト部32が貫通する様になっており、該ボルト部32にナット35が螺合される。
前記引部材29を前記スタッド11と前記横補強部材27,27間に掛渡して設け、前記ナット35を締込むことで、前記横補強部材27は前記引部材29、スタッド11を介して前記上フランジ2に押付けられ、浮上がりが防止される。
而して、前記水平補強部材24が前記浮上がり補強部28により前記上フランジ2に押圧されることで、前記軌条4の浮上がりが防止される。
尚、前記浮上がり補強部28に用いられる横補強部材27を1つとして、前記係止部材33を1つの横補強部材27に係合可能な形状としてもよい。
図11は他の引部材29を示している。
該引部材29では前記フック部31の係合孔34が、前記フック部31の水平部分にのみ穿設されたものであり、一端が開放しているU字状となっている。該フック部31の水平部分先端31aは上方に折上げられ、前記スタッド11が前記フック部31に嵌合した状態で、該フック部31が変形しても前記スタッド11の頭が前記係合孔34から抜けない様になっている。
図12は他の横補強部材27を示すものである。
該横補強部材27も上記した横補強部材27と同様門型形状をしており、前記上フランジ2に立脚される脚部材37,37に水平部材38が掛渡って設けられる。該水平部材38の両端部には垂直な筒体39が設けられ、該筒体39は前記脚部材37に嵌脱可能となっており、押し螺子41によって前記脚部材37に固着される。前記水平部材38の上面には筒体の保持部42が固着され、該保持部42には嵌脱可能なパイプの垂直連結部材43が嵌合され、該垂直連結部材43と前記保持部42とはボルト44によって固定される。
前記垂直連結部材43と前記水平補強部材24とは前記クランプ25によって固着される。
尚、該他の横補強部材27を2組用い、前記引部材29により前記水平部材38と前記スタッド11間を連結することで、浮上がり補強部28を構成することができる。
尚、第2の実施の形態に於いて、水平補強部材24、横補強部材27、浮上がり補強部28の少なくとも1つが設けられてもよく、或は部分的に前記水平補強部材24、横補強部材27、浮上がり補強部28の少なくとも1つが設けられてもよい。例えば、カーブ等横荷重が多く作用する箇所に前記横補強部材27が設けられ、或は傾斜部分には前記水平補強部材24が設けられる等である。
図13は第3の実施の形態を示すものである。
該第3の実施の形態に於ける軌条支持手段3について説明する。
上フランジ2に脚台45を上フランジ2の幅中心を挾んで対向する様に一対配設する。尚、前記脚台45はスタッド11の列の間に配設される。前記脚台45の上面に、該脚台45,45に掛渡って受部材46を設ける。前記脚台45、受部材46によって台座部48が構成され、該台座部48が前記上フランジ2に長手方向に所要間隔で設けられる。
前記受部材46の上フランジ46aと前記スタッド11間に引部材29が設けられ、該引部材29のボルト部32が前記上フランジ46aを貫通し、前記ボルト部32の突出部にナット35が螺着される。而して、前記台座部48は前記引部材29によって前記上フランジ2に固定される。
前記受部材46上に軌条床部材47がボルト等により取付けられる。該軌条床部材47は、例えば鋼桁であり、該軌条床部材47の上フランジ47aに軌条4が取付けられる。該軌条4に荷役台車装置5が設けられる。
尚、上記第3の実施の形態に於いて、前記軌条4を省略し、上フランジ47aを搬送路とし、該上フランジ47aを軌条として荷役台車装置5を走行させる様にしてもよい。又、搬送荷重が軽量の場合は、前記軌条4を直接、前記受部材46に取付けてもよい。
尚、前記軌条支持手段3の構成は種々考えられ、スタッド11と干渉しない上フランジ2の上方に軌条4を支持できる構造であり、前記軌条支持手段3の固定が、前記スタッド11等、既に上フランジ2に取付けられた部材を利用して固定されるものであればよい。
本発明の実施の形態を示す側面図である。 図1のA−A矢視図である。 図1のB−B矢視図である。 (A)(B)(C)(D)は本発明の第1の実施の形態を示す説明図である。 該第1の実施の形態に於ける基準支柱の正面図である。 該第1の実施の形態に於ける床版打設後の基準支柱の正面図である。 床版打設後の基準支柱除去の後処理を示す説明図である。 (A)(B)(C)(D)は本発明の第2の実施の形態を示す説明図である。 該第2の実施の形態に用いられる引部材の正面図である。 該引部材の側面図である。 該引部材のフック部の他の例を示す斜視図である。 該第2の実施の形態に用いられる他の横補強部材の正面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す要部斜視図である。
符号の説明
2 上フランジ
3 軌条支持手段
4 軌条
5 荷役台車装置
6 駆動台車
7,8 荷積台車
11 スタッド
12 ナット
13 検棒
14 パイプ
17 基準支柱
18 クランプ
24 水平補強部材
26 補助支柱
27 横補強部材
29 引部材
31 フック部
33 係止部材
45 脚台
46 受部材
47 軌条床部材

Claims (8)

  1. 上フランジを有し構造部材として設けられた鋼桁の上フランジ上方に、前記上フランジに立設された検棒を利用して単軌条を支持し、単軌条を搬送路とし、該単軌条上を走行する駆動台車により、前記単軌条上を走行する荷積み台車を牽引し、該荷積み台車に載積した工事資材を運搬することを特徴とする荷役方法。
  2. 前記構造部材は橋梁を構成する鋼桁であり、工事資材は床版施工に用いられ、前記単軌条を支持する軌条支持手段は前記上フランジに立設される検棒に嵌脱可能なパイプを有し、前記軌条支持手段は前記パイプが前記検棒に挿入固定された後、該検棒に固定されることで前記構造部材に取付けられ、床版打設前は前記軌条支持手段が上フランジに設けられ、床版打設中は前記単軌条が前記軌条支持手段から取外され、前記パイプが前記検棒から抜脱されて前記軌条支持手段が前記検棒から外されて撤去され、床版打設後は前記パイプが該パイプより短い他のパイプに交換され、該他のパイプが検棒のコンクリート打設面より突出した部分に挿入後、前記他のパイプが前記検棒に固定されることで前記軌条支持手段がコンクリート打設面に設けられ、その後前記軌条支持手段に単軌条が取付けられる請求項1の荷役方法。
  3. 上フランジを有する鋼桁の上フランジに検棒が立設され、該検棒に軌条支持手段を取付け、該軌条支持手段により単軌条を前記上フランジの上方に支持し、前記単軌条に駆動台車及び該駆動台車に牽引される荷積み台車を走行可能に設けたことを特徴とする荷役装置。
  4. 前記検棒は前記鋼桁の上フランジ面に固着されたナットに螺着立設された請求項3の荷役装置。
  5. 前記検棒は前記鋼桁の上フランジ面に固着されたスタッドボルトに連結され立設された請求項3の荷役装置。
  6. 前記軌条支持手段は検棒に外嵌されるパイプを有し、該パイプが前記検棒に該検棒の上端部が突出する様に挿入され、前記パイプを前記検棒上端部に螺着したナットで前記パイプを下方に押付ける様に固定して基準支柱を構成し、前記単軌条は前記パイプに取付けられた請求項3の荷役装置。
  7. 前記軌条支持手段は、前記駆動台車及び該駆動台車に牽引される荷積み台車の進行方向に対して前記基準支柱横方向の倒れを規制する門型形状をした横補強部材、前後方向の倒れを防止する前記基準支柱に掛渡されて設けられた水平補強部材、前記基準支柱の間に配置されると共に前記水平補強部材に取付けられ垂直荷重を分散する補助支柱の少なくとも1つを有し、前記横補強部材、水平補強部材は前記パイプに固定される請求項6の荷役装置。
  8. 前記横補強部材が水平部位を有し、該水平部位鋼桁の上フランジ面に立設されたスタッド間に引部材が設けられ、該引部材の下端部は前記スタッドの上端に係合し、前記引部材の上端部は前記水平部位の上面に当接する係止部材を貫通し、突出する前記引部材の上端部にはナットが螺合され、該ナットを締込むことで前記横補強部材は前記上フランジ面に押圧される請求項7の荷役装置。
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