JP2552840Y2 - 支保兼作業台車 - Google Patents
支保兼作業台車Info
- Publication number
- JP2552840Y2 JP2552840Y2 JP10679091U JP10679091U JP2552840Y2 JP 2552840 Y2 JP2552840 Y2 JP 2552840Y2 JP 10679091 U JP10679091 U JP 10679091U JP 10679091 U JP10679091 U JP 10679091U JP 2552840 Y2 JP2552840 Y2 JP 2552840Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- supporting steel
- support
- platform
- steel pipe
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、本来の高所作業台とし
ての機能の外に、支保工としての機能をも備えた作業台
車に関するものである。
ての機能の外に、支保工としての機能をも備えた作業台
車に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、「ローリングタワー」と称される作
業台車はあったが、これは高所作業台としての機能を持
つに過ぎないものであった。
業台車はあったが、これは高所作業台としての機能を持
つに過ぎないものであった。
【0003】ところで、本出願人会社では、先に、梁ス
パンの中間でプレキャストコンクリート梁材を場所打ち
コンクリートにより接合する工法を開発したが(平成2
年特許願第78727号参照)、このような工法の実施
時には、梁材接合部における各種作業を行うための作業
台車の外に、梁材端部や型枠を一時的に支持する支保工
が必要である。
パンの中間でプレキャストコンクリート梁材を場所打ち
コンクリートにより接合する工法を開発したが(平成2
年特許願第78727号参照)、このような工法の実施
時には、梁材接合部における各種作業を行うための作業
台車の外に、梁材端部や型枠を一時的に支持する支保工
が必要である。
【0004】
【考案の目的】本考案の目的は、例えば前述の工法の実
施時のように、支保工を施した状態で高所作業を行う必
要がある場合に好適な支保兼作業台車を提供することに
ある。
施時のように、支保工を施した状態で高所作業を行う必
要がある場合に好適な支保兼作業台車を提供することに
ある。
【0005】
【考案の構成】本考案の支保兼作業台車の構成上の特徴
は、上部に高所作業用のプラットホームを設け、下部に
走行車輪と固定具をそれぞれ取り付けたタワー式の作業
台の両側に、上下両端にそれぞれジヤッキを具備する複
数本の支保用鋼管を、クランプを用いて着脱自在に取り
付けた点にある。
は、上部に高所作業用のプラットホームを設け、下部に
走行車輪と固定具をそれぞれ取り付けたタワー式の作業
台の両側に、上下両端にそれぞれジヤッキを具備する複
数本の支保用鋼管を、クランプを用いて着脱自在に取り
付けた点にある。
【0006】
【考案の具体的説明】本考案の一実施例を示す図面にお
いて、1はタワー式の作業台であり、その上部には高所
作業用のプラットホーム2が設けられ、また、下部には
それぞれ適宜数の走行車輪(キャスター)3と固定具4
が取り付けられている。
いて、1はタワー式の作業台であり、その上部には高所
作業用のプラットホーム2が設けられ、また、下部には
それぞれ適宜数の走行車輪(キャスター)3と固定具4
が取り付けられている。
【0007】5は上下両端にそれぞれジヤッキ6,7を
具備する支保用鋼管であり、その複数本(図示の実施例
の場合は2本)がそれぞれ作業台1の両側にクランプ8
を用いて取り付けられている。
具備する支保用鋼管であり、その複数本(図示の実施例
の場合は2本)がそれぞれ作業台1の両側にクランプ8
を用いて取り付けられている。
【0008】クランプ8は、足場組み立て用のクランプ
と同様のものであり、各支保用鋼管5と作業台1の両側
に複数段設けた横材9との各交叉部に取り付けられてい
る。
と同様のものであり、各支保用鋼管5と作業台1の両側
に複数段設けた横材9との各交叉部に取り付けられてい
る。
【0009】図示の実施例の場合、作業台1のそれぞれ
片側にある支保用鋼管5のジヤッキ6は受け材10で一
体化され、梁材端部や型枠のような重量物の荷重は受け
材10を介して支保用鋼管5に伝達されるようになって
いる。
片側にある支保用鋼管5のジヤッキ6は受け材10で一
体化され、梁材端部や型枠のような重量物の荷重は受け
材10を介して支保用鋼管5に伝達されるようになって
いる。
【0010】なお、図中、11はプラットホーム2の手
摺、12はプラットホーム2の踏み板、13は中段の踏
み板、14は下段の踏み板、15は階段である。
摺、12はプラットホーム2の踏み板、13は中段の踏
み板、14は下段の踏み板、15は階段である。
【0011】前述の支保兼作業台車を用いて、例えば前
述の工法を実施する場合は、作業台1を作業現場の梁材
接続部の下方に動かして、作業台1の両側の支保用鋼管
5が接続される両側のプレキャストコンクリート梁材1
6の端部の下方にそれぞれ位置するようにした後、作業
台1を固定具4でその位置に固定し、次いで、各支保用
鋼管5の下のジヤッキ7を床面に当接するまで伸長させ
るともに、上のジヤッキ6を受け材10がプレキャスト
コンクリート梁材16の架設高さに達するまで伸長させ
てプレキャストコンクリート梁材16の架設を待ち、プ
レキャストコンクリート梁材16が架設されたら、調整
して受け材10でプレキャストコンクリート梁材16の
各端部を受け、この状態で、プラットホーム2を利用し
て、梁材接続部の型枠を組み立てるとともに、梁材接続
部の鉄筋作業とコンクリート打設を行う。
述の工法を実施する場合は、作業台1を作業現場の梁材
接続部の下方に動かして、作業台1の両側の支保用鋼管
5が接続される両側のプレキャストコンクリート梁材1
6の端部の下方にそれぞれ位置するようにした後、作業
台1を固定具4でその位置に固定し、次いで、各支保用
鋼管5の下のジヤッキ7を床面に当接するまで伸長させ
るともに、上のジヤッキ6を受け材10がプレキャスト
コンクリート梁材16の架設高さに達するまで伸長させ
てプレキャストコンクリート梁材16の架設を待ち、プ
レキャストコンクリート梁材16が架設されたら、調整
して受け材10でプレキャストコンクリート梁材16の
各端部を受け、この状態で、プラットホーム2を利用し
て、梁材接続部の型枠を組み立てるとともに、梁材接続
部の鉄筋作業とコンクリート打設を行う。
【0012】そして、適宜期間、例えば、梁材接続部の
コンクリートが硬化して養生期間に入る段階まで、各支
保用鋼管5で梁材接続部の重量を支持した後、支保用鋼
管5による支持と、固定具4による作業台1の固定とを
解除し、作業台1を次の作業箇所に移動させる。
コンクリートが硬化して養生期間に入る段階まで、各支
保用鋼管5で梁材接続部の重量を支持した後、支保用鋼
管5による支持と、固定具4による作業台1の固定とを
解除し、作業台1を次の作業箇所に移動させる。
【0013】
【考案の効果】本考案の支保兼作業台車は、以上のよう
なものであるから、次のような諸効果が期待できる。す
なわち、複数本の支保用鋼管が、予め、走行車輪付きの
作業台の両側に取り付けられているため、別途、支保工
を組み立てる作業が必要でなく、作業台を所定位置に走
行・移動させて各鋼管の上下両ジヤッキを操作するだけ
で、直ちに所要の支保をしながら高所での諸作業を行う
ことができ、また、作業現場からの撤去・移動も極めて
容易であり、作業能率の向上に寄与するところ大であ
る。作業台車の安定性が支保用鋼管に荷重が加わること
で増大し、プラットホーム上での高所作業を安全に行う
ことができる。各支保用鋼管がクランプを用いて着脱自
在に取り付けられているため、支保用鋼管の取り付け位
置を変えること、その取り付け数を増減すること、ある
いは支保用鋼管自体を交換することが何れも容易であ
り、前述の工法の場合だけでなく、他の工事においても
最適の状態で使用できる。
なものであるから、次のような諸効果が期待できる。す
なわち、複数本の支保用鋼管が、予め、走行車輪付きの
作業台の両側に取り付けられているため、別途、支保工
を組み立てる作業が必要でなく、作業台を所定位置に走
行・移動させて各鋼管の上下両ジヤッキを操作するだけ
で、直ちに所要の支保をしながら高所での諸作業を行う
ことができ、また、作業現場からの撤去・移動も極めて
容易であり、作業能率の向上に寄与するところ大であ
る。作業台車の安定性が支保用鋼管に荷重が加わること
で増大し、プラットホーム上での高所作業を安全に行う
ことができる。各支保用鋼管がクランプを用いて着脱自
在に取り付けられているため、支保用鋼管の取り付け位
置を変えること、その取り付け数を増減すること、ある
いは支保用鋼管自体を交換することが何れも容易であ
り、前述の工法の場合だけでなく、他の工事においても
最適の状態で使用できる。
【図1】本考案の一実施例の正面図である。
【図2】図1の矢印A方向の側面図である。
1:作業台、2:プラットホーム、3:走行車輪、4:
固定具、5:支保用鋼管、6,7:ジヤッキ、8:クラ
ンプ、9:横材、10:受け材、11:手摺、12,1
3,14:踏み板、15:階段、16:プレキャストコ
ンクリート梁材。
固定具、5:支保用鋼管、6,7:ジヤッキ、8:クラ
ンプ、9:横材、10:受け材、11:手摺、12,1
3,14:踏み板、15:階段、16:プレキャストコ
ンクリート梁材。
Claims (1)
- 【請求項1】 上部に高所作業用のプラットホームを設
け、下部に走行車輪と固定具をそれぞれ取り付けたタワ
ー式の作業台の両側に、上下両端にそれぞれジヤッキを
具備する複数本の支保用鋼管を、クランプを用いて着脱
自在に取り付けたことを特徴とする支保兼作業台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10679091U JP2552840Y2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 支保兼作業台車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10679091U JP2552840Y2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 支保兼作業台車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0538183U JPH0538183U (ja) | 1993-05-25 |
JP2552840Y2 true JP2552840Y2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=14442695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10679091U Expired - Fee Related JP2552840Y2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 支保兼作業台車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552840Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114411566A (zh) * | 2022-02-28 | 2022-04-29 | 中国葛洲坝集团第三工程有限公司 | 一种用于桥梁横隔板结构施工用的简易排架 |
-
1991
- 1991-10-25 JP JP10679091U patent/JP2552840Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0538183U (ja) | 1993-05-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |