JPH048719A - 低発熱性ポリウレタンエラストマー組成物 - Google Patents

低発熱性ポリウレタンエラストマー組成物

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JPH048719A
JPH048719A JP2110321A JP11032190A JPH048719A JP H048719 A JPH048719 A JP H048719A JP 2110321 A JP2110321 A JP 2110321A JP 11032190 A JP11032190 A JP 11032190A JP H048719 A JPH048719 A JP H048719A
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恵介 福田
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Mayumi Tani
真由美 谷
Yoshio Haniyuda
羽生田 義雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリウレタンエラストマー組成物に関し、特
に発熱性を低下せしめたポリウレタンエラストマー組成
物に関する。
〔従来の技術〕
従来、ポリウレタンエラストマーの製造方法としては、
アジブレン、バイブラセン、サイアナブレン等に代表さ
れるトリレンジイソシアナートとポリテトラメチレンエ
ーテルグリコール、ポリオキシプロピレングリコール、
ポリエステルポリオール等のポリオールとを反応して得
た分子末端にイソシアナート基を有するポリウレタンプ
レポリマーを芳香族ポリアミンにより硬化させる方法が
知られている。
〔発明か解決しようとする課題〕
ポリウレタンエラストマーは、耐摩耗性、機械強度、反
発弾性等が優れるため、ロール、ソリッドタイヤ、ベル
ト等に巾広く使用されている。しかし、動的な繰り返し
荷重を受けると内部発熱により溶融破壊する欠点を有し
ている。
〔課題を解決するための手段〕
ポリウレタンエラストマーの発熱性を低下させる目的で
、米国特許4182825号には、未反応トリレンジイ
ソシアナートの含有量を低下させる方法が開示されてい
るが、ポリウレタンプレポリマーを製造する際のNC○
基とOH基の当量比が2付近であるためオリゴマーが生
成する。特開昭60−245624号には、ポリウレタ
ンプレポリマーを製造する際に2.6−異性体比含有量
の高いトリレンジイソシアナートを使用する方法か開示
されているか、米国特許4182825号と同様にポリ
ウレタンプレポリマーを製造する際のNGO基とOH基
の当量比が2付近であるためオリゴマーか生成する。特
開昭61−221215号および特開昭63−2789
23号には、大過剰のトリレンジイソシアナートとポリ
オールを反応させることにより、オリゴマーの生成を抑
制しプレポリマー化反応か終了後、未反応のトリレンジ
イソシアナートを除去する方法が開示されているかいず
れも不十分である。
本発明者らは鋭意研究した結果、2,6−異性体を1重
量%以上含有する2、4−及び2.6− トリレンジイ
ソシアナートの混合物とM W / M n比が162
〜2゜0で平均分子量か500〜4.000のポリテト
ラメチレンエーテルグリコール単独若しくはこれに分子
量400以下の低分子グリコールをポリヒドロキシ化合
物全量に対して20重量%以下含有する混合物と反応さ
せ、該ポリウレタンプレポリマー中の未反応トリレンジ
イソシアナートの含有量を1重量%以下とし、かつ、2
.6−トリレンジイソシアナートのイソシアナート基が
ポリウレタンプレポリマーの末端イソシアナート残基と
して含有するポリウレタンプレポリマーを芳香族ポリア
ミンにより硬化することにより、得られたポリウレタン
エラストマーの発熱性か低下することを見出し本発明に
至った。
即ち本発明は、次の通りである。
有機ポリイソシアナートとポリヒドロキシ化合物とを反
応せしめて得た分子末端にイソシアナート基を有するポ
リウレタンプレポリマーを芳香族ポリアミンにより硬化
してポリウレタンエラストマーを製造する方法において
、 該ポリウレタンプレポリマーか (1)  2,6−異性体を1重量%以上含有する2、
4−及び2、6− トリレンジイソシアナートの混合物
とM w /Mn比が1.2〜2.0で平均分子量か5
00〜4,000のポリテトラメチレンエーテルグリコ
ール単独若しくはこれに分子量400以下の低分子グリ
コールを該ポリヒドロキシ化合物全量に対して20重量
%以下含有する混合物とを反応させ、 (2)未反応トリレンジイソシアナートの含有量を1重
量%以下とし、 (3)2,6−)リレンジイソシアナートのイソシアナ
ート基がポリウレタンプレポリマーの末端イソシアナー
ト基として含有されることを特徴とする低発熱性ポリウ
レタンエラストマー組成物。
本発明に使用する有機ポリイソシアナートは2゜6−異
性体を1重量%以上含有する2、4−及び2.6− ト
リレンジイソシアナートの混合物である。
本発明に使用するMw/Mn比が1.2〜2.0、好ま
しくは1.2〜1.8で平均分子量か500〜4,00
0のポリテトラメチレンエーテルグリコールは、特開昭
60−42421号に記載されているように、混合溶媒
により後処理をする方法、または特開昭59−2213
26号に記載されているようにテトラヒドロフランに1
〜8分子の水を配位又は存在させた、ヘテロポリ酸を含
んでなる触媒を用いて重合する方法等により得られる。
本発明に使用する分子量400以下の低分子グリコール
としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール
、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジ
プロピレングリコール、トリプロピレングリコール、1
.3−ブタンジオール、l。
4−ブタンジオール等が使用できる。これらの低分子グ
リコールの使用量はヒドロキシ化合物全量に対して20
重量%以下である。この範囲以上ではポリウレタンブレ
ポリマーの粘度が高くなり芳香族ポリアミンとの混合が
困難になる。
本発明に使用する芳香族ポリアミンとしては、メチレン
ビス(0−クロロアニリン>(MOCA)、■、2−ビ
ス(2−アミノフェニルチオ)エタン(Cyanacu
re)、トリメチレングリコール−p−アミノベンゾエ
ート(Polacure 740M)、3.5−ジメチ
ルチオ−2,4−トルエンジアミンと3,5−ジメチル
チオ2.6− )ルエンジアミンの80/ 20重量%
混合物(Ethacure 300)等が使用できる。
〔実施例〕
本実施例において、 ・Mw/Mn比:ゲルパーメイションクロマトグラフィ
ーにより測定した。
・末端TDIの分析:色材第45巻、第88頁(197
2)記載のNMR法により測定 した。
・硬化物物性:JIS  K−6301に準じて測定し
た。
・粘弾性:DMS(セイコー電子味製)により、10七
の周波数で25.50.75°Cの損失弾性率を測定し
た。
・倉庫試験:直径か75mm、長さ200Mのシャフト
付きの鉄芯にポリウレタンエラスト マーを17.5mmの厚さになるように注型してテスト
ロールを成形する。こ のテストロールに4tの荷重をかけ てioOrpmの速度で回転させ、ポリウレタンプレポ
リマーの発熱温度およ びポリウレタンプレポリマーか破壊 するまでの耐久時間を測定した。
実施例1 攪拌機、温度計、窒素導入管を備えた三つロフラスコに
、M w / M n比が1.6で分子量か1.000
のポリテトラメチレンエーテルグリコールを1.000
g及び2.6−異性体を50重量%含有する2、4−及
び2゜6−トリレンジイソシアナートの混合物870g
を装入し、窒素気流中て80°Cて4時間反応させた後
、分子蒸留装置(柴田科学器械工業製)にて未反応トリ
レンジイソシアナートを除去した。
得られたポリウレタンプレポリマーのNCO基含有量は
6.21重量%、粘度は5.100cps/ 25°C
1未反応トリレンジイソシアナート含有量は0.16重
量%てあった。
NMR法により末端NCO基は2,6−異性体のもので
あることか判明した。
このようにして得たポリウレタンプレポリマー100重
量部を80°Cて減圧脱泡し、あらかじめ120°Cて
溶融したメチレンビス(0−クロロアニリン)(MOC
A)をNC○基とNH,基の当量比がl。
lになるように加え、泡を巻き込まないように攪拌後、
100°Cに加熱したモールドに注型し100℃で24
時間硬化させた。DMSにより、損失弾性率を、また、
前述の方法により、走行試験を行った。
測定結果は表−1に示すように損失弾性率および発熱温
度が低く耐久時間か長かった。
0のポリテトラメチレンエーテルグリコールを1゜00
0g及び2.6−異性体を50重量96含有する2、4
−及び2.6−トリレンジイソシアナートの混合物87
0gを装入し、窒素気流中で80°Cて4時間反応させ
た後、分子蒸留装置(柴田科学器械工業製)にて未反応
トリレンジイソシアナートを除去した。
得られたポリウレタンプレポリマーのNCO基含有量は
6.22重量%、粘度は6.700cps/ 25℃、
未反応トリレンジイソシアナート含有量は0.18重量
%であった。
NMR法により末端NCO基は2,6−異性体のもので
あることが判明した。
このようにして得たポリウレタンプレポリマーを実施例
1と同様の方法で処理した。
測定結果は表−1に示すように損失弾性率および発熱温
度か高く耐久時間か短かった。
比較例1 攪拌機、温度計、窒素導入管を備えた三つロフラスコに
、Mw/Mn比が2.2で 分子量か1.00比較例2 攪拌機、温度計、窒素導入管を備えた三つロフラスコに
、M w / M n比が1.6で分子量か1.000
のポリテトラメチレンエーテルグリコールを1,000
g及び2,6−異性体を0.8重量%含有する2、4−
及び2、6− )リレンジイソシアナートの混合物34
8gを装入し、窒素気流中で80°Cで4時間反応させ
た。
得られたポリウレタンプレポリマーのNCO基含有量は
6.30重量%、粘度は7.500cps/ 25°C
1未反応トリレンジイソシアナート含有量は2.0重量
%てあった。
NMR法の末端NCO基検出によっては2.6−異性体
を確認できなかった。
このようにして得たポリウレタンプレポリマーを実施例
1と同様の方法で処理した。
測定結果は表−1に示すように損失弾性率および発熱温
度が高く耐久時間か短かった。
6−トリレンジイソシアナートの混合物870gを装入
し、窒素気流中で80°Cて4時間反応させた後、分子
蒸留装置(柴田科学器械工業製)にて未反応トリレンジ
イソシアナートを除去した。
得られたポリウレタンプレポリマーのNCO基含有量は
4.58重量%、粘度は6.500cps/25°C1
未反応トリレンジイソシアナート含有量は0.23重量
%であった。
NMR法により末端NGO基は2.6〜異性体のもので
あることか判明した。
このようにして得たポリウレタンプレポリマーを実施例
1と同様の方法で処理した。
結果は表−1に示すように損失弾性率および発熱温度か
低く耐久時間が長かった。
実施例2 攪拌機、温度計、窒素導入管を備えた三つロフラスコに
、M W / M n比が1.8で分子量か1.500
のポリテトラメチレンエーテルグリコールを1,500
g及び2,6=異性体を50重量%含有する2、4−及
び2゜比較例3 Mw/Mn比が1.6て分子量か1.000のポリテト
ラメチレンエーテルグリコールを1.000g及びMw
 / M n比が2.2で分子量が2.000のポリテ
トラメチレンエーテルグリコールをi、 000g混合
した。
混合後のMw/Mn比は2.1であった。
攪拌機、温度計、窒素導入管を備えた三つロフラスコに
、上記の割合で混合したポリテトラメチレンエーテルグ
リコールを1.500g及び2,6−異性体を50重量
%含有する2、4−及び2.6−トリレンジイソシアナ
ートの混合物870gを装入し、窒素気流中で80°C
て4時間反応させた後、分子蒸留装置(柴田科学器械工
業製)にて未反応トリレンジイソシアナートを除去した
得られたポリウレタンプレポリマーのNCO基含有量は
4.54重量%、粘度は9.500cps/ 25°C
1未反応トリレンジイソシアナート含有量は0922重
量%であった。
NMR法により末端NC○基は2,6−異性体のもので
あることが判明した。
このようにして得たポリウレタンプレポリマーを実施例
1と同様の方法で処理した。
測定結果は表−1に示すように損失弾性率および発熱温
度か高く耐久時間か短かった。
表−1硬化物物性 損失弾性率5°C1,1,8XIO’ 13 Xl07
Z6 xlO78,6xlO’ 1.1 xlO’50
”C8,8,6XIO” 1.2 Xl071゜4 X
l075.4 XIO’ 7.7 XIO’発熱温度 (°C) 帥 〔発明の効果〕 本発明のポリウレタンエラストマーは損失弾性率低く又
走行試験時の発熱温度低く且つ耐久時間が長かった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 有機ポリイソシアナートとポリヒドロキシ化合物とを反
    応せしめて得た分子末端にイソシアナート基を有するポ
    リウレタンプレポリマーを芳香族ポリアミンにより硬化
    してポリウレタンエラストマーを製造する方法において
    、 該ポリウレタンプレポリマーが (1)2,6−異性体を1重量%以上含有する2,4−
    及び2,6−トリレンジイソシアナートの混合物と、M
    w/Mn比が1.2〜2.0で平均分子量が500〜4
    ,000のポリテトラメチレンエーテルグリコール単独
    若しくはこれに分子量400以下の低分子グリコールを
    該ポリヒドロキシ化合物全量に対して20重量%以下含
    有する混合物とを反応させ、 (2)未反応トリレンジイソシアナートの含有量を1重
    量%以下とし、 (3)2,6−トリレンジイソシアナートのイソシアナ
    ート基がポリウレタンプレポリマーの末端イソシアナー
    ト基として含有されることを特徴とする低発熱性ポリウ
    レタンエラストマー組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2873091B2 (ja) * 1992-04-10 1999-03-24 ユニロイヤル ケミカル カンパニー インコーポレイテッド ポリウレタンエラストマーおよびそれから造られた空気なしタイヤ
WO2001014444A1 (fr) * 1999-08-19 2001-03-01 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Polyether-polyurethane
JP2007146093A (ja) * 2005-10-24 2007-06-14 Mitsuboshi Belting Ltd ポリウレタン樹脂組成物およびこれを用いたポリウレタン成形体

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