JPH0482901A - パンティストッキング - Google Patents

パンティストッキング

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JPH0482901A
JPH0482901A JP19221790A JP19221790A JPH0482901A JP H0482901 A JPH0482901 A JP H0482901A JP 19221790 A JP19221790 A JP 19221790A JP 19221790 A JP19221790 A JP 19221790A JP H0482901 A JPH0482901 A JP H0482901A
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Shigeru Mizutani
茂 水谷
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、被覆スパンデックス繊維を使用1゜たパンテ
ィストッキングに関する。
(従来の技術) パンティストッキングは、個々に大きく異なる人体の体
形にフィツトして適度の締め付けを行い、体形を整える
とともに、着用者の動作に追従して柔軟に伸び縮みし、
ずれ落ちたり、弛んだりすることがあってはならない。
従来のポリアミド系加工糸を主体とするパンティストッ
キングは、とくにパンティ部に可なりの問題があった。
この問題を解決するものとして、最近、伸長回復力の高
い被覆スパンデックス繊維を用いた新しいパンティスト
ッキングが登場し、広く使用されるようになっている。
この新しいパンティストッキングには、パンティ部を上
記の被覆スパンデックス繊維2本とポリアミド系の仮よ
り加工糸2本とを用い平編みにしたものや、これと同じ
系構成で、パンティ部の前部をメツシュ編み、後部を平
編みにしたものなど、腹部の締付けと、ヒップ部の伸び
やすさを強化し、フィツト性、密着性を向上した製品が
提供されている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、着用者である女性の要望は、さらに高フィツト
性、高密着性のファツション性の豊かなパンティストッ
キングへと進んでいる。このような女性の要望に応えら
れるパンティストッキングの持つべき要件を纏めると次
のようになる。
すなわち、パンティ後部は、横方向に適度の締付は力を
持たせて、着用者の尻部を横方向に引き締めて体形を整
え、縦方向は、伸縮性のよい組織にして、着用者の動作
、とくに立ち姿と腰掛は姿のときとの尻部の長さの変化
に柔軟に追従させて、腰掛は時のパンティ部のずり落ち
を防ぐことであり、一方、パンティ前部は、縦横共に適
度の締付は力を持たせ、着用者の腹部の膨らみを押えて
、体形を整えることである。
これに対し、上記の新しいパンティストッキングを検討
したところ、依然、パンティ前部の締付は力が不足して
、その伸び寸が大きすぎるとか、パンティ後部の伸び寸
が不足し、尻部の長さの変化に柔軟に追従できないとい
った問題のあることが分かった。あるいは、被覆スパン
デックス繊維の芯糸であるスパンデックス糸のデニール
を太きくし、パンティ前部の締付は力を向上させてはい
るが、同じ糸使いのパンティ後部の伸びが不足し、結局
パンティ部がずり下がりやすくなっていることなども分
かった。
本発明は、この要望に応えるべき高フィツト性、高密着
性のパンティストッキング(以下、本発明のパンティス
トッキングという)の提供を課題として研究の結果、完
成されたものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記の課題を解決するために、まづ、第1の
発明として、 パンティ前部の編み地とパンティ後部の編み地とは、実
質的に同一の被覆スパンデックス繊維が使用され、 すくなくとも、パンティ前部の編み地は、被覆スパンデ
ックス繊維の使用比率が2/3以上であり、 パンティ後部の編み地は、着用時の縦方向の張力が、着
用時の横方向の張力よりも小であり、パンティ後部の編
み地とパンティ前部の編み地とは、横方向の最大伸び寸
が実質的に同程度であり、 かつ、パンティ後部の編み地の縦方向の最大伸び寸が、
パンティ前部の編み地の縦方向の最大伸び寸の1.2〜
1.4倍であること を特徴とするパンティストッキングを提供する。
次に、第2の発明として、 パンティ後部の編み地は、被覆スパンデックス繊維3本
と仮より加工糸1本とを使用した平編みで構成され、 パンティ前部の編み地は、パンティ後部の編み地に使用
したのと実質的に同じ糸使いのメ・ソシュ編みで構成さ
れ、 かつ、パンティ後部の編み地の縦方向の最大伸び寸が、
パンティ前部の編み地の縦方向の最大伸び寸の1.2〜
1.4倍であること を特徴とするパンティストッキングを提供する。
また、第3の発明として、 パンティ後部の編み地は、被覆スパンデックス繊維2本
と仮より加工糸1本とを使用した平編みで構成され、 パンティ前部の編み地は、パンティ後部の編み地に使用
したのと実質的に同じ糸使いのメ・ソシュ編みで構成さ
れ、 かつ、パンティ後部の編み地の縦方向の最大伸び寸が、
パンティ前部の編み地の縦方向の最大伸び寸の1.2〜
1.4倍であること を特徴とするパンティストッキングを提供する。
さらに、第4の発明として、 パンティ後部の編み地は、被覆スパンデックス繊維2本
と仮より加工糸2本とを使用した平編みで構成され、 パンティ前部の編み地は、パンティ後部の編み地に使用
したのと実質的に同じ被覆スパンデックス繊維2本と仮
より加工糸1本とを使用した平編みで構成され かつ、パンティ後部の編み地の縦方向の最大伸び寸が、
パンティ前部の編み地の縦方向の最大伸び寸の1.2〜
1.4倍であること を特徴とするパンティストッキングを提供する。
上記について、さらにその意味するところを詳しく説明
する。
まず、パンティ後部とは、パンティストッキングの尻部
のことを、パンティ前部とは、腹部のことをいい、両者
は筒状につながれてパンティ部を構成し、パンティ部の
下部はガータ部を介してレッグ部につながっている。
また、被覆スパンデックス繊維は、ポリウレタンなどの
スパンデックス糸を芯糸とし、これにポリアミドなどの
熱可塑性の合成繊維を鞘糸として巻き付けた複合繊維の
ことである。仮より加工糸は、熱可塑性の合成繊維を仮
より加工した繊維のことであって、通常は、ポリアミド
系の仮より加工糸が用いられる。
次に、最大伸び寸の測定方法の説明をする。
測定しようとするパンティストッキングを、パンティ部
の前部と後部との編み地の切替え線に沿って切断し、さ
らにレッグ部を切り離し、それぞれパンティ前部とパン
ティ後部のサンプルとする。
片足側ごとに、パンティストッキングのトップにあるゴ
ム部とレッグ部につながるガータ部の中央を、男子の測
定者が、それぞれ左右の手で掴み、はぼいっばいに引き
伸ばし、その長さを測定する。
片足側ごとに得られた2つの値を平均して、縦方向の最
大伸び寸とする。
ついで、パンティ前部とパンティ後部のサンプルについ
て、縦方向の中央部の両端を左右の手で約1cm掴み、
はぼいっばいに引き伸し、その長さを測定し、それぞれ
の横方向の最大伸び寸とする。
また、着用時の編み地張力の測定は、以下のようにして
行う。
上記と同様にしてパンティストッキングを切り開き、そ
れぞれパンティ前部とパンティ後部のサンプルとする。
このサンプルを平面上に広げて静置し、上記最大伸び寸
の縦方向、横方向の測定箇所に対応する箇所の長さを測
定する。さらに、これらのサンプルから、14X3cm
の小サンプルを切り取り、ストレイン−ストレスカーブ
(SSカーブ)測定用のサンプルにする。このサンプル
を、試験長が10cmになるように引張り試験機にセッ
トし、S−Sカーブを求める。通常は伸長率の上限が2
50%あれば十分である。
着用時の寸法は、実際の着用時の立ち姿、腰掛は姿につ
いて、パンティ後部のヒップライン部(最も膨らんだ部
分)の横幅と、その延長線上のパンティ前部の横幅とを
測定する。さらに上記のヒップラインに沿ってゴム部の
下端とガータ部の上端との間の長さを測定し、着用時の
パンティ後部の縦長さとする。着用時のパンティ前部の
縦長さは、その中央部と側部との中間点で測定する。
このようにして求めた、パンティ各部における静置時の
寸法(A)と着用時の寸法(B)との比(B/A)を求
め、先に求めたS−Sカーブ上でこれに対応する張力を
求めて、着用時の編み地張力とする。
なお、本発明の説明では、編み地の張力で人体への締付
は力を表現している。これは、パンティストッキング着
用時のパンティ部の形状が、円筒に近似しているので、
その形状を円筒と見做すと、その円周上の張力と直径方
向の圧力との関係は、P = T / r (ただし、P:直径方向に加えられる圧力、T:円周の
接線方向の張力、 r:半径) になって、直径方向の圧力、すなわち人体への締付は力
と、円周の接線方向の張力、すなわち編み地の張力とは
比例関係にあることによる。着用者の体形は、一定して
いないが、一般に腹部の曲率半径は大きく、したがって
、相対的に編み地の張力を大きくする必要があり、扉部
の曲率半径は小さく、相対的に編み地張力が小さくとも
よいことになる。
また、人体の各部の寸法には、かなりの個人差がある。
編み地の張力は、同じ編み地を使用した同じ寸法のパン
ティストッキングであっても、着用者の体形の差によっ
て、かなり相違することは事実である。しかし、パンテ
ィストッキングは既製品として供給されているので、着
用者層である15〜70歳の女性の、はとんど大部分を
カバーできる仕様であれば、本発明の目的を達成できる
のである。通常、パンティストッキングは、身長により
、S、M、L、およびLLなどの一般的なサイズ規格を
採用しこの体形の差に対処している。
本発明の実施に際しては、このようなサイズ規格に対応
してパンティストッキングの各部の寸法を決める必要が
ある。したがって、本発明を完成に当たっては、身長、
尻周りや腹周りの縦横の寸法など、各部の種々の水準を
統一的な特性によって表現し、本発明を容易に実施する
ことができるように配慮している。
本発明についてさらに詳しく説明する。
本発明者は、前記した本発明の課題を解決するための、
パンティストッキングの構成と具体的な手段とについて
研究した結果、 イ、パンティ前部の横方向に適度の締付は力を持たせ、
伸び寸を小さくするために、被覆スパンデックス繊維の
使用比率を高くすべきことロ、パンティ前部の縦方向に
適度の締付は力を持たせるために、被覆スパンデックス
繊維の使用比率を高くすべきこと ハ、パンティ後部の横方向に適度の締付は力を持たせる
ために、被覆スパンデックス繊維の使用比率を高くすべ
きこと 二、パンティ後部の縦方向の伸び易さを確保するために
平編みを採用し、その最大伸び寸をパンティ前部の最大
伸び寸の1.2〜1.4倍、好ましくは1.25〜1.
4倍とすべきことなどが判明した。
とくに上記の二に述べたことは、従来知られていなかっ
たことで、パンティ部のずり落ちを防ぐために、パンテ
ィ前部とパンティ後部との間の、最大の伸び、および締
付は力のバランスを保つために重要な事項である。従来
のパンティストッキングは、これらの要件を総合的に満
足していない。
これに対し、第1〜第4の発明は、上記の要件を基礎に
して構成されている。
(作  用) まず、第1の発明に係るパンティストッキングついて説
明する。
まず、パンティ後部とパンティ前部の編み地に、実質的
に同一の被覆スパンデックス繊維を使用して、両者の最
大伸び寸の関係を維持し、編み地の設計を容易にする。
次に、パンティ前部の編み地は、被覆スパンデックス繊
維の使用比率を2/3以上にするので、腹部の締付け、
すなわち、整形効果を十分に付与する作用が強化される
また、パンティ後部の編み地では、着用時の縦方向の張
力が、着用時の横方向の張力よりも小さくなっているの
で、横方向に締付は力が働き、それに較べ縦方向は伸び
易く、パンティ部の位置のずれが防止される。その張力
の差は、着用時の横方向の張力が、縦方向の張力の少な
くとも約1゜5倍、ないし約2.5倍であることが望ま
しい。
約1.5倍以下であると縦方向の張力が相対的に大きく
なるために、パンティ部が扉部の縦方向の長さの変化に
追従できず、パンティ部の縦方向の位置のずれを生ずる
。また、この倍率が約2.5を超えると、張力が低すぎ
て、編み地にたるみを生ずる。
さらに、パンティ後部とパンティ前部とでは、編み地の
横方向の最大伸び寸が、実質的に同程度にされている。
これは、横方向の締付は力を保ち、パンティ部の縦方向
の伸縮が部位によって異なるにもかかわらず、密着性と
フィツト性を持たせる作用を有する。
以上に加えて、パンティ後部の編み地の縦方向の最大伸
び寸を、パンティ前部の編み地の縦方向の最大伸び寸の
1.2〜1.4倍、好ましくは1゜25〜1,4倍にす
ることによって、パンティ前部の締付けと、パンティ後
部の寸法変化に適切に対応するため伸縮性とのバランス
が保たれ、パンティ部のずり落ちを防ぐ作用がある。こ
の範囲であれば、着用者の体形の差と好みに応じ、適宜
選択してもよい。
パンティ後部の編み地の縦方向の最大伸び寸を、パンテ
ィ前部のそれの1.2〜1.4倍の範囲に編み地を構成
するには、パンティ前部の被覆スパンデックス繊維の使
用比率を2/3〜3/4の範囲に設定することが重要で
ある。さらに、被覆スパンデックス繊維の編成度目、お
よび仮より加工糸の編成度目を調整して設定することも
重要である。すなわち、被覆スパンデックス繊維の使用
比率が犬(3/4)な場合や、繊度が犬な場合には、被
覆スパンデックス繊維の編成度目を相対的に大きくし、
逆に、被覆スパンデックス繊維の使用比率が小(2/3
)な場合や、繊度が小な場合には、仮より加工糸の編成
度目を相対的に大きくして、本発明を実施することがで
きる。
なお、被覆スパンデックス繊維の使用比率を2/2とし
た場合には、上記の最大伸び寸の倍率は、通常、1.2
以下になる。しかし、仮より加工糸の編成度目を大幅に
大きくするなどして、1.2以上にすることも、理論的
には可能である。ところが、このような手段は、パンテ
ィ後部の縦方向の伸びを過大にし、着用時の縦横の編み
地張力が著しく低くなって、体形を整える効果が得られ
な(なる。
以上に説明したところを総合的に満足することによって
、本発明の目的が達成される。レッグ部も高フィツト性
を持たせるために、被覆スパンデックス繊維を使用する
ことが好ましい。
次に、第2の発明に係るパンティストッキングついて説
明する。
このパンティストッキングでは、パンティ後部の編み地
を被覆スパンデックス繊維3本と仮より加工糸1本とを
使用した平編みで構成する。この糸使いは、横方向に適
度の締付は力を維持し、平編みは、縦方向に伸び易さを
担保する。
また、パンティ前部の編み地は、パンティ後部の編み地
に使用したのと実質的に同じ糸使いのメツシュ編みを採
用する。適度の締付は力を付与し、最大伸び寸を小さく
 (単位度目当たり)する作用を有する。
パンティ後部とパンティ前部とで、上記の編み地構成を
採用すれば、パンティ前、後部の編み地の横方向の最大
伸び寸がほぼ同等になり、また、パンティ後部の編み地
の縦方向の最大伸び寸を、パンティ前部のそれに対し、
11.2〜1.4倍にすることができる。
その他の点では、第1の発明に説明した内容に準する。
また、第3の発明に係るパンティストッキングは、第2
の発明に係るパンティストッキングと同様にパンティ前
部と後部とで異なる編み地の構成を採用するが、糸使い
は、前部、後部ともに被覆スパンデックス繊維2本と仮
より加工糸1−本にする。この糸使いによっても、第2
の発明のパンティストッキングと同様に、パンティ前、
後部の編み地の最大伸び寸がほぼ同等になり、また、パ
ンティ後部の編み地の縦方向の最大伸び寸を、パンティ
前部のそれに対し、1.2〜1.4倍にすることができ
る。
さらに、第4の発明に係るパンティストッキングは、第
2の発明、第3の発明に係るパンティストッキングが、
パンティ前、後部に同じ糸使いの、しかし異なる編み地
の構成を採用して、発明の課題を解決するのに対し、パ
ンティ前、後部の編み地の構成をともに同じ平編みにす
る一方で、糸使いを前後で異ならしめて、発明の課題を
解決するものである。
すなわち、パンティ後部の編み地を、被覆スパンデック
ス繊維2本と仮より加工糸2本とを使用した平編みに、
パンティ前部の編み地を、パンチィ後部の編み地に使用
したのと実質的に同じ被覆スパンデックス繊維2本と、
仮より加工糸1−本とを使用し、平編みにしたパンティ
ストッキングである。
すなわち、パンティ後部を被覆スパンデックス繊維2本
と仮より加工糸2本とで交互編成するのに対し、パンテ
ィ前部を被覆スパンデックス繊維2本と仮より加工糸1
本とで交互編成するので、パンティ前、後部の締付は力
は、バランス良く保たれる。また、パンティ後部の編み
地は平編みであって、着用時の縦方向の張力が、横方向
の張力よりも小さくなり、さらに、この糸使いによって
、パンティ後部の編み地の縦方向の最大伸び寸を、パン
ティ前部のそれに対し、1.2〜1.4倍にすることが
できる。パンティ前、後部は、ともに平編みを採用して
いるので、全体的に締付は力がやや低いが、締付は力を
大きくしたい場合には、使用する被覆スパンデックス繊
維の繊度を大きくすればよい。
(実施例) 実施例 1 40給糸靴下編み機を用い、被覆スパンデックス繊維(
30デニールのスパンデックス糸)3本とポリアミド仮
より加工糸1本とを使用し、パンティ前部をメツシュ編
み、パンティ後部を平編みにしてパンティストッキング
を試作した。パンティ部の編成条件は、後部の平編み部
の編成コース数が約640、前部のメツシュ編みは、1
−・1メツシユとし、40給糸で被覆スパンデックス繊
維をタックさせた。
試作したパンティストッキングのパンティ部の最大伸び
寸を測定したところ、横方向は、前後部とも同じ65±
l、5cmであった。縦方向の最大伸び寸は、後部が6
7±1.5cm、前部が50±1.Ocmであって、後
部は前部の1.32〜1.36倍であった。
このパンティストッキングを、身長が153〜160 
c mの体形の異なる10人の女子職員に1日(約9時
間)試着させて、着用テストを行った。
試着後、これらの女子職員に着用結果をアンケート調査
したところ、全員から腹部、および扉部の横方向の締付
けは適当との解答を得て、引き締め効果の大きいことが
分かった。また、パンティ部のずり下がりについては、
4人が1〜2回、僅かに意識しており、他の6人はまっ
たく感じていなかった。
また、着用時の編み地張力の測定の結果は、後部の縦方
向が80g〜120g、横方向が150g〜220gで
あり、パンティ前部の縦方向が150g〜210g、横
方向が160g〜250gであった。編み地張力の絶対
値自体は、体形による差が大きかったが、同一人ごとに
前部と後部とを較べると、縦方向では前部が後部の1.
7〜2゜2倍、横方向では0. 9〜1.1−倍であっ
た。
実施例 2 被覆スパンデックス繊維のスパンデックス糸を40デニ
ールにした以外は、実施例1の場合とまったく同様にし
て、パンティストッキングを試作した。このパンティス
トッキングのパンティ部の最大伸び寸を測定したところ
、横方向は、前後部ともほぼ同じであり、縦方向は、後
部が前部の4.28〜1.32倍であった。
このパンティストッキングの着用テストを実施例1と同
じようにして行った。結果は、パンティ部のずり下がり
を僅かに意識した者が2人であったほかは、実施例1と
同じであった。
実施例 3 被覆スパンデックス繊維のスパンデックス糸を50デニ
ールにし、編成コース数を580とした以外は、実施例
1の場合とまったく同様にして、パンティストッキング
を試作した。このパンティストッキングのパンティ部の
最大伸び寸を測定したところ、横方向は、前後部とも同
じであり、縦方向は後部が前部の1.25〜1.29倍
であった。
このパンティストッキングの着用テストを実施例1と同
じようにして行った。結果は、パンティ部のずり下がり
を僅かに意識した者が5人であったほかは、実施例1と
同じであった。
実施例 4 実施例1と同様にして、被覆スパンデックス繊維(30
デニールのスパンデックス糸)2本とポリアミド仮より
加工糸1本とを使用し、パンティ前部をメツシュ編み、
パンティ後部を平編みにしてパンティストッキングを試
作した。ただし、40給糸靴下編み機を使用したので、
その内の10はあそばせた。
このパンティストッキングのパンティ部の最大伸び寸を
測定したところ、横方向は、前後部とも同じであり、縦
方向は、後部が前部の1.29〜1.33倍であった。
このパンティストッキングの着用テストを実施例1と同
じようにして行った。結果は、腹部、および扉部の横方
向の締付けは適当であるが、実施例1.〜3に較べると
、やや低いと感すると答えた者が6人であった。パンテ
ィ部のずり下がりを僅かに意識した者は、6人であった
実施例 5 実施例1と同様にして、パンティ前部に被覆スパンデッ
クス繊維(30デニールのスパンデ、。
クス糸)2本とポリアミド仮より加工糸1本とを使用し
、パンティ後部に前部と同じ被覆スパンデックス繊維2
本とポリアミド仮より加工糸2本とを使用し、ともに平
編みにして、前部は480コース、後部は640コース
の編成にして、パンティストッキングを試作した。
このパンティストッキングのパンティ部の最大伸び寸を
測定したところ、横方向は、前後部とも同じであり、縦
方向は、後部が前部の1.33〜1.37倍であった。
このパンティストッキングの着用テストを実施例1と同
じようにして行った。結果は、腹部、および扉部の横方
向の締付けは適当であるが、実施例1〜3に較べると、
やや低いと感すると答えた者が6人であった。パンティ
部のすり下がりを僅かに意識した者は、5人であった。
比較例 実施例に述べた試作品の着用テスト者に、被覆スパンデ
ックス繊維を使用した市販のパンティストッキングを着
用したときとの比較を、回答させた。全員が、実施例]
−〜5に使用したパンティストッキングの方が、パンテ
ィ部の前後部ともに適度の締イ」け力を有しており、こ
れに対して、市販のパンティストッキングは、腹部を中
心に締(=Jけ、フィツト力がたよりないと答えた。ま
た、パンティ部のずり下がりについて、全員が1日歩な
くとも1−〜2回、多い日は、6〜7回意識させられる
と答えた。
この市販のパンティストッキングのパンティ部は、被覆
スパンデックス繊維とポリアミド仮より加工糸との平編
み交互編成で、600コースの編成であった。パンティ
部の前後の組織は同じであって、明確な区別はできなか
った。そこで、パンティ部の前後がほぼ1/2ずっに分
けられる側部で前後に切り離し、それぞれ縦方向と横方
向の最大伸び寸を測定した。当然のことではあるが、縦
、横のそれぞれの方向において、パンティ部の前後の最
大伸び寸は、はぼ同じであった。また、パンティ後部で
の着用時の編み地張力の縦横の比は、0.9〜1.2で
あった。
(発明の効果) 本発明に係るパンティストッキングは、パンティ部の最
大伸び寸、着用時の張力などのバランスを最適に維持し
ているので、着用者の腹部の縦、横の両方向、および扉
部の横方向に適度な締イマ1け力を加えて、従来品以上
に体形を整え、引き締めるる効果がある。また、パンテ
イイ部の後部は、着用者の扉部の動きに柔軟に追従して
伸縮し、パンティ部のずり下がりを特徴する 特許出願人 スカラーハイタッチ株式会社代 理 人 
弁理士 中尾 充 手 続 補 正 書 (方式) %式% ■、事件の表示 平成2年 特許願 第1.、9221−7号2、発明の
名称 パンティストッキング 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 鹿児島県大口市下殿」−023番地名称 スカラ
ーハイタッチ株式会社 代表取締役 植島 祥光 4゜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パンティ前部の編み地とパンティ後部の編み地と
    は、実質的に同一の被覆スパンデックス繊維が使用され
    、 すくなくとも、パンティ前部の編み地は、被覆スパンデ
    ックス繊維の使用比率が2/3以上であり、 パンティ後部の編み地は、着用時の縦方向の張力が、着
    用時の横方向の張力よりも小であり、パンティ後部の編
    み地とパンティ前部の編み地とは、横方向の最大伸び寸
    が実質的に同程度であり、 かつ、パンティ後部の編み地の縦方向の最大伸び寸が、
    パンティ前部の編み地の縦方向の最大伸び寸の1.2〜
    1.4倍であること を特徴とするパンティストッキング。
  2. (2)パンティ後部の編み地は、被覆スパンデックス繊
    維3本と仮より加工糸1本とを使用した平編みで構成さ
    れ、 パンティ前部の編み地は、パンティ後部の編み地に使用
    したのと実質的に同じ糸使いのメッシュ編みで構成され
    、 かつ、パンティ後部の編み地の縦方向の最大伸び寸が、
    パンティ前部の編み地の縦方向の最大伸び寸の1.2〜
    1.4倍であること を特徴とするパンティストッキング。
  3. (3)パンティ後部の編み地は、被覆スパンデックス繊
    維2本と仮より加工糸1本とを使用した平編みで構成さ
    れ、 パンティ前部の編み地は、パンティ後部の編み地に使用
    したのと実質的に同じ糸使いのメッシュ編みで構成され
    、 かつ、パンティ後部の編み地の縦方向の最大伸び寸が、
    パンティ前部の編み地の縦方向の最大伸び寸の1.2〜
    1.4倍であること を特徴とするパンティストッキング。
  4. (4)パンティ後部の編み地は、被覆スパンデックス繊
    維2本と仮より加工糸2本とを使用した平編みで構成さ
    れ、 パンティ前部の編み地は、パンティ後部の編み地に使用
    したのと実質的に同じ被覆スパンデックス繊維2本と仮
    より加工糸1本とを使用した平編みで構成され かつ、パンティ後部の編み地の縦方向の最大伸び寸が、
    パンティ前部の編み地の縦方向の最大伸び寸の1.2〜
    1.4倍であること を特徴とするパンティストッキング。
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