JPH05125601A - パンテイストツキング - Google Patents
パンテイストツキングInfo
- Publication number
- JPH05125601A JPH05125601A JP28815291A JP28815291A JPH05125601A JP H05125601 A JPH05125601 A JP H05125601A JP 28815291 A JP28815291 A JP 28815291A JP 28815291 A JP28815291 A JP 28815291A JP H05125601 A JPH05125601 A JP H05125601A
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- JP
- Japan
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- panty
- yarn
- knitting
- stitches
- knitted
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガードル機能を持つパンティストッキングを
低コストで得る。 【構成】 右半分および左半分の各パンティ部が105
D以上の弾性糸で編成されており、パンティ部の平編み
部分には、後中心から前中心にかけて斜めに昇っていく
柄を形成しているウエルト編目および/またはタック編
目を設ける。
低コストで得る。 【構成】 右半分および左半分の各パンティ部が105
D以上の弾性糸で編成されており、パンティ部の平編み
部分には、後中心から前中心にかけて斜めに昇っていく
柄を形成しているウエルト編目および/またはタック編
目を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガードル機能を有す
るパンティストッキングに関する。
るパンティストッキングに関する。
【0002】
【従来の技術】パンティストッキングは、一般に、腰か
ら右の爪先までの右半分と腰から左の爪先までの左半分
とを別々に編成し、両者を中心で縫い合わせることによ
り作られている。最近、種々の機能を付加したパンティ
ストッキングが提案されており、いくつかは市販も行わ
れている。
ら右の爪先までの右半分と腰から左の爪先までの左半分
とを別々に編成し、両者を中心で縫い合わせることによ
り作られている。最近、種々の機能を付加したパンティ
ストッキングが提案されており、いくつかは市販も行わ
れている。
【0003】パンティ部をガードル風に仕立てたパンテ
ィストッキングは、下腹部のふくらみを押さえたり、ヒ
ップアップしたりする機能を有している。このようなガ
ードル機能を有するパンティストッキングも種々の提案
があり、たとえば、実開昭61−142803号公報で
は、パンティ部を腰骨より上部とその下部とに区分し、
両者で糸使いを変えている。実開昭61−55010号
公報記載のパンティストッキングでは、パンティ部の前
面、背面を縫い合わせてガードル風に仕立てている。
ィストッキングは、下腹部のふくらみを押さえたり、ヒ
ップアップしたりする機能を有している。このようなガ
ードル機能を有するパンティストッキングも種々の提案
があり、たとえば、実開昭61−142803号公報で
は、パンティ部を腰骨より上部とその下部とに区分し、
両者で糸使いを変えている。実開昭61−55010号
公報記載のパンティストッキングでは、パンティ部の前
面、背面を縫い合わせてガードル風に仕立てている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】パンティストッキング
の脚部にいわゆるでんせんが生じると、見栄えが悪くな
りしかも修復できないため、廃棄される。このため、パ
ンティストッキングは機能を高める場合でもできるだけ
コストをかけないようにする必要がある。特に、縫い合
わせが多く必要になると、コスト高を招きやすい。
の脚部にいわゆるでんせんが生じると、見栄えが悪くな
りしかも修復できないため、廃棄される。このため、パ
ンティストッキングは機能を高める場合でもできるだけ
コストをかけないようにする必要がある。特に、縫い合
わせが多く必要になると、コスト高を招きやすい。
【0005】したがって、ガードル風のパンティ部を作
るために、多数の編地を縫い合わせて仕立てるといった
ことは避ける必要がある。また、パンティ部を腰骨より
上部とその下部とに区分して両者で糸使いを変えるやり
方では、通常、腰骨より上部では下部より太い糸を使用
するが、上部の弾性糸もしくは被覆弾性糸の伸縮力(緊
縛力)が小さく、ガードル機能に欠けるという問題があ
る。
るために、多数の編地を縫い合わせて仕立てるといった
ことは避ける必要がある。また、パンティ部を腰骨より
上部とその下部とに区分して両者で糸使いを変えるやり
方では、通常、腰骨より上部では下部より太い糸を使用
するが、上部の弾性糸もしくは被覆弾性糸の伸縮力(緊
縛力)が小さく、ガードル機能に欠けるという問題があ
る。
【0006】そこで、この発明は、低コストでガードル
機能を有するパンティストッキングを提供することを課
題とする。
機能を有するパンティストッキングを提供することを課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明のパンティストッキングは、パンティ部右
側部分と右脚部が連続的に編成されてなる右半分とパン
ティ部左側部分と左脚部が連続的に編成されてなる左半
分を中心で縫い合わせてなるパンティストッキングにお
いて、右半分および左半分の各パンティ部が105D以
上の弾性糸で編成されており、パンティ部の平編み部分
には、後中心から前中心にかけて斜めに昇っていく柄を
形成しているウエルト編目および/またはタック編目を
有していることを特徴とする。
に、この発明のパンティストッキングは、パンティ部右
側部分と右脚部が連続的に編成されてなる右半分とパン
ティ部左側部分と左脚部が連続的に編成されてなる左半
分を中心で縫い合わせてなるパンティストッキングにお
いて、右半分および左半分の各パンティ部が105D以
上の弾性糸で編成されており、パンティ部の平編み部分
には、後中心から前中心にかけて斜めに昇っていく柄を
形成しているウエルト編目および/またはタック編目を
有していることを特徴とする。
【0008】この発明では、パンティストッキングはパ
ンティとストッキングが一体となったものである。パン
ティストッキングのパンティ部および脚部はいずれも、
一般に、ポリウレタン弾性糸および/またはポリウレタ
ン弾性糸が非弾性糸でカバーリングされてなるカバード
ヤーンを単独で、および/または、そのようなカバード
ヤーンとナイロン糸などの非弾性糸とを交編して編み込
んだもので、サポート性を有するタイプである。この発
明では特に、パンティ部は、脚部に用いるポリウレタン
弾性糸より太糸を編込んでヒップアップタイプとなし、
ガードル機能をより一層発揮させたものである。
ンティとストッキングが一体となったものである。パン
ティストッキングのパンティ部および脚部はいずれも、
一般に、ポリウレタン弾性糸および/またはポリウレタ
ン弾性糸が非弾性糸でカバーリングされてなるカバード
ヤーンを単独で、および/または、そのようなカバード
ヤーンとナイロン糸などの非弾性糸とを交編して編み込
んだもので、サポート性を有するタイプである。この発
明では特に、パンティ部は、脚部に用いるポリウレタン
弾性糸より太糸を編込んでヒップアップタイプとなし、
ガードル機能をより一層発揮させたものである。
【0009】前記脚部は、たとえば、ポリウレタン弾性
糸のカバードヤーンとしては、シングルカバードヤーン
では10〜70デニールのポリウレタン弾性糸を5〜4
0デニールのウーリーナイロン糸などのナイロン糸でカ
バーリングしたもの、ダブルカバードヤーンでは10〜
40デニールのポリウレタン弾性糸を、5〜20デニー
ルのナイロン糸またはウーリーナイロン糸などでカバー
リングしたものなど、交編糸として10〜50デニール
のナイロン糸もしくはウーリーナイロン糸を使用して、
一般に平編みで編成される。ここでシングルカバードヤ
ーンは、撚り方向の異なる2本のものが必要であり、交
編のナイロン糸もしくはウーリーナイロン糸と交互にS
撚り糸とZ撚り糸を配列させた(通常、4口給糸)もの
である。脚部の太股周辺には一部ウエルト編目および/
またはタック編目が配されたコースの条件・編組織で編
成される。また、脚部全体がタック編目を配したメッシ
ュ編目で構成された編組織もある。
糸のカバードヤーンとしては、シングルカバードヤーン
では10〜70デニールのポリウレタン弾性糸を5〜4
0デニールのウーリーナイロン糸などのナイロン糸でカ
バーリングしたもの、ダブルカバードヤーンでは10〜
40デニールのポリウレタン弾性糸を、5〜20デニー
ルのナイロン糸またはウーリーナイロン糸などでカバー
リングしたものなど、交編糸として10〜50デニール
のナイロン糸もしくはウーリーナイロン糸を使用して、
一般に平編みで編成される。ここでシングルカバードヤ
ーンは、撚り方向の異なる2本のものが必要であり、交
編のナイロン糸もしくはウーリーナイロン糸と交互にS
撚り糸とZ撚り糸を配列させた(通常、4口給糸)もの
である。脚部の太股周辺には一部ウエルト編目および/
またはタック編目が配されたコースの条件・編組織で編
成される。また、脚部全体がタック編目を配したメッシ
ュ編目で構成された編組織もある。
【0010】前記パンティ部は、105D以上の弾性糸
で編成されており、平編みの中にウエルト編目および/
またはタック編目が配されたコース(以下、「ガードル
部分」と言う)を有し、必要に応じて平編みのみからな
るコースも有する。パンティ部は、105D以上、好ま
しくは140〜420Dの弾性糸で編成される。弾性糸
が105D未満だと、緊縛力に欠け、ヒップアップ補整
効果がなく、ガードル機能に欠けるという問題がある。
また、弾性糸が420Dよりも太いと交編糸のウーリー
ナイロン糸のデニールとバランスが崩れたり、編成が困
難で編みキズが発生したりするおそれがある。ここで使
用される弾性糸は、たとえば、ポリウレタン弾性糸10
5〜420Dを単独に、および/または、ポリウレタン
弾性糸105〜420Dにナイロン糸、および/また
は、ウーリーナイロン糸30〜70Dをシングルカバー
リング撚糸、および/または、ダブルカバーリング撚糸
したものを配することによってガードル機能を有する糸
が得られるのである。パンティ部では、ウエルト編目お
よび/またはタック編目が後中心から前中心にかけて斜
めに昇っていく柄を形成している。この柄は、1列の帯
であってもよいが、2列以上の複数の帯であってもよ
い。
で編成されており、平編みの中にウエルト編目および/
またはタック編目が配されたコース(以下、「ガードル
部分」と言う)を有し、必要に応じて平編みのみからな
るコースも有する。パンティ部は、105D以上、好ま
しくは140〜420Dの弾性糸で編成される。弾性糸
が105D未満だと、緊縛力に欠け、ヒップアップ補整
効果がなく、ガードル機能に欠けるという問題がある。
また、弾性糸が420Dよりも太いと交編糸のウーリー
ナイロン糸のデニールとバランスが崩れたり、編成が困
難で編みキズが発生したりするおそれがある。ここで使
用される弾性糸は、たとえば、ポリウレタン弾性糸10
5〜420Dを単独に、および/または、ポリウレタン
弾性糸105〜420Dにナイロン糸、および/また
は、ウーリーナイロン糸30〜70Dをシングルカバー
リング撚糸、および/または、ダブルカバーリング撚糸
したものを配することによってガードル機能を有する糸
が得られるのである。パンティ部では、ウエルト編目お
よび/またはタック編目が後中心から前中心にかけて斜
めに昇っていく柄を形成している。この柄は、1列の帯
であってもよいが、2列以上の複数の帯であってもよ
い。
【0011】以下、図面を参照しながら説明する。図1
は、この発明のパンティストッキングの1実施例を背面
から見た場合を表す概略図、図2は、正面から見た場合
を表す概略図である。図1、2にみるように、このパン
ティストッキング1は、右半分2と左半分3を中心で縫
い合わせてなっている。パンティストッキングの右半分
2は、パンティ部5と脚部6が連続的に編成されてなっ
ている。パンティストッキングの左半分3も、パンティ
部5と脚部6が連続的に編成されてなっている。
は、この発明のパンティストッキングの1実施例を背面
から見た場合を表す概略図、図2は、正面から見た場合
を表す概略図である。図1、2にみるように、このパン
ティストッキング1は、右半分2と左半分3を中心で縫
い合わせてなっている。パンティストッキングの右半分
2は、パンティ部5と脚部6が連続的に編成されてなっ
ている。パンティストッキングの左半分3も、パンティ
部5と脚部6が連続的に編成されてなっている。
【0012】パンティ部5は、図1、2中の部分拡大部
A、Bにみるように、ウエルト編目7が、平編みの中
に、後中心41から前中心42にかけて斜めに昇ってい
く柄8を形成するように配置されている。この斜めに昇
っていく柄は水平方向に対して6°以上の角度であるこ
とが好ましい。その柄8は、組織柄2本連続、つまり2
コース以上にまたがることが好ましい。ウエルト編目7
の代わりにタック編目を使ってもよい。続いて、脚部6
に入る前にウエストバンド部約50コースにタック編目
(図1、2の部分拡大図C参照)により作られる。次工
程で、パンティ部5上端にはウエストにあたるエラステ
ィックバンド9が折り返し縫い付けられている。脚部6
は、全体的に平編み(図1、2の部分拡大部D参照)に
より筒状に作られている。爪先は縫い合わされている。
A、Bにみるように、ウエルト編目7が、平編みの中
に、後中心41から前中心42にかけて斜めに昇ってい
く柄8を形成するように配置されている。この斜めに昇
っていく柄は水平方向に対して6°以上の角度であるこ
とが好ましい。その柄8は、組織柄2本連続、つまり2
コース以上にまたがることが好ましい。ウエルト編目7
の代わりにタック編目を使ってもよい。続いて、脚部6
に入る前にウエストバンド部約50コースにタック編目
(図1、2の部分拡大図C参照)により作られる。次工
程で、パンティ部5上端にはウエストにあたるエラステ
ィックバンド9が折り返し縫い付けられている。脚部6
は、全体的に平編み(図1、2の部分拡大部D参照)に
より筒状に作られている。爪先は縫い合わされている。
【0013】図1,2に示した実施例では、パンティ部
5の一部だけが斜文組織となっているが、この発明で
は、図3,4にみるように、パンティ部51が全体的に
あや織の斜文組織となっていてもよい。このパンティ部
51は、あや織の斜文組織は連続にウエルト編目または
タック編目で構成され、各コースのポリウレタン弾性
糸、および/または、ポリウレタン弾性糸のカバードヤ
ーンの編目が同一パワーをあや織に沿って連結させる。
5の一部だけが斜文組織となっているが、この発明で
は、図3,4にみるように、パンティ部51が全体的に
あや織の斜文組織となっていてもよい。このパンティ部
51は、あや織の斜文組織は連続にウエルト編目または
タック編目で構成され、各コースのポリウレタン弾性
糸、および/または、ポリウレタン弾性糸のカバードヤ
ーンの編目が同一パワーをあや織に沿って連結させる。
【0014】この発明のパンティストッキングを作るに
は、パンティ部の平編みの中に、ウエルト編みおよびタ
ック編みをこれらのうちの少なくとも一方が後中心から
前中心にかけて斜めに昇っていくように配して編成を行
う。この配し方は、たとえば、あや織(斜文織)の斜文
組織を参考にしてなされる。すなわち、ウエルト編目ま
たはタック編目が斜文組織の組織点に対応するように編
成するのである。この発明に応用できる斜文組織は、図
5〜9に例示されている。これらの図は、パンティスト
ッキングの右半分のパンティ部の表側を見たものであり
(例:a、b、c、…)、左半分の場合にはこれらの左
右対称の組織となる(例:a’、b’、c’、…)。こ
れらの図において、黒塗りの部分がウエルト編目または
タック編目であり、白抜きの部分が平編み目である。図
5は、3つのコースを持つ場合の基本形を表し、ウエル
ト編目はすべてに適用され、タック編目はa、a’のみ
である。図6は、4つのコースを持つ場合の基本形を表
し、ウエルト編目のみで、タック編目は不適である。図
7は5枚斜文(あや)組織の応用であり、5つのコース
を持つ場合を表し、ウエルト編目用はすべてに適用さ
れ、タック編目はb、b’のみである。図8は6枚斜文
(あや)組織の応用であり、6つのコースを持つ場合を
表し、ウエルト編目はすべてに適用され、タック編目は
b、b’のみである。図9は8枚斜文組織の応用であ
り、8つのコースを持つ場合を表し、ウエルト編目はす
べてに適用され、タック編目はa、a’、d、d’、
e、e’、h、h’、および、i、i’である。
は、パンティ部の平編みの中に、ウエルト編みおよびタ
ック編みをこれらのうちの少なくとも一方が後中心から
前中心にかけて斜めに昇っていくように配して編成を行
う。この配し方は、たとえば、あや織(斜文織)の斜文
組織を参考にしてなされる。すなわち、ウエルト編目ま
たはタック編目が斜文組織の組織点に対応するように編
成するのである。この発明に応用できる斜文組織は、図
5〜9に例示されている。これらの図は、パンティスト
ッキングの右半分のパンティ部の表側を見たものであり
(例:a、b、c、…)、左半分の場合にはこれらの左
右対称の組織となる(例:a’、b’、c’、…)。こ
れらの図において、黒塗りの部分がウエルト編目または
タック編目であり、白抜きの部分が平編み目である。図
5は、3つのコースを持つ場合の基本形を表し、ウエル
ト編目はすべてに適用され、タック編目はa、a’のみ
である。図6は、4つのコースを持つ場合の基本形を表
し、ウエルト編目のみで、タック編目は不適である。図
7は5枚斜文(あや)組織の応用であり、5つのコース
を持つ場合を表し、ウエルト編目用はすべてに適用さ
れ、タック編目はb、b’のみである。図8は6枚斜文
(あや)組織の応用であり、6つのコースを持つ場合を
表し、ウエルト編目はすべてに適用され、タック編目は
b、b’のみである。図9は8枚斜文組織の応用であ
り、8つのコースを持つ場合を表し、ウエルト編目はす
べてに適用され、タック編目はa、a’、d、d’、
e、e’、h、h’、および、i、i’である。
【0015】黒塗りの部分がウエルト編目である場合の
図5の配置図のbで表されるパンティ部の編組織を図1
0に示した。図5のb、図10にみるように、2つのコ
ースにまたがるウエルト編目7を順次ウェール方向に1
コースずつずらせて配置して作っている。黒塗りの部分
がウエルト編目である場合の図5の配置図のa’で表さ
れるパンティ部の編組織を図11に示した。図5の
a’、図11にみるように、2つのコースにまたがるタ
ック編目を順次ウェール方向に1コースずつずらせて配
置して作っている。
図5の配置図のbで表されるパンティ部の編組織を図1
0に示した。図5のb、図10にみるように、2つのコ
ースにまたがるウエルト編目7を順次ウェール方向に1
コースずつずらせて配置して作っている。黒塗りの部分
がウエルト編目である場合の図5の配置図のa’で表さ
れるパンティ部の編組織を図11に示した。図5の
a’、図11にみるように、2つのコースにまたがるタ
ック編目を順次ウェール方向に1コースずつずらせて配
置して作っている。
【0016】黒塗りの部分がウエルト編目である場合の
図6の配置図のa’で表されるパンティ部の編組織を図
12に示した。図6のa’、図12にみるように、2つ
のコースにまたがるウエルト編目7を順次ウェール方向
に1コースずつずらせて配置して作っている。図中、1
0は平編み目である。黒塗りの部分がタック編目である
場合の図6の配置図のaで表されるパンティ部の編組織
を図13に示した。図6のa、図13にみるように、2
つのコースにまたがるタック編目を順次ウェール方向に
1コースずつずらせて配置して作っている。
図6の配置図のa’で表されるパンティ部の編組織を図
12に示した。図6のa’、図12にみるように、2つ
のコースにまたがるウエルト編目7を順次ウェール方向
に1コースずつずらせて配置して作っている。図中、1
0は平編み目である。黒塗りの部分がタック編目である
場合の図6の配置図のaで表されるパンティ部の編組織
を図13に示した。図6のa、図13にみるように、2
つのコースにまたがるタック編目を順次ウェール方向に
1コースずつずらせて配置して作っている。
【0017】以上のようにしてパンティ部と脚部を連続
的に編成し、パンティストッキングの右半分と左半分を
作る。これらを中心で縫い合わせてパンティストッキン
グに仕立て上げる。この縫い合わせは、たとえば、通常
のペアーリング手法のやり方に従って行うことができ
る。トウ部、ヒール部を平編みで、かつ、高強力タイプ
糸で編成し、パンティ部と脚部との境界部をそれぞれ平
編み以外の編組織、たとえば、タック編目などにして、
緊縛力を高め、太股部からのずり落ち防止などの効果を
付与することもできる。
的に編成し、パンティストッキングの右半分と左半分を
作る。これらを中心で縫い合わせてパンティストッキン
グに仕立て上げる。この縫い合わせは、たとえば、通常
のペアーリング手法のやり方に従って行うことができ
る。トウ部、ヒール部を平編みで、かつ、高強力タイプ
糸で編成し、パンティ部と脚部との境界部をそれぞれ平
編み以外の編組織、たとえば、タック編目などにして、
緊縛力を高め、太股部からのずり落ち防止などの効果を
付与することもできる。
【0018】
【作用】この発明によれば、右半分および左半分の各パ
ンティ部が105D以上の弾性糸で編成されており、パ
ンティ部の平編み部分には、後中心から前中心にかけて
斜めに昇っていく柄を形成しているウエルト編目および
/またはタック編目を有している。ウエルト編目または
タック編目の部分では平編目の部分に比べて糸の伸縮が
抑えられている。これにより、パンティ部にガードル機
能、特にヒップアップ機能を持たせるようにしている。
前記のような帯状の柄は、パンティストッキングの右半
分と左半分の各編成時に上記特定の部分だけ糸および編
組織を変えるだけで編成されうる。
ンティ部が105D以上の弾性糸で編成されており、パ
ンティ部の平編み部分には、後中心から前中心にかけて
斜めに昇っていく柄を形成しているウエルト編目および
/またはタック編目を有している。ウエルト編目または
タック編目の部分では平編目の部分に比べて糸の伸縮が
抑えられている。これにより、パンティ部にガードル機
能、特にヒップアップ機能を持たせるようにしている。
前記のような帯状の柄は、パンティストッキングの右半
分と左半分の各編成時に上記特定の部分だけ糸および編
組織を変えるだけで編成されうる。
【0019】
【実施例】図1は、この発明のパンティストッキングの
1実施例を表す。以下に、この発明の具体的な実施例お
よび比較例を示すが、この発明は下記実施例に限定され
ない。 −実施例1− パンティ部において、表1に示す被覆弾性糸(II)と交
編糸ウーリーナイロン糸50dを用い、編組織はパンテ
ィ部全体が平編みであって、この中に昇斜状に1本帯
(図1、2)として2/1ツイル(図5)幅1インチに
構成すべく平編みとウエルト編みで製編した。
1実施例を表す。以下に、この発明の具体的な実施例お
よび比較例を示すが、この発明は下記実施例に限定され
ない。 −実施例1− パンティ部において、表1に示す被覆弾性糸(II)と交
編糸ウーリーナイロン糸50dを用い、編組織はパンテ
ィ部全体が平編みであって、この中に昇斜状に1本帯
(図1、2)として2/1ツイル(図5)幅1インチに
構成すべく平編みとウエルト編みで製編した。
【0020】用いた靴下編機は、33 /4 インチφ×4
00NのKT−スーパIV(永田精機株式会社製)で、
編成条件は800回転/分で実施した。また、脚部の糸
はDCY(ダブルカバードヤーン)のD212c(東レ
・デュポン株式会社製ポリウレタン弾性糸(商標オペロ
ン)20DのT−127cを芯糸に、ナイロン糸12D
−5F「ミラコスモ」東レ株式会社製をダブルカバーリ
ングしたもの)とウーリーナイロン糸15D−5F−P
TY(東レ株式会社製:「PTY」)を交編した。以下
の実施例および比較例では、脚部は同じ条件で編成され
た。
00NのKT−スーパIV(永田精機株式会社製)で、
編成条件は800回転/分で実施した。また、脚部の糸
はDCY(ダブルカバードヤーン)のD212c(東レ
・デュポン株式会社製ポリウレタン弾性糸(商標オペロ
ン)20DのT−127cを芯糸に、ナイロン糸12D
−5F「ミラコスモ」東レ株式会社製をダブルカバーリ
ングしたもの)とウーリーナイロン糸15D−5F−P
TY(東レ株式会社製:「PTY」)を交編した。以下
の実施例および比較例では、脚部は同じ条件で編成され
た。
【0021】次に、生成パンティストッキングを通常の
染色方法であるプレボーディング有り法で実施した。こ
の方法は、60℃でのプレセット、トークロによる先か
がり、ラインクロザーによる縫製、セット機によるプレ
ボーディング、ロータリーによる染色、115℃で20
秒のボーディングをこの順に行う方法であった。このよ
うにして、ソフト感のある快適なガードル機能を有する
パンティストッキングを得た。
染色方法であるプレボーディング有り法で実施した。こ
の方法は、60℃でのプレセット、トークロによる先か
がり、ラインクロザーによる縫製、セット機によるプレ
ボーディング、ロータリーによる染色、115℃で20
秒のボーディングをこの順に行う方法であった。このよ
うにして、ソフト感のある快適なガードル機能を有する
パンティストッキングを得た。
【0022】−実施例2− 表1に示すスパンデックス糸(I)105d(東レ・デ
ュポン株式会社の商標オペロン)および交編糸ウーリー
ナイロン糸40dを用い、編組織は2/2ツイル(図
6)で平編みとウエルト編みで製編した。編機、編成条
件および染色加工条件などは実施例1と同一であった。
ュポン株式会社の商標オペロン)および交編糸ウーリー
ナイロン糸40dを用い、編組織は2/2ツイル(図
6)で平編みとウエルト編みで製編した。編機、編成条
件および染色加工条件などは実施例1と同一であった。
【0023】得られたパンティストッキングは、ヒップ
アップ効果を有するものであった。 −実施例3− 実施例1において、製編に用いた糸を表1に示すように
変えたこと以外に、編組織としてパンティ部全体が平編
み(A)であって、この中に昇斜状に2本帯(図8の
b、b’)として5/1ツイル幅1インチ幅2本線に構
成すべく、平編みとタック編みを平編み(A)と交互に
配列して製編した。他の製造条件は実施例1と同一で実
施した。
アップ効果を有するものであった。 −実施例3− 実施例1において、製編に用いた糸を表1に示すように
変えたこと以外に、編組織としてパンティ部全体が平編
み(A)であって、この中に昇斜状に2本帯(図8の
b、b’)として5/1ツイル幅1インチ幅2本線に構
成すべく、平編みとタック編みを平編み(A)と交互に
配列して製編した。他の製造条件は実施例1と同一で実
施した。
【0024】得られたパンティストッキングは、実施例
1のものよりガードル機能(ヒップアップ、腹部のひっ
こめ効果)があり、中年女性向きであった。 −実施例4− 実施例1において、製編に用いた被覆弾性糸(II)、編
組織を表2に示すように変えたこと以外は、実施例1と
同様にしてパンティストッキングを得た。
1のものよりガードル機能(ヒップアップ、腹部のひっ
こめ効果)があり、中年女性向きであった。 −実施例4− 実施例1において、製編に用いた被覆弾性糸(II)、編
組織を表2に示すように変えたこと以外は、実施例1と
同様にしてパンティストッキングを得た。
【0025】得られた製品は、太り気味の女性に好適な
パンティストッキングであった。 −実施例5− 表2に示す被覆弾性糸(II)は芯糸にSCY(シングル
カバードヤーン)のS105×15(芯糸に東レ・デュ
ポン株式会社製ポリウレタン弾性糸(商標オペロン)1
05dにウーリーナイロン糸15d−5Fをシングルカ
バーリングしたもの)を精紡機(オーエム(OM)機械
株式会社製)のフロントローラーに供給し、紡出番手2
0sの紡績糸と交編糸ウーリーナイロン糸30dを用
い、編組織は裏毛パイル(シンカーパイル編機:永田精
機株式会社製)で製編したこと以外は、実施例1と同様
にしてパンティストッキングを得た。
パンティストッキングであった。 −実施例5− 表2に示す被覆弾性糸(II)は芯糸にSCY(シングル
カバードヤーン)のS105×15(芯糸に東レ・デュ
ポン株式会社製ポリウレタン弾性糸(商標オペロン)1
05dにウーリーナイロン糸15d−5Fをシングルカ
バーリングしたもの)を精紡機(オーエム(OM)機械
株式会社製)のフロントローラーに供給し、紡出番手2
0sの紡績糸と交編糸ウーリーナイロン糸30dを用
い、編組織は裏毛パイル(シンカーパイル編機:永田精
機株式会社製)で製編したこと以外は、実施例1と同様
にしてパンティストッキングを得た。
【0026】得られた製品は、冬季保温効果を有し、か
つ、ガードル機能を有する新規なパンティストッキング
であった。 −実施例6− 表2に示すスパンデックス糸(I)(東レ・デュポン株
式会社製品オペロン)105dおよび交編糸ウーリーナ
イロン糸70dを用い、編組織は全体にタック編み主体
に配列させた変化斜文組織(図9のi、i’)を平編み
とタック編みで斜行させ、2コースごとにオペロン10
5dを挿入編させたこと以外は、実施例2と同様に実施
して、パンティストッキングを得た。
つ、ガードル機能を有する新規なパンティストッキング
であった。 −実施例6− 表2に示すスパンデックス糸(I)(東レ・デュポン株
式会社製品オペロン)105dおよび交編糸ウーリーナ
イロン糸70dを用い、編組織は全体にタック編み主体
に配列させた変化斜文組織(図9のi、i’)を平編み
とタック編みで斜行させ、2コースごとにオペロン10
5dを挿入編させたこと以外は、実施例2と同様に実施
して、パンティストッキングを得た。
【0027】表1と2に、上記実施例1〜6で得られた
パンティストッキングの糸使い、編組織、特性をまとめ
て示した。特性は、伸長応力、整容性、着脱感および保
温性を表5に示した。伸長応力は、パンティ部の前後を
オートグラフ(島津製作所株式会社製:1M−100
型)のチャック(幅1インチ)で把持し、引張速度30
0m/分でヨコ方向(ヨコ方向とはパンティストッキン
グの幅方向である)に伸長させ、15%時、50%時の
各伸長応力〔gf〕を読み取って求めた。
パンティストッキングの糸使い、編組織、特性をまとめ
て示した。特性は、伸長応力、整容性、着脱感および保
温性を表5に示した。伸長応力は、パンティ部の前後を
オートグラフ(島津製作所株式会社製:1M−100
型)のチャック(幅1インチ)で把持し、引張速度30
0m/分でヨコ方向(ヨコ方向とはパンティストッキン
グの幅方向である)に伸長させ、15%時、50%時の
各伸長応力〔gf〕を読み取って求めた。
【0028】整容性は、年齢18才から42才までの2
0人の女性をパネリストに選び、彼女らが、実施例およ
び比較例の各パンティストッキングと、一般市販の通常
のパンティストッキングを毎日交替で実際に着用したと
きに、次の2特性について3段階で評価した。すなわ
ち、ヒップアップ効果が、ない(×)か、ある(○)
か、強くある(◎)か、「腹部の圧迫感」が弱い(×)
か、普通(△)か、強い(○)かで示した。
0人の女性をパネリストに選び、彼女らが、実施例およ
び比較例の各パンティストッキングと、一般市販の通常
のパンティストッキングを毎日交替で実際に着用したと
きに、次の2特性について3段階で評価した。すなわ
ち、ヒップアップ効果が、ない(×)か、ある(○)
か、強くある(◎)か、「腹部の圧迫感」が弱い(×)
か、普通(△)か、強い(○)かで示した。
【0029】着脱感は、整容製評価と同時に実施し、肌
触り感や1日着用後の疲労などを考慮して、ガードル効
果を次の基準で評価した。3〜5が合格である。 5:ソフト感を有するガードルであり、新たなパンティ
ストッキングとして着用したい。 4:ガードルよりもどちらかと言えば着用感が良い。
触り感や1日着用後の疲労などを考慮して、ガードル効
果を次の基準で評価した。3〜5が合格である。 5:ソフト感を有するガードルであり、新たなパンティ
ストッキングとして着用したい。 4:ガードルよりもどちらかと言えば着用感が良い。
【0030】3:ハード感があるが、通常のガードルよ
りも着脱し易い。 2:ガードル効果が少なく、通常のパンティストッキン
グと差がない。 1:通常のガードルよりも不快感が強く、着用したくな
い。 保温性は、冬季のパンティストッキングとして通常のサ
ポートタイプのパンティストッキングに比べて保温性が
あって着用したいもの(○)、通常とほとんど変わりな
いもの(×)に区分した。
りも着脱し易い。 2:ガードル効果が少なく、通常のパンティストッキン
グと差がない。 1:通常のガードルよりも不快感が強く、着用したくな
い。 保温性は、冬季のパンティストッキングとして通常のサ
ポートタイプのパンティストッキングに比べて保温性が
あって着用したいもの(○)、通常とほとんど変わりな
いもの(×)に区分した。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】実施例1〜6で得られたパンティストッキ
ングは、全体的にガードル機能を有するものであった。 −比較例1− パンティ部において、表3に示す被覆弾性糸(II)とし
てSCYのS330と交編糸ウーリーナイロン30dを
用い、通常のパンティストッキングを得た。
ングは、全体的にガードル機能を有するものであった。 −比較例1− パンティ部において、表3に示す被覆弾性糸(II)とし
てSCYのS330と交編糸ウーリーナイロン30dを
用い、通常のパンティストッキングを得た。
【0034】−比較例2− 比較例1において、被覆弾性糸(II)をSCYとしてS
330の代わりにS240を用い、通常のパンティスト
ッキング(メッシュ柄)を得た。 −比較例3− 比較例1において、被覆弾性糸(II)をSCYのS33
0に代えて「SPY」のK270c(ポリウレタン弾性
糸(商標オペロン)20dを芯糸に、ナイロン糸70d
を下撚り数200T/M、加撚後、仮撚り加工したも
の:東レ・デュポン株式会社製)100%編立のタイツ
製品を得た。
330の代わりにS240を用い、通常のパンティスト
ッキング(メッシュ柄)を得た。 −比較例3− 比較例1において、被覆弾性糸(II)をSCYのS33
0に代えて「SPY」のK270c(ポリウレタン弾性
糸(商標オペロン)20dを芯糸に、ナイロン糸70d
を下撚り数200T/M、加撚後、仮撚り加工したも
の:東レ・デュポン株式会社製)100%編立のタイツ
製品を得た。
【0035】−比較例4− 表4に示すスパンデックス(I)オペロン糸70dおよ
び交編糸ウーリーナイロン糸40dを用い、編組織は、
メッシュ柄(1:1)でタック編目は、奇数コースは奇
数ウエルに、偶数コースは偶数ウエルに配置させて製編
を行い、パンティストッキングを得た。
び交編糸ウーリーナイロン糸40dを用い、編組織は、
メッシュ柄(1:1)でタック編目は、奇数コースは奇
数ウエルに、偶数コースは偶数ウエルに配置させて製編
を行い、パンティストッキングを得た。
【0036】−比較例5− 表4に示すスパンデックス(I)オペロン糸560dお
よび交編糸ウーリーナイロン70dを用い、編組織は浮
編み(ウエルト編み:1ウエール飛び)で構成されたダ
ブルウエルト編みで、ウエルト編目は奇数コースは奇数
ウエルに、偶数ウエルは偶数ウエルに配置させた。オペ
ロン糸560dを2コースごとに挿入編させたこと以外
は、実施例6と同様に実施してパンティストッキングを
得た。
よび交編糸ウーリーナイロン70dを用い、編組織は浮
編み(ウエルト編み:1ウエール飛び)で構成されたダ
ブルウエルト編みで、ウエルト編目は奇数コースは奇数
ウエルに、偶数ウエルは偶数ウエルに配置させた。オペ
ロン糸560dを2コースごとに挿入編させたこと以外
は、実施例6と同様に実施してパンティストッキングを
得た。
【0037】−比較例6− 表4に示す被覆弾性糸(II)をDCYとしてD4270
(東レ・デュポン株式会社製オペロン糸420dを芯糸
に、ウーリーナイロン糸70dをダブルカバーリングさ
せたもの)と交編糸ウーリーナイロン糸70d/2をダ
ブルラッセル経編機(48GG:HDR 4−EEW:
日本マイヤー株式会社製)花柄ラッセルにパンティ部お
よび脚部も同一条件で編立て、パンティストッキングを
得た。なお、参考値として、ラッセル編地からなる市販
ガードルの伸長応力(g:ヨコ方向50%伸長時)は2
kg(ソフト)〜5kg(ハード)であった。
(東レ・デュポン株式会社製オペロン糸420dを芯糸
に、ウーリーナイロン糸70dをダブルカバーリングさ
せたもの)と交編糸ウーリーナイロン糸70d/2をダ
ブルラッセル経編機(48GG:HDR 4−EEW:
日本マイヤー株式会社製)花柄ラッセルにパンティ部お
よび脚部も同一条件で編立て、パンティストッキングを
得た。なお、参考値として、ラッセル編地からなる市販
ガードルの伸長応力(g:ヨコ方向50%伸長時)は2
kg(ソフト)〜5kg(ハード)であった。
【0038】なお、表1〜4に示した糸は、次のとおり
である。「オペロン」は、東レ・デュポン株式会社製の
スパンデックス糸で、タイプ127c(クリヤー)を用
いた。「ウーリーナイロン」は、東レ株式会社製のもの
である。SCYは、シングルカバードヤーン、DCYは
ダブルカバードヤーンで、綿コアヤーンはSCYを特殊
な技術で芯に入れて作った紡績糸である。SPYは、オ
ペロン糸とナイロン糸を合撚した後、仮ヨリ機(1ヒー
ター)で仮ヨリ加工した特殊カバードヤーン(東レ・デ
ュポン株式会社製)である。
である。「オペロン」は、東レ・デュポン株式会社製の
スパンデックス糸で、タイプ127c(クリヤー)を用
いた。「ウーリーナイロン」は、東レ株式会社製のもの
である。SCYは、シングルカバードヤーン、DCYは
ダブルカバードヤーンで、綿コアヤーンはSCYを特殊
な技術で芯に入れて作った紡績糸である。SPYは、オ
ペロン糸とナイロン糸を合撚した後、仮ヨリ機(1ヒー
ター)で仮ヨリ加工した特殊カバードヤーン(東レ・デ
ュポン株式会社製)である。
【0039】比較例で得られたパンティ部の特性を調
べ、結果を実施例と同様にして表5に示した。
べ、結果を実施例と同様にして表5に示した。
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】
【表5】
【0043】表5にみるように、実施例1〜6ではヨコ
方向の伸長応力が適度の抵抗感を有し、整容性に優れて
いるものであり、比較例1〜6はいずれも通常のパンテ
ィストッキングと変わらず、ガードル機能に欠けてい
た。
方向の伸長応力が適度の抵抗感を有し、整容性に優れて
いるものであり、比較例1〜6はいずれも通常のパンテ
ィストッキングと変わらず、ガードル機能に欠けてい
た。
【0044】
【発明の効果】この発明のパンティストッキングは、低
コストで、しかも、ガードル機能を持つものとすること
ができる。
コストで、しかも、ガードル機能を持つものとすること
ができる。
【図1】この発明のパンティストッキングの1実施例を
背面から見た場合を表す概略図である。
背面から見た場合を表す概略図である。
【図2】この発明のパンティストッキングの1実施例を
正面から見た場合を表す概略図である。
正面から見た場合を表す概略図である。
【図3】この発明のパンティストッキングの別の1実施
例のパンティ部を背面から見た場合を表す概略図であ
る。
例のパンティ部を背面から見た場合を表す概略図であ
る。
【図4】この発明のパンティストッキングの別の1実施
例のパンティ部を正面から見た場合を表す概略図であ
る。
例のパンティ部を正面から見た場合を表す概略図であ
る。
【図5】パンティ部を3つのコースで編成する場合のウ
エルト編目またはタック編目の配置図である。
エルト編目またはタック編目の配置図である。
【図6】パンティ部を4つのコースで編成する場合のウ
エルト編目またはタック編目の配置図である。
エルト編目またはタック編目の配置図である。
【図7】パンティ部を5つのコースで編成する場合のウ
エルト編目またはタック編目の配置図である。
エルト編目またはタック編目の配置図である。
【図8】パンティ部を6つのコースで編成する場合のウ
エルト編目またはタック編目の配置図である。
エルト編目またはタック編目の配置図である。
【図9】パンティ部を8つのコースで編成する場合のウ
エルト編目またはタック編目の配置図である。
エルト編目またはタック編目の配置図である。
【図10】ウエルト編目を図5のbの配置で入れた場合
の編組織図である。
の編組織図である。
【図11】タック編目を図5のa′の配置で入れた場合
の編組織図である。
の編組織図である。
【図12】ウエルト編目を図6のa′の配置で入れた場
合の編組織図である。
合の編組織図である。
【図13】タック編目を図6のaの配置で入れた場合の
編組織図である。
編組織図である。
1 パンティストッキング 2 右半分 3 左半分 5 パンティ部 6 脚部 7 ウエルト編目 8 ウエルト編目の斜めに昇っていく柄 10 平編目 41 後中心 42 前中心
Claims (1)
- 【請求項1】 パンティ部右側部分と右脚部が連続的に
編成されてなる右半分とパンティ部左側部分と左脚部が
連続的に編成されてなる左半分を中心で縫い合わせてな
るパンティストッキングにおいて、右半分および左半分
の各パンティ部が105D以上の弾性糸で編成されてお
り、パンティ部の平編み部分には、後中心から前中心に
かけて斜めに昇っていく柄を形成しているウエルト編目
および/またはタック編目を有していることを特徴とす
るパンティストッキング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28815291A JPH05125601A (ja) | 1991-11-02 | 1991-11-02 | パンテイストツキング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28815291A JPH05125601A (ja) | 1991-11-02 | 1991-11-02 | パンテイストツキング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05125601A true JPH05125601A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=17726480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28815291A Pending JPH05125601A (ja) | 1991-11-02 | 1991-11-02 | パンテイストツキング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05125601A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017043862A (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | グンゼ株式会社 | パンティストッキング |
US10265564B2 (en) | 2015-05-22 | 2019-04-23 | Nike, Inc. | Training tight with preconfigured compression zones and integrated structure patterns |
US10271581B2 (en) | 2015-05-22 | 2019-04-30 | Nike, Inc. | Recovery tight with preconfigured compression zones and integrated structure patterns |
US10645978B2 (en) | 2015-05-22 | 2020-05-12 | Nike, Inc. | Running tight with preconfigured compression zones and integrated structure patterns |
-
1991
- 1991-11-02 JP JP28815291A patent/JPH05125601A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10265564B2 (en) | 2015-05-22 | 2019-04-23 | Nike, Inc. | Training tight with preconfigured compression zones and integrated structure patterns |
US10271581B2 (en) | 2015-05-22 | 2019-04-30 | Nike, Inc. | Recovery tight with preconfigured compression zones and integrated structure patterns |
US10645978B2 (en) | 2015-05-22 | 2020-05-12 | Nike, Inc. | Running tight with preconfigured compression zones and integrated structure patterns |
US10765902B2 (en) | 2015-05-22 | 2020-09-08 | Nike, Inc. | Training tight with preconfigured compression zones and integrated structure patterns |
US11559094B2 (en) | 2015-05-22 | 2023-01-24 | Nike, Inc. | Training tight with preconfigured compression zones and integrated structure patterns |
JP2017043862A (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | グンゼ株式会社 | パンティストッキング |
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