JPH048240Y2 - - Google Patents

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JPH048240Y2
JPH048240Y2 JP8563087U JP8563087U JPH048240Y2 JP H048240 Y2 JPH048240 Y2 JP H048240Y2 JP 8563087 U JP8563087 U JP 8563087U JP 8563087 U JP8563087 U JP 8563087U JP H048240 Y2 JPH048240 Y2 JP H048240Y2
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slat
synthetic resin
wood
metal core
wood veneers
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JP8563087U
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Priority to US07/200,035 priority patent/US5121785A/en
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、建物の窓枠などに取付けられるブ
ラインドのスラツトの構造に関する。
[従来の技術] 従来、この種のブラインド用スラツトは、例え
ばアルミニウムあるいはアルミニウム合金等から
なる金属製薄板を主材として、その表裏両面に無
模様で不透明な着色剤による所望の塗装処理や木
目印刷などを施してなる構成を有しているのが現
状である。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来構造のスラツト
では、外観は単調で審美感が不足し、さらに、窓
を開けた際のように、風等で各々のスラツトが揺
れて互いに衝突し合うと、比較的音量の大きい衝
突音が発生し、音色も悪くて不快感を惹起するば
かりでなく、特に、浴室などの湿気の高い雰囲気
内に使用した場合、主材が金属製薄板のように熱
伝導率の大きな材料であることから、結露し易い
といつた問題があつた。
この考案は、上記の事情のもとになされたもの
で、その目的とするところは、衝突音が小さく
て、結露のしにくいブラインド用スラツトを提供
することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記した問題点を解決するために、この考案は
金属製芯板の表裏両面に、木材単板を介して合成
樹脂層を積層してなる構成としたもので、この場
合、合成樹脂層を塗装被膜や透明フイルムで形成
し、特に、透明フイルムを使用したものでは、該
透明フイルムの裏面または表面の少なくとも一方
にグラビア印刷あるいはスクリーン印刷等で模様
印刷を施すことにより種々の加飾が可能である。
[作用] すなわち、この考案は、上記の構成とすること
によつて、金属製芯板の表裏両面に木材単板が積
層されていることから、この木材単板の衝撃吸収
作用で衝突音を小さくすることができ、また、木
材単板の断熱作用で、浴室などの湿気の高い雰囲
気内での使用時におけるスラツト表面の結露が発
生しにくくなる。
[実施例] 以下、この考案を図示の実施例を参照しながら
詳細に説明する。
第1図に示すように、図中1は窓枠Wなどに装
着したブラインドである。このブラインド1は、
複数枚のスラツト2……を開閉及び角度調整可能
に連繋してなるとともに、これら各々のスラツト
2は、第2図に示すような構成となつている。
すなわち、上記スラツト2は、第2図に示すよ
うに、金属製芯板3の表裏両面に接着剤4,5を
介して木材単板6,7をそれぞれ積層し、さらに
これら各々の介して木材単板6,7の表面に合成
樹脂層8,9を積層してなるもので、これら各々
の合成樹脂層8,9は、塗装被膜で形成されてい
る。
ところで、上記したスラツト2を製造するに
は、所望寸法のアルミニウムまたはアルミニウム
合金などからなる金属製芯板3を、例えば厚さ
0.2mmのアルミニウム合金芯板を研削し、次いで、
その表裏両面に、例えばウレタンエマルジヨン
(100g/m2)からなる接着剤4,5を塗布した後
に、厚さ0.1〜0.3mm、好ましくは0.2mmのアメリカ
ンウオルナツトなどの木材単板6,7を積層し、
150℃、1.0〜2.0MPaの加熱・加圧条件の下で5
分間放置し接着する。このようにして、前記金属
製芯板3への木材単板6,7の接着後、木材単板
6,7の表面を#240〜#400のサンドペーパで研
削し、これら各々の木材単板6,7の表面にウレ
タン樹脂からなる着色剤を塗布して乾燥し、さら
に下塗クリヤを塗布して乾燥し着色した後、それ
らの表面を再び#240〜#400のサンドペーパで研
削し、上塗りして乾燥することにより、塗装被膜
からなる合成樹脂層8,9を形成してなるもの
で、そして、このようなスラツト素材を所定の幅
寸法のスラツト2に小割りカツトし、さらにエツ
ジ研削した後、所定位置に適宜の穴開けを施し
て、第3図に示すようなフラツトな断面形状のス
ラツト2以外に、第4図に示すような半円弧状、
あるいは、第5図に示すような”くの字”形状の
断面形状のものにプレス成形してなるものであ
る。
この場合、合成樹脂層8,9を必要に応じて透
明フイルムで形成するときには、前記した各々の
木材単板6,7の表面にウレタン樹脂からなる着
色剤を塗布して乾燥し、下塗クリヤを塗布して乾
燥し着色した後、厚さ35μmのアクリルフイルム
を貼着し、130℃、2.0MPaの加熱・加圧条件の下
で5分間放置し融着してなるもので、その後の工
程は、前記と同様に行なわれる。このように、ア
クリルフイルムで合成樹脂層8,9を形成したも
のでは、第6図に示すように、アクリルフイルム
8,9の裏面または表面の少なくとも一方にグラ
ビア印刷あるいはスクリーン印刷等で模様印刷1
0を施すことにより種々の加飾が可能となる。
さらに、上記した金属製芯板3への木材単板
6,7の接着にあたつては、木材単板6,7の厚
さを0.2mmとし、この木材単板6,7の接着面に
30g/m2の不織布を裏打ちしたものを用いれば、
より強固な接着が可能になる。また、木材単板
6,7への着色は、例えば塗料中に顔料を混入し
たような顔料による着色が好適である。
なお、上記の実施例において、スラツト2の表
裏両面に合成樹脂層8,9を形成するにあたり、
透明フイルムをスラツト2の表裏両面に融着した
が、内側面を透明フイルムで、外側面を不透明着
色塗装被膜で形成するようにしても良い。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、この考案によ
れば、金属製芯板の表裏両面に、木材単板を介し
て合成樹脂層を積層してなる構成としたことか
ら、この木材単板の衝撃吸収作用で衝突音を小さ
くすることができ、また、木材単板の断熱作用
で、浴室などの湿気の高い雰囲気内での使用時に
おけるスラツト表面に結露を発生しにくくするこ
とができるとともに、外観性を向上させることが
できるというすぐれた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るスラツトを用いたブラ
インド説明図、第2図は同じくスラツトの要部拡
大断面図、第3図は第2図−線におけるスラ
ツトの断面図、第4図及び第5図はスラツトの断
面形状の他の実施例を示す断面図、第6図は合成
樹脂層が透明フイルムから形成されたスラツトの
他の実施例を示す要部拡大断面図である。 1……ブラインド、2……スラツト、3……金
属製芯板、6,7……木材単板、8,9……合成
樹脂層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属製芯板の表裏両面に、木材単板を介して合
    成樹脂層を積層したブラインド用スラツト。
JP8563087U 1987-06-01 1987-06-01 Expired JPH048240Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8563087U JPH048240Y2 (ja) 1987-06-01 1987-06-01
US07/200,035 US5121785A (en) 1987-06-01 1988-05-27 Improved slat for blinds
KR1019880006533A KR890000755A (ko) 1987-06-01 1988-05-31 블라인드용 슬레이트

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8563087U JPH048240Y2 (ja) 1987-06-01 1987-06-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63195096U JPS63195096U (ja) 1988-12-15
JPH048240Y2 true JPH048240Y2 (ja) 1992-03-02

Family

ID=30941212

Family Applications (1)

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JP8563087U Expired JPH048240Y2 (ja) 1987-06-01 1987-06-01

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02247048A (ja) * 1989-03-20 1990-10-02 Nippon Steel Corp 割れ感受性の高い金属材料の製造方法
JP7236419B2 (ja) * 2020-10-26 2023-03-09 健次 前山 ブラインドおよびブラインド用羽板

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Publication number Publication date
JPS63195096U (ja) 1988-12-15

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