JPS5912470B2 - 複層ラミネ−ト化粧板の製造方法 - Google Patents

複層ラミネ−ト化粧板の製造方法

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JPS5912470B2
JPS5912470B2 JP48038460A JP3846073A JPS5912470B2 JP S5912470 B2 JPS5912470 B2 JP S5912470B2 JP 48038460 A JP48038460 A JP 48038460A JP 3846073 A JP3846073 A JP 3846073A JP S5912470 B2 JPS5912470 B2 JP S5912470B2
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【発明の詳細な説明】 10本発明は、合板、パーティクルボード等の木質板、
もしくはパルプセメント板、硅カル板等の無機質板、そ
の他これらと同様に建装用台板として使用される基板の
表面に、接着剤を介して薄手化粧印刷紙を貼着した後、
その表面に塗装を施すか、15あるいは予め薄手化粧印
刷紙の表面に塗装を施した後に基板に貼着して成る薄手
化粧印刷紙ラミネート化粧板の改良に関する。
また、視点を変えれば本発明は、透明な合成樹脂フィル
ムの裏面側に印刷を施した所謂「バック20プリントフ
ィルム」を基板に貼着したバックプリント合成樹脂フィ
ルムラミネート化粧板の改良にも関する。
すなわち、従来から市販されている薄手化粧印刷紙ラミ
ネート化粧板は、薄手化粧印刷紙を基板25に貼着した
後、化粧印刷面の保護塗層として有機溶剤系のトップコ
ート塗料を塗着させるか、あるいは予めこの種塗料を化
粧印刷紙面に塗着させた後、基板に貼着するかの何れか
の方法が採用されていたが、かかる塗料による被覆を行
う場合に(九30塗料中に占める溶剤の割合が可成りの
比率を示し、樹脂分が低いため塗装の肉持ち感が得られ
ないので、表層が比較的浅薄な感じの化粧面しか得られ
ず、重圧感に欠けるものであつた。
また加えて、かかる薄いトップコート層では、その皮膜
が如何35に強靭であつても、摩擦、衝撃に対する抵抗
性が乏しく、化粧面を損傷することカルばしばあつた。
このことは薄手化粧印刷紙ラミネート化粧板に限らず、
これと同様の外観を示すダイレクトプリント化粧板につ
いても同様であつて、所謂「プリント合板」、「プリン
ト化粧板」全般に関する共通した宿命的欠陥であつた。
一方、表面に比較的肉厚の皮膜部を有し、その皮膜の裏
面に各種印刷を施したバツクプリントフイルムラミネー
ト化粧板もつとに知られるところである力この種バツク
プリントラミネート化粧板にあつては、シートが塩化ビ
ニール樹脂を初めとする合成樹脂フイルムであつて、フ
イルムはインキを吸収、浸透させないため、紙、織物な
ど繊維素系物質に比しインキの定着が著しく劣るのであ
つた。
また例えば伸長性を示す軟質、半硬質の塩化ビニールフ
イルムなどにあっては、その伸長性のために工程におい
て特別の処置を必要とする上、加えてフイルムに適合し
た特殊のベヒクル、顔料などを使用するため印刷範囲が
限定さへ任意の印刷を好みに応じて行い得ない欠陥があ
り、このため、これらラミネートした化粧板の意匠も、
緻密、細やかな情緒を欠くきらいがあつた。本発明は、
これら所謂「プリント化粧板」、「バツクプリント合成
樹脂フイルムラミネート化粧板」の諸欠陥を改良すべく
発明されたものであり、緻密にして細やかな意匠に富む
化粧面を有する耐久性の秀れた化粧板を提供せんとする
ものである。
すなわち、本発明者等は、さきに例えば特開昭48−1
9709を初めとする一連の研究により、従来の薄手化
粧印刷紙、およびそれを基板に貼着せる薄手化粧印刷紙
ラミネート化粧板の欠陥であつた紙間剥離の問題を解消
することに成功したのであるが、この比較的少量の樹脂
の含浸によつて得られた薄手化粧印刷紙は、なお紙層内
に多くの空隙を残置しているので、紙に対し樹脂を含浸
した後に1色もしくは2色以上の印刷を行つても、イン
キの吸収、定着に秀れた繊維素物質の特性を残している
のである。
すなわち本発明においては、合成樹脂の比較的少量の浸
透によつて紙層の繊維間結合が強化された反面、紙表に
は繊維素物質固有の無数の空隙が残置されている原紙に
対して、その吸収浸透性を利用して1色もしくは2色以
上の緻密で細やかな印刷を施すか、あるいは予め原紙に
印刷を施した後、表面又はその裏面側より樹脂を浸透せ
しめフて紙間強度を増強した後、これを適当な任意の接
着剤層を介して基板に貼着するのである。
この場合注目すべきことは、ダイレクトプリント合板の
如く基板に直接印刷を施すものにあつては、基板の色調
の統一、目止め等の手数を要する上、紙に対する印刷ほ
どの緻密な印刷が期待できず、多色印刷の高雅な風格の
化粧面が得難い事実である。すなわち、印刷を施す対象
として紙を使用することにより初めて、合成樹脂フイル
ム、合板その他の本質材、パルプセメント板その他の無
機質板を基体として直接印刷を施したものに比し、精巧
、緻密な印刷を行い得るのであつて、合成樹脂フイルム
と積層する相手として薄手化粧印刷紙を使用することが
、本発明構成の重要な要件なのである。
しかしながら樹脂未含浸の薄手化粧印刷紙に合成樹脂フ
イルムを積層すると、外観は本発明により得られるラミ
ネート化粧板類似の製品が得られる力人紙間剥離の問題
が残るので、本発明が指向する耐久性あるラミネート化
粧板は得られない。本発明は、この化粧印刷紙と合成樹
脂フイルムを透明ないし半透明の接着剤層を介して積層
するのであつて、第1の発明は、基板表面に、接着剤層
を介して、紙間強度が合成樹脂により強化さへ且つその
紙表に1色もしくは2色以上の印刷が施された薄手化粧
印刷紙が積層され、さらにその化粧印刷紙の印刷面と、
透明ないし半透明の合成樹脂フイルムとが透明ないし半
透明の接着剤層を介して積層さへ該合成樹脂フイルムに
より薄手化粧印刷紙の印刷面を恒久的に保護するように
構成した化粧印刷紙、合成樹脂フイルムの複層から成る
複層ラミネート化粧板である。また第2の発明は第1の
発明における化粧板であつて、基板の幅より幅広の合成
樹脂フイルムの基板よりはみ出した部分が裏面に折返さ
れ接着固定された複層ラミネート化粧板である。
第3の発明は第1の発明における化粧板の製造方法であ
り、基板表面に、公知のロールコーターその他の方法に
より接着剤を塗布し、暫時予備乾燥せる後、紙間強度が
合成樹脂により強化され、且つその紙表に1色もしくは
2色以上の印刷が施された長尺連続巻取状の薄手化粧印
刷紙を貼着し、熱ロールにより圧着せしめ、引続いて、
その化粧印刷面に透明ないし半透明の任意の接着剤であ
つて、合成樹脂フイルムと接着性の秀れた接着剤を塗布
し、必要なれば予備乾燥を施した後、引続いて、長尺連
続巻取状の平滑であり透明ないし半透明の合成樹脂フイ
ルムを貼着し、必要に応じエンボス加工を施した後、堆
積養生することを特徴とする複層ラミネート化粧板の製
造方法である。
また、第4に示す発明は第3の発明とは別の製法であり
、基板表面に、公知のロールコーターその他の方法によ
り接着剤を塗布し、暫時予備乾燥せる後、紙間強度が合
成樹脂により強化され、且つその紙表に1色もしくは2
色以上の印刷が施された薄手印刷紙と、合成樹脂フイル
ムとがラミネート接着されている長尺連続巻取状の複合
シートを前記接着剤を介して積層する複数ラミネート化
粧板の製造方法である。ここで化粧印刷紙と合成樹脂フ
イルムを積層する接着剤は通常紙の化粧印刷面に塗布す
るのである力人合成樹脂フイルム側に塗布しても、紙、
フイルムの両者に塗布しても差支?ない。
また合成樹脂フイルム側に時日経過の後接着状態に転移
する粘着剤を予め塗布したものを貼着するのであつても
よい。かくて、基板、第1接着剤層、化粧印刷紙、第2
接着剤層、合成樹脂フイルムの順に積層された複層のラ
ミネート化粧板が得られるのである。本発明に使用され
る合成樹脂フイルムとしては、塩化ビニール、塩化ビニ
リデン、ポリエステル、ポリオレフイン、アクリル、フ
ツ化ビニリデン等を挙げることが出来、接着剤には個々
のフイルムに適合したものを使用するのである。
また、この合成樹脂フイルムに種々の表面加工を施した
ものを使用することも可能であり、例えば1予めエンボ
ス加工が施された合成樹脂フイルム。
2予めエンボス加工が施された合成樹脂フイルムのエン
ボス凹所に着色が施されている合成樹脂フイルム。
3合成樹脂フイルムの1面もしくは両面全面に、艶消し
処理が施された合成樹脂フイルム。
4合成樹脂フイルムの1面もしくは両面全面もしくは部
分的に、1色もしくは2色以上の着色が施された合成樹
脂フイルム等が挙げられる。
なお本発明に附随する効果として、ホルムアルデヒド発
散抑止効果を挙げることが出来る。すなわち基板として
合板、パーテイクルボード等を使用する際、一般のプリ
ント合板等にあつては、トノツプコート塗層が薄いため
ガス透過度力塙く、基板の持つホルムアルデヒドを容易
に透過するのであるが、本発明のごとく化粧印刷紙の上
に接着剤層、更にその上に塗料による塗膜に比して膜の
厚い合成樹脂フイルム層のある化粧板にあつては、ガス
透過度が比較し難い程低いのである。
この特徴をいつそう有効にしたい場合には、積層する合
成樹脂フイルムとして、塩化ビニリデン系、フツ化ビニ
リデン系のフイルム等ガス透過度の極度に低いフイルム
を使用するのが適当であり、フイルム厚を厚くするのも
一方法である。
本発明のいまひとつの附随する効果であり重要な点は、
公害を発生させない製造方法であるという事実である。
すなわち、従来の薄手化粧印刷紙ラミネート化粧板にあ
つては、表面保護塗層を形成するのに有機溶剤系の塗料
を使用するため、塗膜を乾燥硬化させる際に蒸発する有
機溶剤を回収するか、吸着剤により吸着せねばならず、
仮りにかかる措置をとつた場合にもなお数Pyaから、
数パーセントの有機溶剤の揮散ガスを大気中に放散させ
ている現状であつて、公害上問題点が多い。
また仮りにかかる有機溶剤系塗料の代替として、水溶液
型もしくは水エマルジヨン型の塗料を使用しても、それ
らに残留するモノマー、酸等の揮散ガスを、そのま\大
気中に放出すれば、なお公害規制の対象となる基準量以
上の放出を行うこととなり、これが除去には特別の除去
装置を必要とするのである。しかるに本発明においては
、接着剤としては、ラミネート板製造に一般的に使用さ
れる水エマルジヨン型もしくは無溶剤型の接着剤を使用
するのであり、トツプコート塗料の代りに合成樹脂フイ
ルムを使用するのであるから、上述の如き塗料からの揮
散ガスに関する公害上の配慮は何等払う必要がなく、そ
れでいて従来のプリント化粧板に優るとも劣らぬ外観、
物性を備えた化粧板を製造し得るのである。なお本発明
製造方法の他の一特徴として、薄手化粧印刷紙、合成樹
脂フイルム共に長尺連続巻取状のものを使用して、連続
的貼着作業を行うことを挙げることが出来 この故にこ
そ安価に大量に製造し得るのである。
従来から、印刷紙面に塩化ビニールを初めとする合成樹
脂フイルムを貼着して美術印刷物を得る試みはあり、代
表的なものとして例えば、特公・昭35−9945(美
術印刷物の製族法)を挙げることができる。
これは裁断した印刷紙に、フイルムと密着性の良好な樹
脂を塗布し、その一部を紙層に浸透せしめた後、フイル
ムを載置し、加熱加圧により融着せしめる所謂「プレス
コート」と呼ばれる加工法であるが、この場合には往々
にして印刷面に塗布した合成樹脂液の残留溶剤によつて
、加熱加圧時にフイルムが押上げられ、フクレ、シワを
発生する欠陥があつたのである。特公・昭35−994
5においては、この欠陥を解消するためにフイルムに数
多の排気細孔を穿設することにより、残留する空気溶剤
等をその排気細孔から排除する点に新規性があつたので
ある。しかし乍ら、この技術のように一定寸法に裁断さ
れた印刷紙とフイルムとをプレスにより加熱加圧する場
合に(人おおる処置が必要ではあるが、本発明のごとく
長尺連続巻取状のシートを貼着する場合にあつては、フ
イルムに微細孔を穿設するという特別な処置をとらずと
も、残留する空気6溶剤等は貼着ロールにより遂次後方
へ排出されるので、支障なくフイルムを印刷面に貼着し
得るのである。
また他の技術として、特公・昭47−28116におい
て、基板、含浸紙布、アクリルフイルムを順次積層加圧
して製造する化粧板に関する技術が提供されているが、
この場合には含浸紙布に含浸された樹脂がプレスによる
加熱加圧時に溶出することにより基板並びにフイルムを
一体化させるのであり、基板に対する含浸紙布、含浸紙
布に対するフイルムの接着に関する接着剤が使用されて
おらず、その故に一定寸法の化粧板の断続的製造という
煩しさがあり、一工程に長時間を要するのであり、本発
明のごとく連続的生産は不可能であつて、本発明の技術
領域とは異種のものであり、む 5しろ前掲特公・昭3
5−9945の技術的延長と判断されるものである。
また実公・昭37−14196には、本質基板に接着剤
を介してアスベストを層設し、さらにその上に接着剤に
より合成樹脂シートを一体に結合 4した耐火性化粧板
に関する技術が提供されているが、この技術におけるア
スベスト層には、印刷はなされておらず、勿論樹脂の含
浸もなく、印刷はフイルム側に行うのであつて全体とし
て層間剥離を惹起する層間強度の弱い化粧板を得るにと
どまり、この技術の目的である耐火性は賦与し得ても美
観に乏しい化粧板となり、単に公知の塩ビラミネート化
粧板の耐火性を向上させ得たことにとどまるものであつ
て、本発明の如き紙に多色印刷を施せる緻密、高雅、重
厚感のある化粧板は得られないのである。
なお、本発明特許請求の範囲第2項に掲げる基板の幅よ
り広幅の合成樹脂フイルムの基板よりはみ出した部分を
裏面に折返したものの目的は、基板の側面を保護すると
共に、目透かし施工の際の美観を向上せしめることにあ
る。
また特許請求の範囲第4項に掲げる予め薄手化粧印刷紙
と合成樹脂フイルムとがラミネート接着されている複合
シートを基板に接着剤を介して積層する製造方法は、第
3項に掲げる製造方法と比べ薄手化粧印刷紙、合成樹脂
フイルム、基板の3者の貼着の順序が異なり、かつ薄手
化粧印刷紙と合成樹脂フイルムが予め複合されているも
のを基板に貼着することで製造が完了する省力的製造法
である。
本発明を図面に関し説明するに、第1図は特許請求の範
囲第1項に示す基本的な複層ラミネート化粧板の一部断
面を表した斜視図であり、1は基板、2は基板と化粧印
刷紙に関する第1接着剤層、3は樹脂含浸化粧印刷紙、
4は樹脂含浸化粧印刷紙と合成樹脂フイルムに関する第
2接着剤層、5は合成樹脂フイルムを示す。
(1,2,3,4,5,の番号は、第1図〜第12図に
関し共通)第2図は、第1図におけるA−A″での断面
図である。第3図乃至第10図は本発明複層ラミネート
化粧板の実施例を示す図であり、第3図は予めエンボス
加工が施された合成樹脂フイルムが積層された複層ラミ
ネート化粧板の一部断面を表した斜視図であり、6はエ
ンボス凹所を示す。
第4図は、第3図におけるB−B′での断面図である。
第5図は予めエンボス加工が施されている合成樹脂フイ
ルムのエンボス凹部に着色が施されている合成樹脂フイ
ルムが積層された複合ラミネート化粧板の一部断面を表
した斜視図であり、7はエンボス凹部の着色層を示す。
第6図は、第5図におけるC−C″での断面図である。
第7図は合成樹脂フイルムの1面もしくは両面の全面に
艶消し処理が施された合成樹脂フイルムが積層された複
層ラミネート化粧板の1部断面を表した斜視図であり、
8は艶消し面を示す。
第8図は第7図におけるD−D′での断面図である。第
9図は合成樹脂フイルムの1面に部分的に透明着色が施
された合成樹脂フイルムを積層せる複層ラミネート化粧
板の1部断面を表した斜視図であり、9は透明着色部分
を示す。第10図は、第9図のおけるE−E″での断面
図である。第11図は特許請求範囲第2項に示す基板よ
り幅広の合成樹脂フイルムが基板の裏面に折返され、接
着固定された複層ラミネート化粧板の1部断面を表した
斜視図であり、10は折返しフイルムの接着固定剤の層
を示す。
第12図は、第11図におけるF−F″での断面図であ
る。次に本発明における複層ラミネート化粧板の製造方
法に関する実施の1例を、工程図(第13図)をもとに
説明する。
本実施例において使用せる原材料は次の通りである。
基 板: タイプ合板(厚さ4w1)第1接着剤:
カルボキシル変性酢酸ビニール樹脂エマルジヨン。
ポリゾールHR75N(商品名:昭和高分子 (株)製) 化粧印刷紙: 原紙、24.57m未晒薄葉紙。
含浸樹脂、湿気硬化型1液性ウレタン樹脂。
含浸固着量、3y/d(Net) 化粧印刷、地色印刷を含め4色印 刷。
第2接着剤: カルボキシル変性アクリル酸エステル樹
脂エマルジヨン。
ビニゾール應630B(商品名:大同化成 工業(株)製) 合成樹脂フイルム: 半硬質塩化ビニール樹脂フイルム
(透明、厚0.08m7!L)先ず基材たる合板表面を
除塵の後、塗布ロール11およびドクターロール12の
間に貯えられた、第1接着剤13を合板表面に607/
M2の割合で塗布し、予備乾燥炉15に送り、80℃に
て5秒間乾燥し接着剤を半乾燥状態とした後、貼着ロー
ル部分へ送り化粧印刷紙16を連続的に繰出し、貼着ロ
ール17により貼着し、並列する加熱ロール18により
熱圧着せしめる。
引続いて第2接着剤21が、塗布ロール19、ドクター
ロール20の間に貯えられている塗布装置部分へ送、7
07/dの割合で化粧印刷紙表面に第2接着剤を塗布し
、続いて長尺連続巻取状の半硬質塩化ビニール透明フイ
ルムを貼着ロール23により貼着し、後処理装置24に
送り、ここにおいて、基板からはみ出しているフイルム
の余分を切り落した後、堆積し加圧板25により加圧接
着せしめるのである。なお、必要ならば、第2接着剤を
紙表に塗布した後、半乾燥させてから貼着ロールにてフ
イルムと貼合すること、およびフイルムの種類によつて
は貼着ののち、18と同様の加熱ロールにて熱圧着する
こと等代任意に行つてよい。また、特許請求の範囲第2
項に示すごとき基板より幅広のフイルムを基板の裏面に
折返す構造のものの場合には、後処理装置24の部分に
てこの折返し作業を行うのが良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施の態様を示すものであり、第1図は
、特許請求の範囲第1項に示す基本的な複層ラミネート
化粧板の一部断面を表した斜視図、第2図は、第1図A
−A″での断面図、第3図乃至第10図は本発明複層ラ
ミネート化粧板の実施例を示す図であり、第4図は第3
図B−B′での断面図、第6図は第5図C−C″での断
面図、第8図は第7図D−D″での断面図、第10図は
第9図E−E″での断面図である。 第11図は、特許請求の範囲第2項に示す複層ラミネー
ト化粧板の一部断面を表した斜視図、第12図は、第1
1図F−F″での断面図であり、第13図は、本発明製
造方法の工程図である。1・・・・・・基板、2・・・
・・・第1接着剤、3・・・・・・化粧印刷紙、4・・
・・・・第2接着剤、5・・・・・・合成樹脂フイルム
、6・・・・・・エンボス凹部、7・・・・・・着色層
、8・・・・・・艶消し面、9・・・・・・透明着色部
分、10・・・・・・接着固定剤、11・・・・・・塗
布ロール、12・・・・・・ドクタロール、13・・・
・・・接着剤、14・・・・・・基板、15・・・・・
・予備乾燥炉、16・・・・・・化粧印刷紙、17・・
・・・・貼着ロール、18・・・・・・加熱ロール、1
9・・・・・・塗布ロール、20・・・・・・ドクター
ロール、21・・・・・・接着剤、22・・・・・・合
成樹脂プールへ 23・・・・・・貼着ロール、24・
・・・・・後処理装置、25・・・・・・加圧板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基板表面に、公知のロールコーターその他の方法に
    より接着剤を塗布し、暫時予備乾燥せる後、紙間強度が
    合成樹脂により強化されながら、紙層内に多くの空隙が
    残置された薄紙紙表に多色刷りグラビア印刷機により1
    色もしくは2色以上の印刷が施された長尺連続巻取状の
    薄手印刷紙を貼着し、熱ロールにより圧着せしめて、接
    着剤を紙層内に残置された空隙内部に圧入し、引続いて
    、その化粧印刷面に透明ないし半透明の任意の接着剤で
    あつて、合成樹脂フィルムと接着性の秀れた接着剤を塗
    布し、必要ならば予備乾燥を施した後、長尺連続巻取状
    の透明ないし半透明の平滑な合成樹脂フィルムを貼着し
    て、接着剤をグラビア印刷層に圧入すると共に該フィル
    ムと強固に接着せしめ、必要に応じエンボス加工を施し
    た後、堆積養生することを特徴とする複層ラミネート化
    粧板の製造方法。 2 基板表面に、公知のロールコーターその他の方法に
    より接着剤を塗布し、暫時予備乾燥せる後紙間強度が合
    成樹脂により強化されながら紙層内に多くの空隙が残置
    された薄紙紙表に多色刷りグラビア印刷機により1色も
    しくは2色以上の印刷が施された薄手印刷紙と、透明な
    いし半透明の合成樹脂フィルムとがグラビア印刷層に投
    錨状に圧入された接着剤を介して強固に接着されている
    長尺連続巻取状の複合化粧シートを前記基板面に塗布さ
    れた接着剤を介して圧着することにより、接着剤を紙層
    内に残置された空隙内に圧入積層することを特徴とする
    複層ラミネート化粧板の製造方法。
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