JPS5854034B2 - 化粧材の製造法 - Google Patents

化粧材の製造法

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JPS5854034B2
JPS5854034B2 JP51091014A JP9101476A JPS5854034B2 JP S5854034 B2 JPS5854034 B2 JP S5854034B2 JP 51091014 A JP51091014 A JP 51091014A JP 9101476 A JP9101476 A JP 9101476A JP S5854034 B2 JPS5854034 B2 JP S5854034B2
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JP
Japan
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resin
synthetic resin
back side
resins
coating
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Expired
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JP51091014A
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English (en)
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JPS5316083A (en
Inventor
充 清水
研一 倉田
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 化粧紙をラミネートする化粧材の製造法としては、特開
昭48−877等にあるように合成樹脂を塗布含浸させ
た後に任意の絵柄を設げならに絵柄を含む全面に合成樹
脂を塗布し、接着剤を介して基材をラミネートする方法
があるが、紙の層間の強度を高めるための合成樹脂の塗
布含浸も実際には含浸量の限界があるため充分でない。
その理由としては、第一に印刷適性をもたせた原紙表面
は平滑性も句上させてあり、含浸性が低下せざるを得な
い。
そのため含浸量が減ってし1う。
第二に表面より裏面にぬけてしまう丑で塗布含浸すると
コーティングマシン及び印刷機等の圧ロール及びガイド
a−ルの汚れを生じるため連続的な作業は不可能である
第三に含浸量を多くすると原紙パイプのフィンリル中に
入り込むため極端に透明化していく等のためであり、実
際には眉間の中途には樹脂はと1っているため原紙の裏
面は樹脂層になっておらず、パルプ質で存在している。
そのため紙の層間強度は充分でなく、又耐水性も悪く外
装材等に使用する場合原紙層間よりクラ りが生じる原
因となる。
又、裏面より樹脂を塗布含浸した後印刷を行う場合には
、印刷表面に裏面より樹脂がしみ出てきたりし、インキ
との密着不良等が生じる原因となることがわかった。
又、浸漬含浸工程を経たものは能率が悪く高価格となり
、さらに浸漬含浸後表面等をプレスし面を平滑にしなげ
ればならない。
本発明はこれら欠点を解消すべく種々研究した結果なさ
れたものである。
すなわち浸透良好な原紙の表面より合成樹脂を裏面に出
ないように塗布し、その表面に任意の絵柄を設けた後、
裏面より合成樹脂を塗布含浸し、その後接着剤を介して
基材に貼着するものであり、さらに表面保護を兼ねて絵
柄を含む全面に合成樹脂を塗布するものである。
この場合の合成樹脂を塗布する段階は絵柄も投げた後の
任意の段階でよい。
すなわち、裏面から合成樹脂を塗布含浸する前でも後で
もよく、また基材に貼着する前でも後でもよい。
本発明に釦いて浸透性良好な原紙の表面から合成樹脂を
裏面に出ないように塗布含浸した後その表面に任意の絵
柄を設けた理由は、次の通りである。
すなわちその理由の第一は、紙間強度を増すために表面
と裏面の両方から合成樹脂を塗布含浸させた場合には、
合成樹脂の量が多く、そのために印刷インキの原紙上へ
の転移がう筐く行われなくなってし1うためである。
また第二としては、紙間強度を増すために合成樹脂を塗
布含浸する場合には、大量に合成樹脂を塗布含浸する必
要があり、そのためには比較的粗面となっている裏面か
らが好適であるがその場合には前記した如く、樹脂のし
み出し等による不都合が生じる。
そのために本発明では筺ず表面から合成樹脂を塗布含浸
させるものである。
そしてその塗布量は、裏面からの樹脂がしみ出さない程
度でよい。
このようにして表面から合成樹脂を塗布含浸させてその
表面に任意の絵柄を設げた後にはもはや裏面からの合成
樹脂が表面にしみ出す心配はなく、十分な量を塗布含浸
させることができ、紙間強度の極めて優れた化粧板が得
られる。
さらに表面からの合成樹脂Q塗布量ばごく少量でよいの
で印刷インキの原紙上への転移がうまくないという欠点
も解消する。
本発明を図面を用いて説明することにする。
第一図において、1は原紙でありサルファイドパルフ又
はクラフトパルプ等により抄造されるものであるが、裏
面より樹脂を塗布含浸させるため裏面がポーラスで粗面
を有し表面は印刷適性良好な平滑性が高くキン度の高い
ものが適している。
2は裏面より塗布含浸させた樹脂であり、3は表面より
塗布含浸させた樹脂である。
2及び3共同−の樹脂でもよいが、2は接着剤との接着
性と関係があり、3においてはその後の印刷インキ及び
トップコートとの関係又2の表面へのしみ出し防止、等
を考えて選ばなければならない。
3の樹脂としては前述したように2の表面へのしみ出し
を防止する必要性があるため、紙層間にわいて強固な樹
脂層を形成するような、反応硬化型の樹脂が適している
例えばポリエステル系樹脂、メラミン系樹脂、アクリル
系樹脂、ビニール系樹脂、アルキッド系樹脂、エポキシ
系樹脂、ウレタン系樹脂などが使用でき、コーティング
法としてはロールコータ−、グラビアコーター バーコ
ーターエアーナイフコーター、フローコーター、スプレ
ーコータ←等が用いられる。
4は印刷インキであり、ベヒクルとしては、アマ三油、
大豆油等の油脂類、ロジン等の天然樹脂類、マレイン酸
樹脂、アルキッド樹脂、アミノアルキッド樹脂、ウレタ
ン系樹脂、アクリル系樹脂、フェノール系樹脂、メラミ
ン樹脂、ビニール樹脂等の合成樹脂類、ニトロセルロー
ス、エチルセルロース等の繊維素誘導体、塩化ゴム等の
合成ゴム類等が使用でき、印刷方式としてはオフセット
印刷方式、グラビア印刷方式、凸版印刷方式、スクリー
ン印刷方式、転写印刷方式等が使用できるがこれらに限
定されるものではない。
2の樹脂としては、極力原紙裏面より内部に含浸し易い
ように樹脂を変性する必要がある。
そのため浸透剤等を添加することがある。
用途によりその樹脂は選定されなげればならないが一般
的にはポリエステル系樹脂、メラミン系樹脂、フェノー
ル系樹脂、アクリル系樹脂、ビニール系樹脂、アルキッ
ド系樹脂、DAP系樹脂、ニトロセルロース系樹脂、エ
ポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂などが使用できコーティ
ング法としてはロールコータ−、グラビアコーター、バ
ーコーター、キスコーター、エアナイフコーター、フロ
ーコータースプレーコータ←等が使用できる。
5は絵柄を含む全面に塗布する合成樹脂であり、この樹
脂としてはポリエステル系樹脂、メラミン系樹脂、アク
リル系樹脂、ビニール系樹脂、アルキッド系樹脂、エポ
キシ系樹脂、ウレタン系樹脂、フェノール系樹脂、ポリ
アミド樹脂が使用でき、スリップ性を高めるためにシリ
コ・−ンワックス等を添加することもある。
プレコート紙の場合は上記樹脂を前もって塗布し、その
後接着剤を介して基材とラミネートする。
この場合の塗布方法としては、グラビアコート、ロール
コート、リバースロールコート、バーコード、エアナイ
フコート、スプレーコート等が考えられる。
アフターコートの場合は印刷工程が終了した時点で接着
剤を介し基材とラミネートした後、上記樹脂を塗布する
この場合の塗布方法としては、ロールコート、リバース
ロールコート、フローコート、スプレーコート等の方法
が中いられる。
6の接着剤としては、尿素系樹脂、メラミン系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹
脂、フェノール系樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルア
ルコール、塩化ビニール系樹脂、アクリル系樹脂、ニト
ロセルローズ系樹脂あるいは合成ゴム系及びニカワ、カ
ゼイン、デンプン、デキストリン等が使用でき、7の基
材としては金属板、合板、・・−ドボード、バーチクル
ボード等の木質板、スレートパルプセメント板、木毛セ
メント板、aツクウール等の無機質板及び合成樹脂板等
が使用できる。
このようにして出来た化粧材は、外装材としての物性も
充分なものであり、又、内装材及び家具材としても紙層
強度が高く、さらに耐水強度の高い化粧材となる。
次に本発明の実施例を示す。な卦、実施例中「部」は全
て「重量部」を淘末する。
(実施例 1) 坪量160P/m2の片艶クラフト(昭和特殊製紙NS
−160)の表面より下言函己合の樹脂をグラビアコー
ターにて6 iii’ / m2ドライ塗布き浸させ、
その上にアクリル樹脂系のベヒクルであるグラビアイン
キを用いて柄を印刷しそれを巻き取る。
塩ビウレタン樹脂(中国塗料製EP−100)80部 硬化剤(中国塗料製EP−100硬化剤P)10部その
印刷面上に別機グラビアコーターを用い15r/m2ド
ライ下面配合樹脂を塗布し巻き取る。
アクリルウレタン樹脂(中国塗料製おp−300)16
0部 硬化剤(中国塗料製LXIO) 10部この印
刷紹裏面よりキスロールコーターでフェノール樹脂(P
LYOHEN TD−2426)を原紙の坪量に対し4
0部程度塗布き浸させる。
90℃。5分熱風乾燥させ巻き取る。
基材として、5m/m厚タイプ工合板にフェノール樹脂
系接着剤(犬日本インキ製PLYOPHENTD−23
22)を5〜62/尺2 ドライ塗布し、上記印刷紙を
のせ145℃、10〜12kq/cri’r 6分〜7
分の条件でプレスを行った。
このようにしてできたものは、外装材として充分な性能
をもったものであった。
(実施例 2) 坪量40f/rn’の片艶純白ロールの表面より下記配
合の樹脂をグラビア印刷機にて617m2ドライ塗布含
浸させ、その上にアクリル樹脂系のベヒクルであるグラ
ビアインキを用いて柄を印刷し巻き取る。
塩ビウレタン樹脂(犬日本インキ製N−70O8)10
0部 硬化剤(犬日本インキ製DL) 30部その印
刷紙の裏面より(実施例1)と同様な方法にて下記配合
の樹脂を16 S’/m2ドライ程度塗布含浸させ乾燥
し巻き取る。
MADURI T 、L Fパウダー (ヘキストシャパン製尿素メラミン系樹脂)100部 XT −790浸透剤へキストジャパ/製)0゜3部塩
化アンモニウム 0.3部グルコサ
イザン100(群栄化学り 20部水
200部これをタイプエ5m/
mの合板を用い下記配合の接着剤を151部尺”WET
T塗布しラミネーターにて貼り合せる。
TS−100(■生菌製フェノール酢ビ系接着剤)10
0部 TS−硬化剤(■生菌製) 5部これを
ロールコータ−にて下記配合樹脂を51〜61/尺2
ドライ程度塗布した。
このようにして出来たものは(耐水性も良好な準外装と
して充分使用できるラミネート合板を得た。
上塗りクリヤーF (アクリルウレタン/大日本インキ製)100部硬化剤
11部
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による製品の断面図。 1・・・原紙、2・・・裏面より塗布含浸させた合成樹
脂、3・・・表面より塗布含浸させた合成樹脂、4・・
・印刷インキ、5・・・合成樹脂、6・・・接着剤、7
・・・基材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 浸透性良好な原紙の表面より合成樹脂を裏面に出な
    いように塗布含浸し、その表面に任意の絵柄を設けた後
    、裏面より合成樹脂を塗布含浸し、その後接着剤を介し
    て基材に貼着する工程を含み、かつ絵柄を設けた後の任
    意の段階に該絵柄を含む全面に合成樹脂を塗布すること
    を特徴とする化粧材の製造法。
JP51091014A 1976-07-30 1976-07-30 化粧材の製造法 Expired JPS5854034B2 (ja)

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JP51091014A JPS5854034B2 (ja) 1976-07-30 1976-07-30 化粧材の製造法

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Publication Number Publication Date
JPS5316083A JPS5316083A (en) 1978-02-14
JPS5854034B2 true JPS5854034B2 (ja) 1983-12-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60133314U (ja) * 1984-02-16 1985-09-05 シャープ株式会社 テ−ブル付き採熱器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62152733A (ja) * 1985-12-26 1987-07-07 Dainippon Printing Co Ltd パネルの製造法
JP2915916B2 (ja) * 1989-02-10 1999-07-05 大日本印刷株式会社 化粧シート及び化粧板の製造方法
JPH05175716A (ja) * 1991-12-19 1993-07-13 Furuno Electric Co Ltd 移動体用アンテナ指向装置

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