JPS6317617B2 - - Google Patents

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JPS6317617B2
JPS6317617B2 JP55132382A JP13238280A JPS6317617B2 JP S6317617 B2 JPS6317617 B2 JP S6317617B2 JP 55132382 A JP55132382 A JP 55132382A JP 13238280 A JP13238280 A JP 13238280A JP S6317617 B2 JPS6317617 B2 JP S6317617B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
pattern
adhesive
substrate
concave pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55132382A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5757664A (en
Inventor
Akira Mochizuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noda Plywood Mfg Co Ltd
Original Assignee
Noda Plywood Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noda Plywood Mfg Co Ltd filed Critical Noda Plywood Mfg Co Ltd
Priority to JP55132382A priority Critical patent/JPS5757664A/ja
Publication of JPS5757664A publication Critical patent/JPS5757664A/ja
Publication of JPS6317617B2 publication Critical patent/JPS6317617B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は紙張り化粧板の製造方法に関するもの
である。
従来から基板の表面に化粧紙を張着あるいは紙
を張着後、任意模様を印刷した化粧板は多く用い
られているがこのような化粧板は表面が平滑であ
り、立体感に乏しい難点がある。そのため立体感
を附与するため次のような方法も提案されてい
る。
基板の表面に化粧紙を張着後、エンボス加工
により凹み模様を形成する方法。
基板の表面に紙を張着後、任意模様を印刷
し、その後においてエンボス加工による凹み模
様を形成する方法、すなわち特公昭43−27280
号のように合板の表面に紙を張着→紙上に地色
塗装→乾燥→木目印刷→エンボス加工→導管溝
形成→上塗りの工程をとる方法。
これらの方法においては化粧紙あるいは無地紙
(以下単に“紙”と云う。)の裏面あるいは基板の
表面に接着剤を塗布後、ラミネータ装置を用いて
張着する。ところで接着剤を塗布された紙あるい
は基板へ接着剤を塗布後、紙を張つた時点で接着
剤中の水分あるいは溶剤の浸透によつて紙自体が
膨張して伸びる。
膨張した状態で積層された紙は乾燥による水
分、溶剤の放出によつて収縮し引つ張られた状態
で基板に張着される。かくしてその表面は平滑面
となる。
次に表面に模様凸部を形成したエンボス盤、エ
ンボスロールを用いて押圧し凹み模様を形成す
る。凹み模様の形成時、紙はそれ自体のもつ展延
性範囲内においては破けることなく凹み模様を形
成できる。しかしながら紙がその展延性範囲外に
おいて破けるという問題点があり、エンボス加工
による凹み模様を紙自体の展延性範囲内の深さま
でしか形成することができず、深い凹み模様を形
成できず、立体感に乏しい。さらに実際には紙が
水分、溶剤の放出による収縮に伴なう内部応力が
残存するため紙の展延性範囲限度までの凹みを形
成できず浅くなる。
また接着剤の硬化後凹み模様を形成するために
押圧により接着層が破壊され、紙がはがれ易く、
溶剤の紙への浸透によつて紙自体が膨張して伸
び、しかも乾燥することによつて紙が再び収縮
し、その収縮力により凹み模様部分において紙自
体が引張られた状態となり一層凹み模様が浅くな
る。
ところで本出願人は先に特願昭55−113064号
(特開昭57−38140号)として基板の表面に紙を接
着し、該接着剤の未硬化あるいは半硬化の状態に
おいて、紙の表面よりエンボス加工を施こし、凹
み模様を形成することにより、紙の本来持つてい
る展延性以上に深い凹み模様を形成できる紙張り
化粧板のエンボス加工方法(以下(甲)発明とい
う。)について出願した。
前記(甲)発明により紙張り化粧板におけるエ
ンボス加工凹所が浅くしか形成できないという従
来の問題点は解決されたのであるが、本発明は前
記(甲)発明をさらに改良し、前記(甲)発明方
法により形成した深いエンボス加工した凹み模様
4とともに基板表面に不揮発分50%以上の塗料に
よる高い凸模様5を形成して、高低差の大きい立
体感のある化粧模様を表現しようとするものであ
る。
以下図面に記載された本発明方法の実施例につ
いて説明する。
任意厚みを有する基板1の表面に必要に応じ
て下地処理を施した後、ロールコーター、スプ
レツダーなどの塗装装置を用いて接着剤2を全
面に塗布する。
基板1は木板、合金、繊維板、石膏板、セメ
ント板などの有機質、無機質あるいは有機、無
機混合または複合された板状体でもよい。
接着剤としては酢ビ、エチレン−酢ビなど通
常用いられるもので良い。
基板1の表面にラミネーター装置を用いて紙
3を張着する。
紙3は任意化粧を施された化粧紙でも無地紙
でもよい。紙3は基板1に張着すると同時に接
着剤2中の水分あるいは溶剤を吸収するために
膨張し伸びた状態となる。
つぎに接着剤2が未硬化あるいは半硬化の状
態において表面に模様凸部を形成したエンボス
ロールを用いて基板1に達する凹み模様4を形
成する。
紙3自体水分あるいは溶剤を吸収し、繊維自
体が可塑化された状態となるためにエンボスロ
ールによる加工時そのロール表面模様凸部は紙
の伸びを引つ張るかたちで押圧される。
そのため紙3自体のもつ展延性、膨張による
伸び繊維の可塑化がプラスされ、紙3を損傷す
ることなく、本来の紙の展延性以上に深い基板
1に達する凹み模様4を形成できる。
エンボス加工による凹み模様4形成後乾燥
し、接着剤の硬化を行なう。
乾燥により紙に浸透した水分あるいは溶剤は
放出されるために紙自体が収縮し、その収縮に
よつて表面は平滑となる。
また凹み模様4部においては接着剤2中の水
分あるいは溶剤及び紙3に浸透した水分あるい
は溶剤がエンボスロールの押圧により絞られ、
基板1内に逆浸透されるため他の接着層部分に
比して乾燥が早く硬化する。
接着剤2の硬化が早く先に示した如く紙3の
収縮力による引つ張りの影響は受けず凹み模様
4が浅くなつたりすることがない。
以上の如くして紙張り、エンボス加工を施さ
れた表面に塗装装置を用いてシーラー処理Sを
施す。
シーラー処理は、紙の層間剥離を防止すると
ともに後に施される印刷インキの吸込を防止し
柄模様のにじみを防ぐ。
エンボス加工後接着剤の硬化がなされ紙を張
着しているためにシーラー処理Sによる紙の膨
張、乾燥による収縮が発生しても凹み模様4が
浅くなることもない。
紙3の表面に不揮発分50%以上からなる塗料
を用いて適宜印刷装置により凹み模様と同調し
た、あるいは同調しない凸模様5を印刷形成す
る。
不揮発分50%以上からなる塗料による印刷は
グラビア印刷、スクリーン印刷により形成する
ものであるが、その塗料の粘度は20〜300ポイ
ズで使用することが望ましく印刷装置の機械適
性を考慮して決定する。
不揮発分が50%以上であり、不揮発分の含有
量が高いためその塗膜厚を厚く形成することが
できる。
グラビア印刷機を用いて凸模様5を印刷形成
する場合、粘度を20〜130ポイズに調整して使
用する。粘度130ポイズ以上に調整し使用する
とグラビア版の目がつまつたり、塗料の循環に
よる印刷作業ができない。
スクリーン印刷機を用いて印刷する場合、粘
度は100〜300ポイズに調整し、使用する粘度
100ポイズ以下に調整し、使用しても凸模様5
を形成できるが、スクリーン版を除去する時に
凸模様5が流れてしまいシヤープな凸状が形成
できない。300ポイズ以上に調整し使用すると
塗料の版ばなれ(スクリーン版を除去する際、
版と一緒に持ち上げられる)が悪く凸状がくず
れたりする。
グラビア印刷とスクリーン印刷を比べた場
合、グラビア印刷の方が能率的であるがスクリ
ーン印刷による凸状が高くしかもシヤープに形
成することができる。
しかし凸模様柄に応じて適宜選択して使用す
れば良い。
凸模様の形成前に通常の印刷による柄模様を
印刷形成しても良いまた凸模様5の頂部のみを
任意着色しても良い。
凸模様5の形成された表全面に透明あるいは
半透明の上塗り塗料6を塗布装置を用いて塗布
する。上塗り塗料6はアクリル樹脂系、ウレタ
ン樹脂系などの合成樹脂料をロールコーター、
フローコーター、スプレーなどの塗装装置を用
いて塗布する。
上塗り塗料6の塗布後乾燥装置を用いて乾燥
する。乾燥後着色透明塗料を全面塗布し凹み部
の着色を施してもよい。
以上の如くして紙張り化粧板を得た。
実施例 4×600×2400mm 3plY の合板を基板1と
し、該基板1をラミネーター装置に挿入する。
一方30g/m2の白色無地薄葉紙3の裏面に酢ビ
接着剤2を塗布装置を用いて70g/m2塗布する。
ラミネーター装置により薄葉紙3を基板1に張
着する。その後直ちにエンボス加工機によつて基
板1に達する織目凹み模様4を形成する。
次に接着剤を乾燥して硬化せしめた後、表全面
にラツカーを塗布薄葉紙に含浸しシーラー処理S
を施す。
グラビアオフセツト印刷機により表面に通常の
グラビアオフセツトインキによる唐草模様を形成
する。
不揮発分80%粘度、100ポイズに調整されたア
クリル樹脂系エマルジヨンインキを用いグラビア
印刷機によつて通常インキによる唐草模様と同調
した凸模様5を形成する。
つぎに表全面に着色された透明なウレタン樹脂
系上塗り塗料6を80〜120g/m2塗布装置を用い
て塗布する。
つぎに乾燥装置を用いて50〜70℃5分間上塗り
塗料6を用いて乾燥する。
以上の如くしてあたかも高級クロスを張着され
た表面を呈する紙張り化粧板を得た。
本発明の作用効果: 接着剤2が未硬化あるいは半硬化の状態におい
て紙2の表面からエンボス加工するので、紙2を
破損することなく、基板1に達する深い凹み模様
4を形成できることが先に出願した特願昭55−
113064号(特開昭57−38140号)の特色であるが、
本発明はこのように深く基板1に達するように形
成された凹み模様4と、不揮発分50%以上の塗料
を用いて高い凸模様5を形成したので、深い凹み
模様4と高い凸模様5がコントラストをなして豊
かな立体感を附与することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法により得た化粧板の断面図で
ある。 1……基板、2……接着剤、3……紙、4……
凹み模様、5……凸模様、6……上塗り、S……
シーラー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基板1の表面に接着剤2を塗布した後、その
    上に紙3を載置し、 該接着剤2が未硬化あるいは半硬化の状態、す
    なわち紙3が接着剤2中の水分あるいは溶剤を吸
    収し、膨張して伸びた状態において紙3の表面よ
    りエンボス押圧して基板1に達する凹み模様4を
    形成し、つぎに接着剤2の硬化をなし、紙3を基
    板1上に張着し更に前記凹み模様4を除く紙上に
    不揮発分50%以上の塗料を用いて凸模様5を形成
    する ことを特徴とする紙張り化粧板の製造方法。
JP55132382A 1980-09-25 1980-09-25 Manufacture of paper lined decorative board Granted JPS5757664A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55132382A JPS5757664A (en) 1980-09-25 1980-09-25 Manufacture of paper lined decorative board

Applications Claiming Priority (1)

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JP55132382A JPS5757664A (en) 1980-09-25 1980-09-25 Manufacture of paper lined decorative board

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Publication Number Publication Date
JPS5757664A JPS5757664A (en) 1982-04-06
JPS6317617B2 true JPS6317617B2 (ja) 1988-04-14

Family

ID=15080071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP55132382A Granted JPS5757664A (en) 1980-09-25 1980-09-25 Manufacture of paper lined decorative board

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0774806B2 (ja) * 1989-03-29 1995-08-09 株式会社島津製作所 自動搬送血液分析装置
JPH0825250B2 (ja) * 1993-06-28 1996-03-13 南海プライウッド株式会社 溝付き化粧合板及びその製造方法
JPH0825251B2 (ja) * 1993-09-03 1996-03-13 南海プライウッド株式会社 溝付き化粧板及びその製造方法
JPH0825252B2 (ja) * 1993-09-03 1996-03-13 南海プライウッド株式会社 化粧材及びその製造方法

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JPS5757664A (en) 1982-04-06

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