JPS5854026B2 - ケシヨウセンイバンノセイゾウホウホウ - Google Patents
ケシヨウセンイバンノセイゾウホウホウInfo
- Publication number
- JPS5854026B2 JPS5854026B2 JP10761375A JP10761375A JPS5854026B2 JP S5854026 B2 JPS5854026 B2 JP S5854026B2 JP 10761375 A JP10761375 A JP 10761375A JP 10761375 A JP10761375 A JP 10761375A JP S5854026 B2 JPS5854026 B2 JP S5854026B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- substrate
- decorative
- thermosetting
- fiberboard
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、繊維質基板の表面に凹凸模様が描出された化
粧被膜を形成することにより、化粧繊維板を製造する方
法に関する。
粧被膜を形成することにより、化粧繊維板を製造する方
法に関する。
従来、凹凸模様を描出することにより化粧板を製造する
方法には、基板表面にエンボスロールなどにより予じめ
所望の凹凸模様を刻設して置き、その後にこの表面にロ
ールコータなどにより塗料を塗布するもの(例えば、特
公昭34−648.48−32329号)がある。
方法には、基板表面にエンボスロールなどにより予じめ
所望の凹凸模様を刻設して置き、その後にこの表面にロ
ールコータなどにより塗料を塗布するもの(例えば、特
公昭34−648.48−32329号)がある。
この方法では、ロールコータなどにより基板の表面に塗
布された塗料がその凹凸模様の凹所内に塗布出来なかっ
たり、或いは凸部から凹所内に塗料が流れ込んで、屡々
乾燥硬化後の塗膜が凹所内においては厚いそして凸部に
おいては薄いものになってしまう。
布された塗料がその凹凸模様の凹所内に塗布出来なかっ
たり、或いは凸部から凹所内に塗料が流れ込んで、屡々
乾燥硬化後の塗膜が凹所内においては厚いそして凸部に
おいては薄いものになってしまう。
このような塗装化粧面はその基板表面に刻設される凹凸
模様が細いときに甚しく、それでは、折角基板表面に刻
設した精細な凹凸模様を消してしまうため、立体感に富
んだ化粧面を醸し出すことはできない。
模様が細いときに甚しく、それでは、折角基板表面に刻
設した精細な凹凸模様を消してしまうため、立体感に富
んだ化粧面を醸し出すことはできない。
この方法以外に、従来、基板表面に接着剤を塗布した後
化粧紙、化粧フィルムなどの化粧シートを貼り、その貼
られた化粧シートの上からエンボスロールなどにより基
板を熱圧プレスして凹凸模様を描出する方法(例えば、
特公昭43−16857゜45−38997号)がある
が、その圧締の際に基板に貼られた化粧シートに亀裂が
生じ易く仕上り面を損ね、しかも、圧締が化粧シートを
貼った上から行なわれるため繊細な凹凸模様を十分に表
現できない欠点があって、その作業性、生産性からも前
者の方法がむしろ便利である。
化粧紙、化粧フィルムなどの化粧シートを貼り、その貼
られた化粧シートの上からエンボスロールなどにより基
板を熱圧プレスして凹凸模様を描出する方法(例えば、
特公昭43−16857゜45−38997号)がある
が、その圧締の際に基板に貼られた化粧シートに亀裂が
生じ易く仕上り面を損ね、しかも、圧締が化粧シートを
貼った上から行なわれるため繊細な凹凸模様を十分に表
現できない欠点があって、その作業性、生産性からも前
者の方法がむしろ便利である。
本発明の目的は、繊維質基板の表面に塗料により形成す
る化粧膜に開明な凹凸模様を描出することができ、しか
もその場合凸部における塗膜強度を向上させることがで
きる化粧繊維板の製造方法を提供することである。
る化粧膜に開明な凹凸模様を描出することができ、しか
もその場合凸部における塗膜強度を向上させることがで
きる化粧繊維板の製造方法を提供することである。
これを図示実施例に基づいて説明すれば、次の通りであ
る。
る。
この実症例においては、繊維質基板1には中比重ファイ
バーボードが使用される。
バーボードが使用される。
又、表層に低比重部分を有するファイバーボードも使用
できる。
できる。
この表面には、浸透性が付与された熱硬化性の樹脂希釈
液2が均一に塗布される。
液2が均一に塗布される。
鼓で使用される熱硬化性樹脂としては、尿素メラミン、
ユリアメラミン樹脂などがある。
ユリアメラミン樹脂などがある。
この樹脂に浸透性を付与する溶剤としては、メチルアル
コール、エチルアルコールなどのアルコール類カあり、
熱硬化性樹脂希釈液に対し3〜4係程度添加される。
コール、エチルアルコールなどのアルコール類カあり、
熱硬化性樹脂希釈液に対し3〜4係程度添加される。
この他、アルコール類に代えて界面活性剤1〜4係程度
添加することもできるが、界面活性剤の親水性の由に、
この界面活性剤が活性のまま残存すると中比重ファイバ
ーボードの吸水、吸湿性が大となり好ましくない。
添加することもできるが、界面活性剤の親水性の由に、
この界面活性剤が活性のまま残存すると中比重ファイバ
ーボードの吸水、吸湿性が大となり好ましくない。
従って界面活性剤を使用するときには繊維板中での界面
活性剤の活性を失なわせる必要がある。
活性剤の活性を失なわせる必要がある。
これらのアルコール類又は界面活性剤の添加された熱硬
化性樹脂は、繊維質基板になじみ易くなり、その繊維層
内への浸透性を良好にする。
化性樹脂は、繊維質基板になじみ易くなり、その繊維層
内への浸透性を良好にする。
この樹脂希釈液は、ロールコータ、フローコータ又はス
プレーコータなどの塗装装置により、基板1表面に10
〜30g/尺2程度塗布する。
プレーコータなどの塗装装置により、基板1表面に10
〜30g/尺2程度塗布する。
この表面に塗布された樹脂液は、基板内に迅やかに浸透
し、その表層を湿潤させる。
し、その表層を湿潤させる。
この状態において、その表面には、熱硬化性或いは熱可
塑性の粉状樹脂3が散布される。
塑性の粉状樹脂3が散布される。
鼓で使用される粉状樹脂には、エポキシ樹脂、ポリエス
テル樹脂、アクリル樹脂などの熱硬化性樹脂、或いは酢
酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂などの熱可塑性樹脂があ
る。
テル樹脂、アクリル樹脂などの熱硬化性樹脂、或いは酢
酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂などの熱可塑性樹脂があ
る。
この散布は、基板に浸透した樹脂希釈剤が乾燥硬化した
後でもよいが、この工程をベルトコンベア上で連続処理
するときにはその搬送中振動、風などにより粉状樹脂が
飛散する可能性があるので、その樹脂希釈剤が未乾燥状
態にあるとき或いは表面が指触乾燥程度に乾燥したとき
に行なうのがよい。
後でもよいが、この工程をベルトコンベア上で連続処理
するときにはその搬送中振動、風などにより粉状樹脂が
飛散する可能性があるので、その樹脂希釈剤が未乾燥状
態にあるとき或いは表面が指触乾燥程度に乾燥したとき
に行なうのがよい。
なお、この散布する粉状樹脂の量は、20〜509/尺
2程度で足りる。
2程度で足りる。
その後、この樹脂層の形成された基板は、凹凸面を有す
る加圧体4により熱圧プレスされる。
る加圧体4により熱圧プレスされる。
この加圧体としては、所望の凹凸模様の刻設さレタエン
ボスロール、エンボスプレートなどが使用され、少なく
とも基板表面に散布された粉状樹脂を溶解硬化しそして
基板層内に含浸する樹脂を硬化する程度の加熱下で使用
される。
ボスロール、エンボスプレートなどが使用され、少なく
とも基板表面に散布された粉状樹脂を溶解硬化しそして
基板層内に含浸する樹脂を硬化する程度の加熱下で使用
される。
この加圧体による圧締は、通常の場合には、温度140
〜200℃、圧力10〜20 k(g/m2で5〜15
分間程度で足る。
〜200℃、圧力10〜20 k(g/m2で5〜15
分間程度で足る。
この圧締により、基板1表面に散布された粉状樹脂3は
溶解し、その一部は基板層内に浸透するが、そのほとん
どは基板層内に樹脂希釈液2が含浸しているため塗膜5
を形成する。
溶解し、その一部は基板層内に浸透するが、そのほとん
どは基板層内に樹脂希釈液2が含浸しているため塗膜5
を形成する。
そして、この塗膜は、加圧体4の表面凸部で熱圧締を受
げることにより、その部分の溶解された樹脂が加圧体4
の表面凹部に相当する部分に押し出されるので、第2図
示の如く繊維基板の凹部に形成される塗膜部分5aより
も凸部に形成される塗膜部分5bが厚いものになる。
げることにより、その部分の溶解された樹脂が加圧体4
の表面凹部に相当する部分に押し出されるので、第2図
示の如く繊維基板の凹部に形成される塗膜部分5aより
も凸部に形成される塗膜部分5bが厚いものになる。
これは、木目模様に於いては秋目に相当する凸部部分に
厚い塗膜が形成され、方春目に相当する凹部部分に薄い
塗膜が形成されて、この塗膜厚み差から生ずる色調及び
光沢の差により立体感に富んだ自然な化粧面を描出する
。
厚い塗膜が形成され、方春目に相当する凹部部分に薄い
塗膜が形成されて、この塗膜厚み差から生ずる色調及び
光沢の差により立体感に富んだ自然な化粧面を描出する
。
この熱圧締に伴ない樹脂は硬化し、基板内に含浸してい
る樹脂は層間剥離を防止する樹脂硬化層を形成し、そし
て基板表面に塗付された樹脂は凹凸化粧面を呈する化粧
被層5を形成する。
る樹脂は層間剥離を防止する樹脂硬化層を形成し、そし
て基板表面に塗付された樹脂は凹凸化粧面を呈する化粧
被層5を形成する。
この硬化された化粧被層5は、既にその一部基板層内に
浸透している樹脂と共に硬化することにより、基板から
剥離することがない密着したものになる。
浸透している樹脂と共に硬化することにより、基板から
剥離することがない密着したものになる。
なお、この基板内に予じめ含浸させる樹脂にアルコール
類を添加する場合には、その熱圧に伴うアルコール類の
蒸発により基板内の水分の蒸発が助長され、その基板を
3〜5係程度の均一な含水率にまで低下させることがで
きるので、熱硬化性樹脂のみを含浸させた場合の仕上り
含水率10係程度であるに対して、低含水率のボードが
得られる。
類を添加する場合には、その熱圧に伴うアルコール類の
蒸発により基板内の水分の蒸発が助長され、その基板を
3〜5係程度の均一な含水率にまで低下させることがで
きるので、熱硬化性樹脂のみを含浸させた場合の仕上り
含水率10係程度であるに対して、低含水率のボードが
得られる。
以上の如く、本発明に依れば、エンボス加工する際、表
面層が粉末樹脂であるために、加圧体による圧締を受け
ても凸部の粉末樹脂が凹所へ引き込まれることなく、そ
の位置にとどまり逃げることがないので、凸部において
比較的厚い、従って高強度の保護被膜が得られるもので
あり、更に基板表面に形成される塗膜が凹部において薄
く一方凸部において厚いものになるため、その刻設され
る凹凸模様が開明に描出されしかも単一色の樹脂塗料を
使用する場合でも濃淡差に加えて光沢差をも表現し得て
、立体感に富んだ化粧面を呈することができる。
面層が粉末樹脂であるために、加圧体による圧締を受け
ても凸部の粉末樹脂が凹所へ引き込まれることなく、そ
の位置にとどまり逃げることがないので、凸部において
比較的厚い、従って高強度の保護被膜が得られるもので
あり、更に基板表面に形成される塗膜が凹部において薄
く一方凸部において厚いものになるため、その刻設され
る凹凸模様が開明に描出されしかも単一色の樹脂塗料を
使用する場合でも濃淡差に加えて光沢差をも表現し得て
、立体感に富んだ化粧面を呈することができる。
又、この製造過程において、その基板面に施される樹脂
分が基板層内に浸透し硬化するため、ファイバーボード
特有の層間剥離やその他の基板でも生ずる塗膜層の剥離
を防止することができる。
分が基板層内に浸透し硬化するため、ファイバーボード
特有の層間剥離やその他の基板でも生ずる塗膜層の剥離
を防止することができる。
なお、本方法は、特殊凹凸模様を有する化粧繊維板を製
造する場合に限らず、平滑面を有する加圧体を使用する
ことにより表面強化繊維板の製造にも適用することがで
きる。
造する場合に限らず、平滑面を有する加圧体を使用する
ことにより表面強化繊維板の製造にも適用することがで
きる。
第1図は本発明方法における各工程のフローテヤードを
示す図であり、第2図は第1図示方法により製造された
化粧繊維板の断面を示す図である。 符号説明、1・・・繊維質基板、2・・・基板1表面に
塗布される熱硬化性樹脂希釈液、3・・・基板1表面に
散布される粉状樹脂、4・・・凹凸面を有する加圧体。
示す図であり、第2図は第1図示方法により製造された
化粧繊維板の断面を示す図である。 符号説明、1・・・繊維質基板、2・・・基板1表面に
塗布される熱硬化性樹脂希釈液、3・・・基板1表面に
散布される粉状樹脂、4・・・凹凸面を有する加圧体。
Claims (1)
- 1 繊維質基板の表面に、浸透性が付与された熱硬化性
の樹脂−希釈液を均一に塗布して該基板の表層内に浸透
させ、更にその樹脂液が未硬化時に熱硬化性或いは熱可
塑性の粉状樹脂を均一に散布して後、凹凸面を有する加
圧体によりその樹脂膜の形成された基板を熱圧プレスし
て上記の粉状樹脂を溶かし凸部に厚い凹凸模様を有する
化粧被膜を形成することを特徴とする化粧繊維板の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10761375A JPS5854026B2 (ja) | 1975-09-04 | 1975-09-04 | ケシヨウセンイバンノセイゾウホウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10761375A JPS5854026B2 (ja) | 1975-09-04 | 1975-09-04 | ケシヨウセンイバンノセイゾウホウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5232076A JPS5232076A (en) | 1977-03-10 |
JPS5854026B2 true JPS5854026B2 (ja) | 1983-12-02 |
Family
ID=14463601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10761375A Expired JPS5854026B2 (ja) | 1975-09-04 | 1975-09-04 | ケシヨウセンイバンノセイゾウホウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5854026B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0126467B2 (ja) * | 1982-07-31 | 1989-05-24 | Sanden Corp | |
JPH0126466B2 (ja) * | 1982-07-15 | 1989-05-24 | Sanden Corp | |
JPH0126465B2 (ja) * | 1982-07-15 | 1989-05-24 | Sanden Corp |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5855928U (ja) * | 1981-10-14 | 1983-04-15 | トヨタ自動車株式会社 | 絞り用成形型 |
-
1975
- 1975-09-04 JP JP10761375A patent/JPS5854026B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0126466B2 (ja) * | 1982-07-15 | 1989-05-24 | Sanden Corp | |
JPH0126465B2 (ja) * | 1982-07-15 | 1989-05-24 | Sanden Corp | |
JPH0126467B2 (ja) * | 1982-07-31 | 1989-05-24 | Sanden Corp |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5232076A (en) | 1977-03-10 |
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