JPS60154061A - 表面に薄葉紙を貼着した化粧板用台板の製造方法 - Google Patents
表面に薄葉紙を貼着した化粧板用台板の製造方法Info
- Publication number
- JPS60154061A JPS60154061A JP59008552A JP855284A JPS60154061A JP S60154061 A JPS60154061 A JP S60154061A JP 59008552 A JP59008552 A JP 59008552A JP 855284 A JP855284 A JP 855284A JP S60154061 A JPS60154061 A JP S60154061A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- thin paper
- paper
- base plate
- plywood
- Prior art date
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- Finished Plywoods (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技 術 分 野
本発明は、合板等の比較的きめの荒い基板表面に薄葉紙
を貼着した化粧板用台板の製造方法に関する。
を貼着した化粧板用台板の製造方法に関する。
従 来 技 術
化粧板の基板として合板等のように表面のきめが比較的
荒い板状体が用いられる場合がある。例えば合板表面に
は多数の導管溝があり、時には虫喰い穴や細かい割れな
どがある。そのような基板を用いて化粧板を製造するに
は、基板表面を予じめ平滑化する必要がある。平滑化の
一方法またはその一工程として、接着剤による薄葉紙の
貼着がある。
荒い板状体が用いられる場合がある。例えば合板表面に
は多数の導管溝があり、時には虫喰い穴や細かい割れな
どがある。そのような基板を用いて化粧板を製造するに
は、基板表面を予じめ平滑化する必要がある。平滑化の
一方法またはその一工程として、接着剤による薄葉紙の
貼着がある。
特公昭39−2733θ号公報には、合板の表面に目止
を施こすことな(薄葉紙を貼着し、表面の導管溝の部分
に中空部を形成した後、その表面に任意の化粧を施こす
ことが開示されている。この方法は、実施例から明らか
な様に、合板の表面に薄葉紙を貼着するに当って、合板
の表面に塗布された接着剤を予備乾燥した後に薄葉紙を
貼着している。
を施こすことな(薄葉紙を貼着し、表面の導管溝の部分
に中空部を形成した後、その表面に任意の化粧を施こす
ことが開示されている。この方法は、実施例から明らか
な様に、合板の表面に薄葉紙を貼着するに当って、合板
の表面に塗布された接着剤を予備乾燥した後に薄葉紙を
貼着している。
この様にN葉紙や薄紙表面に化粧を施こされた化粧紙を
基板表面に貼着する場合に、基板表面に塗布された接着
剤を予備乾燥(半乾燥)することによって初期接着力を
向上させてから紙貼りを行なうのが一般的である。とれ
によって紙貼り後の乾燥時間が短縮され、生産効率も向
上する。
基板表面に貼着する場合に、基板表面に塗布された接着
剤を予備乾燥(半乾燥)することによって初期接着力を
向上させてから紙貼りを行なうのが一般的である。とれ
によって紙貼り後の乾燥時間が短縮され、生産効率も向
上する。
発 明 の 目 的
しかし乍ら、上述の如く基板表面に塗布されたtfc肴
剤の予備乾燥を行なう場合には、その上に貼着される貼
紙に接着剤が浸透せず、予備乾燥が過ぎると接着力が低
くなり貼紙の♀り離が生じ易くなり、また予備乾燥が不
充分〒あると、貼着された紙が、導管溝等の凹部に於け
る接着剤の乾燥に伴なう体積の収縮によらて凹部内に引
張られて陥没し、平滑表面が得られない。
剤の予備乾燥を行なう場合には、その上に貼着される貼
紙に接着剤が浸透せず、予備乾燥が過ぎると接着力が低
くなり貼紙の♀り離が生じ易くなり、また予備乾燥が不
充分〒あると、貼着された紙が、導管溝等の凹部に於け
る接着剤の乾燥に伴なう体積の収縮によらて凹部内に引
張られて陥没し、平滑表面が得られない。
本発明の目的は、合板等の比較的きめの光い基板表面に
薄葉紙を貼着して化粧板用の合板を製造する方法に於て
、表面平滑性を向上し薄葉紙の接着性を改善することで
ある。
薄葉紙を貼着して化粧板用の合板を製造する方法に於て
、表面平滑性を向上し薄葉紙の接着性を改善することで
ある。
発 明 の 構 成
本発明に於ては、合板等の基板表面に接着剤を塗布し、
接着剤が未乾燥の状顔においてNMItlI−を押圧ロ
ールによって貼着し、直ちに加熱プレスロールによって
基板表面の凹部を除(平滑部に薄葉紙を仮接着した後、
80″C以上の高温で乾燥する。薄葉紙を貼着後、直ち
に加熱プレスロールをかけることにより、t1@剤が薄
葉紙に浸透するが薄葉紙が膨張する前に表面に近い接着
剤が半硬化し、それによって薄葉紙の仮接着が行なわれ
、次いで高温乾燥されることにより、接着剤の未硬化部
分は基板の凹部内に薄葉紙を引込むのではなく、逆に半
硬化した薄葉紙の側に引寄せられて硬化し、表面平滑性
が改善される。接着剤が薄葉紙に浸透するので接着力は
増大し、剥離もない。
接着剤が未乾燥の状顔においてNMItlI−を押圧ロ
ールによって貼着し、直ちに加熱プレスロールによって
基板表面の凹部を除(平滑部に薄葉紙を仮接着した後、
80″C以上の高温で乾燥する。薄葉紙を貼着後、直ち
に加熱プレスロールをかけることにより、t1@剤が薄
葉紙に浸透するが薄葉紙が膨張する前に表面に近い接着
剤が半硬化し、それによって薄葉紙の仮接着が行なわれ
、次いで高温乾燥されることにより、接着剤の未硬化部
分は基板の凹部内に薄葉紙を引込むのではなく、逆に半
硬化した薄葉紙の側に引寄せられて硬化し、表面平滑性
が改善される。接着剤が薄葉紙に浸透するので接着力は
増大し、剥離もない。
以下に本発明を実施例を通じて更に詳述する。
実 施 例
様々な厚みの合板の全表面に、ロールコータ。
スプレッダ等を用いて接着剤を塗布した。接着剤として
は酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル等を用い、塗布量
を様々に変化させて塗布した後直ちに抑圧ロールによっ
て薄葉紙を貼着した。このきき接着剤の塗布量が65g
/♂(2g/尺2)以下であると、薄葉紙中に接着剤が
浸透せず、また490g/♂(15g/尺2)以上であ
ると、次ノ工fffiの加熱プレスロールをかけた際仮
接着が容易に行なわれず、薄葉紙表面に接着剤の浸出の
発生がみられた。従って接着剤の塗布量は65〜490
g/♂(2〜15g/尺2)するのが望ましい。尚、薄
葉紙の貼着にはゴムロール、スチールロールが用いられ
た。
は酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル等を用い、塗布量
を様々に変化させて塗布した後直ちに抑圧ロールによっ
て薄葉紙を貼着した。このきき接着剤の塗布量が65g
/♂(2g/尺2)以下であると、薄葉紙中に接着剤が
浸透せず、また490g/♂(15g/尺2)以上であ
ると、次ノ工fffiの加熱プレスロールをかけた際仮
接着が容易に行なわれず、薄葉紙表面に接着剤の浸出の
発生がみられた。従って接着剤の塗布量は65〜490
g/♂(2〜15g/尺2)するのが望ましい。尚、薄
葉紙の貼着にはゴムロール、スチールロールが用いられ
た。
薄葉紙の貼替後、直ちに表面温度50〜80′Cの加熱
プレスロールで押圧した。合板表面の導管溝、ピンホー
ル、割れなどの凹部を除く平滑部表面の接着剤が半乾燥
し、半硬化吠態となり、薄葉紙は合板表面に仮接着され
た。加熱プレスロールから送り出された時点での貼着さ
れた薄葉紙は合板表面の平滑部では殆んど膨張が見られ
ず、凹部上の部分ては僅かに膨張が見られた。
プレスロールで押圧した。合板表面の導管溝、ピンホー
ル、割れなどの凹部を除く平滑部表面の接着剤が半乾燥
し、半硬化吠態となり、薄葉紙は合板表面に仮接着され
た。加熱プレスロールから送り出された時点での貼着さ
れた薄葉紙は合板表面の平滑部では殆んど膨張が見られ
ず、凹部上の部分ては僅かに膨張が見られた。
加熱プレスロールから送り出された仮を直ちに80°C
前後の温度で乾燥した。合板表面の平滑部においては比
較的短時間で完全に乾燥し、凹部においては乾燥時間は
比較的長くかかった。80℃未満の温度で乾燥した製品
では温度が低くなるにつれて薄葉紙が凹部内に陥入した
部分が多く見られたが、80℃以上の温度で急激に乾燥
した製品では表面の平滑性は良好であった。
前後の温度で乾燥した。合板表面の平滑部においては比
較的短時間で完全に乾燥し、凹部においては乾燥時間は
比較的長くかかった。80℃未満の温度で乾燥した製品
では温度が低くなるにつれて薄葉紙が凹部内に陥入した
部分が多く見られたが、80℃以上の温度で急激に乾燥
した製品では表面の平滑性は良好であった。
尚、接着剤の濃度、塗布量と薄葉紙の紙質と加熱プレス
ロールの温度、送り速度とは相互に影響を与えるが、そ
れらは接着剤が薄葉紙に浸透するがその表面に浸出せず
、また加熱プレスロールから送り出されたとき少なくと
も基板表面の凹部を除く平滑部に於て半硬化状節が得ら
れるよう相対的に選択される。この際、作業効率の観点
から、最終工程の80°C以上での乾燥時間が短かくな
るよう配慮すること、及び接着力の観点から、接着剤が
薄葉紙に浸透し易い濃度とすることが重要である。
ロールの温度、送り速度とは相互に影響を与えるが、そ
れらは接着剤が薄葉紙に浸透するがその表面に浸出せず
、また加熱プレスロールから送り出されたとき少なくと
も基板表面の凹部を除く平滑部に於て半硬化状節が得ら
れるよう相対的に選択される。この際、作業効率の観点
から、最終工程の80°C以上での乾燥時間が短かくな
るよう配慮すること、及び接着力の観点から、接着剤が
薄葉紙に浸透し易い濃度とすることが重要である。
発 明 の 効 果
以上に説明した如く、本発明方法によれば、基板表面に
接着剤を塗布した後、直ちに薄葉紙が貼着されるので、
接着剤が薄葉紙に浸透するが、加熱プレスロールによっ
て直ちに半乾燥されるため薄葉紙の表面に浸出するに至
らない間に浸透された接着剤及び接着剤層の表面が半乾
燥され、その後の高温急速乾燥によって、接着剤の硬化
は表面から進行するので、薄葉紙が緊張し、また薄葉紙
に接した接着剤層部分から硬化が進行するので、凹部内
の未硬化接着剤が薄葉紙側に引寄せられつ\収縮硬化し
、従って基板と薄葉紙との接着力が向上すると共に、表
面平滑性のすぐれた化粧板用台板が得られる。
接着剤を塗布した後、直ちに薄葉紙が貼着されるので、
接着剤が薄葉紙に浸透するが、加熱プレスロールによっ
て直ちに半乾燥されるため薄葉紙の表面に浸出するに至
らない間に浸透された接着剤及び接着剤層の表面が半乾
燥され、その後の高温急速乾燥によって、接着剤の硬化
は表面から進行するので、薄葉紙が緊張し、また薄葉紙
に接した接着剤層部分から硬化が進行するので、凹部内
の未硬化接着剤が薄葉紙側に引寄せられつ\収縮硬化し
、従って基板と薄葉紙との接着力が向上すると共に、表
面平滑性のすぐれた化粧板用台板が得られる。
尚、以上に薄葉紙の貼着について述べたが、本発明方法
は、着色または化粧印刷を施こされた化粧紙の貼着にも
適用し得る。
は、着色または化粧印刷を施こされた化粧紙の貼着にも
適用し得る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (凰)合板等の比較的きめの荒い基板表面に接着剤を塗
布し、接着剤が未乾燥の吠面で薄葉紙を貼着し、直ちに
加熱プレスロールにより基板表面の凹部を除く平滑部に
薄葉紙を仮接着し、直ちに80℃以上の高温で乾燥する
ことを特徴とする化粧板用台板の製造方法。 ■接着剤の濃度、塗布量と薄葉紙の紙質と加熱プレスロ
ールによる仮接着の温度及び送り速度とが、仮接着後に
接着剤が薄葉紙表面に浸出せず、且つ接着剤の硬化が薄
葉紙に近接した表面領域から進行するよう選択されるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の化粧板用台
板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59008552A JPS60154061A (ja) | 1984-01-23 | 1984-01-23 | 表面に薄葉紙を貼着した化粧板用台板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59008552A JPS60154061A (ja) | 1984-01-23 | 1984-01-23 | 表面に薄葉紙を貼着した化粧板用台板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60154061A true JPS60154061A (ja) | 1985-08-13 |
JPH0347190B2 JPH0347190B2 (ja) | 1991-07-18 |
Family
ID=11696284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59008552A Granted JPS60154061A (ja) | 1984-01-23 | 1984-01-23 | 表面に薄葉紙を貼着した化粧板用台板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60154061A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009101534A (ja) * | 2007-10-19 | 2009-05-14 | Sumitomo Forestry Co Ltd | クロス下地用合板 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52108007A (en) * | 1976-03-03 | 1977-09-10 | Dantani Plywood Co | Method of producing decorated board pasted with kraft decorating paper |
-
1984
- 1984-01-23 JP JP59008552A patent/JPS60154061A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52108007A (en) * | 1976-03-03 | 1977-09-10 | Dantani Plywood Co | Method of producing decorated board pasted with kraft decorating paper |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009101534A (ja) * | 2007-10-19 | 2009-05-14 | Sumitomo Forestry Co Ltd | クロス下地用合板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0347190B2 (ja) | 1991-07-18 |
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