JP2009101534A - クロス下地用合板 - Google Patents

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JP2009101534A JP2007273229A JP2007273229A JP2009101534A JP 2009101534 A JP2009101534 A JP 2009101534A JP 2007273229 A JP2007273229 A JP 2007273229A JP 2007273229 A JP2007273229 A JP 2007273229A JP 2009101534 A JP2009101534 A JP 2009101534A
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Takaaki Ono
貴章 大野
Naoki Shinomiya
直樹 四宮
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Sumitomo Forestry Co Ltd
Sumitomo Forestry Crest Co Ltd
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Sumitomo Forestry Co Ltd
Sumitomo Forestry Crest Co Ltd
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Abstract

【課題】比較的安価で、安定に確保できる針葉樹合板を用いて表面の平滑なクロス下地合板を構成する。
【解決手段】針葉樹合板Aの一方の面に目止め塗料を塗布して塗膜10を形成すると共に、この塗膜10上に紙12を接着し、この接着紙12面をクロス20の貼り込み面としてクロス下地合板を構成する。なお、前記塗料をアクリルウレタン樹脂塗料としてあってもよい。また、前記紙を、エチレン酢酸ビニルで前記塗料の塗布塗膜に貼着するようにしてあってもよい。
【選択図】図4

Description

この発明は、表面が平滑な貼り込み面を備えるクロス下地用合板の提供に関する。
住宅等における内装手段等としてクロス仕上げが多く用いられており、クロス下地材として各種の石膏ボードが、その表面の平滑性等から用いられている。しかしながら、石膏ボードに比べて、合板は軽く、壁に固定物がある場合にビス等で固定できること等からクロス下地材として重宝されている。
しかしながら、近時、環境問題等から、合板材としてのラワン等の南洋材の安定した確保が困難になる傾向にあり、これに代わる合板材の安定した確保が急務とされている。
かかる点から、表層をなすフェイス単板およびバック単板問に、中間層をなすコア単板およびこのコア単板の両面に配されたクロスバンド単板を積層圧着した5層構造のものであり、合板を構成するすべての単板は針葉樹単板である合板が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開平8−52702公開特許公報
しかしながらこの種の針葉樹材からなる合板は、植栽された国産針葉樹の、計画伐採や間伐等で、比較的、安定に構成素材を安定に、かつ、比較的安価に入手し易い環境下にあるものの、クロス下地に適する緻密な板面を備えておらず、クロス下地合板としては、抜け節、単板割れ、肌荒れ等により、仕上げクロス面が滑ら
かに仕上がらない等の不具合を生ずる難があった。
この発明は、かかる従前における針葉樹合板における不具合を解消し、比較的安価に、容易に入手できると共に、必要量を将来的にも確実に確保することのできる針葉樹合板を用いて、クロス下地に都合の良い表面平滑性を備えたクロス下地合板を廉価に、かつ、量産、提供することを目的としている。
かかる課題を解決するために、この発明は、針葉樹合板の一方の面に目止め塗料を塗布して塗膜を形成すると共に、この塗膜上に紙を接着し、この接着紙面をクロスの貼り込み面としてあることを特徴とするクロス下地用合板としてある。
このように構成されるクロス下地合板では、合板素材である針葉樹材を安定に、かつ、比較的安価に確保することができると共に、クロスの貼り込み下地に都合の良い平滑性を当該合板面にもたらすことができる。
また、下地面を貼着紙で構成してあることから、合板表面の色、文様等に影響を受けることなく、クロス仕上げをなすことができる。
また、この下地面を貼着紙で構成してあることから、クロスの貼り込みが容易かつ円滑になし得る特長を備えている。
かかるクロス下地合板にあって、前記塗料をアクリルウレタン樹脂塗料としたクロス下地用合板では、針葉樹合板面における単板割れ、導管孔、筋、節、肌荒れ等を効果的に覆って、当該合板面に添装される紙に都合の良い平滑な添装貼着面を提供することができる。
また、かかるクロス下地合板にあって、前記紙を、エチレン酢酸ビニルで前記
塗料の塗布塗膜に貼着したクロス下地用合板では、前記目止め手段として施されるアクリルウレタン樹脂塗膜に下地用の紙を確実に貼着することができる。
また、かかるクロス下地合板を植林木を用いた針葉樹合板をベースに構成し得ることから、合板構成素材を、容易に、かつ、安定に確保することができ、床材の安定した提供を可能としており、環境破壊等の不具合を生ずることが無い。
また、かかる針葉樹を用いて合板加工することによって、植栽されている針葉樹を有効に活用することが可能とされ、植林木の計画伐採や管理間伐等を効率良く行うことができる。
この発明に係るクロス下地合板は、抜け節、単板割れ、肌荒れ等が貼着クロス面に生じ易い針葉樹材からなる合板を有効活用して、国産針葉樹植林木の有効活用及び間伐処理等に活路を見いだすと共に、南洋樹材の枯渇を防止し、樹木の計画的な植林、伐採に道を開くものであって、比較的安価に安定的に入手可能な針葉樹材による使い勝手のよい平滑なクロス貼り込み面を備えるクロス下地用合板を、比較的廉価に、量産提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態に係るクロス下地合板A’について説明する。
図1は、この発明を実施するための最良の形態に係るクロス下地合板A’を構成する針葉樹合板Aを斜め上方から見て、図2は、この針葉樹合板Aの一方の面に目止め塗料を塗布して塗膜を形成した状態を斜め上方から見て、図3は、この塗膜の面に紙を貼着する状態を斜め上方から見て、図4は、この紙を貼着した下地合板A’の要部を拡大して側面から見て示している。図5では、このように構成されたクロス下地合板A’にクロスを貼り込んでいる状態を斜め上方から見て示しており、図6では、クロス20を下地合板A’に貼り込んだ状態を側方から拡大して見ている。
まず、当該発明を実施するための最良の形態に係るクロス下地合板A’は、針葉樹合板Aの一方の面に目止め塗料を塗布して塗膜10を形成すると共に、この塗膜10上に紙12を接着し、この接着紙12面をクロス20の貼り込み面とした構成としてある。
なお、ここでクロス下地合板A’として用いられる針葉樹合板Aは、いかなる針葉樹材によって構成してあっても、また、いかなる態様に構成してあってもよい。
かかる針葉樹合板Aは、クロス下地に都合の良い形状を備え、クロス下地に都合の良い寸法、厚さを備えたものとして構成してあり、針葉樹材の単板Aaを、その繊維方向が順次に直交するように互い違いに重ねて熱圧接着して張り合わせる等、合板構成の定法によって構成してあれば、いかなる合板であってもよく、例えば、前記単板Aaを5枚重ねた、いわゆる5プライ合板、3枚の単板を重ねた、いわゆる、3プライ合板等、奇数枚の単板Aa〜Aaの積層体として構成した合板Aを用いることができる。
かかる針葉樹合板Aにおける一方面に塗布される目止め塗料は、当該合板A面における細胞間空隙を埋め、導管孔を塞ぎ、単板割れ、節、抜け節、肌荒れ等埋めるように機能する塗膜10を形成し得るものであって、紙12の貼り込みに適する平滑面を当該合板A面にもたらし得るものであれば、いかなる素材からなるものであってもよく、例えば、アクリルウレタン樹脂塗料等を用いることができる。
また、この目止め塗料の塗布された合板Aにおける当該塗膜10面に貼り込まれる紙12は、この貼着される紙12面が、クロス20の貼り込みに都合の良い平滑性と接着性を備えるものであれば、いかなる素材からなるものであってもよく、例えば、段ボール表面を構成する、いわゆるライナーと称される紙12を用いることができる。
また、この紙12を貼着する接着剤11は、当該紙12を前記合板Aにおける塗膜10面に都合よく接着でき、かつ、当該紙12面に貼り込まれるクロス20の貼り込みに妨げとならないものであれば、いかなる接着剤であってもよく、例えば、前記塗膜10をアクリルウレタン樹脂塗料で形成してある場合、接着性からエチレン酢酸ビニル接着剤11を用いて紙12の接着をなすことができる。
この図示例に係るクロス下地合板A’について具体的に説明する。
この図示例では、杉、ラジアータパイン等の針葉樹単板から、合板の製造における定法で製造された5プライの、ほぼ12mm厚の針葉樹合板Aが示されており、その一方の面にアクリルウレタン樹脂塗料を当該面における目止め機能を果たすように塗布し、塗膜10を形成する。
なお、かかるアクリルウレタン樹脂塗料の塗布に先立って、ウッドパテ等で、必要な抜け節処理等の大まかな目止め処理を施し、ナイフコーター等で、当該針葉樹合板A面にアクリルウレタン樹脂塗料を塗布し、目止め処理をする。
このように目止め処理が施されて平滑面とされた塗膜10面に、紙12を貼着する。かかる貼着紙12は、当該塗膜10面に都合よく接着でき、かつ、クロス20を都合よく貼り込めるものであれば、いかなる紙であってもよく、コスト面やクロスの仕上げ面等の兼ね合いから、段ボールにおける中芯を挟むように外側に備えられているライナーと称される紙を、前記アクリルウレタン樹脂塗料に接着性の良いエチレン酢酸ビニル接着剤11で接着する。
この段ボールの外側を形成するライナーは、多層抄きの板紙で、通常4層抄きとされており、廉価な割りに、都合の良いクロス下地を構成することができる。
このようにクロス20の貼り込みに都合の良い貼り込み面を備える合板A’を適宜張り設け、この合板A’面の前記紙12面にクロス20を布海苔等の接着剤13を用いて貼り込み、化粧面を構成する。
このように構成されるクロス下地合板A’では、合板素材である針葉樹材を安定に、かつ、比較的安価に確保することができると共に、クロス20の貼り込み下地に都合の良い平滑性を当該合板A’面にもたらすことができる。
また、下地面を貼着紙12で構成してあることから、合板A’表面の色、文様等に影響を受けることなく、クロス仕上げをなすことができる。
また、この下地面を貼着紙12で構成してあることから、クロス20の貼り込みが容易かつ円滑になし得る特長を備えている。
また、かかるクロス下地合板A’を植林木を用いた針葉樹合板Aをベースに構成し得ることから、合板構成素材を、容易に、かつ、安定に確保することができ、床材の安定した提供を可能としており、環境破壊等の不具合を生ずることが無い。
また、かかる針葉樹を用いて合板加工することによって、植栽されている針葉樹を有効に活用することが可能とされ、植林木の計画伐採や管理間伐等を効率良く行うことができる。
クロス下地用の針葉樹合板の典型例を示す斜視図 該合板にアクリルウレタン樹脂塗料を塗布した状態を示す斜視図 前記アクリルウレタン樹脂塗料の塗布塗膜面に紙を貼り込んでいる状態を示す斜視図 前記塗膜面に紙を貼り込んだ下地合板の要部の側面図 同典型的なクロス下地合板にクロスを貼り込む状態を示す斜視図 同クロスを貼り込んだ状態の要部側面図
符号の説明
10 塗膜
11 接着剤
12 紙
13 接着剤
20 クロス
A 合板
A’ クロス下地合板

Claims (3)

  1. 針葉樹合板の一方の面に目止め塗料を塗布して塗膜を形成すると共に、この塗膜上に紙を接着し、この接着紙面をクロスの貼り込み面としてあることを特徴とするクロス下地用合板。
  2. 前記塗料がアクリルウレタン樹脂塗料であることを特徴とする請求項1に記載のクロス下地用合板。
  3. 前記紙が、エチレン酢酸ビニルで前記塗料の塗布塗膜に貼着してあることを特徴とする請求項2に記載のクロス下地用合板。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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