JPS63132046A - 熱硬化型樹脂化粧板の製造方法 - Google Patents

熱硬化型樹脂化粧板の製造方法

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JPS63132046A
JPS63132046A JP28015186A JP28015186A JPS63132046A JP S63132046 A JPS63132046 A JP S63132046A JP 28015186 A JP28015186 A JP 28015186A JP 28015186 A JP28015186 A JP 28015186A JP S63132046 A JPS63132046 A JP S63132046A
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忠道 石井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は意匠性において優れた効果を奏する熱硬化型樹
脂化粧板を簡単かつ確実に得る。方法に関するもので、
特に化粧紙における印刷模様を木目模様に形成し、該木
目模様の導管部に合致するエンボスの凹部を組み合せる
ことにより、正に天然木の外観を呈する高品質感のある
熱硬化型樹脂化粧板を得る方法を提供するものである。
[従来の技術] 熱硬化型樹脂化粧板は例えば表面強度が優れている等の
理由で、家具、建材等において広範囲に利用されており
、 (1)合板等の基材上に熱硬化型樹脂が含浸されて
いる化粧紙を載置してこれを熱圧成形に付したもの、 
(2>55〜100g/m2程度の化粧紙に熱硬化型樹
脂を50%程度含侵、乾燥したシートと、フェノール樹
脂含浸紙とを熱圧積層したもの等が存する。
[発明が解決しようとする問題点コ 然して、前記従来の熱硬化型樹脂化粧板はいずれもその
意匠的効果が低く、高品質感を有する化粧板が得られな
いという欠点がある。
これに対して本発明の熱硬化型樹脂化粧板の製造方法は
、立体感に富む模様を有する高品質性の熱硬化型樹脂化
粧板の製造方法であり、特に化粧紙における印刷模様を
木目模様とし、この木目模様と合致するエンボスの凹部
を形成することにより天然木そのものに酷似する品質の
良好な熱硬化型樹脂化粧板が得られるものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明の熱硬化型樹脂化粧板の製造方法は、熱硬化型樹
脂が含浸されている印刷模様紙からなる化粧紙と、同じ
く熱硬化型樹脂が含浸さねている透明、半透明、または
着色透明紙からなるオーバーレイ紙と、所望に応じて接
当される離型用フィルムと、エンボス用の型板とを、別
製の化粧板基材上に順次載置し、これを熱圧成形に付し
てから前記必要に応じて接当されている離型用フィルム
とエンボス用の型板とを分離。
除去することにより、表面にエンボス凹部が形成されて
いる熱圧成形体を得た後、前記熱圧成形体のエンボス凹
部内に着色塗料を付着させるワイピング処理と透明もし
くは半透明の塗料による上塗り塗装とを順次行うことに
より熱硬化型樹脂化粧板を得るものである。
なお、前記工程からなる本発明の熱硬化型樹脂化粧板の
製造方法においては、ワイピング処理に引き続いて所望
に応じてサンディングマシンによるサンディング加工を
施すことが可能であり、また、熱硬化型樹脂が含浸され
ているバッカー紙を化粧板基材として使用する場合には
、曲面貼加工等が可能なフレキシブル特性を具備する熱
硬化型樹脂化粧板が得られるものである。
前記本発明の熱硬化型樹脂化粧板の製造方法において好
適に使用される化粧板基材は、坪量50〜200g/m
2のクラフト紙に例えばジアリルフタレート樹脂、フェ
ノール樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、
エポキシ樹脂あるいはこれらの樹脂の2 fi!以上の
混合樹脂等を30〜50%程度含浸させた熱硬化型樹脂
含浸紙からなるバッカー紙であるが、その他、合板。
パーティクルボード、ハードボード、インシュレーショ
ンボード等の木質系基材も使用される。
化粧紙として使用される印刷模様紙には、坪:ft 2
3〜150g/m”特に35〜100g/m2のバルブ
シートが好ましく、含浸用樹脂の含浸特性の点から多孔
性かつ吸湿性でしかも湿潤強度の高いものが利用され、
特に不透明性と美麗な着色模様が得られるという理由で
、酸化チタンやその他の顔料が充填されているバルブシ
ートが使用されることが多い。印刷模様紙における印刷
模様は、例えば、グラビア印刷1オフセツト印刷。
グラビアオフセット印刷、シルクスクリーン印刷等の通
常の印刷手段で形成される。また、前記印刷模様を形成
するための印刷インキについての制限は特に存しないが
、グラビア印刷インキ、グラビア・オフセット印刷イン
キ、オフセット印刷インキ、凸版印刷インキ、シルクス
クリーン印刷インキ等が印刷手段に合せて使用される。
印刷インキ中のベヒクルについても特に制限は無いが、
エチルセルロース、ニトロセルロース、エチルヒドロキ
シエチルセルロース。
セルロースアセテートプロピオネート1酢酸セルロース
、酢酪酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリスチレ
ン、ポリα・メチルスチレン等のスチレン系樹脂、ポリ
メタクリル酸エチル。
ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル等のアク
リル系樹脂、ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジ
ン変性フェノール樹脂1重合ロジン等のロジンエステル
樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、クマロン樹脂、ビニルトル
エン樹脂。
塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂
、ブチラール樹脂、ポリアミド樹脂。
塩酢ビ共重合樹脂、シェラツク、ロジン、アラビアゴム
、アルカロイド、マスチック等の天然樹脂等が利用され
る。
また、オーバーレイ紙は、熱硬化型樹脂液が含浸、乾燥
、硬化された状態で透明、半透明。
または着色透明となる紙が利用され、酸化チタン等の充
填剤は全く含有しないかあるいはせいぜい6〜7重量%
以下に制限されているものが使用される。好適には、坪
量20〜80 g/m’程度の含浸用紙、透明紙、リン
ター紙等が使用される。
前記印刷模様紙やオーバーレイ紙に含浸される熱硬化型
樹脂は、例えばジアリルフタレート樹脂、フェノール樹
脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、あるいは
これらの樹脂の2種以上の混合樹脂等であり、掻く一般
的には印刷模様紙とオーバーレイ紙とには同一の樹脂か
含浸されるのが普通である。
オーバーレイ紙上に所望に応じて接当される離型用フィ
ルムは、一般的には厚さ6〜50μのポリエステル、ポ
リプロピレン等のプラスチックフィルムが利用される。
さらに、エンボス用の型板は所謂エンボス版であり、例
えば、ステンレススチール板や鋼板等にエツチング法や
電鋳法によって凹凸を形成した金属製エンボス版や、金
属板や木材等から型取りした合成樹脂製エンボス板等が
使用されるが、特に後者の合成樹脂製エンボス版におい
ては、紙、布、ガラス繊維布、不織布等による補強材で
補強されている樹脂含浸エンボス版が好適である。
本発明の熱硬化型樹脂化粧板の製造方法における熱圧成
形工程は、平板プレスまたはロールプレスによるプレス
成形工程であり、一般的には、温度120〜150℃1
圧力10〜20 kg/cm”。
時間10〜30分程度の条件による熱圧成形後、10〜
30分程度の冷却が施されるものである。
熱圧成形体の表面に形成されているエンボス凹部内に着
色塗料を付着させるワイピング処理は、例えばウレタン
樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等に代表される
広範囲の樹脂をベヒクルとする着色塗料、好ましくは密
着性や耐溶剤性等に対して良好な性質を有する2液硬化
型樹脂をベヒクルとする着色塗料が使用され、一般的に
はドクターブレード方式やロールコート方式等によって
実施される。
ワイピング処理後の上塗り塗装は、例えば、ウレタン樹
脂、アクリル系樹脂等のクリヤーもしくは着色塗料を、
スプレ方式、ロールコート方式、フローコート方式等で
塗装するものである。
[実施例コ 以下、本発明の熱硬化型樹脂化粧板の製造方法の具体的
な構成を実施例を以って説明する。
実施例1 (1)化粧板基材 坪量140 g/m’のクラフト紙にジアリルフタレー
ト樹脂40重量%を含浸、乾燥させたバッカー紙。
(2)化粧紙 坪量80 g/m’のバルブシート[(株)輿入%: 
pM−4oJの表面に、酢酸セルロース樹脂系の印刷イ
ンキによるグラビア2色刷り印刷にて木目模様を付した
後、ジアリルフタレ−1・樹脂7087m2を含浸、乾
燥させたシート。
(3)オーバーレイ紙 坪量2287m2の含浸用紙[(株)具入製=OL]に
ジアリルフタテート樹脂を20〜30 g7m2の割合
に含浸、乾燥させたシート。
(4)離型用フィルム 厚さ20μのポリプロピレンフィルム。
(5)エンボス用の型板 エツチング工程によって前記化粧シートにおける木目模
様の導管部に相応する部分を凸状に形成した金属製のニ
ンボス版。
前記各素材、離型用フィルムおよびエンボス用の型板を
順次積み重ね、これを、平型ブレス機にて、130℃、
  15kg/cm2. 15分間の条件による熱圧成
形後、冷却し、さらに離型用フィルムとエンボス用の型
板とを分離、除去することにより、表面に凹部を有する
熱圧成形体を得た。
しかる後に、前記得られた熱圧成形体の表面を、2液硬
化型のウレタン樹脂系着色インキによるロールコータ−
法にてワイピ)・グ処理に付し、さらに、表面の凹部以
外の部分にかぶったインキを拭き取り、次いで、#40
0のサンドペーパーによるサンディング加工(平滑表面
加工)に処した後、引き続いて2液硬化型のウレタン樹
脂系塗料を1087m2の割合にスプレー塗装して目的
製品たる熱硬化型樹脂化粧板を得た。
得られた熱硬化型樹脂化粧板は、曲面貼り刀口工し得る
フレキシブル性を有しており、曲面形状を呈する基材へ
のポストフオーム加工やエツジ材としての用途に極めて
好適であり、しかも木目模様の導管部と非導管部との間
のメリハリが顕著で、天然木の外観に酷似した高意匠特
性を有するものであった。
実施例2 厚さ4mmの合板基材を化粧基材として利用する以外は
全て前記実施例1と同様の素材、m型用フィルム、エン
ボス用の型板を利用し、同様の工程を実施して目的製品
たる熱硬化型樹脂化粧板を得た。
得られた熱硬化型樹脂化粧板は家具や建材等の表面材と
しての用途に極めて好適であり、高品質感を呈する意匠
特性を有するものであった。
[作用および効果コ 本発明の熱硬化型樹脂化粧板の製造方法は、熱硬化型樹
脂化粧板を得るためのプレス工程と同時にエンボスの凹
部を形成するものであり、かつエンボスの凹部が着色塗
料で着色されている熱硬化型樹脂化粧板を得るものであ
る。
従って、本発明の熱硬化型樹脂化粧板の製造方法におい
ては、得られる化粧板に表現されている模様に立体感か
現出されており、意匠特性。
品質特性において優れた作用、効果を奏する熱硬化型樹
脂化粧板が、簡単かつ確実に製造されるという作用、効
果が得られるものである。
また、本発明の熱硬化型樹脂化粧板の製造方法において
、熱硬化型樹脂が含浸されているバッカー紙を化粧板基
材として利用する場合には、曲面貼り加工が可能なフレ
キシブル特性を有する熱硬化型化粧板が得られるという
作用、効果をも奏するものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)化粧板基材上に、熱硬化型樹脂が含浸されている
    印刷模様紙からなる化粧紙と、同じく熱硬化型樹脂が含
    浸されている透明、半透明、または着色透明紙からなる
    オーバーレイ紙とを順次重ね合せ、更に所望に応じて離
    型用フィルムを接当した後その上面にエンボス用の型板
    を載置して熱圧成形に付し、次いで、前記所望に応じて
    接当されている離型用フィルムとエンボス用の型板とを
    分離、除去することにより、表面にエンボス凹部が形成
    されている熱圧成形体を得た後、前記熱圧成形体のエン
    ボス凹部内に着色塗料を付着させるワイピング処理と透
    明もしくは半透明の塗料による上塗り塗装とを順次行う
    ことを特徴とする熱硬化型樹脂化粧板の製造方法。
  2. (2)化粧板基材が、熱硬化型樹脂が含浸されているバ
    ッカー紙である特許請求の範囲第1項記載の熱硬化型樹
    脂化粧板の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0768706A (ja) * 1993-09-03 1995-03-14 Nankai Plywood Kk 溝付き化粧板及びその製造方法
JPH0768709A (ja) * 1993-09-03 1995-03-14 Nankai Plywood Kk 溝付き化粧板及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0768706A (ja) * 1993-09-03 1995-03-14 Nankai Plywood Kk 溝付き化粧板及びその製造方法
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