JPH0156904B2 - - Google Patents

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JPH0156904B2
JPH0156904B2 JP10462782A JP10462782A JPH0156904B2 JP H0156904 B2 JPH0156904 B2 JP H0156904B2 JP 10462782 A JP10462782 A JP 10462782A JP 10462782 A JP10462782 A JP 10462782A JP H0156904 B2 JPH0156904 B2 JP H0156904B2
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JP
Japan
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layer
release film
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resin
producing
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JP10462782A
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JPS58220735A (ja
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Yozo Hasegawa
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はラミネート化粧板、特に低圧メラミン
化粧板製造において、表面の艶消し光沢、透明
感、意匠性を向上させたラミネート化粧板を製造
するための離型用フイルムに関する。
一般に低圧メラミン化粧板は、高圧メラミン化
粧板と比較して、化粧板の製造方法が異なり、前
者はパーチクルボード等の木質基材に直接含浸紙
を熱圧着して製造するものであり、後者は、パー
チクルボードのような木質基材にフエノール含浸
紙に代表される含浸紙を重ね合せたのち、熱圧着
し積層板とするものであるが、前者は後者に比較
して、製造し易いが透明性のある艶消光沢を得難
い面がある。上記低圧メラミンに用いる艶消処理
用の離型材として鏡面板は、ステンレス、クロー
ムメツキなどの金属板を用い、ジユラルミン等も
一部用いられているが、これら金属板には、特に
光沢を調整するために一般には梨地状の表面処理
が施してあり、梨地調の為、光沢は艶消状となる
が、表面樹脂の透明性を阻害し、更に金属板に対
する低圧メラミン梨地処理はホツトプレス方式で
あるため、高熱のまま圧力を低げたときの樹脂中
のガスの影響等の関係により、樹脂の透明性が阻
害される。このような艶消処理における特徴ある
現象は、低圧メラミンに限らず、ジアリルフタレ
ート樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ポリエステル
樹脂などにおける艶消処理においても同様のこと
が云える。又艶消処理樹脂硬化後の該樹脂膜は化
学的に安定で、リコート性がなく、カラークリア
樹脂などを受け付けず、透明性のある艶消光沢を
得ることは難しい。このように透明性のある艶消
光沢を得る方式は、高圧メラミン方式よりも著し
く劣つていることが一般に云われている。
艶消光沢の度合に関して、熱圧着型化粧板に共
通して云えることは、離型フイルム又は離型板の
表面形状次第であることである。それだけに鏡面
板など離型材の表面形状は、化粧板の光沢度合を
決定する上で重要である。光沢計による測定では
離型材の光沢値が同じでも、同一パターンを化粧
紙として用いた場合、視覚的に異なる場合を経験
するが、その理由として離型材の表面形状及び材
質に起因する場合が多い。又樹脂の透明性とか、
屈折率、塗膜厚みなど種々の原因が考えられる
が、種々の事例に於いて原因を求明し実行する段
に当つて突き当るのは、経済性の点とか作業性に
於いて、各ラインに馴染まない場合もあり、現状
ではなかなか実行されないのが実状である。
本発明は、これらの傾向のある熱圧着型化粧板
の中で、木目などのパターンを使用した場合にお
いて透明性と意匠性に劣ることが著しい低圧メラ
ミン艶消化粧板の改良を目的とするものである。
本発明は、平滑度の高い紙基材層と、艶消しキ
ヤレンダー加工表面を有する離型性合成樹脂層
と、該樹脂層表面に塗布したアルキド樹脂と硝化
綿、可塑剤等からなるバインダー中に有機顔料を
分散させた着色インキ層、該インキ層表面にコー
テイングした低圧メラミン層からなるラミネート
化粧板製造用離型用フイルムであり、前記離型性
合成樹脂層表面の光沢面が光沢度5から60に調整
してあり、更に前記着色インキ層がメラミン樹脂
と加熱して一体硬化させてあるラミネート化粧板
製造用離型用フイルムである。このような本発明
離型用フイルムは、パーチクルボード基材、該基
材にラミネートしたメラミン含浸紙、該含浸紙に
印刷形成した布目、木目模様等の印刷層からなる
ラミネート基材の印刷層に加熱ラミネートしてラ
ミネート化粧板を製造するものであり、以下に本
発明について更に詳細に説明する。
本発明を第1図及び第2図a,bに従つて説明
すれば、第1図、平滑度(ベツク)300秒、厚さ
23g/m2の紙基材1に、ポリプロピレン離型性合
成樹脂層2をTダイ押出シート成型しながらラミ
ネートし、光沢度38のキヤレンダーロールにて前
記樹脂層2表面にキヤレンダー加工を行ない、艶
消光沢用の離型フイルム凹凸表面を形成する。次
に第2図a離型性合成樹脂層表面2に着色インキ
層3をベタ状に塗布する。着色インキ層3は、ア
ルキド樹脂、硝化綿及び可塑剤からなる樹脂をバ
インダー中に有機顔料を分散混合させたものであ
る。更に第2図b着色インキ層3表面に低圧メラ
ミン層4をコーテイングし、表面を加熱硬化せし
めて、離型用フイルムAが得られる。なお、前記
紙基材1と離型性合成樹脂層2とは樹脂層2を溶
融状態で紙基材1に供給することによつて、ある
いは接着剤を介して、互いに接着されていても良
いが、本発明においては必ずしもその必要はな
く、紙基材1は前記樹脂層2表面に対するキヤレ
ンダーロール加工作業性、あるいは離型用フイル
ムとして使用する場合の剥離作業性などを良くす
るための裏打ち紙としての機能を果たす程度に樹
脂層2に対して適用されていれば良い。次に上記
フイルムAの低圧メラミン層4側を第3図に図示
するように、パーチクルボード基材7にメラミン
含浸紙6をラミネートし、該含浸紙6に布目、あ
るいは木目模様等の印刷を施したラミネート基材
Bの模様印刷側にホツトプレスによりラミネート
した後、第4図上側紙基材1及びポリプロピレン
離型性合成樹脂層2を剥離することにより、艶消
光沢を有する着色インキ層3、低圧メラミン層4
布目あるいは木目模様印刷層5、メラミン含浸紙
6、パーチクルボード基材7からなるラミネート
化粧板を得る。
このように本発明離型用フイルムは、ラミネー
ト化粧板に艶消光沢を与えるためのものであり、
従来、艶消光沢を得るため実施されていた金属性
の鏡面板による低圧メラミン化粧板に関しては、
その鏡面板使用による化粧板本体の表面樹脂層の
出来上りが、著しく透明度が低く、極端な例では
乳白に近い状態を呈するものもある。
このように透明度及び艶消光沢の悪い理由とし
ては、鏡面板の表面凹凸が尖鋭角な凹凸形状を持
つため、全体的に見て、鏡面の表面は鋭角な細か
い谷底を持ち、更には全体平面的にムラのない均
一な表面ではあるが、一つ一つの凹凸形状が不揃
いである。これを解決するには、鋭角な谷底と山
に丸見を付けることにより化粧板の外観を改良す
ることができるが、現実的には大型の鏡面板全て
の凹凸形状に対して統一して丸見付けすることは
困難であり、本発明は、このようなことから云つ
て有効なものであり、離型性合成樹脂フイルムを
用いると同時に樹脂フイルム層表面の光沢面を光
沢度5〜60の範囲において調整できるようにした
ものであり、該層2と離型するベタ状の着色イン
キ樹脂層3をメラミン樹脂と加熱して一体硬化さ
せることができ、作業性を良好にするために、紙
基材1が裏打ち紙として離型用樹脂層2に形成さ
れているものである。
本発明を、使用する素材等に関して更に詳細に
説明すれば、紙基材1としては厚さ23g/m2〜60
g/m2の平滑度の高い紙を用い、離型性樹脂層2
は、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボ
ネート樹脂などを10μ〜25μの厚みで、Tダイに
よる方式で紙基材1上にコートすることができ、
表面凹凸形状は、合成樹脂がTダイから押出され
て紙基材上にコートされた後、直後のカレンダー
ロールの表面形状により所定の光沢を形成する。
カレンダーロールは金属であるから、そのものの
表面形状は本来、合成樹脂の塗膜面に逆の形で再
現されなければならないが、合成樹脂が半溶融状
態で、そのカレンダーロールに接触し、かなり正
確な逆のカレンダー処理面になつても、ミクロ的
に見ると、都合の良いことにその凹凸の角度は鋭
角なものでなく、丸見を帯びたものとなつている
ものであり、このような処理面をもつた離型性樹
脂上に着色された樹脂インキ層を印刷手法により
ベタコートすることによつて、また、離型用フイ
ルムAの製造において、その表面に低圧メラミン
層を加熱一体成型するときに、このインキ層を利
用することによつて、最終的にパーチクルボード
等のラミネート基材Bにラミネート可能であり、
カラーコートされた透明感と艶消光沢のある美し
い化粧板が得られる。特にポリプロピレン樹脂の
ような耐熱温度の低い離型層をTダイ及びキヤレ
ンダーロールにより型付けされた場合、そのエン
ボス形状は、低圧メラミンの加熱圧着工程で多少
エンボス戻りが発生し、エンボスの丸見はより促
進され、低圧メラミンの塗膜は、より透明性の高
いものとなるものである。
本発明は、ラミネート化粧板、特にメラミン化
粧板等熱圧着型化粧板の中で、布目あるいは木目
などのパターンを使用した化粧板の製造に離型用
フイルムとして使用し、、透明性と意匠性を向上
した艶消光沢のある化粧板を製造することができ
る。
実施例 23g/m2厚さ、300秒平滑度(ベツク)の値を
持つ紙に、ポリプロピレン樹脂を20μの厚みで、
Tダイによりコーテイングする。コーテイングし
た直後、光沢値38のキヤレンダーロールに接触さ
せ、冷却状態で剥離し、ロール状に巻取る。次に
ロール状のポリプロピレン剥離複合紙のポリプロ
ピレン面に、180線/inch、38μ深度のグラビア版
で、有機顔料とアルキド樹脂、硝化綿、可塑剤を
主成分とするバインダーからなる印刷インキを全
面にグラビアコートし、同一の印刷機上で乾燥
し、巻取る。この着色された離型紙を用い、低圧
メラミン加工を行なうことにより、離型用フイル
ムを得る。次に木目印刷したメラミン含浸紙をラ
ミネートしたパーチクルボード基材と、前記離型
用フイルムの、低圧メラミンコートした樹脂側と
を貼り合わせ、剥離複合紙を剥離して、着色艶消
加工された木目化粧板を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明離型用フイルムの離型フイルム
層と紙基材の積層断面図、第2図aは第1図離型
フイルム層に着色インキ層を積層した断面図、第
2図bは、本発明離型用フイルムの積層断面図、
第3図は本発明離型用フイルムをラミネート基材
に積層した断面図、第4図は、本発明離型用フイ
ルムをラミネート基材より剥離した状態の断面図
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一面に必要に応じて平滑度の高い紙基材層を
    備え、他面に艶消しキヤレンダー加工表面を有す
    る離型性合成樹脂層と、該樹脂層表面に塗布した
    アルキド樹脂、硝化綿、可塑剤等からなるバイン
    ダー中に有機顔料を分散させた着色インキ層、該
    インキ層表面にコーテイングした低圧メラミン層
    からなるラミネート化粧板製造用離型用フイル
    ム。 2 前記離型性合成樹脂層表面の光沢面が光沢度
    5から60に調整された特許請求の範囲第1項記載
    のラミネート化粧板製造用離型用フイルム。 3 前記着色インキ層がメラミン樹脂と加熱して
    一体硬化させてある特許請求の範囲第1項記載の
    ラミネート化粧板製造用離型用フイルム。 4 パーチクルボード基材、該基材にラミネート
    したメラミン含浸紙、該含浸紙に印刷形成した布
    目、木目模様等の印刷層からなるラミネート基材
    の印刷側に加熱ラミネートしてラミネート化粧板
    を製造する特許請求の範囲第1項記載のラミネー
    ト化粧板製造用離型用フイルム。
JP10462782A 1982-06-17 1982-06-17 ラミネ−ト化粧板製造用離型用フイルム Granted JPS58220735A (ja)

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JP10462782A JPS58220735A (ja) 1982-06-17 1982-06-17 ラミネ−ト化粧板製造用離型用フイルム

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JPS58220735A JPS58220735A (ja) 1983-12-22
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US6423167B1 (en) * 1998-06-05 2002-07-23 Premark Rwp Holdings Method for controlling laminate gloss
US6632507B2 (en) 1998-06-05 2003-10-14 Premark Rwp Holdings, Inc. Holographically enhanced decorative laminate

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