JPS5855907B2 - 化粧板の製造方法 - Google Patents

化粧板の製造方法

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JPS5855907B2
JPS5855907B2 JP53012851A JP1285178A JPS5855907B2 JP S5855907 B2 JPS5855907 B2 JP S5855907B2 JP 53012851 A JP53012851 A JP 53012851A JP 1285178 A JP1285178 A JP 1285178A JP S5855907 B2 JPS5855907 B2 JP S5855907B2
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JP
Japan
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printed
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JP53012851A
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JPS54105178A (en
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真一 大戸
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Dantani Plywood Co Ltd
Original Assignee
Dantani Plywood Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は凸状印刷模様を有する化粧板の製造方法に関し
、あらかじめ基材1vc接着剤2を塗布し貼着した平面
模様印刷紙3(以下単に印刷紙という)上にスクリーン
印刷やゴム凹版印刷などにより凸状印刷模様4を形成せ
しめることを要旨とする凸状印刷模様を有する化粧板の
製造方法であり、その目的は印刷紙の平担な印刷模様5
に同調あるいは同調せずしてなる凸状印刷模様4が常に
正確に基材の所定の位置に在り、しかも施工の際隣接す
る化粧板との間に柄ズレを生ずることもない、立体的模
様を有する化粧板の製造方法を提供するにある。
従来、グラビア印刷やオフセット印刷などにより紙表面
に少量の印刷インキで平担な印刷模様を施した印刷紙を
基材に貼着し、しかる後上塗り塗装してなる化粧板は周
知である。
該印刷紙は通常低沸点有機浴剤、例えば石油エーテル、
メチルアルコール、アセトンなどにビヒクルとして硝化
綿ラッカー、アルキッド樹脂など、顔料としてカーボン
ブラック、チタン白など、更に小量の添加剤よりなる、
印刷インキを用い20〜70μ程度の深さの印刷版にて
通常数回順次重ねて印刷後、100〜200℃の温度で
1〜数秒間乾燥するだけで容易に溶剤が揮散し乾燥され
て製造されている。
したがって印刷紙の乾燥熱による縦方向の収縮率(通常
0.06%程度)、紙シワ、カールなどは当業界では全
く無視できる程度であり、合板などに貼着する場合、所
定の位置に正確に印刷柄を貼着することは容易であった
所が該印刷紙は平面的であるため、近年平面的な印刷模
様にスクリーン印刷やゴム凹版印刷などにより凸状印刷
模様を形成させて立体感を与える方法が検討されている
が、立体感を表現するためには凸状印刷模様形成の印刷
方法として、印刷紙上に少なくとも厚さ200μ、場合
によっては1000μ程度の厚さの凸状印刷模様を形成
させる必要があり、又インキの性状もインキ自体にある
程度の強度をもたせなければならないため、アクリル樹
脂エマルジョン、エポキシ樹脂エマルジョンなどの合成
樹脂に多量のチタン白や炭酸カルシウム、クレイなどの
顔料が添加されるにいたっている。
これがために該インキは乾燥に長時間を要し、前述のグ
ラビア印刷やオフセット印刷にくらべて印刷紙が乾燥収
縮しゃすい。
表−1は乾燥温度をloO’Gにして凸状印刷インキを
乾燥した場合の印刷紙の縦方向の収縮率を測定した値を
示す。
上記に使用した凸状印刷模様形成インキ配合比アクリル
樹脂エマルジョン 100重量部クレイ
100重量部チタン白
30重量部水 6
重量部原紙重量35g/m2のチタン紙に塗膜厚40〜
100μ(3色刷)にて作成したグラビア印刷紙を使用
それゆえ基材の所定位置に印刷模様を固定させるべく印
刷紙を作成しておいても、凸状印刷模様を形成した際表
−1のように大きく収縮するので求める位置に模様がく
るように貼ることは困難であり、なおかつ印刷紙のスキ
ムラから発生する印刷紙の部分的な乾燥収縮率のちがい
、及び印刷インキの浸透ムラが生じ乾燥後印刷模様に同
調あるいは同調せずしてなる凸状印刷模様の間隔がバラ
バラとなるいわゆる印刷紙の不均一な収縮をも同時に生
ずる。
それゆえ基材に上記凸状印刷模様紙を貼着した際、印刷
紙の平担な印刷模様5に同調あるいは同調せずしてなる
凸状印刷模様4が常に正確に基材の所定の位置に在する
化粧板を得ることができず該化粧板を施工した際隣接す
る化粧板との間に第2図に示すような柄ズレ7を生ずる
又印刷インキの付着量が多いため、濡れている時紙の強
度低化にもとづき、紙切れを生じたり乾燥中に印刷イン
キ及び印刷紙の体積収縮を生じ、その応力により凸状印
刷方法辺に紙シワが発生しやすい。
さらに凸状印刷をあらかじめ印刷紙上にて施しているた
め、所用の基材に貼着する作業工程中に凸状部のつぷれ
を生ずるなどの欠点を有していた。
本発明はかかる欠点を一挙に解決するため、まず通常の
グラビア印刷やオフセット印刷などにより平担な印刷模
様5を施した印刷紙3を基材の所定の位置に貼着し、し
かる後スクリーン印刷やゴム凹版印刷などによる凸状印
刷を施し、つぎに該印刷紙表面上に上塗り塗装6を施し
て所望の立体的化粧板を得るものである。
従って本発明により得られる化粧板はあらかじめ印刷紙
を基材に固着しているためスクリーン印刷やゴム凹版印
刷などによる凸状印刷模様4な施した後長時間乾燥して
も乾燥に起因する印刷紙の収縮や、印刷インキの浸透、
紙のスキムラに起因する印刷紙の部分的なシワやカール
が発生することなく印刷紙の平担な印刷模様に同調ある
いは同調せずしてなる凸状印刷模様が常に正確に基材の
所定の位置に印刷出来るため、施工時第3図に示すよう
に隣接する化粧板との間に柄ズレを生ずることもなく、
外観上美麗な立体感ある化粧板を製造出来る効果がある
そればかりか基材に印刷紙を貼着後型状印刷を施すので
作業工程中に凸状印刷部がつぶれることもないなどの効
果もある。
本発明を更に詳細に説明すると、基材としては常用の合
板、パーティクルボード、ファイバーボードなどの木質
板あるいは石綿ケイ酸カルシウム板、石コウボードなど
の無機質板、アルミ板、鉄板などの金属板が用いられる
印刷紙としては、グラビア印刷などの凹版印刷、オフセ
ット印刷などの平版印刷その他凸版印刷、フレキソ印刷
など各種の印刷法により紙上にインキを凸状に印刷する
ことを目的とせず平担に印刷模様が施された通常の印刷
紙が用いられる。
本発明の凸状印刷を施す方法としてもスクリーン印刷や
ゴム凹版印刷などインキの厚ぬりができ、所望の高さま
で盛り上げ模様印刷を施すことができる通常の凸状印刷
方法を用いる。
凸状印刷に使用するインキは常用の水溶性や油溶性、エ
マルジョン型などの各種のインキが使用でき、インキの
組成は通常アクリル系、酢酸ビニル系、エポキシ系など
の樹脂分にチタン白やカーボンブラックなどの常用の顔
料および分散剤や消泡剤などの少量の添加剤よりなるも
のであり、要は印刷紙を所要の基材上に貼着後、所定の
位置に凸状印刷模様を形成する本発明の方法な実施する
ことによって行なわれ、その効果としては先に述べたよ
うに、 (1)印刷紙の不均一な収縮や部分的なシワやカールを
生ぜず凸状印刷模様が所望の位置に印刷でき、柄ズレ等
を生ぜず (2)作業工程中に凸状印刷模様がつぶれることもなく
、整合した立体的な凸状印刷模様を有する化粧板を得る ことができる。
以下本発明を実施例に従い説明すると、 実施例 1 厚さ15rn77L、幅92crn1長さ183cIn
の合板表向に尿素樹脂変性酢酸ブニール樹脂エマルジョ
ン接着剤を100g/m2塗布後、重さ35g/’扉の
グラビア印刷紙な所定の位置に熱圧貼着する。
ライで裁断機にて幅30.3(11771,長さ181
.8cfnに裁断し、さらに合板基材の側面に第1図に
示すような本実加工ythす。
しかる後、 アクリル樹脂エマルジョン 100重量部クレイ
120重量部ベンガラ
io重量部水
6重量部からなる印刷インキにて上記の合板に貼
着された印刷紙上にシルクスクリーン印刷機を用い、上
記の印刷模様に同調するように厚さ300μの凸状印刷
模様を施した。
その後100℃の熱風乾燥炉にて15分間乾燥後、平担
部との高低差が200μの凸状印刷模様4を得ついで化
粧板表面にポリウレタン樹脂塗料を100g/m2 フ
ローコーターにて塗布し、乾燥して求める床用化粧板を
得た。
該化粧板を施工した際、隣接する化粧板との間に板ズレ
を生ずることなく、なおかつ立体的な美麗な床材であっ
た。
実施例 2 厚さ12mm、幅9201長さ183cmのパーティク
ルボード表面に尿素樹脂変性酢酸ビニール樹脂エマルジ
ョン接着剤を90g/m2塗布後、重さ23g/m2の
グラビア印刷紙を所定の位置に熱圧貼着する。
ついで、 エポキシ樹脂エマルジョン 100重量部ケイソウ土
100重量部カーボンブラック
20重量部水
5重量部からなる印刷インキにて該ボードに貼着された
印刷紙上にシルクスクリーン印刷機を用いてグラビア印
刷模様の一部に同調するように厚さ500μの凸状印刷
模様を施した。
その後100℃の熱風乾燥炉にて20分間乾燥後、平担
部との高低差が400μの凸状印刷模様を得、ついで化
粧板表面にポリウレタン樹脂塗料’? 100 g /
m2の条件でフローコーターにて塗布し、求める化粧
板を得た。
実施例 3 厚さ2.7rnm、幅92cm1長さ183cfnの合
板表面上に、尿素樹脂変性酢酸ビニール樹脂エマルジョ
ン接着剤80 g /’m2塗布後、重さ30 g /
m2のグラビア印刷紙を所定の位置に熱圧貼着する。
しかる後、 酢酸ビニール樹脂エマルジョン 100重量部グイノウ
士 70重量部チタン白
10重量部水
4重量部からなる印刷インキにて上記合板に貼着
された印刷紙上にゴム凹版印刷機にてグラビア印刷模様
に同調するように厚さ800μの凸状印刷模様を施した
その後、120℃の熱風乾燥炉にて25分間乾燥後平担
部との高低差が600μの凸状印刷模様を得、ついで化
粧板表面にアミノアルキッド樹脂塗料を100g/rr
L2フローコーターにて塗布し、求める壁面用化粧合板
を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により得られる化粧板の断面図、第2図
は従来法により得られる化粧板を施工した際の平面図、
第3図は本発明により得られる化粧板を施工した際の平
面図。 1・・・・・・基材、2・・・・・・接着剤層、3・・
・・・・印刷紙、4・・・・・・凸状印刷模様、5・・
・・・・平担な印刷模様、6・・・・・・上塗り層、7
・・・・・・柄ズレ部分。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 所望の基材上に接着剤を塗布後、該基材の所定の位
    置に平面模様印刷紙を貼着し、ついで該平面模様印刷紙
    の所定の位置に凸状印刷模様を形成せしめ、つぎに詐印
    刷紙表面上に常用の上塗り塗装を施して得られる化粧板
    の製造方法。
JP53012851A 1978-02-06 1978-02-06 化粧板の製造方法 Expired JPS5855907B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP53012851A JPS5855907B2 (ja) 1978-02-06 1978-02-06 化粧板の製造方法

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JP53012851A JPS5855907B2 (ja) 1978-02-06 1978-02-06 化粧板の製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS54105178A JPS54105178A (en) 1979-08-17
JPS5855907B2 true JPS5855907B2 (ja) 1983-12-12

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ID=11816891

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58163240U (ja) * 1982-04-23 1983-10-31 凸版印刷株式会社 積層床材

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JPS54105178A (en) 1979-08-17

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