JPH0480066B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0480066B2
JPH0480066B2 JP57227075A JP22707582A JPH0480066B2 JP H0480066 B2 JPH0480066 B2 JP H0480066B2 JP 57227075 A JP57227075 A JP 57227075A JP 22707582 A JP22707582 A JP 22707582A JP H0480066 B2 JPH0480066 B2 JP H0480066B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
urethane prepolymer
thixotropic
urethane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57227075A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59120650A (ja
Inventor
Yasunari Kosai
Masaichi Kaneko
Susumu Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP57227075A priority Critical patent/JPS59120650A/ja
Publication of JPS59120650A publication Critical patent/JPS59120650A/ja
Publication of JPH0480066B2 publication Critical patent/JPH0480066B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、分子末端にイソシアネート基を持つ
ウレタンプレポリマーに特定のたれ防止剤を用い
ることにより揺変性を付与し且つ増大させてなる
シーリング剤、接着剤、防水剤等土木建築用とし
て優れた揺変性ウレタン組成物に関するものであ
る。
ウレタンプレポリマーは常温硬化性に優れてい
ることから、塗料、接着剤、床材、防水材、シー
リング材等の広い分野で使用されている。
これらの用途に於てウレタンプレポリマーを施
工するに当り、例えば床等の水平な面には、流れ
て容易に広がる性質のあるセルフレベリング型を
用い、壁面、天井等の垂直あるいは背面には、硬
化する迄殆んどたれが生じない揺変性を有する即
ちノンサグ型ウレタンプレポリマーが用いられて
いる。
この揺変性ポリウレタンは、通常湿気硬化型の
一液型と所謂主剤と硬化剤を混合してなる二液型
がある。一液型はウレタンプレポリマーに揺変剤
を含んだもので、空気中の水分と反応して硬化す
る湿気硬化型である。また、二液型は主剤の分子
末端イソシアネート基のプレポリマーと活性水素
化合物とその他充填剤を含んだ硬化剤をある配合
比率で混合して、硬化させるが、主剤:硬化剤の
配合比において、主剤の占める割合が体積比30〜
40%以上になると、主剤、硬化剤のいずれも揺変
性にしておかなければ、硬化剤側の揺変性をいく
ら増大させても、揺変性でない主剤と混合すると
たれが生じ、主剤の占める割合が高くなればその
傾向は顕著であり、ノンサグ型としては使用する
ことができない。
これらの用途において、ウレタンプレポリマー
の揺変化(ノンサグ化)が望まれており、既に特
公昭49−27418号公報に示される揺変性ウレタン
プレポリマーの製造方法が知られているが、ゲル
化しやすかつたり貯蔵安定性等が悪いという欠点
を有していた。
本発明者らは、これら公知の方法には示されて
いない化合物で、イソシアネート基と全く反応し
ない化合物を種々検討したところ、ポリシロキサ
ン−ポリオキシアルキレンブロツク共重合体(以
下、ポリオキシアルキレンシリコンポリマーと略
す)をたれ防止助剤として添加することにより、
貯蔵安定性及び揺変性の優れた揺変性ウレタン組
成物を見出し、本発明を完成するに至つた。
即ち、本発明は、 (a) 両末端イソシアネート基を有するウレタンプ
レポリマー、 (b) 活性水素化合物、 (c) コロイド状シリカ (d) 下記一般式〔〕で表わされるたれ防止助剤 からなる揺変性ウレタン組成物を提供するもので
ある。
一般式〔〕 〔式中a,b,c,m,nは整数であり、Rは
−CH3、−C4H9、−COCH3のいずれかを示す。〕 本発明は、ウレタンプレポリマー中にたれ防止
剤のコロイド状シリカと共に揺変性を増大させる
たれ防止助剤一般式〔〕のポリオキシアルキレ
ンシリコンポリマー(d)を含有することによりコロ
イド状シリカのみでは得られない優れた揺変性及
び貯蔵安定性等を有する二液型ウレタン組成物を
提供するものである。
本発明における両末端にイソシアネート基を有
するウレタンプレポリマー(a)は、分子内に2〜4
個のヒドロキシル基を有するポリオール類、例え
ばポリオキシプロピレンジオールあるいはトリオ
ールの如きポリエーテルポリオールまたはその他
末端にヒドロキシル基を有する平均分子量500〜
10000程度のポリオールと、ポリイソシアナート
類とを反応させることにより製造される。ポリイ
ソシアナート類としては、トリレンジイソシアナ
ート、4,4′−ジフエニルメタンジイソシアナー
ト、その他の単独あるいは組合せ、または変性し
たものを用いることができる。
本発明の二液型の組成物では両末端にイソシア
ネート基を有するウレタンプレポリマー(a)をベー
スポリマーとして、活性水素化合物(b)を添加す
る、添加される活性水素化合物は、該ウレタンプ
レポリマーの硬化剤となるものである。この化合
物の添加により組成物は二液型の硬化となる。こ
の活性水素化合物としては2〜6個の活性水素を
有する平均分子量1000〜5000程度の末端ヒドロキ
シル基のポリオールを他の成分とするのが普通で
ある。ポリオールとしてはポリオキシプロピレン
ジオールおよびポリオキシプリピレントリオール
またはこれらとエチレンオキシドとの共重合物を
用いることが多いが、他のポリオールを用いるこ
ともできる。
二液性型ではプレポリマー成分とポリオール成
分を施工直前に混合する。反応は両成分の末端基
の結合即ちウレタン結合が主であり、湿気とは無
関係に硬化しうるものである。
コロイド状シリカ(c)とは、焼成法により得られ
る微粉末シリカ、例えばアエロジル−200(日本ア
エロジル社製品)等が使用される。
たれ防止助剤(d)とは、前記一般式〔〕で表わ
される液状のポリオキシアルキレンシリコンポリ
マーであり、式〔〕でa,b,c,m,nは整
数で、好ましくはaが1〜10,bが1〜100,c
が1〜100,m及びnが1〜100を示す整数で、又
Rは−CH3,−C4H9,−COCH3を示すものであ
る。これらの好ましい例としては、シリコンL−
5340(日本ユニカー社製品)は挙げられる。
本発明のポリオキシアルキレンシリコンポリマ
ー類において、式中のRが−H基である場合も良
好な揺変性を示すが、イソシアネート基と反応
し、貯蔵安定性を阻害するのでウレタンプレポリ
マーに添加することが出来ない。
本発明のポリオキシアルキレンシリコンポリマ
ーの添加量は、コロイド状シリカを1〜20重量%
含有するウレタンプレポリマー100重量部に対し、
0.1〜5.0重量部加えられるが、好ましくは0.3〜
2.0重量部である。ポリオキシアルキレンシリコ
ンポリマーの添加方法は常温から100℃の間で、
ウレタンプレポリマーに均一に混ざる手法で混合
すればよい。
本発明の揺変性ウレタン組成物の製造方法は、
既にコロイド状シリカを含んだプレポリマーと硬
化剤を施工現場で混合して硬化剤を得ようとする
際に、第3成分としてポリオキシアルキレンシリ
コンポリマーを添加して揺変性を増大させる方法
等があるが、ポリオキシアルキレンシリコンポリ
マーについてはウレタンプレポリマーが活性水素
化合物と反応して硬化する以前に添加混合すれば
よいのである。
本発明のウレタン組成物は要すればジオクチル
フタレート、ジブチルフタレート等の可塑剤類、
キシレン、トルエン、ターペン等の溶剤類、炭酸
カルシウム、タルク等の無機充填剤、触媒、着色
剤を含んでいてもよい。本発明の揺変性ウレタン
組成物は、塗料、接着剤、床材、防水材、シーリ
ング材及びこれら類似材としてその用途は広く特
にシーリング材として有用である。
以下に代表的実施例を示すが、本発明は実施例
のみに限定されるものはない。
実施例 1 分子量2000のポリオキシプロピレングリコール
60重量部、分子量3000のポリオキシプロピレント
リオール40重量部に焼成コロイド状シリカ(日本
アエロジル社製#200)5重量部を分散させた後、
2.4/2.6=80/20異性体比のトリレンジイソシア
ネート18重量部を加え、窒素気流下に於いて100
℃で3時間反応させウレタンプレポリマーを得
た。
該ウレタンプレポリマー100重量部に常温にて
ポリオキシアルキレンシリコンポリマー(日本ユ
ニカー社製品シリコンL−5340)を0.5重量部添
加し揺変性のあるウレタンプレポリマーを得た。
得られた揺変性プレポリマーを主剤として、屋上
防水材の垂直面用に市販されているパンデツクス
E−1500NS(ポリアルキレンポリオール/ポリア
ミン/無機充填剤、大日本インキ化学工業社製
品)を硬化剤にして、主剤:硬化剤=1:2重量
比で混合し、JIS A5758(建築用シーリング材試
験)中のスランプ試験を行つた所スランプ0mm即
ち、垂直面でのたれがないものであつた。得られ
た硬化物はシーリング材用、防水材用に適する性
能であつた。
比較例 1 実施例1で述べたウレタンプレポリマー(但し
ポリオキシアルキレンシリコンポリマーは無添加
とした)を主剤としてパンデツクスE−1500NS
を硬化剤にして、主剤:硬化剤=1:2重量比で
混合し、JIS A5758中のスランプ試験を行つた所
スランプしてしまい垂直面、背面用の用途には不
適当なものであつた。
比較例 2 実施例1において、焼成コロイド状シリカを添
加しない以外同様に実施したところ、建築用シー
リング材試験中のスランプ試験では、50mm以上の
スランプを示した。
実施例2、比較例3 分子量2000のポリオキシプロピレングリコール
60重量部、分子量3000のポリオキシプロピレント
リオール40重量部に焼成コロイド状シリカ(日本
アエロジル社#200)5重量部を分解させた後に、
2.4/2.6=80/20異性体のトリレンジイソシアネ
ート18重量部を加え、窒素気流下に於いて3時間
反応させウレタンプレポリマーを得た。
得られたプレポリマー100重量部と分子量3000
のポリオキシプロピレングライコール100重量部、
水添ヒマシ油系チキソトロピツク剤10重量部、減
粘剤20重量部、鉛系ウレタン化反応触媒2重量
部、及び重質炭酸カルシウム68重量部から成る硬
化剤200重量部に対し、ポリオキシアルキレンシ
リコンポリマー(日本ユニカー社製シリコンL−
5340)を0.5重量部添加し、同事に混合したとこ
ろ、実施例1と同様にスランプ試験0mmのチキソ
トロピツク性の良好なものが得られた。
実施例2のウレタンプレポリマーにポリオキシ
アルキレンシリコンポリマー(日本ユニカー社製
シリコンL−5340)を添加しなかつた場合には、
スランプを生じた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 両末端にイソシアネート基を有するウレ
    タンプレポリマー、 (b) 活性水素化合物、 (c) コロイダルシリカ、 (d) 下記一般式〔〕で表わされるたれ防止助剤
    とからなる揺変性ウレタン組成物。 (式中a,b,c,m,nは整数であり、Rは
    −CH3,−C4H9,−COCH3のいずれかを示す。)
JP57227075A 1982-12-27 1982-12-27 揺変性ウレタン組成物 Granted JPS59120650A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57227075A JPS59120650A (ja) 1982-12-27 1982-12-27 揺変性ウレタン組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57227075A JPS59120650A (ja) 1982-12-27 1982-12-27 揺変性ウレタン組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59120650A JPS59120650A (ja) 1984-07-12
JPH0480066B2 true JPH0480066B2 (ja) 1992-12-17

Family

ID=16855124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57227075A Granted JPS59120650A (ja) 1982-12-27 1982-12-27 揺変性ウレタン組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59120650A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61257A (ja) * 1984-06-12 1986-01-06 Takeda Chem Ind Ltd 揺変性ポリウレタン樹脂組成物
JPH0816191B2 (ja) * 1990-10-31 1996-02-21 三菱化学ダウ株式会社 ポリイソシアネート組成物
JP2603367B2 (ja) * 1991-01-22 1997-04-23 株式会社常盤電機 コーティング組成物
JP4744230B2 (ja) * 2005-08-11 2011-08-10 オート化学工業株式会社 シーリング材組成物
EP2716673B1 (de) * 2012-10-04 2016-04-06 Evonik Degussa GmbH Formteile auf Basis von Reaktionsprodukten aus Polyolen und Isocyanaten

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5296640A (en) * 1976-02-09 1977-08-13 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd Improved adhesive composition for wood
JPS5933358A (ja) * 1982-08-19 1984-02-23 Mitui Toatsu Chem Inc 揺変性ポリウレタン組成物

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5296640A (en) * 1976-02-09 1977-08-13 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd Improved adhesive composition for wood
JPS5933358A (ja) * 1982-08-19 1984-02-23 Mitui Toatsu Chem Inc 揺変性ポリウレタン組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59120650A (ja) 1984-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS60188455A (ja) 湿気硬化型一成分ポリウレタン組成物
JPS6244784B2 (ja)
JPH0480066B2 (ja)
JPH078982B2 (ja) 湿気硬化性シーリング材組成物
JP3314655B2 (ja) 湿気硬化性ウレタン組成物及びコーティング材、シーリング材、接着剤
JP3445364B2 (ja) 常温硬化性塗膜防水材の製造方法
JP3675945B2 (ja) 常温硬化性塗膜防水材の製造方法
JP3637560B2 (ja) 湿気硬化性ウレタン組成物
JP3445363B2 (ja) 常温硬化性塗膜防水材の製造方法
JP4117416B2 (ja) 湿気硬化型ウレタン組成物
JPH05295064A (ja) 湿気硬化型ポリウレタン組成物
JP3780691B2 (ja) 二液硬化型ウレタン組成物及びシーリング材
JPH09235540A (ja) 湿気硬化型ウレタン系接着剤
JPH0841156A (ja) 常温硬化性塗膜防水材の製造方法
JPS6143368B2 (ja)
JPH05345876A (ja) ウレタン系硬質床仕上げ用組成物
JP3023409B2 (ja) 湿気硬化型水膨潤性ポリウレタン組成物
JPH09278859A (ja) 二液型防水材組成物
JPS62146954A (ja) 揺変性ポリウレタン組成物
KR101389762B1 (ko) 2액 경화형 우레탄 조성물 및 방수 구조체의 시공 방법
JP4051862B2 (ja) 湿気硬化性ウレタン組成物
JP2719081B2 (ja) 一液型揺変性ポリウレタン組成物
JP2002241461A (ja) 揺変性湿気硬化型ウレタン組成物
JPH03215554A (ja) 揺変性ポリウレタン樹脂組成物
JP3262879B2 (ja) ウレタンプレポリマー組成物