JPH0477182B2 - - Google Patents

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JPH0477182B2
JPH0477182B2 JP60157576A JP15757685A JPH0477182B2 JP H0477182 B2 JPH0477182 B2 JP H0477182B2 JP 60157576 A JP60157576 A JP 60157576A JP 15757685 A JP15757685 A JP 15757685A JP H0477182 B2 JPH0477182 B2 JP H0477182B2
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JP
Japan
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line
pressure
valve
gear
shift
Prior art date
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JP60157576A
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Takuji Fujiwara
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP60157576A priority Critical patent/JPS6217456A/ja
Publication of JPS6217456A publication Critical patent/JPS6217456A/ja
Publication of JPH0477182B2 publication Critical patent/JPH0477182B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は自動変速機の制御装置に関するもので
ある。 (従来技術) 一般に自動変速機においては、低速段と高速段
とのシフト時、例えば2速と3速のシフト時に
は、2速選択用摩擦部材である油圧サーボ機構付
きのブレーキと3速選択用摩擦部材である油圧ク
ラツチを択一的に作動させるようになつており、
2速時にはブレーキを締結してクラツチを解放
し、これに対して3速時にはクラツチを締結しブ
レーキを解放させるようになつている。 従つて、2速から3速へのシフトアツプ時には
ブレーキを開放させながらクラツチを締結するこ
とになる。 一方、このようなシフト時におけるクラツチの
締結はかなりのシヨツクを伴うことから、これを
可及的に抑制することが必要である。そこで、従
来一般には、シフトアツプ時には上述のようにブ
レーキの開放操作とクラツチの締結操作とを同時
に行うことに着目し、該ブレーキのサーボ機構の
開放用油圧ラインとクラツチの締結用油圧ライン
とを一本の油圧ラインから分岐させ、上記サーボ
機構の容積増大効果を利用して作動油圧がほぼ一
定で推移する所謂サーボ棚(後述)を作り、この
サーボ棚の期間内においてクラツチの締結を完了
させるようにしている。 即ち、例えば2速から3速へのセレクトに伴な
つてシフトバルブ側からライン圧がクラツチ及び
ブレーキのサーボ機構の開放側に供給されると、
作動圧力はこれが所定の圧力P1(即ち、サーボ機
構の作動開始圧力)に達するまでは第3図におい
て点0〜Aで示すように上昇するが、該作動圧力
がP1に達するとサーボ機構のピストンが移動し
始めることから該作動圧力はほぼ一定で推移し
(点A〜E)、該ピストンがストロークエンドに達
した時点(点E)で再び作動圧力は上昇する。こ
の点A〜Eの期間はサーボ機構のピストンの移動
に伴う回路の容積増大効果によつて圧力がほぼ一
定に維持される期間であつて、これがいわゆるサ
ーボ棚といわれるものである。そして、このよう
なサーボ棚の期間中にクラツチの締結を行なうこ
とにより変速シヨツクが可及的に低減されるもの
である。 ところで、このようなサーボ棚の期間中にクラ
ツチ締結を行なう場合、スロツトルバルブの開度
が少ない低開度領域においては、油圧回路のライ
ン圧がバキユームスロツトルバルブによつて低圧
側に設定されているために作動油の流量も少な
く、サーボピストンの移動速度も遅い。従つて、
サーボ棚の期間が長くなり、このサーボ棚の期間
内でクラツチの締結を十分に完了させることがで
きる。 ところが、スロツトルバルブの開度が大きい高
開度領域においては、ライン圧が低開度領域より
も高圧側に設定されているため作動油の流量が多
く、従つてサーボピストンの移動速度が速くな
り、それだけサーボ棚の期間も短くなる。この結
果、クラツチの締結がサーボ棚の期間内では完了
せず、該サーボ棚から外れて点E−点F間の圧力
急変期にズレ込んで行なわれ、大きな変速シヨツ
クが発生することとなる。 尚、油圧サーボ回路中にアキユームレータを組
込んで流体圧を制御する技術思想は従来公知であ
る(例えば、実開昭58−146101号公報参照)。 (発明の目的) 本発明は上記従来技術の項で指摘した問題点を
解決しようとするもので、低速段から高速段への
シフトアツプ時における変速シヨツクを可及的に
防止するようにした自動変速機の制御装置を提供
することを目的としてなされたものである。 (目的を達成するための手段) 本発明は上記の目的を達成するための手段とし
て、変速歯車機構と、この変速歯車機構の動力伝
達通路を切換えて変速操作する変速切換手段と、
この変速切換手段を操作する流体式アクチユエー
タと、この流体式アクチユエータへの圧力流体の
供給を制御するシフトバルブを備え、上記流体式
アクチユエータのうちの低速段選択用摩擦部材に
これを非作動となす解放圧を供給するとともに、
高速段選択用摩擦部材にこれを作動させる締結圧
を供給することによつて高速段が選択され、また
前記解放圧及び締結圧を抜くことにより低速段が
選択されるようにした自動変速機において、上記
シフトバルブと上記高速段選択用摩擦部材とを連
通させる油圧通路の上記低速段選択用摩擦部材の
解放側に分岐する位置よりも上記シフトバルブ側
に、該シフトバルブから上記分岐位置側に向かう
流体を絞る如く作用する絞りを設けるとともに、
上記シフトバルブに対して上記絞りよりも下流側
位置にはアキユームレータを設けたことを特徴と
している。 (作用) 本発明では上記の手段によつて、低速段から高
速段へのシフトアツプ時には、先ず、アキユムレ
ータが設けられていることから低速段選択用摩擦
部材そのものによる容積増大効果に加えて、この
アキユムレータによる容積増大効果が得られるこ
とから、該低速段選択用摩擦部材の容積増大効果
のみの場合よりもより一層大きな容積増大効果が
期待でき、例えば供給油量を一定とした場合には
容積が増大した分だけ該アキユレータ及びサーボ
機構の作動速度が低下することとなる。 次に、アキユムレータより上流位置に絞りを配
置しているため、該アキユムレータとブレーキの
サーボ機構の開放側にそれぞれ供給される作動油
は適度に絞られて減圧される。従つて、該アキユ
ムレータ及びサーボ機構に供給される作動油の流
量が減少し、該アキユムレータの作動速度及びサ
ーボピストンの作動速度がともに低下することと
なる。 このような、アキユムレータを設けたことによ
り容積増大効果と、絞りを設けたことによる減圧
効果との相乗的効果として、サーボ棚期間がより
一層長期化され、結果的にスロツトル高開度領域
の如く油圧回路のライ圧が比較的高圧に設定され
る領域において高速段選択用摩擦部材の締結を該
サーボ棚期間内で完了させることが可能となる。 (実施例) 以下、第1図ないし第3図を参照して本発明の
好適な実施例を説明すると、第1図には本発明の
実施例に係る自動変速機の動力伝達部とその油圧
制御回路とを示している。 自動変速機の構成 自動変速機は、トルクコンバータ1と、多段歯
車変速機2と、該トルクコンバータ1と多段歯車
変速機2との間に配置されたオーバードライブ用
遊星歯車変速機構3とを有している。 トルクコンバータ1は、エンジン出力軸4に結
合されたポンプ5と、該ポンプ5に対向して配置
されたタービン6と、ポンプ5とタービン6との
間に配置されたステータ13とを有し、さらに該
タービン6にはコンバータ出力軸8が結合されて
いる。また、このコンバータ出力軸8とポンプ5
との間には、ロツクアツプクラツチ9が設けられ
ている。このロツクアツプクラツチ9は、トルク
コンバータ1内を循環する作動油圧力により常時
係合方向に付勢されており、外部からその圧力室
9a内に解放用圧油が供給されることにより解放
且つ保持される。 多段歯車変速機2は、前段遊星歯車機構10と
後段遊星歯車機構11を有し、該前段遊星歯車機
構10のサンギヤ12と後段遊星歯車機構11の
サンギヤ13とは連結軸14により連結されてい
る。多段歯車変速機2の入力軸15は、フロント
クラツチ16(後述するフロントクラツチ用アク
チユエータ41とともに特許請求の範囲中の高速
選択用摩擦部材を構成する)を介して連結軸14
に、またリヤクラツチ17を介して前段遊星歯車
機構10のインターナルギヤ18にそれぞれ連結
されるようになつている。 連結軸14すなわちサンギヤ12,13と変速
機ケースとの間にはセカンドブレーキ19(後述
するセカンドブレーキ用アクチユエータ45とと
もに特許請求の範囲中の低速選択用摩擦部材を構
成する)が設けられている。前段遊星歯車機構1
0のプラネタリキヤリア20と、後段遊星歯車機
構11のインターナルギヤ21とは出力軸22に
連結されている。また、後段遊星歯車機構11の
プラネタリキヤリア23と変速機ケースとの間に
はローリバースブレーキ24とワンウエイクラツ
チ25とが設けられている。 この多段歯車変速機2は従来公知の変速機構を
もつものであつて前進3段、後進1段の変速段を
有し、フロントクラツチ16とリヤクラツチ17
とセカンドブレーキ19とローリバースブレーキ
24とを後述する如く油圧アクチユエータによつ
て適宜に作動させることにより所要の変速段を得
ることができるようになつている。 オーバードライブ用遊星歯車変速機構3は、プ
ラネタリギヤ26を回転自在に支持するプラネタ
リキヤリア27と、ダイレクトクラツチ29を介
してインターナルギヤ30に結合されるサンギヤ
28とを有している。このサンギヤ28と変速機
ケースとの間には、オーバドライブブレーキ31
が設けられ、またインターナルギヤ30は多段歯
車変速機2の入力軸15に連結されている。 このオーバードライブ用遊星歯車変速機構3は
ダイレクトクラツチ29が締結してオーバドライ
ブブレーキ31が解放されたとき、コンバータ出
力軸8と入力軸15とを直結状態で結合し、その
後、該オーバドライブブレーキ31が解放し、ダ
イレクトクラツチ29が解放されたときこれらコ
ンバータ出力軸8と入力軸15とをオーバードラ
イブ結合する如く作用する。 この変速機は、後述する油圧制御回路のマニユ
アルバルブ61を手動によりセレクト操作して、
上記多段歯車変速機2とオーバードライブ用遊星
歯車変速機構3の各摩擦部材(クラツチ及びブレ
ーキ)を適宜に作動させることにより所要の変速
段を得るものであり、その各摩擦部材の制御パタ
ーンは従来構造のものと同様に各レンジ毎に次の
如く設定される。
【表】 油圧制御回路 A:構成 油圧制御回路は、運転者のセレクト操作に応
じて上掲第1表に示す如き作動パターンで各摩
擦部材を作動させて所定の変速段を得ることが
できるよう回路構成をもつものであり、以下、
これを詳述する。 油圧制御回路において符号50は油圧ポンプ
であつて、該油圧ポンプ50から吐出される作
動油は調圧弁62によつて所定圧に調圧され、
圧力ライン101を介してマニユアルバルブ6
1に導入される。 マニユアルバルブ61は、圧力ライン101
に連通可能な5つのポートを有している。即
ち、(D、2、1)の3つのレンジにおいて圧
力ライン101に連通するポートaと、(D、
2)の2つのレンジにおいて圧力ライン101
に連通するポートbと、Rレンジのみにおいて
圧力ライン101に連通するポートcと、(P、
R、2、1)の4つのレンジにおいて圧力ライ
ン101に連通するポートdと、(R、1)の
2つのレンジにおいて圧力ライン101と連通
するポートeとを有している。 ポートaは、ライン111に接続されてい
る。このライン111は、そのライン端部にお
いて3つのパイロツトライン即ち、1−2シフ
トバルブ63の作動を制御する1−2シフトソ
レノイドバルブ51と絞り86を備えた第1パ
イロツトライン102と、2−3シフトバルブ
64(特許請求の範囲中のシフトバルブに該当
する)の作動を制御する2−3シフトソレノイ
ドバルブ52と絞り87を備えた第2パイロツ
トライン103と、3−4シフトバルブ65の
作動を制御する3−4シフトソレノイドバルブ
53と絞り88を備えた第3パイロツトライン
104に分岐されている。 尚、この各ソレノイドバルブ51,52,5
3はそれぞれON作動(励磁)することによ
り、それぞれドレンライン105,106,1
07を閉塞して該各パイロツトライン102,
103,104にそれぞれパイロツト圧を立た
せ、これによつて各シフトバルブ63,64,
65をそれぞれOFF位置(右動位置)からON
位置(左動位置)に移動させてそれぞれ関連す
る摩擦要素の油圧回路を開閉するものであつ
て、その作動パターンの下掲の第2表の如く各
レンジ及び変速段に応じて設定されている。
【表】 尚、この場合、3−4シフトソレノイドバル
ブ53は、Dレンジでの1速及び2速時にはそ
れぞれOFF位置とされるが、1レンジ及び2
レンジでの1速及び2速時には( )書きの如
くそれぞれON位置とされる。これは、1レン
ジ及び2レンジにおいて後述する如く3−4シ
フトソレノイドバルブ53をON位置に設定し
て後述するバツクアツプコントロールバルブ7
0にパイロツト圧を負荷させるようにするため
のものである。 第1パイロツトライン102は、上記1−2
シフトソレノイドバルブ51の下流側におい
て、1−2シフトバルブ63の右端部(パイロ
ツト圧負荷部)に連通する第1分岐ライン10
2aとカツトバツクバルブ66の右端部(パイ
ロツト圧負荷部)に連通する第2分岐ライン1
02bの2つのラインに分岐されている。 1−2シフトバルブ63の両端部には、ライ
ン111から分岐するライン112及び該ライ
ン112からさらに分岐するライン113を介
してライン圧が、また1−2シフトバルブ63
の中間部には、マニユアルバルブ61のポート
eに連通するライン122を介してライン圧が
それぞれ導入されるようになつている。尚、こ
のライン122は、1−2シフトバルブ63が
OFF位置にある時、即ち、変速位置が1速位
置にある場合においてライン123と連通せし
められる。 又、このライン123は、ローリバースブレ
ーキ用アクチユエータ44には接続されてい
る。これに対して、ライン113は、1−2シ
フトバルブ63がON位置にある、即ち、変速
位置が1速以外の変速位置にある場合にライン
161に連通せしめられる。 このライン161は、特許請求の範囲中の低
速選択用摩擦部材を構成するセカンドブレーキ
用アクチユエータ45の締結側45Aに接続さ
れている。又、このライン161には、レデユ
ーシングバルブ68によつて背圧が制御される
アキユームレータ79とワンウエイオリフイス
82が設けられている。 2−3シフトバルブ64は、その右端部に接
続されたライン103から導入されるパイロツ
ト圧によつてON−OFF制御されるようになつ
ている。この2−3シフトバルブ64には、上
記マニユアルバルブ61のポートbに連通する
ライン121と、ポートcに連通するライン1
31がそれぞれ接続されている。 このライン121とライン131のうち、ラ
イン121は2−3シフトバルブ64のON位
置(即ち、3速又は4速の変速位置)において
ライン132に、またライン131は2−3シ
フトバルブ64のOFF位置(即ち、1速又は
2速の変速位置)においてライン132にそれ
ぞれ択一的に連通せしめられるようになつてい
る。尚、ライン131には、レデユーシングバ
ルブ67とワンウエイバルブ85が並列的に接
続されている。 ライン132は、その下流側において、特許
請求の範囲中の高速選択用摩擦部材を構成する
フロントクラツチ用アクチユエータ41に接続
するライン136と、上記セカンドブレーキ用
アクチユエータ45の解放側45Bに接続する
ライン138とに分岐されている。このライン
132の上記分岐部より上流側には2−3シフ
トバルブ64側から分岐部に向かう作動油を絞
る如く作用するワンウエイオリフイス74(特
許請求の範囲中の絞りに該当する)が取付けら
れている。 又、ライン138の上記分岐部の直下流位置
には、セカンドブレーキ用アクチユエータ45
側から2−3シフトバルブ64側に向かう方向
の作動油を絞る如く作用するワンウエイオリフ
イス75が取付けられている。さらに、このラ
イン132の上記分岐部とワンウエイオリフイ
ス74の中間位置と、ライン138の上記ワン
ウエイオリフイス75より下流位置との間に
は、バキユームスロツトルバルブ69からライ
ン155を介して導入されるパイロツト圧によ
つて作動せしめられる3−2タイミングバルブ
72を備えたライン140と、ガバナ47のプ
ライマリ部47Bからライン163を介して導
入されるパイロツト圧によつて作動せしめられ
る3−2タイミングバルブ73を備えたライン
137とが並列的に接続されている。又、ライ
ン138の上記ライン137,138の分岐部
よりさらに下流側にはワンウエイオリフイス8
3が設けられている。 さらに、上記ライン136には、上記ライン
132から分岐するライン139を介して供給
されるライン圧によつて背圧が制御されるアキ
ユームレータ78(特許請求の範囲中のアキユ
ームレータに該当する)が、該アキユームレー
タ78から流出する作動油を絞る如く作用する
ワンウエイオリフイス81を介して接続されて
いる。尚、このアキユームレータ78の背圧制
御は上記レデユーシングバルブ67によつて行
われる。 第3パイロツトライン104は、上記3−4
シフトソレノイドバルブ53の下流側におい
て、上記3−4シフトバルブ65の右端部に連
通する第1分岐ライン104aと後述するバツ
クアツプコントロールバルブ70にパイロツト
圧を導く第2分岐ライン104bの2つの分岐
ラインに分岐されている。 3−4シフトバルブ65の中間部には、上記
圧力ライン101から分岐するライン141が
接続されている。このライン141は、3−4
シフトバルブ65のOFF位置(即ち、4速以
外の変速位置)においてライン142に連通せ
しめられる。このライン142は、その下流側
において、ダイレクトクラツチ用アクチユエー
タ42に連通するライン143とオーバライブ
ブレーキ46の解放側46Bに連通するライン
144の2つのラインに分岐されており、また
該分岐部より上流側位置には圧力スイツチ90
が取付けられている。又、ライン143にはア
キユームレータ77が設けられている。尚、オ
ーバドライブブレーキ46の締結側46Aは、
ライン148を介して上記圧力ライン101に
連通せめられている。 一方、3−4シフトバルブ65の左端部に
は、上記マニユアルバルブ61のポートdに連
通するライン151が接続されており、該3−
4シフトバルブ65のスプールは、Dレンジ以
外のセレクト位置においては該ライン151を
介して導入されるライン圧によつて強制的に
OFF位置に位置決めされ且つ保持される。又、
このライン151から分岐して上記バキユーム
スロツトルバルブ69に連通するライン152
には、スロツトルバツクアツプバルブ71とバ
ツクアツプコントロールバルブ70とが直列に
しかも該バツクアツプコントロールバルブ70
がスロツトルバツクアツプバルブ71よりも下
流側に位置するようにして取付けられている。
このスロツトルバツクアツプバルブ71は、2
レンジ及びレンジにおいてライン152に立つ
ライン圧をバキユームスロツトルバルブ69に
作用させ、該バキユームスロツトルバルブ69
を介して上記調圧弁62を圧力上昇方向に駆動
してライン圧を高める如く作用するものであ
る。 又、バツクアツプコントロールバルブ70
は、上記スロツトルバツクアツプバルブ71と
バキユームスロツトバルブ69の間にあつて、
上記分岐ライン104bにパイロツト圧が立つ
た位地、即ち、3−4シフトソレノイドバルブ
53のON作動時に上記ライン152を開通さ
せて該スロツトルバツクアツプバルブ71にお
るライン圧上昇作用を可能ならしめる如く作用
する。 上記ライン112は、その下流端部において
リヤクラツチ用アクチユエータ43に連通する
ライン116と、ガバナ47のセカンダリ部4
7Aに連通するライン117の2つのラインに
分割されている。このライン116には、アキ
ユームレータ80とワンイウエイオリフイス8
4がそれぞれ設けられている。さらに、このラ
イン112から分岐するライン114には上記
アキユームレータ79の背圧調整用のレデユー
シングバルブ68が設けられている。 さらに、ライン149は、その途中にロツク
アツプバルブ76と絞り91を備えたライン1
46を介して上記ロツクアツプクラツチ9の作
動室9aに連通せしめられている。このロツク
アツプバツブ76のパイロツトライン145に
は絞り89とロツクアツプソレノイドバルブ5
4とが設けられており、該ロツクアツプクラツ
チ9はこのロツクアツプソレノイドバルブ54
がON作動してライン145にパイロツト圧が
立ち、そのスプールによりライン146がドレ
ンされた時に締結されるようになつている。 尚、この実施例においてはDレンジの2速か
ら4速の間だけでロツクアツプクラツチ9を締
結させるようにしている。 B:作動並びにその作用 上述の如き動力伝達部分と油圧制御回路とを
備える自動変速機Zは第2図に示す如く油圧制
御回路の3つのシフトソレノイドバルブ51,
52,53とロツクアツプソレノイドバルブ5
4を、スロツトル開度信号、エンジン回転数信
号等の種々のエンジン状態検出要素に基づいて
コントローラから出力される制御信号によりそ
れぞれ第2表に示す制御パターンでON−OFF
制御することによつて各摩擦部材が第1表に示
す作動パターンに従つて差多し、所定の変速段
が得られるものである。 さらに、この実施例のものにおいては、本発
明を適用して、Dレンジでの2速走行(即ち、
フロントクラツチ16がOFFでセカンドブレ
ーキ19がONの状態)から3速走行(即ち、
フロントクラツチ16がONでセカンドブレー
キ19がOFFの状態)へのシフトアツプ時に
おいて従来発生しがちであつた変速シヨツクを
可及的に防止するようにしている。以下、Dレ
ンジの2速走行から3速走行にシフトアツプす
る場合について油圧回路の各部材の作動並びに
その作用を簡単に説明する。 a:2速走行時 この場合には、マニユアルバルブ61のポ
ートaとポートbが圧力ライン101に連通
しており、また3個のソフトソレノイドバル
ブ51,52,53のうち、1−2シフトソ
レノイドバルブ51がON位置で、2−3シ
フトソレノイドバルブ52と3−4シフトソ
レノイドバルブ53がOFF位置にある。こ
のため、1−2シフトバルブ63においては
ライン113とライン161が連通してセカ
ンドブレーキ用アクチユエータ45と締結側
45Aにライン圧が負荷され、また2−3シ
フトバルブ64においてはライン121とラ
イン132とが非連通とされており、フロン
トクラツチ用アクチユエータ41とセカンド
ブレーキ用アクチユエータ45の解放側45
Bにはともにライン圧は導入されていない。
従つて、フロントクラツチ16は解放され、
セカンドブレーキ19は締結されている。 尚、この際、セカンドブレーキ用アクチユ
エータ45の締結時には、アキユームレータ
79の容積増大効果により設けられ、これに
より該セカンドブレーキ用アクチユエータ4
5の締結がスムーズに行なわれる。 又、3−4シフトバルブ65においては、
ライン142がライン141に連通せしめら
れ、ライン151がドレンされている。従つ
て、ダイレクトクラツチ29は締結される。
一方、オーバトライブブレーキ46において
は、圧力ライン101を介してその締結側4
5Aにライン圧が導入され、また解放側46
Bにはライン144を介してライン圧が導入
されており、従つて、オーバドライブブレー
キ31は開放状態にある。 さらに、ライン112にはライン圧が導入
されており、従つて、リヤクラツチ17は締
結状態にある。このように各摩擦要素が作動
することによりDレンジでの2速走行が実現
されている。 b:3速走行へのセレクト 2速走行から2速走行へのシフトアツプは
2−3シフトソレノイドバルブ52がOFF
からONに切換わり、1−2シフトアツプソ
レノイドバルブ51がON位置、3−4シフ
トソレノイドバルブ53がOFF位置のまま
保持されることにより行なわれる。 従つて、この場合には、1−2シフトバル
ブ63と3−4シフトバルブ65においては
上記2速走行時と同じであるが、2−3シフ
トバルブ64においてはライン121とライ
ン132とが連通し、ライン圧がフロントク
ラツチ用アクチユエータ41とセカンドブレ
ーキ用アクチユエータ45の解放側45Bに
それぞれ導入される。このため、フロントク
ラツチ16が開放状態から締結され、またセ
カンドブレーキ19が締結状態から開放され
る。また、リヤクラツチ17とロツクアツプ
クラツチ9とダイレクトクラツチ29は締結
状態のまま、ローリバースブレーキ24とオ
ーバドライブブレーキ31は開放状態のまま
それぞれ保持される。 ところで、この際、スロツトル開度が大き
いと即ち、高負荷運転状態であるとバキユー
ムスロツトバルブ69の作用によりライン圧
が高めに設定されるため、セカンドブレーキ
用アクチユエータ45のサーボピストンの移
動速度が早くなり、フロントクラツチ16の
締結が棚圧期間内で終了せず大きな変速シヨ
ツクが発生するおそれのあることは既述の通
り(従来技術の項参照)である。ところが、
この実施例のものにおいては本発明を適用し
てライン136にアキユームレータ78を、
またライン132にワンウエイオリフイス7
4をそれぞれ設けているため、このような変
速シヨツクの発生が可及的に防止される。 即ち、先ずワンウエイオリフイス74の絞
り効果によりセカンドブレーキ用アクチユエ
ータ45の解放側45B、フロントクラツチ
用アクチユエータ41及び上記アキユームレ
ータ78に導入される油圧がライン圧よりも
減圧される。これにより、上記セカンドブレ
ーキ用アクチユエータ45のサーボピストン
及びアキユームレータ78のピストンの移動
速度がそれぞれ抑えられることとなる(減圧
効果の実現)。 さらに、ライン138と連通するライン1
36にアキユームレータ78を設けているた
め、セカンドブレーキ用アクチユエータ45
の解放側45B側の容積が該アキユームレー
タ78の容積分だけ実質的に増大せしめられ
ることとなる。このため、該セカンドブレー
キ用アクチユエータ45のサーボピストンと
アキユームレータ78のピストンの移動速度
が抑えられることとなる(容積増大効果の実
現) このように、ワンウエイオリフイス74に
よる減圧効果とアキユームレータ78による
容積増大効果とが相互に働きあうことで、サ
ーボ棚の形成に直接関係する上記セカンドブ
レーキ用アクチユエータのサーボピストン及
びアキユームレータ78のピストンの移動速
度が低下せしめられ、結果的に、第3図にお
いて曲線O−A−E−B−C−Dで示す如
く、従来(即ち、ワンウエイオリフイス74
及びアキユームレータ79を設けない場合)
は点Aから点E合の範囲aの間しかサーボ棚
が発生しなかつたものが、点Aから点Bまで
の範囲b(範囲b>範囲a)までサーボ棚期
間が持続されることとなる。 従つて、例えライン圧が高くサーボピスト
ンの移動速度が早められる傾向のあるエンジ
ンの高負荷運転時であつても上記フロントク
ラツチ用アクチユエータ41の締結を上記サ
ーボ棚の期間内で確実に完了することがで
き、結果的にフロントクラツチ用アクチユエ
ータ41の締結がサーボ棚を越えて圧力急変
領域までズレ込む場合に比して該フロントク
ラツチ用アクチユエータ41の締結がよりス
ムーズに且つソフトに行なわれ、それだけ変
速チエツクが可及的に防止されることとなる
ものである。 尚、アキユームレータ79は、セカンドブ
レーキ19の締結時のみ作用し、その開放時
には作用しないため、該セカンドブレーキ1
9の迅速な開放が担保される。従つて、3速
から2速へのシフトダウン時におけるフロン
トクラツチ16の開放タイミングとセカンド
ブレーキ19の締結タイミングの不適正によ
る不具合即ち、フロントクラツチ16の開放
が遅れて該フロントクラツチ16とセカンド
ブレーキ19の両方が一時的に締結されエン
ジン回転数が落ち込んだり、逆にフロントク
ラツチ16の開放が早すぎて該フロントクラ
ツチ16とセカンドブレーキ19とがともに
開放状態となりエンジン回転数が急激に吹き
上がる等の不具合が未然に防止されるもので
ある。 尚、アキユーム77はナイレクトクラツチ
29の、またアキユームレータ80はリヤク
ラツチ17の締結時においてそれぞれサーボ
棚を作り、その締結時のシヨツクを緩和する
如く作用する。 (発明の効果) 本発明の自動変速機の制御装置は、変速歯車機
構と、この変速歯車機構の動力伝達経路を切換え
て変速操作する変速切換手段と、この変速切換手
段を操作する流体式アクチユエータと、この流体
式アクチユエータへの圧力流体の供給を制御する
シフトバルブを備え、上記流体式アクチユエータ
のうちの低速段選択用摩擦部材にこれを非作動と
なす解放圧を供給するとともに、高速段選択用摩
擦部材にこれを作動させる締結圧を供給すること
によつて高速段が選択され、また前記解放圧及び
締結圧を抜くことにより低速段が選択されるよう
にした自動変速機において、上記シフトバルブと
上記高速段選択用摩擦部材とを連通させる油圧通
路の上記低速段選択用摩擦部材の解放側に分岐す
る位置よりも上記シフトバルブ側に、該シフトバ
ルブから上記分岐位置側に向かう流体を絞る如く
使用する絞りを設ける一方、上記シフトバルブに
対して上記絞りよりも下流側位置にはアキユーム
レータを設けたことを特徴としている。 従つて、本発明の自動変速機の制御装置によれ
ば、低速段から高速段へのシフトアツプ時には、
低速段選択用摩擦部材の解放側及びアキユウムレ
ータに導入される油圧に対する絞りによる減圧効
果と、アキユームレータによるさらなる油圧回路
の容積増大効果との相乗作用により、油圧変化の
ほとんどない棚期間が可及的に長くなり、スロツ
トル高開度領域の如く油圧回路のライン圧が比較
的高圧に設定される領域においても高速段選択用
摩擦部材の締結を該棚期間内で完了させることが
可能であり、特にスロツトル高開度領域でのシフ
トアツプ時における変速シヨツクをより効果的に
防止し得るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る制御装置を備え
た自動変速機のシステム図、第2図は第1図に示
した自動変速機の制御系統図、第3図は作動油圧
の特性図である。 1……トルクコンバータ、2……多段歯車変速
機、3……遊星歯車変速機構、10……前段遊星
歯車機構、11……後段遊星歯車機構、16……
フロントクラツチ、17……リヤクラツチ、19
……セカンドブレーキ、24……ローリバースブ
レーキ、29……ダイレクトクラツチ、31……
オーバドライブブレーキ、41……フロントクラ
ツチ用アクチユエータ、42……ダイレクトクラ
ツチ用アクチユエータ、43……リヤクラツチ用
アクチユエータ、44……ローリバースブレーキ
用アクチユエータ、45……セカンドブレーキ用
アクチユエータ、46……オーバドライブブレー
キ、47……ガバナ、51……1−2シフトソレ
ノイドバルブ、52……2−3シフトソレノイド
バルブ、53……3−4シフトソレノイドバル
ブ、54……ロツクアツプソレノイドバルブ、6
1……マニユアルバルブ、62……調圧弁、63
……1−2シフトバルブ、64……2−3シフト
バルブ、65……3−4シフトバルブ、69……
バキユームスロツトルバルブ、74……ワンウエ
イオリフイス(絞り)、78……アキユームレー
タ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 変速歯車機構と、この変速歯車機構の動力伝
    達経路を切換えて変速操作する変速切換手段と、
    この変速切換手段を操作する流体式アクチユエー
    タと、この流体式アクチユエータへの圧力流体の
    供給を制御するシフトバルブを備え、上記流体式
    アクチユエータのうちの低速段選択用摩擦部材に
    これを非作動となす解放圧を供給するとともに、
    高速段選択用摩擦部材にこれを作動させる締結圧
    を供給することによつて高速段が選択され、また
    前記解放圧及び締結圧を抜くことにより低速段が
    選択されるようにした自動変速機において、上記
    シフトバルブと上記高速段選択用摩擦部材とを連
    通させる油圧通路の上記低速段選択用摩擦部材の
    解放側に分岐する位置よりも上記シフトバルブ側
    に、該シフトバルブから上記分岐位置側に向かう
    流体を絞る如く作用する絞りが設けられ、さらに
    上記シフトバルブに対して上記絞りよりも下流側
    位置にはアキユームレータが設けられていること
    を特徴とする自動変速機の制御装置。
JP60157576A 1985-07-16 1985-07-16 自動変速機の制御装置 Granted JPS6217456A (ja)

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JPH0477182B2 true JPH0477182B2 (ja) 1992-12-07

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5533934A (en) * 1978-08-30 1980-03-10 Nissan Motor Co Ltd Shock reducer for automatic transmission
JPS59183160A (ja) * 1983-03-31 1984-10-18 Aisin Seiki Co Ltd 自動変速機の制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5533934A (en) * 1978-08-30 1980-03-10 Nissan Motor Co Ltd Shock reducer for automatic transmission
JPS59183160A (ja) * 1983-03-31 1984-10-18 Aisin Seiki Co Ltd 自動変速機の制御装置

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